JPS60224634A - 吸入アレルゲンを含有するアレルギー治療用リポソーム - Google Patents

吸入アレルゲンを含有するアレルギー治療用リポソーム

Info

Publication number
JPS60224634A
JPS60224634A JP60070140A JP7014085A JPS60224634A JP S60224634 A JPS60224634 A JP S60224634A JP 60070140 A JP60070140 A JP 60070140A JP 7014085 A JP7014085 A JP 7014085A JP S60224634 A JPS60224634 A JP S60224634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
allergen
carbon atoms
lecithin
liposomes
diacylglycerol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60070140A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0776180B2 (ja
Inventor
ハネス エドガー コムパ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASOTERUMU GmbH
Original Assignee
BASOTERUMU GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=6232737&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPS60224634(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by BASOTERUMU GmbH filed Critical BASOTERUMU GmbH
Publication of JPS60224634A publication Critical patent/JPS60224634A/ja
Publication of JPH0776180B2 publication Critical patent/JPH0776180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/35Allergens
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アレルイー治療用吸入アレルデ/を含むリポ
ソーム、その製造方法、およびそれを含有する医薬組成
物に関する。
所望(よりコレステロールとあらかじめ混合していても
よいレシチンを有機溶媒KW!!解し、この溶媒を蒸発
させると、よく知られているように、がラス容器上に脂
質−ミセル層を形成する。これらの脂質を水の存在下に
、振動させるかまたは超音波処理すると、第1図に示す
ような二重層小胞が形成する。第1図は二重層小胞の断
面図で、(a)は脂質二重層、(b)は水浴性分子であ
る。二分子膜を有する同心円状の、閉鎖的小胞、すなわ
ちリポソームが形成され、リポソームはその内部、すな
わち中心層内部および各層間に水相コンパートメントを
有する。水相コンパートメント内には、リポソームの製
造に用いた水の中に溶解されていた物質も含有する。す
なわち、物質、たとえは活性物質をリポソーム中に保持
させうろことは公知であった。これらの物質は、多くの
化学療法剤のように低分子物質でも、また蛋白質のよう
に高分子物質でもよい。
リポソームの生成に際し、コレステルールは必須ではな
いが、コレステロールの添加により、リポソーム膜の安
定性が増大する。
リポソームの製造については、とくに、デンビュールほ
か[0,Zumbuehl & H,G、Weder 
:ビオシミーカ・エト・ビオフイジーカ・アクタ (Biochim、 Biophys、 Acza )
 + 640 : 252〜262(1981))およ
びダレボリアディスほか(G、Gregoriadia
、 D、Puzman、 L、Louis &D、Ne
erunjun :ジャーナル・オプ・バイオケミスト
 リ − (J、BiOCh8m、 ) 1 40:!
123 〜330(1974))によって詳細に報告さ
れている。
これまで、多くの物質がリポソームに封入されてきた。
たとえば、インシュリン、細胞分裂抑制剤、酵素、ビタ
