JP2610253B2 - 包まれた平らな表面の逆行反射性シート及びその製造方法 - Google Patents

包まれた平らな表面の逆行反射性シート及びその製造方法

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JP2610253B2 JP61242863A JP24286386A JP2610253B2 JP 2610253 B2 JP2610253 B2 JP 2610253B2 JP 61242863 A JP61242863 A JP 61242863A JP 24286386 A JP24286386 A JP 24286386A JP 2610253 B2 JP2610253 B2 JP 2610253B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の技術分野〕 本発明は改良された包まれた平らな表面の逆行反射性
シート及びそのようなシートの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
米国特許第2,948,191号〔ホジソン(Hodgson)その
他〕には球を基にした逆行反射性シートが記載されてお
り、この場合透明な覆いフイルムは微小球に対し、離れ
た位置にそれに空気界面を与えるのに充分な距離の所に
留められている。
米国特許第3,190,178号〔マッケンジー(Mckenzi
e)〕には球を基にした包まれた型の逆行反射性シート
の最初の商業的形のものが記載されているが、それは透
明な微小球の密な単層が部分的に埋められ且つ部分的に
突出されており、微小球の埋められた表面の下に鏡面状
反射性金属層が配置されている基礎シート、微小球の層
の上に離れて配置された透明な覆いフイルムと狭い交差
している重合体を基にした網目状結合部で、基礎シート
と覆いフイルムとを一緒に接着し、基礎シートと覆いフ
イルムとの間の空気を気密に密封したセル即ちポケット
に分け、その中で微小球が空気界面をもつように基礎シ
ートの表面上に伸びている網目状結合部とを有してい
る。細胞状シートとしても知られているそのようなシー
トは「露出したレンズ」構造即ち微小球が結合剤層から
部分的に突出し、空気界面をもつような構造をもってい
る。そのような構造はシートに、他の既知の商業的微小
球を基にした反射性シートよりも明るい逆行反射性を与
える。
米国特許第4,025,159号〔マクグラス(McGrath)〕に
は上で述べたような包まれた或は細胞状シートの改良さ
れたものが教示されており、この場合覆いフイルムの改
良された接着が、適当な硬化可能な結合剤材料を使用す
ることによって得られている。
マッケンジー及びマクグラスの両方の特許に教示され
ているシートでは、網目状結合部によって占められてい
る領域中の反射性明るさが低下している。何故ならこれ
らの領域中では、ガラス微小球は結合剤材料中に吸い込
まれ即ちその中に埋められ、微小球が光りを反射するの
に必要な光学的関係を失わせているからである。
米国特許第4,075,049号〔ウッド(Wood)〕には種々
の使用条件下で剥離に対する抵抗性が改良されている球
を基にした機密に密封した逆行反射性シートの製造方法
が記載されている。これは一つには、覆いフイルムを球
結合剤層に接着或は結合する樹脂状材料を流すための空
間即ち本質的に透明な通路を与えるために微小球の単層
に格子模様をつけることによって達成されている。ウッ
ドのシートの明るさは減少している。何故なら樹脂状材
料を流すための空間を与えるために微小球が除かれてい
る領域は非反射性であるからである。
〔本発明の要約〕
本発明の一つの目的は、改良された逆行反射性明るさ
と同様、種々の主要条件下で剥離に対する改良された抵
抗性をもつ包まれた気密に密封した平らな表面をもつ逆
行反射性シートを与えることである。本発明のこれら及
び他の目的、特徴及び利点は次の記載から明らかになる
であろう。
これらの目的は簡単に要約すると、結合剤材料の層
(10,30,50)中に、指示された微小球(18,32,41)の単
層と、それら微小球の前面に離れた位置に配置された覆
いフィルム(20,36,58)と、前記結合剤材料の層から前
記覆いフイルムと接着接触するように伸びている網目状
壁に形成された付加的結合剤材料で、少なくともいくつ
かの微小球がそれら壁によって個々に取り巻かれている
付加的結合剤材料とを有する新規な逆行反射性シートに
よって達成される。
そのようなシートは覆いフイルムと、順応性のある結
合剤材料中に部分的に埋められた微小球の単層を含む基
