JPS6023087B2 - アンジオテンシン転換酵素阻害剤 - Google Patents
アンジオテンシン転換酵素阻害剤Info
- Publication number
- JPS6023087B2 JPS6023087B2 JP57154386A JP15438682A JPS6023087B2 JP S6023087 B2 JPS6023087 B2 JP S6023087B2 JP 57154386 A JP57154386 A JP 57154386A JP 15438682 A JP15438682 A JP 15438682A JP S6023087 B2 JPS6023087 B2 JP S6023087B2
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- JP
- Japan
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- inhibitor
- enzyme
- converting enzyme
- angiotensin converting
- angiotensin
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は牛由来のカゼインから得られた下記構造を有す
るアンジオテンシン転≠戦酵素阻害剤に関するものであ
る。
るアンジオテンシン転≠戦酵素阻害剤に関するものであ
る。
Val−山a−Pro
従来、放線菌培養猿液中に見出された生体内酵素阻害剤
は、抗炎症、抗消化性潰場、制塵作用などの様々な医薬
あるいは研究用試薬等として作用が期待されてきた。
は、抗炎症、抗消化性潰場、制塵作用などの様々な医薬
あるいは研究用試薬等として作用が期待されてきた。
例えば、フィプリン溶解(線溶)系及びキニン形成系に
関与するタン白分解酵素、トリプシン、プラスミンなど
を阻害する物質として、ロイベプチンがあり、ブラジキ
ニンの分解にも関与し、抗炎症作用を有するキモトリプ
シンを阻害する物質としてキモスタチンがあり、チオー
ルプロテァーゼ(パパィン)を特異的に阻害する物質と
してアンチパインがあり、消化性濃蕩の発生と密接な関
係にあるペプシンを阻害する物質としてべプスタチンが
あり、細胞膜表面に存在するアミ/べプチターゼを阻害
する物質としてべスタチンなどがある。一方、ァンジオ
テンシン転換酵素阻害剤に関しては、微生物の生産する
阻害剤は未だ知られていない。
関与するタン白分解酵素、トリプシン、プラスミンなど
を阻害する物質として、ロイベプチンがあり、ブラジキ
ニンの分解にも関与し、抗炎症作用を有するキモトリプ
シンを阻害する物質としてキモスタチンがあり、チオー
ルプロテァーゼ(パパィン)を特異的に阻害する物質と
してアンチパインがあり、消化性濃蕩の発生と密接な関
係にあるペプシンを阻害する物質としてべプスタチンが
あり、細胞膜表面に存在するアミ/べプチターゼを阻害
する物質としてべスタチンなどがある。一方、ァンジオ
テンシン転換酵素阻害剤に関しては、微生物の生産する
阻害剤は未だ知られていない。
ブラジル産蛇蓑及び日本産蛇寮より得られたべプチド性
阻害剤が数種知られており、また一部は合成されている
。米国のスクィブ社ではプロリンの誘導体であるカプト
プリルを合成したが、この物質は強力な阻害作用を有し
、経口可能な新築として注目を集めている。しかしなが
ら、これらの阻害剤はいずれも高価であり、安価に入手
でき、副作用の少し、天然の阻害剤の開発が望まれてい
る。天然物からのアンジオテンシン転換酵素阻害剤に関
しては、ゼラチンを微生物由来のコラゲナーゼで処理し
た液中から単離したものが知られている。
阻害剤が数種知られており、また一部は合成されている
。米国のスクィブ社ではプロリンの誘導体であるカプト
プリルを合成したが、この物質は強力な阻害作用を有し
