JPS6023781B2 - 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡体の製造方法

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JPS6023781B2
JPS6023781B2 JP13932378A JP13932378A JPS6023781B2 JP S6023781 B2 JPS6023781 B2 JP S6023781B2 JP 13932378 A JP13932378 A JP 13932378A JP 13932378 A JP13932378 A JP 13932378A JP S6023781 B2 JPS6023781 B2 JP S6023781B2
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thermoplastic resin
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foam
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紘 簗瀬
政隆 横田
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性樹脂発泡体の製造方法に関し、さらに
詳しくは、特定のポリテトラフルオロェチレンの共存下
に発泡成形を行うことからなる高引落し発泡成形体の製
造に適した熱可塑性樹脂発泡体の製造方法に関するもの
である。
従釆より、クッション材、断熱材、防音材、包装材、電
気絶縁材などの用途に好適な材料として種々の樹脂発泡
体が提案されており、またその成形方法についても種々
の提案がなされている。
例えば耐熱性、電気的特性などに優れた低誘電材料など
として有用なフッ素系樹脂発泡体の製造方法としては、
米国特許3072粥3号明細書にはテトラフルオロヱチ
レンー/ぐーフルオローQ−オレフイン共重合体の発泡
方法として、ジクロロジフルオロメタンなどのフルオロ
メタン類を予め浸透させた樹脂を熔融押出する方法が記
載されている。また、本出願人はエチレンーテトラフル
オロェチレン系共重合体の発泡体の製造方法として、特
定の発泡剤および発泡核材の共存下に加熱熔融成形する
方法を見出し、持嬢昭52−36081号および同52
一107944号として出願中である。しかしながら、
従来の方法においては、発泡に伴う成形時の樹脂の熔融
強度の低下のために、引落し比を大きくすると樹脂切れ
が起こり易くなり、したがって薄肉の電線被覆あるいは
小径フィラメントの成形などが困難であるなどの欠点が
あつた。
本発明者らは、前記問題点の認識に基き、鋭意研究を重
ねた結果、熱可塑性樹脂発泡体を製造するに際して、特
定のポリテトラフルオロェチレンを共存せしめて発泡成
形することにより、前記問題点が有利に解消され、高引
落し比の成形が可能となるという驚くべき事実を見出し
た。
かくして、本発明は前記知見に基いて完成されたもので
あり、熱可塑性樹脂を発泡成形するに際し、該発泡成形
を該熱可塑性樹脂10の重量部当り0.01〜1の重量
部に相当する量の繊維化可能なポリテトラフルオロェチ
レンの共存下に行うことを特徴とする熱可塑性樹脂発泡
体の製造方法を新規に提供するものである。
本発明において熱可塑性樹脂としてはポリオレフィン、
ポリ塩化ビニル、ポリスチレンあるし、かフッ素系樹脂
など種々のものが採用可能であるが、特性面から熔融成
形可能なフッ素系樹脂が好ましく、かかる樹脂としては
、エチレンーテトラフルオロェチレン系共重合体、エチ
レンークロロトリフルオロエチレン系共重合体、テトラ
フルオロェチレン−へキサフルオロプロピレン系共重合
体、テトラフルオロェチレンーバーフルオロビニルェー
テル系共重合体、フッ化ビニリヂン重合体などが例示さ
れ得る。
かかる重合体としては、以下に定義するメルトィンデッ
クスが0.3〜1ふ特に0.5〜8、さらには1〜6の
ものが好ましく採用可能である。本発明でいうメルトィ
ンデックスとは、押出荷童として各樹脂共通に2160
夕なる条件を、また押出温度としては各樹脂の流動開始
温度と熱分解開始温度の間でかつ流動開始温度の近くに
設定した特定の温度、例えば、エチレンーテトラフルオ
