JPS6022182B2 - 2−サイクル式エンジン用可変圧縮比ピストン - Google Patents
2−サイクル式エンジン用可変圧縮比ピストンInfo
- Publication number
- JPS6022182B2 JPS6022182B2 JP52076211A JP7621177A JPS6022182B2 JP S6022182 B2 JPS6022182 B2 JP S6022182B2 JP 52076211 A JP52076211 A JP 52076211A JP 7621177 A JP7621177 A JP 7621177A JP S6022182 B2 JPS6022182 B2 JP S6022182B2
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- JP
- Japan
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- hole
- oil chamber
- plunger
- top plate
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D15/00—Varying compression ratio
- F02D15/04—Varying compression ratio by alteration of volume of compression space without changing piston stroke
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/04—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
- F02B75/044—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of an adjustable piston length
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J1/00—Pistons; Trunk pistons; Plungers
- F16J1/09—Pistons; Trunk pistons; Plungers with means for guiding fluids
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は2−サイクル式エンジン用可変圧縮比ピストン
に関するものである。
に関するものである。
従来から内燃機関の圧縮比を可変的にすることによりよ
り効率的なエンジンを得ようとする試みがなされており
、それらのものはいずれもシリンダー内に於けるピスト
ンの、上下動方向の長さを種々のメカニズムにより変更
することによって目的を達成しようとしている。
り効率的なエンジンを得ようとする試みがなされており
、それらのものはいずれもシリンダー内に於けるピスト
ンの、上下動方向の長さを種々のメカニズムにより変更
することによって目的を達成しようとしている。
しかしながらそのようなメカニズムを内燃機関に適用す
るためには、極めて複雑な構造が必要となり、ピストン
に対する加工が誠に困難であるとともに、作動の確実性
が保障されず、価格のみが高価なものになるためなかな
か実用化がむずかしいのが現状である。本発明はそのよ
うな問題点を除去すべく案出されたもので、その概念を
説明すると、ピストン10は上方部16と下方部12と
からなり、下方部12の頂部に固定した頂板22を上下
移動の制止案内として上方部16が下方部12に対して
ピストンの上下動方向に摺動可能とし、頂板22の頂面
と上方部16の内腔壁面により上方油室36を形成する
。この上方油室36には頂板22に埋設された一方弁装
置を経てポンプ機構を介して潤滑油が直接供給され、上
方油室36からの潤滑油の排出は、頂板22の通孔76
及び下方部12の通孔78を介して頂板22内に設置さ
