JPS60217281A - 接着部の剥離防止方法 - Google Patents
接着部の剥離防止方法Info
- Publication number
- JPS60217281A JPS60217281A JP7474484A JP7474484A JPS60217281A JP S60217281 A JPS60217281 A JP S60217281A JP 7474484 A JP7474484 A JP 7474484A JP 7474484 A JP7474484 A JP 7474484A JP S60217281 A JPS60217281 A JP S60217281A
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- JP
- Japan
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- adhesive
- base
- bonded part
- bonded
- coating
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)発明の技術分野
この発明は、例えば橋梁や構築部材等の重量構造物をす
べり支承する支承部材を基台の上面に高接着性能を維持
して接着固定する場合に使用されるような接着部の剥離
防止方法に関する。
べり支承する支承部材を基台の上面に高接着性能を維持
して接着固定する場合に使用されるような接着部の剥離
防止方法に関する。
(0’ )発明の背景
現在使用されているこの種の接着手段は、基台と支承部
材との接着面に、たとえば高粘度の2液温合したエポキ
シ系の接着剤を塗布して接合することにより強固に接着
している。
材との接着面に、たとえば高粘度の2液温合したエポキ
シ系の接着剤を塗布して接合することにより強固に接着
している。
しかしながら、このような接着対応面には周知のごとく
接着性を高めるためにブラスト処理等の表面処理を施し
ているが、この処理面は通常30〜50μm程度の凹凸
面を有しているため、この凹凸面に対しては接着剤が空
気を一部巻込んだ微小空隙を有す・る状態で塗布される
。
接着性を高めるためにブラスト処理等の表面処理を施し
ているが、この処理面は通常30〜50μm程度の凹凸
面を有しているため、この凹凸面に対しては接着剤が空
気を一部巻込んだ微小空隙を有す・る状態で塗布される
。
そして、そのまま硬化するため、接着後に雨水等の水分
が毛細管現象等によって接着剤の微小空隙を介して浸入
し、さらに外気の温度変化によってこの接着剤は膨張、
収縮を繰返し、接着剤はしだいに接着能力が弱まり、つ
いには基台上より支承部材が剥離されてしまい支承不能
に基づいた事故を発生する原因となっていた。
が毛細管現象等によって接着剤の微小空隙を介して浸入
し、さらに外気の温度変化によってこの接着剤は膨張、
収縮を繰返し、接着剤はしだいに接着能力が弱まり、つ
いには基台上より支承部材が剥離されてしまい支承不能
に基づいた事故を発生する原因となっていた。
(ハ)発明の目的
そこでこの発明は、雨水等の浸入を完全に防止して高接
着性能を発揮することができる接着部の剥離防止方法の
提供を目的とする。
着性能を発揮することができる接着部の剥離防止方法の
提供を目的とする。
(ニ)発明の要約
この発明は、基台の上面に接着剤で接着したふっ素樹脂
製の支承部材に対するその接着部外表面上を、防水硬質
樹脂製の塗布剤で被覆保護する接着部の剥離防止方法で
あることを特徴とする。
製の支承部材に対するその接着部外表面上を、防水硬質
樹脂製の塗布剤で被覆保護する接着部の剥離防止方法で
あることを特徴とする。
(ホ)発明の効果
この発明によれば、接着部の外表面を防水硬質樹脂製の
塗布剤で被覆保護するため、この接着部は外気に露され
ることがなく、雨水の浸入や直射日光等の外的影響を確
実に遮断して阻止する。しかも、塗布剤(たとえばポリ
ウレタン系樹脂)は防水性であるばかりか、水分を吸収
して硬化する性質をも有するため、塗布した際に接着部
分およびその周囲の水分を完全に吸収する吸収作用が得
られる。このため、塗布剤を塗布することにより接着部
は高防水性となり、高接着性能を維持する。
塗布剤で被覆保護するため、この接着部は外気に露され
ることがなく、雨水の浸入や直射日光等の外的影響を確
実に遮断して阻止する。しかも、塗布剤(たとえばポリ
ウレタン系樹脂)は防水性であるばかりか、水分を吸収
して硬化する性質をも有するため、塗布した際に接着部
分およびその周囲の水分を完全に吸収する吸収作用が得
られる。このため、塗布剤を塗布することにより接着部
は高防水性となり、高接着性能を維持する。
このようにして、塗布剤がシール材の役目をなして接続
部を被覆保護するため、接着部は耐候性、耐熱性、防水
性、固着性、密封性および弾性等の種々の優れた接着特
