JPS6023806B2 - 成長中の植物を有する重合土壌およびその形成方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的には植物を成長させ売買することの改
良に関し、詳細には植物を成長させるための改良された
±壌プラグの提供に関し、土壌プラグおよび植物は、小
売りで売られるものであって鰭入者によって装飾ハンガ
ー、板皿などで使用される。

従来は、標準的実情において、販売される植物は裸の根
の状態または板の周囲に土壌塊をつけて提供されている
。

多くの植物は、裸の根の状態で容易に取扱うことはでき
ない。根の周りにそのままの土壌の塊りが必要である。
このような場所には、土壌の塊の平箱または他の容器と
その中に入れた植物が提供され、それは植えた植物、実
生の観葉植物、鏡棄権物切枝、或る種の種苗ストック、
および野菜収穫用の多種類の移植物の場合などである。
従来の実情における困難は、次のようなものである。

士嬢の塊は極端な注意をもって取扱う必要があった。そ
して輸送に耐えることはできなかった。すなわち、土壌
のブロックは、取扱中および出荷中に崩れて落下する。
このような植物を取扱う一つの従来の方法は、弛し、土
壌を入れたプラスチック袋を使用し、成長しつつある植
物をその中から延ばしている。

このような装置の例は、米国特許第３１７２２３４号お
よび第３３６２１０６号の各明細書に開示されている。
更に他の従来装置においては、土壌はプラスチック樹脂
を使用して安定化されていて、このような土壌安定化材
料とその方法の例は、米国特許第３３３６１２ｙ号、第
３３７３００計号および第３４７２６４４号の各明細書
に開示されている。

これらの従来の土壌安定化方法のいづれも、その中に成
長中の植物を入れて土壌を安定化することはできなかっ
た。その理由は、安定化樹脂の作用中に存在する成分の
或るものは成長する植物にとって有害かつ致命的である
からである。特に、士嬢を安定化するための樹脂系に使
用される共通溶剤のうちの一つは、アセトンであって、
これは１９５４手サンフランシスコ市Ｗ．日．フリーマ
ン．アンド・カンパニー出版のＥ．Ｌ．オジンスキー他
の細菌生理学入門（Ａｎｌｎｔｒｏｄ肌ｔｉｏｎＴｏ母
ｃｔｅｒｊａＩ Ｐｈｙｓｉｏｌｏｇｙ）第９９頁を参
照すれば分るように植物に対して非常に有害である。本
発明は、重合土壌塊、成長中の植物を入れた重合土壌プ
ラグおよびかようなプラグを作る方法を提供し、かつ貯
蔵するための包装（パッケージ）、かような土壌プラグ
の販売およびそれを利用するためのハンガーおよび合板
に関するものである。

本発明は、より具体的には、スポンジ状の連続気胞の親
水性重合体の本体とスポンジ状重合体の前記本体の全体
に分散された或る量の土壌類似材料粒子とから本質的に
なるものであって、このものは、或る量の合成有機プラ
スチック樹脂をその場所で反応させて土壌類似材料の前
記粒子に結合したスポンジ状の連続気胞の親水性重合体
の前記本体を形成させて結合性の土壌魂にし、ここにお
いて前記樹脂はィソシアネートとジオールとの反応生成
物であり、かつ前記樹脂は乾燥重量で前記土壌塊の約２
０乃至約８０％をなし、それによって一体的な自己支持
性の重合された土壌塊を提供するようにされたものであ
ることを特徴とする重合土壌塊を提供するものである。

尚、このような本発明の重合士磯塊におけるジオールに
代えてトリオール以上のポリオールを用いた重合土壌塊
はジオールを用いた本発明のものに比べて高度に架橋さ
れたゲル状網目構造を有するものとなるためか、例えば
、実際に成長中の植物を入れた土壌プラグの形態とした
ような場合、土壌安定性、植物育成効果等に関して好ま
しくない結果をもたらす。この土壌類似材料の量は、好
ましくは、全体として多孔性保持能力と、水保持能力と
、イオン交換能力と、ｐＨ緩和能力とを持っている。尚
、上記の重合土壌塊またはプラグの包装は、完全密封さ
れた可榛・性の透明包装と、その中に成長中の植物に対
して水分をあたえる水で本質的に飽和された土壌塊また
はプラグと、前記密封された包装内で二酸化炭素を増加
させ、かつ成長中の植物の上部に接触する雰囲気とから
なる。

本発明は、更に重合土壌プラグを形成してその中に成長
中の植物を入れ込む方法に関するものであって、下記の
工程を持っている。

上端部を閉口し、その下端部を閉鎖した成形型を用意す
る工程、樹脂隣型剤をその成形型の内面に適用する工程
、土壌類似材料の粒子の或る量と合成有機プラスチック
樹脂の或る量を準備する工程、土壌類似材料と合成有機
プラスチック樹脂との水性スラリーを形成する工程、成
形型内にこのスラリ−の或る量を入れて、成長中の植物
の根を成形型内のスラリー中に入れる工程、成長中の楯
物をスラリーの上面から延びた支持樺で支持し、その間
、樹脂はその場で反応して、その中の土壌類似材料の粒
子の該量を結合してスポンジ状の連続気胞の親水性重合
体をプラグ状に形成して根をプラグ内に結合する工程で
ある。

上記の本発明の方法により得られた成長中の植物を入れ
た重合土壌プラグはハンガーの形態とすることができる
。

それは、合成有機プラスチック樹脂のスポンジ状の連続
気胞の親水性重合体の本体内に結合された或る畳の土壌
類似材料の粒子と、この本体は取付けられ、本体を或る
支持体上に装架するために本体から外方に突出する取付
部材と、成長中の植物を受容するために本体の側部に設
けた複数個の開孔とを有し、本体の上端部は、その中に
水の供給源を持ち、少なくともその下面は本体と接触し
ていて本体を通って水を関孔内の植物に供給し、滴下す
る水を捕捉し保持するために本体の下方に配置され取付
けられている捕水皿を持っているものである。複数個の
多孔性プラグを関孔内にそれぞれ配置してもよく、その
各々はその中に成長中の植物を持ち、本体とその関連す
る多孔性プラグを介して給水源からの水を受けることが
できる。また、成長中の植物を入れた重合土壌プラグは
合板の形態とすることができる。

