JP2918293B2 - 減衰力可変型緩衝器 - Google Patents

減衰力可変型緩衝器

Info

Publication number
JP2918293B2
JP2918293B2 JP2137366A JP13736690A JP2918293B2 JP 2918293 B2 JP2918293 B2 JP 2918293B2 JP 2137366 A JP2137366 A JP 2137366A JP 13736690 A JP13736690 A JP 13736690A JP 2918293 B2 JP2918293 B2 JP 2918293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
seat surface
expansion
damping force
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2137366A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0434236A (ja
Inventor
史之 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP2137366A priority Critical patent/JP2918293B2/ja
Priority to DE4117461A priority patent/DE4117461C2/de
Priority to US07/706,274 priority patent/US5242038A/en
Priority to GB9111456A priority patent/GB2244539B/en
Publication of JPH0434236A publication Critical patent/JPH0434236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2918293B2 publication Critical patent/JP2918293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/44Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
    • F16F9/46Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
    • F16F9/466Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry
    • F16F9/467Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry using rotary valves
    • F16F9/468Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry using rotary valves controlling at least one bypass to main flow path

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のサスペンションに適用される減衰力
可変型緩衝器に関し、特に減衰力可変構造に関する。
(従来の技術) 従来、減衰力可変型緩衝器としては、例えば、実開昭
58-92537号公報に記載われているようなものが知られて
いる。
この従来の減衰力可変型緩衝器は、流体が充填された
シリンダ内を第1の室と第2の室とに画成して摺動自在
に設けられたピストンと、ピストンの行程時に圧力上昇
室側の流体を他方の室側に流通させるべくピストンに並
列に形成されると共にそれぞれ減衰バルブが介装された
圧側連通路及び伸側連通路と、前記両減衰バルブをバイ
パスしてピストンロッドに形成されると共に可変絞りが
介装されたバイパス路とを備えたものであった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の減衰力可変型緩衝器
にあっては、以下に述べるような問題があった。
即ち、従来緩衝器では、可変絞りの絞り開度を全閉に
した時は、第8図のに示すように、減衰バルブで速度
2/3乗特性の高減衰力が生じ、可変絞りの絞り開度を全
開にした時は、第8図のに示すように、減衰バルブが
閉じている低ピストン速度域では可変絞りで速度2乗特
性の低減衰力が生じると共に減衰バルブが開く高ピスト
ン速度域では減衰バルブで速度2/3乗特性の低減衰力が
生じる。そして、可変絞りの絞り開度を中間開度にした
時は、前記の場合と略同様の変化曲線の減衰力特性と
なるが、第8図のに示すように、減衰バルブが開き始
めるピストン速度域が前記の場合より低ピストン速度
域側となる。
このように、従来では、減衰バルブと並列のバイパス
路の断面積のみを調整子の変位に基づき変更して減衰力
レンジを切り換える構造であったため、可変絞りを開い
た状態では途中に変曲点を有した減衰力特性となるもの
で、このため、ピストン速度に対する減衰力の変化率が
各レンジ毎に異なって一定していないものであった。
そして、このようなピストン速度による減衰力特性変
化率の異なりは、特に、可変絞りの全開時の断面積を大
きくとる構造とした場合に大きく生じるものであった。
このようであるから、車両の走行状態に応じて減衰力
特性のレンジを切り換えた場合に、最適な減衰係数を得
ることができず、従って、車両の乗り心地と操縦安定生
を両立することができない。
本発明は、このような問題に着目して成されたもの
で、ピストン速度に対する減衰力の変化率が高減衰力レ
