JPS60237174A - 内燃機関の点火装置 - Google Patents

内燃機関の点火装置

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JPS60237174A
JPS60237174A JP9211384A JP9211384A JPS60237174A JP S60237174 A JPS60237174 A JP S60237174A JP 9211384 A JP9211384 A JP 9211384A JP 9211384 A JP9211384 A JP 9211384A JP S60237174 A JPS60237174 A JP S60237174A
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通泰 森次
Hisashi Kawai
寿 河合
Norihito Tokura
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P15/00Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits
    • F02P15/10Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits having continuous electric sparks

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内燃機関の点火装置特に容量放電式の点火装
置に関し、主に自動車用内燃機関の点火に適用される。
(従来技術及び発明の背景) 従来の普通点火電源の内燃機関の点火装置では高速時に
点火エネルギーが減少するという問題があり、一方、容
量放電式の点火電源の点火装置では点火エネルギーは一
定であるが、放電持続時間が短いため始動時、低速時に
は火炎が成(せず失火しやすい欠点がある。
(本発明の目的) 本発明は、上記の欠点に鑑み、容量放電式の点−火装置
に改良を加えることにより、極めて短い周期で複数のス
パークを適当な期間中連続して発生させることが可能で
、高速時の点火エネルギー。
低速時の放電持続時間を確保し、より確実な着火をもた
らす内燃機関の点火装置を提供することを目的とするも
のである。
(本発明の構成) 本発明は、容量放電式の点火装置において2個のサイリ
スク(スイッチング素子)と2個のダイオード(整流素
子)によりブリッジ回路を構成し、このブリッジ回路に
より点火コイルに繰り返し電流を供給できるようにした
(実施例) 以下本発明を図に示す実施例についt説明する。
第1図は本発明になる内燃機関の点火装置の一実施例の
構成を示す電気回路図で、1はバッテリ等の直流電源、
2はエンジンキースイッチで、運転時には閉成し、停止
時には開となる。3はトランジスタを発振させトランス
で昇圧した後、整流して直流高電圧を供給する周知のD
C−DCコンバータで、前記直流電源1の電圧(例えば
12■)から約300Vの電圧を発生するものである。
4はコンデンサで、前記DC−DCコンバータ3の出力
電圧を平滑して蓄え、後述の過渡的な大電流を供給する
ためのものである。5は点火時期検出装置であり、51
は磁性材料より成る点火時期検出用のシグナルロータで
、エンジン回転数の1/2の回転数で同期して回転する
ディストリビュータに取り付けられており、気筒数に対
応しただけの個数の突起部52を有している。53は点
火時期検出用のピックアップで、磁性材料より成る磁心
531のまわりに巻装されたコイル533と永久磁石5
32とから構成されており、前記シグナルロータ51の
突起部52がピンクアップ53の磁心531と対向した
とき閉磁路が形成されるように配置されている。さらに
、シグナルロータ51とピンクアップ53の位相関係は
、エンジン回転数負荷に応じて適当に変化するようにな
っており、最適な点火時期が得られるようになっている
。6は整形回路で、ピンクアップ53の出力信号を波形
整形し、点火時期に対応した「1」レベル(以下、単に
「1」と記す)の信号を出力する回路であり、この整形
回路6の詳細は第2図に示す通りである。抵抗611,
612、コンデンサ613で設定されたバイアス電圧v
