JPS602329Y2 - アンカ−ボルト - Google Patents
アンカ−ボルトInfo
- Publication number
- JPS602329Y2 JPS602329Y2 JP995979U JP995979U JPS602329Y2 JP S602329 Y2 JPS602329 Y2 JP S602329Y2 JP 995979 U JP995979 U JP 995979U JP 995979 U JP995979 U JP 995979U JP S602329 Y2 JPS602329 Y2 JP S602329Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- cone
- anchor bolt
- tip
- cut groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dowels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコンクリート等に対して使用するアンカーボル
トに関するものである。
トに関するものである。
ネジ軸の外周にスリットを設けたスリーブを備え、コン
クリート等に予じめあけた孔内でスリーブを拡張して固
定する形式のアンカーボルトでは、ネジ軸の先端にコー
ンナツトを装着し、ネジ軸の回転によってコーンナツト
を引き上げてスリーブを拡張している。
クリート等に予じめあけた孔内でスリーブを拡張して固
定する形式のアンカーボルトでは、ネジ軸の先端にコー
ンナツトを装着し、ネジ軸の回転によってコーンナツト
を引き上げてスリーブを拡張している。
前記のようにコーンナツトでスリーブを拡張する方法で
は、コーンナツトのネジ部と螺合するボルトのネジ部は
面圧が高くなるため、ネジの精度を向上させる必要があ
った。
は、コーンナツトのネジ部と螺合するボルトのネジ部は
面圧が高くなるため、ネジの精度を向上させる必要があ
った。
又、ボルトの先端に螺合しておくコーンナツトは運搬等
で外れることもあり、作業現場で部品の不足が発見され
ることもあった。
で外れることもあり、作業現場で部品の不足が発見され
ることもあった。
さらには又、ボルト取り付けの際にコーンナツトを取付
穴内に落してしまい、取付に失敗することもあった。
穴内に落してしまい、取付に失敗することもあった。
本考案の目的はネジ軸の先端にコーン部材を形成するこ
とにより、ネジ軸の製造を容易にすると共に、組立が簡
単となるアンカーボルトを提供しようとするものである
。
とにより、ネジ軸の製造を容易にすると共に、組立が簡
単となるアンカーボルトを提供しようとするものである
。
本考案の他の目的はネジ軸とコーン部材を一体に形成す
ることにより、運搬等によるコーンナツトの外れを防止
し、運搬、保管が容易となるアンカーボルトを提供しよ
うとするものである。
ることにより、運搬等によるコーンナツトの外れを防止
し、運搬、保管が容易となるアンカーボルトを提供しよ
うとするものである。
さらに本考案の他の目的はスリーブの途中に薄肉部を設
け、前記薄肉部から開口端に向ってスリットを形成し、
ネジ軸に形成したコーン部材をスリット形成側に装着し
てスリーブは軸方向の両端から押圧力を加えて前記薄肉
部を裂断し、予しめ形成したスリットによってスリーブ
が完全に拡張され、支持力が増大するアンカーボルトを
提供しようとするものである。
け、前記薄肉部から開口端に向ってスリットを形成し、
ネジ軸に形成したコーン部材をスリット形成側に装着し
てスリーブは軸方向の両端から押圧力を加えて前記薄肉
部を裂断し、予しめ形成したスリットによってスリーブ
が完全に拡張され、支持力が増大するアンカーボルトを
提供しようとするものである。
上記目的を遠戚するため、本考案はスリーブの中途に内
外周面を傾斜状に削成し、外周切込溝はスリーブ中心に
向って小径となり、内周切込溝は前記外周切込溝に平行
して削成した薄肉部を介して、スリーブを外周切込溝を
含む部分をコーン部材に、内周切込溝を含む部分を圧着
スリーブにそれぞれ区画形威し、前記圧着スリーブの先
端開口は開口端に向って大径となるテーパに形威すると
共に、該先端開口端から薄肉部に至る軸方向に平行な２
本のスリットを設け、一端に先端に至るに従って大径と
なるコーン部材を他端にネジ部を形威したネジ軸を前記
スリーブの圧着スリーブの開口端にコーン部材を係合し
てスリーブ内に挿入したことを特徴とするものであり、
支持力の大きなアンカーボルトである。
外周面を傾斜状に削成し、外周切込溝はスリーブ中心に
