JPS602193B2 - 金属箔積層シ−トの加工方法 - Google Patents
金属箔積層シ−トの加工方法Info
- Publication number
- JPS602193B2 JPS602193B2 JP55026050A JP2605080A JPS602193B2 JP S602193 B2 JPS602193 B2 JP S602193B2 JP 55026050 A JP55026050 A JP 55026050A JP 2605080 A JP2605080 A JP 2605080A JP S602193 B2 JPS602193 B2 JP S602193B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal foil
- laser
- plastic sheet
- sheet
- laminated sheet
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- Expired
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- Surface Heating Bodies (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属箔積層シートの金属箔の一部を除去して面
発熱体の面発熱素子パターン等を形成するための加工方
法に関し、その要旨とするところは、金属箔１とプラス
チックシート２とを交互に薄層した積層シート３のプラ
スチックシート２にＣ０２レーザ４のような長波長のレ
ーザ光を照射してプラスチックシート２を除去する工程
と、積層シート３の金属箔１にＹＡＧレーザ５のような
短波長のレーザ光を照射して金属箔１を除去する工程と
、パワーの小さなＣ０２レーザ４ａのような長波長のレ
ーザ光を照射して溶融したプラスチックシート２により
金属箔１の除去部分６を覆う最終工程とから成ることを
特徴とする金属箔積層シートの加工方法に係るものであ
らる。
発熱体の面発熱素子パターン等を形成するための加工方
法に関し、その要旨とするところは、金属箔１とプラス
チックシート２とを交互に薄層した積層シート３のプラ
スチックシート２にＣ０２レーザ４のような長波長のレ
ーザ光を照射してプラスチックシート２を除去する工程
と、積層シート３の金属箔１にＹＡＧレーザ５のような
短波長のレーザ光を照射して金属箔１を除去する工程と
、パワーの小さなＣ０２レーザ４ａのような長波長のレ
ーザ光を照射して溶融したプラスチックシート２により
金属箔１の除去部分６を覆う最終工程とから成ることを
特徴とする金属箔積層シートの加工方法に係るものであ
らる。
従来の積層シートは、例えば金属箔を金型とパンチとで
面発熱素子パターン等に打抜き、この打抜いた金属箔を
ナイロンシートと積層してし、たが、打抜いた薄い金属
箔の扱いが困難で作業が行ないにくく、金属箔を上下に
複数層重ねる場合には上下の金属箔の位置がずれ易く、
しかも金属箔の打抜き除去された部分は空間のままで絶
縁性が悪かった。
面発熱素子パターン等に打抜き、この打抜いた金属箔を
ナイロンシートと積層してし、たが、打抜いた薄い金属
箔の扱いが困難で作業が行ないにくく、金属箔を上下に
複数層重ねる場合には上下の金属箔の位置がずれ易く、
しかも金属箔の打抜き除去された部分は空間のままで絶
縁性が悪かった。
本発明は叙上の従釆例の欠点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは簡単かつ短時間で面発熱素
子パターンや回路パターン等を形成した積層シートを製
造でき、金属箔間の絶縁性に優れ、金属箔を上下に複数
層重ねる場合にも金属箱同志がずれないように加工する
ことができ、しかも積層シート全体を切断することなく
金属箔のみを切断できる金属箔積層シートの加工方法を
提供するにある。
り、その目的とするところは簡単かつ短時間で面発熱素
子パターンや回路パターン等を形成した積層シートを製
造でき、金属箔間の絶縁性に優れ、金属箔を上下に複数
層重ねる場合にも金属箱同志がずれないように加工する
ことができ、しかも積層シート全体を切断することなく
