JPS60228170A - ドツトプリンタの電磁石装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、電磁力の制御に基すき印字用ワイヤを駆動し
て印字を行うドツトプリンタの電磁石装置に関する。

［背景技術］ この種ドツトプリンタの電磁石装置は、永久磁石を用い
ない無極型のものと永久磁石を用いた有極型に大別でき
る。無極型のものは、コイルを励磁した直後の磁気空隙
が大きいので磁気吸引力が小さく、従って印字動作にお
ける初期速度が小さくドツトプリンタの高速化には難点
がある。そこでドツトプリンタの高速化を図る場合には
有極型が有利であり、その一般的なものは、第１図示の
如きものである。すなわち、コイルＡが巻回されるヨー
クＢの途中に永久磁石Ｃを介在させ、印字用ワイヤＤを
駆動するアマチアＥに９−りＢの吸着面から離反する方
向に付勢するばねＦを配設し、コイルＡが励磁されてい
ない状態ではアマチアＥは吸着面に吸着し、コイルＡが
励磁されると永久磁石Ｃの磁力が打消されてアマチアＥ
が吸着面から離反することにより印字ワイヤＤを駆動す
るものである。このもののアマチアＥのストロークに対
するばねＦ負荷と磁気吸引力の関係は、第２図示の如き
もので、印字動作における初期速度は大きくなるものの
、コイルＡを消磁した直後の磁気吸引力が小さく、従っ
て印字動作における復帰速度に難点が残る。

かかる難点を解消すべく、本願出願人は第３図示の如き
電磁石装置を提案した。すなわち、前記ばねＦとはアマ
チアＥに対して反対側に付勢する第２のばねＧを付加し
、アマチアＥのストロークに対するばねＦ、Ｇの総合し
た負荷と磁気吸引力の関係を第４図示の如くして、ばね
Ｆ、Ｇの総合した負荷をアマチアのストロークの両端で
その方向を反転させるものである。このことにより、印
字動作における初期速度と復帰速度はともに高速化でき
たのであるが、これらはいずれも永久磁石とコイルによ
る磁束の通路としてアマチアのヨークの吸着面対応部か
ら角変位動作支点までを利用するため、アマチアの質量
が大きくなり、より高速動作を図る場合の障害となって
いる。

［発明の目的］ 本発明は上記９点に鑑みてなしたものであってその目的
とするところは、アマチアの質量を小さくして印字動作
を高速にするドツトプリンタの電磁石装置を提供するに
ある。

［発明の開示コ （実施例） 以下本発明を、一実施例として掲げた第５図及び第６図
に基すいて説明する。

１はヨークで、相対向する脚片２，３と連結片４でコ字
状をなし、一方の脚片２の中間部と端部から他方の脚片
３に向かって延設せる中間部片５と端部片６とを有して
いる。７は永久磁石で、他方の脚片３の内側面端部側に
、８は磁極板で、永久磁石７の内側面にそれぞれ磁気結
合しである。

この磁極板８は、永久磁石７と磁気結合していない側が
端部片６の端面と所定の間隔を形成して対向している。

つまり、この実施例では磁極板８は他方の脚片３と別体
に製作しておいて、永久磁石７とともに他方の脚片３に
接合しであるが、実質的には他方の脚片３の端部に相当
する。従って、永久磁石７も両脚片２，３あるいは連結
片４等のいずれの位−置に配置してもよく、要するにコ
ークｌの途中に介挿されればよい。９はコイルで、ヨー
ク１の中間部片５に巻回されて永久磁石７の磁束を打ち
消すよう励磁される。

１０はアマチアで、端部片６の断面積に略等しい底面積
を有する立方体に形成されて前記したヨークｌの所定の
間隔内に位置し、永久磁石７の磁束による磁気吸引力に
対抗するばね力を有する板ばね１１の自由端に固着され
ている。この板ばね１１の基端は、中間部片５の端面に
押さえ板１２で押圧固定される。また、アマチア１０は
、板ばね１１に固着された側の反対側で印字ワイヤ１３
を駆動するアームエ４を支持している。

１５は補助ヨークで、中間部片５の端面に磁気結合して
前記した所定の間隔内に延設され、しかもアマチア１０
が変位自在に貫通せる貫通部１５ａを有している。

１６は印字ワイヤ１３をガイドするワイヤガイドである
。

かかる電磁石装置は、放射状に複数個（例えば９個）配
置され、ワイヤガイドにより円周状に配列された印字ワ
イヤ１３が直線状に整列されてドツトプリンタの印字ヘ
ッドを構成する。

