JPH0363672B2 - - Google Patents

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JPH0363672B2
JPH0363672B2 JP58251574A JP25157483A JPH0363672B2 JP H0363672 B2 JPH0363672 B2 JP H0363672B2 JP 58251574 A JP58251574 A JP 58251574A JP 25157483 A JP25157483 A JP 25157483A JP H0363672 B2 JPH0363672 B2 JP H0363672B2
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coil
ignition
signal
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Chikahito Tokura
Michasu Moritsugu
Hisashi Kawai
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Nippon Soken Inc
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    • F02P3/0884Closing the discharge circuit of the storage capacitor with semiconductor devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はイグニツシヨンスパーク方式を用いた
内燃機関の点火装置に関する。この装置は主に自
動車用内燃機関の点火に用いられる。
〔従来技術〕
内燃機関に用いられる従来の点火装置は高速時
に点火エネルギーが減少する上に、1回しかスパ
ークがないため、吹き消えに弱い。特にCDI方式
では始動時や低速時に火炎が成長しないので失火
しやすいという問題点がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、内燃機関の1気筒当りに複数
個の点火プラグを装着し、さらに極めて短い周期
で複数のスパークを適当な期間中連続して発生さ
せるという構想に基づき、高速回転時に点火エネ
ルギーが不足しないよう確保し、また低速回転時
やリーンバーン時に火炎不成長や失火が生じない
よう火炎持続時間を確保し、それにより着火性能
の向上をはかり、さらに急速燃焼によりパワーア
ツプ並びにノツキングの防止を行うことにある。
〔発明の構成〕
直流電圧を発生する直流電源と、第1、第2の
1次コイルと第1、第2の2次コイルとを有する
点火コイルと、2個の2次コイルの各一端及び他
端に1個ずつ、計3個以上接続され、かつそれら
が同一気筒に設けられる点火プラグと、第1、第
2の1次コイルが、通電時に互いに同一方に磁界
を発生する様に、それぞれの一端を共通接続した
1次コイル中点に接続されるコンデンサと、第1
の1次コイルとコンデンサ及び直流電源とともに
閉回路を構成する第1のスイツチング素子と、第
2の1次コイルとコンデンサとともに閉回路を構
成する第2のスイツチング素子と、点火指示信号
に従つて動作し、第1及び、第2のスイツチング
素子が点火時期において所定のタイミングで交互
に複数回導通するように通電信号を発生する信号
発生回路、を具備した内燃機関の点火装置が提供
される。
〔実施例〕
本発明の一実施例としての内燃機関の点火装置
が第1図に示される。
直流電源1は例えばバツテリを用いた電源であ
り、エンジンキースイツチ2を介してDC−DCコ
ンバータ3に直流電圧を供給する。エンジンキー
スイツチ2は運転時には閉成し、停止時には開閉
するスイツチである。また、DC−DCコンバータ
3は直流電源1の直流電圧例えば12Vを約200V
の直流電圧に変換するコンバータであり、トラン
ジスタを自励発振させてトランスで昇圧した後、
整流して直流高電圧を供給する周知の回路構成の
ものでである。コンデンサ4はDC−DCコンバー
タ3の出力電圧を平滑化して蓄え、後述の過渡的
な大電流を供給するためのものである。
点火時期検出装置5はシグナルロータ51、ピ
ツクアツプ53を備える。シグナルロータ51は
磁性材料よりなる点火時期検出用のものであり、
気筒数に対応する数の突起部52を有し、エンジ
ン回転数の1/2の回転数で同期して回転する図示
しないシヤフトに取り付けられている。ピツクア
ツプ53は点火時期検出用のものであり、磁性材
料からなる磁心531のまわりに巻装されたコイ
ル533と永久磁石532とから構成され、シグ
ナルロータ51の突起部52がピツクアツプ53