金属箔のみを切断できる金属箔積層シートの加工方法を
提供するにある。
以下本発明を添付図により詳述する。
第１図の３は両発熱体である三層の積層シートであり、
アルミニウム箔等の金属箔１の上下両面にナイロンやポ
リエチレン等の透明なプラスチックシート２を横層した
ものである。まず第１図ａのように積層シート３の上方
からプラスチックシート２に長波長のレーザ光として比
較的パワーの高いＣ０２（炭酸ガス）レーザ４（波長１
０．６３ムｍ）を照射し、このＣ０２レーザ４を走らせ
ながら上面のプラ ′スチックシート２を希望の形に蒸
発除去する。このときＣ０２レーザ４は波長が長いため
に金属箔１の表面で反射され、金属箔１はＣ０２レーザ
４により除去されることがない。次に第１図ｂに示すよ
うに積層シート３の上方から金属箔１に短波長のレーザ
光としてＹＡＧ（イットリウム、アルミニウム、ガーネ
ット）レーザ５（波長１．０６５山ｍ）を細く絞って照
射し、このＹＡＧレーザ５を走らせながら金属箔１を蒸
発除去する。このときＹＡＣレーザ５は下方のプラスチ
ックシート２に対しては透過する。したがってＹＡＧレ
ーザ５は下方のプラスチックシート２を通して金属箔１
に照射しても良い。また短波長のレーザ光としてはＹＡ
Ｇレーザの他にも、Ｇｌａｓｓレーザ（波長１．０６５
山ｍ）やＣａＷ０４レーザ（波長１．０６５仏ｍ）、ル
ビーレーザ（波長０．６９４３一ｍ）等でも良い。最後
に第１図ｃに示すように波長の長いレーザとして比較的
パワーの低いＣ０２レーザ４ａをスポット蓬を大きくし
て積層シート３の上方から照射し、上方のプラスチック
シート２を溶融させ、第１図ｄに示すように溶融したプ
ラスチックシート２で金属箔１を覆うと共に金属箔１の
除去部分６に溶融したプラスチックシート２を充填させ
、金属箔１間の絶縁を完全にする。各工程のレーザ光は
スポット状にして照射するものに限らず、スリット状に
して照射しても良く、切断幅（除去幅）が広い場合には
スリット状にして照射するのが有利である。以上のよう
に本方法は金属箔とプラスチックシートとの光の波長に
よる吸収率の違いを原理とするものである。第２図ａ乃
至ｆは本発明の池例であり、二層の金属箔１と三層のプ
ラスチックシート２とを交互に積層した五層の積層シー
ト３に加工するものである。
アルミニウム箔等の金属箔１の上下両面にナイロンやポ
リエチレン等の透明なプラスチックシート２を横層した
ものである。まず第１図ａのように積層シート３の上方
からプラスチックシート２に長波長のレーザ光として比
較的パワーの高いＣ０２（炭酸ガス）レーザ４（波長１
０．６３ムｍ）を照射し、このＣ０２レーザ４を走らせ
ながら上面のプラ ′スチックシート２を希望の形に蒸
発除去する。このときＣ０２レーザ４は波長が長いため
に金属箔１の表面で反射され、金属箔１はＣ０２レーザ
４により除去されることがない。次に第１図ｂに示すよ
うに積層シート３の上方から金属箔１に短波長のレーザ
光としてＹＡＧ（イットリウム、アルミニウム、ガーネ
ット）レーザ５（波長１．０６５山ｍ）を細く絞って照
射し、このＹＡＧレーザ５を走らせながら金属箔１を蒸
発除去する。このときＹＡＣレーザ５は下方のプラスチ
ックシート２に対しては透過する。したがってＹＡＧレ
ーザ５は下方のプラスチックシート２を通して金属箔１
に照射しても良い。また短波長のレーザ光としてはＹＡ
Ｇレーザの他にも、Ｇｌａｓｓレーザ（波長１．０６５
山ｍ）やＣａＷ０４レーザ（波長１．０６５仏ｍ）、ル
ビーレーザ（波長０．６９４３一ｍ）等でも良い。最後
に第１図ｃに示すように波長の長いレーザとして比較的
パワーの低いＣ０２レーザ４ａをスポット蓬を大きくし
て積層シート３の上方から照射し、上方のプラスチック
シート２を溶融させ、第１図ｄに示すように溶融したプ
ラスチックシート２で金属箔１を覆うと共に金属箔１の
除去部分６に溶融したプラスチックシート２を充填させ
、金属箔１間の絶縁を完全にする。各工程のレーザ光は
スポット状にして照射するものに限らず、スリット状に
して照射しても良く、切断幅（除去幅）が広い場合には
スリット状にして照射するのが有利である。以上のよう
に本方法は金属箔とプラスチックシートとの光の波長に
