JPS6021083Y2 - 模様付き芳香剤シ−ト - Google Patents
模様付き芳香剤シ−トInfo
- Publication number
- JPS6021083Y2 JPS6021083Y2 JP15978882U JP15978882U JPS6021083Y2 JP S6021083 Y2 JPS6021083 Y2 JP S6021083Y2 JP 15978882 U JP15978882 U JP 15978882U JP 15978882 U JP15978882 U JP 15978882U JP S6021083 Y2 JPS6021083 Y2 JP S6021083Y2
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- JP
- Japan
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- patterned
- fragrance
- sheet
- pattern
- resin
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、多様な模様、色彩を具備する徐放性の芳香剤
シートの構成に関する。
シートの構成に関する。
従来、芳香剤としては、芳香薬剤自体のみからなるもの
、又は合成樹脂基材中に香料を含有せしめてなるものが
存在するが、これら従来芳香剤ではいずれもその外観形
態に関与する構成は単一物からのものに限られ、このた
め、特に芳香剤上に形成される模様、色彩はその夫々の
基材自体の着色及びその外形からのものに過ぎなかった
。
、又は合成樹脂基材中に香料を含有せしめてなるものが
存在するが、これら従来芳香剤ではいずれもその外観形
態に関与する構成は単一物からのものに限られ、このた
め、特に芳香剤上に形成される模様、色彩はその夫々の
基材自体の着色及びその外形からのものに過ぎなかった
。
このように、外観的な模様、色彩の形成について制限的
であった従来芳香剤に対し、本考案は多様な模様、色彩
を極めて安定した状態で具備せしめることを可能とする
シート状の徐放性芳香剤を目的とする。
であった従来芳香剤に対し、本考案は多様な模様、色彩
を極めて安定した状態で具備せしめることを可能とする
シート状の徐放性芳香剤を目的とする。
この目的を達成するため本考案は、模様付き芳香剤につ
いて、適宜の模様を印刷した熱可塑性樹脂製の薄厚に形
成された模様材部と、該模様材部面上に、全体としてシ
ート状となるように加熱重層せしめた透明性又は半透明
性の熱可塑性樹脂製の適当な液状香料を徐放的に含有す
る芳香材部とによりなる構成を特徴とする。
いて、適宜の模様を印刷した熱可塑性樹脂製の薄厚に形
成された模様材部と、該模様材部面上に、全体としてシ
ート状となるように加熱重層せしめた透明性又は半透明
性の熱可塑性樹脂製の適当な液状香料を徐放的に含有す
る芳香材部とによりなる構成を特徴とする。
上記構成特徴の本考案に係る模様付き芳香剤シートでは
、模様材部と芳香材部とが夫々熱可塑性樹脂を基材とす
る加熱重層構造であることから、その構成各部は加工に
際し一体的な構成形態となり、芳香剤部がその含有する
香料の浸出により模様材部から離反することがないから
、芳香剤シートについて、その模様部分が不鮮明となる
ことはなく、模様材部にて任意に形成した多様な模様、
色彩を自由に含めることができる。
、模様材部と芳香材部とが夫々熱可塑性樹脂を基材とす
る加熱重層構造であることから、その構成各部は加工に
際し一体的な構成形態となり、芳香剤部がその含有する
香料の浸出により模様材部から離反することがないから
、芳香剤シートについて、その模様部分が不鮮明となる
ことはなく、模様材部にて任意に形成した多様な模様、
色彩を自由に含めることができる。
このとき、香料は熱可塑性樹脂の基材中に含有せしめら
れていることから、徐放的に芳香を発する。
れていることから、徐放的に芳香を発する。
また、このような作用効果を備える芳香剤がシート状に
形成されることから、その用法は従来芳香剤に比してよ
り拡張されたものとなる。
形成されることから、その用法は従来芳香剤に比してよ
り拡張されたものとなる。
以下に本考案を図に示す実施例に基づき詳細に説明する
。
。
本考案に係る第1の実施例での芳香剤シート1を第1図
及び第2図にて縦断面図、平面図で夫々示す。
及び第2図にて縦断面図、平面図で夫々示す。
芳香剤シート1は、ポリエステルフィルム上に適宜の模
様、色彩4をグラビア印刷したものを模様材部2として
、例えば次のような手段で芳香材部3を重層してなる。