向って小径となり、内周切込溝は前記外周切込溝に平行
して削成した薄肉部を介して、スリーブを外周切込溝を
含む部分をコーン部材に、内周切込溝を含む部分を圧着
スリーブにそれぞれ区画形威し、前記圧着スリーブの先
端開口は開口端に向って大径となるテーパに形威すると
共に、該先端開口端から薄肉部に至る軸方向に平行な２
本のスリットを設け、一端に先端に至るに従って大径と
なるコーン部材を他端にネジ部を形威したネジ軸を前記
スリーブの圧着スリーブの開口端にコーン部材を係合し
てスリーブ内に挿入したことを特徴とするものであり、
支持力の大きなアンカーボルトである。
次に本考案の詳細を図示した実施例によって説明する。
１はスリーブで、中途に薄肉部２を設けて一方をコーン
スリーブ３、他方を圧着スリーブ４に形威しである。
スリーブ３、他方を圧着スリーブ４に形威しである。
前記薄肉部２は外周切込溝２ａと内周切込溝２ｂとによ
ってスリーブの内部を削り取ったものであって、外周切
込ｉ２ａを含む部分をコーンスリーブ３に形威したもの
である。
ってスリーブの内部を削り取ったものであって、外周切
込ｉ２ａを含む部分をコーンスリーブ３に形威したもの
である。
又、前記圧着スリーブ４の先端開口部の内側にテーパ部
５を形威すると共に、軸方向に平行する２本のスリット
６を開口端から前記薄肉部２までに設けである。
５を形威すると共に、軸方向に平行する２本のスリット
６を開口端から前記薄肉部２までに設けである。
さらに圧着スリーブ４の外周表面にはローレット加工あ
るいはコンクリート穴との摩擦力を増強するための凹凸
を形威しである。
るいはコンクリート穴との摩擦力を増強するための凹凸
を形威しである。
７は筒状のスペーサーで、一方の端部に環状の指示溝８
を形威してあり、前記スリーブ１のコーンスリーブ３の
開口端に指示溝８と反対側の端部を接合してアンカーボ
ルトに組み立てるものであって、指示溝８はコンクリー
ト壁面若くは取付物！からアンカーボルトを突出させる
量の目安とするものである。
を形威してあり、前記スリーブ１のコーンスリーブ３の
開口端に指示溝８と反対側の端部を接合してアンカーボ
ルトに組み立てるものであって、指示溝８はコンクリー
ト壁面若くは取付物！からアンカーボルトを突出させる
量の目安とするものである。
９はネジ軸で一端に先端に至るに従って次第に大径とな
るコーン部材１０を、他端にネジ部１１を刻設し、ネジ
部の端壁に係合溝１２を設けてあこる。
るコーン部材１０を、他端にネジ部１１を刻設し、ネジ
部の端壁に係合溝１２を設けてあこる。
このネジ軸９はスリーブ１の圧着スリーブ４側から挿入
し、圧着スリーブのテーパ部５にコーン部材１０を当接
し、スペーサー７から突出した部分に座金１３を介して
ナツト１４を装着する。
し、圧着スリーブのテーパ部５にコーン部材１０を当接
し、スペーサー７から突出した部分に座金１３を介して
ナツト１４を装着する。
１５は本考案のアンカーボルトを取り付けるコンクリー
ト壁面Ａと前記座金１３との間に挿入したサポータで、
平面二叉状に形威されていて、スリーブの横方向から差
し込み、抜き取りが自由に出来るようになっている。
ト壁面Ａと前記座金１３との間に挿入したサポータで、
平面二叉状に形威されていて、スリーブの横方向から差
し込み、抜き取りが自由に出来るようになっている。
前記スペーサー７は取付物の厚み、若しくはアンカーボ
ルトの使用目的によって適当な長さのものを選択して使
用するが、スペーサーが不要の時もあるので、スリーブ
１のコーンスリーブに形威１した開口端には、スペーサ
ーに設けたものと同様の指示溝を形威しておくとよい。
ルトの使用目的によって適当な長さのものを選択して使
用するが、スペーサーが不要の時もあるので、スリーブ
１のコーンスリーブに形威１した開口端には、スペーサ
ーに設けたものと同様の指示溝を形威しておくとよい。
又、前記コーン部材１０はネジ軸９の先端に向って大径
となるように形威されていて、その勾配は前記圧着スリ
ーブ４の端部内周面に形威したテンーパ部５の勾配と略
同−或いは若干大きく形威しておき、両テーパ面を接触
させである。
となるように形威されていて、その勾配は前記圧着スリ
ーブ４の端部内周面に形威したテンーパ部５の勾配と略
同−或いは若干大きく形威しておき、両テーパ面を接触
させである。
このように構成したアンカーボルトを使用してコンクリ
ートの壁面Ａに取付物Ｂを取り付けるには、壁面Ａの所
定位置にスリーブ１の外径と同一７径の下穴Ｃを穿け、
この下穴Ｃにアンカーボルトを挿入し、スペーサー７に
