JPS60231168A - ヒトα2―プラスミンインヒビターに対するモノクローナル抗体を用いた免疫学的測定試薬及びキット - Google Patents

ヒトα2―プラスミンインヒビターに対するモノクローナル抗体を用いた免疫学的測定試薬及びキット

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JPS60231168A
JPS60231168A JP8610184A JP8610184A JPS60231168A JP S60231168 A JPS60231168 A JP S60231168A JP 8610184 A JP8610184 A JP 8610184A JP 8610184 A JP8610184 A JP 8610184A JP S60231168 A JPS60231168 A JP S60231168A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、溶液状態にあるヒトα、−プラスミンインヒ
ビター(a、 −plasmin 1nhibitor
 ga、−antiplasmin ) を免疫学的に
測定する試薬及びそのキットに関する。更に詳しくは、
ヒトαオープラスミンインヒビタ−のそれぞれ異なる抗
原決定部位を特異的′に認識して結合する28Mの七ツ
クp−ナル抗体を用い、そのうちの1種類はヒトa2−
プラスミンインヒビタ−におけるプラスミンの繊維素溶
解作用の阻止部位を特異的に認識して結合し得るモノク
ローナル抗体を用いるサンドインチ法によるヒトαオー
プラスミンインヒビタ−の免疫学的測定試薬及びそのキ
ットに関する。
b、従来技術 ヒトのα、−プラスミンインヒビタ−は、青水と諸井に
よって最初に単離・精製され、繊維素溶解酵素のプラス
ミン(plasmin )のエステラーゼ活性を瞬間的
に阻筈する強力なプラスミンインヒビタ−であり、11
.7%の糖を含む分子量約67,000の1本鎖の糖蛋
白質であることが知られている( Moroi & A
oki ; TheJournal of Biolo
gical Chemistry 、 251 、59
56−5965(1976)参照〕。
一方ヒトのα、−プラスミンインヒビタ−には311類
の活性部位があることが知られている。第1はプラスミ
ンの線維素溶屏作用を阻止する部位〔以下これを1リア
クテイブサイド”ということがある) CB、Wima
n & D、Co11en;The Journal 
of Biological Chemistry+2
54 、、9291〜9297(1979)参照〕であ
り、第2はカルボキシル基末端側のプラスミン結合部位
(B、Wiman & D、Co11er、 Euro
peanJournal of Biochemist
ryt 84 、573−578(1978)参照〕で
あり、第3はアミノ基末端のフイズリン結合部位である
( Y、5akata+et al、+ Throrn
bogis Re5earch、 16 279〜28
2(1979)参照〕。
一方ヒトα、−プラスミンインヒビタ−は、臨床医学的
忙みて、肝実質細胞障害のときにその血中レベルが低下
する現象が知られており、%に非代償期の肝硬変、激症
肝炎などの時にはその血中レベルは非常Kit著に低下
することが報告されている〔例えばN、Aoki &T
、Yamanaka+ C11n Chimica A
cta 84 、99−105(1978)参照〕。
また最近、ヒトα2−プラスミンインヒビタ−の理学的
、生物学性質の解明が進み、ヒトαオープラスミンイン
ヒビタ−は線維素溶解機構に対してIN異的に制御と調
節を行なっており、その機構に対して重要な作用をして
いることが知られている〔例えば青水延雄、W学のあゆ
み、126,147−155(1983)参照〕。
従って、血液中のヒトαオープラスミンインヒビタ−の
量を正確且つ簡便K(ll!I定することができれば、
種々の病気に対しその予防1診断に極めて役立つことで
ある。
従来知られたヒトαオープラスミンインヒビタ−の測定
方法として第1の方法は、ヒトα。
−プラスミンインヒビタ−に対する抗血清を用いる免疫
拡散法であり、第2の方法は検体資料に一定過剰のプラ
スミンを加えヒトa、 −プラスミンインヒビタ−と結
合していない残存プラスミン活性を測定する方法である
しかし、前者の方法は、動物抗血清を用いるために一定
の活性を有する抗血清を安定して得ることが極めて困難
であり標準物質によって活性を補正して使用しなければ