次に、動作について説明する。まず、コイル９の消磁時
には永久磁石８の磁束は、破線Ｙのように、すなわち永
久磁石Ｎ極−他方の脚片一連結片一一方の脚片−中間部
片−補助ヨークーアマチアー磁極板−永久磁石Ｓ極と流
れて、アマチア１０が磁極板８に磁気吸着される。つま
り、永久磁石７の磁束によってアマチア１０を磁極板８
に磁気吸着する磁気吸引力は、板ばね１１のこれを離反
させようとするばね力よりも勝っているのである。次に
、コイル９が励磁されると、コイル９の磁束は実線ＸＩ
、Ｘ２のように、すなわち中間部片−一方の脚片一連結
片−他方の脚片−永久磁石−磁極板→アマチアー補助ヨ
ーク、及び中間部片−一方の脚片一端部片−アマチアー
補助ヨークと流れる。従って、磁束Ｘ１は磁束Ｙを打ち
消すのでアマチアＩＯを磁極板８に磁気吸着する磁気吸
引力が弱まり、この磁気吸引力よりも板ばね１１のばね
力が勝ってアマチア１０は端部片６側に変位する。また
、磁束Ｘ２は、アマチア１０を端部片６に吸着する磁気
吸引力を生じるから、この変位動作の高速化に寄与する
。ここで重要なことは、磁極板８と中間部片５との間の
磁束の通路がアマチア１０と補助ヨーク１５により直列
的に形成され、しかもこのアマチア１０が極めて小さく
形成される点である。従って、変位動作するアマチア１
０の質量が極めて小さくなる。

しかして、ドツトプリンタはコイル９が選択的に励磁さ
れると、そのコイル９に対応したアマチア１０が磁極板
８の吸着から釈放されるとともに、端部片６の磁気吸引
力によって吸引されて高速で変位し、これに応じてアマ
チア１０に支持されたアーム１４が印字ワイヤ１３を駆
動し、よって印字ワイヤ１３の先端がリボンを介してプ
ラテン上の紙を叩いて印字動作を行う。

なお、アマチア１０が端部片６に磁気吸着された状態で
、板ばね１１のばね力が端部片６からアマチア１０を離
反させる方向に切り換わるよう板ばね１１を設計すれば
、コイル９の消磁時直後の復帰動作をより高速にできる
。

［発明の効果］ 本発明のドツトブリンクの電磁石装置は、上記した如く
、ヨークの中間部片に磁気結合してヨークの所定の間隔
内に延設され、しかもアマチアが変位自在に貫通せる貫
通部を有する補助ヨークを設けたから、有効な磁束通路
が形成されるとともに、アマチアの質量を極めて小さく
でき、ドツトプリンタの印字動作を高速にし得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的なドツトプリンタの電磁石装置の側面図
、第２図はそのばね及び磁気吸引力特性図、第３図は先
に提案したドツトプリンタの電磁石の側面図、第４図は
そのばね及び磁気吸引力特性図、第５図及び第６図は本
発明の一実施例を示すもので、第５図はその側面図、第
６図はその要部斜視図である。 １−ヨーク、７−永久磁石、９−コイル、１０−アマチ
ア、１１−板ばね、１３−印字ワイヤ、１４−アーム、
１５−補助ヨーク。 特許出願人　松下電工株式会社 代理人弁理士　竹光　敏丸 （ほか２名） 第１図 アーマ子λアスト０−９ 第３図 Ｃ 第４図 第５図 ］６ 第６図 ２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　相対向する脚片と連結片でコ字状をなし、一方
   の脚片の中間部と端部から他方の脚片に向かって延設せ
   る中間部片と端部片とを有し、しかもこの端部片と他方
   の脚片の端部が所定の間隔を形成して対向するヨークと
   、前記ヨークの途中に介挿された永久磁石と、前記コー
   クの中間部片に巻回されて前記永久磁石の磁束を打ち消
   すよう励磁されるコイルと、前記ヨークの所定の間隔内
   に位置し、前記永久磁石の磁束による磁気吸引力に対抗
   するばね力を有する板ばねの自由端に固着され、かつ印
   字ワイヤを駆動するアームを支持するアマチアと、前記
   ヨークの中間部片に磁気結合して前記所定の間隔内に延
   設され、しかも前記アマチアが変位自在に貫通せる貫通
   部を有する補助ヨークとからなるドツトプリンタの電磁
   石装置。