設けた指示溝８までスリーブ１を差し込み、さらに座金
１３と取付物Ｂとの間にサポータ１５を差し込む。
ートの壁面Ａに取付物Ｂを取り付けるには、壁面Ａの所
定位置にスリーブ１の外径と同一７径の下穴Ｃを穿け、
この下穴Ｃにアンカーボルトを挿入し、スペーサー７に
設けた指示溝８までスリーブ１を差し込み、さらに座金
１３と取付物Ｂとの間にサポータ１５を差し込む。
次にネジ軸９の端部に形威した保合溝１２にドライバー
等の金具を差し込んでスリーブ１の供回りを防止し、ナ
ツト１４を回転してネジ軸９を引き上げる。
等の金具を差し込んでスリーブ１の供回りを防止し、ナ
ツト１４を回転してネジ軸９を引き上げる。
ネジ軸９とナツト１４との供回りが無くなり、さらに適
当に締め増した後、すなわちネジ軸９の回転トルクが所
定の数値に達したときにサポータ１５を抜き取り、再び
ナツト１４を回転する。
当に締め増した後、すなわちネジ軸９の回転トルクが所
定の数値に達したときにサポータ１５を抜き取り、再び
ナツト１４を回転する。
圧着スリーブ４は既でにコーン部材１０によって先端部
分から拡張されていて下穴Ｃにしっかりと固定されてい
るので、ナツト１４を回転するとコーンスリーブ３が圧
着スリーブ４に向って移動し、薄肉部２はコーンスリー
ブ３が圧着スリーブ４に対して作用する押圧力で完全に
破壊し、圧着スリーブ４は２枚の薄板に分割されると共
に、破断部分はコーンスリーブ３の外側に重合される。
分から拡張されていて下穴Ｃにしっかりと固定されてい
るので、ナツト１４を回転するとコーンスリーブ３が圧
着スリーブ４に向って移動し、薄肉部２はコーンスリー
ブ３が圧着スリーブ４に対して作用する押圧力で完全に
破壊し、圧着スリーブ４は２枚の薄板に分割されると共
に、破断部分はコーンスリーブ３の外側に重合される。
第３図に示した状態がネジ軸９がコンクリート壁に強固
に取り付けられたときであって、ネジ軸９のコーン部材
１０は分割された圧着スリーブ４を介して下穴Ｃにしっ
かりと固定されており、取付物Ｂはコンクリート壁Ａに
取り付けられたことになる。
に取り付けられたときであって、ネジ軸９のコーン部材
１０は分割された圧着スリーブ４を介して下穴Ｃにしっ
かりと固定されており、取付物Ｂはコンクリート壁Ａに
取り付けられたことになる。
以上説明したように本考案はネジ軸の先端にコーン部材
を一体に形威し、ネジ軸の回転によって圧着スリーブの
拡張を行うようにしたから、コーンナツトとネジ軸の螺
合部分がないので、ネジ部はコンクリート壁から突出す
る取付部だけでよく、製造が容易であることの効果があ
る。
を一体に形威し、ネジ軸の回転によって圧着スリーブの
拡張を行うようにしたから、コーンナツトとネジ軸の螺
合部分がないので、ネジ部はコンクリート壁から突出す
る取付部だけでよく、製造が容易であることの効果があ
る。
又、コーンナツトとネジ軸が一体になっているので、コ
ーンナツトを紛失する等の虞がないので、運搬、管理等
が確実に行えることの特徴も有している。
ーンナツトを紛失する等の虞がないので、運搬、管理等
が確実に行えることの特徴も有している。
第１図は本考案のアンカーボルトの全体を組み立てた斜
視図である。 第２図はアンカーボルトをコンクリートの大向に挿入し
固定前の状態を表わすものであって、一部を破断した側
面図である。 第３図はアンカーボルトを固定した状態の一部破断の側
面図である。 第４図はスリーブの一部を破断した側面図である。 第５図はスペーサーの一部を破断した側面図である。 第６図はサポータの斜視図である。 １・・・・・・スリーブ、２・・・・・・薄肉部、３・
・・・・・コーンスリーブ、４・・・・・・圧着スリー
ブ、５・・・・・・テーパ部、６・・・・・・スリット
、７・・・・・・スペーサー、訃曲・指示溝、９・・・
・・・ネジ軸、１０・・・・・・コーン部材、１１・・
・・・・ネジ部、１２・・・・・・係合溝、１３・・・
・・・座金、１４・・・・・・ナツト、１５・・・・・
・サポータ。
視図である。 第２図はアンカーボルトをコンクリートの大向に挿入し
固定前の状態を表わすものであって、一部を破断した側
面図である。 第３図はアンカーボルトを固定した状態の一部破断の側
面図である。 第４図はスリーブの一部を破断した側面図である。 第５図はスペーサーの一部を破断した側面図である。 第６図はサポータの斜視図である。 １・・・・・・スリーブ、２・・・・・・薄肉部、３・
・・・・・コーンスリーブ、４・・・・・・圧着スリー
ブ、５・・・・・・テーパ部、６・・・・・・スリット
、７・・・・・・スペーサー、訃曲・指示溝、９・・・