ンジから低減衰力レンジまで一定して得ることができる
減衰力可変型緩衝器を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本発明の減衰力可変型
緩衝器は、ロッド挿通口(2a)を有したガイド部材
(2)が下端に、ベース(3)が上端に設けられたシリ
ンダチューブ(1)と、このシリンダチューブ(1)内
を上部室(A)と下部室(B)に画成し、ロッド挿通口
(2a)からシリンダチューブ(1)内に挿通したピスト
ンロッド(6)に連結されたピストン(5)と、前記シ
リンダチューブ(1)を囲んで設けられ、シリンダチュ
ーブ外周に下部連通路(2d)を介して下部室(B)に連
通した外側室(C)を形成すると共に、シリンダチュー
ブ(1)の上側にベース(3)によって外側室(C)お
よび上部室(A)と画成されたリザーバ室(D)を形成
するアウタチューブ(11)と、を備え、前記ベース
(3)に、上部室(A)ならびにリザーバ室(D)と画
成されているとともにベース連通路(22c)を介して外
側室(C)と常時連通されている中間室(E)と、伸側
行程時に、中間室(E)からリザーバ室(D)へ伸側減
衰バルブ(15)を介して流体を流通させる第2連通孔
(16a)、ならびにリザーバ室(D)から上部室(A)
と第1チェックバルブ(23)を開弁して流体を流通させ
る第1チェック流路(22b)と、圧側行程時に、上部室
(A)から中間室(E)へ圧側減衰バルブ(21)を介し
て流体を連通させる第1連通孔(22a)ならびにリザー
バ室(D)から中間室(E)へ第2チェックバルブ(1
7)を開弁して流体を流通させる第2チェック流路(16
b)と、が形成され、前記ベース(3)には、第2連通
孔(16a)の開口端の外側には伸側減衰バルブ(15)と
当接する内側シート面(16e)と外側シート面(16f)が
内外二重に形成されているとともに、前記第1連通孔
(22a)の開口端の外側には圧側減衰バルブ(21)と当
接する内側シート面(22f)と外側シート面(22g)が内
外二重に形成され、前記内側シート面(16e)との当接
による伸側減衰バルブ(15)の閉弁位置を迂回して第2
連通孔(16a)と外側シート面(16f)の内側とを連通す
る伸側バイパス路が径方向に形成され、前記内側シート
面(22f)との当接による圧側減衰バルブ(21)の閉弁
位置を迂回して第1連通孔(22a)と外側シート面(22
g)の内側とを連通する圧側バイパス路が径方向に形成
され、前記上部室(A)と中間室(E)とリザーバ室
(D)とを連通する流量制御用連通路(12e)が形成さ
れ、前記流量制御用連通路(12e)に配設されて流路面
積の変更に基づき圧側行程時における圧側減衰バルブ
(21)への流量および伸側行程時における伸側減衰バル
ブ(15)への流量を変更可能な第1可変絞りと、前記伸
側バイパス路および圧側バイパス路に配置されて、伸側
バイパス路の流路面積を変更可能な伸側絞り部、および
圧側バイパス路の流路面積を変更可能な圧側絞り部を有
した調整子(28)が設けられ、この調整子(28)が、第
1可変絞り部,伸側および圧側絞り部を全閉とした状態
から所定の変量までの間は伸側絞り部および圧側絞り部
を開き、前記所定の変位量を越えると第1可変絞りを開
くよう構成されていることを特徴とする構成とした。
(作用) 伸行程時には、下部室Bの容積が縮小される一方、上
部室Aの容積が拡大されるとともに、ピストンロッド6
の退出分の流体がリザーバ室Dからシリンダチューブ1
内に供給される。
上述の上下室A,Bの体積変化に従い、下部室B内の流
体は下部連通路2dを介して外側室Cに流入し、この外側
室Cからベース連通路22cを介して中間室Eに流入す
る。そして、この中間室Eからは、流量制御用連通路12
eを介してリザーバ室Dあるいは上部室Aへ流入する流
れと、伸側減衰バルブ15を開弁してリザーバ室Dへ流入
する流れとが生じ得る。そして、第1可変絞り部により
流量制御用連通路12eの流量を制御することにより、伸
側減衰バルブ15を開弁して流れる流体の流量を制御する
ことができる。
また、容積が拡大する上部室Aに対しては、この上部
室Aがリザーバ室Dよりも僅かに低圧になると、少なく
ともピストンロッド6の退出分の流体が第1チェックバ
ルブ23を開弁して第1チェック流路22bを介して供給さ
れる。したがって、上部室Aは負圧になることが無く、
よって、キャビテーションが生じることが無い。
また、中間室Eから伸側減衰バルブ15を開弁してリザ
ーバ室Dに流れる流体の流路として、2つの流路が存在
する。
1つは、第2連通孔16aから内側シート面16eと外側シ
ート面16fとで、それぞれ伸側減衰バルブ15を開弁して
流れる流路であり、この場合、速度2/3乗特性の減衰力
とが直列に発生して線形の減衰特性が得られる。もう1
つは、内側シート面16eによる開弁部分を迂回して伸側
バイパス路を通って外側シート面16fでのみ伸側減衰バ
ルブ15を開弁する流路である。この場合、伸側バイパス
路の途中に設けられた伸側絞り部における速度2乗特性
の減衰力と外側シート面16fにおける速度2/3乗特性の減
衰力とが直列に生じて線形の減衰特性が得られる。
そして、低ピストン速度では、後者の流れにより線形
の低減衰力特性が得られる一方、ピストン速度が増す
と、伸側バイパス路の流路抵抗が大きくなって前者の流
れが生じ、線形の高減衰力特性が得られる。この前者の
流れである、内側シート面16eを開弁するタイミング
は、伸側可変絞りの開度が大きければ遅く、開度が小さ
ければ早くなるもので、したがって、伸側可変絞りの開
度を絞れば高減衰特性となり、その開度を広げれば低減
衰力特性となる。
次に、圧側行程時には、上部室Aの容積が縮小される
一方、下部室Bの容積が拡大されるとともに、ピストン
ロッド6の侵入分の流体がシリンダチューブ1内からリ