ならないという煩給さがあった。また免疫拡散に長時間
を要するという欠点があった。さらに彼者は、加えたプ
ラスミンの残存量を調べることによりヒト央−プラスミ
ンインヒビターの量を間接的に測定する方法であり、検
体資料中に存在する稲々のプラスミン活性阻害物質の影
替を受け易く、ヒトαオープラスミンインヒビタ−の量
を直接測定していないから誤差を避けるのは不可能と云
ってよく、またこの方法では使用するプラスミンの純度
や安定性に屯注意を払う必要があった。
C0発明の構成 そこで本発明者らは、ヒトα、−プラスミンインヒビタ
ーに対するモノクローナル抗体について研究を重ねたと
ころ、ヒトαオープラスミンインヒビタ−におけるプラ
スミンの線維系溶解作用阻止部位を特異的に認識し、ヒ
トαオープラスミンインヒビタ−の線維銅溶解阻止作用
を抑制する活性を有する七ツクp−ナル抗体を見出し、
またこの七ツクp−ナル抗体を産生ずるノ・イブリドー
マ細胞を創作し得、既に提案した。
本発明者らは、か〜る新しく見出した前記モノクローナ
ル抗体の特異的な作用を利用すれば、溶液状態にあるヒ
トα2−プラスミンインヒビタ−の量を直接に且つ正確
に測定し得ることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、サンドインチ法による免疫学的測
定試薬にお(・て、不溶性担体に結合した抗体と標識抗
体とは、ヒトαオープラスミンインヒビタ−のそれぞれ
異なる抗原決定部位を特異的に認識するものであり且つ
そのいずれか一方の抗体はヒトα2−プラスミンインヒ
ビタ−におけるリアクティブサイトを特異的に%!!識
して結合し得るモノクローナル抗体であることを特徴と
するヒトαオープラスミンインヒビタ−に対する千/り
p−ナル抗体を用いたヒトαオープラスミンインヒビタ
−の免疫学的測定試薬であり、またそのキットである。
一般に抗原の2つの異なった位置に結合した抗体を作っ
て抗原の有無又はその量を測定する方法は、サンドイン
チ法と呼ばれ、例えばワイド(Wide)の[放射線免
疫検定法(Radioimunoasaay Meth
ods) J 199−206(1970)に記載され
ている。
か〜る本発明の免疫学的測定試薬は、使用する2種類の
モノクローナル抗体として、ヒトαオープラスミンイン
ヒビタ−のそれぞれ異なる抗原決定部位を認識するもの
を使用し、特にその1種はヒトαオープラスミンインヒ
ビタ−におけるリアクティブサイトを特異的に認識し得
る七ツクp−ナル抗体を使用する。
か(して本発明によれば、試薬の品質差がなく、恒常的
に精度よく溶液状態の(例えば血漿中の)ヒトαオープ
ラスミンインヒビタ−を測定することが可能となる。ま
た直接ヒト、α。
−プラスミンインヒビタ−を測定するので他の挾雑物の
影響は全く受けず正確に且つ短時間に測定することがで
きる。従って、本発明によれば、従来には存在しなかっ
たヒト−−プラスミンインヒビタ−を正確且つ迅速に測
定し得る試薬及びそのキットが提供される。
次に本発明による測定試薬及びヒトα2−プラスミンイ
ンヒビタ−の含有量の測定方法を具体的に説明する。
ヒトαオープラスミンインヒビタ−に対する七ツクp−
ナル抗体(第1抗体)を適当な不溶性担体(例えばプラ
スチック容器)に固定化する(以下これを6固定北枕体
”という)。
ついで不溶性担体と測定しようとする試薬又は検体資料
との非特異的結合を避ゆるために;姦嘉すC酬暫「@1
シぼ小面櫓フルブFソ)弔木溶性担体の表面を被覆する
このようにして得られた第1抗体が固定化された不溶性
担体な検体資料と一定時間及び温度で接触させ反応させ
る。この間に固定化抗体IRI抗体)と検体資料中のヒ
トαオープラスミンインヒビタ−が結合する10、つい
で適当な洗浄液で洗った後、適当な標識物質で標識した
ヒトα2−プラスミンインヒビタ−に対するモノクロー
ナル抗体(第2抗体)の溶液(例えば水溶液)を、不溶
性担体における固定化抗体に結合したヒトαオープラス
ミンインヒビタ−と一定時間及び温度で接触させ第2抗
体と反応させる。これを適当な洗浄液で洗い、次いで不
溶性担体上に存在する第2抗体に標識された標識物質の
倉を測定する。かくしてその値から検体資料中のα、−
プラスミンインヒビタ−の量を算出することができる。
かくして本発明の測定試薬は、第1抗体が不溶性担体忙
結合した固定化抗体と標識化された第2抗体とより王と
して構成される。この試薬を能率よく且つ簡像に利用す
るために、これら抗体以外に種々の補助剤を含めてキッ