の磁心531と対向したときに閉磁路が形成され
るように配置される。
シグナルロータ51とピツクアツプ53の位相
関係は、図示しないがエンジン回転数、負荷に応
じて適当に変化するようになつており、最適な点
火時期が得られるようになつている。
整形回路6はピツクアツプ53の出力信号を波
形整形し、点火時期に対応した「1」レベル(以
下、端に「1」と記す)の信号を出力する回路で
ある。
この整形回路6の詳細が第2図に示される。抵
抗611,612、コンデンサ613で設定され
たバイアス電圧Vbが端子601を介してピツク
アツプ53のコイル533の一端に印加される。
このバイアス電圧Vbはさらにコンパレータ61
4の反転入力端子に基準電圧として印加される。
コンパレータ614の非反転入力端子は端子60
2を介してコイル533の他端に接続されてお
り、コイル533の起電力の正負に応じてコンパ
レータ614の出力には「1」、または「0」レ
ベル(以下、単に「0」と記す)の信号が発生す
る。
コンパレータ614の出力から非反転入力端子
に抵抗615を介して正帰還がかけられており、
この正帰還回路はヒステリシスをもつシユミツト
トリガの機能を有するためノイズに対して誤動作
を防止する効果がある。コンパレータ614の出
力はインバータ616で反転されて端子603を
介して点火時期信号として出力される。
第1図において、気筒判別装置8はシグナルロ
ータ80とピツクアツプ82とを備える。シグナ
ルロータ80は気筒判別用のものであり、エンジ
ン回転数の1/2の回転数で同期して回転する図示
しないシヤフトに取り付けられており、1つの突
起部81を有している。ピツクアツプ82は気筒
判別用のピツクアツプであり、前述の実施例のピ
ツクアツプ53と同じ原理のものであるが、異な
る点としてピツクアツプ53の磁心はシグナルロ
ータ51の4つの突起部と閉磁路を形成する構造
となつているのに対し、ピツクアツプ82の磁心
は開磁路となることである。
シグナルロータ80とピツクアツプ82の位相
関係は前述のシグナルロータ51とピツクアツプ
53とは異なり、エンジン回転数、負荷により変
化しない固定のものである。シグナルロータ80
が1回転すると、ピツクアツプ82の出力に1パ
ルスを出力する。このパルス位置は第1気筒の上
死点前60゜の位置に設定する。ピツクアツプ82
の出力は整形回路6′に導かれる。整形回路6′は
整形回路6と同一の回路構成である。
トリガ信号発生回路9は整形回路6からの点火
時期信号と整形回路6′からの気筒判別信号から、
所定の期間だけ短周期で繰り返す互いに180゜位相
の異なる2つのトリガ信号S(A)1〜4、S(B)を作
る。このトリガ信号発生回路9の詳細が第3図に
示される。端子901を介してワツシヨツトマル
チ711に、整形回路6からの点火時期信号が導
かれる。ワツシヨツトワルチ711はこの点火時
期信号の立ち上がりでトリガされ、コンデンサ7
12、抵抗713で定まる一定時間(例えば
2msec))にわたり「1」の信号を出力端子Qに
発生する。
ノアゲート714,715はセツトリセツト、
フリツプフロツプとなるように互いに接続されて
おり、ワツシヨツトマルチ711の出力が「1」
になるとノアゲート714の出力は「0」、ノア
ゲート715の出力は「1」となる。バイナリプ
リセツタブル・アツプダウンカウンタ717は4
ビツトのカウンタ回路であり、そのリセツト端子
にノアゲート714の出力が導かれており、ノア
ゲート714の出力が「0」になるとカウントを
開始し、「1」になるとリセツトされる。なお、
このカウンタ717はダウンカウントモードにセ
ツトされており、プリセツト機能は使用していな
い。
クロツク発生回路716は例えば約80KHzの周
波数のクロツク信号を連続して発生する回路であ
り、該クロツク信号はカウンタ717のクロツク
入力端子に導かれる。ノアゲート718は一方の
入力端子がワツシヨツトマルチ711の出力端子
に接続され、他方の入力端子がカウンタ717の
16分の1分周出力であるQD出力端子に接続され
る。そして両出力端子のレベルが「0」となつた
とき、ノアゲート718の出力は「1」となる。
この出力はノアゲート715に導かれており、ノ
アゲート714,715で構成されるフリツプフ
ロツプを反転させる。
カウンタ717のQD出力は、さらにそれぞれ
インバータバツフア719,720を介してワン
シヨツトマルチ721,728に導かれる。ワツ
シヨツトマルチ721はインバータバツフア71
9の出力の立ち下がりでトリガされ、コンデンサ
722、抵抗723で定まる一定時間(例えば
5μsec)にわたり「0」の信号を出力端子に発
生する。この信号は抵抗724,725を介して
トランジスタ726のベースに導かれ。ワツシヨ
ツトマルチ721の端子が「0」のとき、トラ