bが端子601を介してピンクアップ53のコイル53
3の一端に印加される。このバイアス電圧vbはさらに
コンパレーク614の反転入力端子に基準電圧として印
加される。コンパレータ614の非反転入力端子602
を介してコイル533の他端に接続されており、コイル
533の起電力の正負に応じてコンパレータ614の出
力には、「1」またはrOJレベル(以下、単に「0」
と記す)の信号が発生する。
コンパレータ614の出力から非反転入力端子に抵抗6
15を介して正帰還がかけられており、この正帰還回路
はヒステリシスをもつシュミットトリガの機能を有する
ためノイズに対して誤動作を防止する効果がある。コン
パレータ614の出力はインバータ616で反転されて
端子603を介して点火時期信号として出力される。
7はトリガ信号発生回路で整形回路6がらの点火時期信
号から、所定の期間だけ短周期で繰り返す互いに180
°位相の異なる2つのトリガ信号S (A) 、S (
B)を作る。このトリガ信号発生回路7の詳細は第3図
に示す通りで、端子7Q1を介してワンショットマルチ
711に整形回路6からの点火時期信号が導かれる。ワ
ンショットマルチ711はこの点火時期信号の立ち上が
りでトリガされ、コンデンサ712.抵抗713で定ま
る一定時間(例えば2ms e c)にわたり「1」の
信号を出力端子Qに発生する。
ノアゲート714,715はセントリセット・フリップ
フロップとなるように互いに接続されており、ワンショ
ットマルチ711の出力が「1」になるとノアゲート7
14の出力は「0」、ノアゲート715の出力はrlJ
となる。バイナリプリセンタプル・アンプダウンカウン
タ717は4ビツトのカウンタ回路であり、そのリセ7
1一端子にノアゲート714の出力が導かれており、ノ
アゲート714の出力が「0」になるとカウントを開始
し、「1」になるとりセントされる。なお、このカウン
タ717はダウンカウントモードにセントされており、
プリセット機能は使用していない。
クロック発生回路716は例えば約80KHzの周波数
のクロック信号はカウンタ717のクロツク入力端子に
導かれる。ノアゲート718は一方の入力端子がワンシ
ョットマルチ711の出力端子に接続され、他方の入力
端子がカウンタ717の16分の1分周出力であるQD
出力端子に接続される。そして再出力端子のレベルが「
0」となったとき、ノアゲート713の出力は「1」と
なる。この出力はノアゲート715に導かれており、ノ
アゲート714,715で構成されるフリップフロップ
を反転させる。
カウンタ717のQD小出力、さらにそれぞれインバー
タバッファ719.720を介してワンショットマルチ
721,728に導かれる。ワンショットマルチ721
はインバータバッファ719の出力の立ち下がりでトリ
ガされ、コンデンサ722、抵抗723で定まる一定時
間(例えば5μ5ec)にわたり「0」の信号を出力端
子ζに発生する。この信号は抵抗724,725を介し
てトランジスタ726のベースに導かれる。ワンショッ
トマルチ21のQ端子が「0」のとき、トランジスタ7
26はオンとなり、そのコレクタすなわち端子702に
「1」のトリガ信号S (A)を発生する。
ワンショットマルチ728はインバータバッファ720
の出力の立ち上がりでトリガされ、コンデンサ729、
抵抗730で定まる一定時間(例えば5μ5ec)にわ
たりrOJの信号を出力端子σに発注する。この信号は
抵抗731,732を介してトランジスタ733のベー
スに導かれるワンショットマルチ728の同端子が「0
」のとき、トランジスタ733はオンとなり、そのコレ
クタすなわち端子703に「1」のトリガ信号5(B)
を出力する。
サイリスタ8はそのアノードがコンデンサ4の正極端子
に接続され、そのカソードが点火コイル14の1次コイ
ル141に接続されている。このサイリスタ8のゲート
にはトリガ信号発生回路7からのトリガ信号S (A)
が、絶縁用のパルストランス12を介し、さらにダイオ
ード121.抵抗122.抵抗123.コンデンサ12
4から成るノイズ防止回路を経て供給される。サイリス
ク9はそのアノードが点火コイル14の1次コイル14
1の他端に接続されており、カソードはコンデンサ4の
負極端子に接続されている。このサイリスタ9のゲート
には、トリガ信号発生回路7からのトリガ信号S (B