れた反転弁74の制御下に行なわれる。ポンプ機構は潤
滑油を上方油室36内へ供給し上方部16を下方部12
から遠ざける。ポンプ機構は下方部12内にピストンの
略軸方向に沿って穿設されたプランジャー孔90とその
内部を上下摺動するプランジャー94とにより構成され
る。プランジャー孔90の底部の油室102は一方弁1
04を介してクランクケースに接続されるとともに、他
方に於て通孔65を介して頂板22内の一方弁装置し連
結される。エンジンの作動中に、ピストンが上昇し上死
点に達すると、プランジャ−94はプランジャー孔90
内で惰性により上昇し、潤滑油は一方弁104を経てク
ランクケースからプランジャー孔90の下部に形成され
た油室102へ吸入される。
るためには、極めて複雑な構造が必要となり、ピストン
に対する加工が誠に困難であるとともに、作動の確実性
が保障されず、価格のみが高価なものになるためなかな
か実用化がむずかしいのが現状である。本発明はそのよ
うな問題点を除去すべく案出されたもので、その概念を
説明すると、ピストン10は上方部16と下方部12と
からなり、下方部12の頂部に固定した頂板22を上下
移動の制止案内として上方部16が下方部12に対して
ピストンの上下動方向に摺動可能とし、頂板22の頂面
と上方部16の内腔壁面により上方油室36を形成する
。この上方油室36には頂板22に埋設された一方弁装
置を経てポンプ機構を介して潤滑油が直接供給され、上
方油室36からの潤滑油の排出は、頂板22の通孔76
及び下方部12の通孔78を介して頂板22内に設置さ
れた反転弁74の制御下に行なわれる。ポンプ機構は潤
滑油を上方油室36内へ供給し上方部16を下方部12
から遠ざける。ポンプ機構は下方部12内にピストンの
略軸方向に沿って穿設されたプランジャー孔90とその
内部を上下摺動するプランジャー94とにより構成され
る。プランジャー孔90の底部の油室102は一方弁1
04を介してクランクケースに接続されるとともに、他
方に於て通孔65を介して頂板22内の一方弁装置し連
結される。エンジンの作動中に、ピストンが上昇し上死
点に達すると、プランジャ−94はプランジャー孔90
内で惰性により上昇し、潤滑油は一方弁104を経てク
ランクケースからプランジャー孔90の下部に形成され
た油室102へ吸入される。
引き続きピストンが下降し下死点に達するとプランジャ
ー94が惰性によりプランジャー孔90内を下降し、そ
れによって油室102内の潤滑油は通孔65・頂板22
内の一方弁装置を経て上方油室36内へ送給され、上方
油室36の容積を押し広げることにより上方部16を下
方部12から押し上げて両者を互いに他から遠ざける。
反転弁74は頂板22の通孔76内に設置されており、
ピストンの下死点‘こ於て上方油室36内に潤滑油が供
尊給された状態にあるピストンが上死点に向って上昇す
る際に、上方油室36内の油圧が予め定められた圧力に
達すると急速に反転し、それまで閉鎖していた通孔76
・通孔78を開放し、それによって上方油室36内の潤
滑油は通孔76・通孔78を通ってクランクケース内に
排出される。
ー94が惰性によりプランジャー孔90内を下降し、そ
れによって油室102内の潤滑油は通孔65・頂板22
内の一方弁装置を経て上方油室36内へ送給され、上方
油室36の容積を押し広げることにより上方部16を下
方部12から押し上げて両者を互いに他から遠ざける。
反転弁74は頂板22の通孔76内に設置されており、
ピストンの下死点‘こ於て上方油室36内に潤滑油が供
尊給された状態にあるピストンが上死点に向って上昇す
る際に、上方油室36内の油圧が予め定められた圧力に
達すると急速に反転し、それまで閉鎖していた通孔76
・通孔78を開放し、それによって上方油室36内の潤
滑油は通孔76・通孔78を通ってクランクケース内に
排出される。
このように、反転弁74が上方油室36内の潤滑油の予
め定められた圧力下で反転して、それをクランクケース
へ排出すると、上方油室36の容積が縮小され、ピスト
ンの鞠方向の長さが短くなることになるので、エンジン
シリンダーの燃焼室内のガス圧が減少せしめられること
