JPH07330308A - 短波長紫外線ランプ - Google Patents

短波長紫外線ランプ

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Publication number
JPH07330308A
JPH07330308A JP6123460A JP12346094A JPH07330308A JP H07330308 A JPH07330308 A JP H07330308A JP 6123460 A JP6123460 A JP 6123460A JP 12346094 A JP12346094 A JP 12346094A JP H07330308 A JPH07330308 A JP H07330308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
ozone
wavelength
light
lamp part
Prior art date
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Pending
Application number
JP6123460A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Tajima
俊男 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Denki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Denki Co Ltd filed Critical Sankyo Denki Co Ltd
Priority to JP6123460A priority Critical patent/JPH07330308A/ja
Publication of JPH07330308A publication Critical patent/JPH07330308A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプの長さを変えることなく,生成可能な
オゾン量を変えることが出来,また殺菌効果を低下させ
ることがないオゾンランプを提供する。 【構成】 照射によりオゾンを生成するオゾンランプに
おいて,波長184.9 nmの紫外線を透過する部材からなる
第1ランプ部と,前記波長184.9 nmの紫外線を透過しな
い部材からなる第2ランプ部とを一体的に構成したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は,オゾンを生成可能な短波長紫外
線ランプに関し,より詳しくは適度な濃度のオゾンを生
成可能な短波長紫外線ランプに関する。
【0003】
【従来の技術】今日,脱臭装置として種々のものが開発
されているが,その中でも空気中の酸素からオゾンを生
成させ,オゾンの脱臭性を利用する脱臭装置は,脱臭効
果が高いために公衆トイレ等に広く使用される他,近年
では養豚,養鶏場等の高い脱臭効果を求められる場所に
も使用が研究されている。
【0004】上記脱臭装置は,短波長紫外線ランプ(以
下「オゾンランプ」という)を使用し,所定波長(184.
9 nm)の紫外線を照射することによって空気中の酸素を
オゾンに変えるものであり,これは紫外線を照射する殺
菌ランプを一般石英で構成することにより,前記波長の
紫外線を透過するように構成したものである。
【0005】上記オゾンランプはオゾン生成量がランプ
長さに略比例する。従って,オゾン濃度を調節したいと
きはランプ長さの異なるものを使用すればよい。しか
し,オゾンランプの長さは取り付ける機器によって決ま
っており,これを変えることは出来ない。
【0006】そのために,従来はオゾン濃度を低くした
い場合には,図5に示すように,オゾンランプ50の一部
をアルミ箔やアルミテープ等のカバー51によって覆い,
該カバー51で覆った部分から前記波長の紫外線が照射さ
れないようにして生成されるオゾン量が少なくなるよう
にしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
ようにオゾンランプをカバー51で覆うと,該部分から放
熱し難くなる。そのために,照射によってランプ表面温
度が高くなり,その結果としてランプ寿命が短くなって
しまうという問題があった。
【0008】また,オゾンランプを照射すると,該ラン
プは前記184.9 nmの波長の紫外線のみならず,殺菌効果
のある波長253.7 nmの紫外線も透過し,脱臭効果の他に
殺菌効果が得られるのが一般的である。しかし,前記の
ようにカバー51で覆われた部分からは波長184.9 nmの紫
外線を透過しないのみならず,波長253.7 nmの紫外線も
透過しなくなるために,オゾンランプによって得られる
殺菌効果が低下してしまうものであった。
【0009】本発明は従来の上記課題を解決するもので
あり,その目的とするところは,ランプの長さを変える
ことなく,生成可能なオゾン量を変えることが出来,ま
た殺菌効果を低下させることがないオゾンランプを提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は,照射によりオゾンを生
成するオゾンランプにおいて,波長184.9 nmの紫外線を
透過する部材からなる第1ランプ部と,前記波長184.9
nmの紫外線を透過しない部材からなる第2ランプ部とを
一体的に構成したことを特徴としてなる。
【0011】
【作用】上記構成にあっては,第1ランプ部からオゾン
を生成する波長184.9 nmの紫外線が照射され,第2ラン
プ部からは前記波長の紫外線が照射されない。このた
め,ランプの一部をカバー等で覆わなくても生成するオ
ゾン量を減少させることが出来る。
【0012】また,第1ランプ部を一般石英で構成する
と共に,第2ランプ部をオゾンレス石英で構成すること
により,第1ランプ部及び第2ランプ部の双方から殺菌
効果のある紫外線は照射して,殺菌効果を得ることが可
能となる。
【0013】
【実施例】次に本発明の一実施例に係るオゾンランプ
を,図1乃至図4を参照して具体的に説明する。尚,図
1は本実施例に係るオゾンランプの斜視説明図であり,
図2は一般石英とオゾンレス石英の紫外線透過率を示す
グラフであり,図3は本実施例に係るオゾンランプの製