、経口可能な新築として注目を集めている。しかしなが
ら、これらの阻害剤はいずれも高価であり、安価に入手
でき、副作用の少し、天然の阻害剤の開発が望まれてい
る。天然物からのアンジオテンシン転換酵素阻害剤に関
しては、ゼラチンを微生物由来のコラゲナーゼで処理し
た液中から単離したものが知られている。
また、本発明者らは先に牛由来のカゼインをトリプシン
により分解してァンジオテンシン転換酵素阻害剤を単離
することに成功している(袴園昭56−215488号
)そこで、本発明者らは先に単離したアンジオテンシン
転キ鰯酵素阻害剤をべプチダーゼで処理した結果、更に
強力な前記構造を有するアンジオテンシン転f製酵素阻
害剤を調製することに成功した。
により分解してァンジオテンシン転換酵素阻害剤を単離
することに成功している(袴園昭56−215488号
)そこで、本発明者らは先に単離したアンジオテンシン
転キ鰯酵素阻害剤をべプチダーゼで処理した結果、更に
強力な前記構造を有するアンジオテンシン転f製酵素阻
害剤を調製することに成功した。
本発明の阻害剤は、ァソジオテンシン転換酵素に対して
阻害作用を示す。この場合、アンジオテンシン転換酵素
は、肝で分泌されるアンジオテンシノーゲンが啓で生産
される酵素レニンにより分解されたアンジオテンシン1
(Asp−〜g−Val一TM一lie一日is−Pm
−Phe−His−Leu)に対して作用し、このもの
をアンジオテンシンロ($p−Arg−Val−Tvr
一日is−Pro−Phe)に転換させる。そして、こ
のアンジオテンシン0‘ま、血管壁平滑筋を収縮させて
血圧を高めたり、血管以外にも消化管や子宮の平滑筋を
も収縮させ、さらに、副腎皮質に作用してアルドステロ
ンの分泌を促進させるなどの作用を有する。また、血鰍
に存在する酵素カリクレィンはキニノーゲンと呼ばれる
蛋白質を分解し、血管を拡張させ降圧させるブラジキニ
ンを生産するが、このブラジキニンはアンジオテンシン
転f製酵素の作用によって分解され、不活性化されてし
まう。このように、アンジオテンシン転換酵素は、一方
で昇圧性べプチド(アンジオテンシンロを)を生じさせ
ると共に、他方で降圧性べプチド(ブラジキニン)を分
解し、結果として血圧を昇圧の方向に進める。本発明に
よる阻害剤は、このような作用を示すアンジオテンシソ
転換酵素に対して阻害作用を有し、殊に血圧降下剤とし
て有効である。本発明によるアンジオテンシン転モ期酵
素阻害剤を得るには、牛由来カゼインをPH5.5〜9
.0の条件下、トリプシンにより分解し、分解物を10
0℃程度の加熱処理又は酸を加えて処理することにより
トリプシン及び未分解のカゼインを沈澱させ、この沈澱
物を遠〇分離などにより除去する。
阻害作用を示す。この場合、アンジオテンシン転換酵素
は、肝で分泌されるアンジオテンシノーゲンが啓で生産
される酵素レニンにより分解されたアンジオテンシン1
(Asp−〜g−Val一TM一lie一日is−Pm
−Phe−His−Leu)に対して作用し、このもの
をアンジオテンシンロ($p−Arg−Val−Tvr
一日is−Pro−Phe)に転換させる。そして、こ
のアンジオテンシン0‘ま、血管壁平滑筋を収縮させて
血圧を高めたり、血管以外にも消化管や子宮の平滑筋を
も収縮させ、さらに、副腎皮質に作用してアルドステロ
ンの分泌を促進させるなどの作用を有する。また、血鰍
に存在する酵素カリクレィンはキニノーゲンと呼ばれる
蛋白質を分解し、血管を拡張させ降圧させるブラジキニ
ンを生産するが、このブラジキニンはアンジオテンシン
転f製酵素の作用によって分解され、不活性化されてし
まう。このように、アンジオテンシン転換酵素は、一方
で昇圧性べプチド(アンジオテンシンロを)を生じさせ
ると共に、他方で降圧性べプチド(ブラジキニン)を分
解し、結果として血圧を昇圧の方向に進める。本発明に
よる阻害剤は、このような作用を示すアンジオテンシソ