トを形成することができる。か〜る補助剤としては、例
えば固体状の試薬を溶解させるための溶解剤、不溶化担
体を洗浄するために使用される洗浄剤、抗体の標識物質
として酵素を使用した場合、酵素活性を測定するための
基質、その反応停止剤などの免疫学的測定試薬のキット
として通常使用されるものが挙げられる。
本発明の測定試薬に使用される不溶性担体としては、例
えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプルピレンポリ
エステル、ポリアクリルニトリル、弗素樹脂、架橋デキ
ストラン。
ポリサッカライドなどの高分子、その他紙。
ガラス、金属、アガロース及びこれらの組合せなどを例
示することができる。
また不溶性担体の形状としては、例えばトレイ状1球状
、繊維状、棒状、盤状、容器状。
セル、試験管などの種々の形状であることができる。
また標識物質としては放射性物質、酵素又は螢光物質を
使用するのが有利である。放射性物物質としては125
工、 131■、 14c 、 3Hなどを、酵素とし
てはアルカリ性フォスファターゼ、パーオキシターゼ、
β−D−ガラクトシターゼなと、また螢光物質としては
フルオレツセインインチオシアネート、テトラメチルp
−ダミンイソチオシアネートなどを使用することができ
るが、これらは例示したものに限らず、免疫学的測定方
法に使用されているものであれば、他のものでも使用で
きる。
前述したように1本発明の測定試薬及びキラ)K使用さ
れる抗体の1つである1α、−プラスミンインヒビタ−
におけるプラスミンの線維素溶解作用の阻止部位を特異
的忙認識して結合し得るモノクローナル抗体”は、本発
明者らによって初めて見出され、先に特許出願された(
昭和59年4月17日出JI:発明の名称“モノクロー
ナル抗体、ハイプリドーマ細胞及び七ツクp−カル抗体
の製造方法″λ本発明の前記モノクローナル抗体及びそ
の製造方法については前記特許出願明細書に詳細に説明
されているが、以下にその内容を簡単に説明する。
抗原に用いるヒト4−プラスミンイン ヒビタ−は、前記青水と諸井の方法によりヒト血漿中よ
り単離精製された。
雄Ba1b/cマウスを用いるが、他の系(strai
ns)のマウスを使用することもできる。その際、免疫
計画及びヒトαオープラスミンインヒビタ−の濃度は十
分な量の抗原刺激を受けたリンパ球が形成されるよう選
ばれるべきである。例えばマウスに少量のヒトαヨープ
ラスミンインヒビさらに数回静脈に投与した。最終免疫
の数日後に融合の為に膵臓細胞を取り出す。
C1細胞融合 膵臓を無菌的に取り出し、それから単 細胞懸濁液を調製する。それらの膵臓細胞を適当なライ
ンからのマウス骨髄腫細胞と適当な融合促進剤の使用に
より細胞融合させる。膵臓細胞対骨髄腫細胞の好ましい
比率は約20=1〜約2:1の範囲である。約10’個
の膵臓細胞について0.5〜1.51Ejの融合媒体の
使用が適当である。
細胞融合に用いる骨髄匙細胞は多く知 られているが、本発明では、P3−X63− Ag 8
− [J 1細胞(以下P3−Ulと略記する) (Y
elton+ D、E et al、+ Curren
tTopics in Microbiology a
nd Immunology81.1(197B)参照
〕を用いた。これは8−7ザグアニン耐性の細胞ライン
であれ 塾番し謳永→ソにソー//7−vキ1ポリポシ
ルトランス7エラーゼ (hypoxanthine−guanine pho
sphoriboayltransferase)が欠
失しており、それゆえにHAT(ヒボキサンチン、7ミ
ノブテリン、チミジン)培地中では生存しない。
また、この細胞ラインはそれ自体抗体を分泌しない、い
わゆる非分泌型である。
好ましい融合促進剤としては、例えば 平均分子量が1000〜4000のポリエチレングリコ
ールを有利に使用できるが、この分野で知られている他
の融合促進剤を使用することもできる。
D、融合した細胞の選択; 別の容器内(例えばマイクルタイター プレート)で未融合の膵臓細胞、未融合の骨髄腫細胞お
よび融合した細胞の混合物を、未融合の骨髄腫細胞を支
持しない選択培地で希釈し、未融合の細胞を死滅させる
のに十分な時間(約1週間)培養する。培地は薬物抵抗
性(例えば8−アザグアニン抵抗性)で未融合の骨髄腫
細胞を支持しないもの(例えば前記HAT培地)が使用
される。この選択培地中では未融合の骨髄腫細胞は死滅
する。また未融合の肺臓細胞は非腫瘍性細胞なのである
一定期間後(約1週間後)死滅する。