ンジスタ726はオンとなり、そのコレクタすな
わち端子702に「1」のトリガ信号S(A)を発生
する。
ワンシヨツトマルチ728はインバータバツフ
ア720の出力の立ち上がりでトリガされ、コン
デンサ729、抵抗730で定まる一定時間(例
えば5μsec)にわたり「0」の信号を出力端子
に発生する。この信号は抵抗731,732を介
してトランジスタ733のベースに導かれる。ワ
ンシヨツトマルチ728の端子が「0」のと
き、トランジスタ733はオンとなり、そのコレ
クタすなわち端子703を経由して端子907に
「1」のトリガ信号S(B)を出力する。カウンタ9
12はデコーダ付カウンタであり、そのリセツト
端子Rには整形回路6′の出力信号が入力され、
この出力信号によりカウンタ912はリセツトさ
れる。また、クロツク端子Cには整形回路6の出
力信号が入力され、カウンタ912はこの出力信
号をカウントする。カウンタ912のデコード出
力端子,,,の出力信号はそれぞれアン
ドゲート908,909,910,911の一方
の入力端子に導かれ、他方の入力端子に端子70
2より導かれたトリガ信号S(A)とアンド論理をと
り、トリガ信号S(A)1,S(A)2,S(A)3,S(A)4
を端子903,904,905,906にそれぞ
れ出力する。
第1図において、各パワー回路18a,18
b,18c,18dは気筒毎に合計4個設けら
れ、共通パワー回路19とともに作動し、DC−
DCコンバータ3からの電源供給とトリガ信号発
生回路9からのトリガ信号S(A)1〜4、S(B)によ
り、所定の期間だけスイツチング動作を行い、気
筒毎に4個づつ合計16個有する点火火プラグ24
1a〜d、242a〜d、243a〜d、244
a〜dをスパークさせる。
次にパワー回路18aと19について説明す
る。
サイリスタ13aはそのアノードがコンデンサ
4の正極端子に接続され、そのカソードが点火コ
イル16aの第1の1次コイル161aの一端に
接続される。このサイリスタ13aのゲートには
トリガ信号発生回路9からトリガ信号S(A)1が絶
縁用のパルストランス14aを介し、さらにダイ
オード131a、抵抗132a、コンデンサ13
3a、抵抗134aからなるノイズ防止回路を経
て供給される。
共振用コンデンサ15aは、点火コイル6aの
1次コイル中点169aに接続される。このサイ
リスタ13aによつて、コンデンサ4、サイリス
タ13a、第1の1次コイル161a、共振用コ
ンデンサ15aからなる1つの閉回路が形成され
る。
サイリスタ20はそのアノードがダイオード1
7aを介して、点火コイル16aの第2の1次コ
イル162aの一端に接続され、そのカソードが
共振用コンデンサ15aの一端(アース)に接続
される。サイリスタ20のゲートにはトリガ信号
発生回路9からトリガ信号S(B)がパルストランス
21を介し、さらにダイオード201、抵抗20
2,204、コンデンサ203からなるノイズ防
止回路を経て供給される。このサイリスタ20、
共振用コンデンサ15aからなる他の1つの閉回
路が形成される。
点火コイル16aは、第1の1次コイル161
a、第2の1次コイル162a、第1の2次コイ
ル163a、第2の2次コイル164a、1つの
鉄心165aからなり、第4図にこの点火コイル
16aの構造を示す。
第1及び第2の1次コイル161a,162a
の巻数はそれぞれ約40ターン、第1及び第2の2
次コイル163a,164aの巻数はそれぞれ約
6000ターンで、1つの鉄心165上に巻線されて
おり、この1次コイルと2次コイルの巻数比は約
150に設定してある。
第1及び第2の1次コイル161a,162a
は、通電時に鉄心165a中に互いに同一方向に
磁界が発生する様に、第1及び第2の1次コイル
161a,162aの一端を共通にした接続点
(1次コイル中点)169aを有する。
第1及び第2の2次コイル163a,164a
は鉄心165aを介して第1及び第2の1次コイ
ル161a,162aに磁気的に結合しており、
1次コイル161a,162aに発生する電圧を
昇圧して2次コイル163a,164aから出力
する。
第4図に構造を示す様に、点火コイル16aの
第1の1次コイル161aと第1の2次コイル1
63aの間、及び第2の1次コイル162aと第
2の2次コイル164aの間の磁気結合が強くな
るように、鉄心165a上の同一軸方向位置に第
1の1次コイル161aと第2の2次コイル16
3aが同心的に巻線され、かつ鉄心165a上の
他の同一軸方向位置に第2の1次コイル162a
と第2の2次コイル164aが同心的に巻線して
ある。これに対して第1の1次コイル161aと
第2の2次コイル164aの間、及び第2の1次
コイル162aと第1の2次コイル163aの間
の磁気結合は弱くなる。