この合板は、基部とこの基部を包囲する側壁とを持つ容
器と、この容器内に位置した或る量の土壌類似材料の粒
子を有するスポンジ状の連続気胞の親水性重合体で作ら
れ、この連続気胞の親水性重合体によって一つの結合物
質に結合されかつ容器に結着された本体と、成長中の植
物を収容しかつそこから突出する多孔性プラグを取付可
能に収容するため前記本体の表面に設けた複数個の関孔
とを持っているものである。このように本発明は、重合
土壌塊、重合土壌プラグ、およびそのような重合土壌プ
ラグを形成する方法の諸工程の特殊詳細に関し、更にそ
の重合土壌プラグの包装およびハンガーおよび合板など
の部品の特殊配置にも関連するものである。

本発明は、以下添付図面を参照して説明される。第１図
および第２図を参照すると、本発明の原理により製作さ
れた重合土壌プラグおよびそれに入れた成長植物を例示
している。

±壌プラグ１００は、全体的に円柱状であって、平らな
上面１０１、平らな底面１０２および円柱状の側壁１０
３を持っている。土壌プラグ１００内に埋め込まれた成
長中の植物１０５があり、その植物１０５は、根１０６
、茎１０７および上部または葉１０８を持っている。本
発明によって、根１０６は、土壌プラグ１００の中に、
初期の配置により、および（または）引き続いた根の成
長に依りほぼ均一に張っている。茎１０７はまた±磯プ
ラグに埋まっているが、上面１０１を通って突出して、
植物１０５の葉１０８は、通常のように日光に露出され
る。土壌プラグ１００は、スポンジ状の連続気胞の親水
車合体の本体で形成され、それは土壌に類似した材料の
粒子の或る量を一つの結合物質に結合して土壌プラグ１
００を形成したものである。

好ましい重合体は、ポリウレタン樹脂などの合成有機プ
ラスチック樹脂で形成され、それは士嬢プラグ１００の
全体にわたって連続気胞のスポンジ状本体を提供する。
このような連続気胞の重合体は、土壌材料の粒子を所要
位置に確実に保持して土壌粒子の損失を防ぎ、また周囲
区域の汚れを防ぎ、常に良好な多孔性を持つことができ
る。その結果として、±磯プラグ１００は、良好な多孔
度保持能力を持ち、良好な水保持能力を有し、土壌類似
材料は、土壌プラグ１００内に良好なイオン交換能力と
良好なｐＨ緩和能力を持つように選択される。それらに
ついては、以下に更に詳細に説明される。第３図乃至第
６図には、土壌プラグ１００とその中に埋込んだ成長中
の植物１０５とを取引するための新規な包装が例示され
ている。

図示したように、包装は、プラスチック袋１１０を含み
、それは全体的に四角形をなし、その底と側緑部におい
て一体結合された２枚の対向する側板１ １ １を持っ
ている。やや丈夫な部分１１４が側板１１１の各々の上
綾部に設けられ、この丈夫な部分の中に閉鎖部１ １５
があり、この部分は好ましくは再使用可能の形式であっ
て、閉じたときには袋１１０１こ対して頑丈な密封を提
供するが、袋の内容物を入れたり、袋から内容物を出し
たりすることができるように開けることができ、その後
再び閉鎖部１１５を使用して袋１１川こ対して完全封止
を提供することができる。例示するように、成長しつつ
ある植物を入れた土壌プラグの４個が、袋１１０の底に
置かれている。

ただ１個の±壌プラグ１００を入れても、或は更に多数
の土壌プラグ１００を袋１１０に入れてもよく、袋１１
０の大きさはそれに従って調節される。袋１１０は、当
業者周知の熱収縮性の合成有機プラスチック樹脂で形成
される。袋１１０の下方部分は、１１７（第５図）のよ
うに熱収縮して例示され、袋１ １０のプラスチックは
、土壌プラグ１００の周囲に収縮して包囲部分１１８と
プラグ１００の上面１０１にかぶさる部分１１９を作り
、そのようにして土壌プラグ１００を袋１１０の底の所
望位置にしっかり保持することができる。第３図および
第４図を見ると、丈夫な部分１１４には、側板１１１に
１箇所づっ互いに整合位置に薄い区域ｉ２０があって、
これらの薄い部分１２０は、この包装すなわちプラスチ
ック袋１１０が吊り下げられる支持棒によって破られる
ようにされる。

この薄い区域１２０を破ることは、またプラスチック袋
１１０の内部を大気に開放することである。その上に、
側板１１１の少なくとも一方に通気孔１２５を設け、プ
ラスチック袋１１０内にある植物の上部１０８に近いと
ころに開かれる。貯蔵中および出荷中には、開孔１２５
は、側板１１１の外面に接着される条片１２６で閉じら
れる。第６図に例示した展示板１３０は、小売店におい
てプラスチック袋１１０を掛けて展示する代表的の状態
を示す。

展示板１３０は、基本的には垂直に位置し、少なくも１
個の孔１３１を持っている。展示板１３０１こ、展示用
掛け榛１３５が装架され、その装架端部１３６は展示榛
１３７と一体であり、展示榛１３７の他端部は上に曲つ
た保持端部１３８を持っている。袋架端部１３６と展示
榛１３７との角度は、鋭角であって、展示榛１３７の隣
接部分は開孔１３１を貫通して延び、展示掛け機１３５
を展示板１３０上に装架する。装架端部１３６と展示棒
１３７との間の鋭角のために、展示榛１３７は、展示板
１３０から外方下方に延び、保持端部１３８は、展示棒
１３７に対してほぼ直角に配置される。プラスチック袋
１１０の一個を展示掛け棒１３５に下げようと思うとき
には、保持織部１３８の外端部を薄い区域１２０に押し
つけてそこに孔をあげ、しかる後にプラスチック袋１１
川ま、第６図に示すように展示棒；３７上の展示位置に
動かされる。展示榛１３７の位置が下方に傾斜している
ので、プラスチック袋１１０の各々の中にある植物の上
部１０８の各々は、展示中、自然または人工の日光に露
出している。本発明の好適実施例によれば、完全密封さ
れたプラスチック袋１１０の内部は、その中に密封され
た成長中の植物１０５に適合するように特殊大気を設け
られる。

そのほか、プラスチック袋１１０内の大気圧力は、プラ
スチック袋１ １０の外部に予期される圧力より大きく
することによって、第４図に示すように袋を膨らんだ状
態に保ち、植物１０５の成長上部１０８から離される。
完全密封袋１１０内の調整大気は、好ましくは正常の大
気に比較して炭酸ガスを濃くし、酸素を減らしている。
更に詳しくいえば、炭酸ガス含有量は、０．４容量％に
なるように増加され、一方酸素は１０容量％に減少させ
、残余を窒素とする。炭酸ガス含有量は、約０．３％か
ら約１．庇容量％までの範囲にあってよく、また酸素含
有量は、約５％から３畔容量％までの範囲にあり、すべ
ての場合に残余は窒素である。この大気は、貯蔵および
輸送中の植物１０５の寿命を延ばす。例えば、多くの植
物は、もし植物の特定種類の個別要求に応じてときどき
光を当てるならば約２乃至３週間、全く光に当てなくて
も約７日間をこの調整大気中に保存されることができる
。プラスチック袋１１０内の調整大気に付加して、土壌
プラグ１０川ま好ましくは水を飽和して、植物１０５の
貯蔵中および輸送中に適当な水分が存在することを保証
することができる。