よる吸収率の違いを原理とするものである。第２図ａ乃
至ｆは本発明の池例であり、二層の金属箔１と三層のプ
ラスチックシート２とを交互に積層した五層の積層シー
ト３に加工するものである。
すなわち第２図ａ乃至ｄに示すように積層シート３の上
方から比較的パワーの大きなＣ０２レーザ４とＹＡＧレ
ーザ５とを交替に照射してプラスチックシート２と金属
箔１とを交互に蒸発除去し、最後に第２図ｅのように積
層シート３の上方から比較的パワ−の小さなＣ０２レー
ザ４ａを照射してプラスチックシート２を溶融させ、溶
融したプラスチックシート２で金属箔１の除去部分６を
覆うものである。更に第３図に示すものは本発明の更に
他例であり、五層の積層シート３を上下両面から加工し
てゆくものである。
方から比較的パワーの大きなＣ０２レーザ４とＹＡＧレ
ーザ５とを交替に照射してプラスチックシート２と金属
箔１とを交互に蒸発除去し、最後に第２図ｅのように積
層シート３の上方から比較的パワ−の小さなＣ０２レー
ザ４ａを照射してプラスチックシート２を溶融させ、溶
融したプラスチックシート２で金属箔１の除去部分６を
覆うものである。更に第３図に示すものは本発明の更に
他例であり、五層の積層シート３を上下両面から加工し
てゆくものである。
すなわち積層シート２の上下両面からプラスチックシー
ト２に比較的パワーの大きなＣ０２レーザ４を照射して
上下両面のプラスチックシート２を蒸発除去し、次に積
層シート３の上下両面からＹＡＧレーザ５を金属箔１に
照射して金属箔１を蒸発除去し、最後に第３図ｃに示す
ように積層シート３の上下両面に比較的パワーの低いＣ
Ｑレーザ４ａを照射してプラスチックシート２を溶融し
、第３図ｄに示すように溶融したプラスチックシート２
で金属箔１を覆うものである。このようにして例えば積
層シート３の金属箔１を面発熱素子パターンに沿ってレ
ーザ光により除去して、第４図に示すように通電される
面発熱素子７と非発熱部８との間をプラスチックシート
２を充填された除去部分６により隔てられた面発熱体が
製造される。
ト２に比較的パワーの大きなＣ０２レーザ４を照射して
上下両面のプラスチックシート２を蒸発除去し、次に積
層シート３の上下両面からＹＡＧレーザ５を金属箔１に
照射して金属箔１を蒸発除去し、最後に第３図ｃに示す
ように積層シート３の上下両面に比較的パワーの低いＣ
Ｑレーザ４ａを照射してプラスチックシート２を溶融し
、第３図ｄに示すように溶融したプラスチックシート２
で金属箔１を覆うものである。このようにして例えば積
層シート３の金属箔１を面発熱素子パターンに沿ってレ
ーザ光により除去して、第４図に示すように通電される
面発熱素子７と非発熱部８との間をプラスチックシート
２を充填された除去部分６により隔てられた面発熱体が
製造される。
本発明は叙述の如く金属箔とプラスチックシートとを交
互に穣層した積層シートのプラスチックシートにＣ０２
レーザのような長波長のレーザ光を照射してプラスチッ
クシートを除去する工程と、積層シートの金属箔にＹＡ
Ｇレーザのような短波長のレーザ光を照射して金属箔を
除去する工程と、パワーの小さなＣ０２レーザのような
長波長のレーザ光を照射して溶融したプラスチックシー
トにより金属箔の除去部分を覆う最終工程とから成るか
ら、Ｃ０２レーザのような長波長のレーザ光とＹＡＧレ
ーザのような短波長のレーザとを交互に積層シートに照
射するだけで簡単かつ短時間で金属箔に面発熱素子パタ
ーンや回路パターン等を形成できる利点があり、また金
属箔間の除去部分は空間でなくてプラスチックシートが
充填されていて金属箔間の絶縁性に優れ、金属箔を上下
に複数層積層する場合にも上下の金属箔同志がずれない
ように加工することができ、しかも金属箔を切断しても
積層シート全体が切断されることなくプラスチックシー
トによりつながっているという利点がある。
互に穣層した積層シートのプラスチックシートにＣ０２
レーザのような長波長のレーザ光を照射してプラスチッ
クシートを除去する工程と、積層シートの金属箔にＹＡ
Ｇレーザのような短波長のレーザ光を照射して金属箔を
除去する工程と、パワーの小さなＣ０２レーザのような
長波長のレーザ光を照射して溶融したプラスチックシー
トにより金属箔の除去部分を覆う最終工程とから成るか
