JPS595220Y2 - アンカ−ボルト - Google Patents

アンカ−ボルト

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JPS595220Y2
JPS595220Y2 JP15483378U JP15483378U JPS595220Y2 JP S595220 Y2 JPS595220 Y2 JP S595220Y2 JP 15483378 U JP15483378 U JP 15483378U JP 15483378 U JP15483378 U JP 15483378U JP S595220 Y2 JPS595220 Y2 JP S595220Y2
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JP
Japan
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sleeve
cone member
cone
crimp
tip
Prior art date
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JP15483378U
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JPS5570606U (ja
Inventor
達栄 三国
昭 山崎
一良 尾島
Original Assignee
三幸商事株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート等に使用するアンカーボルトに関
するものである。
従来のアンカーボルトは特許第996968号公報に代
表的なものが記載されている。
前記公報第10〜14図を参照すると、円筒体の両端内
側に傾斜面を設け、かつ筒体の両端から内方へ向う2組
の行止り型長孔を形成すると共に、筒体両端部に一方は
円錐形ナツト、他方にねじ無しの円錐栓を何れもランナ
ーと称する破断部を介して一体に成形し、前記円錐形ナ
ツトにボルトをねじ込んだ構造があり、ボルトを回転し
て破断部を切断して、円錐ナツトを筒体内に突入させて
円筒体を拡張し、同時にもう一方の円錐栓も筒体内に突
入して筒体両端を拡張してコンクリート内に装着するも
のである。
上記した従来形では円筒体の中途を残して長孔を設けで
あるので、筒体はコンクリート孔内で両端に装着した円
錐ナツト及び円錐栓によって中央がくびれた形状で保持
される。
ところでアンカーボルトは軸方向の荷重を支えるための
ものであるから、中央部がくびれた形状では円筒体の約
半分はボルトの支持力を増すためには何らの作用もして
いないことになる。
前記引用例でいえば、第14図記載の状態では円錐栓が
装着されている部分の開口部も円筒体の径は大となって
いるが、ボルトは先端の円錐ナツトでのみ支持されてい
るのである。
従来形のアンカーボルトで最も欠点とされることは、応
力分布が円筒体の先端に集中することである。
これでは許容以上の荷重を加えるとアンカーボルトは周
囲のコンクリートを破壊し、アンカーはコンクリートを
伴って抜けることがあり、理想的なのは円筒体に発生す
る応力分布が基部から先端に向ってなだらかな曲線を描
くように分布されることである。
これは単に円筒体の口径を大とするだけでなく、円筒体
はコンクリート孔内に装入する以前の径が拡張されるこ
とによって基部自体も大径となると同時に、基部から先
端に向って大径となる傾斜になり、これにより円筒体は
基部から先端に至るまで全面が圧着されることになる。
上記のことが満足されることによって、従来形と同径の
ボルトを使用しても、従来よりも大きな荷重を支えるア
ンカーボルトが得られるのである。
本願出願人は、これら従来の欠点を解消するために実願
昭53−79013号考案を出願した。
前記考案は、スリーブの中途に薄肉部を形成すると共に
開口端から薄肉部に至る2本のスリットを設け、スリー
