JPS63141995A - 新規活性ペプチド - Google Patents

新規活性ペプチド

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Publication number
JPS63141995A
JPS63141995A JP61288285A JP28828586A JPS63141995A JP S63141995 A JPS63141995 A JP S63141995A JP 61288285 A JP61288285 A JP 61288285A JP 28828586 A JP28828586 A JP 28828586A JP S63141995 A JPS63141995 A JP S63141995A
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JP
Japan
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pro
ala
solution
val
dissolved
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Application number
JP61288285A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Maruyama
進 丸山
Hideoki Tanaka
田中 秀興
Noboru Tomizuka
冨塚 登
Hideo Suzuki
英雄 鈴木
Ryuji Sugai
菅井 隆二
Kazuyoshi Morita
和良 森田
Taira Takemoto
平 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はfr蜆な活性ペプチドに関するものであり、詳
しくはアンジオテンシン転換酵素阻害活性を有し、高血
圧症の治療もしくは予防に用いて有用性の期待できる新
規なペプチドに関する。
(従来の技術) 高血圧症の発症にしエン−アンジオテンシン系が深いか
かわりを持っていることはよく知られている。このレニ
ン・アンジオテンシン系には血圧調節に与るアンジオテ
ンシン転1051素が存在し、該酵素は、アンジオテン
シン!を強い血管壁平滑筋収縮作用を有するアンジオテ
ンシン■に転換せしめることを通じて血圧上昇に関与し
ている。従って、この酵素活性を;’X制することによ
って血圧上昇を防ぐこと(降圧)が可能である。
アンジオテンシン転換酵素の活性阻害物質として、既に
種々の物質が見い出されており、例えば合成物について
はD−2−メチル−3−メルカプトプロパノイル−し−
プロリン(−船名カブトプリル)がその高い阻害活性か
らして、現に経口降圧剤として実用に供されている。ま
た、天然物あるいは天然物由来の阻害物質としては、蛇
毒ペプチドおよびその類縁体、あるいは牛山来カゼイン
をトリプシン分解して得られるペプチド等が知られてい
る。
それらのうち、天然物あるいは天然物由来の阻害物質は
、合成物が毒性や副作用の点でなお問題を残しているの
に対し、より安全性にすぐれた降圧剤となることが期待
でき、なかでもカゼイン由来の阻害ペプチドは、安全性
、有効性に加えて、コスト面でも有利と見込まれるとこ
ろからその降圧剤としての実用化が検討されている。
チドの有用性に鑑み、その類縁ペプチドないしは部分構
造物の中から、有効なアンジオテンシン転換酵素阻害活
性を有するものを検索し、以て該ペプチド群の降圧剤へ
の適用に際しての選択の巾を拡げ、その実用化可能性を
より高めるべく鋭意研究を行った結果、後述のトリペプ
チドがか\る目的を満足することを見い出し、本発明を
完成するに至った。
(発明の構成) 即ち、本発明は、新規な活性ペプチドであるし一アラニ
ルーし一バリルーL−プロリンおよびその酸付加塩であ
る。
こ−で酸付加塩としては、製薬上許容される塩、例えば
塩酸塩、硫酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩な
どが好ましいものとして挙げられる。
本発明のペプチドは、牛カゼインの部分構造物であり、
該蛋白の酵素加水分解(特にトリプシン消化物のキモト
リプシン処理)によって得ることができるが、より有利
に゛は有機化学的な合成手法を用い、アミノ酸を段階的
に導入する方法によって製造される。また、加水分解酵
素の逆反応を利用したペプチド合成法を用いることもで
きる。
以下に合成法の数例をしめすが、こ−に於いてアミノ酸
はすべて1体を意味し、またアミノ酸の保護基の略号は
それぞれ次の残基を表す。
Boc:ターシャリーーブチルオキシカルボニル(tr
et−Butyloxy−carbonyl)基Bzl