)が絶縁用のパルストランス13を介し、さらにダイオ
ード131.抵抗132、抵抗133.コンデンサ13
4から成るノイズ防止回路を経て供給される。ダイオー
ド10は、そのカソードがサイリスタ8のカソードと点
火コイル14の1次コイル141の一端とに接続されて
おり、そのアノードが転流用のコンデンサ15の正極端
子に接続されている。ダイオード11は、そのアノード
がサイリスク9のアノードと点火コイル14の1次コイ
ル141の他端とに接続されており、そのカソードはダ
イオード10のアノードと転流用コンデンサ15の正極
端子とに接続されている。転流用コンデンサ15の負極
端子は接地され、コンデンサ4の負極端子に接続されて
いる。
上述のように、サイリスタ8,9及びダイオード10,
11によりブリッジ回路が構成されている。点火コイル
14は1次コイル141と2次コイル142及び高透磁
率材料から成る鉄心143から成り、その2次コイル1
42の一端はディストリビュータ22の分配用ロータ2
3に接続されており、他端は接地されている。
ディストリビュータ22は周知の構成によるものであり
、エンジン回転数の2分の1の回転数で同期して回転す
るシャフトと一体に回転する分配用ロータ23により所
定の気筒に配設された点火ギャップ241.242,2
43,244にハイテンションコード25L 252,
253,254を通して高電圧を分配する。
なお、第1図図示の点火装置における各半導体装置とし
ては下記のものを使用した。
ワンショットマルチ711・・・東芝製TC4528B
’P ノアゲート714,715.718 ・・・東芝製TC400 1B、P アップダウンカウンタ717・・・ 東芝製TC451 BP インバータ719.720・・・東芝製TC404BP ワンショットマルチ721,728・・・T1社製74
LS 21 次に、上記構成になる本発明点火装置の作動について説
明する。第4図は第1図図示の点火装置の各部信号波形
図であり、それぞれ(1)はピンクアップ53のコイル
533の起電圧、(2)はピンクアップ53の出力電圧
、(3)は整形回路6の出力である点火時期信号、(4
)はワンショットマルチ711の出力である点火期間信
号、(5)はノアゲート714の出力信号、(6)はカ
ウンタ717のQD出力信号、(7)はインバータバッ
ファ719,720の出力信号、(8)はトリガ信号S
 (A) 、(9)はトリガ信号S (B)の波形を表
す。
まず、エンジンキースイッチ2をオンにすると、DC−
DCコンバータ3に直流電源1から+12Vの直流電圧
が供給されてここで+300Vに昇圧され、この300
■の直流電圧はコンデンサ4に常時蓄えられる。
エンジンの回転に応じてシグナルロータ51が回転し、
ピックアップ53のコイル533に第4図(1)に示す
波形をした起電力が発生する。この起電力の正から負に
切り替る点が点火時期である。
コイル533は整形回路6によってバイアス電圧vbで
バイアスされているた、め、ピックアップ53の出力電
圧は第4図(2)に示すようにコイル533の発生電位
がバイアス電圧vbだけもち上がった値となる。この信
号は整形回路名で整形され、第4図(3)に示す点火時
期で「1」に立ち上がる信号となる。
整形回路6の出力信号はトリガ信号発生回路7に入力さ
れ、その立ち上がり部分でワンショットマルチ711を
トリガし、第4図(4)に示すパルス幅約’1m5ec
のパルス状の点火期間信号を発生させる。このパルス幅
を点火期間とする。点火期間信号はノアゲート714に
入り、ノアゲート714.715で構成されるフリップ
フロップを反転させる。これにより第4図(5)に示す
ようにノアゲート714の出力は「0」となる。
ノアゲート714の出力はカウンタ717のリセット端
子に導かれ、この出力が「0」のときカウンタ717は
リセットが解除“される。このリセット解除に、よりカ
ウンタ717はクロック発生回路716からの約80K
Hzのクロック周波数でカウントを開始する。ここでカ
ウンタ717は4ビツトのバイナリカウンタであり、ダ
ウンカウントモードにセントしであるから、最初のクロ
ック信号の立ち上がりでカウンタ717の内容は0から
15へ変化する。すなわちカウンタ717のQD小出力
「0」から「1」となる。以降、クロック信号が到来す
るたびにダウンカウントを繰り返し、0,15,14.