ら、Ｃ０２レーザのような長波長のレーザ光とＹＡＧレ
ーザのような短波長のレーザとを交互に積層シートに照
射するだけで簡単かつ短時間で金属箔に面発熱素子パタ
ーンや回路パターン等を形成できる利点があり、また金
属箔間の除去部分は空間でなくてプラスチックシートが
充填されていて金属箔間の絶縁性に優れ、金属箔を上下
に複数層積層する場合にも上下の金属箔同志がずれない
ように加工することができ、しかも金属箔を切断しても
積層シート全体が切断されることなくプラスチックシー
トによりつながっているという利点がある。
第１図ａ乃至ｄは本発明の一実施例の方法を示す断面図
、第２図ａ乃至ｆは本発明の池例の方法を示す断面図、
第３図ａ乃至ｄは本発明の更に他例の方法を示す断面図
、第４図は面発熱体を示す平面図である。 １・・・金属箔、２・・・プラスチックシート、３・・
・積層シ−ト、４，４ａ・・・Ｃ０２レーザ、５・・・
ＹＡＧレーザ。 ヌ 第２図 第３図 第４図
、第２図ａ乃至ｆは本発明の池例の方法を示す断面図、
第３図ａ乃至ｄは本発明の更に他例の方法を示す断面図
、第４図は面発熱体を示す平面図である。 １・・・金属箔、２・・・プラスチックシート、３・・
・積層シ−ト、４，４ａ・・・Ｃ０２レーザ、５・・・
ＹＡＧレーザ。 ヌ 第２図 第３図 第４図
Claims (1)
- １ 金属箔とプラスチツクシートとを交互に積層した積
層シートのプラスチツクシートにＣＯ＿２レーザのよう
な長波長のレーザ光を照射してプラスチツクシートを除
去する工程と、積層シートの金属箔にＹＡＧレーザのよ
うな短波長のレーザ光を照射して金属箔を除去する工程
と、パワーの小さなＣＯ＿２レーザのような長波長のレ
ーザ光を照射して溶融したプラスチツクシートにより金
属箔の除去部分を覆う最終工程とから成ることを特徴と
する金属箔積層シートの加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55026050A JPS602193B2 (ja) | 1980-02-29 | 1980-02-29 | 金属箔積層シ−トの加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55026050A JPS602193B2 (ja) | 1980-02-29 | 1980-02-29 | 金属箔積層シ−トの加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56121766A JPS56121766A (en) | 1981-09-24 |
| JPS602193B2 true JPS602193B2 (ja) | 1985-01-19 |
Family
ID=12182853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55026050A Expired JPS602193B2 (ja) | 1980-02-29 | 1980-02-29 | 金属箔積層シ−トの加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602193B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6283783A (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-17 | マルイ工業株式会社 | 着色透光表示板の製造方法 |
| MX2010006837A (es) | 2008-01-08 | 2010-11-05 | Esco Corp | Punta para rodillo para trabajos de terraceria. |
-
1980
- 1980-02-29 JP JP55026050A patent/JPS602193B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56121766A (en) | 1981-09-24 |
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