これらに対して融合した細胞は骨髄腫の親細胞の腫瘍性
と親牌臓細胞の性質をあわせ持つために選択培地中で生
存できる。
かくしてハイシリドーマが細胞が検出 された後、その培養上清を採取し、ヒトα、−フラスミ
ンインヒビターに対する抗体について酵素免疫定量法(
EnzymeLinked Immuno 5orbe
nt As1aP)Kよりスクリーニングする。
ヒトαオープラスミンインヒビタ−に対する抗体を産生
じているハイプリドーマ細胞を、無血清培地で培養して
得られた抗体を含んだ培養上澄液を濃縮し、ヒト、 α
、−プラスミンインヒビタ−と共に一定時間インキユベ
ートした。さらにこのα。
−プラスミンインヒビターに対する抗体の混合液にプラ
スミンを加え、フィブリンプレート上にのせ、フィブリ
ン溶解面積を測定した。このようにして、α、−プラス
ミンインヒビタ−に対る活性を持つ抗体を産生ずるハイ
プリドーマ細胞を選択する。
目的の抗体を産生ずるハイプリドーマ 細胞を適邑な方法(例えば限定希釈法)でクローン化す
ると、抗体は2つの異なった方法で産生される。その第
1の方法によればハイプリドーマ細胞を一定時間適当な
培地で培養することによりその培養上清から、そのハイ
プリドーマ細胞の産生ずる化ツクローナル抗体を得るこ
とができる。第2の方法によればハイプリドーマ細胞は
同質遺伝子又は半同質遺伝子を持つマウスの腹腔に注射
することができる。一定時間後の宿主動物の血液中及び
複水中より、そのハイプリドーマ細胞の産出するモノク
ローナル抗体を得ることができる。
上記の如くして得られた(ツクp−ナル抗体は、ヒトα
オープラスミンインヒビタ−におけるプラスミンの線維
素溶解作用の阻止部位を特異的に認識し、その部位に選
択的に結合する。
本発明の測定試薬においては、が瓦るモノクローナル抗
体を第1抗体或いは第2抗体のいずれかに使用する。す
なわち、前記モノクローナル抗体は、不溶性担体に結合
させて固定化抗体として使用することもできるし、また
標識物質を付けて標識抗体としても使用することもでき
る。
前記モノクローナル抗体と共に使用される他の抗体とし
ては、偽−プラスミンインヒビタ−における綜維素浴解
作用阻止部位以外の部位を認識し、結合し得るものであ
ればよい、。
以上本発明によれば、ヒトαツープラスミンインヒビタ
−を含む検体(例えばヒト血漿)−中のそのインヒビタ
ーの量を正確に且つ容易に測定することが可能である。
以下実施例を掲げて本発明を詳述する。
実施例1 本実施例で使用した第1及び第2抗体は、本発明者らが
先に出願した明細書(昭和59年4月17日付出願;発
明の名称6モノクローナル抗体、)・イブリドーマ細胞
及びモノクローナル抗体の製造方法″)に記載された方
法によって得られた下記のものを使用した。
第1抗体 前記出Il明細書の実施例3において得られた抗体名”
IDl0CI”を使用し、これを下記の如く不溶性担体
(マククータイタープレート)K固定化させて用いた。
この抗体は一−プラスミンインヒビターにおけるプラス
ミンの線維素溶解作用の阻止部位(リアクティブサイト
)を特異的に認識し得るモノクローナル抗体である。
第2抗体 前記出願明細書の実施例3において得られた抗体名″’
IBIOCII″を使用した。この抗体は一−プラスミ
ンインヒビター忙おけるリアクティブサイト以外の部位
を特異的に認識する七ツクp−ナル抗体であり、アルカ
リ性フォスファターゼで標識化して使用した。
濃度20μg/lのヒトαツープラスミンインヒビタ−
におけるリアクティブサイトを特異的に認識するモノク
ー−ナル抗体(ID1oc1)をマイクロタイタープレ
ート上に4℃で一晩放置し固定化した。これに1−牛血
清アルブミンを含む緩衝液(15mM NatCOa 
+ 35 mMN&HCO@ + 3 m M NaN
a )を加え室温で4時間放置した後、lチ牛血清アル
ズミンを含む洗浄液(20mMリン酸緩衝液+ 0.1
35 M NaCAf t2 mM NaNg + 0
.055G Tveen 20 )で5回洗浄した。次
に希釈用溶液(20mM’!Jン酸緩衝液、 0.13
5 M NaCAf )で種々の濃度となるよ5に希釈
したa、−プラスミンインヒビタ−を加え、室温で4時
間放置した。
その後前I洗浄液で5回洗浄し、さらにアルカリ性ファ
スファターゼで標識したα、−プラスミンインヒビタ−
におけるりアクティブサイト以外の部位を認識するモノ
クローナル抗体(IBIOGII)をa 2 s n1
Ad の濃度で加え4℃で一晩放置した。前記洗浄液で
洗浄後アルカリ性フォスファターゼ基質溶液を1〜/コ