になる。下方部12と上方部16の頂板22を移動範囲
の制止案内とした上下摺動は、下方部12の上端付近に
設けられた上方縦径部14に鉄装された環片24を上方
緒蓬部14に沿って、下方部12の非縮径部と下方部1
2の頂部に固定された頂板22の間で上下動できるよう
にし、上方部16の内腔に頂板22を収容する形で上方
部16を環片24に固定して完成する。
め定められた圧力下で反転して、それをクランクケース
へ排出すると、上方油室36の容積が縮小され、ピスト
ンの鞠方向の長さが短くなることになるので、エンジン
シリンダーの燃焼室内のガス圧が減少せしめられること
になる。下方部12と上方部16の頂板22を移動範囲
の制止案内とした上下摺動は、下方部12の上端付近に
設けられた上方縦径部14に鉄装された環片24を上方
緒蓬部14に沿って、下方部12の非縮径部と下方部1
2の頂部に固定された頂板22の間で上下動できるよう
にし、上方部16の内腔に頂板22を収容する形で上方
部16を環片24に固定して完成する。
そのため環片24が上方縮蓬部14に沿って下降た場合
には、上方縮径部14の外周面・頂面22の下方部12
より突出した下面。環片24の側面及び上方部16内腔
の内周面によて容積の小な下方油室38が形成される。
この下方油室38と上方油室36は頂面22に穿設され
た細い通孔40‘こより連結され、上方油室36内の潤
滑油は下方油室38へ流入する。下方油室38に蓄えら
れた油圧は、上方部16の惰性による過剰な移動を抑制
するもので、この抑制が無い場合はキャビテーションや
エンジン作動の不安定を生じることがある。図面に従い
実施例の具体的構造を説明すると、10は本発明のピス
トンで、下方部12と下方部12の上端近くに設けた上
方縦軽部14に上下に可動的に鉄装した上方部16の二
部材から成り「上方部16の頂面はエンジンのシリンダ
ー内にあって燃焼室の底面となる。
には、上方縮径部14の外周面・頂面22の下方部12
より突出した下面。環片24の側面及び上方部16内腔
の内周面によて容積の小な下方油室38が形成される。
この下方油室38と上方油室36は頂面22に穿設され
た細い通孔40‘こより連結され、上方油室36内の潤
滑油は下方油室38へ流入する。下方油室38に蓄えら
れた油圧は、上方部16の惰性による過剰な移動を抑制
するもので、この抑制が無い場合はキャビテーションや
エンジン作動の不安定を生じることがある。図面に従い
実施例の具体的構造を説明すると、10は本発明のピス
トンで、下方部12と下方部12の上端近くに設けた上
方縦軽部14に上下に可動的に鉄装した上方部16の二
部材から成り「上方部16の頂面はエンジンのシリンダ
ー内にあって燃焼室の底面となる。
下方部12の頂面にはその上方縦径部14よりもやや径
の大きい頂板22がボルト23により固定されており、
又、上方部16内腔の下方内周にはリング上の環片24
が螺着されている。301ま環片24の上方部16に対
する回動を防止するためのピンである。
の大きい頂板22がボルト23により固定されており、
又、上方部16内腔の下方内周にはリング上の環片24
が螺着されている。301ま環片24の上方部16に対
する回動を防止するためのピンである。
環片24は下方部12の上方縦軽部14に沿って、下方
部12の非縞隆部と頂板22の間で移動することができ
、これに固定された上方部16の移動範囲もこれと同等
である。頂板22に鉄袋されたオイルリング32と上方
縮蓬部14に鉄愛されたシール環34はいずれも本発明
構造内部からの不必要な潤滑油の流出を防止する。頂板
22の上方部16の内腔によって上方油室36が、また
、頂板22・環片24及び上方部16内隆内壁によって
下方油室38が形成される。頂板22に穿設された細い
通孔40は上方油室36と下方油室38の間の潤滑油の
流通を許す。下方部12はピストンピン44により蓮杵
42に連結され、通孔58は蓮杵42を介しエンジンの
クランクケース等の潤滑系に連結される。
部12の非縞隆部と頂板22の間で移動することができ
、これに固定された上方部16の移動範囲もこれと同等
