JPS60235099A - 原子炉の金属製構造部品の化学的汚染除去方法 - Google Patents

原子炉の金属製構造部品の化学的汚染除去方法

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JPS60235099A JP60077521A JP7752185A JPS60235099A JP S60235099 A JPS60235099 A JP S60235099A JP 60077521 A JP60077521 A JP 60077521A JP 7752185 A JP7752185 A JP 7752185A JP S60235099 A JPS60235099 A JP S60235099A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、まず過マンガン酸塩溶液で酸化処理を行い、
その後頁(:処理するためにジカルボン酸を使用する原
子炉の金属製構造部品を化学的(二汚染除去する方法に
関する。
〔従来の技術〕
特開昭52−118200号公報がら公知でありまた実
地(二おいて使用されている方法では、酸化処理のため
にアルカリ性過マンガン酸塩溶液を約100“°Cの温
度で使用する。次いでこの溶液を脱イオン化剤で洗浄し
、その後更Cニクエン酸塩−シュウ酸塩溶液で更に処理
するが、この場合上記溶液はアンモニアでpH値35(
二調整されまた抑制剤並び(ニエチレンジアミン四酢酸
を含んでいる。抑制剤は鉄〜■−ギ酸塩である。
数個の工程及びその間に存在する洗浄過程をもつ公知の
方法は、高濃度の化学薬剤で処理し、極めて長い時間を
必要とする。またこの方法は、洗浄目的のためf二実際
に空(二する必要がありまた処理後再び充填しなければ
ならない原子炉の一次系統には未だ使用されていない。
し発明が解決すべき問題点〕 従って本発明の課題は、原子炉の一次系統並びにその一
部を化学的(二汚染除去すること(二よって(これは僅
かな経費で実施することができる)点検及び修理に従事
する作業員の放射線汚染を減少させることを可能とする
ことにある。その際重要な副次的意義としては、化学的
汚染除去に際し。
放射線C二対する安全性を阻害する二次廃棄物の発生を
極く僅かにとどめることを保証することである。
し問題点を解決するための手段] 本発明によれば酸化処理に過マンガン酸を使用する。そ
の結果、既に判明しているように極めて僅かな濃度で同
じ効果を得ることができ、更に次のジカルボン酸での処
理も、より一層少い量の酸で実施でき、それに応じて二
次廃棄物の発生も僅かC二とどめることが可能である。
しがし何よりもこの処理は、過マンガン酸を水冷原子炉
の一次冷却剤に加えることにより行うことができる。従
って一次冷却剤奪廃棄することはもはや必要でない。更
C:本発明方法は、−次冷却剤をイオン交換樹脂により
洗浄し1次の運転のために原子炉中に残すようにして実
施することが可能である。
過マンガン酸は有利には過マンガン酸カリウムを変換す
ることにより製造する。これはイオン交換剤を用いてカ
リウムを除去することにより行うことができる。この場
合変換は処理すべき系統の外にある特別の容器内で行う
ことができるが、原子力発電所内の補助系統で一次回路
全体を汚染除去する過程(−次冷却剤洗浄処理過程の様
な)でも行うことができる。この過マンガン酸は1に1
1当り20〜400 yx9 の濃度で存在する。
本発明の有利な一実施態様は、ジカルボン酸として最高
l/3のシュウ酸を有する混合物を使用することにある
。その際混合物の他方のジカルボン酸としてはC≧3の
鎖長のジカルボン酸及びヒドロキシジカルボン酸を使用
することが可能である。これらのジカルボン酸は特に−
次回路を洗浄するために直接過マンガン酸溶液に加えら
れる。これにより従来は一般に行われていた洗浄工程や
過マンガン酸塩溶液の除去及び廃棄又tシ後処理を省く
ことができる。
〔効果〕
上記の方法により、公知方法(二較べて極めて僅かな化
学薬剤濃度を達成することができる。その結果汚染除去
すべき構造部品の基材に好ましくない腐食が生じる危険
性も相応して減少する。更に一層低い化学薬剤濃度によ
り二次廃棄物の量も少くなる。その結果高い汚染除去効
率が得られる。
中間及び最終洗浄工程は全く省略することができる。
〔実施例〕
次に本発明を更に詳細に説明するため図面(二基づき一
実施例を記載する。
加圧水彩原子炉はその一次回路I C原子炉圧力容器2
