JPS6021948B2 - セメント製品の仕上施工方法 - Google Patents

セメント製品の仕上施工方法

Info

Publication number
JPS6021948B2
JPS6021948B2 JP11735279A JP11735279A JPS6021948B2 JP S6021948 B2 JPS6021948 B2 JP S6021948B2 JP 11735279 A JP11735279 A JP 11735279A JP 11735279 A JP11735279 A JP 11735279A JP S6021948 B2 JPS6021948 B2 JP S6021948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
ethylene
polymerization
monomers
vinyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11735279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5641887A (en
Inventor
芳明 吉岡
豊 前上
征一郎 咲本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP11735279A priority Critical patent/JPS6021948B2/ja
Publication of JPS5641887A publication Critical patent/JPS5641887A/ja
Publication of JPS6021948B2 publication Critical patent/JPS6021948B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セメント、充顛剤及び水を混練してなるセメ
ント組成物から得られるコンクリート、軽量コンクリー
ト、モルタル、ブロック、スレート等のごときセメント
製品素地表面に、モルタル、プラスタ−の如き仕上剤層
を旋工するに際し、あらかじめこれらセメント製品の素
地表面に第一段階でエチレン及びスチレン系単量体、ま
たはエチレン,スチレン系単量体及びスチレン系単量体
と共重合可能な単量体を乳化重合し、次いで第二段階で
第一段階で得られた水性ェマルジョンの存在下、エチレ
ン及びビニルェステル、またはエチレン、ピニルェステ
ル及びビニルェステルと共重合可能な単量体を乳化重合
して得られる多元系合成樹脂水性ェマルジョンを塗布し
、次いでその上に上記仕上剤を施すことを特徴とするセ
メント製品の仕上旋工方法に関し、その目的とするとこ
ろは、セメント製品素地表面と仕上剤層との間の接着力
を箸るしく増強し、仕上剤層の亀裂や剥離等の発生を防
止すると共に長時間その効果を安定に維持させることに
ある。
従来、打放しコンクリート、軽量コンクリ−ト、モルタ
ル、フロック、スレート等のごときセメント製品の素地
表面に、モルタル、プラスタ−のごとき仕上剤層を旋工
する場合には、例えば{ィ’いわゆる「ハッIJ」とい
われる粗面形成作業によって、セメント製品の素地表面
の凹凸をつくり、投錨効果による物理的な接着力の増加
を期待する方法、{oーセメント製品の素地表面への水
打とによって仕上剤の硬化水がセメント製品に吸収され
るのを抑制し、仕上剤の水硬化反応により完全にする方
法、し一セメント製品の素地表面に、各種水溶性樹脂液
や水性ェマルジョンを塗布することにより、セメント製
品の素地表面にフィルムを形成し、セメント製品の吸水
性を低下させると共に接着性を向上させる方法等の手段
が採用されてきた。
しかし、‘ィ}の方法は、必ずしも満足すべき接着力が
得られず、作業工程が繁雑になるうえ素地表面をいため
る欠点がある。
また‘。}の方法は、セメント製品の素地表面が平滑に
なればなるほど素地表面と仕上剤とを充分強固に接着す
ることができないという問題がある。さらにし一の方法
における水溶性樹脂液や水性ェマルジョンの塗布工法に
おいては、各種合成樹脂ェマルジョンがこの目的のため
に使用されるにいたつており、その中でも価格の安価な