造工程を示す説明図,図4は実験結果を示す説明図であ
る。
【0014】このオゾンランプは,図1に示すように,
石英ガラス管1の両端に電極2を有するステム3及び口
金4を取り付けて構成してあり,両電極間2に電圧を印
加して所定波長の紫外線を照射するものである。
【0015】ここで,本実施例にあっては前記石英ガラ
ス管1は第1ランプ部Aと第2ランプ部Bとからなり,
第1ランプ部Aは一般石英によって構成してあり,第2
ランプ部Bはオゾンレス石英によって構成してある。前
記一般石英は,図2に示すように,波長184.9 nmの紫外
線を良好に透過するが,オゾンレス石英は波長184.9nm
の紫外線を透過しない性質を有している。従って,第1
ランプ部Aの部分からは前記波長の紫外線が照射され,
この紫外線によって空気中の酸素が分解されてオゾンが
生成される。一方,第2ランプ部Bの部分からは前記波
長の紫外線が照射されないために,該部分の照射によっ
てはオゾンは生成されない。
【0016】従って,ランプ全長から波長184.9 nmの紫
外線が照射されるオゾンランプに対し,本実施例のオゾ
ンランプは第2ランプ部Bをカバーで覆ったのと同一の
効果が得られ,生成されるオゾン量が少なくなる。そし
て,本実施例の構成にあっては従来のようにカバーで覆
うものでないために,第2ランプ部B部分での放熱効果
も良好であり,ランプ寿命を短縮することがない。
【0017】また,図2に示すように,一般石英とオゾ
ンレス石英は,共に波長253.7 nmの紫外線を良好に透過
するために,本実施例にあっては第1ランプ部A及び第
2ランプ部Bの双方から殺菌効果を有する波長253.7 nm
の紫外線が照射される。このために,第1ランプ部Aの
長さを使用条件に応じて設定することにより,殺菌効果
を低下させることなく,生成されるオゾン量を調節する
ことが出来る。
【0018】次に本実施例に係るオゾンランプの製造工
程について,図3を参照して説明する。
【0019】まず一般石英によって所定長さLA のガラ
ス管1aを構成すると共に,オゾンレス石英によって長
さLB のガラス管1bを構成する。そして前記2個のガ
ラス管1a,1bを端部において溶着一体化して1本の
ガラス管を構成する(図3(a)(b))。
【0020】後は通常のオゾンランプを製造する工程と
同様であり,電子放射物質を付着させた電極2を取り付
けたステム3を構成し,このステム3をガラス管の両端
に加熱融着してガラス管を封止する(図3(c)
(d))。そして,排気管1cから真空ポンプによって
管内の空気等を吸い出すと共に、紫外線を出すための僅
かの水銀とアルゴンガス等の希ガスを封入した後に該排
気管1cをチップオフし(図3(e)),最後にガラス
管の両端に接着剤を詰めた口金4を取り付けて第1ラン
プ部Aと第2ランプ部Bとを有するオゾンランプを完成
させる。
【0021】上記のようにして製造したオゾンランプに
おいて,図4(a)に示すように,オゾンランプの全長
L0 (電極間長さ)に対する第1ランプ部Aの長さL1
(電極2から第2ランプ部との溶着部までの長さ)を変
えた場合のオゾン生成量変化の実験結果を図4(b)を
示す。尚,一般石英としてT2030(商品名,東芝セ
ラミック製),オゾンレス石英としてT2130(商品
名,東芝セラミック製)等が使用可能である。
【0022】図4(b)からも明らかなように,第1ラ
ンプ部Aの長さを変化させることにより,生成されるオ
ゾン量が変化する。従って,全長L0 が一定のオゾンラ
ンプであっても,オゾン生成量を使用条件に応じて最適
な値にし得るオゾンランプを提供することが出来る。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述したように,波長184.9 nm
の紫外線を透過する第1ランプ部と,前記波長184.9 nm
の紫外線を透過しない第2ランプ部とを一体化してオゾ
ンランプを構成したために,ランプの全長を変えること
なく,第1ランプの長さを変えることによって生成する
オゾン量を調節することが出来る。そして,従来のよう
にランプの一部をカバー等で覆うことがないために,放
熱性が良好であり,ランプ寿命が短縮されることがな
い。
【0024】また,第1ランプ部を一般石英で構成する
と共に,第2ランプ部をオゾンレス石英で構成すること
により,ランプの全長からから殺菌効果のある紫外線は
照射し得るために,殺菌効果を低下させることなく,オ
ゾン生成量を調節することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るオゾンランプの斜視説明図であ
る。
【図2】一般石英とオゾンレス石英の紫外線透過率を示
すグラフである。
【図3】本実施例に係るオゾンランプの製造工程を示す
説明図である。
【図4】実験結果を示す説明図である。
【図5】従来技術に係るオゾン生成量調節構成の説明図
である。
【符号の説明】
A…第1ランプ部 B…第2ランプ部 1…ガラス管 2…電極 3…ステム 4…口金

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射によりオゾンを生成する短波長紫外
    線ランプにおいて,波長184.9 nmの紫外線を透過する部
    材からなる第1ランプ部と,前記波長184.9nmの紫外線
    を透過しない部材からなる第2ランプ部と,を一体的に
    構成したことを特徴とする短波長紫外線ランプ。
  2. 【請求項2】 前記第1ランプ部は波長184.9 nmの紫外
    線を透過する一般石英で構成し,前記第2ランプ部は波
    長184.9 nmの紫外線を透過せず,且つ波長253.7 nmの紫
    外線を透過するオゾンレス石英で構成し,前記一般石英
    とオゾンレス石英とを溶着して一体化したことを特徴と
    する請求項1記載の短波長紫外線ランプ。
JP6123460A 1994-06-06 1994-06-06 短波長紫外線ランプ Pending JPH07330308A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106974165A (zh) * 2017-04-28 2017-07-25 山东广达源照明电器有限公司 一种果蔬杀菌消毒及降解化学药剂的设备及方法
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