ミン、キレート剤等である。接触アレルゲンもこの方法
で封入されている〔コルヒーほか(S、L、Co1by
 at al、) :ジャーナル・オプ・インベステイ
デイテイプ・ダーマトロジー(J、Invesz、De
rm、 )、80 : 145〜149(1983)参
照〕。このリポソーム中への封入の目的は、封入された
物質な動物またはヒト生体内の特定の受容体に輸送する
ことにあった。このため、リポソーム膜は、たとえば特
定の組織に対する抗体で標識された。しかしまた、リポ
ソームへの封入は、物質の早期代謝の防止、ある種の物
質の毒性の遮蔽のための防御方法としても利用されてき
た。
樹木、草木、草類の花粉、あるいは動物の上皮のような
吸入アレルゲンを、アレルギー傾向のあるヒトが吸い込
むと、これらのアレルゲンに対する抗体を生じる。これ
らの抗体はIgK @のもので肥満細胞や好塩基球中に
存在する。アレルゲンがこのIgE型抗体に遭遇すると
、第6図に示すようにヒスタミンが放出される。そして
これが引き金となって、喘息、鼻炎および結膜炎のよう
な相当するアレルギー症状が起こる。
多くの人々は、たとえば、懺皮鳩A (Derma−z
ophagoides farinaa、 Derma
zophagoidespzernoyasinus 
)、大麦(barley )、ヤナギ(willow 
)、ベーゼル(hazel )、/1ツノ中(alde
r )およびそのハイブリッド、ヨモギ(mugWOr
% ) 〜アカザ(goosefoOZ )、アラケシ
がオ(convolvulus )、ウシノケグサ(f
eacuegrass )、ライグラス(rye gr
ass )、円錐孔(panicle )、ハニーグラ
ス(haney graas )、チモシー(zimo
zhy grass )、スモークグラス(smoke
 grass )、カタクリ(dog’atoozhg
raaa )およびそのハイブリッド、かび、酵母、ミ
ツバチやスズメバチの毒、ゴキブリ、ならびにイヌ、ネ
コ、ウマ、モルモットおよびヒツジの上皮に対して著し
い感受性を示す。
このようなアレルギーの、吸入アレルゲン(IgR誘発
アナフィラキシ−)による治療は、これまで、患者な、
もつとも広い意味でアレルギーに対し非感受性にする目
的で、少量の、アレルギーを起こさない用量のアレルr
/を投与することによって行われてきた。
アレルr/は患者に、皮下または経口ルートで投与され
る。経口投与の場合は、大部分のアレルデンが胃腸管内
で破壊されることに留意しなければならない。
いずれの投与方法(皮下および経口)の場合も次のよう
な欠点がある。
1)天然アレルゲンの投与は副作用を生じることが多い
2)経口治療は、アレルゲンの吸収が不完全なことと、
消化のために無効な場合が多い。
6)皮下注射は、患者が治療計画を遵守しないという問
題を生じ、これが治療の有効性に影譬する。
4)可溶性の高いアレルゲンの皮下投与では、それが標
的側@(免疫感応細胞)に到達して、細胞に受容される
かどうかは疑わしい。すなわち、獲得された免疫はわず
かかまったく疑問な場合が多い。
本発明の目的は、吸入アレルゲンもしくはアレルゲン分
画(主アレルrン)の場合の減感作療法を、より安全、
より有効、より快適にする方法を見出すことにある。
この目的は、吸入アレルゲンもしくはアレルゲン分画を
リポソームの水相コンパートメントに封入する本発明に
よって達成された。すなわち、アレルゲンもしくはアレ
ルゲン分画の封入により、アレルゲンはリポソームの水
相コンパートメント内に存在するので、好塩基球のIg
gとの直接接触は不可能となった。
しかしながら、同様に相当する免疫応答を生じる網内系
の細胞によって吸入アレルデン負荷すボンームが好んで
受け入れられ、それが篤くべきことに、減感作療法の有
効性を増大させることが発見された。また、アレルゲン
含有リポソームは経口投与してもよいという特徴を示す
。この場合、リポソームは、バイエルのゾラークに受容
され、リンパ排出管を経て血流中に放出される。
要約すれば、吸入アレルゲンもしくはアレルゲン分画含
有り示ソームは、これらのアレルゲンもしくはアレルゲ
ン分画の吸収を増大させ、免疫応答細@(たとえばファ
ゴサイト)を刺激して十分な応答を生じさせる(3mm
断体または耐容性の産生)。好塩基球または顆粒球およ
び肥満細胞との直接接触は、アレルゲンのリポソーム水
相コンパートメント中への封入により妨止される。すな
わち、アレルギー傾向のあるヒトおよび動物ではアレル
ゲンはIgB5Qのアナフィラキシ−反応性免疫グロブ