ザーバ室Dへ排出される。
上述の上下室A,Bの体積変化に従い、上部室A内の流
体はベース3に設けられた第1連通孔22aを通り、そこ
から圧側減衰バルブ21を開弁して中間室Eへ流れる流れ
と、流量制御用連通路12eを介してリザーバ室Dあるい
は中間室Eに流入する流れとが生じ得るもので、また、
中間室Eへ流れ込んだ流体は、ベース連通路22cを介し
て外側室Cに流入し、この外側室Cからは、下部連通路
2dを介して下部室Bへ流入する。
そして、第1可変絞り部により流量制御用連通路12e
の流量を制御することにより圧側減衰バルブ21を開弁し
て流れる流体の流量を制御することができる。またピス
トンロッド6の侵入分の流体が、上部室Dから流量制御
用連通路12eを介して、あるいは中間室Eから上述の伸
行程時の流路である伸側減衰バルブ15を開弁する流路を
介してリザーバ室Dへ流入する。
また、この圧行程時において、容積が拡大する下部室
Bおよびこれに連通された外側室Cは、常時中間室Eに
連通さているが、この中間室Eは、圧行程時には上述の
ように上部室Aから高圧の流体が供給されて、高圧であ
るとともに、僅かでも低圧になるとリザーバ室Dから第
2チェック流路16bの流体が供給されるから低圧になる
ことがない。したがって、下部室Bは負圧になることが
無く、よって、キャビテーションが生じることが無い。
また、中間室Eから圧側減衰バルブ21を開弁して中間
室Eに流れる流体の流路として、2つの流路が存在す
る。
1つは、第1連通孔22aから内側シート面22fと外側シ
ート面22gとで、それぞれ圧側減衰バルブ21を開弁して
流れる流路であり、この場合、速度2/3乗特性の減衰力
とが直列に発生して線形の減衰特性が得られる。もう1
つは、内側シート面22fによる開弁部分を迂回して圧側
バイパス路を通って外側シート面22gでのみ圧側減衰バ
ルブ21を開弁する流路である。この場合、圧側バイパス
路の途中に設けられた圧側絞り部における速度2乗特性
の減衰力と外側シート面22gにおける速度2/3乗特性の減
衰力とが直列に生じて線形の減衰力特性が得られる。
そして、低ピストン速度では、後者の流れにより線形
の低減衰力特性が得られる一方、ピストン速度が増す
と、伸側バイパス路の流路抵抗が大きくなって前者の流
れが生じ、線形の高減衰力特性が得られる。この前者の
流れである、内側シート面22fを開弁するタイミング
は、圧側可変絞りの開度が大きければ遅く、開度が小さ
ければ早くなるもので、したがって、圧側可変絞りの開
度を絞れば高減衰特性となり、その開度を広げれば低減
衰力特性となる。
上述の第1可変絞り・伸側絞り・圧側絞りの開度を変
更するには調整子28を回動させるが、この調整子28が全
絞り部を全閉にした状態では、ピストン5の行程時に流
体の全量が伸側減衰バルブ15あるいは圧側減衰バルブ21
を、その内外両シート面16e,16f,22f,22gを開弁して流
れるものであり、速度2/3乗特性の減衰力が直列に生じ
線形の減衰力特性が得られる。
次に、調整子28の変位量が全絞り部を全閉にした状態
から所定変位量となるまでの間は、伸側可変絞り部およ
び圧側可変絞り部の開度が全閉状態から徐々に広げられ
る。この伸側可変絞り部および圧側可変絞り部の開度が
広げられると、伸側・圧側両減衰バルブ15,21における
内側シート面16e,22fの開弁時期が遅くなり上記高減衰
特性の状態から徐々に低減衰特性となる。この場合、伸
側・圧側両減衰バルブ15,21にあっては、低速域におい
て伸側・圧側両可変絞り部の速度2乗特性と外側シート
面16f,22gにおける速度2/3乗特性の減衰力が直列に発生
して線形の特性が得られる。
次に、調整子28の変位量が所定変位量を越えると、第
1可変絞り部の開度が全閉状態から徐々に広がる。した
がって、伸側・圧側両減衰バルブ15,21を開弁して中間
室Eに流れる流量が少なくなり、さらに低減衰特性とな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成について説明する。
第4図は、本発明実施例の減衰力可変型緩衝器を示す
断面図であって、図中1はシリンダチューブである。
このシリンダチューブ1は、筒状を成し下端部にはロ
ッド挿通穴2aが形成されたガイド部材2が設けられてい
ると共に、上端部にはベース3が設けられている。そし
て、シリンダチューブ1の内部には油等の流体が充填さ
れると共に、ピストン5が摺動自在に設けられていて内
部を上部室Aと下部室Bとに画成している。
前記ピストン5は、前記ガイド部材2のロッド挿通穴
2aからシリンダチューブ1内に挿通されたピストンロッ
ド6の先端に取り付けられている。そして、このピスト
ンロッド6は、その下端をストラットチューブ7のボト
ムプレート7aにナット7bにより締結されている。
尚、前記ストラットチューブ7は、その上端部にスプ
リングの下端を支持するロアスプリングシート9が設け
られ、また、その内底部にはバウンドストッパ10が設け
られている。
前記ガイド部材2の外端部には、ピストンロッド6の
外周面に当接して摺動自在なオイルシール4aを有したシ
ール部材4が設けられている。
前記シリンダチューブ1の外周には、該シリンダチュ
ーブ1よりも上方まで延在されてアウタチューブ11が設
けられていて、このアウタチューブ11は、下端開口部が
前記ガイド部材2の外周に嵌合され、かつ、シール部材
4にねじ結合されると共に、中間部の上側寄りの部分の
内周が前記ベース3に嵌合され、さらに、上端開口部に
嵌入固定された上蓋部材11aには、アウタチューブ11の
上端部を車体に取り付けるためのねじ部11bを有する取
付部11cが突設されている。そして、このアウタチュー
ブ11は、前記ストラットチューブ7と上下方向相対摺動
可能に設けられている。
また、このアウタチューブ11により、シリンダチュー