転換酵素に対して阻害作用を有し、殊に血圧降下剤とし
て有効である。本発明によるアンジオテンシン転モ期酵
素阻害剤を得るには、牛由来カゼインをPH5.5〜9
.0の条件下、トリプシンにより分解し、分解物を10
0℃程度の加熱処理又は酸を加えて処理することにより
トリプシン及び未分解のカゼインを沈澱させ、この沈澱
物を遠〇分離などにより除去する。
このようにして得た母液を水酸化ナトリウムなどのアル
カリで中和した後、減圧下で2〜3倍に濃縮する。この
ようにして得た濃縮物を精製しpH6.0〜8.0の0
.04Mリン酸緩衝液に溶解後、ベプチダーゼにより酵
素処理した後、酵素を熱失活させ失活酵素を除去する。
次いで母液を高速液体クロマトグラフィーにより分離精
製し、得られたべプチド分画を減圧濃縮後、脱塩、減圧
濃縮することにより白色の粉末が得られる。本発明によ
る阻害剤の常温における性状は、白色粉末であり、その
水溶液の高速クロマトグラフィー(逆相カラム、リン酸
緩衝液−アセトトリル溶出)による溶出パターンは後述
の第1図の通りである。
カリで中和した後、減圧下で2〜3倍に濃縮する。この
ようにして得た濃縮物を精製しpH6.0〜8.0の0
.04Mリン酸緩衝液に溶解後、ベプチダーゼにより酵
素処理した後、酵素を熱失活させ失活酵素を除去する。
次いで母液を高速液体クロマトグラフィーにより分離精
製し、得られたべプチド分画を減圧濃縮後、脱塩、減圧
濃縮することにより白色の粉末が得られる。本発明によ
る阻害剤の常温における性状は、白色粉末であり、その
水溶液の高速クロマトグラフィー(逆相カラム、リン酸
緩衝液−アセトトリル溶出)による溶出パターンは後述
の第1図の通りである。
また、磯塩酸に溶かし、真空下で、110℃、24時間
の加水分解を行うと後述の第3表に示される組成のアミ
ノ酸鷹液が得られる。本発明のアンジオテンシン転予期
酵素阻害剤の摂取法は、一般的には静脈注射で行なわれ
、例えば、動物lk9当り本阻害剤が0.01〜1柵に
なるように本阻害剤の水溶液を静注する。
の加水分解を行うと後述の第3表に示される組成のアミ
ノ酸鷹液が得られる。本発明のアンジオテンシン転予期
酵素阻害剤の摂取法は、一般的には静脈注射で行なわれ
、例えば、動物lk9当り本阻害剤が0.01〜1柵に
なるように本阻害剤の水溶液を静注する。
本発明によるアンジオテンシン転換酵素阻害剤は、生体
内に該酵素を内生する幅乳類等に適用でき、例えば、ヒ
ト、ラツト、犬などが例示できる。
内に該酵素を内生する幅乳類等に適用でき、例えば、ヒ
ト、ラツト、犬などが例示できる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例
牛由来カゼイン2夕を50の‘の0.04Mリン酸緩衝
液(pH7.4)中に懸濁し、トリプシソ(PLバイオ
ケミカルズ社、膝臓由釆)5岬を添加し、3700で一
晩反応させる。
液(pH7.4)中に懸濁し、トリプシソ(PLバイオ
ケミカルズ社、膝臓由釆)5岬を添加し、3700で一
晩反応させる。
反応後、生成物を100℃で10分間加熱処理すること
により、トリプシン及び未分解のカゼインを変性沈澱さ
せる。沈澱物を遠心除去した後、母液を減圧下で2〜3
倍に濃縮する。次に、前記で得た濃縮液をセフアデック
スG−25のカラムに添加し、蒸溜水で溶出させて精製
する。そして、この場合のカラム処理条件は次の通りで
ある。カラム:高さ112仇、内蓬3仇 教科添加量:20の【 遠:1.2舷/min 溶出:蒸溜水 次に、前記セフアデックスG一25で分画した活性フラ
クションを、SPーセフアデツクスC−25のカラムに
添加し、0〜0.9Mギ酸アンモニウム(pH=7.0
)の直線濃度勾配で溶出する。
により、トリプシン及び未分解のカゼインを変性沈澱さ
せる。沈澱物を遠心除去した後、母液を減圧下で2〜3
倍に濃縮する。次に、前記で得た濃縮液をセフアデック