小売の場所に着いたときに、プラスチック袋１１０は展
示掛棒１３５などのハンガーに吊るされる。プラスチッ
ク袋１１０を展示掛棒１３５に掛けるときに、薄い区域
１２０を端部１３８で押すことによって孔が作られる。
プラスチック袋１１川こ良好な通気を作るには、条片１
２６を除去して通気孔１２５を露出し、それによって開
孔１２５を経てプラスチック袋１１川こ入り、そして薄
い区域１２０を破って作られた孔を通って出る空気の良
好な流れをプラスチック袋１１０全体にわたって確保す
ることができる。この機体によつて、植物１０５は、土
壌プラグ１００‘こ水を付加供恩葺するなどの最小限の
注意により３ケ月もの展示に対して良好に保たれる。す
なわち、例示するような新規なプラスチック袋１１０と
展示装置とを使用することによって、成長する植物１０
５の貯蔵寿命、輸送寿命および棚暦寿命は著しく延長さ
れる。その上、植物は、貯蔵中および輸送中も保護され
る。すなわち、薄い部分１２０を破り、条片１２６を除
去する前にも、完全に密封されたプラスチック袋１１０
内の上記の大気圧によって保護されている。例えばプラ
スチック袋１１０内の圧力は、袋１１０を包囲する大気
圧力よりも約０．００７乃至０．１４（約０．１乃至２
ポンド／ｉ〆）大きくされる。第７図乃至第１４図を参
照して、成長中の植物を入れた重合土壌プラグ１００を
形成するための成形装置１４０を詳細に説明する。

この成形装置１４０‘ま、複数個の成形型１４２の両端
部を挿入する複数個の開孔を持った細長い本質的に剛性
の条材の形をした担持体１４１を含む。成形型１４２の
上端部または上面１４３は、担持体１４１の上面と同面
に位置し、接着剤など任意適当の手段によって１４７の
ように担持体に固着される。担持体１４１の開孔は、円
形であって、成形型は円筒状であり、担持体１４１の開
孔内にちようど舷合する寸法である。成形型１４２は、
内部成形面１４４、底面１４５および外面１４６を持っ
ている。成形型１４２の底面１４５と協力する底板１５
０は、上面１５１と底面１５２とを持ち、上面１５１は
平滑であって、成形動作中、成形型１４２の下端部を閉
じるように一時的かつ取外可能に成形型１４２の底面１
４５と協力する。本発明の成形方法を実行するには、ま
づ成形装置１４０の表面に樹脂分離剤が噴射され、これ
は±磯類似材料を土壌プラグ１００状に結合するために
使用された樹脂と接触状態になる。

この動作は、第９図に略示され、噴射ノズル１５５は成
形型１４２の内面１４４に雛型剤の曙霧１５６を吹きつ
け、また必要により表面１４１，１４２，１４３，１４
５および１５１に噴射する。任意適当の雛型剤を使用し
てよいがレシチンを含む離型剤を使用することによって
更に好ましい結果が得られる。レシチンは、好ましくは
アルコールと水の溶液中に適用され、５０夕のレシチン
を５００羽の水に落籍し、その後に、２５の‘のインプ
ロピルアルコールが加えられてこの雛型剤溶液が得られ
る。メチルアルコール、エチルアルコールおよびアセト
ンは、ィソプ。ピルアルコールの代りに溶液中に使用さ
れてもよい。適当な表面に噴霧される代りに、離型剤溶
液はまた刷子塗り、浸贋などによって適用してもよい。
離型剤溶液は、適用した後に空気乾燥され、成形装置１
４０の表面に鱗型剤としてレシチンの薄膜を残すように
する。第１０図を参照すると、流れ１６１の状態にノズ
ル１６０からスラｌｊ一の或る量を加える状況を略示し
ている。

このスラリー流１６１は、各成形型１４２の上面１４３
より少し下方の点まで充たすように適用される。しかる
後に、植物１０５は、成形型１４２内のスラリー中に置
かれ、植物１０５はその根をスラリー１６１内に入れ、
茎はスラリーの中に下方に押込んで更にスラリ−の上面
の上方に上げ、上部１０８を１対の支持榛１６５によっ
て適正位置に保持して、支持棒は、迫持体１４１の上面
に置かれる。更に、植物１０５の根は、第１２図に略示
するように、Ｕ状の端部１６８を持った蝿梓棒１６７を
使用してスラリー内に広げて分布される。根を分布させ
て、蝿梓棒１６７をスラリーから抜き取った後に、スラ
リー内の樹脂は、その場で反応するようにし、種々の部
分は第１３図に示すようにそのままにして、スラリ−を
固体結合体に硬化させるが、これはスラリーの組成およ
び反応中の温度によって約０．５分乃至ＩＱ分間を必要
とする。スラリ−が結合して土壌プラグ１００を形成し
た後に植物１０５を植え込んだ±穣プラグ１００は、底
板１５０を引張って成形型１４２の下部開放端部を露出
することによって成形型１４２から取去られ、その後、
土壌プラグ１００‘ま第１４図に略示するように押し上
げられて成形型１４２の外に出される。得られた製品は
、結合した自己支持性の重合土壌プラグ１００であり、
その中に成長中の植物１０５が埋込まれ、更に詳細には
植物の根１０６は、茎１０７と同様に士嬢プラグ１００
の中に埋め込まれ、茎は土嬢プラグ１００の上部１０１
から上へ突出して、図示のように植物の上部または葉１
０８を支持する。下記は、第７図乃至第１４図に例示し
た方法を実行するときに有用な樹脂および土壌類似材料
スラリーの特殊例である。

例１ 土壌混合物は、天然有機土壌、農芸用に修正された無機
物、肥料およびｐＨ制御剤を含む下記のようなものが準
備された。

ビート土壌 ３５．３９ｋ９（７８ポンド
）パーミキユライト ８．６２ｋ９（１９ポン
ド）骨 粉 ０．２２ｋ９（０．５
ポンド）ドロマイト石灰 ０．３４ｋ９（０．
７５ポンド）肥料（５−１０一５） ０．３４ｋ９
（０．７５ポンド）マグ・アンプ（ＮｂｇＡｍｐ）肥料
０．４５ｋ９（１ポンド）４５．３６ｋ９（１００ポン
ド） 次に、上記の土壌混合物を下記組成のスラリーと混合し
た。