第1及び第2の2次コイル163a,164a
の各出力端子には点火プラグ241a,242
a,243a,244aの合計4個が接続され
る。
上述の如くパワー回路18aの構成を詳述した
が、パワー回路18b,18c,18dの構成も
パワー回路18aに全く同一であるため説明を略
す。異なる点は、トリガ信号発生回路9から導か
れるトリガ信号が、パワー回路18b,18c,
18dに対して、それぞれS(A)2,S(A)3,S(A)
4であることだけである。
なお、この第1図装置における各半導体装置と
しては下記のものを使用した。
ワツシヨツトマルチ711 …東芝製TC4528BP ノアゲート714,715,718
〃 TC4001BP アツプダウンカウンタ717
… 〃 TC4516BP インバータ719,720 … 〃 TC4049BP ワンシヨツトマルチ721,728…
TI社製74LS221 デコーダ付カウンタ912 …東芝製TC4017BP アンドゲート908,909,910,911
… 〃 TC4018BP 次に第1図装置の動作について説明する。
第5図は第1図装置の各部信号波形図であり、
それぞれ1はピツクアツプ53の出力電圧、2は
ピツクアツプ82の出力電圧、3は整形回路6の
出力である点火期間信号、4は整形回路6′の出
力である気筒判別信号、5はワンシヨツトマルチ
711の出力である点火期間信号、6はノアゲー
ト714の出力信号、7はカウンタ717のQD
出力信号、8はインバータバツフア719,72
0の出力信号、9はトリガ信号S(A)、10はトリ
ガ信号S(B)の波形をあらわす。11,12,1
3,14はそれぞれカウンタ912の出力,
,,の出力である気筒選択信号、15,1
6,17,18はそれぞれアンドゲート908,
909,910,919の出力であるトリガ信号
S(A)1,S(A)2,S(A)3,S(A)4,19はトラン
ジスタ733の出力であるトリガ信号S(B)であ
る。
まず、エンジンキースイツチ2をオンにすると
DC−DCコンバータ3に直流電源1から+12Vの
直流電圧が供給されてここで+200Vに昇圧され、
この200Vの直流電圧はコンデンサ4に常時蓄え
られる。
エンジンの回転に応じてシグナルロータ51が
回転し、ピツクアツプ53のコイル533に第5
図1に示す波形をした起電力が発生する。この起
電力の正から負に切り替わる点が点火時期であ
る。コイル533は整形回路6によつてバイアス
電圧Vbでバイアスされており、コンパレータ6
14が正常に作動できるようにしてある。このコ
ンパレータ614の作動に基づく波形回路6で波
形整形され、第5図3に示す点火時期で「1」に
立ち上がる信号となる。
エンジンの回転に応じてシグナルロータ80が
回転し、前記ピツクアツプ53と同様の原理でピ
ツクアツプ82に第5図2に示す波形をした起電
力が発生する。この起電力の正から負に切り替わ
る点が気筒判別時期である。この起電力は前記整
形回路6と同一構成の整形回路6′で波形整形さ
れ、第5図4に示す気筒判別時期で「1」に立ち
上がる信号となる。
整形回路6の出力信号はトリガ信号発生回路9
に入力され、その立ち上がり部分でワンシヨツト
マルチ711をトリガし、第5図5に示すパルス
幅約2msecのパルス状の点火期間信号を発生させ
る。このパルス幅を点火期間とする。点火期間信
号はノアゲート714に入り、ノアゲート71
4,715で構成されるフリツプフロツプを反転
させる。これにより第5図6に示すようにノアゲ
ート714の出力は「0」となる。
ノアゲート714の出力はカウンタ717のリ
セツト端子に導かれ、この出力が「0」のときカ
ウンタ717はリセツトが解除される。このリセ
ツト解除によりカウンタ717はクロツク発生回
路716から約80KHzのクロツク周波数でカウン
トを開始する。ここでカウンタ717は4ピツト
のバイナリカウンタであり、ダウンカウントモー
ドにセツトしてあるから、最初のクロツク信号に
立ち上がりでカウンタ717の内容は0から15へ
変化する。すなわちカウンタ717のQD出力は
「0」から「1」となる。以降、クロツク信号が
到来するたびにダウンカウントを繰り返し、0,
15,14,…,2,1,0,15,…と周期的に内容
が変化していく。このとき16分の1分周出力であ
るQD出力は、カウンタ717の内容が8〜15の
とき「1」となるため、クロツク周波数の16分の
1の周波数である第5図7に示すデユーテイ比50
%の方形波を発生する。第5図7におけるパルス
1個の幅は100μsec、パルスとパルスの間隔は
100μsecである。
点火時期信号が立ち上がつてから約2msec後、
ノアゲート714の入力は「0」となる。このと
きすぐにカウンタ717にリセツトをかけてしま
うと、その直前のQD出力の「1」の時間幅が短