である。頂板22に鉄袋されたオイルリング32と上方
縮蓬部14に鉄愛されたシール環34はいずれも本発明
構造内部からの不必要な潤滑油の流出を防止する。頂板
22の上方部16の内腔によって上方油室36が、また
、頂板22・環片24及び上方部16内隆内壁によって
下方油室38が形成される。頂板22に穿設された細い
通孔40は上方油室36と下方油室38の間の潤滑油の
流通を許す。下方部12はピストンピン44により蓮杵
42に連結され、通孔58は蓮杵42を介しエンジンの
クランクケース等の潤滑系に連結される。
60は頂板22に埋設された一方弁装置で、頂板22の
内腔62内に装置され、上方油室36と通孔65の間に
位置し、そのボール68は通常は座70上に置かれ、潤
滑油が上方油室36から上方運孔66を経て通孔65へ
流入するのを阻止しているが、ボール68に下方から圧
力が加えられると座70から離れて、通孔65から上方
油室36への潤滑油の流入を許す。
内腔62内に装置され、上方油室36と通孔65の間に
位置し、そのボール68は通常は座70上に置かれ、潤
滑油が上方油室36から上方運孔66を経て通孔65へ
流入するのを阻止しているが、ボール68に下方から圧
力が加えられると座70から離れて、通孔65から上方
油室36への潤滑油の流入を許す。
一方弁装置60の座板72には反転弁74が装置され、
それが閉鎖位置にあるときは、頂板22の通孔76、下
方部12の通孔78を閉鎖し、上方油室36から通孔7
6、頂板22の内腔62、下方部12の通孔78を経由
した潤滑油のクランクケースへの排出を阻止する。下方
部12内には略軸方向のプランジャー孔90が穿設され
ており、その下端はネジ蓋92で閉鎖されている。
それが閉鎖位置にあるときは、頂板22の通孔76、下
方部12の通孔78を閉鎖し、上方油室36から通孔7
6、頂板22の内腔62、下方部12の通孔78を経由
した潤滑油のクランクケースへの排出を阻止する。下方
部12内には略軸方向のプランジャー孔90が穿設され
ており、その下端はネジ蓋92で閉鎖されている。
このプランジャー孔9川こ挿入されたプランジャー94
は重量が大きく、ピストンの上下動の惰性によってプラ
ンジャー孔90内を上下に摺動する。プランジャー孔9
0の上方には下方部12の外部と連結する通孔98が穿
設されており、プランジャー孔90のその部分に流入し
た潤滑油とクランクケースガスはプランジャー94の上
昇によって外部に排出される。プランジャー孔90内の
プランジャー94の下端とネジ蓋92の間に油室102
が形成され、これに一方弁104を介して通孔58を連
結する。一方弁104のボール106は、通常は座10
8に当綾し、油室102から通孔58への潤滑油の流出
を阻止しているが、ボール106が移動するとクランク
ケースの潤滑油は通孔58・一方弁104を経て油室1
02へ流入する。通孔65は油室102と頂板22の一
方弁装置60を連結する。エンジンの作動時にピストン
10はシリンダーの内部を上下に往復する。
は重量が大きく、ピストンの上下動の惰性によってプラ
ンジャー孔90内を上下に摺動する。プランジャー孔9
0の上方には下方部12の外部と連結する通孔98が穿
設されており、プランジャー孔90のその部分に流入し
た潤滑油とクランクケースガスはプランジャー94の上
昇によって外部に排出される。プランジャー孔90内の
プランジャー94の下端とネジ蓋92の間に油室102
が形成され、これに一方弁104を介して通孔58を連
結する。一方弁104のボール106は、通常は座10
8に当綾し、油室102から通孔58への潤滑油の流出
を阻止しているが、ボール106が移動するとクランク
ケースの潤滑油は通孔58・一方弁104を経て油室1
02へ流入する。通孔65は油室102と頂板22の一
方弁装置60を連結する。エンジンの作動時にピストン
10はシリンダーの内部を上下に往復する。
その際、上方部16は環片24に許された範囲を上下動
する。ピストンが上死点1こ達した時、プランジャー孔
90内のプランジャー94は惰性により第2図に示す如