ブ1外周には、前記シリンダチューブ1の下端部でガイ
ド部材2に形成された下部連通路2dを介して下部室Bに
連通された外側室Cが形成されていると共に、ベース3
の上部には封入気体による圧力下に所望量の流体が充填
されたリザーバ室Dが形成されている。
次に、第1図〜第3図に移り前記ベース3の構造につ
いて詳細に説明する。
図示のように、ベース3は、支持ロッド12の先端小径
部12aに対して、リテーナ13,ワッシャ14,伸側減衰バル
ブ15,第2ボディ16,第2チェックバルブ17,ワッシャ18,
リテーナ19,ワッシャ20,圧側減衰バルブ21,第1ボディ2
2,第1チェックバルブ23,ワッシャ24,リテーナ25を順に
装着して、最後にナット26で締結して構成されている。
そして、第1ボディ22は第2ボディ16に下方より嵌合
し、両ボディ22,16の間には中間室Eが形成されてい
る。また、第1ボディ22に下方より連結筒27が嵌合さ
れ、この連結筒27の下端部に対し前記シリンダチューブ
1の上端部が嵌合されている。
前記第1ボディ22には、内外2重の内側切欠環状溝22
dと外側環状溝22eが上面に形成されていると共に、上部
室Aを中間室Eに連通する第1連通孔22aと、リザーバ
室Dを上部室Aに連通する第1チェック流路22bと、中
間室Eと外側室Cとを連通するベース連通路22cが形成
されている。そして、第1連通孔22aは前記圧側減衰バ
ルブ21により閉じられ、また、第1チェック流路22bは
第1チェックバルブ23により、リザーバ室Dから上部室
Aへの流通のみが許されるようになっている。
尚、前記両溝22d,22eの外周には、前記圧側減衰バル
ブ21が当接する内側シート面22fと外側シート面22gが形
成されていて、圧側減衰バルブ21は、外側シート面22g
側が低剛性に形成されている。
次に、第2ボディ16には、内外2重の内側切欠環状溝
16cと外側環状溝16dが上面に形成されていると共に、中
間室Eをリザーバ室Dに連通する第2連通孔16aと、リ
ザーバ室Dを中間室Eに連通する第2チェック流路16b
が形成されている。そして、第2連通孔16aは前記伸側
減衰バルブ15により閉じられ、また、第2チェック流路
16bは第2チェックバルブ17により、リザーバ室Dから
中間室Eへの流通のみが許されるようになっている。
尚、前記両溝16c,16dの外周には、前記伸側減衰バル
ブ15が当接する内側シート面16eと外側シート面16fが形
成されていて、伸側減衰バルブ15は、外側シート16f側
が低剛性に形成されている。
前記支持ロッド12は、軸心に上部室Aに開口して貫通
孔12eが形成され、また、径方向には、リザーバ室Dと
連通する第1ポート12bと、内側切欠環状溝16cに連通す
る第2ポート(第1可変絞り部)12cと、内側切欠環状
溝22dに連通する第3ポート(第1可変絞り部)12dとが
同一軸線上に形成されている。そして、各ポート12b,12
c,12dはそれぞれ直径方向に対向状に各2個づつ形成さ
れ、かつ、ポート12c,12dは軸方向に各2個づつ形成さ
れている。
さらに、支持ロッド12の径方向には、内側切欠環状溝
16cと連通する第4ポート(伸側可変絞り部)12fと、外
側環状溝16dと連通する第5ポート(伸側可変絞り部)1
2gと、内側切欠環状溝22dと連通する第6ポート(圧側
可変絞り部)12hと、外側環状溝22eと連通する第7ポー
ト(圧側可変絞り部)12jとが形成されており、この第
4ポート12fと第5ポート12g、及び、第6ポート12hと
第7ポート12jとは、前記直径方向に対向する2つの第
2ポート12c,12c、及び、第3ポート12d,12dとそれぞれ
交差する状態で直径方向対向状に形成されている(第3
図参照)。
尚、第1図の断面図は、第3図のI−I線に対応して
切断した状態を、また、第2図の断面図は第3図のII-I
I線に対応して切断した状態をそれぞれ示している。
そして、貫通孔12eには、切換手段を構成する調整子2
8が上下をスラストブッシュ29,30に支持されて周方向に
回動可能に設けられていて、この調整子28には、第1可
変絞り部としての縦溝28a,28aが前記3つのポート12b,1
2c,12dを連通する状態で形成されると共に、伸側可変絞
り部としての第1横孔28b及び圧側可変絞り部としての
第2横孔28cが前記直径方向に対向する第4ポート12fと
第5ポート12gと連通し、かつ、第6ポート12hと第7ポ
ート12jとを連通する状態で形成されている。
また、前記調整子28は、コントロールロッド31を介し
て、リザーバ室Dの上端部に取り付けられたモータアク
チュエータ32に連結され、このモータアクチュエータ32
の駆動制御により回動され、この回動によって、各ポー
ト12b,12c,12d,12f,12g,12h,12jの開度を変更するよう
になっている。
尚、前記調整子28の切換ポジションとしては、第5図
(イ)に示すように、全ポートが全閉のポジションと、
第5図(ロ)に示すように、第4ポート12f(第6ポー
ト12h)及び第5ポート12g(第7ポート12j)が開いた
ポジションと、第5図(ハ)に示すように、さらに、第
2ポート12c(第3ポート12d)が開くポジションとがあ
り、さらに、各ポートの開度は調整子28の回転位置によ
って任意に変更することができる。
以上説明した構成を回路図の形で示すと第6図に示す
ようにあらわされるものであり、図中Kで示す部分が伸
側バイパス路であり、図中Hで示す部分が圧側バイパス
路であり、図中I,Lで示す部分が流量制御用連通路であ
る。
次に、第6図の回路図を参照しつつ実施例の作用につ
いて説明する。
(イ) 伸側行程時 伸側行程時には、シリンダチューブ1において下部室
Bの体積が縮小され、上部室Aが拡大されるとともに、
ピストンロッド6の退出分の流体がリザーバ室Dからシ