酢酸ビニル重合体ェマルジョンやエチレン−酢酸ビニル
共重合体ェマルジョンやエチレン−酢酸ビニル共重合体
ェマルジョン等が広く使用されている。しかし、このよ
うなェマルジョンを使用したのでは得られる皮膜の耐水
性及び耐アルカリ性が充分でないため、長期間の曝露に
よってはセメント製品の素地表面と仕上剤層との間の接
着力が低下し仕上剤層の亀裂や剥離を完全に防止するこ
とができない欠点がある。本発明は、上記の欠点を改良
したもので、セメント製品の素地表面に第一段階でエチ
レン及びスチレン系単量体、またはエチレン、スチレン
系単量体及びスチレン系単量体と共重合可能な単量体を
乳化重合し、次いで第二段階で第一段階において得られ
た水性ェマルジョンの存在下、エチレン及びビニルェス
テル、またはエチレン、ビニルェステル及びビニルェス
テルと共重合可能な単量体を乳化重合せて得られる多元
系合成樹脂水性ェマルジョンを塗布し、次いでその上に
仕上剤を施すことを特徴とするものである。
本発明の旋工方法によれば、セメント製品の素地表面が
平滑面でも粗面でも、本発明の多元系合成樹脂水性ェマ
ルジョンを刷毛またはスプレー等により塗布し、その上
に仕上剤を旋工することにより、セメント製品の素地表
面と仕上剤層とを充分強固に接着することができ、かつ
多元系合成樹脂水性ェマルジョンから得られる皮膜の耐
水性や耐アルカリ性は、従来の酢酸ビニル重合体ェマル
ジョンから得られる皮膜のそれよりも著しくすぐれてい
るため、長期間の曝露によっても仕上剤層が亀製した剥
離したりせず安定である。
本発明において使用される多元系合成樹脂水性ェマルジ
ョンは、以下のごとく、二段階乳化重合法によって製造
される。
第一段階の反応において用いられるエチレンと共重合す
るスチレン系単量体としては、スチレン、Q−メチルス
チレン、2ークロルスチレン、4ークロルスチレン、2
,5ージクロルスチレン、4−メトキシスチレン等があ
げられ、好ましくはスチレンが用いられる。
これらスチレン系単量体は、2種以上を混合して用いて
もさしつかえない。また、スチレン系単量体と共重合可
能な単量体としては、メチル(メタ)アクリレート)、
エチル(メタ)アクリレート)、プロピル(メタ)アク
リレート)、プチル(メタ)アクリレート)、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート)等の(メタ)アクリ
レート)類;アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸
、マレィン酸、ィタコン酸等のカルボキシル基を有する
単量体:アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、
ビニルピリジン、ビニルピロリドン等があげられる。
さらに、第一段階の乳化重合においては、所望に応じて
第一段階の乳化重合における全モノマーに対して、1の
重合%までの多オレフィン不飽和コモノマー、例えばエ
チレングリコール(メタ)アクリレート)、ブタンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレ
ートまたはジビニルベンゼン等を使用してもよい。スチ
レン系単量体とスチレン系単量体と共重合可能な単量体
とを併用する場合、スチレン系単量体と共重合可能な単
量体/スチレン系単量体の割合は、重量比0〜3、好ま
しくは0〜2の範囲内であることが望ましい。
第一段階のエチレンとスチレン系単量体または場合によ
りエチレン、スチレン系単量体及びスチレン系単量体と
共重合する単量体との乳化重合は、モノマーを水中で通
常乳化重合で使用されている分散剤(乳化剤、保護コロ
イドまたはこれらの混合物)や重合触媒、必要に応じて
緩衝剤や重合調節剤の存在下で通常の方法によって行な
われる。
ポリマー中のエチレン含量は、重合の間に維持するエチ
レン圧力により調節する。
エチレンの圧力は重合中に変化させることもできるし、
一定に維持する場合もあるが、通常は5〜200k9/
地好ましくは10〜100k9/汝の圧力が用いられる
。第一段階によって製造される水性ェマルジョンの固形
分合量は、5〜6の重量%であり、好ま〈は5〜4の重