土壌混合物（５０％水分） １４．８ｋ９（３２．７ポ
ンド）ポリウレタン樹脂形成溶液 ４．３６ｋ９（９．
６ポンド）水 ２６．２ｋｇ（５
７．７ポンド）４５．３６ｋ９（１００ポンド）土壌混
合物と水は、十分に混和され、その後で樹脂溶液を加え
てスラリーを作り、このスラリーの温度は、水の一部分
を氷として供給することによって約５℃に保たれた。

得られたスラリーは、第１０図乃至第１４図について説
明したように植物１０５を楢込んだ土壌プラグ１００を
形成するために使用された。土壌プラグを形成するため
にスラリーの準備からその固化までに要した時間は、２
５３０の周囲温度において約１Ｇ分であった。例１の土
壌混合物においては、ビート土壌は、比較的禾分解の有
機土壌を有し、それは重量で約５０％以上の可燃物質を
含む。ビートは、最終の土壌プラグ１００中に多孔性の
保持と水保持能力とを含む物理的機体を提供する。ビー
ト土壌はまたイオン交換能力を持ち、窒素供給源のみな
らずｐＨ緩衝能力の作用をする。バーミキュラィトはま
た多孔性、水保持能力および若干のイオン交換能力を含
む物理的構造を提供する。バーミキュラィトは、土壌プ
ラグ１００の表面を水透過性にすることによって、土壌
プラグ１００の表面に加えた水がその全質量に行き渡る
ようにするのに特に有用である。骨粉は、徐々に効果の
ある燐の供給源を提供し、またドロマィト石灰は、ｐＨ
制御と、徐々に効果のあるカルシウムおよびマグネシウ
ム源を提供する。肥料は、窒素、燐およびカリウムの即
効源を提供し、また、マグ・アンプは肥料要素の綬効源
を提供する。ビートとバーミキュライトとの割合を変更
することにより、土壌混合物に対する有用組成を保持す
ることができることは当業者のよく理解するところであ
る。同様に、他の成分の量も変化させて、適当な土壌混
合物を提供することができる。例１においてビート土壌
の代りに、堆肥土壌を使用してもよく、この堆肥土壌は
可燃性物質が重量５０％以下となるように十分に分解さ
れた有機土壌である。

また合成有機土壌代用品も提供され、好ましくはこれら
の代用品は通常態様に混合される。バーミキュライトの
代りに、パーライトも使用され、微細粒度の農芸等級が
好ましい。一般的には、固形、天然および合成物と調整
された無機質との任意組合せは、希望ならば、有用であ
る。

ただし、組合せた土壌混合物は、多孔性保持能力、水保
持能力、イオン交換能力およびｐＨ緩衝能力を持つもの
とする。この士嬢混合物は、また最初は弾力性があり、
十分に混合され、かつ本質的に全体が均質でなければな
らない。肥料要素は±磯混合物内に混入する必要はない
が、植物１０５の成長中に必要時に土壌プラグ１００の
形成後に水溶液としてそれに加えられる。例１の樹脂溶
液は、乳Ｍ会社によってＸＢ−２３８２の表示のもとに
売られているポリウレタン樹脂の前重合体溶液であって
、これはトルェン・ジィソシアネートと、ポリオキシエ
チレン・ジオールのように未反応の水酸基群を持つポリ
エステルとの反応生成物であり、この前車合体の重量６
６部は、重量３４部のアセトンに熔解されている。

従って、例１の前車合体樹脂溶液の重量９．６部の中に
、前重合体の６．３部とァセトン３．＄部とがある。樹
脂形成成分または前重合体は、水の存在において反応し
、水と反応して炭酸ガスの発生をともなってポリウレタ
ン樹脂を提供し、それによってその反応生成物として連
続気胞の親水性重合体を提供する。スラリー内で、樹脂
形成成分は、スラリー質全体にわたって反応して、ポリ
ウレタン樹脂の連続気砲組織内の土壌成分と結合するよ
うにされ、それによって完成された土壌プラグに良好士
嬢の望ましい植物成長特性のすべてを、すなわち多孔性
保持能力、水保持能力、イオン交換能力およびｐＨ緩衝
能力をあたえる。前重合体の更に詳細については、米国
特許籍磁０５５３２号明細書（特に例１）に開示され、
その記載は、本明細書中に参照される。他の樹脂形成系
も、それが連続気胞の親水性の特性を持つ樹脂の連続相
を生じる限りは利用することができる。

例えば、米国特許第３３７３００計号明細書に開示され
た種々の樹脂気砲系を使用することができ、その説明は
、この明細書に引用されるが、樹脂の処方は、例１にお
いて特定されたスラリ−中に混合するために修正される
。成形動作が実行される温度は、約５℃から約２０℃ま
で変化される。

硬化時間は、温度に対して逆比例し、すなわち５℃にお
いて約１０分間、２０ｑｏにおいて約１／２分である。
例１のスラリーを作るときに、土壌混合物はまづ水に分
散される。

水は、得られるスラリーが崩れ始め、ケーキ・バター程
度の累硬度を持ち、それによって容易に流れて関連の型
のすべての区域を充たすことができるまで土壌混合物に
加えられる。その後、ポリウレタン樹脂形成溶液が加え
られ、その樹脂溶液の使用量は、得られる土壌プラグ１
００が乾燥状態においてポリウレタン樹脂を約２０乃至
約８の重量％を有し、同様に±磯粒子を約２０乃至約８
０重量％を含むようにする。好ましくは、水とポリウレ
タン樹脂形成溶液との比率は、約１：１から約８：１の
間にある。もし、水と重合体の比が１：１より下がれば
、得られる土壌プラグは、水の浸透が少ないような表面
特性を持ち、その土壌プラグは、乾燥したときに非常に
高い収縮率を持つ。もし、水と樹脂形成溶液との間の比
が、８：１より大きいなら‘よ、スラリー内の水は、分
離流出する傾向があり、樹脂と土壌粒子はスラリー上面
に浮上し、その結果土壌プラグの中に空所ができてプラ
グ質量の全体の均一なコンシステンシーがなくなる。成
形時のスラリーの好適粘度は、約１００乃至約２００セ
ンチポィズの範囲である。得られた土壌プラグ１０川ま
、その全体にわたって連続的相を形成するポリウレタン
樹脂フオームであって、スポンジ状の連続気胞で親水性
の性質を持っている。

