JPS6021202Y2 - エンジン付機器のハンドル装置 - Google Patents
エンジン付機器のハンドル装置Info
- Publication number
- JPS6021202Y2 JPS6021202Y2 JP14129581U JP14129581U JPS6021202Y2 JP S6021202 Y2 JPS6021202 Y2 JP S6021202Y2 JP 14129581 U JP14129581 U JP 14129581U JP 14129581 U JP14129581 U JP 14129581U JP S6021202 Y2 JPS6021202 Y2 JP S6021202Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- bundle
- cooling
- cooling air
- cooling fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、チェンソーの前バンドル、あるいは耕耘機、
芝刈機等の左右バンドルなど、中央で一つに合わさった
いわゆるループバンドルを備えた可搬式あるいは移動式
のエンジン付機器におけるバンドル装置に関するもので
ある。
芝刈機等の左右バンドルなど、中央で一つに合わさった
いわゆるループバンドルを備えた可搬式あるいは移動式
のエンジン付機器におけるバンドル装置に関するもので
ある。
以下、チェンソーを例にとって説明する。
一般に、寒冷地などの気温の低い所でチェンソーを使用
する場合に、前バンドルを電熱線や排気ガスで加熱して
手指を暖めるようにしたチェンソーは、すでに、知られ
ている。
する場合に、前バンドルを電熱線や排気ガスで加熱して
手指を暖めるようにしたチェンソーは、すでに、知られ
ている。
しかしながら、前バンドルを電熱線で加熱するチェンソ
ーでは、電熱線用の電源が必要となり、エスト高となる
という憾みがあるし、また、前バンドルを排気ガスで加
熱する場合には、排気ガスの人体に対する影響を回避す
るために排気口の位置が制約を受けるし、マフラーの位
置によっては前バンドルへの排気ガスの円滑な導入が困
難になるという不具合もあった。
ーでは、電熱線用の電源が必要となり、エスト高となる
という憾みがあるし、また、前バンドルを排気ガスで加
熱する場合には、排気ガスの人体に対する影響を回避す
るために排気口の位置が制約を受けるし、マフラーの位
置によっては前バンドルへの排気ガスの円滑な導入が困
難になるという不具合もあった。
そこで、前バンドル内の中空部にエンジン冷却後の暖い
冷却風を導入して前バンドルを加熱するようにしたチェ
ンソーが提案されている(例えば、実開昭55−174
301)。
冷却風を導入して前バンドルを加熱するようにしたチェ
ンソーが提案されている(例えば、実開昭55−174
301)。
ところが、このようなチェンソーでは、エンジン冷却後
の暖い冷却風を、単に、前バンドル内に導入するだけで
あるので、現実には必要十分なバンドル内風量が得られ
ず、したがって前バンドルに対する加熱効果は十分に望
めないという不具合があった。
の暖い冷却風を、単に、前バンドル内に導入するだけで
あるので、現実には必要十分なバンドル内風量が得られ
ず、したがって前バンドルに対する加熱効果は十分に望
めないという不具合があった。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、バンドル
を中空の管体で形成し、その一端部を冷却ファンの上流
側における負圧領域に、他端部をエンジンのシリンダの
下流側にそれぞれ連通開口せしめ、さらに、前記他端部
の連通開口部分にエンジン冷却後の冷却風の流れを遮断
して前バンドル内に案内せしめる案内壁を設けることに
より、前バンドル内において必要十分な通過風量が得ら
れ、前バンドルに対して十分な加熱がなされるチェンソ
ーのバンドル装置を提供することを主目的とする。
を中空の管体で形成し、その一端部を冷却ファンの上流
側における負圧領域に、他端部をエンジンのシリンダの
下流側にそれぞれ連通開口せしめ、さらに、前記他端部
の連通開口部分にエンジン冷却後の冷却風の流れを遮断
して前バンドル内に案内せしめる案内壁を設けることに
より、前バンドル内において必要十分な通過風量が得ら
れ、前バンドルに対して十分な加熱がなされるチェンソ
ーのバンドル装置を提供することを主目的とする。
以下、本考案の構成を、実施例について、図面に沿って
説明する。
説明する。
第1図および第2図において、1はチェンソーで、この
ケーシング2内にエンジン3が配設され、該エンジン3
を貫通する出力軸4の一端側に冷却ファン5(遠心ファ
ン)が、他端側にソーチェン6を駆動するための動力伝