リンの生成を誘発するが、リポソームの水相コンパート
メントにアレルゲンを封入することにより、この特異的
免疫性はまったく変化し、IgGfiの遮断性免疫グロ
ブリンが産生される。
吸入アレルゲンは、ジアシルグリセロールホスファチジ
ルコリン(レシチン)、レシチン誘導体または炭素原子
8個から24個までを有するジアシルグリセロールホス
ファチジルエタノールアミンおよびコレステロールから
構成されるリポソーム中に封入される。
し7チンおよびレシチン誘導体は、次の一般式%式% (式中RユおよびR2は炭素原子8個から24個までを
有する脂肪族アシル基であるが、R2は炭素原子1個か
ら8個までを有するアルキル基であってもよく、基−0
R1、−0R2および−0−PO3CH2−CH2−N
(CH3)sは互いに交換可能である)を有する。しか
しながら、さらに、一般式lのアシユバ/トレンチン、
すなわち一般式IにおいてR1fたはR2が水素原子で
あり、R1またはR2の他の基は炭素原子8個から24
個までを有する脂肪族アシル基または炭素原子8個から
24個までを有するアルキル基である化合物も使用でき
る。
一般式■においてR2がアルキル基である化合物は、レ
シチンとの混合物中の成分として添加すると、たとえば
、レシチンのとくに胃腸管内での分解に対して遅延効果
を示すので興味がある。
食作用や免疫応答は置換基R1やR2の性質(よって変
イ1゛させることができる。一般式Iの純粋なレシチン
もしくは誘導体または純粋なジアシルグリセロールホス
ファチジルエタノールアミンとは異なり、これらの物質
の混合物は各成分の個々の望ましい性質を強化するため
にも使用できる。いわゆるホスファチド酸(脂肪族アフ
ル基が8個から24個までの炭素原子を有するジアシル
グリセロールリン酸エステル)の添mKより、リポソー
ム内に分極が起こるが、これは極性分子の封入に有利で
ある。
アレルゲンが封入されたリポソームの製造に際しては、
一般に、一般式Iのジアシルグリセロールホスファチジ
ルコリンもしくはその誘導体またはこれらの物質の混合
物を、コレステロールおよびホスファチド酸と、モル比
1 : (0,1〜0.4): (0,1〜0.4)の
割合に混合する。ホスファチド酸の添加量は、封入する
アレルゲンの電荷により決定される。脂質類は溶媒、た
とえばクロロホルムまたはメタノール中に浴解し、溶媒
はロータリーエバポレーターを用いて再び除去する。次
にあらかじめアレルゲンと混合した等優性リン酸緩衝液
、たとえばリン酸水素二ナトリウム/1ノン酸二水素ナ
トリウムを加える。一般には、このアレルゲン含有等張
性リン酸緩衝液15〜301Llを、使用したレシチン
またはレシチン誘導体1mMK添加し、アレルゲン濃度
を0.1〜1.0〜/−とする。
リポソームは振盪または超音波処理によって調製する。
しかしながら、アレルゲンを、デソキシコール酸ナトリ
ウム、コール酸ナトリウムまたt−1n−オIfk−β
−D−グルコピラノシドのような界面活性剤の等優性リ
ン酸緩衝液とともに、好ましくはアレルゲン濃度0.1
〜1.OM9/−で脂質セルにD口え、ついでリポソー
ムを透析によって単離することもできる。
多量のコレステロールの導入を可能にするとくに好まし
いリポソームの製法にお11で(家、レシチンまたはそ
のコレステロールとの混合物を高圧たとえば、1,50
0気圧までに付し、その後に、屑望により超音波に曝露
する。この方法(フレンチプレス法としても知られてい
る)Kよれば、比較的多量のコレステロールを容易に導
入することができ、したがってリポソームに望ましい高
い安定性を付与することができる。
リポソームの製造に際しては、ステアリルおよびパルミ
チルグリセロールホスファチジルコリンを用いるのが好
ましいが、ジペラルゴノイルレシチン、シカプリノイル
レシチンおよびジベヘニルレシチンならびに多数の他の
医薬的に許容されるレシチン類も同様に適当である。
いずれの場合も、封入されなかったアレルゲンからのリ
ポソームの分離は、たとえば、セファデックス(8ep
hadex ) −G’または4770−ス(8eph
aroae ) 4 BOのカラムを使用して行うのが
有利である。セファデックス−GoはデΦストランの線
状巨大分子を架橋することによって得られる三次元架橋
ポリサツカライドであり、とくにデルクロマトグラフィ
ーに使用される。セファロース4B[F]は、改良アが
ロースをベースとした水浴液中でデルクロマトグラフィ
ーに用いられるビーズ様材料の一種で、そのポリサンカ
ライド鎖は架橋され、三次元ネットワークを形成してい