くなつてしまい、後述のサイリスタの転流がうま
く行われなくなる。この対策としてワンシヨツト
マルチ711の出力とカウンタ717の出力とを
ノアゲート718の入力に導くことにより、QD
出力が「0」のときにのみノアゲート718の出
力が「1」となつてノアゲート714,715か
らなるフリツプフロツプを反転させ、それにより
ノアゲート714の出力を「1」にしてカウンタ
717にリセツトをかけるようにしている。
以上の説明のように、点火時期信号からクロツ
ク信号1周期(12.5μsec)以内の遅れでQD出力に
クロツク周波数の16分の1(5KHz)の方形波が少
なくとも点火期間中、整数個発生する。この信号
はインバータバツフア719,720で反転され
て第5図8に示す信号となる。
ワツシヨツトワルチ721はインバータバツフ
ア719の立ち下がりでトリガされ、約5μsecの
パルスを発生し、トランジスタ726をオンにし
て第5図9に示すトリガ信号S(A)を端子702へ
出力する。またワツシヨツトマルチ728はイン
バータバツフア720の出力の立ち上がりにてト
リガされ、約5μsecのパルスを発生し、トランジ
スタ733をオンにして第5図10に示すトリガ
信号S(B)を端子703へ出力する。すなわちトリ
ガ信号S(A)とS(B)は位相が相互に180゜異なる、周
期200μsec、パルス幅5μsecの信号である。
整形回路6′の出力信号はトリガ信号発生回路
9に入力され、その立ち上がり部分でカウンタ9
12がリセツトされてから、整形回路6からの1
番目の信号を受けることにより、カウンタ912
の出力端子には第5図11に示す波形のデコー
ドされた第1気筒選択信号が出力される。同様
に、2番目の信号により出力端子に第5図12
に示す第3気筒選択信号が、3番目の信号により
出力端子に第5図13に示す第4気筒選択信号
が、4番目の信号により出力端子に第5図14
に示す第2気筒選択信号がそれぞれあらわれる。
なお、出力端子の「1」の時間が他の出力より
も短いのは途中でリセツトされるからである。
アンドゲート908,909,910,911
の一方の入力にはそれぞれカウンタ912の出力
端子,,,の出力波形が入力され、他方
の入力にはトランジスタ726より第5図9に示
すトリガ信号S(A)が共通に入力される。したがつ
て、端子903には第1気筒用のトリガ信号S(A)
1が、端子904には第3気筒用のトリガ信号S
(A)2が、端子905には第4気筒用のトリガ信号
S(A)3が、端子906には第2気筒用のトリガ信
号S(A)4が、それぞれ出力される。また端子90
7にはトリガ信号S(B)が出力される。これらトリ
ガ信号S(A)1,S(A)2,S(A)3,S(A)4,S(B)の
各信号波形は第5図15,16,17,18,1
9に示される。
次に高圧発生部の動作を説明する。第6図は本
実施例における各部の信号を第5図よりも時間的
に拡大して示した波形図である。第6図におい
て、それぞれ1はトリガ信号S(A)1、2はトリガ
信号S(B)、3はコンデンサ15aの端子電圧、4
はサイリスタ13aのカソード電圧、5はサイリ
スタ13aの通電電流、6はサイリスタ20aの
アノード電圧、7はサイリスタ20aの通電電流
の波形を示す。
第6図1に示すトリガ信号S(A)1はパルストラ
ンジスタ14a,ノイズ防止回路を介してサイリ
スタ13aをトリガする。同様に第6図2に示す
トリガ信号S(B)はパルストランス21、ノイズ防
止回路を介してサイリスタ20をトリガする。
まず、サイリスタ13aがトリガされてオンと
なると、コンデンサ4、サイリスタ13a、1次
コイル161a、コンデンサ15aからなる閉回
路に電流が流れる。このとき、コンデンサ4の容
量はコンデンサ15aの容量に比べて十分に大き
いので、コンデンサ4を一定電圧(200V)の電
源と考えることができる。また、第1の1次コイ
ル161aの抵抗とサイリスタ13aの抵抗とか
らなる回路の抵抗分は十分に小さいため、この第
1の閉回路はコンデンサ15aの容量C(例えば
2μF)と第1の1次コイル161aのインダクタ
ンスL(例えば50μH)とで決る条件で共振する。
共振時の電流は第1図におけるコンデンサ4の
正極端子、サイリスタ13a、第1の1次コイル
161a、コンデンサ15a、コンデンサ4の接
地極端子の方向に流れ、第6図に5に示す正弦半
波状の波形となる。そのピーク電流値は約150A、
通電時間は約20μsecである。この通電によりコン
デンサ15aに加わる電圧は、第6図3に示す様
に約600Vまで増加する。
サイリスタ13aはi>0のときのみオン状態
を持続するが、第6図5に示す様にi≦0となる
と転流してオフ状態となる。
この様に、第1図装置においては、1次コイル
16a、コンデンサ15a、スイツチング素子1
3a、及び直流電源を含む回路に共振による振動
