JPS60227031A

JPS60227031A - 減衰力可変ダンパ−

Info

Publication number: JPS60227031A
Application number: JP8471884A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Hasegawa; 正長谷川; Akihiko Togashi; 富樫　明彦
Original assignee: Showa Seisakusho Co Ltd
Current assignee: Showa Corp
Priority date: 1984-04-26
Filing date: 1984-04-26
Publication date: 1985-11-12
Also published as: JPH0444130B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ダンパーが作動したときのピストンの移動速
度が低速域時の減衰力だけを可変させ得、乗り心地や操
縦安定性を向上し得る減衰力可変ダンパーに関するもの
である。

近時、自動車類における乗心地と操縦安定性の両立を計
るためにショックアプゾーバの減衰力を路面状態、車速
、ユーザーの走り方などによって変え得るいわゆる減衰
力可変ダンパーを装着した車種が増加して来ている。

１−１かじながら、従来の減衰力可変ダンパーは、コン
スタントオリフィスを変えることによって油量を制御し
、これによって減衰力を変化させる方式がとられている
。すなわち、第１図に示すように、図中８曲線は使用状
態がソフトの場合の減衰力変化を、６曲線はミディアム
の場合、Ｃ曲線はハードの場合を示すのであるが、ピス
トン速夏が遅い断力）ら速（第　３　ｄ）い所ｉで比例して減衰力が変化するものである。しかし
ながら、車の姿勢制御でロールを押えるなどの操縦安定
性の向上を計るピストン速度領域は、０３％／Ｂ　以下
でもあるにかかわらず高速領域（Ｈａｍ／ｓ以上）まで
減衰力が比例して上ってしまう結果、悪路や高速走行の
乗り心地が悪くなり、高速道路上のギャップの乗り越し
時にダンパーのストロークがなく大きな突き上げ感が生
じたり、車体の落ちつきが悪くなるなどといった不具合
が生じた。

本発明者らは、このような従来の不具合を解決するため
に研究を重ねた結果、第２図に示すようにピストン速度
の低中速域の減衰力、主として低速域の減衰力可変中を
多くし・高速域の減衰力変化は一定とすることによって
・（−なやかな乗り心地と・　したため・な走り全実現
させ得ることを見出して木登明金なしたものである。

次に、添付の図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第３図は、本発明の減衰力可変ダンパーの一実施例を示
す側断面要部図、第４図は、第３図中Ａ−Ａ線上の断面
図（Ａ）及びＢ−Ｂ線上の断面図＋Ｂ）、第５図は、第
３図中Ｃ方向からみた側断乎面図（Ｃ）及びＤ方向から
みた側断乎面図である。

（１）　Ｉｄ、　Ｎダンパーのシリンダであって、有底
円筒状をしており、所定量の油が充填されている。（２
）は、中空ピストンロッドであって、シリンダ（１）内
へ挿入され、周壁に引行程用油孔（３）及び押行程用油
孔（４）　、（４′）が半径方向に設ｆｆうれている。

（５）は、ピストンであって、前記中空ピストンロッド
（２）の先端に前記シリンダ（１）内を自在に摺動し得
るように装着されて前記シリンダ（１）内の油室を前記
ピストンリング（２）の先端側の油室（イ）と反対側の
油室（ロ）とに区画し、ピストン（５）には軸方向に油
路（７）と（９）が設けられ、油路（７）は、油室（ロ
）側に開口する引行程用高速二乗孔（６）と連通しかつ
油室（イ）側に開口し、中空ピストンロッド（２）の引
行程用油孔（３）に連通ずる円周溝（７’）ｔ−有し、
一方、油路（９）は、油室（イ）側（・で開口する押行
程用高速二乗孔（８）と連通し力・つ油室仲）側に開口
し、中空ヒストンロッド（２）の押行程用油孔（４）に
連通する円周溝（９５合有し１、引行程用油路（７）の
開口側に配置された引行程用ディスクパルプ明及び押行
程用流路（９）の開口側に配置された押行程用ディスク
バルブ（１１）がそれぞれの油路の開口側に取付けられ
、さらに、その外周にピストンリング（１，２）が嵌着
されている。（１３）は、セレクトバルブであって、円
筒状をし１その周壁に半径方向に、前記中空ピストンロ
ッド（２）の引行程用油孔（３）に連通ずる径違いの複
数個の低速二乗孔（１４）と、同様に押行程用油孔（４
）、（４′）に連通ずる径違いの複数個の低速二乗孔（
１５）とが穿設され、前記中空ピストンロッド（２）の
中空部に貫設されて外部に設けた回動手段（図示せず）
によって自在に回動し祷るアジャストロッド（１６）に
固着されて前記中空ピストンロッド（２）内を自在に摺
回動し得る。（１７）＋４よ、引行程用チェックパルプ
であって、前記中空ピストンロッド（２）の先端開口部
に、引行程時にだけ開くようにばね（１Ｂ）によって弾
止さ扛、押行程時に前記引行程用の低速二乗孔（１４）
に連通ずる引行程用油路（１９）’！ｒ閉止するように
設けられている。一方、（２０）は、押行程用チェック
パルプであって、前記中空゛ピストンリング（２）の押
行程用油孔（４つに連通するように設けた油路（２１）
を閉止し、押行程時にだけ開くようにばね（２２）によ
って弾止され、前記引行程用チェックパルプ（１７）の
反対側で前記中空ピストンロッド（２）に固着されてい
る。