る。
かくして得られたリポソームは滅菌し、0.6〜2To
rrの圧力で凍結乾燥する。経口投与用には、胃液およ
び十二指腸液から保躾するため、胃液抵抗性カプセルに
リポソームな充填する。
動物実験 例5において製造されたリポソームは、このプレバレー
ジョンが銹発する免疫刺激の程度なIgR抗体の産生に
ついて調べるため、ブラックマウス(CH3種)を用い
て試験した。
使用したアレル)fノは表皮4 稿(Dermatop
ha−gOidQ& pzeronysainus )
 抗原である〇方法 次の対照群を用いた。
A 空のリポソーム B 例5の方法によるアレルrノ封入すボンーム C遊離アレルrン+水醒化アルミニウムD 遊離アレル
ゲン E 空のリポソーム F 空のリポソームと一緒にアレルrン注射関隔:1日
月、14日目、25日目、28日目 血液サンプル採取:31日目 用量=7レルデン60μy IgK力価はPCA (受身皮膚アナフィラキシ−反応
)によりマウスで測定した。
上述の計画にしたがってマウスにアレルゲンを皮下注射
し、31日目に血液を採取し、それから血清を得た。
血清希釈液1:1.1 :10,1 :30および1:
90を50μ!取り、ラットに皮肉注射した。
24時間後、遊離アレルゲン7oμN ヲ0.5 %エ
バンスゾルー溶液0.5dとともに、ラットに静脈注射
した。60分後に動物を層殺し、血清を皮肉注射した場
所で反応面積を測定した。
群A(空のリポソーム)および群B(アレルゲン封入リ
ポソーム)では、IgEは検出できなかった。群C(ア
レルrン+水酸化アルミニウム)では1:60希釈液で
、群D(遊離アレルゲン)では1;10希釈液で、Ig
Rが検出された。
第4図は、受身皮膚アナフィラキシ−を示すラットの皮
膚である。
IRG力価の測定 特異的Ig()は放射免疫法で測定した。pvc管に表
皮鳩JJ! (Dermazophagoides p
zeronyaainus )抗原を負荷した。これに
血清希釈液10°、10−入10−2.10−3および
101を加えた。ついで125ニ一抗マウスIgGとイ
ンキュベートし、洗浄し、カウント率を測定した(第2
図)。
要約 例5にしたがつ℃リポソームに封入したアレルゲンの皮
下注射後には、IgEば検出できなかったが、高レベル
の特異的IgGが検出された。
同用量の遊離アレルゲンおよび水酸化アルミニウム吸着
アレルゲンの注射では、高力価のアナフィラキシ−Ig
R力価が誘発され、特異的IgG力価は水酸化アルミニ
ウム吸着アレルゲンの場合、リポソーム封入アレルゲン
の14 ICすぎなかった。
IgE=アナフィラキシ−抗体 IgG=遁断抗体 次に、リポソームのいくつかの製造方法を例示する。
例1 ジステアリルグリセロールホスファチジルコリン1 m
M ftコレステロール0.11nMト混合シ、クロロ
ホルムまたはメタノールに溶解する。ロータリーエバポ
レーターを用い、溶媒を20〜40℃で蒸発させ、つい
で室温で、アレルゲン含有等張性り/酸水素二ナトリウ
ム/リン酸二水素ナトリウム2017を加えて草アレル
rン0.1 ag/m/または酵母アレルゲン1.0′
11g/117の濃度とし、超音波処理して相当するリ
ポソームを製造する。吸入アレルゲン含有リポソームを
セファデックス−Goで精製し、滅菌し、QJ3 To
rrで凍結乾燥する。
例2 ジステアリルグリセロールホスファチジルコリン1mM
とジステアリルグリセロールホスファチジルエタノール
アミン1TnMをコレステロール0.6 mMと混合し
、クロロホルムまたはメタノール20−に溶解する。ロ
ータリーエバポレーターを用いて溶媒を蒸発させる。以
下、例1に記載したと同様に処理する。
例6 ジステアリルグリセロールホスファチゾルエタノールア
ミン1mMを、 コレステロールまたはホスファチド酸
を用いないで、クロロホルムマタはメタノール20ゴに
溶解し、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒を蒸発
させる。以下、例1に記載したと同様に処理する。
例4 シバルミチルグリセロールホス7アチゾルコリン1mM
をコレステロールQ、4mMおよびジステアリルグリセ
ロールリン酸エステルまたはシバルミチルグリセロール
リン酸エステルQ、8mMと混合し、クロロホルムまた
はメタノール20ゴに溶解する。ついで、ロータリーエ
バポレーターを用いて溶媒を蒸発させる。等優性リン酸
二水素す) IJウム/リン酸酸水素ナナトリウム緩衝
水溶液、デソキシコール酸ナトリウム(緩衝液1001