達部材7がそれぞれ取付けられている。
ケーシング2内にエンジン3が配設され、該エンジン3
を貫通する出力軸4の一端側に冷却ファン5(遠心ファ
ン)が、他端側にソーチェン6を駆動するための動力伝
達部材7がそれぞれ取付けられている。
8,9はそれぞれケーシング2に取付けられた前ハンド
ルおよび後ハンドルである。
ルおよび後ハンドルである。
前ハンドル8は、中空の第1および第2管体8a、8b
で形成されている。
で形成されている。
前ハンドル8は、その一端部8c(第1管体8a)が冷
却ファン5の上流側で該冷却ファン5の近傍の負圧領域
に、また、他端部8d(第2管体8b)がエンジン3の
シリンダ3aの下流側で該シリンダ3aの近傍にそれぞ
れ連通開口している。
却ファン5の上流側で該冷却ファン5の近傍の負圧領域
に、また、他端部8d(第2管体8b)がエンジン3の
シリンダ3aの下流側で該シリンダ3aの近傍にそれぞ
れ連通開口している。
また、前記他端部8dの連通開口部分は、第2図に示す
ように斜めに切断されて、エンジン冷却後の冷却風の流
れを遮断して該冷却風を前ハンドル8内に案内する案内
壁8eが形成されている。
ように斜めに切断されて、エンジン冷却後の冷却風の流
れを遮断して該冷却風を前ハンドル8内に案内する案内
壁8eが形成されている。
なお、10,11.12はそれぞれ通風口で、複数のス
リットによって構成されている。
リットによって構成されている。
また、動力伝達部材7は、遠心クラッチ13、スプロケ
ット14等によって構成されている。
ット14等によって構成されている。
上記のように構成すれば、エンジン3の駆動により作動
する冷却ファン5によって、通風口10.11を通じて
導入された冷却風は、エンジン3の外周を通って(エン
ジン3を冷却して)、矢符の如く流れる(第2図参照)
。
する冷却ファン5によって、通風口10.11を通じて
導入された冷却風は、エンジン3の外周を通って(エン
ジン3を冷却して)、矢符の如く流れる(第2図参照)
。
このようにしてエンジン3を冷却した後の暖かくなった
冷却風は、一部が、前ハンドル8の他端部8dにおける
案内壁8eにて遮断されて該前ハンドル8内に案内され
る一方、残部が通風口12を通じて外部に排出される。
冷却風は、一部が、前ハンドル8の他端部8dにおける
案内壁8eにて遮断されて該前ハンドル8内に案内され
る一方、残部が通風口12を通じて外部に排出される。
かくして、案内壁8eによって積極的に案内されて必要
十分な暖かい冷却風が前ハンドル8内を通過するので、
前ハンドル8が十分に暖められ、チェンゾ−1の前ハン
ドル8に対する把持を確実に行うことができる。
十分な暖かい冷却風が前ハンドル8内を通過するので、
前ハンドル8が十分に暖められ、チェンゾ−1の前ハン
ドル8に対する把持を確実に行うことができる。
また、前ハンドル8の一端部8cより排出された比較的
暖かい冷却風の一部が、再び、冷却ファン5によって導
入され、冷却風として用いられることとなるので、寒冷
地などの外気温度の低い所において、冷却風の温度が若
干高められることとなり、エンジン3の過冷却が防止さ
れる。
暖かい冷却風の一部が、再び、冷却ファン5によって導
入され、冷却風として用いられることとなるので、寒冷
地などの外気温度の低い所において、冷却風の温度が若
干高められることとなり、エンジン3の過冷却が防止さ
れる。
以上要するに、暖められた冷却風が導入される他端部8
dに該冷却風の遮断による正圧(動圧)を、一端部8c
に冷却ファン5による負圧をそれぞれ生じさせ、それに
よって前ハンドル8内に十分な通過風量を得ようとする
ものである。
dに該冷却風の遮断による正圧(動圧)を、一端部8c
に冷却ファン5による負圧をそれぞれ生じさせ、それに
よって前ハンドル8内に十分な通過風量を得ようとする
ものである。
なお、前ハンドル8の案内壁は、上述したほか、第3図
に示すように、他端部8dの一部を単に切除した形状で
もよい。
に示すように、他端部8dの一部を単に切除した形状で
もよい。
また、前ハンドルの一端部8cは、冷却ファンによる気
流の負圧をうける方向に開口しても良い。
流の負圧をうける方向に開口しても良い。
本考案は、上記のように構成したから、ハンドル内にお
いて、エンジン冷却後の暖められた冷却風の通過風量が
多くなり、ハンドルの十分な加熱効果が得られる。
いて、エンジン冷却後の暖められた冷却風の通過風量が
多くなり、ハンドルの十分な加熱効果が得られる。
また、前ハンドル内を通過後の比較的暖かい冷却風の一
部の再使用によって、寒冷地などの外気温度の低い地域
において、エンジンの過冷却が防止される。
部の再使用によって、寒冷地などの外気温度の低い地域
において、エンジンの過冷却が防止される。
なお、本考案は、上記実施例のほか、耕耘機、芝刈機等
