JPS60218250A - ウエブの張力付与方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はウェブの張力付与方法に関するものであって
、一層詳細には、縦ビロー包装および横ビロー包装に代
表される製袋充填包装方法を実施するに当り、原反ロー
ルから繰出され筒状の袋体に成形されたウェブにシール
を施すため該ウェブの移送を間欠的に停止させるに際し
て、繰出しローラと筒状袋体の繰出し手段との間に生ず
る前記ウェブのたるみを防止するべく、当該ウェブに常
に適切な張力を付与することのできる方法に関するもの
である。

先ず本発明に係る方法が提案されるに至った経緯を、第
１図に示す典型的な製袋充填包装装置としての縦ビロー
包装装置を参照して略述する。この装置では、垂直に立
設した円筒形の中空筒状体１０の上部にフォーマ（製袋
器）１２が設けられており、原反ロール１６から包装袋
を最終的に形成する包材１４（ポリエチレンシートその
他の合成樹脂製フィルムからなる。以下「ウェブ」と称
する）が繰出され、前記フォーマ１２において筒状の袋
体に成形された後所定長だけ下方へ移送されるようにな
っている。そして前記ウェブ１４は、縦方向に重なり合
う両端縁部をセンターシール装置１８により縦シールさ
れると共に上方から物品Ｗが筒状袋体中に落下供給され
、所定長の移送後に該ウェブの送りが間欠的に停止され
てエンドシール装置２０による横シールが施され、次い
でカッター２２によりウェブが切断されることにより、
物品の充填された最終製品としての包装袋が得られるも
のである（第３図参照）。前記ウェブ１４の繰出しは、
自由回転状態で支持された原反ロール１６と前記フォー
マ１２との間に配設した一対の繰出しローラ２４，２４
により該ウェブ１４を挟圧し、前記ローラを駆動回転さ
せることにょリウェブ１４を所定寸法長繰出すようにな
っている。

また第２図に示すように、筒状体１ｏを挾んで一対のウ
ェブ繰出し手段２６．２６（例えば、上下方向に整列的
に配置した一対のプーリ２８，２８に巻掛けした無端ベ
ルト３０）が配設され、当該繰出しベルト３０．３０が
所定方向に回転することにより、フォーマ１２において
筒状袋体に形成され、かつ筒状体１０の外周面に密着的
に位置するウェブ１４を、下方へ積極的に繰出すように
なっている（但し、前記筒状体１ｏの存在は必ずしも要
件ではなく、ウェブ１４を挟んで対向する板体としたり
、これ等の部材を全く省略しベル１〜により真空吸引し
つつ繰出す型式としてもよい）。なお第１図において、
参照符号３１はウェブ１４に印刷されたレジスターマー
クを検出するレジマークセンサを示し、更に符号３３は
ガイド板、３５はターニングバー、３７は原反ロール１
６の経時的な直径減少を、角度変化としてリアルタイム
で検出するポテンショメータを夫々示す。

ところでこの縦ピロー包装装置を使用して製袋充填包装
を行うに当り、前記繰出しローラ２４および繰出し手段
２６（無端ベルト３０に代表される）間に介在するウェ
ブ１４がたるむと、繰出し時にウェブが蛇行し、このよ
うにウェブの送りが円滑になされないことに起因して、
製袋充填包装の高速運転が阻害される等の欠点が指摘さ
れる。

本発明は前記欠点に鑑み、これを解決するべく提案され
たものであって、前記製袋充填包装方法の実施に際し、
筒状に成形されたウェブに横シールを施すべく該ウェブ
の送りを間欠的に停止した３一 時に、繰出しローラと繰出し手段との間に介在するウェ
ブのたるみ発生を防止し、常に適切な張力をウェブに付
与することを目的とする。

前記目的を達成するため本発明に係るウェブの張力付与
方法は、繰出しローラにより原反ロールからウェブを繰
出して筒状の袋体に形成し、この筒状袋体に繰出し手段
を介して繰出し力を与えつつ該袋体中に物品を投入充填
して所要のシールを施す製袋充填包装方法において、前
記繰出しローラと繰出し手段との回転起動は同期的に行
うと共に、その回転停止は、両者間に介在するウェブに
所定の張力を与えるために、前記繰出しローラが停止し
た後若干時間的に遅れて前記繰出し手段を停止させるよ
うにしたことを特徴とする。

なおこの繰出しローラと繰出し手段との回転起動および
回転停止を制御する場合に、前記繰出しローラと繰出し
手段との同期的な回転起動を低速で実施し、次いで高速
の定常運転に移行した後、再度低速運転に切換えてから
繰出しローラと繰出し手段との回転停止を行うようにす
るのが好まし４− い。