様、色彩4をグラビア印刷したものを模様材部2として
、例えば次のような手段で芳香材部3を重層してなる。
つまり、基材としてのポリ塩化ビニル樹脂(成分;ポリ
塩化ビニル・・・100重量部、可塑剤・・・叩重量部
、安定剤・・・2重量部)を微細粉状となし、これにリ
ナロエ油、ユーカリ油、ミント油等によりなる混合香料
100重量部及び希釈剤を混合して得られるペースト状
の芳香材を前記模様材部2の面上に被着せしめて被着体
となし、該被着体を加熱炉中にて180℃で約2附加熱
処理し、その後冷却して硬化せしめて透明又は半透明状
の芳香材部3となす。
塩化ビニル・・・100重量部、可塑剤・・・叩重量部
、安定剤・・・2重量部)を微細粉状となし、これにリ
ナロエ油、ユーカリ油、ミント油等によりなる混合香料
100重量部及び希釈剤を混合して得られるペースト状
の芳香材を前記模様材部2の面上に被着せしめて被着体
となし、該被着体を加熱炉中にて180℃で約2附加熱
処理し、その後冷却して硬化せしめて透明又は半透明状
の芳香材部3となす。
而して、5mm厚の重層構成の芳香剤シート1を得る。
上記第1の実施例での芳香剤シート1は模様材部2に対
し芳香材部3が加熱処理を経て極めて緊密な接合状態の
一体的構成物として得られることから、模様材部2上の
模様及び色彩はより鮮明な形態のものとなり、また全体
として比較的に柔軟性に富むことから、装飾性を兼ねた
芳香剤として、例えば曲壁面に沿って容易に変形して使
用できる等多様な用法が可能である。
し芳香材部3が加熱処理を経て極めて緊密な接合状態の
一体的構成物として得られることから、模様材部2上の
模様及び色彩はより鮮明な形態のものとなり、また全体
として比較的に柔軟性に富むことから、装飾性を兼ねた
芳香剤として、例えば曲壁面に沿って容易に変形して使
用できる等多様な用法が可能である。
次に、本考案に係る第2の実施例での芳香剤シート1′
を第3図及び第4図に縦断面図、平面図で夫々示す。
を第3図及び第4図に縦断面図、平面図で夫々示す。
芳香剤シート1′は、前記第1の実施例でのものに対し
て、模様材部2′として、硬質ポリ塩化ビニル樹脂(成
分;ポリ塩化ビニル・・・100重量部、可塑剤・・・
3唾量部、安定剤・・・2重量部、着色料・・・微量)
を素材とした剛性を呈する薄厚基板6とな腰該薄厚基板
6の面上に適宜の模様及び色彩4をグラビア印刷したポ
リエステルフィルム5を共縮合無定形ポリエステル接着
剤により接着してなる。
て、模様材部2′として、硬質ポリ塩化ビニル樹脂(成
分;ポリ塩化ビニル・・・100重量部、可塑剤・・・
3唾量部、安定剤・・・2重量部、着色料・・・微量)
を素材とした剛性を呈する薄厚基板6とな腰該薄厚基板
6の面上に適宜の模様及び色彩4をグラビア印刷したポ
リエステルフィルム5を共縮合無定形ポリエステル接着
剤により接着してなる。
なお、7は接着剤層を示す。また、該模様材部2′に対
する芳香材部3の被着は前記第1の実施例での場合の手
法により形成することができる。
する芳香材部3の被着は前記第1の実施例での場合の手
法により形成することができる。
上記構成の芳香剤シート1′では、その模様材部2′と
芳香材部3との極めて緊密な重層構造からの一体化構成
に基づく前記した作用効果の外に、特に薄厚基板6の剛
性に基づき、その製造の各過程に於いて模様形成フィル
ム5は安定的に固定されており、従って、その模様の構
成の際、模様、色彩4は変形されず、その製造も容易と
なるなどの作用効果を有し、さらに薄厚基板6は芳香剤
シート1′に対する支持基板としても機能する。
芳香材部3との極めて緊密な重層構造からの一体化構成
に基づく前記した作用効果の外に、特に薄厚基板6の剛
性に基づき、その製造の各過程に於いて模様形成フィル
ム5は安定的に固定されており、従って、その模様の構
成の際、模様、色彩4は変形されず、その製造も容易と
なるなどの作用効果を有し、さらに薄厚基板6は芳香剤
シート1′に対する支持基板としても機能する。
上記の各芳香剤シート1及び1′はいずれも約2ケ月間
に亘って安定的な芳香を徐放的に発するものであること
を確認した。
に亘って安定的な芳香を徐放的に発するものであること
を確認した。
また、薄厚基板6を含む模様材部及び芳香材部3の形成
素材としては、AS樹脂、AC3樹脂、EVA樹脂、A
BS樹脂、エチレンビニルアルコール共重合樹脂、塩化
ビニルエストラマー樹脂、MBS樹脂、塩素化ポリエチ
レレン、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミ
ドエラストマー、ボリアリレート樹脂、ポリアセタール