のケーシングを固定する架台に取付けられた左右ハンド
ルが中央で1つに合わさったいわゆるループハンドルで
操縦されるエンジン付機器に対しても同様に適用でき、
寒冷時での手指の保温およびエンジンの過冷却を防止で
きるのは言うまでもない。
のケーシングを固定する架台に取付けられた左右ハンド
ルが中央で1つに合わさったいわゆるループハンドルで
操縦されるエンジン付機器に対しても同様に適用でき、
寒冷時での手指の保温およびエンジンの過冷却を防止で
きるのは言うまでもない。
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第1図はチ
ェンソーの斜視図、第2図は第1図の■−n線における
断面図、第3図は変形例の要部断面図である。 1・・・・・・チェンソー、2・・・・・・ケーシング
、3・・・・・・エンジン、4・・・・・・出力軸、5
・・・・・・冷却ファン、6・・・・・・ソーチェン、
7・・・・・・、動力伝達部材、8・・・・・・前ハン
ドル、9・・曲後ハンドル、8a、8b・・・・・・管
体、8c・・・・・・一端部、8d・・・・・・他端部
、3a・・・・・・シリンダ、8e、f・・・・・・案
内壁、10,11,12・・・・・・通風口、13・・
・・・・遠心クラッチ、14・・・・・・スプロケット
。
ェンソーの斜視図、第2図は第1図の■−n線における
断面図、第3図は変形例の要部断面図である。 1・・・・・・チェンソー、2・・・・・・ケーシング
、3・・・・・・エンジン、4・・・・・・出力軸、5
・・・・・・冷却ファン、6・・・・・・ソーチェン、
7・・・・・・、動力伝達部材、8・・・・・・前ハン
ドル、9・・曲後ハンドル、8a、8b・・・・・・管
体、8c・・・・・・一端部、8d・・・・・・他端部
、3a・・・・・・シリンダ、8e、f・・・・・・案
内壁、10,11,12・・・・・・通風口、13・・
・・・・遠心クラッチ、14・・・・・・スプロケット
。
Claims (1)
- ケーシング等内に、冷却ファンおよびエンジンが設けら
れ、該冷却ファンよりの冷却風にてエンジンが冷却され
、ケーシング等に取付けられたバンドルで把持あるいは
操縦されるエンジン付機器において、バンドルが中空管
体で形成され、該バンドルの一端部が冷却ファンの上流
側における負圧領域に連通開口している一方、他端部が
エンジンのシリンダの下流側に連通開口しており、該他
端部の連通関口部分がエンジン冷却後の冷却風の流れを
遮断して該冷却風をバンドル内に案内する案内壁を有す
ることを特徴とするエンジン付機器のバンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14129581U JPS6021202Y2 (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | エンジン付機器のハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14129581U JPS6021202Y2 (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | エンジン付機器のハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5845002U JPS5845002U (ja) | 1983-03-26 |
JPS6021202Y2 true JPS6021202Y2 (ja) | 1985-06-25 |
Family
ID=29934402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14129581U Expired JPS6021202Y2 (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | エンジン付機器のハンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021202Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61224910A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 | 小松ゼノア株式会社 | 携帯用作業機 |
-
1981
- 1981-09-21 JP JP14129581U patent/JPS6021202Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5845002U (ja) | 1983-03-26 |
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