JPS602359A - 虹彩色再帰反射材料およびそのスリツト糸 - Google Patents

虹彩色再帰反射材料およびそのスリツト糸

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JPS602359A
JPS602359A JP11208083A JP11208083A JPS602359A JP S602359 A JPS602359 A JP S602359A JP 11208083 A JP11208083 A JP 11208083A JP 11208083 A JP11208083 A JP 11208083A JP S602359 A JPS602359 A JP S602359A
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尾池 耕三
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Oike and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ット糸に関する。
従来より、舞台衣装などに反射性を付与するために再帰
反射糸を織込むことが知られている(実公昭59−27
759号公報参照)。この再帰反射糸はガラス微小球を
含有する透明な合成樹脂膜の片面に反射膜を設けた構成
のテープ状物を糸に巻付けたものである。しかしこの再
帰反射糸における反射膜は金属膜などであり、再帰反射
光が単調であるという欠点がある。
本発明は前記の点に鑑みて、再帰反射光が色彩豊富で装
飾効果のより一層すぐれた再帰反射糸などを提供するに
ある。
す・なわち本発明は、可撓性基材の少なくとも片面に虹
彩層が形成され、そのうえに透明樹脂層が形成され、該
透明樹脂層にガラス微小球が保持されてなる虹彩色再帰
反射材料、および該材料をスリットしてなる虹彩色再帰
反射スリット糸を提供するものである。
本発明においては、透明樹脂層に保持されたガラス微小
球に入射した光はそれらを通過して虹彩層にいたり、そ
こで反射されて再びガラス微小球を通過して外部に出る
ため、再帰反射光は虹彩色を帯び、装飾効果がいちじる
しく向上されている。しかして本発明の再帰反射材料は
舞台衣装などに適宜の大きさに裁断したものを貼着する
などして、一方スリット糸は舞台衣装などに織込むなど
して使用することによりすぐれた装飾効果を発揮するも
のである。
つぎに図面に基づいて本発明を説明する。第1図は本発
明の虹彩色再帰反射材料の一実施例を示す部分断面図、
第2図は他の実施例を示す部分断面図である。
第1図の材料は、可撓性基材(1)の片面に虹彩層(2
)が形成され、そのうえにガラス微小球(4)を保持し
た透明樹脂層(8)が形成されているものである。第2
図の材料は、可撓性基材(1)の両面に虹彩層(2)を
形成し、該虹彩層(2)のうえにガラス微小球(4)を
保持した透明樹脂層(3)が形成されているものである
。第1図の材料はその片面のみに虹彩色再帰反射光をう
るちのであり、第2図の材料はその両面に虹彩色再帰反
射光をうるものである。
可撓性基材(1)としては合成樹脂フィルム、紙類、合
成樹脂フィルムと紙類とのラミネート物などが適宜用い
られる。合成樹脂フィルムとしては、たとえばポリエス
テルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエチレンフィルム、ポリカーボネートフィ
ルム、ポリ塩化ビニルフィルムなどがあげられ、厚さが
2〜100μ程度のものが用いられる。紙類としては坪
量10〜559/m”程度の和紙、洋紙が用いられるが
、通常和紙が好ましい。紙類を用いるばあい、表面を平
清にしかつ虹彩層(2)との密着性を同上せしめるため
通常エポキシ樹脂、アルキド松脂、ウレタン樹脂などの
アンダーコート層を設ける。合成樹脂フィルムを用いる
ばあいも、虹彩層(2)との密着性がわるいばあいはア
ンダーコート層を設けるのが好ましい。
虹彩層(2)としては各種のものが用いられうるが、そ
の主なものをあげればつぎのとおりである。
(1) ヨウ化鋼、臭化鉛、フッ化マグネシウム、硫化
亜鉛、酸化アンチモン、フッ化アルミニウム、酸化チタ
ンなどの虹彩物質の1種または2種以上の単層薄膜また
は積層薄膜。これら薄膜は蒸着法(真空蒸着法、スパッ
タリング法、イオンブレーティング法などを含む、以下
同様)によって形成されるが、酸化チタンなどは四塩化
チタンなどから気相化学沈着法などによって形成しても
よい。これら薄膜の厚さは通常5〜200mμ程度であ
る。
(2) 前記(1)の虹彩物質の薄膜と金属簿膜との組
み合せからなるもの。この種の虹彩層の例を第5〜7図
に示す。第5〜7図において、矢印はこの側にガラス微
小球(4)を保持する透明樹脂層(3)が積層されるこ