く上方へ摺鰯し、油室102の容積を増大させ、クラン
クケースから通孔58一方弁104を経て潤滑油を吸入
する。しかしながらこの場合は一方弁装置60が閉じて
いるため、上方油室36への潤滑油の流入は無い。これ
と同時に、プランジャー94は上昇した状態で通孔98
を閉じているので、プランジャー孔90の頂部空間に閉
じ込められた少量の潤滑油とクランクケ−スガスがプラ
ンジャー94の上昇に対してクッション作用を行なう。
爆発行程に於ては、シリンダー内の増加圧力が上方部1
6を経て上方油室36へ伝達され、予め定められた圧力
に於て反転弁74が反転して開となり、上方油室36内
の潤滑油は通孔76・内腔62・通孔78を経ててクラ
ンクケース内へ排出される。このようにして予定されて
いた最大効率の燃焼圧力が達成される。爆発行程に続き
、ピストン10は下降し、その下死点でプランジャー9
4が惰性によりプランジャー孔90内を下降し、油室1
02内の潤滑油を通孔65・一方弁装置60を経て上方
油室36へ送給し、上方部16と頂板22の間隔を押し
広げる。
する。ピストンが上死点1こ達した時、プランジャー孔
90内のプランジャー94は惰性により第2図に示す如
く上方へ摺鰯し、油室102の容積を増大させ、クラン
クケースから通孔58一方弁104を経て潤滑油を吸入
する。しかしながらこの場合は一方弁装置60が閉じて
いるため、上方油室36への潤滑油の流入は無い。これ
と同時に、プランジャー94は上昇した状態で通孔98
を閉じているので、プランジャー孔90の頂部空間に閉
じ込められた少量の潤滑油とクランクケ−スガスがプラ
ンジャー94の上昇に対してクッション作用を行なう。
爆発行程に於ては、シリンダー内の増加圧力が上方部1
6を経て上方油室36へ伝達され、予め定められた圧力
に於て反転弁74が反転して開となり、上方油室36内
の潤滑油は通孔76・内腔62・通孔78を経ててクラ
ンクケース内へ排出される。このようにして予定されて
いた最大効率の燃焼圧力が達成される。爆発行程に続き
、ピストン10は下降し、その下死点でプランジャー9
4が惰性によりプランジャー孔90内を下降し、油室1
02内の潤滑油を通孔65・一方弁装置60を経て上方
油室36へ送給し、上方部16と頂板22の間隔を押し
広げる。
この際、油室102の内部圧力の増加が一方弁104の
ボール106を座108に押し付けてこれを閉鎖するの
で、油室102と通孔58間の潤滑油の流通は完全に阻
止される。上方油室36と下方油室38を連結する通孔
40は弁を備えていないので、両者の間の潤滑油の交流
は自由であるが、通孔40は充分に径が小かし、ので、
下方油室38内の潤滑油は上方部16に作用する惰性を
相殺し各行程毎のピストンの過大な動作を制限する。
ボール106を座108に押し付けてこれを閉鎖するの
で、油室102と通孔58間の潤滑油の流通は完全に阻
止される。上方油室36と下方油室38を連結する通孔
40は弁を備えていないので、両者の間の潤滑油の交流
は自由であるが、通孔40は充分に径が小かし、ので、
下方油室38内の潤滑油は上方部16に作用する惰性を
相殺し各行程毎のピストンの過大な動作を制限する。
本発明に於ては反転弁74の使用により、上方油室36
内の潤滑油排出を極めて迅速に行い得るのみならず。
内の潤滑油排出を極めて迅速に行い得るのみならず。
一方弁装置60・反転弁74を頂板22内にコンパクト
に収容しているので、ピストン10の全高を小さくでき
るとともに、製造用材料を節約でき、製造のための工程
も大幅に簡単化することができる。更に、反転弁74の
面積は大であるので必要な調節を予め正確に行い得ると
ともに、ピストンの動作による惰性の影響を受け驚くす
ることができる。以上から明らかな如く、プランジャー
94とその関連部品は、ピストン10の往復運動中に下
方部12から上方部16を分離させる作用達成のための
簡単且つ経済的な機構である。
に収容しているので、ピストン10の全高を小さくでき
るとともに、製造用材料を節約でき、製造のための工程
も大幅に簡単化することができる。更に、反転弁74の