Llに11)を加え、ついでヨモヤ、アカザ、アラケシ
ソウ、オオバコおよびスヵンボからのアレルゲンからな
る草アレルrン混合物を0.511v/dの濃度になる
ように加える。大麦、ヒース(heazher )、ベ
ーゼルおよびハンノキからのアレルゲンの混合物の場合
は、緩衝液1001罠0.111vの濃度で十分テする
。この緩衝液をロータリーエバポレーター中の脂質セル
にMJλ4、内容物を攪拌し、ついでセファロース4B
■を用い、たとえばフラスコの内容物をセファロース床
に那えて、封入されなかったアレルゲンを除去する。ま
た、リポソームは透析によって’!RHしてもよい。精
製リポソームを滅菌し、2Torr の圧力下に凍結乾
燥する。
例5 ジパルミトイルホスファチジルコリ/をコレステロール
とモル比60 : 40の割合でジエチルエーテル溶媒
に溶解する。両物質の濃度が50算1/dを越えないよ
うに十分なムのジエチルエーテルを使用する。溶媒を蒸
発させたのち、脂質な相変換温度以上の40〜45℃に
加温し、アレルゲン含有水溶液と混合し、1400気圧
の圧力をかけ、超音波処理する。アレルゲンは脂質の加
圧処理後に添加してもよい。次にセファデックス上でろ
過して封入されなかったアレルゲンからリポソームを分
離し、口径り、2μmのフィルターを通して滅菌ろ過す
る。
次に、医薬組成物の例を示す。
例1 カプセル 凍結乾燥したリポソームを、胃液および十二指腸液から
保2!するため、胃液抵抗性カプセルに充填する。1カ
ツセル中のリポソームの量は、所望の感作の程度により
決定される。特定のアレルゲンまたはアレルゲン混合物
の性質および感作程度に応じて、1カプセル中にリポソ
ーム10〜10.000蛋白窒素単位(PNU )を充
填する。通常、1日1カプセルを経口投与する。
例■ アンプル アンプルに滅菌した感温または凍結乾燥リポソームを充
填する。リポソームの量は、患者の感作程度およびアレ
ルデン筐たはアレルゲン混合物の性質により、1アンプ
ル中1〜1.000 PNUが含有されるようにする。
【図面の簡単な説明】
第1図はリポソームの断面図であって、aは脂質二重層
、bはリポソームの水相コンパートメントに封入された
アレルゲンである。 第2図は動物実験の項に記載の方法により生成した特異
的IgG力価を放射免疫法で1251一抗マウスIg[
)への結合として測定した結果を示すグラフで、横軸は
血清の希釈度、縦軸はカラン)&(cpm)である。)
II : B 、リボンーム封入アレルpfン(力価:
 1.000 )、0−0 : F、 空ノリ$ソーム
とアレルゲン(200)、x−x:p、遊離アレルry
(181)、D(l : C,アレkPf7+水酸化ア
ルミニウム(111) 第3図はアレルゲンがIgEfj&抗体と遭遇した場合
のヒスタミンの放出機構を示す図である。 第4図は動物実験の項に記載の特異的Iglle力価の
測定において、受身皮膚アナフィラキシ−反応を示した
ラットの皮膚である。群Aは空のリポソーム、群Bはア
レルゲン封入リポソーム、群Cはアレルダン+水酸アル
ミニウム、群りは遊離アレルデ/における結果で、下段
に血清の希釈率を示す。 代理人 浅 村 皓 第1図 第2図 立1シ責4款牢

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 水相コンパートメントに吸入アレルゲンまたは
    アレルゲン分画を含有するリポソーム(2)脂肪族アシ
    ル基に炭素原子8個から24個までヲ有スるジアシルグ
    リセロールホスファチジルエタノールアミンおよび/ま
    たは一般式%式% (式中R1およびR3は炭素原子8個から24個までを
    有する脂肪族アシル基であるが、R2は炭素原子1個か
    ら8個までを有するアルキル基でありてもよく、基−O
    Rよ、−〇R2および−0−PO3CH2−C!H2−
    N(CH5) 3は交換可能である)で示されるレシチ
    ンもしくはレシチン誘導体から、所望により、脂肪族ア
    シル基に炭素原子8個から24個までを有するジアシル
    グリセロールリン酸エステルおよび/または一般式Iに
    おいてR1またはR2が水素原子、R1またはR2の他
    方が炭素原子8個から24個までを有する脂肪族アシル
    基または炭素原子8個から24個までを有するアルキル
    基であるアジュバントレシチンの存在下、また所望によ
    りコレステロールの存在下に形成され、その水相コンパ
    ートメント内に等偏性すン酸緩衝液中吸入アレルrンま