 ・・・、2,1.0.15. ・・・と周期的に内容
が変化していく。このとき16分の1分周出力であるQ
D小出力、カウンタ717の内容が8〜15のとき「1
」となるため、クロック周波数の16分の1の周波数で
ある第4図(6)に示すデユーティ比50%の方形波を
発生する。
第4図(6)におけるパルス1個の幅は100μsec
、パルスとパルスの間隔は100μsecである。
点火時期信号が立ち上がってから約2m5ec後、ノア
ゲート714の入力は「0」となる。このときすぐにカ
ウンタ717にリソセトをかけてしまうと、その直前の
QD小出力「1」の時間幅が短くなってしまい、後述の
サイリスクの転流がうまく行われなくなる。この対策と
してワンショットマルチ711の出力とカウンタ717
の出力とをノアゲート718の入力に導くことにより、
QD小出力10」のときのみノアゲート718の出力が
「1」となってノアケート714.715からなるフリ
ップフロップを反転させ、それによりノアゲート714
の出力を「1」にしてカウンタ717にリセットをかけ
るようにしている。
以上の説明のように、点火時期信号からクロック信号1
周期(12,5μ5ec)以内の遅れでQD出力にクロ
ック周波数の16分の1 (5KHz)の方形波が少な
(とも点火期間中、整数個発生する。この信号はインバ
ータバッファ719,720で反転されて第4図(7)
に示す信号となる。
ワンショットマルチ721はインバータバッファ719
の立ち下がりでトリガされ、約5μsecのパルスが発
生し、トランジスタ726をオンにして第4、図(8)
に示すトリガ信号S (A)を端子702へ出力する。
またワンショットマルチ728はインバータバッファ7
20の出力の立ち上がりにてトリガされ、約5μsec
のパルスを発生し、トランジスタ733をオンにして第
4図(9)に示すトリガ信号S (B)を端子703へ
出力する。
すなわちトリガ信号S (A)とS (B)は位相が1
80°異なる周期200.IJsIIIG、パルス@5
μsecの信号である。
次に高圧発生部の作動について説明する。第5図は第1
図図示装置の各部信号波形を前記第4図図示の場合より
も時間的に拡大して示した波形図、で、それぞれ(1)
はトリガ信号S (A) 、+2)はトリガ信号S (
B) 、+3)はコンデンサ15の端子電圧、(4)は
サイリスタ8のカソード電圧、(5)はサイリスタ8の
通電電流、(6)はサイリスタ9のアノード電圧、(7
)はサイリスタ9の通電電流、(8)は1次コイル14
1の通電電流である。第5図fl)に示すトリガ信号S
 (A)はパルストランス12、ノイズ防止回路を介し
てサイリスタ8をトリガする。同様に、第5図(2)に
示すトリガ信号S (B)はパルストランス13、ノイ
ズ防止回路を介してサイリスタ9をトリガする。まず、
サイリスク8がトリガされてオンとなると、コンデンサ
4.サイリスク8.1次コイル141.ダイオード11
.コンデンサ15から成る閉回路に電流が流れる。この
とき、コンデンサ4の容量はコンデンサ15の容量に比
べて充分に大きいので、コンデンサ4を一定電圧(30
0V)の電源と考えることができる。
また、1次コイル141の抵抗分とサイリスク8の内部
抵抗とからなる回路の抵抗分は充分に小さいため、この
第1の閉回路にはコンデンサ15の容量Cと1次コイル
141のインダクタンスLとで決定される正弦半波状の
電流が流れるが、この際、ダイオード10がフィードバ
ンク作用をするので、電流は1/4周期で途切れた波形
となり、コンデンサ15の端子電圧はコンデンサ4の電
圧(300V)以上にはならない。以上のようにしてコ
ンデンサ15の充電が完了すると、、サイリスタ8の通
電電流はOとなり、サイリスタ8は自動的にオフどなる
。次にサイリスク9がトリガ信号S (B)によってオ
ンすると、コンデンサ15゜ダイオード10,1次コイ
ル141.サイリスタ9から成る閉回路が形成され、コ
ンデンサ15に蓄えられていた電荷が放電され、やはり
正弦半波状の電流が流れるが、このときもやはりダイオ
ード11がフィードバック作用をするので、電流は1/
4周期で途切れた波形となりコンデンサ15の端子電圧
は0■以下にはならない。以上のようにしてコンデンサ
15の放電が完了すると、サイリスタ9の通電電流はO
となりサイリスタ9は自動的にオフとなる。