電流が流れるため、サイリスタ13aは自動的に
転流するので、特別に転流回路を付加する必要が
なくなる。
サイリスタ13aがオフした時、コンデンサ1
5aに蓄積されている電圧は約600Vであり、直
流電源電圧200Vの約3倍であるが、この原因は
前記共振現象に基づく増幅作用によるものであ
る。
次に、サイリスタ20がトリガされた場合につ
いて説明する。サイリスタ20がオンになると、
コンデンサ15a、第2の1次コイル162a、
ダイオード17a、サイリスタ20からなる閉回
路が形成され、コンデンサ15aに蓄えられた電
荷はコンデンサ15aの上側端子、第2の1次コ
イル162a、ダイオード17a、サイリスタ2
0、コンデンサ15aの下側端子の方向に流れ、
第6図7に示す正弦半波状の波形となる。サイリ
スタ20は前記サイリスタ13aの時と同様に、
ピーク電流値は約150A、通電時間は約20μsecで
ある。この通電によりコンデンサ15aに加わる
電圧は、第6図3に示す様に約600Vから約−
400Vまで減少する。第6図7に示すサイリスタ
20の通電電流波形がゼロになると、前記サイリ
スタ13aの時と同様に自然転流するので、特別
な転流回路は不要である。
この時、連続してサイリスタ13aとサイリス
タ20とを交互にトリガすることで、第1の1次
コイル161aと第2の1次コイル162aに交
互に電流が流れる。
ここまでの説明では、点火コイル16aの第1
及び第2の2次コイル163a,164aについ
ては述べていないので、次にこれについて説明す
る。
第1及び第2の1次コイル161a,162a
と第1及び第2の2次コイル163a,164a
とは巻数比が約150に設定してあるので、1次コ
イルの印加電圧の約150倍の電圧が2次コイルに
発生する。
第1及び第2の1次コイル161a,162a
に印加する電圧は約600Vであるから、前記巻数
比約150より600(V)×150=90(KV)の高電圧が
第1及び第2の2次コイルに発生する計算になる
が、実際には点火コイル16aの損失等により約
60KVが発生し、放電による点火を行うに十分な
電圧となる。ただし、前述した様に第1の1次コ
イル161aは主に第1の2次コイル163aに
強く磁気結合しており、第2の1次コイル162
aは主に第2の2次コイル164aに強く磁気結
合しているため、第1の1次コイル161aに通
電中は第1の2次コイル163aにのみ高電圧が
発生し、一方、第2の1次コイル162aに通電
中は第2の2次コイル164aにのみ高電圧が発
生することになる。
第1及び第2の2次コイル163a,164a
の発生電圧は、これらのコイルに接続された4個
の点火プラグ241a,242a,244aに供
給され、点火ギヤツプの接地電極へ放電されて点
火が行われる。
放電によりいつたん放電路が形成されると、付
近の空気がイオン化されてアーク放電となり、そ
の放電維持電圧(約500V〜1KV)以下になるま
で誘電放電を持続する。この持続時間は通常の点
火装置のそれ(約2msec)と比べると短いが、
この誘導放電が終わればすぐに次のサイクルが開
始するため、放電ギヤツプ間に残存されているイ
オンにより容易に再放電が起き、放電はほとんど
途切れることなく持続される。この持続時間はト
リガ信号発生回路9において電気的に設定した点
火期間によつて決めることができるため、完全な
着火を行なえるような十分に長い時間に設定する
ことは容易である。
また、一方のサイリスタがオンとなつている時
間の約半分は他方のサイリスタは逆阻止状態にな
るので、トリガ信号S(A)1,S(B)の繰り返し周期
を短くすることができる。このように第1図装置
は自動車用内燃機関の点火制御において、極めて
短い周期で複数のスパークを適当な時間にわたり
連続して発生させることができるので、内燃機関
の着火性能の向上を図れる。
以上の説明は、第1図に示す回路のうち第1気
筒の点火に関わる部分のみについて述べた。つま
り、高電圧発生部については、パワー回路18a
とパワー回路19についてのみ述べた。
他の3,4,2気筒についても以上説明した第
1気筒の点火の場合と全く同様であり、詳しい説
明は省略するが、第3気筒の場合はパワー回路1
8bとパワー回路19が、第4気筒の場合はパワ
ー回路18cとパワー回路19が、第2気筒の場
合はパワー回路18dとパワー回路19がそれぞ
れ1組となつて点火時期で交互に繰り返して作動
し、それぞれの気筒に備え付けた点火コイル16
a,16b,16c,16dが適当な時期に繰り
返し通電する。
ここで、各気筒のパワー回路18a,18b,
18c,18dが相互干渉を起こさない様にダイ
オード17a,17b,17c,17dが設けて
ある。これらのダイオードの機能を説明する。
各気筒のパワー回路18a,18b,18c,