礎シートと一緒に積層することによってつくることがで
きその積層は結合剤材料が微小球の前部分の上に流れる
即ちその部分を覆うことなく個々の微小球の間から覆い
フイルムと接着接触するように押し出されるようなやり
方で達成される。この新規な構造では、結合剤材料の壁
によって取り巻かれた各微小球の前面(29)は露出され
即ち空気が付随している。実質的に全ての微小球が空気
界面をもち、覆いフイルムとはせいぜい接線的に接触す
るだけで、充分な反射を与えるために必要な光学的関係
を与えており、それら微小球がシートの全領域にわたっ
て分布しているので大きな明るさが得られている。剥離
に対する優れた抵抗性が得られている。何故なら、覆い
フイルムと結合剤材料の層との間の結合が実質的に全て
の個々の微小球の周りに、もし望むならば、形成するこ
とができるからであ。
今述べた明るさ及び剥離に対する抵抗性の他に、本発
明の新規な構造から幾つかの利点が得られる。例えば結
合剤材料がシートの実質的に全表面にわたって覆いフイ
ルムと接触するように押し出されている本発明の一具体
例では、シートの切断縁に沿って一層有効に微小球を使
用できるようにしている。そのような具体例では各々の
気密に密封したセルは本質的にただ一つの微小球を含
む。例えば米国特許第3,190,178号(マッケンジー)又
は米国特許第4,025,159号(マクグラス)の場合のよう
に、典型的な細胞状逆行反射性シートでは各々のセルは
少なくとも数百個の微小球を含み、従ってシートを希望
の大きさに切断し、一つ以上の気密に密封したセル或は
ポケットがそれによって破られた時、数百個の微小球が
湿分が浸透するような効果を受けたままになり、そのた
めセルの逆行反射性効率を低下するか或はだめにする。
本発明の新規なシートのこの具体例では、シートを希望
の大きさに切断したり或は縁を切りそろえた時、シート
の縁の周りに逆行反射性効率の損失がそれ程起きないよ
うにされている。
他の具体例として本発明のシートは実質的にシートの
全領域にわたってではなく、むしろ六角形の網目状など
のように選択された領域にだけ結合剤材料が覆いフイル
ムと接着接触するように押し出されて作られている。そ
のようなシートは上で論じた完全に押し出された具体例
よりも反射応答に対し一層大きな角度性を有する。何故
なら押し出されていない領域或はセル中では、個々の微
小球は大きな入射角の光線が微小球に達するのを妨げる
壁によって取り巻かれていないからである。反射応答の
角度性とは直角即ち真正面の視線(入射角0゜)から入
射角を増大していった時の相対的反射効率を指してい
る。明るさが半分になる角度即ち反射効率が真正面から
半分になる角度は、完全に押し出された具体例の約30゜
から、同じ微小球、覆いフイルム、反射性材料(27,34,
48)及び他の成分からなる本発明のシートの細胞状具体
例の場合の約63゜まで増大させることができる。最適の
角度は希望の用途によって決定されるであろう。例えば
狭い角度性をもつシートは典型的には記号がただ一つの
近づいてくる車線からだけ見ることができるのが望まし
い交差点での交通標識にとって有用であろう。それとは
別に分離された高速道路に沿った道路標識にとっては通
常比較的広い角度性をもつのが好ましいであろう。
〔本発明についての詳細な記述〕
適当な結合剤材料には熱可塑性、熱活性化、UV硬化
性、或はE−ビーム硬化性及び微小球を沈ませることな
く覆いフイルムと接着接触するように個々の微小球の間
に押し出すことのできる他の材料が含まれる。結合剤材
料は覆いフイルムと相容性で、それにしっかりと接着
し、剥離に対し大きな抵抗性をもつシートを生ずるのが
よい。もし望むなら透明な結合剤材料を用いて透明なシ
ートをつくってもよく、或は白色顔料を含浸させて日中
の色を改善するようにしてもよい。結合剤材料は個々の
微小球の間にそれらの反射性を阻害することなく押し出
されるので、本発明は以前のもので得られている日中の
色よりも一層輝きのある白色の日中色をもつ明るい反射
性シートを与える。別法として着色した顔料を用いて、
それに対応する日中色及び銀のような夜間反射性をもつ
シートを与えるようにしてもよい。
適当な覆いフイルムは就中、アクリレート、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、
ナイロン、ポリビニルクロライド、或はポリウレタンの
如き材料からつくられていてもよい。覆いフイルムとし
て有用であるためには、材料は透明で、用いられる結合
剤材料より高い融点をもつべきである。覆いフイルムの
最適の厚さ及び可撓性は、つくられたシートが用いられ