性を発揮して安定したすべり支承構造を維持する。
部を被覆保護するため、接着部は耐候性、耐熱性、防水
性、固着性、密封性および弾性等の種々の優れた接着特
性を発揮して安定したすべり支承構造を維持する。
(ハ)発明の実施例
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は構築部材のすべり支承構造を示し、第1図〜第3
図において、金属製の基台1の上面中央部にたとえばエ
ポキシ系の接着剤2を介してふっ素樹脂製のすべり支承
部材3を平面接着し、その接着部外表面上を防水硬質樹
脂製の塗布剤4で被覆保護するものであって、上述の基
台1は長方板形を有し、その上面は接着性を高めるため
の表面処理〈ブラスト処理)を施した比較的大きな凹凸
面5を有しており、下面および側面は下部支承体(図面
省略)上に固定支持される。
図において、金属製の基台1の上面中央部にたとえばエ
ポキシ系の接着剤2を介してふっ素樹脂製のすべり支承
部材3を平面接着し、その接着部外表面上を防水硬質樹
脂製の塗布剤4で被覆保護するものであって、上述の基
台1は長方板形を有し、その上面は接着性を高めるため
の表面処理〈ブラスト処理)を施した比較的大きな凹凸
面5を有しており、下面および側面は下部支承体(図面
省略)上に固定支持される。
前述のすべり支承部材3は基台1より全体をひと回り小
さくした長方板形を有し、その上面の平旦なすべり支承
面6で上部支承体(図面省略)をすべり支承し、下面は
接着性を高めるための比較的小さな凹凸面7の表面処理
を施して基台1の上面に接着固定される。
さくした長方板形を有し、その上面の平旦なすべり支承
面6で上部支承体(図面省略)をすべり支承し、下面は
接着性を高めるための比較的小さな凹凸面7の表面処理
を施して基台1の上面に接着固定される。
前述の塗布剤4は湿気硬化性の変性ポリウレタン樹脂塗
料等の液状の防水硬質樹脂塗料を、基1台1とすべり支
承部材3との間の接着剤2の外表面上に隙間なく塗布し
て、接着剤2が外部に露出することがないように設ける
。
料等の液状の防水硬質樹脂塗料を、基1台1とすべり支
承部材3との間の接着剤2の外表面上に隙間なく塗布し
て、接着剤2が外部に露出することがないように設ける
。
図中8は微小空隙である。5
このように構成された構築部材のすべり支承構造は、塗
布剤4の常温乾燥段階で硬質の塗膜が形成され、しかも
塗布剤4自体のもつ耐候性、・耐熱性、防水性、固着性
、密封性、および弾性等によって接着部は外部の雨水や
直射日光あるいは高温雰囲気より遮断された被覆保護状
態にあり、強接着力を維持して常に安定したすべり支承
機能が得られる。
布剤4の常温乾燥段階で硬質の塗膜が形成され、しかも
塗布剤4自体のもつ耐候性、・耐熱性、防水性、固着性
、密封性、および弾性等によって接着部は外部の雨水や
直射日光あるいは高温雰囲気より遮断された被覆保護状
態にあり、強接着力を維持して常に安定したすべり支承
機能が得られる。
次に、この発明例による接着剥離強度の試験、結果を従
来例と比較して下表に示す。
来例と比較して下表に示す。
5−
上表は、ステンレス板の基台上面にサンドブラストによ
る表面処理を施し、これらすべり支承部材を接着面圧3
.5に9/ciにて接着し後、この接着部を5%塩水に
72時間浸漬し、次いで屋外で30時間放置してから剥
離試験を行なったものである。
る表面処理を施し、これらすべり支承部材を接着面圧3
.5に9/ciにて接着し後、この接着部を5%塩水に
72時間浸漬し、次いで屋外で30時間放置してから剥
離試験を行なったものである。
この結果、従来例では、試験後に接着部の剥離強度が低
下するのに対し、この発明例では接着剥離強度が逆に向
上し、塗布剤の塗布効果が十分に発揮されたものと考え
られる。また、接着強度が確実に維持されるばかりでな
く、塗布剤の接着強度の分がプラスされて高められるこ
とが認められた。
下するのに対し、この発明例では接着剥離強度が逆に向
上し、塗布剤の塗布効果が十分に発揮されたものと考え
られる。また、接着強度が確実に維持されるばかりでな
く、塗布剤の接着強度の分がプラスされて高められるこ
とが認められた。
第4図および第5図はこの発明の伯の実施例を示し、こ
れは上部支承体と下部支承体との間で設置誤差等に依る
回転角度を許容するすべり支承構造を示したものであっ
て、下部支承体41.の上面に円形の基台42を緩衝部
材43を介して内嵌し、基台42の上面にば充填材入り
のふっ素樹脂からなるシート状のすべり支承部材44を
接着し、こ 6− のすべり支承部材44を介して上部支承体45がすべり
支承される。この場合も同様に接着剤46の外表面全周
囲を外部に露出することなく防水硬質樹脂製の塗布剤4
7で被覆保護することにより上述の実施例と同様な強接
着強度が得られる。
れは上部支承体と下部支承体との間で設置誤差等に依る
回転角度を許容するすべり支承構造を示したものであっ