次に本発明に係るウェブの張力付与方法につき、これを
好適に実施する装置の一例を挙げて、添付図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。第４図〜第６図は本発明に
係る方法を実施する装置の一実施例を示すものであって
、共通の単一駆動源と４□−５４０ｋｍよ９、□□、−
７゜２４お　゛よび繰出し手段２６の回転および停止を
行うようになっている。すなわちモータ４０に接続する
第１回転軸４２には、小径歯車４４が固定されると共に
、該回転軸４２における前記小径歯車４４から所定距離
離間した位置には、大径歯車４６が同軸的に挿通されて
いる。この大径歯車４６は、第１回転軸４２に対して自
由回転状態で枢支され、該回転軸４２の他端部に取付け
た第１の電磁クラッチ４８に連繋接続して、この電磁ク
ラッチ４８のオン・オフ制御に伴い第１回転軸４２との
対応的な機械接続および切放しく動力の伝達および遮断
）が行われるようになっている。

前記小径歯車４４は、前記第１回転軸４２と平行に配設
した第２回転軸５０に自由回転状態で枢支された別の大
径歯車５２に常時噛合しており、またこの第２回転軸５
０には別の小径歯車５４が固着され、この歯車５４は第
１回転軸４２に設けた前記大径歯車４６と噛合している
。前記第２回転軸５０の一端部には、第２の電磁クラッ
チ５６が取付けられ、前記自由回転が許容される大径歯
車５２はこの電磁クラッチ５６に連繋接続して、該クラ
ッチのオン・オフ制御に伴い、第２回転軸５０との対応
的な機械接続および切放しが行われるようになっている
。更に第２回転軸５０の他端部にはプーリ５８が固定さ
れ、とのプーリ５８と前記繰出しローラ２４における一
方の回転軸６０の一端部に固定したプーリ６２との間に
、無端ベルト６４が巻掛けられている。なお前記回転軸
６０の一端部には電磁ブレーキ６６が接続されて、該ブ
レーキのオン作動により一連の回転系を瞬時に停止させ
るようになっている。

また第２回転軸５０には、図示の如くベベルギヤ６８が
固着されると共に、この第２回転軸５０と直交する第３
の回転軸７２には別のベベルギヤ７０が固定されており
、両ベベルギヤ６８．７０は相互に噛合接続している。

前記第３の回転軸７２の一端部には、一方向へのみ駆動
力を伝達し、他方向には自由回転して駆動力の伝達を遮
断するワンウェイローラ７４が装着され、このワンウェ
イローラ７４を介して平歯車７６が接続されている。

すなわち図示の実施例では、第３の回転軸７２は時計方
向に回転駆動されるようになっており、このとき時計方
向の駆動力は、ワンウェイローラ７４を介して平歯車７
６を同方向へ一体的に回転させる。そして第３の回転軸
７２が停止しても、平歯車７６は前記時計方向への回転
が許容され、更に第３の回転軸７２に逆駆動力が与えら
れるときは、当該平歯車７６は反時計方向への回転はな
されない。

更に前記各繰出しベルト３０を駆動する一方のプーリ２
８を一端部に接続固定した回転軸７７には、平歯車７８
が固着されている。そして隣接し合う各繰出しベルト３
０に夫々関連する平歯車７− ７８．７８は相互に噛合接続されると共に、一方の平歯
車７８は、前記ワンウェイローラ７４を介して装着され
た平歯車７６と噛合うようになっている。なお図におい
て参照符号８０はロータリーエンコーダを示し、このエ
ンコーダ８０は、第２回転軸５０に歯車列８２を介して
接続されて、該回転系における回転数の検出監視を行う
ようになっている。

第７図および第８図は、第４図に示す駆動系統の部分的
な別の実施例を示すものである。すなわち第７図は、第
４図に示す回転駆動系における第２回転軸５０に、第１
の電磁クラッチ４８および第２の電磁クラッチ５６を夫
々介挿したものであって、第１回転軸４２との動力伝達
はタイミングプーリ８３．８５およびタイミングベルト
８４゜８６で行うようになっている。このときモータ４
０は、１個のみ使用される。また第８図は、夫々別の駆
動用モータ８８，９０を設けて、スプロケット８９．９
１およびチェノ９２，９４により動力伝達するようにし
たものである。

８− 次に本発明に係る方法につき、その作用および効果を説
明する。原反ロール１６がらのウェブ１４の繰出し開始
に当っては、第４図に示す如く第１の電磁クラッチ４８
をオフにして大径歯車４６を第１回転軸４２に対して自
由回転状態とし、また第２の電磁クラッチ５６はオンに
して、大径歯車５２を第２回転軸５０に接続しておく。

このとき電磁ブレーキ６６はオフ状態になっている。

この状態でモータ４０を回転させれば、モータ４０の回
転は小径歯車４４および大径歯車５２を介してベベルギ
ヤ６８．７０に伝達され、第３の回転軸７２を時計方向
に回転させる。このとき、前述した如くワンウェイロー
ラ７４は、平歯車７６の時計方向への回転を許容するか
ら、前記平歯車７８．７８も噛合回転させられてこれに
接続する繰出し手段２６を駆動し、筒状体１０上に位置
するウェブ１４を下方へ繰出し走行させる。この場合は
、小径歯車４４と大径歯車５２との組合わせにより動力
伝達がなされる結果として、低速回転がなされる。なお
第２回転軸５０からベルト６４を介して、前記繰出しロ
ーラ２４にも低速で動力伝達がなされる。すなわち繰出
しローラ２４および繰出し手段２６は低速での同期起動
がなされる。ものであり、従って第１図に示す如く繰出
しローラ２４および繰出し手段２６の間に介在するウェ
ブ１４にはテンションが付与される。