土壌粒子は、ポリウレタンフオームに分散されるが、ポ
リウレタンフオーム内の水は土壌粒子に接触できるので
、土壌粒子は、土壌プラグ１００内で植物成長中に通常
の土壌機能を行なうことができる。土壌プラグ１００は
、約０．３夕／地の見掛け比重を持ち、約０．１８乃至
０．３タ′塊に変化することができる。土壌プラグは、
その重量の約３倍の水を吸収でき、それは±磯プラグは
連続気胞であって相当容積の空所がその中にあることを
示している。当業者の予想とは異なり、例１のスラリー
中のアセトンは、土壌プラグ１００内に植物を楢込むと
きに何ら植物１０５をいためることはない。

アセトンがかなりの量存在していて、成形動作中に大気
中に強く感じられるけれども、土壌プラグ１００を作る
本発明の工程を実施中に植物１０５に対して何らの有害
作用は見出されなかった。土壌プラグ１００内の植物１
０５として基本的に任意の成長中の植物が使用されるけ
れども、本発明の方法は裸の根の状態で取扱ってはなら
ないような植物に対して最も適用可能である。一般には
、この方法は、花壇植物、観葉植物、それらは種苗から
成長のものまたは切り枝から成長のもの、または種苗園
の材料および露地移植に関連して有用である。花壇植物
のうちで本発明に最も有効なものは、ベチュニア、マリ
ゴールド（千寿菊）、繊維状の根を持つベゴニア、パン
ジー（三色すみれ）、ィンベーシェンス（鳳仙花）およ
びキンギョソウなどである。種苗から成長させ、および
通常は移植した観葉植物の中で、本発明に特に有用であ
るのは、シェフレラ、力クタス、フイロデＪンドロン、
イチヂ・ク、ハスパラガスシダ、パーメリアド、アンス
リューム、ノーフオーク島松およびパーム（様相）など
である。

普通切り枝によって繁殖する観葉植物のうちで、本発明
に最も有用なものは、シダ、ツタ、フイロデンドロン、
クリプタンタス、サンスベリヤ（虎の尾）、イチヂク類
、セプリナ、ベンドラおよびデフエンバキヤである。サ
ンスベリャは、本願の図面に例示した植物である。本発
明の方法によって最も有効に取扱える種苗園材料は、裸
板状機で取扱えないものである。

そのよつなものの例は、松、ネズ、ユーカリおよびタク
サス（イチイ）である。果実および野菜として成長する
多くの植物は、温室内で育ち始め、後で露地に移植され
、通常露地移植植物といわれ、これらの植物の多くは、
移植中に根の周囲の砕けにくいそのままの土壌塊が必要
であり有利である。

このような植物の例は、トマト、プロコリ、キャベツ、
コショウ、水瓜およびマスクメロンなどである。例１に
ついて上に説明したもの以外の土壌も、本願の発明に有
用である。

一般的には、すべての鉱物士嬢は、ここに有用であって
、その土壌成分を結合物質に結合するために開放気胸状
の親水性重合体を使用して適当に結合されることができ
る。例えば１〜２側の細かい石も使用でき、０．５〜１
肋大の狙い砂、０．２５〜０．５肋の粒子大きさの砂、
０．１〜０．２５胸の細かい砂、０．０５〜０．１脚の
微小砂、０．００５〜０．０５柳の沈泥、および０．０
０５脚以下の粒子大の粘土はすべて使用できる。合成有
機土壌代用品もまた有用である。

その第１の種類は、松の樹皮、鍵肩、鏡屑、材木（アメ
リカ杉）チップ、南京豆のから、くるみのから、わら、
業または他の有機物質より成るものであって、但し、そ
れらを植物の根がつく媒体として有用な大きさに細かく
したものである。これらの材料のすべてはまた、堆肥に
され、細菌還元など、すなわち堆肥にされた樹皮、葉±
などによって有用となる。また、汚水廃棄物および堆肥
化した汚物廃棄物のみならず動物肥料、堆肥化した動物
肥料も有用である。同様に粉砕したごみおよび堆肥化し
た粉砕ごみおよび菌類および細菌残律も有用である。下
記は、本発明を実行するに有用な土壌混合物およびスラ
リーの別の特殊例である。

例２ 例１の方法が利用されたが、ビート土壌とバーミキュラ
ィトは省略され、それらの代物こ粉砕したスパガム４４
ｋｇ（９７ポンド）が使用された。

その得られた土壌プラグは、例１の方法を使用して形成
された土壌プラグ１００の望ましい特性のすべてを持っ
ていた。例３ 例１の手順が使用されたが、土嬢ビートとバーミキュラ
ィトは省略され、それらの代りに粉砕して堆肥化された
松の樹皮の６８ｋ９（９７ポンド）が使用された。

得られた土壌プラグは、例１の方法を使用して形成した
土壌プラグ１０川こついて上に述べた利点および特徴の
すべてを持っていた。例４ ・下記の土壌
混合物が準備された。

土壌 量 ビート ３０．９ｋｇ（鰍ポンド）
バーミキユライト ７．７ｋ９（１７ポンド）
汚水泥 ６．８ｋ９（１５ポンド）
４５．４ｋ９（１００ポンド）上記の成分は、混合され
、例１について述べたようにスラリーの中に混和された
。

得られた土壌プラグは、例１の方法を使用して作った土
壌プラグ１００‘こついて上に述べた望ましい特性およ
び性質のすべてを持っていた。汚水泥は、土壌プラグに
必要な肥料をあたえる。例５ 土壌混合物は、下記組成に準備された。

汚水泥とともに堆肥にしたわら（６ケ月乃至１年）
３５．８ｋ９（７９ポンド）バーミ
キュラィト、農芸等級９．１ｋ９（２０ポンド）骨 粉
０．２３ｋ９（０．５ポンド）ド
ロマイト石灰 ０．２３ｋ９（０．５ポンド
）４５．３６ｋ９（１００ポンド）この混合物は、例１
の場合と同様に、同一のスラリー内に使用された。

その結果得られた土壌プラグは、例１の方法を使用して
作られた土壌プラグ１０川こついて上に述べた利点およ
び性質のすべてを持っていた。例６ 下記の土壌混合物が準備された。

ピ山ト士嬢 １５ｋｇ（３３ポンド）
微細砂 １５ｋ９（３３ポンド）沈
泥ローム土壌 １５ｋ９（３３ポンド）肥
料（５一１０一５） ０．４５ｋ９（１ポンド）
４５．４５ｋｇ（１００ポンド）この士嬢混合物は、例
１の組成のスラリーの中に使用された。

その結果得られた土壌プラグは、例１の方法を使って作
られた土壌プラグ１００‘こついて上に述べた性質およ
び特徴のすべてを持っていた。例７ 例１の土壌混合物を下記組成のスラリー中に使用した。