る最終的用途によって決定される。もし望むならば、覆
いフイルムは着色して着色シートを与え、それに対応し
た日中色及び夜間反射性をもつようにしてもよく、或は
語標のような伝言を積層前にその上に印刷してもよい。
添付した図面は本発明の新規なシートを形成するため
の3つの方法の原理的な工程を概略的に例示している。
図面は単なる例示のためであって、大きさは正確ではな
い。
第1図は一つの方法の工程(a)を例示している。そ
の図に関し、熱活性化接着剤の如き結合剤材料の層(1
0)は溶液被覆或は押し出しの如き任意の従来の方法に
よって剥離シート(12)の上に被覆されている。剥離シ
ートは可撓性或は順応性のある材料であるべきである。
適切な剥離シートは紙基材(14)又は同等な裏打ち材料
に、ポリエチレン被覆(16)をつけたものからなってい
てもよい。結合剤材料は微小球の直径の約25〜約80%に
相当する厚さに被覆されるのが好ましい。もし結合剤材
料の厚さがその範囲よりも実質的に薄いと覆いフイルム
に微小球をしっかりと結合するのに不充分な結合剤材料
になるであろう。もし結合剤材料がその範囲より実質的
に厚く被覆されると、微小球の前面を沈ませることな
く、微小球の後面を露出されるように複合体を積層する
ことが困難になるか或は不可能になるであろう。
工程(b)では、ガラス微小球(18)は結合剤材料の
層(10)に単層として配置され、その中に埋められてい
る。微小球は実質的に均一な直径をもち、約65μの平均
直径をもつのが好ましい。30〜500μの平均直径或はそ
れを越えた直径をもつ微小球は特定の用途に従って有用
になるであろう。
微小球はプリント法、転写法、スクリーニング法、カ
スケード法の如き便利な選択的な転移方法圧は熱間ロー
ル法により適当に間隔をあけた単層として結合剤材料上
に配列されてもよく、典型的にはそれらの直径の約40〜
約60%に等しい深さまで埋められる。微小球は無作為的
な網目状に一緒にくっつく傾向があり、それは最終シー
トの反射性の均一性及び結合剤材料の適切な押し出しを
阻害することがあるので、典型的にはそれらはまずシリ
コーン又はフルオロカーボン材料の如き薬剤で表面処理
し、一緒にくっつかないようにするのが都合がよいであ
ろう。微小球の間の間隔は微小球の平均直径の約1〜約
40%に相当するのが好ましい。もし微小球がその範囲よ
りも実質的に一層密に一緒に詰められると、得られるシ
ートの剥離に対する抵抗性は低下する。その範囲よりま
ばらに微小球を詰めると、得られるシートの反射の明る
さは減少する傾向がある。第2図は工程(b)によって
与えらる構造を例示している。微小球は均一な間隔をあ
ける必要はないが第2図では単に簡明にするためそのよ
うに示されている。
第3図に例示された工程(c)では、覆い被覆(20)
は微小球(18)の露出した表面を横切って置かれてい
る。微小球は実質的に均一な直径をもち、結合剤材料の
層(10)中に実質的に均一な深さまで埋められているの
が好ましい。平らな覆いフイルムは実質的に全ての微小
球と接線的な接触(22)を生じているであろう。
工程(d)では、組み立てられた複合体は調節された
加熱及び加圧により積層される。結合剤材料(10)は微
小球(18)の間に流れ、覆いフイルム(20)と接触しそ
れに接着する。結合剤材料(10)が工程(a)で被覆さ
れる深さは、積層後に、第4図に示す如く、微小球の後
面(26)を露出させながら微小球(18)を覆いフイルム
(20)へ接着するのに充分な結合剤材料が存在するよう
に選択される。ここではポリエチレン被覆(16)として
示された剥離シートの表面が、微小球の輪郭に一致する
ように可撓性でなければならず、それによって積層中微
小球の後面から結合剤材料がきれいに押しのけられる。
もしそれが熱順応性であるならば結合剤材料を微小球の
間に流れるようにするのに必要な温度よりも高い融点を
もつべきである。積層は鋼或はゴムのロールの如き手段
を用いて行うことができる。微小球(18)の前面(29)
は結合剤材料によって覆われない状態になっており、各
々の微小球は結合剤材料(10)によって他の微小球及び
覆いフイルム(20)に対し固定されている。
工程(e)では、微小球(18)の露出した後面(26)
は、光反射性材料で覆われ、反射性層(27)を形成す
る。この目的で用いることのできる種々の材料の中に
は、銀或はアルミニウムの如き真空蒸着された金属被
覆、銀、金属箔、金属被覆プラスチックフイルムの如き
化学的に付着させた金属被覆及び誘電体被覆がある。化
学的に付着させることのできる銀反射性被覆がアルミニ
ウムの色より好ましい反射色を与えるが、アルミニウム