リンダチューブ1内に供給される。
上述の体積変化に従い、下部室B内の流体はガイド部
材2の下部連通路2dを介して外側室Cから中間室Eに流
入し、その後、上部室Aもしくはリザーバ室Dに流入す
るが、この時の経路としては下記の3つの経路がある。
即ち、第1の経路は、伸側減衰バルブ15を、内外両シ
ート面16e,16fの位置で開弁する経路Jであり、各シー
ト面16e,16fでそれぞれ速度2/3乗特性の減衰力が直列に
生じることになる。
第2の経路は、伸側バイパス路Kを通る経路であり、
第4ポート12f及び第5ポート12gで構成される可変絞り
部における速度2乗特性の減衰力と、伸側減衰バルブ15
の外側シート面16fの部分における速度2/3乗特性の減衰
力とが直列に生じる。
第3の経路は、上記両経路J,Kとは並列の流量制御用
流路に相当する経路Lであり、中間室Eから第2ポート
12cを通り調整子28の縦溝28aに流入し、第3ポート12d
から第1連通孔22aを経て上部室Aに至るか、もしくは
第1ポート12bからリザーバ室Dへ至る経路である。こ
の経路Lにあっては、第2ポート12cおよび第3ポート1
2dにおいて速度2乗特性の低減衰力が生じる。なお、第
1ポート12bは、充分に大きな断面積を有しており、減
衰力は殆ど生じない。
また、この伸行程時にあっては、ピストンロッド6の
退出分に相当する流体がリザーバ室Dから上部室Aに流
れ込む、この場合、上部室Aがリザーバ室Dよりも僅か
でも低圧になると、上述の縦溝28aによる通路、あるい
は第1チェック流路22bを通り第1チェックバルブ23を
開弁する通路、のいずれかを通るものであり、したがっ
て、上部室Aが負圧になることがなく、本実施例は、ピ
ストン5に上部室Aと下部室Bとを連通する通路を有し
ておらず、キャビテーションの点で最も不利な構造であ
るにもかかわらず、キャビテーションが生じることが無
い。従って、減衰力特性の可変幅を広くとることができ
るという特徴を有している。
そして、以上の伸行程時の経路J,K,Lの内、経路K,Lの
可変絞りの部分の開度は、調整子28の回転操作による開
度を変更可能となっている。
この場合、第5図(イ)に示すように可変絞りの部分
であるポート12f,12g,12d,12cを全て閉じて経路Jのみ
流通可能な状態では、伸側減衰バルブ15における内外両
シート面16e,16fの位置で速度2/3乗特性の減衰力が直列
に生じるもので、減衰力特性図である第7図に示すよ
うに、高減衰力レンジの特性となると共に、速度2/3乗
特性における変化率の減少を抑制して変化率が一定した
直線的な特性となる。
また、上記全閉状態から調整子28の変位量が所定内で
あると、第5図(ロ)に示すように、ポート12f,12gだ
けが開かれ、経路Kが流通可能となり、内側シート面16
eの開弁時期が遅れて、中減衰力特性となる。この場
合、低ピストン速度域にあっては、第4ポート12f及び
第5ポート12gでの速度2乗特性の減衰力と外側シート
面16fの位置での速度2/3乗特性の減衰力とが直列に生じ
て、線形の特性が得られ、高ピストン速度域にあって
は、内外両シート面16e,16fの位置で速度2/3乗特性の減
衰力が直列に生じて変化率が直線的な特性となる。
尚、この特性は第7図において.,で示される
もので、は第1の絞りの部分を全開とした状態であ
る。
また、上記所定量を越えて調整子28を変位させると、
第5図(ハ)に示すようにポート12d,12cも開かれて経
路Lが流通可能な状態となり、低減衰力特性となる。
この場合、低ピストン速度域では、第2ポート12c及
び第3ポート12dでの速度2乗特性の減衰力が直列に生
じ、ピストンが上昇すると、経路Kによる線形特性の減
衰力が生じ、さらに高速となると経路Jによる線形特性
の減衰力が生じる。
尚、この場合の特性を第7図,,に示してい
る。このうち、は第2の可変絞りの部分を全開とした
状態である。
以上のように、この実施例では、各減衰力レンジにお
いて、低ピストン速度域から高ピストン速度域まで変化
率が一定した線形の減衰力特性が得られるので、各減衰
力レンジ間における可変幅も同じ比率とすることができ
るという特徴を有している。
(ロ) 圧側行程時 圧側行程時には、シリンダチューブ1において、下部
室Bの体積が拡大され、上部室Aが縮小され、かつ、ピ
ストンロッド6の侵入分の体積の流体がシリンダチュー
ブ1からリザーバ室Dへ排出される。
上記体積変化に従い、上部室A内の流体は、中間室E
あるいはリザーバ室Dへ流れるもので、この場合の流体
流通経路として下記の3つの経路がある。
即ち、第1の経路は、圧側減衰バルブ21を内外両シー
ト面22f,22gの位置で開弁して中間室Eに至る経路Gで
あって、各シート面22f,22gにおいて速度2/3乗特性の減
衰力が生じる。
第2の経路は、内側シート面22fを迂回して各ポート1
2j,12hおよび第2横孔28cを通って外側シート面22gで圧
側減衰バルブ21を開弁する経路Hであって、この場合、
第4ポート12f及び第5ポート12gで構成される第1の可
変絞りの部分で生じる速度2乗特性の減衰力と外側シー
ト面22gにおける速度2/3乗特性の減衰力が直列に生じ
る。
第3の経路は、上記2つの経路と並列の調整子28の縦
溝28aを通る経路Iである。この場合、第3ポート12dで
構成される可変絞りの部分で速度2乗特性の減衰力が生
じる。
また、容積拡大される下部室B、およびこれに連通さ
れている外側室Cならびに中間室Eがリザーバ室Dより
も僅かでも低圧になった場合、第2チェックバルブ17を
開弁してリザーバ室Dの流体が第2チェック流路16bか
ら中間室Eへ流入するもので、よって、下部室Bは低圧
になることが無く、キャビテーションが生じることが無
い。したがって、減衰力特性の可変幅を広くとることが
できるという特徴を有している。