と、すなわちこの側に虹彩色再帰反射光をうろことを示
している。
第5図の虹彩層は、虹彩物質の薄膜に)の裏面に充分に
強い反射能を有するように膜厚の大きい金属薄膜eυが
積層されているものである。金属薄膜ψυの厚さは50
〜150mμ程度である。用いる金属としてはアルミニ
ウム、亜鉛、クロム、ニッケル、ビスマス、錫、銀、金
、銅、白金、パラジウム、インジウム、ロジウムなどが
あげられる。金属薄Mlυは通常蒸着法によって形成さ
れる。
第6図の虹彩層は、虹彩物質の薄膜に)の前面に光を透
過しうるような薄い半透明の金属薄膜に)を積層したも
のである。該金属薄Mに)は厚さが1〜20mμ程度、
可視光線透過率が3Q〜70%程度のものである。金属
薄膜に)に用いる金属、形成方法などは金属薄膜Qυと
同様である。
第7図の虹彩層は、虹彩物質の薄膜(イ)の前面に金属
薄膜に)を、裏面に金属薄膜ψυを積層したものである
(3)第8図に示されるごとく、前記第7図の虹彩層に
おける虹彩物質薄膜に)を干渉樹脂膜に)で置き換えた
構造のもの9この構造の虹彩層は反射型干渉フィルター
の原理(透明薄膜の光学的厚さが光線の1A波長の奇数
倍に担当するとき、その波長の反射率が最大となる)を
応用したものであり、コーティング法により形成した樹
脂膜の膜厚の不均一性を利用して広帯域にわたって反射
のピークかえられるようにしたものである。干渉樹脂M
に)は未着色透明または着色透明なニトロセルロース、
アクリル系樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂などの
コーティング層であり、その厚さは通常1.5μ以下と
され、その光学的厚さを適宜選択することにより所望の
虹彩光沢をうろことができる。なお干渉樹脂膜(ハ)に
凹凸を設けるなどして積極的に膜厚の不均一性を増大さ
せることにより一層鮮やかな虹彩光沢をうることができ
る。
ガラス微小球(4)を保持する透明樹脂層(8)の樹脂
としてはアルキド樹脂、アミノ樹脂、ウレタン樹脂、エ
ポキシ樹脂、熱硬化性アクリル樹脂などの熱硬化性樹脂
の1種またはそれらの混合物、ニトロセルロース、アク
リル系樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂などの熱
可塑性樹脂の1種またはそれらの混合物、前記熱硬化性
樹脂と熱可塑性樹脂の混合物などが適宜用いられる。透
明樹脂層(3)は未着色であっても着色されていても・
よい。透明樹脂層(3)の厚さはガラス微小球(4)の
大きさにもよるが、通常16〜300μ程度である。
ガラス微小球(4)としては屈折率が1.7〜2.4程
度、平均粒径が20〜150μ程度のものが再帰反射能
がすぐれている点から好ましく用いられる。
ガラス微小球(4)は透明樹脂層(3)中に完全に埋没
していてもよいが、再帰反射能をよくするためには樹脂
層(3)から1/3〜273程度露出しているのが好ま
しく、そのためガラス微小球(4)の直径を樹脂M(3
)の厚さの273〜2倍程度にするのが好ましい。また
ガラス微小球(4)は再帰反射性をよくする観点からは
できるだけ密に配列するのが好ましいが、まだらな再帰
反射をうるばあいは粗に配列するようにしてもよい。
ガラス微小球(4)が完全に埋没された透明樹脂層(8
)をうるにはガラス微小球(4)を混入した樹脂溶液を
虹彩層(2)上に塗布、乾燥すればよい。ガラス微小球
(4)の一部が露出した透明樹脂層(3)をうるには樹
脂溶液を虹彩# (2)のうえに塗布し、塗布層が未だ
軟かいうちにガラス微小球(4)を散布し、ガラス微小
球(4)の自重により塗布層中に沈下せしめ、そののち
乾燥すればよい。
ガラス微小球(4)が保持された透明樹脂層(3)のう
えには、第3図に示すごとく適宜の樹脂で未着色透明な
または着色透明なトップコート層(5)を設けてもよい
本発明においては、第4図に示すごとく前記のごとき可
撓性基材(1)を接着剤層(6)を介して貼合せた構成
の可撓性基材(1つとし、その両面に虹彩層(2)およ
びガラス微小球(4)を保持した透明樹脂層(8)を設
けた構成としてもよい。かかる構成の再帰反射材料は通
常第1図または第6図に示されるごとき再帰反射材料を
あらかじめ作製しておき、これをツーブライ構成にする
ことによって作製される。
前記各種虹彩色再帰反射材料をスリットすれば本発明の
虹彩色再帰反射スリット糸かえられる。スリット糸の巾
は通常0.15〜3mm程度である。このスリット糸は
そのまま使用してもよく、あるいは従来の撚り金錫糸と
同様に他の繊維糸に丸撚りするかまたは羽衣撚り、タス
キ撚りなどすることによって撚り金銀糸として使用して
もよい。
また前記各種虹彩色再帰反射材料をスリットする前に予
め模様を表現しておき、製織時に織物組織に該模様を再
現させる引箔として使用してもよい。
つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
実施例1 厚さ12μのポリエチレンテレフタレートフィルムの片
面に真空蒸着法により厚さ25mμのヨウ化鋼の蒸着層
を形成し、そのうえにメラミン−アルキド樹脂溶液を塗
布し、その塗布層が未だ軟かいうちに平均粒径50μ、
屈折率2.6のガラス微小球を全面に散布し、その自重
で直径のほぼ半分程度沈下せしめ、ついで塗布層を乾燥
固化して、ガラス微小球がその直径のほぼ半分程度露出
している厚さく最大厚さ)約40μの透明樹脂層を形成
して虹彩色再帰反射材料を作製した。
実施例2 厚さ12μのポリエチレンテレフタレートフィルムの片
面に真空蒸着法により厚さ100mμのクロム蒸着層を
形成し、以下実施例1と同様にしてヨウ化銅蒸着層およ
びガラス微小球を保持した透明樹脂層を形成して再帰反
射材料を作製した。
実施例6 厚さ12μのポリエチレンテレフタレートフィルムの片
面に真空蒸着法により厚さ100mμのアルミニウム蒸
着層を形成し、そのうえにグラビアコーターにより厚さ
0.5μのポリメタクリル酸メチルの塗布層を形成し、
さらにそのうえに真空蒸着法により厚さ20mμのアル
ミニウム蒸着層を形成し、ついでそのうえに実施例1と
同様にしてガラス微小球を保持した透明樹脂層を形成し
て再帰反射材料を作製した。
実施例4 実施例6でえられた再帰反射材料のガラス微小球が露出
している透明樹脂層上に厚さ2μのメラミン−アルキド
樹脂のトップコート層を形成して再帰反射材料をえた。
実施例5 実施例乙において、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムにかえて坪量55g/m の和紙にメラミン−アルキ
ド樹脂を坪量39/Jで塗布してアンダーコート層を形
成したものを用しλた番ヨ力)は実施例6と同様にして
再帰反射材料を作製した。
実施例6 実施例乙においてポリエチレンテレフタレートフィルム
の両面にそれぞれ虹彩層およびガラス微小球を保持した
透明樹脂層を形成したほかは実施例6と同様にして再帰
反射材料を作製した。
実施例7 実施例4でえられた再帰反射材料を2枚ポリエチレンテ
レフタレートフィルム側を内側にしてポリウレタン系接
着剤を用いて貼合せて再帰反射材料をえた。
実施例8 実施例1〜7でえられた再帰反射材料をマイクロスリッ
ターで幅1.5mmにスリットして7種の虹彩色再帰反
射ス1)、ット糸をえた。
前記実施例1〜8でえられた再帰反射材料およびスリッ
ト糸はいずれも虹彩光沢の再帰反射光を呈するものであ
り、その装飾効果力(し1ちじるしくすぐれたものであ
った。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はそれぞれ本発明の虹彩色再帰反射材料の各
実施例を示す部分断面図、第5〜8図はそれぞれ本発明
に用いる虹彩層の各種態様を示す部分断面図である。 (図面の主要符号] (1)、(1す:可撓性基材 (2):虹彩層 (3):透明樹脂層 (4)ニガラス微小球 (s) : )ツブコート層 第1 図 才2図 第3団 第5匣 26図 オフ図 オ8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性基材の少なくとも片面に虹彩層が形成され、
    そのうえに透明樹脂層が形成され、該透明樹脂層にガラ
    ス微小球が保持されてなる虹彩色再帰反射材料。 2 ガラス微小球が該透明樹脂層からその一部が露出す
    るように保持されてなる特許請求の範囲第1項記載の材
    料。 3 ガラス微小球の露出している透明樹脂層上にトップ
    フート層が形成されてなる特許請求の範囲第2項記載の
    材料。 4 可撓性基材の少なくとも片面に虹彩層が形成され、
    そのうえに透明樹脂層が形成され、該透明樹脂層にガラ
    ス微小球が保持されてなる帯状物をスリットしてなる虹
    彩色再帰反射スリハ糸。 5 ガラス微小球が該透明樹脂層からその一部が露出す
    るように保持されてなる特許請求の範囲第4項記載のス
    リット糸。 6 ガラス微小8球の露出している透明樹脂層上にトッ
    プコート層が形成されてなる特許請求の範囲第5項記載
    のスリット糸。
JP11208083A 1983-06-21 1983-06-21 虹彩色再帰反射材料およびそのスリツト糸 Granted JPS602359A (ja)

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JPS6241869B2 JPS6241869B2 (ja) 1987-09-04

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