面積は大であるので必要な調節を予め正確に行い得ると
ともに、ピストンの動作による惰性の影響を受け驚くす
ることができる。以上から明らかな如く、プランジャー
94とその関連部品は、ピストン10の往復運動中に下
方部12から上方部16を分離させる作用達成のための
簡単且つ経済的な機構である。
図面はいずれも本発明ピストンの断面図で、第1図はシ
リンダー内で下死点を通過後上死点に向う際の状態、、
第2図は上死点を通過後下死点に向う際の状態を示して
いる。 10・・・…ピストン、12……下方部、14・・・・
・・上方縮蓬部、16・・…・上方部、18・・・・・
・上方部の頂面、22・・・・・・頂板、24・・・・
・・環片、30・・・ピン、36・・・・・・上方油室
、38…・・・下方油室、40…・・・通孔、42…・
・・運杵、44・・・・・・ピストンピン、58,65
,76,78,98,105…...通孔、60・・・
・・・一方弁装置、62・・・・・・内腔、66…・・
・上方通孔、68・・・・・・ボール、70・・…・座
、74・・・・・・反転弁、90・・・・・・プランジ
ャー孔、92・・・…ヌジ蓋、94……プランジャー、
102……油室、104・…・・一方弁、106・・・
・・・ボール、108・・・・・・座。 の/夕−ノ の/夕‐夕
リンダー内で下死点を通過後上死点に向う際の状態、、
第2図は上死点を通過後下死点に向う際の状態を示して
いる。 10・・・…ピストン、12……下方部、14・・・・
・・上方縮蓬部、16・・…・上方部、18・・・・・
・上方部の頂面、22・・・・・・頂板、24・・・・
・・環片、30・・・ピン、36・・・・・・上方油室
、38…・・・下方油室、40…・・・通孔、42…・
・・運杵、44・・・・・・ピストンピン、58,65
,76,78,98,105…...通孔、60・・・
・・・一方弁装置、62・・・・・・内腔、66…・・
・上方通孔、68・・・・・・ボール、70・・…・座
、74・・・・・・反転弁、90・・・・・・プランジ
ャー孔、92・・・…ヌジ蓋、94……プランジャー、
102……油室、104・…・・一方弁、106・・・
・・・ボール、108・・・・・・座。 の/夕−ノ の/夕‐夕
Claims (1)
- 1 ピストンピン44により連杆42に枢着された下方
体12の上端付近を上方縮径部14とし、下方体12の
上面にそれよりもやや大径の頂板22をボルト23によ
り固定するとともに、上方縮径部14に上下摺動自在に
嵌装した環片24に内腔を有する上方部16をピン30
により固定し、上方部16の内腔内壁と頂板22により
上方油室36を形成し、頂板22の下縁、環片24の上
側縁及び上方体16の内壁により下方油室38を形成せ
しめ、下方部12にピストン10の上下動方向に沿つて
穿設したプランジヤー孔90にプランジヤー94を上下
摺動自在に内装しその下端をネジ蓋92により閉鎖し、
一方弁104を介してプランジヤー94の上昇時にプラ
ンジヤー孔90の下方部分に形成される油室102内に
クランクケースから潤滑油を吸入できるようにし、同時
に、上昇したプランジヤー94によりプランジヤー孔9
0から上方縮径部14へ開口しているオイルとクランク
ガス排出用の通孔98が閉鎖されるべくし、頂板22に
穿設した通孔76とこれに連続すべく下方体12に穿設
された通孔78により、上方油室36内の潤滑油をクラ
ンクケース内へ排出できるようにし且つその排出が頂板
22内に埋設した反転弁74により上方油室36内の油
圧が所定の圧力より高くなつた場合にのみ行なわれるよ
うにし、頂板22内に埋設した座70、ボール68、上
方通孔66から成る一方弁装置を通孔65を介してプラ
ンジヤー孔90の油室102に接続し、プランジヤー9
4がプランジヤー孔90内を下降した時にのみそこに貯
留されている潤滑油を上方油室36に送給できるように
し、更に、頂板22に穿設した孔40により上方油室3
6と下方油室38を連結してなる2−サイクル式エンジ
ン用可変圧縮比ピストン。
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