土壌混合物（５０％水分） １３．払ｋ９（２９．８ポ
ンド）ポリウレタン樹脂形成溶液７．９５ｋ９（１７．
５ポンド）水 ２３．８６ｋ９（
５２．７ポンド）４５３５ｋ９（１００ポンド）得られ
た士嬢プラグは、例１の方法で作られた土壌プラグ１０
０の望ましい特徴と性質の全部を持っていた。

例７による土壌プラグは、例１からの土壌プラグ１００
よりも乾燥重量に基く低い土磯混合物含量と高い横脂含
量を持ち、すなわち、例１の士嬢プラグ１００は、乾燥
重量に基いて約７２％の土壌混合物舎量と、約２８％の
樹脂舎量とを持ち、例７からの土壌プラグは、乾燥重量
に基いて約５６％の土壌混合物含量と、約４４％の樹脂
舎量を持っていた。例７のスラリー中のアセトン濃度は
、重量で約６％であって、これは例１のスラリーにおけ
る約３．３％のアセトン濃度より大である。アセトンの
高い濃度にも拘らず、例７からの土壌プラグに埋込んだ
成長中の植物１０５に悪い影響は生じなかった。例８ 例１の土壌混合物を次の成分と混合して、下記のスラリ
−を準備した。

土壌混合物（５０％水分） １５．２ｋ９（３３．５ポ
ンド）ポリウレタン樹脂形成溶液 ３．３６ｋ９（７．
４ポンド）水 ２６．８（５９
．１ポンド）４５．３６【９（１００ポンド）このスラ
リーから形成された土壌プラグは、例１のスラリーを使
用して作った土壌プラグの望ましい性質および特徴の全
部を持っていた。

例８の±壌プラグの土壌混合物含量は、乾燥重量におい
て約７７％であり、例８の土壌プラグの樹脂舎量は、約
２３％である。例９ 下記の成分を混合してスラリーを形成した。

土壌混合物（５０％水分） ７．５４ｋ９（１６．６ポ
ンド）ポリウレタン樹脂形成溶液１８．９１ｋｇ（４１
．７ポンド） 水 １８．９１ｋ９（４１．７ポン
ド）４５．３６ｋ９（１００ポンド）例９のスラリ一は
、例１の方法によって士嬢プラグを形成するために使用
された。

その結果の土壌プラグは、例１の土壌プラグについて上
に開示した望ましい性質および特徴を持っていた。例９
の土壌プラグの土壌混合物舎量は、乾燥重量基礎におい
て約２３．３％であり、例９の土壌プラグの樹脂含量は
、乾燥重量において約７６．７％である。第１５図およ
び第１６図には、成長中の植物を保持するための装飾ハ
ンガー２００を示す。ハンガー２０川ま、上記の土壌プ
ラグ１００と同一材料で作られた本体を持っている。す
なわち、土壌類似材料の粒子の或る量は、連続気胞状の
親水性重合体によって分散され、結合性の自己支持体に
結合されている。球体２０１は、外面の球状表面２０２
を持ち、その内部に水入れ２０５をその上端部（第１６
図）に形成し、その垂直周壁を内張りするスリーブまた
はブツシング２０６を持ち、このスリーブ２０６は、水
に対して不透過性であるので水入れ２０５内の水はその
底面だけを通って、ハンガー２００の本体内に入ること
ができる。複数個のソケット２０７は球体２０１の表面
に設けられ、ソケットは円柱状であって球体２０１に対
して半径方向にその長手軸線を位置している。これらの
ソケット２０７の各々は、円筒形の側壁２０８と、円形
の底壁２０９を持つ。球体２０１の中に埋込んだ取付部
村２１０は、例示図では球体２０１の直径に沿って延び
、水入れ２０５の中心を通り、球面２０２の両方に突き
抜ける棒の形をしている。

水入れ２０５を貫通する部村２１０の織部は、頭上構造
物または天井２１３に取付けた他のフックまたは環２１
２に係合するためのフック２１１を持っている。支持部
村２１５は、取付部材２１０と一体に形成され、円板状
に形成され、球体２０１の中心に一体的に埋込まれてい
る。取付部材２１０の下端部には、球形の一部分の形を
している受皿２２０を担持する。この受皿２２川ま、球
形の一部の形をした外面２２１と内面２２とを持ち、外
周縁部２２３に終っている。表面２２１および２２２は
、球面２０２と同一の曲率中心を持つけれども、縁部２
２３は、球体２０１の側部に僅かだけ上っているだけで
ある。取付部村２１０の下端にある締付具２２５は、受
皿２２０を球体２０１下方の適当な使用位置に保持する
。

例示図のように、各ソケット２０７は、成長中の植物を
入れた±磯プラグの一つを受容している。

土壌プラグ１００の表面は、ソケット２０７の表面と接
触していて、それによって水は容器２０５から供給され
、球体２０１を通ってソケット２０７に達し、そしてそ
の±嬢プラグ１００の中に入って成長植物１０５に必要
な水を提供する。ハンガー２００の使用者は、ハンガー
２００‘こよって提供されている装飾を変えようと希望
するときには、土壌プラグ１００とその中の植物１０５
を取り換えることができ、そのときハンガー２００の機
体的保全を少しも損なうことはない。もし、何時かに、
過剰の水がハンガー２０川こあたえられたならば、すな
わち、もし、球体２０１、土壌プラグ１００および植物
１０５によって吸収され得るより多くの水がたたえられ
ると、その過剰分は、受皿２２０に集められ、ハンガー
２００から水が滴下して隣接する物体に被害をあたえる
可能性を防止している。この取付部材２１川ま、受皿と
も同様に鋼製でもよいけれども、好ましくは、取付部材
２１０、支持部材２１５、受皿２２０および縦付具２２
５はすべてプラスチック製として容易に連結されること
ができる。

また、球体２０１の表面２０２は、土壌プラグ１００を
挿入する前に球体２０１を作るときに使用した樹脂など
の接着物質やワニスを球体の対面２０２に適用すること
によって装飾されてもよい。この被覆をした後に、球体
２０１は、表面２０２およびソケット２０７の周囲に装
飾被着をするために、色彩砂などを圧入または他の方法
で適用されてよい。第１７図および第１８図には、本発
明の原理によって作られたハンガー３００の第２の形式
が例示されている。