蒸着被覆がそれにも拘わらず通常好ましい。何故なら銀
反射性被覆は典型的にアルミニウム被覆よりも戸外に露
出すると一層ひどい劣化を受けるからである。更にアル
ミニウム蒸着被覆装置の最初のコストは銀の化学的付着
のための装置よりも大きいが、その操作コストは一層低
く、乾燥、清浄化工程と共に一層速い速度で付着を行わ
せることができる。化学的付着は手の混んだ装置や真空
蒸着及び蒸気被覆法で必要となるノウハウが手に入らな
い場合に典型的に用いられている。
もし望むならば接着剤被覆(28)は反射性層(27)の
後側に適用してもよい。この接着剤被覆により、交通障
害或は標識の如き希望の表面に、得られたフイルムを接
着させることができる。この最終的構造は第5図に例示
されている。
本発明のシートの別の具体例は反射性被覆を有する微
小球を用いてつくることができる。例えば銀被覆微小球
を用いて日中の使用によく適したシートを与えるように
しても良い。新規なシートのこの具体例を形成するため
の方法は第6図〜第8図に例示されている。
工程(a1)及び(b2)では結合剤材料(30)は剥離シ
ート(31)の上に被覆され、反射性被覆(34)を有する
微小球(32)の単層がその中に埋められている。微小球
は典型的にはそれらの直径の約40〜60%の程度まで結合
剤材料(30)中に埋められている。
結合剤材料の層の好ましい厚さは微小球の直径の約25
〜約80%である。これらの厚さの、剥離シート(31)は
上で述べた最初の製造方法で記載したように、順応性が
あるのがよい。もし結合剤材料の厚さが第6図に示すよ
うに一層大きければ、剥離シートは順応性のある材料で
ある必要はない。
工程(c1)では、反射性被覆(34)は結合剤材料(3
0)から突出した微小球(32)の部分から食刻されてい
る。微小球が埋められる深さは、被覆されたままの微小
球の部分を決定する。第7図に例示したように、微小球
の埋められた部分の反射性被覆(34)は元のままになっ
ている。
工程(d1)及び(e1)は、覆いフイルム(36)を微小
球の露出した前面(32)を横切って置き、結合剤材料
(30)を微小球の間に押し出して覆いフイルムと接着接
触させることからなる。この製造方法では結合剤材料で
は微小球の後面からプレスして離す必要はない。従って
もし結合剤材料が微小球のほぼ直径よりも大きな厚さま
で被覆されていたならば、剥離シート(31)は順応性で
ある必要はないが積層は、微小球の前面を沈めるのに充
分な量の結合剤材料がそれら微小球の間から押し出され
ないように調節されなければならない。積層は望ましい
量の結合剤材料を押し出すのに必要なその時だけ圧力を
維持することによって調節してもよく、或はもっと簡単
には、用いられる間隙即ちニップ間隔を調節し、充分な
結合剤材料が押し出された時、シートが更に圧力を受け
ることなくその間隙を通過するようにシートの厚さを少
なくしておくことによって調節してもよい。
もし望むならば接着剤被覆(38)は結合剤材料の層
(30)の後面に適用するか、或は剥離シートを取り除い
た後、微小球の後面に適用して第8図に例示するような
構造を生成させてもよい。
本発明の第3の具体例は第9図〜第13図に例示したよ
うな次の手順によって形成してもよい。
第9図に例示した工程(a2)ではガラス微小球(41)
はポリエチレン(46)を裏打ちしたシート(44)の如き
一時的キヤリアーシート(42)の上に希望の間隔をもっ
て単層上に配置されている。微小球はそのポリエチレン
中に、そのポリエチレン(46)を軟化するのに充分な熱
を適用しながらそれらの直径の約20〜約50%まで埋めら
れている。
薄いアルミニウム蒸着被覆の如き反射性被覆(48)を
次に工程(b2)で微小球(41)の露出した表面へ適用す
る。
第11図に例示した工程(c2)は、典型的には紙裏打ち
(56)をもつポリエチレンの層(54)からなっていても
よい剥離シート(52)の上に結合剤材料の層(50)を被
覆することからなる。結合剤材料は微小球の直径の約25
%以上に等しい厚さまで被覆し、微小球が覆いフイルム
に確実にしっかりと結合されるようにするのが好まし
い。もし厚さが直径の25〜80%の理想的に好ましい範囲
内にあるならば剥離シート(52)は順応性のある材料で
あるべきである。もし厚さがその好ましい範囲より大き
いならば、剥離シートは順応性である必要はないが、積
層条件は第2の製造方法に関して上で述べたように、微
小球の前面が沈まないことを確実にするように一層厳し
く調節されなければならない。
工程(d2)では、微小球(41)の単層と、反射性被覆
(48)とを有する一時的キヤリアーシート(42)を低い