ブ先端にボルトに螺合したコーンナツトを装着し、ボル
トを回転してコーンナツトと引上げてスリーブ先端を拡
開した後に当該部分をコーンナツトと共に引上げて前記
薄肉部を破断し、スリーブの薄肉部から先端に至る部分
を2つに分割し、分割されたスリーブ部材は装着前より
も大径で、かつ基部から先端に向って大径となりスリー
ブ全部がコンクリート孔内に保持されるアンカーボルト
であり、スリーブに対する応力分布が先端に集中しない
ようにコンクリート孔内に圧着支持させるもので、スリ
ーブは全長にわたって堅固に圧着され、支持力を強化す
ることに成功したものである。
上記考案は、コーンナツトを引上げる力でスリーブ薄肉
部を破断すると共に、分割されたスリーブをスリーブ基
部の外側に重合させるのであるが、コーンナツトの引上
げを開始すると、スリーブ先端部は拡開してコンクリー
ト孔に接合し、接合状態でスリーブを引上げるので、ス
リーブが移動しにくいこともあった。
本願考案は先に提案された考案をさらに改良したもので
゛あって、コーンナツトを引上げてスリーブ先端が拡開
したとき、すなわちスリーブ先端がコンクリート孔にあ
る程度の圧力で接着したときに、スリーブ基部を先端に
向って押圧してスリーブ薄肉部を破断すると共に、分割
されたスリーブの内側にスリー・ブ基部を突入させるこ
とによって、スリーブを確実に分割すると共に、スリー
ブが分割されたときにスリーブ基部から先端に向って大
径となる傾斜でコンクリート孔に圧着するアンカーボル
トを提供しようとすをるものである。
このため本願考案のアンカーボルトは、スリーブの中途
に薄肉部を設けて一方をコーン部材に、他方を圧着スリ
ーブに形成し、圧着スリーブの先端から薄肉部に至る2
本のスリットを設け、スリーブ先端にボルトに螺合した
コーンナツトを装着すると共に、スリーブ他端には分割
される圧着スリーブと圧着スリーブに突入させるコーン
部材との重合長さに相当する位置に環状溝を設け、該環
状溝にコーンナツトの引上げ力でスリーブ先端が拡開し
てコンクリート孔にある程度の圧力で接合された後、コ
ーンナツトを引上げる力でスリーブを圧着スリーブに向
って押圧し、薄肉部を破断して分割した圧着スリーブ内
にコーン部材を突入させるときに環状溝から脱落するレ
ベルワッシャを装着することにより、アンカーボルトを
コンクノート孔内に挿入する際、スリーブ全部を挿入し
ないでレベルワッシャから先の部分をコンクリート壁か
ら突出させて挿入し、所定の圧力で圧着スリーブが支持
されたときにスリーブを押圧して圧着スリーブの分割を
確実なものとすることを特徴とするものである。
次に本考案の実施例を図面を参照して説明する。
1はスリーブで、中途に薄肉部2を設けて一方をコーン
部材3、他方を圧着スリーブ4に形成しである。
前記薄肉部2は外周切込溝21と内周切込溝22とによ
ってスリーブの内部を削成したものであって、外周切込
溝21を含む部分をコーン部材3に形成したものである
前記薄肉部2は外周切込溝21の切込線の延長方向が、
内周切込溝22の切込線の延長方向よりも内側になって
いれば、後述するようにスリーブ1に軸方向の荷重が加
わったときにコーン部材3と圧着スリーブ4とが確実に
分断される。
このためスリーブの内外周面をテーパ状に削成した薄肉
部の外周面は薄肉部から遠ざかるに従ってスリーブの外
径が大となる傾斜で、内周面は薄肉部から遠ざかるに従
ってスリーブの内径が小となる傾斜にそれぞれ形成され
ている。
又、前記圧着スリーブ4の先端開口は開口端に向って大
径となるテーパ部5を形成すると共に、軸方向に平行す
る2本のスリット6.6を開目端から前記薄肉部2の内
、外周切込溝2i、 22の境界線までに設けである。
さらに前記圧着スリーブ4の表面にはローレット加工、
あるいは下孔Cのコンクリートとの間の摩擦力を増強さ
せるような形状の凹凸を形成する。
7は前記スリーブ1のコーン部材3に当接した筒状のス
ペーサで、このスペーサ7、スリーブ1内にスタットボ