さて、点火コイルの1次コイルに流れる電流であるが、
前述のようにサイリスタ8.サイリスタ9に流れる電流
は第5図の(5)、 (?)に示すように、正弦半波状
電流が途切れた電流となっているので、点火コイルには
、磁気エネルギーが蓄えられたままである。従って、サ
イリスク8.9がオフした後は、この蓄えられたエネル
ギーがダイオード10.11と1次コイル141から成
る閉回路に流れ出ることとなり、第5図の(81に示す
ような電流が、1次コイルに流れることとなる。従って
、正弦波の1/4周期までが容量放電式、それ以降は従
来のフルトランジスタ点火方式と同様の波形となる。
以上のようにして、連続的にサイリスタ8とサイリスタ
9を交互にトリガすることにより、1次コイル141に
300Vの電圧が繰り返し印加されることになる。そし
て、1次コイル141と2次コイル142とはトランス
結合しているので、その変圧比が1 : 100である
とすると、1次コイルの印加電圧の100倍の電圧が2
次コイル142に発生する。すなわち、2次コイル14
2に発生する電圧■2は、DC−DCコンバータ3の出
力電圧=300V、電圧比−100の場合、■2=30
0Vxl 00=30KVとなり、放電による点火を行
うに充分な電圧となる。
2次コイル142の発生電圧は、ディストリビュータ2
2により所定の気筒に分配され、ハイテンションコード
251,252,253.254を介して点火ギャップ
241,242,243゜244へ供給され、点火ギャ
ップの接地電極へ放電されて点火が行われる。放電によ
りいったん放電路が形成されると、付近の空気がイオン
化されてアーク放電となり、その放電維持電圧(約50
0V〜IKV)以下になるまで誘導放電を持続する。こ
の誘導放電が終わればすぐに次のサイクルが開始するた
め、放電ギヤツブ間に残存されていはトリガ信号発生回
路7において電気的に設定した点火期間によっ決めるこ
とができるため、完全な着火を行えるような充分に長い
時間に設定することは容易である。
このように第1図図示の本発明点火装置は、自動車用内
燃機関の点火制御において、極めて短い周期で複数のス
パークを適当な時間にわたり連続して発生させることが
できるので、内燃機関の着火性能の向上を図れる。
また、この第1図図示の本発明点火装置においては、サ
イリスタ8とサイリスタ9の間に点火コイル14の1次
コイル141が入る構成となって8と9を通じて一気に
放電されるような場合でも、1次コイル141のインダ
クタンスと抵抗分により、急激な電流の増加および過電
流が防止され、サイリスクのd i / d tあるい
は過電流に起因するサイリスクやサイリスク以外のスイ
ッチング素子の破壊を防止できる。
さらに、サイリスク8がオンしている時に、サイリスタ
9に印加される電圧上昇率d v / d tは、1次
コイル141とコンデンサ15で決定される時定数で決
定される。また、サイリスタ9がオンしている時にサイ
リスタ8に印加される電圧上昇率d v / d tも
同様に1次コイル41とコンデンサ15とで決定される
時定数で決定され、その電圧上昇率はIQOV/μse
c以下の低い値とすることができる。この結果、一方の
サイリスクの作動により他方のサイリスクに印加される
dv/dtに起因する誤動作を無くすことができる。
またさらに、ダイオード10.11がフィート”バンク
作用をするので、サイリスク8,9に印加される電圧は
DC−DCコンバータの出力電圧(300V)以内にお
さえることができ、サージアブソーバなしでサイリスク
を安定動作させることができる。
次に、本発明点火装置の応用例について説明する。
応用例1 第1図図示の本発明になる内燃機関の点火装置における
サイリスタ8,9、ダイオード10,11、点火コイル
14、コンデンサ15からなる回路16を多気筒内燃機
関の各気筒毎に設けることによって、ハイテンシコンコ
ード・やディストリビュータ等の高電圧分配手段をなく
した構成とでき、その結果、高圧分配手段において生ず
るエネルギー損失を軽減させて点火エネルギの有効利用
に寄与することができる。
応用例2 さらに、点火コイル14の2次、コイル142の両端と
も高電圧出力端として用いることも可能で、各気筒毎に
2本づつの点火栓を設けることで、2点点火にも応用で
きる。この場合、ディス1リビユータ等の高電圧分配手