熱及びわずかな圧力で結合剤材料の層(50)に穏やかに
接触させる。蒸着被覆した微小球は典型的には結合剤材
料中にそれら直径の約25%まで埋められるが、とくに微
小球の間の反射性被覆部分と結合剤材料との間に接触が
存在する程ではない。一時的キヤリアーシート(42)を
剥がして除いた時、その一時的キヤリアーシート上に微
小球(41)の間に付着された反射性被覆がその上に残っ
たままになっている。同様な転写方法が米国特許第3,00
5,382号(ウエーバー)の実施例3、第7欄第61行〜第
8欄第8行に記載されている。もし微小球の間の反射性
被覆も結合剤材料に移されると灰色又は銀色の外観をも
つようになり、被覆は微小球の間に結合剤材料が押し出
されるのを妨げ、その覆いフイルムへの接着を妨害する
ことがある。
工程(f2)では、覆いフイルム(58)は第12図に例示
したように、微小球(41)の露出した表面を横切って置
かれている。次に複合体を、第2の製造方法の工程
(d1)及び(e1)について上で述べたように工程(g2
で積層する。
もし望むなら剥離シート(52)を剥ぎとった後、接着
剤層(60)を積層体の後面に適用し、それを希望の表面
に付けることができるようにしても良い。第13図はこの
最終的構造を例示している。
上述の最初の方法は微小球を含んだ後、反射性被覆を
適用することを含み、従って結合剤が押し出された時、
障害になる反射性被覆は存在しない。記載した第2の方
法は一層明るい反射及び一層白い日中の外観を有するシ
ートを与えるのに用いてもよい。銀を付着させた微小球
を用いているので蒸着被覆装置はは不必要である。記載
した第3の方法は蒸着被覆装置を用いるための最も実際
的な方法である。何故ならアルミニウム反射性被覆が第
1の方法とは異なって、新しい微小球表面に適用され、
結合剤材料がその反射性被覆を付着させる前に微小球の
後面からきれいに除かれていなければならないからであ
る。
実施例1 アクリレート三元重合体とブタジエン/アクリロニト
リル共重合体をアセトン及びテトラヒドロフラン中に入
れたものからなる接着剤であるSCOTCH−GRIP商標名のプ
ラスチック接着剤2262〔ミソネタ州セントポールのミネ
ソタ・マイニング・アンド・マニュフアクチユアリング
・カンパニー(3M)から入手されたもの〕を、ウィスコ
ンシン州コウコウマのシルマニー・パルプ・アンド・ペ
ーバー・カンパニーから前に入手されたポリエチレン被
覆紙MGT−21上に4ミル(100μ)の穴から送り棒で被覆
した。
約65μの平均直径と、1.9の屈折率を有するガラス微
小球の表面、3Mから入手された長鎖フルオロケミカルの
クロム錯体である3MFC805で処理した。米国特許第3,22
2,204号(ウエーバーその他)に記載されている3MFC805
の1%水溶液8ccを100gの微小球の入ったビーカー中へ
攪拌して入れ、乾燥させた。表面処理した微小球をカス
ケード状に接着剤被覆した剥離シート上に流し、実質的
に単層状にした。微小球が一緒にくっつくのを妨げる他
に、3MFC805による表面処理により微小球が密度の低い
接着剤即ち結合剤材料中に沈むよりはむしろ浮くように
させられた。
この構造物を空気乾燥炉中で150゜F(65℃)で2分
間、そして200゜F(93℃)で4分間乾燥してEC2262接着
剤中のアセトン及びテトラヒドロフラン溶剤を除去し
た。それら微小球をそれらの直径の約50%まで埋め、実
質的に互いに接触しないようにした。
ポリメチルメタクリレートの上部フイルムを微小球の
上面を横切って置き、次にその構造物を室温の上部ゴム
ロールと、約250゜F(120℃)にオイル加熱された下方
鋼ロールとの間に約500psi(340MPa)の圧力で約10フイ
ート/分(3m/分)の速度で通すことにより積層した。
次に剥離シートを剥がし、微小球の露出した後面を現す
ようにした。
そのシートを約10-5トールの真空度の室中に入れ、約
900Å厚のアルミニウム蒸着被覆を微小球の露出した後
面及び結合剤材料に適用した。
得られたシートは約300キヤンデラ/m2/ルックスの真
正面からの輝きをもっていた。真正面から約30〜35゜の
その明るさは真正面の明るさの3/4に等しかった。
実施例2 3Mから得られた合成ゴムとポリビニルクロライド樹脂
をアセトンに入れたものからなる接着剤であるSCOTCH−
GRIP商標名の接着剤EC1781を、実施例1で用いたのと同
じ種類のポリエチレン被覆紙上に9ミル(175μ)の穴
を通して送り棒で被覆した。
約65μの平均直径と1.9の屈折率をもつガラス微小球
約20gを第一塩化錫1gと、塩酸4ccと、水100ccからなる