また、ピストンロッド6が侵入した体積分の流体が上
部室Aからリザーバ室Dへ流れるが、上記経路Iを流れ
る流量が不足した場合には、中間室Eから上記伸行程の
場合で説明した伸側減衰バルブ15を開弁する流路で流体
が流通する。
上述の圧側行程においても伸側行程と同様に調整子28
の回転操作により、減衰力レンジを変えることができ
る。
この減衰力特性を第7図の〜に示しており、
が、第5図(イ)に示すように経路Iのポート12dおよ
び経路Hのポート12j,12hを全閉とした状態であって、
最も高減衰特性の状態である。また、〜は、第5図
(ロ)に示すように経路Hのポート12j,12hのみを開い
た状態であり、その内が、ポート12j,12hを全開とし
た状態である。また、〜は、第5図(ハ)に示すよ
うに経路Iのポート12dを開いた場合であり、そのうち
は、このポート12dを全開とした状態である。
この第7図の特性図を示すように、圧側行程にあって
も、速度2乗特性の減衰力と速度2/3乗特性の減衰力と
の組み合わせにより、各減衰力レンジにおいて低ピスト
ン速度域から高ピストン速度域まで変化率が一定した直
線的な特性が得られ、また、各減衰力レンジ間における
可変幅も同じ比率とすることができるという特徴を有し
ている。
以上本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の減衰力可変型緩衝
器は、ピストンロッドがシリンダチューブの下端から出
入りする倒立型の緩衝器において、下部連通室に連通さ
れた外側室を設けるとともに、ベースの上部にリザーバ
室を設け、さにベースに外側室に連通された中間室を設
け、この上部室と中間室とを結ぶ通路に圧側減衰バルブ
を設けるとともに、中間室とリザーバとを結ぶ通路に伸
側減衰バルブを設け、さらに、リザーバ室を上部室に向
けてのみ連通させる第1チェック流路およびリザーバ室
を中間室に向けてのみ連通させる第2チェック流路を形
成し、各減衰バルブをそれぞれ二重のシート面を有した
構造とするとともに、内側シート面を迂回して外側シー
ト面の内側に至る伸側バイパス路および圧側バイパス路
を形成し、加えて、上部室と中間室をリザーバ室に連通
させる流量制御用通路を設け、前記流量制御用通路の流
路面積を変更する第1可変絞り部と各バイパス路の流路
面積を変更する伸側可変絞り部および圧側可変絞り部と
を有した調整子を設け、この調整子が、各絞り部を全閉
とした状態から所定の変位量までは、伸側可変絞り部お
よび圧側可変絞り部のみの流路面積を変更し、所定の変
位量を越えると第1可変絞り部の流路面積を変更するよ
う構成したため、伸側・圧側いずれの減衰力を高くした
としても、さらに、ピストンに上部室と下部室とを連通
しない構造としたとしても、伸側行程・圧側行程のいず
れであってもキャビテーションが生じることが無く、よ
って、伸側・圧側共に減衰力の可変幅を広くとることが
できるという効果が得られ、しかも、各減衰力レンジに
おいて、ピストン速度の低速域から高速域まで変化率が
一定した線形の減衰力特性を得ることができ、これによ
り、車両の走行状態に応じて減衰力特性のレンジを切り
換えた場合に、最適な減衰係数が得られるようになって
車両の乗り心地と操縦安定性を両立できるようになると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の減衰力可変型緩衝器の要部を示
す断面図(第3図のI−I断面)、第2図は本発明実施
例の減衰力可変型緩衝器の要部を示す断面図(第3図の
II-II断面)、第3図は第1図のIII-III断面図、第4図
は本発明実施例の減衰力可変型緩衝器の全体を示す断面
図、第5図(イ),(ロ),(ハ)は調整子の変位を示
す説明図、第6図は実施例の流体流路を示す回路図、第
7図は実施例のピストン速度に対する減衰力特性図、第
8図は従来例のピストン速度に対する減衰力特性図であ
る。 1……シリンダチューブ 2……ガイド部材 2a……ロッド挿通孔 3……ベース 5……ピストン 12c……第2ポート 12d……第3ポート(第1可変絞り部) 12f……第4ポート(伸側可変絞り部) 12g……第5ポート(伸側可変絞り部) 12h……第6ポート(圧側可変絞り部) 12j……第7ポート(圧側可変絞り部) 15……伸側減衰バルブ 17……第1チェックバルブ 21……圧側減衰バルブ 23……第2チェックバルブ 28……調整子 A……上部室 B……下部室 C……外側室 D……リザーバ室 E……中間室 G……経路 H……経路(圧側バイパス路) I……経路(流量制御用通路) J……経路 K……経路(伸側バイパス路) L……経路(流量制御用通路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 9/00 - 9/58 B60G 17/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロッド挿通口(2a)を有したガイド部材
    (2)が下端に、ベース(3)が上端に設けられたシリ
    ンダチューブ(1)と、 このシリンダチューブ(1)内を上部室(A)と下部室
    (B)に画成し、ロッド挿通口(2a)からシリンダチュ
    ーブ(1)内に挿通したピストンロッド(6)に連結さ
    れたピストン(5)と、 前記シリンダチューブ(1)を囲んで設けられ、シリン
    ダチューブ外周に下部連通路(2d)を介して下部室
    (B)に連通した外側室(C)を形成すると共に、シリ
    ンダチューブ(1)の上側にベース(3)によって外側
    室(C)および上部室(A)と画成されたリザーバ室
    (D)を形成するアウタチューブ(11)と、を備え、 前記ベース(3)に、上部室(A)ならびにリザーバ室
    (D)と画成されているとともにベース連通路(22c)