・・・ネジ軸、１０・・・・・・コーン部材、１１・・
・・・・ネジ部、１２・・・・・・係合溝、１３・・・
・・・座金、１４・・・・・・ナツト、１５・・・・・
・サポータ。
Claims (1)
- スリーブの中途に内外周面を傾斜状に削成し、外周切込
溝はスリーブ中心に向って小径となり、内周切込溝は前
記外周切込溝に平行して削成した薄肉部を介して、スリ
ーブを外周切込溝を含む部分をコーン部材に、内周切込
溝を含む部分を圧着スリーブにそれぞれ区画形威し、前
記圧着スリーブの先端開口は開口端に向って大径となる
テーパに形成すると共に、該先端開口端から薄肉部に至
る軸方向に平行な２本のスリットを設け、一端に先端に
至るに従って大径となるコーン部材を他端にネジ部を形
成したネジ軸を前記スリーブの圧着スリーブの開口端に
コーン部材を係合してスリーブ内に挿入したことを特徴
とするアンカーボルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP995979U JPS602329Y2 (ja) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | アンカ−ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP995979U JPS602329Y2 (ja) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | アンカ−ボルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55110815U JPS55110815U (ja) | 1980-08-04 |
| JPS602329Y2 true JPS602329Y2 (ja) | 1985-01-23 |
Family
ID=28821673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP995979U Expired JPS602329Y2 (ja) | 1979-01-31 | 1979-01-31 | アンカ−ボルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602329Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8846776B2 (en) | 2009-08-14 | 2014-09-30 | Boral Ip Holdings Llc | Filled polyurethane composites and methods of making same |
| US9481759B2 (en) | 2009-08-14 | 2016-11-01 | Boral Ip Holdings Llc | Polyurethanes derived from highly reactive reactants and coal ash |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7267813B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2023-05-02 | サンコーテクノ株式会社 | アンカー、アンカー抜取用工具、アンカーユニット、アンカーの撤去方法 |
-
1979
- 1979-01-31 JP JP995979U patent/JPS602329Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8846776B2 (en) | 2009-08-14 | 2014-09-30 | Boral Ip Holdings Llc | Filled polyurethane composites and methods of making same |
| US9481759B2 (en) | 2009-08-14 | 2016-11-01 | Boral Ip Holdings Llc | Polyurethanes derived from highly reactive reactants and coal ash |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55110815U (ja) | 1980-08-04 |
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