次に起動してから１秒後に、第５図に示す如く、第１の
電磁クラッチ４８がオンに切換えられると、大径歯車４
６が第１回転軸４２に機械的に接続される。またこれと
同期的に第２の電磁クラッチ５６がオフになって、別の
大径歯車５２が第２回転軸５０から機械的に切放される
と、低速駆動から高速駆動に切換わり、これにより繰出
しローラ２４および繰出し手段２６は同期的に高速駆動
の定常運転に移行される。このときは、繰出しローラ２
４および繰出し手段２６の間のウェブ１４には依然とし
てテンションが付与されている。

次いでウェブ１４の所定の送り出しが完了すると、エン
ドシール装置２０により横シールを施すために当該ウェ
ブ１４の繰出しを停止させる必要がある。すなわち−秒
後に、第４図に示す如く、第２の電磁クラッチ５６がオ
ンに切換えられると共に、第１の電磁クラッチ４８がオ
フに切換えられて、繰出しローラ２４および繰出し手段
２６は低速運転に切換えられる。このときも、繰出しロ
ーラ２４および繰出し手段２６の間におけるウェブ１４
には、依然として適切なテンシ旦ンが付与されている。

更に１３秒後に、第６図に示す如く、第１および第２の
電磁クラッチ４８．５６を同時にオフとし、またこれと
同期的に電磁ブレーキ６６をオン作動させれば、モータ
４０の回転は第２回転軸５０において伝達遮断される（
なおモータ４０は、常時回転している）。しかも電磁ブ
レーキ６６の作動により、当該動力伝達の遮断された第
２回転軸５０は、その回転を瞬時に停止する。またベベ
ルギヤ６８゜７０も同時に停止することにより、第３の
回転軸７２も回転停止させられる。しかしこの第３の回
転軸７２に、前述したワンウェイローラ７２を介して装
着された平歯車７６は、前段階での低速回１１− 転時に蓄積した慣性力により、更に若干の時間だけ回転
を続行する。従ってこの平歯車７６に噛合接続する平歯
車７８．７８を介して、繰出し手段２６における一対の
繰出しベルト３０．３０も若干情動した後停止する。こ
のため筒状袋体に形成されたウェブ１４は、前記筒状体
１０上において繰出し方向に所要の張力を付与された後
、停止することになる。従って繰出しローラ２４と繰出
し手段２６との間に介在するウェブ１４に最適な張力を
付与すると共に、ウェブ１４の間欠繰出し時にも筒状ウ
ェブに蛇行を生ずることがなく、良好な製袋を行うこと
ができる。また繰出しローラおよび繰出し手段は、低速
で起動された後高速の定常運転に入り、次いで低速に切
換えられた後停止されるように制御運転されるようにな
っているので、筒状袋体の所定長さの送りを確実に行う
ことができ、しかも高速化に充分対応できるものである
。

以上詳細に説明したように、本発明に係る方法よれば、
ウェブの繰出しを行う繰出しローラおよび筒状袋体に形
成されたウェブの繰出し手段の同１２− 期起動および停止を制御するに際し、繰出しローラを瞬
時に停止させた時点において、繰出しベルトに代表され
る繰出し手段には、慣性による若干の情動（惰性回動）
を許容することにより（すなわち停止のタイミングにつ
き、繰出しローラに対して繰出し手段に時間的な遅延を
付与する）、繰出しローラと繰出し手段とめ間に介在す
るウェブに常に最適な張力を付与することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る方法を実施する装置の概略図、第
２図は第１図のＵ−Ｕ線断面図、第３図は繰出しローラ
および繰出し手段の回転が停止してエンドシール装置に
より横方向のシールを施している状態を飛す説明図、第
４図〜第６図は本発明に係る方法を実施する一実施例と
しての装置の概略構成を示すものであって、回転力の伝
達および切離し状態を段階的に示すものであり、第７図
および第８図は実施例装置における高速側および低速側
切換手段の別実施例を示すものである。 Ｆ　Ｉ　Ｇ、７ 特開昭ＧＯ−２１８２５０（７） ＦＩＧ、８ 手続補正書（自発） 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １、事件の表示　昭和５９年特許願第７７０１０号２、
発明の名称　ウェブの張力付与方法３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　名古屋市中村区亀島２丁目１４番１０号名称　
献会社富士機械製作所 代表者　土日武士 ４、代理人〒４６０ （１）正式図面 ６、補正の内容

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 繰出しローラにより原反ロールからウェブを繰出して筒
   状の袋体に形成し、この筒状袋体に繰出し手段を介して
   繰出し力を与えつつ該袋体中に物品を投入充填して所要
   のシールを施す製袋充填包装方法において、 前記繰出しローラと繰出し手段との回転起動は同期的に
   行うと共に、 その回転停止は、両者間に介在するウェブに所定の張力
   を与えるために、前記繰出しローラが停止した後若干時
   間的に遅れて前記繰出し手段を停止させるようにしたこ
   とを特徴とするウェブの張力付与方法。