JP2019190255A - 平板スレート屋根葺材 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の平板スレート屋根葺材は、野地板・ルーフィングの上に屋根葺材を釘で留めてあるだけであり、重ね部分に、ほこり・黄砂・火山灰（鹿児島地方）などが入り込み、毛細管現象により、隙間の奥まで水が浸入して釘部分より雨漏りの原因になっている。又、再塗装の際も重ね部分に一定の隙間がなく、塗料が詰まり、縁切りを行っても水が切れない状態にあって、雨漏りはもちろんのこと塗料も長持ちしない欠点がある。【解決手段】 そこで、この発明は平板スレート屋根葺材の釘部分の下に両面粘着テ−プで下と上の屋根葺材を接着する事により、ほこり・黄砂・火山灰（鹿児島地方）・水などの浸入を防ぐと共に両面粘着テープの厚み（３ｍｍ程度）によって重ね部分に一定の隙間を確保でき、再塗装の際も縁切りを行わなくても、水の切れも良くなると共に釘と粘着剤との２点支持によって風で剥がれにくくなる利点がある。【選択図】図５

Description

本発明は、平板スレート屋根葺材の重なり部分の問題点に関するものである。

従来の平板スレート屋根葺材には、屋根再塗装時に重なり部分の問題点の縁切り部材を施したものがある。

特許第３９５６０１２号 商標登録第４９０２１６３号 商標名（タスペーサー）

以上に述べた従来の平板スレート屋根葺材では、野地板・ルーフィングの上に平板スレート屋根葺材を釘で留めてあるだけであり、重ね部分の隙間に、ほこり・黄砂・火山灰（鹿児島地方）が入り込み、毛細管現象により雨水が浸入し釘穴部分より釘をつたって雨漏りの原因になっていた。
又、再塗装時に縁切り部材を施しても、ほこり・黄砂・灰などの入り込みは同じで雨水がじわじわ出て塗料も長持ちがしない欠点がある。

そこで本発明は、上記課題を解決するため、重なり部分の釘の下に両面粘着テープを設けて接着した。

本発明の平板スレート屋根葺材は、両面粘着テープの厚み（３ｍｍ程度）によって重ね部分に一定の隙間を設けることができる。
水の切れも良く接着部分より上には、ほこり・黄砂・火山灰（鹿児島地方）・水など浸入する事がなく、雨漏りも防ぐ事ができる。
また、釘と粘着剤の２点支持により風で剥がれにくくなる。再塗装時にも縁切りを行わなくても良くなる利点がある。

本発明の平板スレート屋根葺材で両面粘着テープの位置の姿図である。 本発明の平板スレート屋根葺材の軒側スターターで両面粘着テープの位置の姿図である。 平板スレート屋根葺材の施工図である。 本発明の平板スレート屋根葺材図３におけるＡ―Ａの線断面図である。 本発明の平板スレート屋根葺材図４○部の重ね部分の断面詳細図である。

本発明を実施するための形態

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

図５において２は平板スレート屋根葺材で、３は釘、４は本発明の両面粘着テープ、５はルーフィング、６は野地板である。

野地板の上にルーフィングを敷き、［図２］の平板スレート屋根葺材軒側スターターを釘で留め両面粘着テープの養生紙をはがして、その上から［図１］の平板スレート屋根葺材を［図３］のように施行していく。

１：平板スレート屋根葺材 軒側スターター
２：平板スレート屋根葺材
３：釘打ち穴
４：本発明の両面粘着テープ
５：ルーフィング
６：野地板

Claims (1)

1. 平板スレート屋根葺材の重ね部分にもうけた両面粘着テープによって、ほこり・黄砂・火山灰（鹿児島地方）・水の浸入を防ぐと共に毛細管現象による雨漏り、釘と粘着テープによる２点支持で風による剥がれなど、自然災害にも対応できる特徴を持った平板スレート屋根葺材を提供するものである。

Images