    たはアレルゲン分画を含有する特許請求の範囲第1項記
    載のリポソーム。 (3) ジアシルグリセロールホスファチゾルエタノー
    ルアミンおよび一般式Iの他のレシチンまたはレシチン
    誘導体ならびに任意成分のアジュバントレシチンは、単
    一成分で用いられた場合はそれ単独でまた混合して用い
    られた場合は混合物としてモル比が1 + 0.1〜0
    .4の割合になるようにコレステロールを存在させる特
    許請求の範囲第2項記載のリポソーム。 (4)ジアシルグリセロールホスファチジルエタノール
    アミンおよび一般式Iの他のレシチンまたはレシチン誘
    導体ならびに任意成分のアジュバントレシチンは、単一
    成分で用いられた場合はそれ単独でまた混合して用いら
    れた場合は混合物として、モル比が1 : (0,1〜
    0.4 ) : C0,1〜0.4)の割合になるよう
    に、コレステロールと脂肪族アシル基に炭素原子8個か
    ら24個までを有するジアシルグリセロールリン酸エス
    テルを存在させる特許請求の範囲第2項および第3項の
    いずれかに記載のリポソーム。 (5)使用したジアシルグリセロールホスファチジルエ
    タノールアミンまたは式Iのレシチンもしくはレシチン
    誘導体1mMに対して、 リン酸緩衝液洛液1wLtあ
    たり0.1〜1〜のllfのアレルゲンまたはアレルゲ
    ン分画を含むアレルデン含有尋張性リン酸緩衝水溶液1
    5〜301117を含む特許請求の範囲第2項から第3
    項までのいずれかに記載のリポソーム。 (6)吸入アレルゲンまたはアレルデノ分画が封入され
    たリポソームを含有する医薬組成物。 (7)吸入アレルゲンまたはアレルゲン分画を含有する
    リポソームを製造するにあたり、脂肪族アシル基に炭素
    原子8個から24個までを有するジアシルグリセロール
    ホスファチジルエタノールアミンおよび/または一般式
    l CH3−0−R1 1 (式中R1およびR2は炭素原子8個から24個までを
    有する脂肪族アシル基であるが、 R2は炭素原子1個
    から8個までを有するアルキル基であってもよく、基−
    0RI、−〇R2および−0−PO3C12−CH2−
    N(CH5)3は交換可能である)で示される他のレシ
    チンもしくはレシチン誘導体、所望により脂肪族ジアシ
    ル基に炭素原子8個から24個までを有するジアシルグ
    リセロールリン酸エステルおよび/または一般式Iにお
    いてR1またはR2が水素原子、R1またはR2の他方
    が炭素原子8個から24個までを有する脂肪族アシル基
    または炭素原子8個から24個までを有するアルキル基
    であるアジュバントレシチン、および/またはコレステ
    ロールを混合し、溶媒に溶解し、所望により溶解混合物
    を高圧に*真し、いずれの場合も溶媒を除去し、ついで
    残留物をアレルゲンまたはアレルゲン分画を含有する等
    偏性リン酸緩衝液と混合し、振盪または超音波処理によ
    りリポソームを産生させるかあるいは残留物をアレルr
    /またはアレルゲン分画をあらかじめ界面活性剤の存在
    下に分散させたリン酸緩衝水溶液と混合し、生成したリ
    ポソームを透析によって単離し、いずれの場合も封入さ
    れなかったアレルゲンを有利にはカラムを用いて除去し
    、精製リポソームを滅菌し、所望により凍結乾燥するこ
    とを特徴とする製造方法。 (8) シアシルグリセロールホスファチジルエタノー
    ルアミンおよび/または一般式■のレシチンもしくはレ
    シチン誘導体をコレステロールとモル比1:0.1〜0
    .4の割合に混合し、溶媒を蒸発させたのち、ジアシル
    グリセロールホスファチジルエタノールアミンまたは一
    般式Iのレシチンもしくはレシチン誘導体あるいはこれ
    らの成分の混合物1mMに対して、緩衝液1ゴ中0.1
    〜1.0■のアレルゲン濃度を有するアレルrン含有等
    張性リン酸緩衝液15〜60−をmえる特許請求の範囲
    第7項記載の製造方法。 (9) シアフルグリセロールリン酸エステルヲ、し7
    チ/成分に対して、モル比0.1〜0.4 : 1の割
    合で添加する特許請求の範囲第7:!Jおよび第8虫の
    いずれかに記載の製造方法。 α〔界面活性剤としてデソキシコール酸ナトリウム、コ