18dと共通のパワー回路19は、各気筒点火終
了が共通のパワー回路19の通電、つまりサイリ
スタ20の通電で終了するようにしてあるので、
第6図3,7よりサイリスタ20の通電後はコン
デンサ15a,15b,15c,15dの電圧は
約−400Vに蓄電した状態で終了する。従つて、
各気筒のパワー回路16a,16b,16c,1
6dのダイオード17a,17b,17c,17
dの中で、点火期間でない気筒のパワー回路のダ
イオードは常に逆阻止状態である。
この結果、各気筒のパワー回路の中で点火期間
でないパワー回路は、ダイオード17a,17
b,17c,17dにより切り離されて、点火期
間である気筒のパワー回路に全く影響を与えな
い。
以上の動作を第1、第3、第4、第2の気筒の
順に行うことで、各気筒の上死点付近で4個の点
火プラグで繰り返し放電を行い、確実な着火を行
なえる。
本発明の実施にあたつては、前述の実施例の他
に種々の変形形態が可能である。
例えば、前述の実施例では第4図に示す点火コ
イル16aの鉄心165aを1個としたが、第7
図に示す様に鉄心を165aと165a2に分割
することで、第1の1次コイル161aと第2の
2次コイル164aの間、及び第2の1次コイル
162aと第1の2次コイル163aの間の磁気
結合をさらに小さくすることができる。この結
果、第1の1次コイル161aに通電中には第1
の2次コイル163aにのみ高電圧を誘起し、第
2の2次コイル164aにはほとんどど電圧を誘
起しないので、点火コイル16aに接続した点火
プラグの中で、点火プラグ241aと242aの
みを確実に放電することができる。これとは逆
に、第2の1次コイル162aに通電中には第2
の2次コイル164aにのみ高電圧を誘起し、第
1の2次コイル163aにはほとんど電圧を誘起
しないので、点火プラグ243aと244aのみ
を確実に放電することができる。なお、以上の説
明は1つの点火コイル16aについて代表して述
べたが、他の点火コイル16b,16c,16d
についても同様である。
また、前述の実施例では1個の点火コイルにつ
き4個の点火プラグを接続する構成であつたが、
第8図に示す様に第1の2次コイル163aの一
方の端子と第2の2次コイル164aの一方の端
子を共通に接続した2次コイル中点端子262a
を設け、端子261a,262a,263aに3
個の点火プラグ241a,245a,244aを
それぞれ接続することで、1個の点火コイルで3
個の点火プラグを放電することができる。ただ
し、ここで2次コイル中点端子262aの設け方
に注意する必要がある。前述の実施例で詳述した
様に、第1、第2の1次コイル161a,162
aは通電時は共に鉄心165aに同一方向の磁界
を発生する様に巻装してあるため、これらの1次
コイル161a,162aのどちらが通電中であ
つても、第1、第2の2次コイル163a,16
4aにはそれぞれ同一方向に起電力が誘起され
る。つまり、第1の2次コイル163aの両端で
ある261aと262aの端子間に発生する電圧
V1の極性は、第1、第2の1次コイル161
a,162aのどちらが通電しても同一極性にな
る。第2の2次コイル164aにおいても同様で
ある。この特徴を生かして、第1の2次コイル1
63aの両端である261aと262aの端子間
に発生する電圧V1と、第2の2次コイル164
aの両端である262aと263aの端子間に発
生する電圧V2が互いに減算する様に、第1、第
2の2次コイル163a,164aのそれぞれの
一方の端子を共通にして2次コイル中点端子26
2aとする。
この構成により、第1の1次コイル161aが
通電した時は点火プラグ241aと245aが放
電に要する十分高い電圧V1が印加されて放電を
起こし、点火プラグ244aには点火プラグ24
5aに印加された電圧よりも第2の2次コイル両
端電圧V2だけ減算した電圧しか印加されないた
め、放電を起こさない。
また、第2の1次コイル162aが通電した時
は点火プラグ245aと244aが放電に要する
十分高い電圧V2が印加されて放電を起こし、点
火プラグ241aには点火プラグ245aに印加
された電圧よりも第1の2次コイル両端電圧V1
だけ減算した電圧しか印加されないため、放電を
起こさない。
すなわち、点火プラグ241aと245aが1
組となつて放電し、また点火プラグ244aと2
45aが1組となつて放電し、これらが交互に繰
り返すことにより3個の点火プラグ241a,2
44a,245aをほとんど同時に複数回放電さ
せることができる。
なお、以上の説明は1つの点火コイル16aに
ついて代表して述べたが、他の点火コイル16
b,16c,16dについても同様である。この
構成により、1気筒当り1個の点火コイルで3個
の点火プラグの点火が可能となり、内燃機関の要