て、下部支承体41.の上面に円形の基台42を緩衝部
材43を介して内嵌し、基台42の上面にば充填材入り
のふっ素樹脂からなるシート状のすべり支承部材44を
接着し、こ 6− のすべり支承部材44を介して上部支承体45がすべり
支承される。この場合も同様に接着剤46の外表面全周
囲を外部に露出することなく防水硬質樹脂製の塗布剤4
7で被覆保護することにより上述の実施例と同様な強接
着強度が得られる。
図面はこの発明の一実施例を示し、
第1図は構築部材のすべり支承構造を示す要部平面図。
第2図は第1図のA−A断面図。
第3図はその要部拡大縦断面図。
第4図および第5図はこの発明の他の実施例を示し、第
4図は橋梁のすべり支承構造を示す要部縦断面図。 第5図はその要部拡大縦断面図である。 1.42・・・基 台 2,46・・・接着剤3.44
・・・すべり支承部材 4.47・・・塗布剤 第1図 第2図 第3図
4図は橋梁のすべり支承構造を示す要部縦断面図。 第5図はその要部拡大縦断面図である。 1.42・・・基 台 2,46・・・接着剤3.44
・・・すべり支承部材 4.47・・・塗布剤 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1、基台1.42の上面に接着剤2.46で接着したふ
っ素樹脂製の支承部材3,440接着部外表面上を、防
水硬質樹脂製の塗布剤4.47で被覆保護することを特
徴とす・ る接着部の剥離防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7474484A JPS60217281A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 接着部の剥離防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7474484A JPS60217281A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 接着部の剥離防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60217281A true JPS60217281A (ja) | 1985-10-30 |
JPH0579712B2 JPH0579712B2 (ja) | 1993-11-04 |
Family
ID=13556059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7474484A Granted JPS60217281A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 接着部の剥離防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60217281A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002107594A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Ngk Insulators Ltd | 光学部品の接着構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57133961A (en) * | 1981-02-09 | 1982-08-18 | Tokai Kagaku Sangyo Kk | Exposed heat insulating and water-proof method and material therefor |
-
1984
- 1984-04-12 JP JP7474484A patent/JPS60217281A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57133961A (en) * | 1981-02-09 | 1982-08-18 | Tokai Kagaku Sangyo Kk | Exposed heat insulating and water-proof method and material therefor |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002107594A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Ngk Insulators Ltd | 光学部品の接着構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0579712B2 (ja) | 1993-11-04 |
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