メッキ溶液中に約2分間浸漬し、次に蒸留水でよく濯い
だ。
水100cc中に硝酸銀1gを溶解することによって付着溶
液を調製した。次にわずかに曇った溶液を水酸化アンモ
ニウムで透明になるまで滴定した。1gの水酸化カリウム
をその溶液に溶解すると、それは再び曇ったようにな
り、それを再び水酸化アンモニウムで透明になるまで滴
定した。
その溶液に微小球を添加し、ブドウ糖1gをその中に溶
解して付着を開始させた。溶液と微小球を5分間連続的
に攪拌した。成分のなくなった溶液を流出させ、微小球
を蒸留水で濯ぎ、空気を送って乾燥した。
次に銀を被覆した微小球を表面処理し、接着剤被覆し
た剥離シート上にカスケード状に流し、実施例1の場合
のような実質的に単層状にした。
この構造物を次に実施例1の場合の如く乾燥して、EC
1781接着剤中のアセトン溶媒を除去した。微小球をそれ
らの直径の約50%まで埋め、互いに接触していないよう
にした。
銀被覆の露出部分の次にガラス微小球から、1.24gの
二クロム酸カリウムと、2.4mlの硫酸と、15mlの水から
なる溶液によって食刻した。食刻溶液を約15〜20秒間シ
ートを横切って濯ぎ、次に水で濯いだ。シートを次の送
風によって乾燥した。
一番上のアクリルフイルムを、露出した微小球を横切
って置いた。次にこの構造物を室温の上部ゴムロール
と、約200゜F(93℃)にオイル加熱した下方鋼ロールと
の間に、約35psi(240MPa)の圧力で、約10フイート/
分(3m/分)の速度で通すことにより積層した。
次に剥離シートを剥がし、積層体を電気炉中で、300
゜F(150℃)で3分間加熱し、結合剤の覆いフイルムへ
の適切な接着が確実に行なわれるようにした。第8図に
示すような構造を有する得られたシートは、約400キヤ
ンデラ/m2/ルックスの真正面からの明るさをもってい
た。
実施例3 65μの平均直径と1.9の屈折率を有するガラス微小球
を約200゜F(93℃)に加熱し、実施例1及び2で用いた
のと同じ種類のポリエチレン被覆紙の一時的キヤリアー
シート上にカスケード状に流した。
その構造物を300゜F(150℃)へ30秒間加熱し、それ
によってポリエチレンを軟化し、微小球が重力及び毛細
管力によってそれらの直径の約35%までポリエチレン中
に引き込まれるようにした。
真空室中で、アルミニウムを実施例1の場合の如き約
900Åの厚さまで単層の上に付着させた。
実施例2で用いたのと同じ樹脂を、実施例2で用いた
のと同様なポリエチレン被覆紙上に棒で被覆した。この
剥離シートを実施例1及び2の場合の如く乾燥した。
乾燥した剥離シートの接着剤被覆側をその構造物を約
200゜〜250゜F(93〜120℃)へ加熱した二本のゴムロー
ラーの間に、約30〜40フイート/分(9.1〜12.2m/分)
の速度で、約10psi(69MPa)の圧力で通すことにより反
射性被覆微小球へ積層した。
一時的キヤリアーシートを積層体からはがした。微小
球の間に付着していたアルミニウム蒸着被覆は、ガラス
微小球とその後側の反射性被覆とが接着剤被覆剥離シー
ト中に部分的に埋められた状態にしたまま、一時的キヤ
リアーシート上に残されていた。
次に一番上のアクリルフイルムを露出した微小球を横
切って置いた。次にこの構造体を室温の上部ゴムロール
と、約200゜F(93℃)にオイル加熱した下方鋼ロールと
の間に約35psi(240MPa)の圧力で、約10フイート/分
(3m/分)の速度で通すことにより積層した。
次に剥離シートを剥がし、積層体を水蒸気加熱した炉
中で300゜F(150℃)へ3分間加熱し、結合剤の覆いフ
イルムへの適切な接着が確実に行なわれるようにした。
第13図に示したような構造をもつ得られたシートは、
約380キヤンデラー/m2/ルックスの真正面の明るさをも
ち、約35゜の角度で半分の明るさをもっていた。
実施例4 実施例3に従い逆行反射性シートを製造した。但し微
小球の間の結合剤材料の覆いフイルムへの押し出しはス
テンシルを用いて行なわれた。1/4インチ(6.5mm)の切
り出した六角形を取り巻く3/32インチ(2.5mm)の壁の
六角形の模様をした厚い金属箔のシートであるステンシ
ルを積層体と共にゴムローラーと鋼ローラーの間に通
し、結合剤材料がそれらの壁に相当する模様状に押し出
されるようにした。
得られたシートは実施例3の場合と実質的に同じ真正
面からの明るさをもっていたが、約57゜の角度で半分の
明るさをもっていた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の1具体例を、一つの製造方法
の諸段階にわたって示した概略的断面図である。 第6図〜第8図は本発明の1具体例を他の製造方法の諸