    ール酸ナトリウムまたはn−オクチル−β−D−グルコ
    ピラノシドな用いる特許請求の範囲第7項記載の製造方
    法。
JP60070140A 1984-04-05 1985-04-04 吸入アレルゲンを含有するアレルギー治療用リポソーム Expired - Lifetime JPH0776180B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3412793.3 1984-04-05
DE19843412793 DE3412793A1 (de) 1984-04-05 1984-04-05 Liposomen mit inhalativen allergenen zur behandlung von allergien, verfahren zu ihrer herstellung und diese enthaltende arzneimittel

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60224634A true JPS60224634A (ja) 1985-11-09
JPH0776180B2 JPH0776180B2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=6232737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60070140A Expired - Lifetime JPH0776180B2 (ja) 1984-04-05 1985-04-04 吸入アレルゲンを含有するアレルギー治療用リポソーム

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0158880B1 (ja)
JP (1) JPH0776180B2 (ja)
AT (1) ATE69949T1 (ja)
DE (2) DE3412793A1 (ja)
DK (1) DK139685A (ja)
ES (1) ES541944A0 (ja)
FI (1) FI851365L (ja)
NO (1) NO851389L (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62270531A (ja) * 1985-11-01 1987-11-24 サントル ナシヨナ−ル ド ラ ルシエルシユ シヤンテイフイ−ク(セ−・エン・エル・エス) 生体内でのイメ−ジング及び治療用の新規エアロゾル組成物
KR900701304A (ko) * 1988-05-05 1990-12-01 루이즈 츄이 콜린스 에이미 사람 및/또는 동물용 알레르겐 탈감작제
US5290563A (en) * 1989-07-27 1994-03-01 Laboratoire Des Stallergenes Method for combining a mixture of heterogeneous substances with liposomes
FR2650181B1 (fr) * 1989-07-27 1993-12-03 Laboratoire Stallergenes Procede pour combiner un melange de substances heterogenes a des liposomes
NL9000207A (ja) * 1990-01-29 1991-08-16 Duphar Int Res
DE10148065A1 (de) * 2001-09-28 2003-04-17 Max Planck Gesellschaft (Ester)-Lysolecithine in Liposomen

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3185625A (en) * 1961-11-08 1965-05-25 Brown Ethan Allan Injectionable substances
US4199565A (en) * 1979-03-26 1980-04-22 Merck & Co., Inc. Liposome particle containing viral or bacterial antigenic subunit

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
BULLETIN EXPERIM.BIOL.MED=1982 *