ルト8を挿通し、スペーサ7の端部では平座金9を介し
て六角ナツト10をねじ込み、圧着スリーブ4の端部で
はコーンナツト11をねじ込んである。
12はスタットボルト8の端面で六角ナツト10を装着
した側に設けた保合溝である。
前記スペーサ7は取付物の厚み、もしくはアンカーボル
トの使用目的によって適当な長さに形式されるものであ
って、六角ナツト10をねじ込む側の端部に、前記薄肉
部2を破断し、圧着スリーブ4をコーン部材3の外側に
重合する際、これら部材の重合長さに相当する位置に、
環状溝13を設けである。
又、前記環状溝13にはコーンナツト11の引上げで圧
着スリーブ4の先端が拡開してコンクリートの下孔Cに
圧着されたとき、コーンナツト11を引上げる力がスリ
ーブを圧縮する方向に作用し、コーン部材3を圧着スリ
ーブ4に向って突入するときに環状溝から脱落するよう
に装着したレベルワッシャ14を設けである。
レベルワッシャは第6図、第8図に示してあり、第6図
ではリング状に形成したものの一部を切取ったワッシャ
14でスペーサ7の環状溝13に嵌合し、第8図ではリ
ング状に形式したワッシャ14 aである。
ワッシャは軟鋼で形成するが、第8図のリング状ワッシ
ャ14 aでは軟鋼、ばね鋼を使用する。
この場合、環状溝13 aの断面形状は■字形状とする
のが環状溝から脱落させるのに良好である。
このように構成したアンカーボルトを使用してコンクリ
ートの壁面Aに取付物Bを取付けるには、壁面Aの所定
位置にスリーブ1の外径と略同−径の下孔Cを穿設し、
この下孔Cにアンカーボルトを挿入し、スペーサ7に装
着したレベルワッシャ14が壁面Aに当接するまでスリ
ーブ1を差込む。
このときは未だ取付物Bはコンクリート壁面Aに取付け
ない。
次にスタットボルト8の端部に形成した係合孔12にド
ライバ等の金具を差込んでスリーブ1の供回りを防止し
、六角ナツト10を回転してコーンナツト11を引上げ
る。
これによって圧着スリーブ4は開口端から拡開をはじめ
、下孔Cに係合してコーンナツト11を引上げるための
トルクが増大する。
前記スリーブ1の薄肉部2にはコーンナツト11を引上
げる力と、六角ナツト10を回転するときのコーン部材
3から圧着スリーブ4に向って発生する力とが加わる。
前記コーンナツト11によって圧着スリーブ4が下孔C
にある程度の圧力で固定されるとスタットボルト8の回
転トルクが増大し、トルクはスペーサ7のレベルワッシ
ャ14に加わる。
そして六角ナツト10の回転をなおも続けると、レベル
ワッシャ14は環状溝13から外れ、コーン部材3が圧
着スリーブ4に向って移動し、薄肉部2は圧着スリーブ
4に向う圧力によって破断される。
前記圧着スリーブ4はコーンナツト11によって引上げ
られ、コーン部材3は圧着スリーブに向って押圧される
ので、これらの圧力の総合によって圧着スリーブ4は2
枚の薄板に分割されると共に、先端がコーン部材3の外
側に重合される。
コーンナツト11を固定した後に、いったん六角ナツト
10および平座金9を取外し、取付物Bに予しめ穿けた
孔にスタットボルト8を挿入し、再び平座金9を介して
六角ナツト10を締込んで取付物Bコンクリートの壁面
Aに取付ける。
前記レベルワッシャ14は取付物Bを取付けるときにス
リーブから除去するか、あるいは壁面Aと取付物Bの間
に座金として装着するかは任意である。
実施例では六角ナツトを螺合するスタットボルトを使用
しているが、スタットボルトに変えて通常の六角頭を具
備するボルトを使用してもよい。
又、実施例ではスリーブの端部にスペーサを接続する形
式のアンカーボルトを説明したが、取付物の種類、ある
いは、アンカーボルトの使用目的によりスリーブだけで
よく、この場合はスリーブの端部に環状溝を設ける。
以上説明したように本考案は、スリーブを薄肉部を介し
てコーン部材と圧着スリーブとに形威し、圧着スリーブ
の先端にボルトに螺合したコーンナツトを装着すると共
に、スリーブの端部で分割される圧着スリーブとスリー