量%である。重合は連続的または不連続的にも実施でき
、通常0〜100午0、好ましくは20〜90つ○の温
度で行なわれる。
第一段階の乳化重合で肝要なことは、エチレン存在下で
スチレン系単量体の重合を十分行なわせる必要があるこ
とである。
スチレン系単量体の変換率が不十分であったり、エチレ
ンが存在していない場合には、第二段階においてビニル
ェステルの重合が抑制される。第二段階の反応に用いら
れるビニルェステルとは、炭素原子を1〜23固、好ま
しくは2〜2川固有する直鎖状または分岐状のカルボン
酸のビニルェステルであり、例えば酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、酪酸ビニル、吉草酸ビニル、2ーェチル
ヘキシル酸ビニル、イソノナン酸ビニル、ラウリン酸ビ
ニル、ステアリン酸ビニル、バ−サティツク酸ビニル並
びにこれら混合物が使用されるが、好ましくは安価な酢
酸ビニルの使用が有利である。
また、ビニルェステルと英重合可能な単量体としては、
塩化ビニル、臭化ビニル等のロゲン化ビニル、(メタ)
アクリル酸ェステル、フマール酸ェステル、クロトン酸
及びその誘導体があげられる。ビニルェステルとビニル
ェステルと共重合可能な単量体を併用する場合、ビニル
ェステルと共重合可能な単量体/ビニルェステルの割合
が重量比で0〜3、好ましくは0〜2の範囲内であるこ
とが好ましい。
第二段階の反応において適用されるエチレン圧力及び重
合温度は、第一段階と同一であってもまた変化させても
よい。
第二段階で使用される分散剤(乳化剤、保護コロイド)
、重合触媒、緩衝剤は、第一段階の乳化重合の時と同様
であり、第一段階と同一であっても「変化させても、ま
たは使用しなくてもよい。添加方法についても同様であ
る。第一段階で生成して合成樹脂水性ェマルジョンの存
在下、第二段階の重合を行なわせる方法としては、通常
、第一段階の乳化重合に引き続き、エチレン加圧下、ピ
ニルェステルまたはビニルェステルとピニルェステルと
共重合可能な単量体との混合物を重合過程に従って逐次
添加する方法がとられるが、場合によっては、あらかじ
め第一段階で製造された水性ェマルジョンを用いて、新
ためて第二段階の重合を上記の方法と同様に行なっても
よく、必ずしも第一段階と第二段階の重合を継続して行
なう必要はない。
ビニルェステルまたはビニルェステルとビニルェステル
と共重合可能な単量体との混合物の添加方法については
特に制限はない。また、第一段階で生成した水性ェマル
ジョンにビニルエステルまたはピニルエステルとビニル
ヱステルと共重合可能な単量体を加えて予備ェマルジョ
ンを調整し、これを連続的または不連続的に重合しても
よい。
この際必要に応じて、水分散剤(乳化剤、保護コロイド
)、重合触媒等を加えてもよい。第二段階の乳化重合終
了後の多元系合成樹脂水性ェマルジョンは、単量体の重
合率は箸るしく大きく、臭気もなく、平均粒子径が0.
01〜2〆、固形分合量は10〜6の重量%、好ましく
は30〜55重量%でその固形分は、〔A〕1〜5の重
量%、好ましくは5〜50重量%のエチレン、〔B〕4
〜95重量%、好ましくは5〜5の重量%の【a}スチ
レン系単量体、または‘aースチレン系単童体と‘bl
スチレン系単量体と共重合可能な単量体(但し、【b’
/‘a)の重量比0〜3)、〔C〕4〜95重量%、好
ましくは10〜95重量%の{c)ピニルェステル、ま
たは‘C’ビニルェステルと【dlビニルェステルと共
重合可能な単量体(但し、【d’/‘c’の重量比0〜
3)からなり、且つ3000のベンゼン中で測定された
対数粘度が0.1〜1.5好まし〈は0.2〜1である
ことが望ましい。
なお上記、多元系合成樹脂水性ェマルジョンの製造方法
については、袴顔昭53−29839号持公昭球−39
1645号)に詳しく記載されている。本発明の粗面形
成作業をセメント製品の素地表面に塗布するに際しては
、本発明のェマルジョンを樹脂固形分含量で5〜5の重
量%、好ましくは10〜3の重量%に希釈してから刷毛
、またはスプレーにて塗布し、その後に仕上剤の旋工を
行なうことが好ましい。なお、ェマルジョンを塗布して
から、あまりに長時間放置した場合は、塗布面に塵挨等