ロェチレン系共重合体については300℃、テトラフル
オロェチレンーへキサフルオロプロピレン系共重合体に
ついては320qoなる条件を採用して、ASTM D
1238−73に準ずる方法で測定される熔融物の押
出量を夕/10分間で表わしたものである。
本発明において好適なフッ素系樹脂としてはエチレンー
テトラフルオロェチレン系共重合体があげられる。
かかる共重合体としてはテトラフルオロェチレン/エチ
レンの含有モル比が40/60〜70/3の陸度、等に
45′55〜60′4晩茎度であり、メルトインデック
スが0.5〜8、特に1〜6のものが特に好適である。
かかる好適なエチレンーテトラフルオロェチレン系共重
合体は、エチレンおよびテトラフルオロェチレンの他に
少量の共単量体(プロピレン、ィソプチレン、フッ化ビ
ニル、フツ化ビニリデン、へキサフルオロプロピレン、
アクリル酸およびアクリル酸ェステル、酢酸ビニル、パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル、ヘキサフルオロイ
ソブチレン、パーフルオロアルキルエチレンなど)に基
く単位を含むものであっても良い。
本発明において発泡成形は種々の方法で実施可能であり
、発泡剤を共存せしめて熔融成形し、成形中に発生する
発泡剤の熱分解ガスにより発泡する方法、成形機内の熔
融樹脂相に窒素あるいは二酸化炭素等の不活性ガスを吹
込む方法、樹脂に溶剤あるいはフルオロメタン類を溶存
せしめてから熔融成形する方法、あるいはこれらの方法
において発泡核材を併用する方法等が例示されるが、エ
チレンーテトラフルオロェチレン系共重合体を使用する
場合には、該共重合体の熔融成形温度で分解する固体状
発泡剤および平均粒径10ミクロン以下、好ましくは2
ミクロン以下の耐熱性微粒子からなる発泡核材の共存下
に加熱熔融成形により行う方法が好ましく採用可能であ
る。
ここで熔融成形温度で分解する固体状発泡剤とは、熔融
成形温度で分解が開始する発泡剤は勿論のこと、熔融成
形温度以下で分解が開始しても、熔融成形温度でなお分
解が続く発泡剤を包含する。
かかる発泡剤としては、エチレンーテトラフルオロェチ
レン系共重合体については、260〜360℃、好まし
くは270〜35000の温度範囲で分解する無機ある
いは有機発泡剤が例示され、高温分解型有機発泡剤、例
えばジィソプロピルヒドラゾジカルポキシレート、5一
フエニルテトラゾールのバリウム塩、5−フェニルテト
ラゾールのカルシウム塩、トリヒドラジノトリアジンな
どが有利に採用可能である。かかる発泡剤は通常前記共
重合体10の重量部に対して、0.1〜1の重量部、好
ましくは0.2〜5重量部の割合で添加混合するのが適
当である。また、前記発泡核材としてはタルク、セリサ
ィト、珪糠士、窒化ホウ素、アルミナ、酸化チタン、シ
リカ、珪酸カルシウム、カーボンブラック、グラフアィ
ト、硫化亜鉛、二硫化モリブデン、酸化マグネシウム、
水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、珪灰石、カオリ
ン、ベントナィト等が例示され、エチレンーテトラフル
オロェチレン系共重合体の発泡成形に際しては、タルク
、セリサィト、珪簾土、窒化ホウ素等が好ましく採用可
能である。
かかる発泡核材は通常前記共重合体10低重量部に対し
て、0.3〜1の重量部、好ましくは0.7〜5重量部
の割合で添加混合するのが適当である。本発明において
は、発泡成形を繊維化可能なポリテトラフルオロェチレ
ンの共存下に行うことが重要である。
かかるポリテトラフルオロェチレンは米国特許2750
35び号明細書あるいは同4016345号明細書など
に記載されているごとき所謂乳化重合なる手法、すなわ
ち、重合槽に純水、重合開始剤、界面活性剤、重合安定
剤などを装填し、蝿梓下にテトラフルオロェチレンを圧
入しながら重合せしめる方法によって製造可能であり、
高分子量のものが好ましいが、少量のパーフルオロ−Q
−オレフィン等により変性されたものも使用可能である
。また、ポリテトラフルオロェチレンの形態としては、
重合上りの分散液あるいはこれを濃縮したものも使用可
能であるが、重合上りの分散液から凝折・造粒分離され
た粉末形態の所謂ファインパウダーが操作性の面から好
ましく採用可能である。上記のごときポリテトラフルオ
ロェチレンは熱可塑性樹脂100重量部に対して、0.
01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部の割合
で使用される。
ポリテトラフルオロェチレンの添加割合が少なすぎる場
合には、効果が低下し、また多すぎる場合には、組成物
の熔融粘度が過大となり成形性が損われるので好ましく
ない。本発明において、発泡成形に際しての前記ポリテ
トラフルオロェチレンの添加は種々の方法で実施可能で
あるが、発泡成形に先立って予めポリテトラフルオロェ
チレンを一部繊維化せしめておく方法が好ましく採用可
能である。
具体的には、ポリテトラフルオロェチレンフアインパウ
ダ−を使用する熱可塑性樹脂縦体の一部と予備混合後、
ハンマーミルなどにより鯛断力を作用せしめポリテトラ
フルオロェチレンの繊維化を一部生じしめた後、熱可塑
性樹脂、発泡核材とともに押出成形し、ポリテトラフル
オロェチレンおよび発泡核材を含有するべレットを製造
し、これに別に製造した発泡剤舎有べレットを混合して
、押出成形することにより発泡体を得る方法が例示可能
である。またかかる方法の変形として、上記ポリテトラ
フルオロヱチレンフアィンパゥダ一の予備繊維化を熱可
塑性樹脂粉体の代りに発泡核材などとの混合状態で行う
方法、あるいはファインパウダーの代りに重合上りの分
散液を使用し、湿式の混合、鱗断力付与を行う方法など
も好ましく採用可能である。なお、発泡成形に際して二
軸押出機のごとく高製断力が加わる成形機を使用する場
合には上記のごとき予備繊維化は必ずしも行わなくても
よい。本発明方法によれば、樹脂の熔融強度が増大し、
樹脂切れが起こり難くなるので、薄肉の電線被覆あるい
は小径フィラメントの成形が可能となる。
さらに、本発明方法は、雛燃剤などの充填体の配合によ
り熔融強度が低下した系の発泡成形に適用する場合に極
めて有用である。また本発明方法により得られる発泡体
は公知の方法で得られるものよりも高い機械的強度を有
するという効果もある。以下、実施例により本発明をさ
らに詳細に説明する。
実施例 1 テトラフルオロェチレン/エチレンの含有モル比が53
/47であり、平均粒径が約20山であるエチレンーテ
トラフルオロェチレン系共重合体(メルトィンデックス
1.5)8重量部とポリテトラフルオロェチレンフアィ
ンパウダ一(三井フロロケミカル製:テフロン6J)4
重量部とをV型プレンダーにより予備混合後ハンマーミ
ルにかけて混合粉体を得た。
該混合粉体と前記エチレンーテトラフルオロェチレン系
共重合体のべレット92重量部とタルク(満洲タルク製
:p−100)4重量部とをV型ブレンダーにより混合
後、シリンダー径(D)20側、L/D=18(L:ス
クリュー長さ)の押出機のホッパ一に供給し、シリンダ
ー部温度〔ゾーン1〕25000、〔ゾーン2〕285
00、ダイス部温度320℃、スクリュー回転数3がp
mなる条件で直径2肋のストランドを成形し、ベレタィ
ザ−でべレツト化した(ベレツト1)。一方、前記エチ
レンーテトラフルオロェチレン系共重合体のべレット1
00重量部とジィソプロピルヒドラゾジカルボキシレー
ト(米国ュニロイヤル製セロゲンHT500)0.5重
量部とを混合し、温度条件を、シリンダー部〔ゾーン1
〕25000、〔ゾーン2〕275qo、ダイス部27
500とする以外は上と同様にして発泡剤含有べレット
(ベレットD)を得た。
上記ベレット1とべレットロとを1:1の割合で混合し
て得られた濠合べレットを、ベレット1と同様の温度条
件で口径0.5脚のノズルより押出し、引落すことによ
り発泡フィラメントを成形した。
この場合、フィラメント径を180ムまで引落しても樹
脂切れの問題は発生せず、径の安定したフィラメント成
形が可能であった。
またかくして得られた発泡フィラメントは均一な微4・
気泡を含有し、発泡率は52%であった。また同様にし
て成形した直径200仏のフィラメントの引張破断荷重
は110夕であった。比較例 1 ポリテトラフルオロエチレンフアイン/ゞウダーを使用
しない以外は実施例1と同様にして発泡フィラメント成
形を行った。
しかしながら、この場合には、フィラメント径を250
山以下に引落すと樹脂切れが発生しやすくなり、さらに
径のバラッキも大きなものであった。さらに、かくして
得られた蓬約250rのフィラメントの引張破断荷重は
50夕にすぎなかった。比較例 2 ポリテトラフルオロェチレンの使用量を共重合体10の
重量部当り15重量部とする以外は実施例1と同様の発
泡フィラメント成形を試みたが、押出開始直径に樹脂圧
が過大となり、成形の続行が困難となった。
実施例 2 テトラフルオロヱチレン/エチレン/パーフルオロプチ
ルェチレンの含有モル比が52.5/46.8/0.7
であるエチレンーテトラオロエチレン系共重合体(メル
トィンデツク3.6)を使用し、ポリテトラフルオロェ
チレンの使用量を共重合体100重量部当り3.5重量
部とする以外は実施例1と同様の発泡フィラメント成形
を行った。
この場合もフィラメント径180仏までの引落しが可能
であった。実施例 3 実施例1と同様のポリテトラフルオロヱチレンファイン
パウダー2重量部とデカブロモジフェニル(旭硝子製A
FRI021)20重量部とをへンシェルミキサーで5
分間混合後ハンマーミルにかけた。
一方、三酸化アンチモン(試薬1級)5重量部と発泡剤
(氷和化成工業製;Vin〆or−AC)0.5重量部
とを小型ミキサーにより混合した。
上記二種の混合粉体をポリプロピレンベレツト(三菱油
化製;ノーブレンMA−4)とともにポリエチレン製の
袋中で振遼混合し、二鞠押出機(中谷機械製AS−3埋
型)を用いて以下の条件下に押出成形して鍵燃剤入発泡
フィラメント(発泡率50%)を得た。
押出条件:シリンダー温度(00)120(ホツパー下
)/180/190/200ダイス温度(℃)190 スクリュー回転数5仇pm この場合、フィラメント径を200山まで引落しても樹
脂切れの問題が発生せず、径の安定したフィラメント成
形が可能であった。
またかくして得られた発泡フィラメントの引張破断続重
は50夕であった。比較例 3 ポリテトラフルオロエチレンフアインパウダ一を使用し
ない以外は実施例3と同様にして発泡フィラメント成形
を行った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂を発泡成形するに際し、該発泡成形を
    該熱可塑性樹脂100重量部当り0.01〜10重量部
    に相当する量の繊維化可能なポリテトラフルオロエチレ
    ンの共存下に行うことを特徴とする熱可塑性樹脂発泡体
    の製造方法。 2 熱可塑性樹脂が熔融成形可能なフツ素系樹脂である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 熔融成形可能なフツ素系樹脂としてメルトインデツ
    クスが0.5〜8であるエチレン−デトラフルオロエチ
    レン系共重合体を使用し、発泡成形を該共重合体の熔融
    成形温度で分解する固体状発泡剤および平均粒径10ミ
    クロン以下の耐熱性微粒子からなる発泡核材の共存下に
    加熱熔融成形により行う特許請求の範囲第2項記載の方
    法。
JP13932378A 1978-11-14 1978-11-14 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 Expired JPS6023781B2 (ja)

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BR112018069095B1 (pt) * 2016-03-28 2022-07-26 Dow Global Technologies Llc Processo de formação de espuma em uma composição de poliolefina, composição espumável, espuma e cabo

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