スG−25のカラムに添加し、蒸溜水で溶出させて精製
する。そして、この場合のカラム処理条件は次の通りで
ある。カラム:高さ112仇、内蓬3仇 教科添加量:20の【 遠:1.2舷/min 溶出:蒸溜水 次に、前記セフアデックスG一25で分画した活性フラ
クションを、SPーセフアデツクスC−25のカラムに
添加し、0〜0.9Mギ酸アンモニウム(pH=7.0
)の直線濃度勾配で溶出する。
技大活性フラクションを集め減圧濃縮する。なお、この
場合のカラム処理条件は次の通りである。カラム:高さ
49の、内径2仇 試料添加量:5の‘ 流速:0.4の【/min 溶出:0〜0.8Mギ酸アンモニウム(pH=7.0)
の直線濃度勾配次に、前記で得た活性フランクションを
セフアデックスG−25カラムに添加し、脱塩を行なう
。
場合のカラム処理条件は次の通りである。カラム:高さ
49の、内径2仇 試料添加量:5の‘ 流速:0.4の【/min 溶出:0〜0.8Mギ酸アンモニウム(pH=7.0)
の直線濃度勾配次に、前記で得た活性フランクションを
セフアデックスG−25カラムに添加し、脱塩を行なう
。
この場合のカラム処理条件は次の通りである。カラム:
高さ64Cの、内径2の流速:0・4の上/min 溶出:蒸溜水 次に、前記のセフアデックスG−25で脱塩した試料を
分取用シリカゲル薄層プレートにスポツトし、エタノー
ル:25%アンモニア水(容量比=77:23)で展開
する。
高さ64Cの、内径2の流速:0・4の上/min 溶出:蒸溜水 次に、前記のセフアデックスG−25で脱塩した試料を
分取用シリカゲル薄層プレートにスポツトし、エタノー
ル:25%アンモニア水(容量比=77:23)で展開
する。
活性スポットをかき取り、メタノールで抽出後減圧乾固
すると、白色粉末物質が得られる(2夕のカゼインから
約8のo得られる。)。次に、本物質の薄層クロマトグ
ラフィー(シリカゲルプレート、ニンヒドリン発色)で
のRf値を求めたところ、次の通りである。
すると、白色粉末物質が得られる(2夕のカゼインから
約8のo得られる。)。次に、本物質の薄層クロマトグ
ラフィー(シリカゲルプレート、ニンヒドリン発色)で
のRf値を求めたところ、次の通りである。
第1表
また、試料を母 M塩酸に溶かし、、真空下で110℃
、24時間加熱後、アミノ酸分析計により分析したとこ
ろ、次の結果が得られた。
、24時間加熱後、アミノ酸分析計により分析したとこ
ろ、次の結果が得られた。
第2表
さらに、上記白色粉末試料をべプチド構造自動解析装置
によりェドマン分解を行った。
によりェドマン分解を行った。
生成した12個のPTHアミノ酸を高速液体クロマトグ
ラフィーで同定し、アミノ酸の一次配列を決めたところ
、下記の構造を有することが確認された。Phe−Ph
c−Val−AIa一Pro−Phe−Pro−CIu
一Val−Phe一GIy−Lys次に、上記阻害剤の
活性を高める目的で上記阻害剤に更にプロテァーゼを作
用させた。
ラフィーで同定し、アミノ酸の一次配列を決めたところ
、下記の構造を有することが確認された。Phe−Ph
c−Val−AIa一Pro−Phe−Pro−CIu
一Val−Phe一GIy−Lys次に、上記阻害剤の
活性を高める目的で上記阻害剤に更にプロテァーゼを作
用させた。
すなわち、4.5の9の上記阻害剤をpH7の0.04
Mリン酸緩衝液1の‘に溶解後、2ユニットのプロリン
スベシフイツクエンドベプチターゼ(EC.3、4、2
1、26 生化学工業製造 F1avo蛇cterim
mmenlngoseptic肌m由来)を添加する。
Mリン酸緩衝液1の‘に溶解後、2ユニットのプロリン
スベシフイツクエンドベプチターゼ(EC.3、4、2
1、26 生化学工業製造 F1avo蛇cterim
mmenlngoseptic肌m由来)を添加する。
370、18時間のインキュベーションの後、100o
o、10分間の加熱により酵素を失活させる。次に、ア