が付着し、セメント製品の素地表面と仕上剤との接着力
が低下するので好ましくない。ェマルジョンの塗布量は
、多孔質面等セメント製品の表面状態により異なるので
一概には決められないが通常は樹脂固形分で10〜10
0夕/で、好ましくは20〜80夕/めである。
以下、実施例及び比較例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。
なお、実施例において使用される多元系合成樹脂水性ェ
マルジョン及び比較例において使用されるェマルジョン
は、以下の方法によって製造した。
ェマルジョンAの製造例 内容積1そのいかり型燈梓機を備えたステンレス製オー
トクレープに、以下の各成分を仕込んだ。
蒸溜水 2斑夕スチレン
86夕エマルゲン9
50*1 9.6タェマールが
*2 2.4タピロリ酸ソー
ダ 2.M過硫酸アンモニウム
2.0夕*1 ノニオン性界面活
性剤・・・・・・ポリオキシェチレンノニルフェニルェ
ーテル(花王アトラス(株)社製) *2 アニオン性界面活性剤・・・…ラウリル硫酸ナト
リウム(同上)続いて、オートクーブ内の気を窒素及び
エチレンで置換した、縄投下に内温を70ooにし、エ
チレン圧を45k9/仇に昇庄した。
この状態で、3.5時間第一段階の重合を行なった。ひ
き続き、第二段階の重合として酢酸ビニル200夕を2
時間にわたって添加重合した。この間エチレン圧を45
k9/地に維持した。その後、エチレンの供給を止め、
さらに1.5時間重合を行った。この間エチレン圧は4
5k9/c赦)ら斑k9/仇に降下した。しかる後、オ
ートクレープを冷却し生成物を取り出した。生成した多
元系合成樹脂水性ェマルジョンは、青白色の安定なもの
であった。以下、ェマルジョンの諸性質は第1表に一括
して示した。なお、第1表中の対数粘度は、ポリマー濃
度が0.4夕/dそのベンゼン溶液を30qoでキャノ
ンフェンスケ粘度計を用いて測定した。算出式は次のと
おりである。対数粘度=log 刀r/cりr.・・・
・・粘度比 c・・・・・・ポリマー濃度(夕/dそ)ェマルジョン
Bの製造例 ェマルジョンAの製造例で用いたと同一の1そオートク
レープに、以下の成分を仕込んだ。
蒸溜水 286夕スチ
レン 86夕ボリビニ
ルアルコール(pvA−217の10%水溶液)
12タエマルゲン970
9.6タヱマ−ル2F
2.4タピロリン酸ソーダ
2.0タ過硫酸アンモニウム 2.
0夕競いてオートクレープ内の空気を窒素及びエチレン
で置換した。
櫨洋下に内温を7000に上げ、エチレン圧を45k9
/地に昇圧して、2時間第一段階の重合を行った。ひき
続き、第二段階の重合として酢酸ビニル200夕を2時
間にわたって添加重合した。この間エチレンの追加供給
を行なわなかったのでエチレン氏は34k9/地に降下
した。この状態でさらに2時間重合を行なった。しかる
のちに、オートクレープを冷却し生成したェマルジョン
を取り出した。得られたェマルジョンは青白色で安定な
ものであった。ェマルジョンCの製造例 ェマルジョンAの製造例の第一段階の反応おいて、スチ
レン86夕のかわりにスチレン43夕とメチルメタクリ
レート43夕のモノマー混合物を使用し、エチレンの造
供給は行なわなかった以外は、ェマルジョンAの製造例
と同一条件で二段階重合を行い安定なェマルジョソを得
た。
ェマルジョン○の製造例 ェマルジョンAの製造例の第一段階の反応において、ス
チレン86夕のかわりにスチレン73.1夕、アクリロ
ニトリル8.6夕及びメタクリル酸4.3夕よりなるモ
ノマ−混合物を用い、エチレンの造供給は行なわなかっ
た以外は、ェマルジョンAの製造例と同一条件で二段階
重合反応を行なった。
ェマルジョンEの製造例ェマルジョンAの製造例で用い
たと同一の1そオートクレープに、以下の各成分を仕込
んだ。
蒸溜水 2斑夕スチレン
77.2夕メチルメ
タクリレート 28.6タメタクリル
酸 8.Mエマルゲン950
9.6タェマールが
2.4夕ピロリン酸ソーダ
2.0ク過硫酸アンモニウム
2.0タ続いて、オートクレープ内の空気を窒
素及びエチレンにて置換した。鷹杵下、重合温度を70
つ0とし、エチレン圧を50k9/地に昇圧して、2時