段階にわたって示した概略的断面図である。 第9図〜第13図は本発明の1具体例を第3の製造方法の
諸段階にわたって示した概略的断面図である。 10、30、50、……結合剤層、18、32、41、……微小球 20、36、58、……覆いフイルム 27、34、48、……反射性被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−194405(JP,A) 特開 昭52−110592(JP,A) 特公 昭47−39160(JP,B1)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結合剤材料の層(10,30,50)により支持さ
    れた微小球(18,32,41)の単層と、前記微小球の後ろに
    配置された反射性材料の層(27,34,48)と、前記微小球
    の前面に間をあけて配置された覆いフィルム(20,36,5
    8)とからなる逆行反射性シートにおいて、付加的結合
    剤材料が前記結合剤材料の層から伸びて前記覆いフィル
    ムと接着接触する網目状壁を形成し、少なくともいくつ
    かの微小球が個々にその壁によって取り巻かれており、
    前記の個々に取り巻かれている微小球の前部分(29)は
    空気に対して露出していることを特徴とする逆行反射性
    シート。
  2. 【請求項2】微小球が約1.7〜2.0の屈折率と、約30〜50
    0μの平均直径を有することを更に特徴とする前記第1
    項に記載の逆行反射性シート。
  3. 【請求項3】網目状壁が、ある領域にのみ与えられ、そ
    の結果網目状壁が個々の反射性素子を取り巻く壁をもた
    ない領域を含むセルへ逆行反射性シートを分けるように
    なっていることを更に特徴とする前記第1項又は第2項
    に記載の逆行反射性シート。
  4. 【請求項4】微小球の本質的に全てが個々に壁によって
    取り巻かれていることを特徴とする前記第1項又は第2
    項に記載の逆行反射性シート。
  5. 【請求項5】微小球の後面が結合剤材料の層から突出
    し、反射性材料の層が微小球の前記突出した部分の上に
    配置されていることを特徴とする前記第1項〜第4項の
    いずれか1項に記載の反射性シート。
  6. 【請求項6】結合剤材料の層(10,30,50)中に支持され
    た微小球(18,32,41)の単層と、前記微小球の後ろに配
    置された反射性材料の層(27,34,48)と、前記微小球の
    前面に間をあけて配置された覆いフィルム(20,36,58)
    とからなる逆行反射性シートにおいて、付加的結合剤材
    料が前記結合剤材料の層から伸びて前記覆いフィルムと
    接着接触する網目状壁を形成し、少なくともいくつかの
    微小球が個々にその壁によって取り巻かれている、逆行
    反射性シートを製造する方法であって、 覆いシートと、結合剤材料中に部分的に埋められた微小
    球の単層を有する基礎シートとを一緒に重ね合わせ、そ
    の結果結合剤材料が少なくともいくつかの個々の微小球
    の周りに押し出され、微小球の前部分(29)を空気に対
    して露出させて覆いフィルムと接着接触させることから
    なることを特徴とする、前記方法。
  7. 【請求項7】結合剤材料の層(10,30,50)中により支持
    された微小球(18,32,41)の単層と、前記微小球の後ろ
    に配置された反射性材料の層(27,34,48)と、前記微小
    球の前面に間をあけて配置された覆いフィルム(20,36,
    58)とからなる逆行反射性シートにおいて、付加的結合
    剤材料が前記結合剤材料の層から伸びて前記覆いフィル
    ムと接着接触する網目状壁を形成し、少なくともいくつ
    かの微小球が個々にその壁によって取り巻かれている、
    逆行反射性シートを製造する方法であって、 a) 剥離シート(12,31,52)上に結合剤材料の層を被
    覆し、 b) 前記結合剤材料の層中に多数の微小球を部分的に
    埋め、しかもそれら微小球が互いに離れ、単層状に配置
    されるようにし、 c) 微小球の単層の露出された表面を横切って覆いフ
    ィルムを置き、 d) 熱及び圧力を加えて、前記結合剤材料を少なくと
    もいくつかの前記微小球の間に押し出し、前記結合剤材
    料を前記覆いフィルムと接着接触させ、前記微小球をそ
    れに結合させ、但し前記微小球の前面(29)は空気に対