本発明の減衰力可変ダンパーはこのように構成さｎてい
るので、運転者が外部に設けである回動手段を操作して
アジャストロッド（１６）を回動させることによってセ
レクトバルブ（１３）を回動させ＼セレクトバルブ（１
３）の引行程用の低速二乗孔（］４）と押行程用の低速
二乗也１５）を任意の径のものに選定して、そ扛ぞ牡中
空ピストンロッド（２）の引行程用油孔（３）及び押行
桟用油孔（４）に合致させ連通ずるようにしておくと、
ダンパーが作動して、たとえば、引行程の場合には、中
空ピストンロッド（２）がシリンダ（１）の外方へ引き
出されるにつれて、ピストン（５）の移動速用が０３７
Ｆ！／ｓ前後までの低速域では、油室（ロ）中の油性、
ピストン（２）の引行程用高速二乗孔（ｆ・）−引行程
用油路（７）−セレクトバルブ（１３）の引行程用の低
速二乗孔（１４）ヲ通って、引行程用油路（１９）を通
り引行程用チェックバルブ（１７）ｉ押し開いて油室（
イ）中に流入する。さらにピストン（５）の移動速度が
速くなると引行程用ディスクパルプ四をも押し開いて油
室（イ）中に流入するようになり減衰力は、低速二乗孔
（１４）の開口面積とディスクバルブの剛性によって決
ブる。さらにピストン（５］の移動速度が旨速域になる
と油の流れは前記と同様でちるが減衰力は、主として引
行程用高速二乗孔（嘲］）の流路面積窺げに影響される
ようになる。したがって、セレクトバルブ（１３）の引
行程用低速二乗孔（１４）を適宜選定することによって
、低速域での減衰力を第２図のＴＡ１ソフ）　、（ｂ）
　ミディアム、（Ｃ）ハードのように変え得、低速域の
間は、それぞれに応１：、た減衰力が変化するが、高速
域での減衰力ｄどの場合でも略同じになるものである。

すなわち、第２図中、（Ｉ）の範囲では低速二乗孔（１
４）による減衰力、（ＩＩ）の範囲では引行程用ディス
クパルプ０りと引行程用低速二乗孔（１４）とによる減
衰力、Ｑｌｌ）の範囲では引行程用高速二乗孔（６）に
よる減衰力のよう罠なるものである。

又、押行程時も、前記と同様ψ二して低速域の減衰力を
可変とし、高速域では一定とすることができる。

ＫｒＪ６図は、本発明の減衰力可変ダンパーの別の実施
例を示す側断面要部図であり、第７図は、第６図中のＥ
−に線上断面図（ｇ）及びＦ−Ｆ線上断面図（Ｆｌであ
る。

しかして、この例では、引行程用チェックパルプ（１７
）及び押行程用チェックバルブ（２０）？それぞれ引行
程用ディスクパルプ四及び押行程用ディスクパルプ（１
１）の中側に設けたものであり、減衰力は、前例と同様
にピストン速匿が低速域では可変とし、高速域では一定
となし得るものである。

なお、本発明におけるセレクトバルブ（１３）に設ける
径違いの低速二乗孔は、引行程用及び押行程用の両方を
ともに設けることは必ずしも必要ではなく、いず牡か一
方の径違いの低速二乗孔を設けることによっても同様に
作動させ得、いずれか一方の行程において同様な効果を
得ることができるものである。