間第一段階の重合を行った。き続き、第二段階の重合と
して酢酸ビニル171.6夕を2時間にわたり第一段階
と同一のエチレン圧下に添加し重合を行った。添加終了
後、エチレンの供給を止め、さらに3時間重合を続けた
結果、エチレン圧は36【9/仇まで降下した。
オートクレープを冷却後、ェマルジョンを取り出した。
生成物は、青白色で安定なェマルジョンであった。
ェマルジョンFの製造例 ェマルジョンAの製造例で用いたと同一の1そオートク
レープに、以下の各成分を仕込んだ。
蒸溜水 2斑夕ハイドロオ
キシエチルセルロース(AL−15)の10%水溶液
30タヱマルゲン950
9.6タェマ−ルが
2.4夕ピロリン酸ソーダ
2.0タ過硫酸アンモニウム
3.5タスチレン
86夕続いて、オートクレープ内の空気を窒素及びエチ
レンにて遣した。
損拝しながら内温を7000に上げ、エチレン圧を80
k9/係に昇圧した。この状態で2.5時間第一段階重
合を行なった。ひき続き、第二段階重合として酢酸ビニ
ル100夕と塩化ビニル100夕の混合モノマーを6時
間にわたって添加し、重合を行なった。この間エチレン
圧は80k9/均に保った。混合モノマー添加終了後は
、エチレンの供給を止め、さらに8時間重合を行なった
。オートクレープを冷却後、生成したェマルジョンを取
り出した。ェマルジョンGの製造例 ェマルジョンAの製造例で用いたと同一の1タオートク
レーブに、以下の各成分を仕込んだ。
蒸溜水 530夕エマル
ゲン950 22.5タヱマ
ールが 7.5夕ピロリン
酸ソーダ 4タ過硫酸アンモニウム
2タスチレン
163.4タメタクリル酸
8.62続いて、オートクレープ内の空気を窒素
及びェチレンにて置換した。
燈拝しながら内温を720に上げ、エチレン圧を70k
9/仇に昇圧し、6時間第一段階の重合を行なった後、
オートクレープを冷却して生成したェマルジョンを取り
出した。生成したェマルジョンは、平均粒子径0.1仏
以下、固形分含有率2832重量%のスチレン臭のまっ
たくない青白色の安定なェマルジョンであった。次に、
第二段階として以下の成分を蜂量し第一段階で生成した
ェマルジョン 369タ酢酸ピニル
200夕ポリビニルアルコール
12タ蒸溜水 18
夕過硫酸アンモニウム 1タ室温で
3粉1間縄拝し予備ヱマルジョンを調整した。
この予備ェマルジョン180夕を1そのオートクレープ
に仕込み、オートクレープ内の空気を窒素及びエチレン
にて置換した。蝿拝しながら内温を7ぞ○に上げ、エチ
レン圧を50k9/均に昇圧した後、残り420夕の予
備ェマルジョンを3時間にわたって添加した。
添加終了後はエチレンの供V給を止め、さらに3時間重
合を続けた。この間エチレン圧力37.5k9/地まで
降下した。オートクレープを冷却後、生成ェマルジョン
を取り出した。ェマルジョソ日の製造例 ェマルジョンAの製造例の第一段階の反応において、ェ
マルゲン950及びェマールがのかわりにェマルゲンP
P−290(花王アトラス(株)社製プルロニック系乳
化剤)12夕を使用して以外は、ェマルジョンAの製造
例と同一の条件下に二段重合反応を行い安定なェマルジ
ョンを得た。
ェマルジョン1の製造例(比較例) ェマルジョンAの製造例で用いたと同一の1そオートク
レ−ブに、以下の各成分を仕込んだ。
蒸溜水 . 260夕ヱマルゲ
ソー950 7.2タェマール
−が 1.8タピロリン酸ソーダ
1.2タ過硫酸アンモニウム
0.6タハイドロオキシエチルセルロース
27夕競いて、オートクレープ内の空気を窒素及
びエチレンにて置換した。蝿辞しながら内温を7000
に上げ、エチレン圧を30k9/塊に昇圧した後、酢酸
ビニル300夕を3時間にわたって添加し重合を行つた
。添加終了後、エチレンの供給をストップし、さらに2
時間の重合を行った。反応終了後、オートクレープを冷
却し生成ェマルジョンをとり出した。ェマルジョンJの
製造例 ェマルジョンAの製造例で用いたと同一の1そオートク
レープに、以下の各成分を仕込んだ。
蒸溜水 260夕エマル
ゲン950 9.6タピロ
リン酸ソーダ 1.8タ過硫酸アンモ
ニウム 0.9タポリビニルアルコ
ール(PVA−217の10%水溶液) 2
4タ続いて、オートクレープ内の空気を窒素及びエチレ
ンにて置換した。