求に応じて、1気筒当りの点火プラグ数が4個の
場合だけでなく3個の場合も可能になり、点火プ
ラグのシリンダーヘツドへの取り付け位置の自由
度が大きくなる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、内燃機関の点火に際して、極
めて短い周期で繰り返し複数の放電が可能で、し
かも1個の点火コイルで1気筒当り4個又は3個
の点火プラグを放電することができ、着火性の向
上による未燃ガスの減少、急速燃焼によるパワー
アツプ、ノツキングの低減が可能になり、低速回
転時には燃焼の安定性向上により回転ムラの減
少、アイドル回転数の低下による燃費向上、中高
速回転時においてはパワーアツプのみならず、着
火性の向上によるリーンバーン化が可能となり、
さらにノツキング低減により点火時期の進角が容
易になつて、この結果大幅な燃費向上がはかれる
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての内燃機関の
点火装置を示す電気回路図、第2図は第1図装置
における整形回路の電気回路図、第3図は第1図
装置におけるトリガ信号発生回路の電気回路図、
第4図は第1図装置における点火コイルの模式構
造図、第5図は第1図装置における各部信号波形
図、第6図は第1図装置における各部信号波形図
を第5図よりもさらに時間的に拡大した各部波形
図、第7図は本発明の他の実施例としての点火コ
イルの模式構造図、第8図は本発明の他の実施例
としての点火コイルの結線を示す電気回路図であ
る。 1,3,4……直流電源を構成するバツテリ,
DC−DCコンバータ,コンデンサ、5……点火時
期検出装置、6,6′……整形回路、9……トリ
ガ信号発生回路、8……気筒判別装置、13a〜
13d……第1のスイツチング素子をなすサイリ
スタ、20……第2のスイツチング素子をなすサ
イリスタ、14a〜14d,21……パルストラ
ンス、15a〜15d……共振用コンデンサ、1
6a〜16d……点火コイル、161a〜161
d……第1の1次コイル、162a〜162d…
…第2の1次コイル、163a〜163d……第
1の2次コイル、164a〜164d……第2の
2次コイル、169a〜169b……1次コイル
中点、241a〜242d,242a〜242
d,243a〜243d,244a〜244d…
…点火プラグ、165a〜165d……鉄心、1
65a1……第1の鉄心、165a2……第2の
鉄心、262a……2次コイル中点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直流電圧を発生する直流電源と、 第1及び第2の2個の1次コイルと第1及び第
    2の2個の2次コイルを有する点火コイルと、 前記2個の2次コイルの各一端及び他端に1個
    ずつ、計3個以上接続され、かつそれらが同一気
    筒に設けられる点火プラグと、 前記第1及び第2の1次コイルが、通電時に互
    いに同一方向に磁界を発生する様に、それぞれの
    一端を共通接続した1次コイル中点に接続される
    コンデンサと、 前記第1の1次コイルと前記コンデンサ及び前
    記直流電源とともに閉回路を構成する第1のスイ
    ツチング素子と、 前記第2の1次コイルと前記コンデンサととも
    に閉回路を構成する第2のスイツチング素子と、 点火指示信号に従つて動作し前記第1のスイツ
    チング素子、及び第2のスイツチング素子が点火
    時期において所定のタイミングで交互に複数回導
    通するように通電信号を発生する信号発生回路と
    を具備した内燃機関の点火装置。 2 前記点火コイルを構成する2個の1次コイル
    及び2個の2次コイルを1個の同一鉄心に巻装し
    てなる特許請求の範囲第1項に記載の点火装置。 3 前記点火コイルを構成する前記第1の1次コ
    イルと前記第1の2次コイルとを第1の鉄心に巻
    装し、前記第2の1次コイルと前記第2の2次コ
    イルとを第2の鉄心に巻装してなる特許請求の範
    囲第1項に記載の点火装置。 4 前記点火コイルを構成する2個の2次コイル
    が、起電力が減算される様に、それぞれの一端を
    共通に接続した2次コイル中点を持ち、この2次
    コイル中点とアースの間に1つの点火プラグを接
    続し、前記2次コイル中点に接続されていない前
    記第1及び第2の2次コイルの他端に、それぞれ
    他の点火プラグを1つずつ接続して、1個の点火
    コイルで同一気筒に配置した3個の点火プラグを
    放電させる特許請求の範囲第2項又は第3項に記
    載の点火装置。
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