    して露出させておく、 諸工程からなることを特徴とする、前記方法。
  8. 【請求項8】結合剤材料の層(10)中に支持された微小
    球(18)の単層と、前記微小球の後ろに配置された反射
    性材料の層(27)と、前記微小球の前面に間をあけて配
    置された覆いフィルム(20)とからなる逆行反射性シー
    トにおいて、付加的結合剤材料が前記結合剤材料の層か
    ら伸びて前記覆いフィルムと接着接触する網目状壁を形
    成し、少なくともいくつかの微小球が個々にその壁によ
    って取り巻かれている、逆行反射性シートを製造する方
    法であって、 a) 剥離シート(12)上に結合剤材料の層を被覆し、 b) 前記結合剤材料の層中に多数の微小球を部分的に
    埋め、そかもそれら微小球が互いに離れ、単層状に配置
    されるようにし、 c) 微小球の単層の露出された表面を横切って覆いフ
    ィルムを置き、 d) 熱及び圧力を加えて、前記結合剤材料を少なくと
    もいくつかの前記微小球の間に押し出し、前記結合剤材
    料を前記覆いフィルムと接着接触させ、前記微小球をそ
    れに結合させ、但し前記微小球の前面(29)は空気に対
    して露出させておき、前記結合剤材料の押し出しが微小
    球の後側を露出し、 e) 剥離シートを除去し、反射性被覆を前記微小球の
    露出した後面に適用する、 諸工程からなることを特徴とする、前記製造方法。
  9. 【請求項9】結合剤材料の層(30)中に支持された微小
    球(32)の単層と、前記微小球の後ろに配置された反射
    性材料の層(34)と、前記微小球の前面に間をあけて配
    置された覆いフィルム(36)とからなる逆行反射性シー
    トにおいて、付加的結合剤材料が前記結合剤材料の層か
    ら伸びて前記覆いフィルムと接着接触する網目状壁を形
    成し、少なくともいくつかの微小球が個々にその壁によ
    って取り巻かれている、逆行反射性シートを製造する方
    法であって、 a) 剥離シート(31)上に結合剤材料の層を被覆し、 b) 前記結合剤材料の層中に、上に反射性被覆を有す
    る多数の微小球を部分的に埋め、しかもそれら微小球が
    互いに離れ、単層状に配列されるようにし、 c) 前記結合剤材料の層から突出した前記微小球の部
    分から前記反射性被覆を取り除き、 d) 微小球の単層の露出された表面を横切って覆いフ
    ィルムを置き、 e) 熱及び圧力を加えて、前記結合剤材料を少なくと
    もいくつかの前記微小球の間に押し出し、前記結合剤材
    料を前記覆いフィルムと接着接触させ、前記微小球をそ
    れに結合させ、但し前記微小球の前面は空気に対し露出
    させておく、 諸工程からなることを特徴とする、前記製造方法。
  10. 【請求項10】結合剤材料の層(50)中に支持された微
    小球(41)の単層と、前記微小球の後ろに配置された反
    射性材料の層(48)と、前記微小球の前面に間をあけて
    配置された覆いフィルム(58)とからなる逆行反射性シ
    ートにおいて、付加的結合剤材料が前記結合剤材料の層
    から伸びて前記置いフィルムと接着接触する網目状壁を
    形成し、少なくともいくつかの微小球が個々にその壁に
    よって取り巻かれている、逆行反射性シートを製造する
    方法であって、 a) 微小球の単層を一時的キャリアーシート(42)に
    適用し、 b) 前記微小球の単層の露出した表面に反射性被覆を
    適用し、 c) 剥離シート(52)上に結合剤材料の層を被覆し、 d) 微小球の単層を前記結合剤材料中へプレスし、そ
    れによって前記微小球を前記結合剤材料中に部分的に埋
    め、 e) 前記一時的キャリアーシートを除去し、 f) 前記微小球の単層の露出した表面を横切って覆い
    フィルムを置き、 g) 熱及び圧力を加えて、前記結合剤材料の少なくと
    もいくつかの前記微小球の間に押し出し、前記結合剤材
    料を前記覆いフィルムと接着接触させ、前記微小球をそ
    れに結合させ、但し前記微小球の前面は空気に対して露
    出させておく、 諸工程からなることを特徴とする、前記製造方法。
  11. 【請求項11】結合剤材料を押出し、選定された領域の
    みにおいて前記覆いフィルムと接着接触させる、前記第
    6項記載の逆行反射性シートの製造方法。
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