    を介して外側室(C)と常時連通されている中間室
    (E)と、伸側行程時に、中間室(E)からリザーバ室
    (D)へ伸側減衰バルブ(15)を開弁して流体を流通さ
    せる第2連通孔(16a)、ならびにリザーバ室(D)か
    ら上部室(A)と第1チェックバルブ(23)を介して流
    体を流通させる第1チェック流路(22b)と、圧側行程
    時に、上部室(A)から中間室(E)へ圧側減衰バルブ
    (21)を介して流体を流通させる第1連通孔(22a)、
    ならびにリザーバ室(D)から中間室(E)へ第2チェ
    ックバルブ(17)を開弁して流体を流通させる第2チェ
    ック流路(16b)と、が形成され、 前記ベース(3)には、第2連通孔(16a)の開口端の
    外側には伸側減衰バルブ(15)と当接する内側シート面
    (16e)と外側シート面(16f)が内外二重に形成されて
    いるとともに、前記第1連通孔(22a)の開口端の外側
    には圧側減衰バルブ(21)と当接する内側シート面(22
    f)と外側シート面(22g)が内外二重に形成され、 前記内側シート面(16e)との当接による伸側減衰バル
    ブ(15)の閉弁位置を迂回して第2連通孔(16a)と外
    側シート面(16f)の内側とを連通する伸側バイパス路
    が径方向に形成され、 前記内側シート面(22f)との当接による圧側減衰バル
    ブ(21)との閉弁位置を迂回して第1連通孔(22a)と
    外側シート面(22b)の内側とを連通する圧側バイパス
    路が径方向に形成され、 前記上部室(A)と中間室(E)とリザーバ室(D)と
    を連通する流量制御用連通路(12e)が形成され、 前記流量制御用連通路(12e)に配設されて流路面積の
    変更に基づき圧側行程時における圧側減衰バルブ(21)
    への流量および伸側行程時における伸側減衰バルブ(1
    5)への流量を変更可能な第1可変絞りと、前記伸側バ
    イパス路および圧側バイパス路に配置されて、伸側バイ
    パス路の流路面積を変更可能な伸側絞り部、および圧側
    バイパス路の流路面積を変更可能な圧側絞り部を有した
    調整子(28)が設けられ、 この調整子(28)が、第1可変絞り部,伸側および圧側
    絞り部を全閉とした状態から所定の変量までの間は伸側
    絞り部および圧側絞り部を開き、前記所定の変位量を越
    えると第1可変絞りを開くよう構成されていることを特
    徴とする減衰力可変型緩衝器。
JP2137366A 1990-05-28 1990-05-28 減衰力可変型緩衝器 Expired - Fee Related JP2918293B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2137366A JP2918293B2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 減衰力可変型緩衝器
DE4117461A DE4117461C2 (de) 1990-05-28 1991-05-28 Ventilanordnung für einen hydraulischen Stoßdämpfer mit variabler Dämpfungskraft
US07/706,274 US5242038A (en) 1990-05-28 1991-05-28 Variable damping force shock absorber
GB9111456A GB2244539B (en) 1990-05-28 1991-05-28 Variable damping force shock absorber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2137366A JP2918293B2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 減衰力可変型緩衝器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0434236A JPH0434236A (ja) 1992-02-05
JP2918293B2 true JP2918293B2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=15197004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2137366A Expired - Fee Related JP2918293B2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 減衰力可変型緩衝器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5242038A (ja)
JP (1) JP2918293B2 (ja)
DE (1) DE4117461C2 (ja)
GB (1) GB2244539B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5368142A (en) * 1991-12-07 1994-11-29 Tokico Ltd. Damping force control type of hydraulic shock absorber
JP3215927B2 (ja) * 1992-05-30 2001-10-09 トキコ株式会社 減衰力調整式油圧緩衝器
NL9300316A (nl) * 1993-02-19 1994-09-16 Koni Bv Een-pijpsschokdemper.