健投しながら内温を7び0に上げ、エチレン圧を40k
g/のに昇温した後、酢酸ビニル250夕とバーサティ
ツク酸のビニルェステル(ベオバーIQシェル化学(株
)製)50夕の混合モノマーを3時間にわたって添加し
重合を行なった。添加終了後、エチレンの供給をストッ
プし、さらに2時間の重合を行なった。反応終了後、オ
ートクレープを冷却し生成ェマルジョンをとり出した。
第 1 表 ェマルションの性質 実施例 1〜8 比較例 1〜2 JISA−1106によるコンクリート試験用標準型枠
の中心部に、金属製仕切板を一面が中心線と合致するよ
うに垂直に設置し、その片側に配合比が重量でセメント
:砂:砂利=1:3:3でセメント水比が65%のコン
クリートを流し込み、2ぴ○、80%RHの室内で1日
温室養生した後脱型し、さらに2ぴ0の水中で6日間水
中養生した。
次いでこの供試体を再度もとの状態に型枠中に納め、金
属仕切板を取除き、仕切板が接触したコンクリート面に
第1表に示したェマルジョンを各々樹脂濃度が20%に
なるよう希釈したェマルジョンを180タノの(樹脂固
形分で36夕/〆)の割合になるように刷毛にて塗布し
、5時間20午065%のモルタルを打継ぎ、前記条件
で1日間湿室養生した後、脱型し2000、65%RH
の室内で7日間、28日間養生し曲げ強度を測定した。
結果を第2表に示した。
なお、実施例及び比較例の曲げ強度の測定は、新旧モル
タルの継目を支点とする曲げ試験法でテンシロン引張試
験機(東洋側器製、UTM−1,5000)を使用して
測定した。
第2表 実施例 9〜10比較例 3〜4 JISA−1106のコンクリート試験用標準型枠に、
配合比が重量でセメント:砂:水=100:300:6
5のモルタルをJISR−5201の方法に従って打込
み、そのまま1日放置後脱型し、2ぴ0の水中に1日浸
債後、さらに2000、65%RHの室内に26日間放
置した。
この試験体の中心をダイヤモンドカッターにて切断して
2ケに分割し、その面をブラシにて清浄後打継用旧モル
タル試験片とした。次に、ブラシにて情浄して面に第1
表に示したェマルジョンを各々樹脂濃度が20%になる
ように希釈し、このェマルジョンを150夕/枕(樹脂
固形分で30夕/枕)の割合になるよう毛し、て塗布し
、2岬時間放置乾燥した。次いで、この試験片を再び前
記型枠に塗布面が中心になるよに納め、前記と同一のモ
ルタルを打継ぎ2日間放置後脱型し、2ぴ0、65%R
Hの室内にて26日間乾燥養生したもの及び2ぴ0水中
に21日間水中養生後、2000,65%RHの室内で
5日間乾燥養生したものの湿潤時及び乾燥時の曲げ強度
を測定した。
結果を第3表に示した。なお、実施例及び比較例の曲げ
強度の測定は、実施例1〜8、比較例1〜2と同一条件
で行なった。
第3表 実施例 17〜24比較例 5〜7 本発明の旋工方法による接着力を測定するために以下の
試験を行った。
基材として表面をブラシにて清掃したコンクリート舗道
板を2ぴ○、65%RHの室内に28日間放置した後そ
の上に第1表記戦のェマルジョンを各々樹脂濃度15%
に希釈し、このェマルジョンを150夕/〆(樹脂固形
分で22.5夕/〆)の割合になるよう刷毛にて塗布し
、5時間乾燥した。
その後、中1仇、厚さ1弧の硬質ポリ塩化ビニルの枠を
舗道板の4辺に両面粘着テープを使用いまりつけ型枠と
した。この型枠内にセメント:砂:水=100:200
:60の割合で混練したモルタルを旋工し、20006
5%RHの室内に7日及び28日間養生した。
この乾燥面に4の×4弧の大きさの鉄製アタッチメント
をェポキシ樹脂接着剤(クイックセット、小西儀助商店
製)にて舗道板1個に対して5個の割合で接着し、5時
間乾燥後アタッチメント周囲をダイヤモンドカッターに
て下地コンクリート面が出るまでモルタル面をカットし
た。その後、蓮研式測定機により各々垂直剥離強度を測
定した。
結果を第4表に示した。第「 4 表 実施例 25〜32、比較例 8〜10 屋外曝露によるモルタル打継面の状態を観察するために
以下の試験を行った。
表面のゴミ等をブラシにて清浄にしたストレート板(6
瓜ネ×6山地)第1表記戦のェマルジョンを各々樹脂濃
度15%に希釈し、150夕/従(樹脂固形分で22.