ミコンセントリフ。一にて、失活酵素を除去し、容量を
0.5の‘に濃縮する。次に、上記分解物を高速液体ク
ロマトグラフィーにより分離精製する。
o、10分間の加熱により酵素を失活させる。次に、ア
ミコンセントリフ。一にて、失活酵素を除去し、容量を
0.5の‘に濃縮する。次に、上記分解物を高速液体ク
ロマトグラフィーにより分離精製する。
この場合の分離条件は次の通りである。カラム:ウオー
ターズ逆相用ラジアルバックカートリツジ溶隣液:リン
酸緩衝液(10mM KH2P0450mM Na2S
04)pH3.0:アセトニトリル(85:1ふ v/
v)流速:1の【′min 1回の試料量:1帆〆 約4.5分後に溶出されて釆るピークを集め、減圧濃縮
後、ウオーターズセップパックCI8カートリッジにて
脱塩する。
ターズ逆相用ラジアルバックカートリツジ溶隣液:リン
酸緩衝液(10mM KH2P0450mM Na2S
04)pH3.0:アセトニトリル(85:1ふ v/
v)流速:1の【′min 1回の試料量:1帆〆 約4.5分後に溶出されて釆るピークを集め、減圧濃縮
後、ウオーターズセップパックCI8カートリッジにて
脱塩する。
技後に減圧濃縮することのより白色粉末が得られる。次
に、本発明物質の液体ク。
に、本発明物質の液体ク。
マトラフイーでの溶出パターンを見た所図1の通りであ
った。溶出条件は次の通りである。カラム:ウオーター
ズ逆相用ラジアルカートリッジ溶雛液:リン酸緩衝液(
lowM KH2P0450mM Na2S04)pH
3.0:アセトニトリル(85:15 v/v)流速:
1の【′min 検出:21Mmの紫外吸収 また、試料を鮒塩酸に溶かし、真空下で110℃、2処
時間の加熱後、アミノ酸分析計により分析したところ、
次の結果が得られた。
った。溶出条件は次の通りである。カラム:ウオーター
ズ逆相用ラジアルカートリッジ溶雛液:リン酸緩衝液(
lowM KH2P0450mM Na2S04)pH
3.0:アセトニトリル(85:15 v/v)流速:
1の【′min 検出:21Mmの紫外吸収 また、試料を鮒塩酸に溶かし、真空下で110℃、2処
時間の加熱後、アミノ酸分析計により分析したところ、
次の結果が得られた。
第3表
このことから、本阻害剤は下記に示すアミノ酸配列を有
することが判明した。
することが判明した。
Val−Na−Pro
次に、本発明物質の酵素阻害活性を測定するために、次
の実験を行った。
の実験を行った。
先ず、5夕のラビットラングアセトンパウダーを50の
上の0.1Mホウ酸ナトリウム緩衝液(pH=8.3)
に溶かし、40000夕、40分の条件下で遠心処理し
、その上燈液をさらに上記緩衝液で5倍に希釈して、ア
ンジオテンシン転機酵素液を得た。
上の0.1Mホウ酸ナトリウム緩衝液(pH=8.3)
に溶かし、40000夕、40分の条件下で遠心処理し
、その上燈液をさらに上記緩衝液で5倍に希釈して、ア
ンジオテンシン転機酵素液を得た。
本発明物質を含む試料を試験管に0.03叫入れ、これ
に基質として、0.25の上のヒプリルヒスチヂルロィ
シン(最終濃度5mM、NaC1300のM含む)を添
加し、370で1粉ご間保温後、上記酵素液を0.1M
添加し、37q0で3び分間反応させた。その後、IN
塩酸0.25の‘を添加して反応を停止させた後、1.
5叫の酢酸エチルを加え、酢酸エチル中に抽出されたヒ
プリル酸の吸収22紬mの値を測定し、これを酵素活性
とした。なお、この条件で本発明阻害剤を含まない場合
の22軌のの吸収値はほぼ0.25である。このような
実験を複数行い、阻害率を次の式より算出した。
に基質として、0.25の上のヒプリルヒスチヂルロィ
シン(最終濃度5mM、NaC1300のM含む)を添
加し、370で1粉ご間保温後、上記酵素液を0.1M
添加し、37q0で3び分間反応させた。その後、IN
塩酸0.25の‘を添加して反応を停止させた後、1.