JP3383863B2 (ja) * 1993-03-08 2003-03-10 トキコ株式会社 減衰力調整式油圧緩衝器
JP3484526B2 (ja) * 1993-03-16 2004-01-06 トキコ株式会社 減衰力調整式油圧緩衝器
US6460664B1 (en) 2000-05-22 2002-10-08 Tenneco Automotive Inc. Independently tunable variable bleed orifice
US6918473B2 (en) * 2003-09-17 2005-07-19 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Stroke dependent bypass
US8997953B2 (en) * 2007-08-30 2015-04-07 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Shock absorber having a full displacement valve assembly
NL2010038C2 (en) * 2012-12-21 2014-06-24 Koni Bv Shock absorber.
DE102015211891B4 (de) * 2015-06-26 2021-10-14 Zf Friedrichshafen Ag Frequenzabhängige Dämpfventilanordnung
JP2017096453A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 緩衝器

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4159756A (en) * 1978-01-17 1979-07-03 Kayaba K.K. Adjusting device for damping force of rear shock-absorbers of motorcycles
JPS5892537A (ja) * 1981-11-30 1983-06-01 Hitachi Lighting Ltd インジエクシヨンブロ−成形装置
GB2126687B (en) * 1982-07-14 1986-08-20 Tokico Ltd Hydraulic damper with adjustable damping force
JPS6267342A (ja) * 1985-09-19 1987-03-27 Aisin Seiki Co Ltd 回転角度制御用ロ−タリ−アクチユエ−タ
NL8503031A (nl) * 1985-11-05 1987-06-01 Koni Bv Elektrisch verstelbare schokdemper.
CA1263414A (en) * 1986-06-05 1989-11-28 Magnus Lizell Restriction valve device for hydraulic pressure fluids in vehicle shock absorbing mechanisms
JPH0519626Y2 (ja) * 1986-10-06 1993-05-24
JPH0725251B2 (ja) * 1987-01-16 1995-03-22 本田技研工業株式会社 関連サスペンシヨン装置
US4821851A (en) * 1987-08-21 1989-04-18 General Motors Corporation Damper with optimized adjustable valving for vehicle ride control
JP3009151B2 (ja) * 1988-04-04 2000-02-14 株式会社ユニシアジェックス 液圧緩衝器
CA1310989C (en) * 1988-04-06 1992-12-01 Mitsuo Sasaki Shock absorber with variable damping characteristics depending upon stroke speed
JPH01307534A (ja) * 1988-06-07 1989-12-12 Tokico Ltd 減衰力可変式油圧緩衝器
GB2220726B (en) * 1988-06-07 1992-07-08 Tokico Ltd A hydraulic damper of adjustable damping force type
JPH0251637A (ja) * 1988-08-12 1990-02-21 Tokico Ltd 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2752651B2 (ja) * 1988-09-19 1998-05-18 株式会社ユニシアジェックス 減衰力可変型液圧緩衝器
US5133434A (en) * 1989-06-15 1992-07-28 Atsugi Unisia Corporation Variable damping force shock absorber with feature of independent adjustment of damping characteristics for bounding a rebounding strokes
GB2234572B (en) * 1989-07-17 1993-06-30 Atsugi Unisia Corp Variable damping force shock absorber
US5158161A (en) * 1989-07-17 1992-10-27 Atsugi Unisia Corporation Reverse installation type variable damping force shock absorber variable of damping characteristics both for bounding and rebounding stroke motions
JP2578901Y2 (ja) * 1989-09-20 1998-08-20 株式会社ユニシアジェックス 減衰力可変型液圧緩衝器
JPH03219133A (ja) * 1990-01-20 1991-09-26 Atsugi Unisia Corp 液圧緩衝器

Also Published As

Publication number Publication date
DE4117461C2 (de) 1996-03-28
US5242038A (en) 1993-09-07
GB2244539A (en) 1991-12-04
JPH0434236A (ja) 1992-02-05
DE4117461A1 (de) 1991-12-05
GB9111456D0 (en) 1991-07-17
GB2244539B (en) 1994-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5404973A (en) Damping force control type hydraulic shock absorber
JPH07233840A (ja) 減衰力可変型ショックアブソーバ
KR20080094557A (ko) 감쇠력 조정식 유체압 완충기
US4800994A (en) Hydraulic damper of adjustable damping force type
JP2918293B2 (ja) 減衰力可変型緩衝器
US5226512A (en) Variable damping force shock absorber with variable orifice for adjusting damping characteristics
JP2578901Y2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2918250B2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2517796Y2 (ja) 液圧緩衝器
JP7269899B2 (ja) 減衰力調整式緩衝器
JPH02217637A (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JPH02275128A (ja) 液圧緩衝器の減衰力可変システム
JPH0314935A (ja) 液圧緩衝器の減衰力制御システム
JP2526553Y2 (ja) 液圧緩衝器
JP2580170Y2 (ja) 減衰力可変型緩衝器
JP2803848B2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2804792B2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2804786B2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2596192Y2 (ja) 減衰力可変型緩衝器
JP2515440Y2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2752652B2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2752651B2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器
JP2537802Y2 (ja) 減衰力可変型液圧緩衛器
JP2594760Y2 (ja) 減衰力可変型緩衝器
JPH0361736A (ja) 減衰力可変型液圧緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees