JPS5826368B2 - 塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents

塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体の製造方法

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JPS5826368B2
JPS5826368B2 JP51142399A JP14239976A JPS5826368B2 JP S5826368 B2 JPS5826368 B2 JP S5826368B2 JP 51142399 A JP51142399 A JP 51142399A JP 14239976 A JP14239976 A JP 14239976A JP S5826368 B2 JPS5826368 B2 JP S5826368B2
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
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alcohol
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JP51142399A
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啓 岩田
慎一 恵木
裕 尾崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
Tokuyama Sekisui Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Tokuyama Sekisui Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体の製造方法1
こ関するものである。
塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体は塩化ビニル系樹脂発泡
体1こ比較して耐熱性が良いという特徴を有している。
即ち塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体は、高温Iこおける
収縮率が非常1こ小さく、より高温1こ耐えるので温水
配管や蒸気配管等1こ接触させ、保温を且的とした用途
Iこ使用することができる。
また、すぐれた難燃性を有するので、建材として使用す
るの)こ適している。
さら1こ機械的強度および電気絶縁性がすぐれているの
で、電気部品1こ使用することができ、耐薬品性がよい
ので、化学工業の装置1こ使用できる。
塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体は、上記のようIこ、数
々のすぐれた性質を有しているので種々の用途1こ応用
することが期待されている。
塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体の製造方法としては、従
来満足できる方法は知られていなかったが本発明者等は
、炭素腐が1〜5個のアルコールを起泡剤として使用し
て均一な発泡体が得られることを知った。
しかしながら該方法1こおいては該アルコールの沸点は
一般lこ常温より高く、発泡体製造後常温lこおいて該
アルコールの蒸気圧が小さくなり、気泡が収縮するため
、発泡体は収縮変形しやすいという欠点を有していた。
又起泡剤として前記アルコールだけを使用した場合Iこ
は発泡倍率は最高25〜30倍であり、30倍以上の高
発泡倍率の発泡体を得ることは困難であった。
しかる1こ本発明の目的は収縮変形をおこさない高発泡
倍率の塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体の製造方法を提供
すること1こある。
即ち本発明の要旨は、塩素含有率が60〜750〜75
重量部塩化ビニル系樹脂100重量部に炭素数が1〜5
のアルコールを1〜20重量部含有せしめた配合物を押
出機1こ供給して、発泡体を製造する際1こ該押出機の
シリンダー中1こ沸点が30〜30℃である炭化水素系
又は弗化水素系溶媒の中から選ばれた1種又は2種以上
の溶媒を前記塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部1こ
対して1〜10重量部添加することを特徴とする塩素化
塩化ビニル系樹脂発泡体の製造方法1こ存する。
本発明]とおいて使用される塩素化塩化ビニル系樹脂と
は塩化ビニル系樹脂の塩素化物を指す。
該塩化ビニル系樹脂とは塩化ビニルの単独重合体および
共重合体が含まれる。
該共重合体としては、900重量部上の塩化ビニル1こ
対して、塩化ビニルと共重合しうる単量体の1種又は2
種以上が共重合して得られた共重合体又はグラフト体が
含まれる。
上記塩化ビニルと共重合しうる単量体としては例えばエ
チレン、プロピレン、酢酸ビニル、スチレン、アクリロ
ニトリル、塩化ビニリデン等があげられる。
そして塩化ビニル系樹脂の塩素化は公知のいかなる方法
が用いられてもよいがたとえば攪拌装置の備えられた密
閉容器内で水1こ塩化ビニル系樹脂を懸濁させ、容器内
の酸素を除去した後、紫外線照射下]こ塩素を通じる懸
濁塩素化法、水1こクロロホルムもしくは4塩化炭素等
のハロゲン化化合物を添加して、塩化ビニル系樹脂を塩
素化する溶液塩化法等の方法があげられる。
塩素化塩化ビニル系樹脂は平均粒径約100μ、平均重
合度100〜2000の粉末状のものが好適に用いられ
る。
重合度が100より小さいものは発泡体の物性が低下し
、重合度が2000より太きいものは溶解粘度が高くな
り、発泡体の製造が困難1こなる。
そしてさら1こ好ましくは平均重合度300〜1000
のものである。
又本発明lこおいて塩素化塩化ビニル系樹脂の塩素含有
率は、60〜750〜75重量部とが必要であるが、こ
の理由は塩素含有率が高くなると耐熱性、発泡性が向上
するが、高くなりすぎると、加熱溶融が困難となるため
である。
そして塩素含有率は65〜705〜70重量部さら1こ
好ましい。
本発明1こおいては、炭素数1〜5のアルコールが使用
されるがこれは起泡剤として用いられるのであり、該ア
ルコールとしては、たとえば、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、フロビルアルコール、イソプロピルアル
コール、ブチルアルコール、第2級ブチルアルコール、
第3級ブチルアルコール、イソブチルアルコール、アミ
ルアルコール、第2級アミルアルコール、第3級アミル
アルコール、イソアミルアルコール、2−メチル−1−
ブチルアルコール、3−メチル−2−ブチルアルコール
等があげられ、毒性、沸点等の点から特Iこエチルアル
コールが好ましく、そしてこのアルコールは単独で使用
されてもよく、二種以上の混合物として使用されてもよ
い。
父上記起泡剤の使用量は前記塩素化塩化ビニル系樹脂1
00重量部1こ対して1重量部より少ない量では、気泡
を形成する能力が不足し、20重量部より多量では起泡
剤が完全1こ気化し難く、発泡体中の残存量が多くなり
、耐熱性等を損うおそれがあるので1〜20重量部が好
ましく、さら1こ好ましくは5〜10重量部である。
本発明1こおいては上記アルコールを前記塩素化塩化ビ
ニル系樹脂(こ含有さして配合物とし、該配合物を押出
機1こ供給するのであるが、該配合物Iこ発泡体を製造
する際1こ一般に使用されている安定剤、滑剤、気泡調
節剤、顔料等が添加されてもよく、又配合物の製造方法
も公知のいかなる方法が用いられてもよく、たとえば、
前記塩素化塩化ビニル系樹脂と安定剤、滑剤、気泡調節
剤、顔料等をスーパーミキサー等1こ供給し、約100
〜150℃で4〜20分ホットブレンドして混合物を得
、常温1こおいて該混合物]こ前記アルコールを添加し
て、よく攪拌して配合物を得ることが出来る。
そして該配合物を室温で5時間以上放置したのち押出機
]こ供給するという方法が採用されるのが、より均一で
微細な気泡を有する発泡体を製造するうえで好ましい。
本発明で使用される押出機は、シリンダー1こ溶媒の供
給口が設けられていれば良く、押出機の種類はなんら限
定されるものではなく公知のいかなる機械が使用されて
もよい。
本発明で使用される沸点が一50〜30°Cである炭化
水素系または弗化炭化水素系溶媒は第2起泡剤として使
用されるものであってたとえばブタン、イソブタン、1
−ブテン、2−ブテン、■−ペンテン、インペンタン、
ネオペンタン等の炭化水素系溶媒、トリクロルフルオロ
メタン、ジクロルモノフルオロメタン、ジクロルテトラ
フルオロエタン、ジクロルジフルオロメタン等の弗化炭
化水素系溶媒があげられ、該溶媒は単独1こ使用されて
もよく、又二種以上の混合物として使用してもよい。
又該溶媒は前記塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部1
こ対して、1重量部より少ないと発泡効果がなく、10
重量部より多くなると発泡が激しくなりすぎて好適な発
泡体が得られないので1〜10重量部が好適1こ使用さ
れる。
本発明1こおいては、前記配合物は押出機1こ供給され
、シリンダー内で120〜200’C1こ加熱溶融され
、溶融されたところへシリンダー1こ設けられた注入口
から前記溶媒が加圧添加されて混合されながら、シリン
ダーの先端方向Iこ送られ、押出機先端1こ取着けられ
た金型から押し出され発泡体が製造されるのである。
本発明の製造方法は上述の如き構成であり、特定の溶剤
が併用されるものであるから製造後常温1こなった時I
こ得られた発泡体の気泡中の圧力が小さくなって、発泡
後収縮変形するということもなく、又30倍以上の高倍
率の塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体が得られるのである
次1こ本発明の実施例1こついて説明する。
なお単1こ「部」とあるのは「重量部」を意味する。
実施例 塩素化塩化ビニル樹脂 100部(重合度
1400.塩素化度70饅) 炭酸カルシウム 10部ジブチル錫
ラウレート 3部モンクン酸誘導体
0.5部(ヘキスト・ジャパン株式会社
製、商品名Wax −OP ) 高級アルコール 0,5部(花王石
鹸株式会社製、商品名 カルコール86) 上記の組成からなる配合物をスーパーミキサーIこ供給
し1200Cで6分間ホットブレンドした。
得られた配合物を室温まで冷却後エタノールを6部添加
してライカイ機で10分間混合し、得られた配合物をポ
リエチレン製袋Iこ入れ密封して放置した。
エタノール添加後24時間(こ該配合物を口径50mm
の単軸スクリュウ押出機(スクリュウ圧縮比3.0 、
L/D28 ) lこ供給し、さら1こシリンダーI
こ設けられた注入口より、プランジャーポンプを用いて
トリクロルフルオロメタン(沸点23.8℃)5部を注
入しながら押し出して発泡体を得た。
該押出機は直径151mの円孔ノズルを有する金型を有
しており、金型温度は160℃、シリンダ一温度は14
0〜180℃、押出量は15kg/h rであった。
得られた発泡体は直径100 mm、発泡倍率35倍の
均一な気泡を有するものであり、発泡後収縮はなく、寸
法は安定していた。
比較例 実施例と同じ組成で実施例で行なったと同様1こしてエ
タノールを含有する配合物を得、トリクロルフルオロメ
タンを注入しない以外は実施例で行なったと同様1こし
て発泡体を得た。
得られた発泡体は押出直後は直径90山であったが5分
後1こは収縮し、直径は平均75關1こなった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩素含有率が60〜750〜75重量部塩化ビニル
    系樹脂100重量部1こ、炭素数が1〜5のアルコール
    を1〜20重量部含有せしめた配合物を押出機]こ供給
    して、発泡体を製造する際1こ該押出機のシリンダー中
    1こ、沸点が一30〜30°Cである炭化水素系または
    弗化炭化水素系溶媒の中から選ばれた1種又は2種以上
    の溶媒を前記塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部1こ
    対し1〜10重量部添加することを特徴とする塩素化塩
    化ビニル系樹脂発泡体の製造方法。 2 塩素化塩化ビニル系樹脂が平均重合度100〜20
    00であり、かつ粉末状である特許請求の範囲第1項記
    載の発泡体の製造方法。 3 アルコールがエチルアルコールである特許請求の範
    囲第1項記載の発泡体の製造方法。 4 塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部1こ対しアル
    コールの添加量が1〜20重量部である特許請求の範囲
    第1項記載の発泡体の製造方法。
JP51142399A 1976-11-26 1976-11-26 塩素化塩化ビニル系樹脂発泡体の製造方法 Expired JPS5826368B2 (ja)

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