5叫の酢酸エチルを加え、酢酸エチル中に抽出されたヒ
プリル酸の吸収22紬mの値を測定し、これを酵素活性
とした。なお、この条件で本発明阻害剤を含まない場合
の22軌のの吸収値はほぼ0.25である。このような
実験を複数行い、阻害率を次の式より算出した。
阻害率=三三xloo(%)
A:阻害剤を含まない場合の22軌のの吸収値(0.2
5)B:阻害剤添加の場合の22紬肌の吸収値そして、
阻害率50%の時の阻害剤濃度ID5oを求めたところ
、本発明阻害剤は、4.0×10‐6Mであつた。
5)B:阻害剤添加の場合の22紬肌の吸収値そして、
阻害率50%の時の阻害剤濃度ID5oを求めたところ
、本発明阻害剤は、4.0×10‐6Mであつた。
また、ベプチターゼ処理前の阻害剤との比較を第4表に
示す。
示す。
第4表
表から明らかなように、本発明による阻害剤は従来の阻
害剤に較べ約1功昔の阻害活性があることが認められた
。
害剤に較べ約1功昔の阻害活性があることが認められた
。
第1図は、精製されたァンジオテンシン転換酵素阻害剤
の高速液体クロマトグラフィーによる分析結果を示し、
縦軸に21仇凧の紫外吸収の強度、機軸に溶出時間(分
)を示す。 ガー蟹
の高速液体クロマトグラフィーによる分析結果を示し、
縦軸に21仇凧の紫外吸収の強度、機軸に溶出時間(分
)を示す。 ガー蟹
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 牛由来のカゼインから得られた下記構造を有するア
ンジオテンシン転換酵素阻害剤。 Val−Ala−Pro
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57154386A JPS6023087B2 (ja) | 1982-09-04 | 1982-09-04 | アンジオテンシン転換酵素阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57154386A JPS6023087B2 (ja) | 1982-09-04 | 1982-09-04 | アンジオテンシン転換酵素阻害剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5944324A JPS5944324A (ja) | 1984-03-12 |
JPS6023087B2 true JPS6023087B2 (ja) | 1985-06-05 |
Family
ID=15582996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57154386A Expired JPS6023087B2 (ja) | 1982-09-04 | 1982-09-04 | アンジオテンシン転換酵素阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023087B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001084948A1 (fr) | 2000-05-11 | 2001-11-15 | Kanebo, Limited | Compositions renfermant un peptide et un promoteur d'excretion electrolytique, et produits alimentaires contenant lesdites compositions |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63141995A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-14 | Agency Of Ind Science & Technol | 新規活性ペプチド |
JPS63141997A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-14 | Agency Of Ind Science & Technol | 新規活性ペプチド |
US5314807A (en) * | 1991-03-29 | 1994-05-24 | Nippon Gohsei Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Method for producing an angiotensin converting enzyme inhibitor-containing composition |
JPH07188282A (ja) * | 1991-04-19 | 1995-07-25 | Suetsuna Yoko | 新規なトリペプチド、その製法およびそれを有効成分と する血圧降下剤 |
JP3093378B2 (ja) * | 1991-10-17 | 2000-10-03 | 日本合成化学工業株式会社 | アンギオテンシン変換酵素阻害剤含有組成物の製造方法 |
MXPA06000878A (es) * | 2003-08-01 | 2006-03-30 | Calpis Co Ltd | Hidrolizado de caseina, proceso para producirla y uso de la misma. |
FR3017536B1 (fr) * | 2014-02-18 | 2017-05-26 | Univ La Rochelle | Compositions pour la prevention et/ou le traitement de pathologies liees a l'alpha-glucosidase |
JP2019112401A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | 株式会社バイタルリソース応用研究所 | アンジオテンシン変換酵素阻害化合物 |
-
1982
- 1982-09-04 JP JP57154386A patent/JPS6023087B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001084948A1 (fr) | 2000-05-11 | 2001-11-15 | Kanebo, Limited | Compositions renfermant un peptide et un promoteur d'excretion electrolytique, et produits alimentaires contenant lesdites compositions |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5944324A (ja) | 1984-03-12 |
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