:ベンジル(Benzyl)基 Z :ベンジルオキシカルボニル (Benzyloxycarbonyl) glit 
 l3oc−Va l −01lとll−Pro−01
3zlを縮合反応させてBoc−Va l−Pro−0
Bzlを合成し、その脱係115反応によりH−Va 
l−Pro−0Bz lを得る。
次に、このII−Va l−Pro−0Bz lをZ−
Ala−OHと縮合反応させてZ−A +a−Va l
−Pro−0Bz lを合成し、同じく脱保護基反応に
より目的のH−Ala−Vat−Pro−OHを得る。
+21  Z−Ala−OHとH−Va、l−0Bz1
−TsOHを縮合反応させてZ−Ala−Va l−0
Bz Iを合成し、その脱係11基反応により、Z−A
la−Va l−0Bz 1を経てZ−A I a−V
a I −OHを得る。
次に、このZ−A l a−Va l −OHとH−P
ro−OBz I ・HClとを縮合反応させてZ−A
la−Va l−Pro−0Bz lを合成し、同じく
脱保護基反応により目的の■1−Ala−Va 1−P
ro−OHを得る。
+31  B o c −A l a −OHとH−V
al −0Bz I ・TsOHを縮合反応させて3o
c−AIa−Va l−0Bz Iを合成し、その脱保
護基反応によりRoe−Ala−Va I −0■1を
得る0次に、このBoc−Ala−Val−OHとH−
Pro−OBz 1 11CIとを縮合反応させて13
oc−Ala−Va I −Pro−OBzlを合成し
、同じく脱保護基反応によりH−Ala−Va 1−P
ro−0Bzlをtit、tj的のH−Ala−Val
−Plo−01(を得る。
以上のいずれの方法の場合も、縮合反応および脱保護基
反応は、通常のペプチド合成に於けると同様の条件下に
これを行うことができる。
本発明のペプチドは、アンジオテンシン転換酵素に対す
る強い活性阻害作用とそれに基づく有効な血圧降下作用
を有し、また低毒性であって、血圧降下を目的として医
薬あるいは健康食品等に適用して有用性が期待できる。
以下に、本発明のペプチドの有用性を示す生理活性試験
の結果を挙げる。
1、アンジオテンシン転換酵素阻害活性(イ)供試々料 (i)後記の実施例1で得られた本発明ペプチド(ii
 )カプトプリル(対照) (ロ)試験方法 (1)アンジオテンシン転換酵素液(ACE液)の調製 5gのラビソトラングアセトンパウダー(シグマ社製)
を50m1の″:CJニーI Mホウ酸Mili液(p
H8,3)に溶解し、;40.OOOxg、40分の条
件下で遠心処理し、その上清液をさらに、上記緩衝液で
5倍に希釈し、アンジオテンシン転換酵素液を得た。
(11)活性の測定 試料を試験管に0.03m1入れ、上記酵素液を0.1
 m l添加し、37℃で10分間保温後、これに基質
として、250μmのヒプリルーし一ヒスチジルーし一
ロイシン〔アルドリッヒ ケミカル社(^1drich
 Chem、Co、)製0.最終濃度5mM、NaCl
300mMを含む、〕を添加し、37℃で30分間反応
させた。その後、IN塩M0.25m1を添加して反応
を停止させた後、1.5 m lの酢酸エチルを加え、
15秒間激しく撹拌した。その後、3、500rρ園で
15分間遠心して、酢酸エチル層1mlを採取した。そ
の酢酸エチル層を120℃で30分間加熱し、溶媒を除
去した。溶媒除去後、蒸溜水2mlを添加し、抽光度)
を測定し、これを酵素活性とした。なお、この条件で阻
害剤を含まない場合の228nmの吸光度は、0.50
0である。
阻害率は、次式より算出した。
阻害率−A−[3/八へ100% A:阻害剤を含まない場合の228 nmの吸光度(0
,500) B:阻害剤添加の場合の228rznの吸光度そして、
阻害率50%の時の阻害濃度をID50とする。
(ハ)試験結果 試験結果を第1表に示す。
第1表 2、ラット投与時の降圧作用 (イ)供試々料 後記の実施例1で得られた1m明ペプチド、。、よ、、
、、よ    ;ゝ゛ 12i1!I12i1!I齢雄圧ラット(日本チャール
ズ・リバー社)15匹を、温度23±2℃、湿度55±
5%の動物室に収容し、水および飼料(オリエンタル酵
母社製、MF)を自由に摂食させた。ラットは、週に一
度血圧を測定しながら2週間にわたって馴化飼育したの
ち、高血圧を発症したところで実験に供した。
ラットを3群(1群5匹)に分け、2群は腹腔内投与(
投与量2g/kg体重)し、他の1群は強制経口投与(
投与ff13g/kg体重)した、試料は投与直前に蒸
溜水に溶解して用いた。
血圧測定は、投与前と投与3時間後に、それぞれ無加温
・非観血的う・ノド血圧計(トーイデン製、DS+?8
01A  )を用い、tail−cuff法で各ラット
の最高血圧値を連続10回測定し、その平均値を求める
ことにより行った。結果は1群15゛0匹の平均値で示
した。