ハンガー３００は、上記の球体２０１と同材料で形成さ
れた円柱体３０１を有する。円柱体３０１は、円筒状の
側面３０２と、平坦な上面３０３と、平坦な底面３０４
を持っている。上端部にはまた円筒状の水入れ３０５が
形成され、水を透ごなし、スリーブ３０６で内壁を囲ん
でいる。円柱体３０１の側部に、複数個のソケット３０
７が形成され、それらのソケット３０７の各々は、円筒
状であって、その長手軸は円柱体３０１の長手軸に対し
て半径方向に位置している。ソケット３０７の各々は、
円筒状の側壁３０８と底壁３０９とを持っている。円柱
体３０１の長手軸線に沿って、これを長手方向に貫通し
て取付部材３１０が延びている。取付部村３１０の上端
部は、上面３０３を突き抜けて延び、頭上の支持体にハ
ンガー３００を取付けるときに有用なフック３１１を担
持する。取付部村３１０‘こ一体に連結され、円柱体３
０１の底面３０４に接触して、円形の支持部材３１５が
あって、円柱体３０１を取付部材３１０の上に置く作用
をしている。取付部村３１０は、支持部材３１５を下方
に突き抜けて、縦付具３２５によって取付けられた受皿
３２０を挺持する。この受皿３２０は、円柱体３０１の
側面３０２より外方に突出する平らな円形底壁３２１を
有し、その外周綾部に直立する側壁３２２を担持し、こ
の直立側壁は、円柱体３０１の下端部を包囲し、その上
綾部３２３は、円柱体３０１の側面３０２から間隔を隔
てている。ソケット３０７は、成長しつつある植物１０
５を入れた土壌プラグ１００が鞍合するように形成およ
び配置され、土壌プラグ１００は、ソケット３０７の中
に第１８図に矢符で示したように挿入される。

円柱体３０１および土壌プラグ１００は、いづれも多孔
性であり、連続気砲状の親水性重合体で形成されている
ので、水入れ３０５に供給された水は円柱体３０１を通
って下方に導かれ、ソケット３０７に達し、土壌プラグ
１００の中に、そして成長する植物１０５の様に達する
。円柱体３０１を通って下方に流れる任意過剰の水は、
受皿３２０‘こよって捕捉され、それによって包囲の物
件への被害を避けることができる。第１９図には、第３
形式のハンガー４００が例示される。ハンガー４００は
、ピラミッド状の円錐体４０１の形であり、円錐状側面
４０２とほぼ平坦な底面４０４を持っている。円筒体の
水入れ４０５は、円錐体４０１の上端部に形成され、そ
の側壁は、水を透過しないスリーブ４０６によって内張
りされる。複数個のソケット４０７は、円錐体４０１内
に設けられ、ソケット４０７は、円筒状であってその長
手軸線は円錐体表面４０２にほぼ直角に位置し、円錐体
４０１の長手鱗に向って半径方向に内方に延びている。
取付部材４１０は、円錐体４０１の中に埋込まれ、その
長手軸に沿って延び、水入れ４０５を突き抜け、また底
面４０４を下方に突き抜けている。

取付部材４１０の上端部には、頭上の支持体に取付ける
ためのフックを損持する。板状の円形支持部材４１５は
、円錐体４０１の底面４０４に係合し、取付部材４１川
こ固着して、円錐体４０１を取付部材４１０上に位置さ
せる。底面４０４の下方に受皿４２０があって、例示の
ように球面の一部の形をして、締付臭４２５によって取
付部材４１０の下端部に固着される。受皿４２０は球面
一部の外面４２１を持ち、球面一部の内面４２２は、円
錐体４０１の側面４０２の下緑部に対して半径方向に僅
か外方に位置する上緑部４２３に終っている。使用に際
しては、成長しつつある植物１０５を持った土壌プラグ
１０川ま、円錐体４０１の関連ソケット４０７に矢符で
示すように挿入される。

これらのソケット４０７は、土壌プラグ１００をちよう
どよく受容するように形成および装置されている。植物
１０５は、水入れ４０５に水を入れることによって水が
供給され、その水は、多孔性の円錐体４０１を通って下
方に流れ、ソケット４０７に入り、そして土壌プラグ１
０川こ入って水を成長中の植物１０５の根に供聯合する
。円錐体４０１を通って下方に流れる過剰の水は、受皿
４２０によって捕捉され、周囲の物件に損害をあたえな
いようにする。第２０図乃至第２２図を参照すると、本
発明の原理を実施した合板が例示される。

この合板は、容器５２０を含み、その底部５２１は任意
希望の形状に形成され、底部５２１の形は第２０図には
六角の星形に示している。基部５２１を包囲して直立側
壁５２２が延びその上綾部５２３を持ち、基部５２１と
側壁５２２の間の接合は、水密である。容器５２０の中
には、合成有機樹脂によって重合された±堺類似材料の
板体５０１に注型され、その場所において連続気８包の
親水性重合体を形成し、結合性の自己支持体に土壌類似
材料を結合する。板体５０１の材料は、上の例１乃至例
９のどれでもよい。重合体はまた板体５０１を基部５２
１と側壁５２２の内面に固着する作用をする。板体５０
１の中に複数個のソケット５０７が形成され、各ソケッ
トは、円筒状であって円筒状側壁５０８と底部５０９を
持つ。ソケット５０７は、その中に成長中の植物１０５
を担持する士嬢プラグ１００をきちんと受容するように
形成されている。合板５０川ま、第２２図に例示するよ
うに支持表面５１６上に平らに置かれてもよい。

或は、容器５２０は、第２１図に例示するようにその上
端部近くに後面に絵画掛けを持ち、関連の垂直支持壁５
１３上のフック５１２に掛けてもよい。突片５１４は、
合板５００を壁５１３に対して垂直に掛けるために容器
５２０の下端部付近に設けられる。使用に際しては、合
板５００‘ま、いくつものソケット５０７に種々の色彩
や構造の植物を挿入することにより、そこに任意数の植
物の装飾設計を持つことができる。