Also Published As

Publication number Publication date
DK139685D0 (da) 1985-03-28
DE3412793A1 (de) 1985-10-17
FI851365A0 (fi) 1985-04-04
ATE69949T1 (de) 1991-12-15
FI851365L (fi) 1985-10-06
NO851389L (no) 1985-10-07
ES8603270A1 (es) 1985-12-16
EP0158880A2 (de) 1985-10-23
EP0158880B1 (de) 1991-12-04
DK139685A (da) 1985-10-06
JPH0776180B2 (ja) 1995-08-16
ES541944A0 (es) 1985-12-16
DE3584784D1 (de) 1992-01-16
EP0158880A3 (en) 1986-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2162689C2 (ru) Пролипосомные порошки для ингаляции
CA2067178C (en) Solid tumor treatment method and composition
CA1263310A (en) Small particle aerosol liposome and liposome-drug combinations for medical use
US4844904A (en) Liposome composition
US5785987A (en) Method for loading lipid vesicles
US20100247578A1 (en) Carrier system for biological agents containing organosilicon compounds and uses thereof
DE68927679T2 (de) Immunhilfsmittel aus Liposome enthaltend Lymphokin IL -2
JP2001510451A (ja) 弱塩基性薬物を担持するイオン運搬体―中介リポゾーム
JPH0798741B2 (ja) ステロイダル リポゾ−ム
JPH0768119B2 (ja) 単一相中で調製された脂質小胞類
WO1993019738A1 (en) Method of treatment of infected tissues
JPH0665650B2 (ja) インタ−リユ−キン療法に関する改良
JPH05503285A (ja) グルカン配達系及び補薬
JPH06104622B2 (ja) リポソ−ム製剤の製造法
CN1044093C (zh) 低毒性药物类脂制剂
JPS6048483B2 (ja) 脂質膜薬剤送達
CA2050679C (en) Preparation of liposome and lipid complex compositions
JP2677576B2 (ja) 非水溶性の有効成分のためのリン脂質輪送ビヒクル
EA018246B1 (ru) Везикулярные составы, содержащие производные органических кислот, и процесс их приготовления
JPS60224634A (ja) 吸入アレルゲンを含有するアレルギー治療用リポソーム
DE69838324T2 (de) Ph-sensitive liposomen und andere typen immunomodulatoren enthaltender gekapselter impfstoffe sowie herstellungs- und anwendungsverfahren dafür
JPS63502899A (ja) リポソームおよびβ↓2‐レセプター活性物質の組成物
RU2130771C1 (ru) Способ получения липосомальных препаратов
JP3202705B2 (ja) 医療用のリポソームおよび薬物含有リポソームのエアゾールの小粒子
US3248293A (en) Phosphatido-peptide fraction as a carrier for cationic substances

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term