(ハ)試験結果 結果を第2表に示す。
第2表 以上の試験の結果、本発明のペプチドがアンジオテンシ
ン転換酵素に対して阻害活性を有し、in vivoに
於いて有、αの血圧降下作用を示すことが確認された。
また、本発明のペプチドは、そのマウス経口投与時の急
性毒性値(LD50)が3 g / kg以上と極めて
低毒性であり、さらにカゼインのr、178分解物の一
つであるところから生体異物となりにくいことが予想さ
れ、安全性の市でも極めてすぐれている。従って、本発
明のペプチドは高血圧用柱が期待でき、さらに経口投与
で有効であることから高血圧予防あるいは高血圧症状の
緩和を目的とした健康食品としても使用できる。
本発明のペプチドを高血圧症の治療あるいは予防のため
の医薬として用いる場合、該ペプチドは、薬学的に許容
される担体(賦形剤、滑沢剤、結合剤、着色剤、矯味剤
、賦香剤等)と共に常法に従って、経口投与用の製剤の
形態、例えば錠剤、カプセル剤、トローチ剤、粉末剤、
細粒剤、顆粒剤等とした上経口投与されるか、もしくは
注射剤の形で静脈内投与される。
一方、健康食品として用いる場合には、上記と同様の経
口投与用製剤の形態とするか、もしくは固型あるいは液
状の食品ないしは嗜好品(例えば菓子類、粉末茶、アル
コール飲料、スポーツ飲料等)の形態とすればよい。
用!1(tW食りは、一般に成人男子1日当りI 9m
g〜5g、;zp71.体重の範囲であり、か−る範囲
から投与イtH食)目的に応じて適宜の量が選択される
次に、実施例によって本発明を説明する。
実施例1 +1lBoc−Va 1−Pro−OBz 1の合成り
oc−Va I −OH2,86g (13,2m5o
l )をテトラヒドロフラン20m1とn−メチルモル
フォリン(NMM)1.32m1  (12−−of)
の混合液に溶解した。この溶液に、−5℃撹拌下、エチ
ルクロロホルメート3.0g(12a+mol)を加え
、さらに10分後、ジメチルホルムアミド(DMF)2
0m lに溶解した!1−Pro−OBz l −HC
l  3.0g (12n+mol)とNMM 1.3
2 m l  (12m+wol)を加えた。
この反応混合物を水浴中で1時間撹拌し、−晩室温で反
応させた0次に、反応混合物を濃縮乾固し、残渣を酢酸
エチル20m1に溶解した後、この溶液を、4%クエン
酸水溶液、4%炭酸水素ナトリウム水溶液および水で順
次洗浄し、oc=Va 1−Pro−OBz lを油状
物質として得た(収量4.90g) (21+(−Vat−Pro−OI3zl−tlclの
合成りoc−Vat−Pro−OBzl  4.89g
 (l 1.8maol)をジオキサン10m1に溶解
した溶液に、ジオキサンを溶媒とする3、5N塩酸溶液
40m1を加え、室温に1時間放置した後、真空乾燥し
て、H−Va l−Pro−0Bzl ・MCIを油状
物質として得た(収量3.61g> +3)Z−Ala−Va l−Pro−0Bz lの合
成H−Val−Pro−OBzl・HCl  3゜61
 g (11,5gmol) 、  Z−A I a 
−0H2,23g (l 0vsol) 、  NMM
l、27m l  (11,5m+mo l )および
l−ハイドロキシベンゾトリアゾール(f(OB T)
 1.62 g (12m*ol)をDMF20mlに
溶解し、この溶液に、冷却撹拌下、シンクロへキシルカ
ーポジイミド(DCC)2゜置した。
生成した、N、N’  −ジシクロへキシルウレア(D
Carea)を濾別し、濾液を濃縮乾固した後、残渣を
酢酸エチルに溶解した。
この酢酸エチル溶液を、0.5N塩酸、4%炭酸水素ナ
トリウム水溶液、次いで水で充分に洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで脱水乾燥した。無水硫酸ナトリウムを濾別後
、濾液を真空乾燥し、Z−Ala−Va l−Pro−
0Bz Iを油状物質として得た(収量2.1g) +4)II−A l a−Va l−P r o −0
!(の合成Z−Ala−Val−Pro−OBzl  
2゜08 g (4mol)をメタノール4mlと酢酸
4mlの混合液に溶解し、パラジウムブラックの存在下
で24時間還元した。触蝶を濾別した後、濾液から溶媒
を除去し、生成した油接残渣を酢酸エチルにより結晶化
した。このt■結晶をメタノール−エーテルから再結晶
して、目的のH−Ala−Va 1−Pro−OHを針
状結晶とし:l・。
て得た(収110.855g)、’ こ\に得られた結晶の物性値および分析結果は以下の通
りであり、この分析結果から生成物が目的のトリペプチ
ドであることが61!認された。
■融 点 240°〜243℃(分解)◎比旋光度 〔
α〕。1フー97.4° <C=0.78  Hto) ■元素分析 実測値(%) C: 54.4(i、 )l : 8.