しかして、たとえば、引行程用に径違いの低速二乗孔を
設けた場合には、引行程用の部材の関係はすべて前述と
同様に設けｎばよく、押行程用の減衰力可変部材、たと
えば、中をピストンロッド（２）の押行程用油孔（４）
、ピストン（５７の押行程用高速二乗孔（８）、セレク
トバルブ（１３）の押行程用の径違いの複数個の低速二
乗孔（１５）、押行程用チェックパルプ（２０）など路
（９）全油室（イ）及び油室（０）の両方に開口するよ
うに貫通し、この部分で一定の減衰力を発生するように
することができる。逆に、押行程にだけ設置する場合に
は、前記に対応する引行程用減衰力可変部材を設けるこ
となく、たとえば、引行程用油路（７）　′ｔ−油室（
イ）及び油室（ロ）にともに開口するように貫通し、こ
の部分で一定の減衰力を発生するようにすることもでき
る。

本発明は、セレクトバルブに径違いの複数個の低速二乗
孔を設けて任意の低速二乗孔を選定し得るようにし、ピ
ストンに一定径の高速二乗孔を設けたので、ピストンの
移動速度が低速域では発生する減衰力を可変とし得、高
速域ではどの場合でも一定となるようになし得、路面状
態、車速、ユーザーの走り方などによっても常にしなや
かな乗シ心地と、したたかな走りが得られ操縦安定性に
すぐれているなどすぐ扛た効果が認められる。

（第　ＩＩ　Ｃｉ＋第１図は、従来の減衰力可変ダンパーの減衰力特性曲線
図、第２図は、本発明の減衰力可変ダンパーの減衰力ｌ
時性曲線図、第３図は）本発明の減衰力可変ダンパーの
一実施例を示す側断面要部図、第４図は、第３図中へ−
Ａ線上の断面図（Ａ）及び＋３−Ｂ線上の断面図（Ｂ）
、第５図は、第３図中Ｃ方向からみた側断乎面図（Ｃ１
及びＤ方向からみた側断乎面図り）、第６図は、本発明
の減衰力可変ダンパーの別の実施例を示す側断面要部図
、第７図は、第６図中Ｂ−Ｅ線上の断面図（ト））及び
Ｆ−Ｆ線上の断面図（Ｆｌである。

（１）・・シリンダ　（２）・・・中空ピストンリング
（３）・・・引行程用油孔　（４）、（４つ・・押行程
用油孔（５）・・・ピストン　（６）・・・引行程用高
速二乗孔（７）・・引行程用油路　（８）・・・押行程
用高速二乗孔　（９）・・・押行程用油路　（１２）・
・・ピストンリング　（１（ｌ・・・引行程用テイスク
パルプ　（１１）押行程用ティスクパルプ　（１３）・
・セレクトバルブ　（＋４）引行程用低速二乗孔（１５
）・押行程用低速二乗孔　（１６）・・・アジヤス）　
ｏツ）”　（１７）・・・引行程用チェックバルブ　（
＋８）、（２２）・・・ばね　（１９）・・・引行程用
油路　（２０）・・・押行程用チェックパルプ　（２１
）・油路　イ、口・・・油室特許出願人　株式会社昭和製作所代　理　人　押　１）　良　冬ｊ籠　−”７− 糖　１図 ↓ ＣＯん第６ＷＪ１７（Ｅ）　（Ｆ）第７［！！！１自発手続補正書昭和５９年５月２５日特許庁長官若杉和夫　殿２、発明の名称減衰力可変ダンパー４、代理人第　Ｇ［！ｉ

Claims

【特許請求の範囲】所定量の油を充填したシリンダ、その周壁に油孔を半径
方向に設けかつシリンダ内に挿入された中空ピストンロ
ッド、該中空ピストンロッドの先端に前記シリンダ内を
摺動自在に装着されるとともに前記シリンダ内の油室會
２つの油室に区画し一方側は一方の油室に開口しかつ前
記中空ピストンロッドに設けた油孔に連通し他方側は高
速二乗孔に連通して他方の油室に開口する油路全般は該
油路の開口側に配置されたディスクパルプを設けたピス
トン、前記中空ピストンロンド内にアジャストロンドに
固着きれて回動自在に摺設でれ前記中空ピストンの油孔
に連通する径違いの複数個の低速二乗孔全周壁に半径方
向に設けたセレクトパルプ、引行程時又は押行程時にだ
け開かれるように前記油路に設けらｔしたチ（第　２　
以）ニックパルプからなることを特徴とする減衰力可変ダン
パー。