その上、合板５００に成長中の植物による常に新鮮な設
計を提供するために、希望に応じて使用者によって装飾
効果を変化させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の原理により作られた重合された土壌
プラグとこれに植えられた植物を示す斜視図、第２図は
第１図の土壌プラグの垂直断面図、第３図は、第１図の
土壌プラグを数個入れたプラスチックパッケージの側面
図、第４図は、第３図の４−４線に沿う垂直断面図、第
５図は、第３図５一５線に沿う水平断面図、第６図は、
第３図のパッケージを数個掛けた展示棚の側面図、第７
図は、第１図の重合した士嬢プラグを形成するための成
形型の一組を示す斜視図、第８図は、第７図の一組の成
形型の側面図、第９図乃至第１４図は、第１図の重合化
された土壌プラグを作る工程を例示し、第１６図は、本
発明の原理により作られた第１形式のハンガーの斜視図
、第１６図は、第１５図のハンガーの垂直断面図、第１
７図は、本発明の原理により作られた第２形式のハンガ
ーの斜視図、第１８図は第１７図のハンガーの垂直断面
図、第１９図は、本発明の原理により作られたハンガー
の第３形式の垂直断面図、第２０図は、本発明の原理に
より作られた合板の平面図、第２１図は、垂直支持壁の
上に掛けた第２０図の合板の側面図、第２２図は、第２
０図の線２２−２２に沿う断面図である。 １００・・・・・・土壌プラグ、１０５・・・・・・植
物、１１０・・・・・・プラスチック袋、１２５・・・
・・・通気孔、１３０・・・・・・展示板、１３５・・
・・・・展示用掛け極、１３７・・・・・・展示棒。 〆′６．′ ‘′Ｇ．２ ‘′Ｇ．３ Ｆ／Ｇ．４ ‘′Ｇ．○ ‘′６． ○ ‘′Ｇ．「 ‘′Ｇ．○ ｆ′０．３ ‘′Ｇ．′Ｏ ‘／Ｇ．〃 ‘′Ｇ．＾２ ‘′Ｇ．′３ ‘／６． ／Ｊ 格６‐ ‘′Ｇ．／Ｃ 粋Ｇ 格６‐ 秒・ 松精 弊‐ 〆′Ｇ．２２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ スポンジ状の連続気胞の親水性重合体の本体とスポ
   ンジ状重合体の前記本体の全体に分散された或る量の土
   壤類似材料粒子とから本質的になるものであつて、この
   ものは、或る量の合成有機プラスチツク樹脂をその場所
   で反応させて土壤類似材料の前記粒子に結合したスポン
   ジ状の連続気胞の親水性重合体の前記本体を形成させて
   結合性の土壤塊にし、ここにおいて前記樹脂はイソシア
   ネートとジオールとの反応生成物であり、かつ前記樹脂
   は乾燥重量で前記土壤塊の約２０乃至約８０％をなし、
   それによつて一体的な自己支持性の重合された土壤塊を
   提供するようにされたものであることを特徴とする重合
   土壤塊。 ２ 前記土壤塊は、乾燥状態における見掛密度約０．１
   ８ｇ／ｃｍ＾３乃至約０．３ｇ／ｃｍ＾３を有する、特
   許請求の範囲第１項に記載の重合土壤塊。 ３ 前記土壤類似材料は、鉱物土壤、天然有機土壤、合
   成有機土壤、汚物泥、または堆肥化あるいは未堆肥化動
   物肥料である、特許請求の範囲第１項、または第２項に
   記載の重合土壤塊。 ４ 前記土壤類似材料は、多孔性保持能力と、水保持能
   力と、イオン交換能力とｐＨ緩衝能力とを有する、特許
   請求の範囲第１項乃至第３項のいづれか一項に記載の重
   合土壤塊。 ５ スポンジ状の連続気胞の親水性重合体の本体とスポ
   ンジ状重合体の前記本体の全体に分散された或る量の土
   壤類似材料粒子とから本質的になるものであつて、この
   ものは、或る量の合成有機プラスチツク樹脂をその場所
   で反応させて土壤類似材料の前記粒子に結合したスポン
   ジ状の連続気胞の親水性重合体の前記本体を形成させて
   結合性の土壤塊にし、ここにおいて前記樹脂はイソシア
   ネートとジオールとの反応生成物であり、かつ前記樹脂
   は乾燥重量で前記土壤塊の約２０乃至約８０％をなし、
   それによつて一体的な自己支持性の重合された土壤塊を
   提供するようにされたものであることを特徴とする重合
   土壤塊であつて、前記土壤塊は、成長中の植物を入れた
   土壤プラグの形態にあり、前記成長中の植物は、前記ス
   ポンジ状重合体の本体内に根を有し、かつ前記スポンジ
   状重合体の本体の一表面から外方に突出する茎を持ち、
   前記根は前記プラグ中にほぼ均一に根を張り、前記茎は
   前記プラグによつて緊密に包囲されていることを更に特
   徴とする重合土壤塊。 ６ 重合土壤プラグを成長中の植物を植込んで形成する
   方法であつて、上端部を開口し、その下端部を閉鎖した
   成形型を用意する工程、前記成形型の内面に樹脂離型剤
   を適用する工程、土壤類似材料の粒子の或る量および合
   成有機プラスチツク樹脂の或る量を準備する工程、前記
   土壤類似材料および前記合成有機プラスチツク樹脂の水
   性スラリーを形成する工程、前記成形型に前記スラリー
   の或る量を入れる工程、前記成形型内の前記スラリーに
   成長中の植物の根を入れる工程、前記スラリーの上面か
   ら突出する茎によつて前記成長中の植物を支持し、その
   間に前記合成有機プラスチツク樹脂がその場において反
   応してスポンジ状の連続気泡の親水性重合体を形成し、
   前記土壤類似材料の粒子の前記量を結合してプラグ状に
   し、かつ前記根を前記プラグ内に結合する工程、および
   前記プラグを前記成形型から取去つて、根がその中に埋
   込まれ、かつ茎がその中に埋込まれてその一表面から突
   出している成長中の植物を有する一体的に自己支持する
   重合土壤プラグを提供する工程を包むことを特徴とする
   重合土壤プラグの形成方法。 ７ 土壤類似材料の粒子の前記量は、前記土壤プラグの
   乾燥重量において約２０％乃至約８０％である、特許請
   求の範囲第６項に記載の方法。 ８ 前記合成有機プラスチツク樹脂は、ポリウレタン樹
   脂である、特許請求の範囲第６項または第７項に記載の
   方法。 ９ 前記土壤類似材料の粒子の前記量と前記有機プラス
   チツク樹脂の前記量は、水−アセトンの混合物に混合さ
   れる、特許請求の範囲第６項、第７項または第８項に記
   載の方法。 １０ 前記スラリー中に成長中の植物の根を分散する工
   程を有する、特許請求の範囲第６項乃至第９項のいづれ
   か一項に記載の方法。 １１ 土壤類似材料および合成有機プラスチツク樹脂の
   スラリーは、最初に約５℃乃至約２０℃の温度範囲にあ
   る、特許請求の範囲第６項乃至第１０項のいづれか一項
   に記載の方法。 １２ 前記離型剤はレシチンである、特許請求の範囲第
   ６項乃至第１１項のいづれか一項に記載の方法。 １３ 前記スラリー内の水と前記合成有機樹脂の前記量
   との比は、重量で約１乃至約８である、特許請求の範囲
   第６項乃至第１２項のいづれか一項に記載の方法。