23. N : 14.45計測値(%) C: 54
.38. H: 8.14. N : 14.63◎ア
ミノ酸分析(6NllCIにて24時間加水分解) P r o  1.00+11. A I a  1.
00(11゜V a I  1.01(11 ◎薄層クロマトグラフィー(セルロースプレート使用、
n−ブタノール:酢酸;水−4:l:5およびn−ブタ
ノール:酢酸:水;ピリジン=15:3:12:10に
て2次元展開し、展開後、ニンヒドリン発色)で単一ス
ポットを示2.6μI(2,6gg)、カラム:ヌクレ
オシル(Nucleosil)5C1B (150ms
x4φ)、溶出液: 10 m M JjJJH街液(
pH2゜6)と50mM&Mllナトリウム水溶液との
混液を使用し、アセトニトリルを0%から45%までグ
ラディエンド、流速:1ml/s+in、圧カニ l 
29kg/nf、検出:A、。レジン1.28)にてシ
ングルピークを示した。
実施例2 +112−A l a−Va I −OB z Iの合
成Z−Ala−0112,23g (10gmol) 
、 H−Va 1−OBz I −TsOII4.45
g (11゜5m5ol)  、  NMMl、2 7
m  l   (l  1.5m+*ol)  および
l−ハイドロキシベンゾトリアゾール1.62 g (
12mmol)をDMF 20m lに?8解した液に
、冷却撹拌下、ジシクロへキシルカーポジイミド 2.
48 g (12+u+ol)を加えた。この反応混合
物を0℃で3時間撹拌し、冷蔵庫に一晩静置した。
生成した、DCursaを濾別し、濾液を濃縮乾固した
後、残渣を酢酸エチルに溶解した。この酢酸エチル溶液
を、0.5N塩酸、4%炭酸水素ナトリウム水溶液、次
いで水で充分に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥
した。無水硫酸ナトリウムを濾別後、濾液を真空乾燥し
、2−Ala−Va l−0Bz 1を油接物質として
得た(収量4.27g) i21Z−Ala−Va 1−OHの合成Z−Ala−
Vat−OBzl  11.84g(20ausol)
をメタノール20m1に溶解し、これに2NNaOH1
1mlを添加した。この混合液を室温で一時間放置した
汲水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。水相を6NHC
1で酸性にして酢酸エチルで抽出し、有機相を水洗した
後無水硫酸ナトリウムで一晩脱水乾燥した。
無水硫酸ナトリウムを濾別後、濾液の溶媒を除去し、Z
−Ala−Val  OHを油状物質として得た(収量
5.12g)。
+312−Al a−Va 1.”’Pro−0Bz 
lの合成、r゛ Z−A l a−Va層−0H5,02g (10wa
mol)、   H−Pro−OBz  l  ・ H
Cl2.9g  (11,5mmol)、  NMMl
、27m l  (l  1.5mmol)およびl−
ハイドロキシベンゾトリ7ゾールl。
62 g  (12mmol)をDMF20mlに溶解
し、これに、冷却撹拌下、ジシクロへキシルカーポジイ
ミド2.48g (12mmol)をカロえた。この反
応混合物を0℃で3時間tm拌し、冷蔵庫に一晩静置し
た。
生成したDCureaを濾別し、濾液を濃縮乾固した後
、残渣を酢酸エチルに溶解した。この溶液を、0.5 
N II Cl 、  4%炭酸水素す) IJウム水
溶液、次いで水で充分に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
脱水乾燥した。無水硫酸ナトリウムを濾別後、濾液を真
空乾燥し、Z−Ala−Va l−Pro−013z 
Iを油状物性として得た(収量2.27g)。
+4111−Ala−Va 1−Pro、−〇!1の合
成Z−八1a−Vat−Pro−OBzl  2゜布下
で24時間還元した。触媒を濾別後、濾液の溶媒を除去
し、生成した油状残渣を酢酸エチルにより結晶化した。
この粗結晶をメタノール−エーテルから再結晶して、目
的のH−Ala−Val−Pro−011を針状結晶と
して得た(収10.798g)。
こ\に得られたペプチドは実施例1のそれと同じ物性値
ならびに分析結果を示した。