ノ濃度で加え、ELISA ANALYZER(東洋側
器■HETY−96)で405 nmの波長における1
分間当りの吸光摩臂什8f測安L?−,,J−の結果を
添付図面第1図に示した。この図面からα、−プラスミ
ンインヒビタ−の濃度と吸光度変化との関係は直線関係
になることが理解できる。従って4−プラスミンインヒ
ビタ−におけるリアクティブサイトを特異的kil1m
するモノクローナル抗体をサンドイツチ法における一つ
の抗体として使用することKよって、α、−プラスミン
インヒビタ−の景を容易に測定することができる。
実施例2 濃度20 ull−のヒトαツープラスミンインヒビタ
−におけるリアクティブサイトをIF#異的Kil!臓
するモノクローナル抗体CIDl0CI)をマイクロタ
イタープレート上に4℃で一晩放置し固定化した。これ
に1チ牛崩清フルプミンを含む緩衝液(15mM Na
1COs 135 mMNaHCO,13mM NaN
、 )を加え、室温で4時間放置した後、116牛血清
フルプミンを含む洗浄液(20mMリン酸緩衝液、 0
 、13 ’5 M NaCl +2mM NaN3 
+ 0.0516 Tween 20 )で5回洗浄し
た。次に希釈用溶液(20mM!Jン酸緩衝液、0.1
35示NaCAI)で極々の濃度となるように希釈した
検体(ヒト血漿)を加え、室温で4時間放置した。
その後前記洗浄液で5回洗浄し、さらにアルカリ性フォ
スファターゼで標識したヒトα。
−プラスミンインヒビタ−におゆるリアクティブサイト
以外の部位を認識するモノクローナル抗体(IBloG
lt)をa 29 n17wの濃度で加え、4℃で一晩
放置した。前記洗浄液で洗浄後アルカリ性7オスフアタ
ーゼ基質溶液I Ikg/ ILtを加え、前記ELI
SA ANALYZERヲ用いて405 nmの波長K
t=jffる1分間当りの吸光度変化を測定した。その
結果を添付図面第2図に示した。この第2図から検体(
ヒト血漿)の希釈率と吸光度変化とは直線関係にあるこ
とが理解できる。検体600倍希釈標品の吸光度変化の
値が6.2 X 10 であることから、この検体中の
ヒトαヨープラスミンインヒビタ−濃度は74.0μg
/Mt(1,1μM)であった。
【図面の簡単な説明】
@1図及び第2図は、いずれも本発明の実施例における
検体中のヒトαオープラスミンインヒビタ−の濃度で吸
光度変化との関係を示すものである。 手続補正書 昭和59年6月7日 特許庁長官殿 1、事件の表示 特願昭 59 − 86101 号 2 発明の名称 ヒトループラスミンインヒビタ−に対するモノクローナ
ル抗体を用いた免疫学的測定試薬及びキット3 補正を
する者 事件との関係 特許出願人 大阪市東区南本町1丁目11番地 (300)帝人株式会社 代表者岡本佐四部 5 補正の対象 +11 明細書第12頁3〜4行の「放射性動物質」を
「放射性物質」と訂正する。 (2) 同第20頁3〜4行の「(マククロタイタープ
レート)」を「(マイクロタイタープレート)」 と訂
正する。 (3) 同第21頁12行の「フォスファターゼ」を「
フォスファターゼ」と訂正する。 (4) 同第22頁下から9行の「濃1[20ulAl
」を「濃度20μl/ WLIJと訂正する。 以 上 手続補正書 昭和60年2月27日 特許庁長官殿 1、事件の表示 特願昭 59 − 86101 号 2 発明の名称 ヒト侑−プラスミンインヒビターに対するモノクローナ
ル抗体を用いた免疫学的測定試薬及びキット3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 大阪市東区南本町1丁目11番地 (30の帝人株式会社 代表者岡本佐四部 6、補正の内容 (11F!A細書第6頁1行の「資料」を「試料」と訂
正する。 (2) 同第6頁12行の「検体資料中」を「検体試料
中」と訂正する。 (3) 同第10頁の3行、5行及び16行の「検体資
料」をそれぞれ「検体試料」と訂正する。 以 上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 サンドインチ法による免疫学的測定試薬において
    、不溶性担体に結合した抗体と標識抗体とは、ヒトαオ
    ープラスミンインヒビタ−のそれぞれ異なる抗原決定部
    位を特異的に認識するものであり且つそのいずれか一方
    の抗体はヒトαオープラスミンインヒビタ−におけるプ
    ラスミンの線維素溶解作用の阻止部位を特異的に認識し
    て結合し得る七ツクp−ナル抗体であることを特徴とす