5多/の)の割合となるよう刷毛にて塗布し2時間乾燥
した。その後、配合比が重量でセメント:砂:水=10
0:300:75の割合で混練したモルタルをセメント
コテを用い厚さ2側程度になるように打継ぎ、2000
,65%RHの室内にて28日間養生した。
その後室外に放置し3ケ月間及び6ケ月間の曝露後、打
級モルタル面の状態を観察した。結果を第5表に示した
第5表 第5表に示した結果から明らかなごと〈、多元系合成樹
脂水性ェマルジョンを用いる本発明の旋工方法は、他の
ェマルジョンを用いる旋工方法に比較して接着性能がす
ぐれているため、長期間の曝露によっても安定な性能を
示すことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セメント製品の素地表面に仕上剤層を旋工するに際
    し、あらかじめセメント製品の素地表面の第一段階でエ
    チレン及びスチレン系単量体、またはエチレン、スチレ
    ン系単量体及びスチレン系単量体と共重合可能な単量体
    を乳化重合し、次いで第二段階で第一段階において得ら
    れた水性エマルジヨンの存在下、エチレン及びビニルエ
    ステル及びビニルエステルと共重合可能な単量体を乳化
    重合させて得られる多元系合成樹脂水性エマルジヨンを
    塗布し、次いでその上に仕上剤を施すことを特徴とする
    セメント製品の仕上旋工方法。
JP11735279A 1979-09-14 1979-09-14 セメント製品の仕上施工方法 Expired JPS6021948B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11735279A JPS6021948B2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14 セメント製品の仕上施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11735279A JPS6021948B2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14 セメント製品の仕上施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5641887A JPS5641887A (en) 1981-04-18
JPS6021948B2 true JPS6021948B2 (ja) 1985-05-30

Family

ID=14709558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11735279A Expired JPS6021948B2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14 セメント製品の仕上施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6021948B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS634883A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 Kanebo N S C Kk コンクリ−ト構造物の仕上材層施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5641887A (en) 1981-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4385152A (en) Acrylic polymer emulsion
JPS6228187B2 (ja)
JP3410473B2 (ja) 水性樹脂分散体およびその製造方法
EP1180535B1 (de) Verdickungsmittel-Zusammensetzungen mit Vinylalkohol-Mischpolymerisaten und Celluloseethern
EP1180528B1 (de) Verwendung von Vinylalkohol-Mischpolymerisaten als Verdickungsmittel
JPS6259682A (ja) 水性圧感接着剤分散液およびその製造法
US4193902A (en) Finely particulate plastics dispersions prepared by metering a mixture containing four monomers into an aqueous liquor containing an anionic emulsifier
JPH0987061A (ja) コンクリート構造物用塗装用組成物
US4363836A (en) Priming compositions for a base of cement mortar or concrete
JPS6021948B2 (ja) セメント製品の仕上施工方法
JP4380306B2 (ja) コンクリート床構造体、及びその施工方法
IE43999B1 (en) Process for the preparation of aqueous plastics dispersions
JP3602180B2 (ja) 窯業セメント系外装材仕上げ塗料用エマルジョン
JPS6221375B2 (ja)
JP4282114B2 (ja) コンクリート表面増強剤
JPH0323281A (ja) コンクリート類表面の養生方法
JPH0881249A (ja) セメントモルタル用の混和材および打継ぎ材
JPS6243954B2 (ja)
JP3041626B2 (ja) セメントモルタル及び/又はコンクリート用配合剤
JPS62116B2 (ja)
CZ199393A3 (en) Polymeric substances and dispersions of polymers and their use in hydraulic binding agents
JPH0336775B2 (ja)
JP3094551B2 (ja) セメント用組成物
JPS646146B2 (ja)
JPS59102846A (ja) 改質されたセメント組成物およびセメント製品