実施例3 (llBoc−Ala−Va l−0Bz Iの合成り
  o  c−A  I  a−Of(2,5g  (
13,2m5ol)をテトラヒドロフラン20m1とN
MMl、32m I  (12ssol)に溶解した。
コノ溶液に、−5℃攪拌下、エチルクロロホルメー)1
.2m1(12ssol)を加え、さらに10分後、D
MF2Qmlに溶解したH−Va 1−OBz I −
TsOH4,65g  (12gmol)  とNMM
l、32m1  (12@5ol)を加えた。
乾固し、残渣を酢酸エチル20m1に溶解した後、この
溶液を、4%クエン酸水溶液、4%炭酸水素ナトリウム
水溶液および水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱
水乾燥した。無水硫酸ナトリウムを濾別後、濾液を真空
乾燥して、Boc−Al a−Va l−0Bz Iを
油状物質として得た(収量3.24g)。
(21Boc−Ala−Va I −OHの合成りoc
−Ala−Val−OBzl  7゜72g (201
1−01)をメタノール20m1に溶解し、これに2N
NaOH11mlを添加した。コノ混合液を室温で一時
間放置した汲水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。水相
を6NHC1で酸性にして酢酸エチルで抽出し、有機相
を水洗した後無水硫酸ナトリウムで一晩脱水乾燥した。
無水硫酸ナトリウムを濾別後、濾液の溶媒を除去し、B
oc−Al a−Va I −OHを油状物質として得
た(収1472g)。
+31Boc−Ala−′’Q”aI−Pro−OBz
lの二I 合成 りoc−Ala−Val−OH3,9g (13゜2 
@1101)をテトラヒドロフラン20m1とn−メチ
ルモルフォリン(NMM) 1.32m l  (12
+mol)の混合液に溶解した。この溶液に、−5℃撹
拌下、エチルクロロホルメートl、 ’l m 1(1
2smol)を加え、さらに10分後、ジメチルホルム
アミド(DMF)20m lに溶解したH−Pro−O
Bz 1−HCl  3.0g (12gmol)、、
とNMMl、32m l  (12ssol)  を力
■えた。
この反応混合物を水浴中で1時間撹拌し、−晩室温で反
応させた0次に、反応混合物を濃縮乾固し、残渣を酢酸
エチルに溶解した後、この?8液を、494クエン酸水
溶液、4%炭酸水素ナトリウム水溶液および水で順次洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水乾燥した。無水硫酸ナ
トリウムを濾別後、濾液を真空乾燥して、Boc−Al
a−Val−OBzlを油状物質として得■の合成 りoc−Ala−Va l−Pro−0Bz 15、8
1 g (11,8ssol)をジオキサン10m1に
溶解した溶液に、ジオキサンを溶媒とする3゜5N塩酸
溶液40m1を加え、室温に1時間放置した後、真空乾
燥して、H−Ala−Val−Pro−OBz 1−H
CIを油状物質として得た(収13.24g)。
(5■1−八Ia−Va 1−Pro−Ollの合成H
−Ala−Va 1−Pro−OBz l ・IIC1
1,57g  (4ms+oI)をメタノ−Jし4ml
と酢酸4mlの混合液に溶解し、パラジウムブラ、りの
存在下で24時間還元した0M媒を濾別した後、濾液の
溶媒を除去し、生成した油状残渣を酢酸エチルにより結
晶化した。この粗結晶をメタノール−エーテルから再結
晶して、目的のH−A l a−Va l−P r o
 −01lを針状結晶として得た(収10.821g)
実施例4 111Boc−Va l−Pro−0BZ +の合成H
−Pro−Ot3zl−11C42,42g(10a+
mol)  、   B  o  c−Va  I  
−0夏(2,17g(IQ 5eal)およびl−ハイ
ドロキシベンゾトリアゾール(IIOB t) 1.3
5 g (10gmol)をDMFlomlに溶解し、
この溶液に、0℃水冷下、トリエチルアミン1.4 m
 lとジシクロヘキシルカーポジイミド2.06 g 
 (10++nol)を加え、次いで5℃に保持しつ一
一夜撹拌した。
生成した、DCureaを濾別し、濾液を濃縮乾固した
後、残渣を酢酸エチルに溶解した。この酢酸エチル溶液