    るヒトαオープラスミンインヒビタ−に対する七ツクp
    −ナル抗体を用いたヒトαオープラスミンインヒビタ−
    の免疫学的測定試薬。 2 該不溶性担体が、プラスチック容器、プラスチック
    ビーズ、ガラスピーズ又は金属粒子である第1項記載の
    測定試薬。 3、#標識抗体が、酵素、放射性同位元素又は螢光物質
    で標識化された抗体である第1項記載の測定試薬。 4、 不溶性担体に結合した抗体と標識抗体を含み、こ
    れら抗体はヒト偽−プラスミンインヒビターのそれぞれ
    異なる抗原決定部位を特異的に%!諏するものであり且
    つそのいずれか一方の抗体はヒトαオープラスミンイン
    ヒビタ−におけるプラスミンの線維素溶餌作用の阻止部
    位を特異的に認識して結合し得るモノクローナル抗体で
    あり、これK (a)溶解剤、(b)洗浄剤及び酵素で
    標識化した抗体を用いる場合には、(e)酵素活性を測
    定するための基質及びその反応停止剤を組合せてなる免
    疫学的測定のためのキット。
JP8610184A 1984-04-17 1984-05-01 ヒトα2―プラスミンインヒビターに対するモノクローナル抗体を用いた免疫学的測定試薬及びキット Granted JPS60231168A (ja)

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NO851518A NO171169C (no) 1984-04-17 1985-04-16 Monoklonale antistoffer eller fragmenter derav, spesifikke for alfa2-plasmininhibitor
DK170485A DK166627B1 (da) 1984-04-17 1985-04-16 Monoklont antistof, der er specifikt over for human-alfa-2-plasmininhibitor, fremgangsmaade til fremstilling af et hybridom, der producerer antistoffet, anvendelse af antistoffet til immunologisk analyse for human-alfa-2-plasmininhibitor og anvendelse af antistoffet til fraskillelse og udvinding af human-alfa-2-plasmininhibitor
EP85104629A EP0159025B1 (en) 1984-04-17 1985-04-17 Monoclonal antibody specific to human alpha2-plasmin
DE3587714T DE3587714T2 (de) 1984-04-17 1985-04-17 Menschliches alpha 2-Plasmin spezifischer monoklonaler Antikörper.
US07/716,694 US5534255A (en) 1984-04-17 1991-06-17 Monoclonal antibody specific to human α2 -plasmin inhibitor

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61286753A (ja) * 1985-06-14 1986-12-17 Teijin Ltd モノクロ−ナル抗体を用いた免疫学的測定方法およびそのためのキツト

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JPS5716355A (en) * 1980-04-25 1982-01-27 Hoffmann La Roche Immunological method
JPS57136165A (en) * 1981-02-18 1982-08-23 Mochida Pharmaceut Co Ltd Immunological measuring reagent
JPS5954966A (ja) * 1982-09-22 1984-03-29 Mochida Pharmaceut Co Ltd 免疫学的測定試薬

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