ブ基部のコーン部材との重合長さに相当する位置に環状
溝を設け、該環状溝にコーン部材が圧着スリーブに圧入
する力で脱落するレベルワッシャを設けたから、2つの
部材が重合する差込み長さが予じめ設定されているので
、アンカーボルトをワッシャを装着したまま下孔に挿入
するだけでコーン部材の圧着スノーブへの差込み長さが
確保され、コーンナツトの移動によって圧着スリーブを
拡開させた後にコーン部材を圧着スリーブに向って移動
させて前記薄肉部を破断し、同時にスリーブのコーン部
材が2つ割りになったコーン部材の内側に突入してコン
クリート孔にコーンナツトを確実に圧着支持することが
出来るものである。
しかも樋状の2つ割になった圧着スリーブは、スリーブ
の基部から先端に向って大径となる傾斜に拡張されてス
リーブ全面がコンクリート孔に圧着支持されるから、ス
リーブに加わる荷重の応力分布は先端に向ってゆるい曲
線となって分布されるので、支持力が増強されコーンナ
ツトは抜止作用がいっそう強化され、従来のアンカーに
比して支持力が堅固となり信頼性の高いアンカーボルト
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のアンカーボルトの全体を組立てた斜視
図、第2図はアンカーボルトをコンクノートの孔内に挿
入し固定前の状態を表わすものであって、一部を破断し
た側面図、第3図はアンカーボルトを固定した後、取付
物を装着した状態を表わす断面図、第4図はスリーブの
一部を破断した側面図、第5図はスペーサの一部を破断
した側面図、第6図はレベルワッシャの斜視図、第7図
は他の実施例によるスペーサの一部を破断した側面図、
第8図は第7図のスペーサに装着するレベルワッシャの
斜視図である。 1・・・・・・スリーブ、2・・・・・・薄肉部、3・
・・・・・コーン部材、4・・・・・・圧着スリーブ、
5・・・・・・テーパ部、6・・・・・・スリット、7
・・・・・・スペーサ、8・・・・・・スタットボルト
、9・・・・・・平座金、10・・・・・・六角ナツト
、11・・・・・・コーンナツト、12・・・・・・係
合溝、13・・・・・・環状溝、14・・・・・・レベ
ルワッシャ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スリーブの中途に内外周面を傾斜状に削成し、外周切込
    溝はスリーブ中心に向って小径となり、内周切込溝は前
    記外周切込溝に平行して削成した薄肉部を介して、スリ
    ーブを外周切込溝を含む部分をコーン部材に、内周切込
    溝を含む部分を圧着スリーブにそれぞれ区画形威し、前
    記圧着スリーブの先端開口は開口端に向って大径となる
    テーパに形成すると共に、該先端開口端から薄肉部に至
    る軸方向に平行な2本のスリットを設け、前記スリーブ
    にはコーン部材からボルトを挿入し、圧着スリーブの先
    端開口部から突出させた部分にコーンナツトを螺着する
    と共に、コーン部材を伴うスリーブの端部に、分割され
    る圧着スリーブと圧着スリーブ内に突入させるコーン部
    材の重合長さに相当する位置に環状溝を設け、さらに前
    記環状溝にコーンナツトの引上げ力で圧着スリーブ先端
    が拡開して下孔に圧着されたとき、スリーブを押圧して
    前記薄肉部を破断してコーン部材を圧着スリーブに向っ
    て突入させる力で環状溝から脱落するように装着された
    レベルワッシャを具備したアンカーボルト。
JP15483378U 1978-11-09 1978-11-09 アンカ−ボルト Expired JPS595220Y2 (ja)

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JPS5570606U JPS5570606U (ja) 1980-05-15
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