段を増設して第6図に示す如く、2次コ・−ル142の
両端Gこそれぞれディストリピノ、−夕22,22’を
接続するか、あるいは前記回路16に相当する部分を多
気筒内燃機関の各気筒毎に設けることで対処可能である
応用例3 また、点火コイル14の2次コイル142の両端の高電
圧出力端の一方を爆発行程の気筒の点火栓に、他方を排
気行程の気筒の点火栓に接続することにより、前記応用
例1における回路16に相当する部分を半分の数に減ら
すことができ、コスト低減が図れる。
(発明の効果) 上述のように、本発明になる内燃機関の点火装置におい
ては、点火コイルに容量放電式、フルトランジスタ式を
組み併せたような第5図の(8)の電流が繰り返し流れ
るように構成されているから、極めて短い周期で複数の
スパークを適当な時間にわたり連続して発生させること
ができ、かつ容量放電式の2次電圧の立ち上がりの速さ
、フルトランジスタ式の放電持続時間をかねそなえてい
るので、高速時の点火エネルギー、低速時の放電持続時
間を確保し、より確実な着火をもたらし、内燃機関の着
火性能の向上を図れる等の効果が大であり、従って省燃
費、排ガス浄化という優れた効果がある。
また、サイリスタ8とサイリスタ9の間に点火コイル1
4の1次コイル141が入る構成となっているため、ノ
イズ等によってサイリスタ8と9とが同時にオンして、
コンデンサ4の電荷がサイリスク8と9を通じて一気に
放電されるような場合でも、1次コイル141のインダ
クタンスと抵抗分により、急激な電流の増加および過電
流が防止され、サイリスータのd i / d tある
いは過電流に起因するサイリスクやその他のスイッチン
グ素子の破壊を防止できるという効果がある。
また、さらにダイオード10.11がフィードバック作
用をするので、サイリスク8.9に印加される電圧は、
DC−DCコンハーク3の出力電圧(300V)以内に
おさえることができ、サイリスクを安定動作させること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる内燃機関の点火装置の一実施例の
構成を示す電気回路図、第2図は第1図図示の点火装置
における整形回路6の詳細回路図、第3図は第1図図示
の点火装置におけるトリガ信号発生回路の詳細回路図、
第4図は第1図図示の点火装置の各部信号波形図、第5
図は第1図図示の点火装置における各部信号波形をさら
に時間的に拡大して示した各部信号波形図、第6図は本
発明点火装置の応用例の一実施例の点火コイルの結線図
である。 3・・・DC−DCコンバータ、4・・・コンデンサ、
5・・・点火時期検出装置、6・・・整形回路、7・・
・トリガ信号発生回路、81,9・・・サイリスタ(ス
イッチング素子)、10.11・・・ダイオード(整流
素子)、12.13・・・パルストランス、14・・・
点火コイル、15・・・転流用コンデンサ、22.22
’・・・ディストリビュータ、241〜244・・・点
火ギャップ、251〜254・・・ハイテンションコー
ド。 代理人弁理士 岡 部 隆 第5図 (2) 5(B) 。 第6図 2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 直流電圧を発生する直流電源、1次コイルと2次コイル
    とを有する点火コイル、前記1次コイルの一端と前記直
    流電源の正極端子を断続する第1のスイッチング素子、
    前記1次コイルの他端と前記直流電源を断続する第2の
    スイッチング素子、前記の直流電源、第1のスイッチン
    グ素子、1次コイル、転流用コンデンサと閉回路を構成
    する第1の整流素子、前記の転流用コンデンサ、1次コ
    ンル、第2のスイッチング素子と閉回路を構成する第2
    の整流素子、および外部からの点火指示信号によって動
    作し、前記第1のスイッチング素子及び第2のスイッチ
    ング素子を所定のタイミングで交互に導通するように通
    電信号を発生する信号発生回路を具備したことを特徴と
    する内燃機関の点火装置。
JP9211384A 1984-05-08 1984-05-08 内燃機関の点火装置 Granted JPS60237174A (ja)

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