.蒸気発生器3及び主冷却剤ポンプ4を含んでいる。主
冷却剤ポンプは原子炉圧力容器2から熱導管5を介して
蒸気発生器3C二達する一次冷却水を、冷導管6を介し
て原子炉圧力容器2C二戻す。
一次冷却水を処理するためには容量調整系統8を使用す
る。これはポンプ4と蒸気発生器3の範囲の間で冷導管
6C二排水導管10を介して接続されている。排水導管
10は換熱式熱交換器12及び冷却器13を介して遮断
弁14(二連ずる。遮断弁の後方(二は貯蔵タンク五8
に導かれる調整弁15、]6及び17が接続されている
。貯蔵タンク18から冷却剤は高圧供給ポンプ20を経
て一次回路H二戻される。ての際冷却及び洗浄された一
次冷却剤は換熱式熱交換器12を通り、その後導管21
を介してポンプ4の後方で冷導管6に戻される。
弁15.16及び17と並行して冷却剤を処理するため
の装置が存在する。これには24で示された冷却剤洗浄
装置及び冷却剤脱ガス化装置25が含まれる。大量の冷
却剤を収容するために冷却剤貯蔵装置26が備えられて
いる。24.25及び26の装置は冷却剤浄化装置27
と同じく廃ガス系統28に接続されており、これは冷却
剤の処理に際して生じるガス状の放射能担体を収容する
冷却剤浄化装置27で冷却剤からホウ素を除去し、これ
を燃焼調整(:使用する。ホウ素及びホウ素不含の脱イ
オン化剤はホウ酸及び脱イオン化剤供給装置30に導か
れる。この装置は、更に化学薬剤供給装置32が接続さ
れている導管31を介して、容量調整系統8(:接続さ
れている。
冷却剤浄化装置内(二相じる液状廃棄物は更に放射性廃
水用処理装置35に供給する。これには36として示し
た放射性濃縮物の処理装置が接続されている。
一次回路1の汚染除去には数工程を伴なう以下の技術的
処理過程が存在する。
l−1; 運転中の主冷却剤ポンプ4を有する一次回路
;温度〜90℃、圧力P母30bar、−次冷却剤中の
ホウ素濃度220017Lり/に9゜1−2; ホウ酸
及び脱イオン化剤供給装置3゜のホウ酸調合装置内での
HM n O、溶液の調合。
]−3; −次冷却剤にHMnO,を〜5(1+4り/
に9の濃度(二まで配量。
1−4; −次回路1の温度を100℃にあげる。
l−5; 主冷却剤ポンプ4で回転させることによる酸
化処理、5時間。
1−6; 温度を50〜60″Cc二降下。
1−7; 例えばホウ酸及び脱イオン化剤供給装置30
のホウ酸調合装置内でのジカルボン酸混合物の調合。
1−8: ジカルボン酸の配分、脱ガス化装置25は最
大効力で運転。
1−9; ジカルボン酸全量に対して約300〜400
 rng/に9の最終濃度。
2−0; −次回路lの温度を100℃に上げる。
2−1; 冷却剤洗浄装置24を運転開始。
2−2; 溶解した陽イオン(活性)並びに、陰イオン
/陽イオン交換器によるジカルボン酸の除去。
2−3; −次伶却剤を洗浄。
2−4; 必要(二応じて工程1−2〜2−3を繰り返
す(第2周期)。
2−5; 必要(二応じて工程1−2〜2−3を繰り返
す(第3周期)。
第2図には個々の周期に対して化学薬剤濃度を縦座標上
にppm単位で表示する。横座標は最高20時間の時間
を表わす。
時点T1 で−次回路に過マンガン酸を供給することに
よって開始する過マンガン酸塩濃度50ppmから出発
して酸化処理を行い、汚染の原因となる酸化層の組織を
解離させる。この経過は曲線38(=よって示す。これ
はMnO,含有量の濃度が僅かC二減少することを示し
、またMnO□含有量は破線で示した曲線39で表わさ
れる上昇を示す。
5時間後時点T2で一次系統内の温度を≦60℃に下げ
、ジカルボン酸混合物を直接過マンガン酸溶液(:加え
る。この場合ジカルボン酸又はヒドロキシジカルボン酸
は、曲線部分41で示すように30 Grh’!乙9の
濃度C二まで一次冷却剤に加えられており、更に曲線部
分42が示すよう(二100rnq /′に9のシュウ
酸が存在する。ジカルボン酸としては例えばメソシュウ
酸、マロン酸、ジヒドロキシフマル酸及びジヒドロキシ
酒石酸を使用する。
添加に際して系中に存在するHMnO,及びMnO,が
シュウ酸と反応し、 Mn イオンに還元される。
この場合シュウ酸はCO2に酸化され、CO,は脱ガス
装置を介して排出される。
HMnO,シュウ酸反応の終了後、−次回路の内容物を
再び100℃C二加熱する。次いで一次冷却剤の1部を
分路内(二、冷却剤洗浄装置24又は冷却剤浄化装置2
7の1部であるイオン交換フィルタを介して導く。従っ