を、10%クエン酸水溶液、水、4%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、次いで水で充分に洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで脱水乾燥した。無水硫酸ナトリウムを濾別後、濾液
を減圧濃縮し、Boc−Va l−Pro−0Bzlを
油状物質として得た(収量2.702g)。
+2111−Va 1−Pr o−0Bz l:、;:
”:HCIの合成りoc−Vat−Pro−OBzl 
  4.14g(10−纒o1)をトリフルオロ酢酸2
5m1にとアニソール3mlの混液に溶解し、室温に2
0分間放置した0次に反応混合液を減圧濃縮し、残渣を
エーテルで2回洗浄した後、エーテルを留去し、H−V
a l−Pro−0Bz lをトリフルオロ酢酸塩とし
て得た〔収1t2.20g(7鰯−ol) 、性状;白
色粉末、〕 〕+312−Ala−Val−Pro−0Bz Iの合
成II−Va 1−Pro−Or3z I ・)リフル
オロ酪酸塩1.57 g  (5+++s+ol) 、
Z−A l a −0111、12g  (5maol
)およびIIO[3tO,68g(5vwo+)をDM
F5mlに溶解し、この溶液に、0℃水冷下、トリエチ
ルアミン0.7 m lとジシクロへキシルカーポジイ
ミド1.03 gを加え、次いで5℃に保持しっ一一夜
撹拌した。生成したDCureaを濾別し、濾液を濃縮
乾固した後、残渣を酢酸エチルに溶解した。この溶液を
、10%クエン酸水溶液、水、4%炭酸水素ナトリウム
水溶液→71次いで水で充分に洗浄し、1□、□11.
ウー4え。、7.1□わすトリウムを濾別後、濾液を減
圧ti li L、、Z−Ala−Va l−Pro−
0Bz Iを油状物質として得た〔収!i1.69g)
+412−Ala−Va I−Pro−OHの合成Z−
Ala−Va  l−Pro−0Bz  12.60 
g (5mmol)を、メタノール48m1.ジオキサ
ン24m皿およびlNNaOH4m1の混合液に溶解し
、この溶液を室温に5時間放置した後、水を加えてエー
テルで洗浄した。
次に、陽イオン交換樹脂(BIO−RADAG50W−
X8)を用いて中和した後減圧乾固し、Z−Ala−V
a 1−Pro−OHを白色粉末として得た〔収11.
11g (2,75f#5ol)、融点192〜195
℃〕。
+5)H−Ala−Va I−Pro−OHの合成(4
)で得たZ−Ala−Va 1−Pro−0HO,40
2g (1++nol)を、臭化水素を飽和した酢酸0
.5 m lに溶解し、この溶液を室温に一時得られた
残渣t−セファデックス(Sephadex)L H2
Gを用いたカラムクロマトグラフィー(溶出液:蒸溜水
)に付し、溶出液を4縮した後、得られた残渣をメタノ
ール−エーテルから結晶化シテ、目的(7)H−Ala
−Va 1−Pro −011を針伏結晶として得た〔
収10.0285g(0,1m+++ol) ) 。
こ−に得られたトリペプチドは、実施例1のそれと同じ
物性値ならびに分析結果を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. L−アラニル−L−バリル−L−プロリンおよびその酸
    付加塩。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07188282A (ja) * 1991-04-19 1995-07-25 Suetsuna Yoko 新規なトリペプチド、その製法およびそれを有効成分と する血圧降下剤
JP2009500404A (ja) * 2005-06-30 2009-01-08 キャンピナ・ネダーランド・ホールディング・ビー.ブイ. アンギオテンシン変換酵素を阻害するペプチド

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944324A (ja) * 1982-09-04 1984-03-12 Agency Of Ind Science & Technol アンジオテンシン転換酵素阻害剤

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