てこの場合原子力発電所内に既(:存在する装置が利用
される。この場合時点T。
までの20時間の過程で化学薬剤濃度を実際に零C二ま
で下げることができる(曲線44)。その際破線で示し
た曲線45によって明らかなように。
酸化反応(二より集められるマンガン量は減少する。し
かし同時(二また酸化層の成分量も濾過除去される。こ
れは鉄、クロム、ニッケル及び場合によってはコバルト
の量を表わす曲線46で示す。この場合イオン交換体を
介しての陽イオン及びジカルボン酸の除去は、ジカルボ
ン酸が溶解した陽イオンに対して定量的に過剰1葺で存
在するように調整する。これは溶解した放射物が再沈澱
するのを阻止するの(二決定的な事項である。
【図面の簡単な説明】
第1図は汚染除去すべき加圧水彩原子炉の一次冷却回路
とそれに必要な発電所C二固有の補助装置を示す図、第
2図は第1周期(=おける汚染除去処置の時間経過を表
わす図である。 l・・・−次回路、2・・・原子炉圧力容器。 3・・・蒸気発生器、4・・・主冷却剤ポンプ。 5・・・熱導管、6・・・冷導管、 8・・・容量調整
系統、10・・・排水導管、12・・・ 換熱式%式% 15.16.17・・・調整弁、18・・・貯蔵タンク
。 20・・・高圧供給ポンプ、2]・・・導管、24・・
・冷却剤洗浄装置、2511.冷却剤脱ガス化装置、2
〔〕川用却剤貯蔵装置、27・・・ 冷却剤浄化装置、
28・・・廃ガス系統、30・・・ホウ酸及び脱イオン
他剤供給装置、3】・・・ 導管、32・・・化学薬剤
供給装置535・・・放射性廃水用処理装置、36・・
・放射性濃縮物の処理装置。 第1頁の続き ■発明者 ルードルフ、パペッシ ュ ■発明者 ツーベルト、シュタム ドイツ連邦共和国エルランゲン フリードリッヒバウェ
ルシュトラーセ 18 ドイツ連邦共和国ニュルンベルク 90Xオイセレグロ
ースワイデンミユールシユトラーセ 48

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)まず禍マンガン酸塩溶液で酸化処理を行い、その後
    回(二処理するためにジカルボン酸を使用する形式の、
    原子炉の金属製構造部品を化学的に汚染除去する方法に
    おいて、酸化処理のため(:過マンガン酸を使用するこ
    とを特徴とする原子炉の金属製構造部品の化学的汚染除
    去方法。 2)過マンガン酸を、過マンガン酸塩を変換すること(
    二よって例えばカリウム過マンガン酸塩から製造するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3)前記の変換を汚染除去すべき構造部品の外(:系中
    での処理中C二も行うことを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の方法。 4)過マンガン酸を、 Kg当り2 ’02Qp 4 
    o nb9の濃度範囲で使用することを特徴とする特許
    請求の範囲第3項記載の方法。 5)最高スハのシュウ酸とジカルボン酸とがら成る混合
    物を使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第4項のいずれか(:記載の方法。 6)混合物のその他のジカルボン酸としてヒドロキシジ
    カルボン酸並びに一層長い鎖長のジカルボン酸を使用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 7)ジカルボン酸を直接過マンガン酸溶液(二加えるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第6項のい
    ずれかに記載の方法。 8)過マンガン酸を、水冷動形原子炉の一次冷却剤に加
    えることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7
    項のいずれか(:記載の方法。 9)−次冷却剤をイオン交換樹脂(二より精製し、その
    後の運転のために原子炉内に残しておくことを特徴とす
    る特許請求の範囲第8項記載の方法。
JP60077521A 1984-04-12 1985-04-11 原子炉の金属製構造部品の化学的汚染除去方法 Granted JPS60235099A (ja)

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