樹脂、ポリエステル樹脂、高圧法ポリエチレン、中低圧
ポリエチレン、ブタジェン樹脂、ポリカーボネート樹脂
、ポリスチレン樹脂、フッ素樹脂、ポリプロピレン、メ
タクリル樹脂、メチルペンテンポリマー等透明又は半透
明性の熱可塑性樹脂を用いることができる。
素材としては、AS樹脂、AC3樹脂、EVA樹脂、A
BS樹脂、エチレンビニルアルコール共重合樹脂、塩化
ビニルエストラマー樹脂、MBS樹脂、塩素化ポリエチ
レレン、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミ
ドエラストマー、ボリアリレート樹脂、ポリアセタール
樹脂、ポリエステル樹脂、高圧法ポリエチレン、中低圧
ポリエチレン、ブタジェン樹脂、ポリカーボネート樹脂
、ポリスチレン樹脂、フッ素樹脂、ポリプロピレン、メ
タクリル樹脂、メチルペンテンポリマー等透明又は半透
明性の熱可塑性樹脂を用いることができる。
また、模様材部2及び2′上への模様及び色彩の印刷は
転写、ホットスタンプ、シルク印刷、オフセット印刷等
種々の方法を用いることができる。
転写、ホットスタンプ、シルク印刷、オフセット印刷等
種々の方法を用いることができる。
なお、上記模様の形成は、模様材部2又は2′面上への
凹凸状の形成によっても得られる。
凹凸状の形成によっても得られる。
この場合、芳香材部3との被着強度が大きくなるという
効果がある。
効果がある。
本考案に於いては、上記のようにして模様材部上に施さ
れる模様、色彩に対し、その被着された芳香剤部は保護
膜として機能し、その模様、色彩は容易に変化すること
はない。
れる模様、色彩に対し、その被着された芳香剤部は保護
膜として機能し、その模様、色彩は容易に変化すること
はない。
以上のように、本考案は、多様な模様、色彩を鮮明に含
めることができ、且つ維持するシート状の徐放性芳香剤
を製造容易な簡単な構成で提供する。
めることができ、且つ維持するシート状の徐放性芳香剤
を製造容易な簡単な構成で提供する。
第1図・・・本考案に係る第1の実施例での芳香剤シー
トの縦断面図、第2図・・・同平面図、第3図・・・本
考案に係る第2の実施例での芳香剤シートの縦断面図、
第4図・・・同平面図。 図面符号の説明1,1′・・・・・・芳香剤シート、2
.2′・・・・・・模様材部、3・・・・・・芳香材部
、4・・・・・・模様及び色彩、6・・・・・・薄厚基
板、7・・・・・・接着材層。
トの縦断面図、第2図・・・同平面図、第3図・・・本
考案に係る第2の実施例での芳香剤シートの縦断面図、
第4図・・・同平面図。 図面符号の説明1,1′・・・・・・芳香剤シート、2
.2′・・・・・・模様材部、3・・・・・・芳香材部
、4・・・・・・模様及び色彩、6・・・・・・薄厚基
板、7・・・・・・接着材層。
Claims (5)
- (1)適宜の模様、色彩を施した熱可塑性樹脂製の薄厚
に形成された模様材部と、該模様材部面上に、全体とし
てシート状となるように加熱重層せしめた透明性又は半
透明性の熱可塑性樹脂製の適当な液状香料を徐放的に含
有する芳香材部とによりなる構成を特徴とする模様付き
芳香剤シート。 - (2) 芳香材部の加熱重層のための加熱温度が18
0°Cである場合の実用新案登録請求の範囲第1項記載
の模様付き芳香剤シート。 - (3)模様材部が、剛性を呈する樹脂製の薄厚基板と、
該薄厚基板面上に重層された適宜の模様、色彩を施した
熱可塑性樹脂製フィルムとによりなる場合の実用新案登
録請求の範囲第1項又は第2項記載の模様付き芳香剤。 - (4)模様材部上の模様、色彩が印刷法により施されて
なる場合の実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項記
載の模様付き芳香剤。 - (5)模様材部の模様が、その模様材部面上に凹凸状に
施されてなる場合の実用新案登録請求の範囲第1項乃至
第3項記載の模様付き芳香剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15978882U JPS6021083Y2 (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 模様付き芳香剤シ−ト |
US06/542,341 US4590111A (en) | 1982-10-21 | 1983-10-17 | Fragrance releasing sheet article and method of making same |
GB8328259A GB2132548B (en) | 1982-10-21 | 1983-10-21 | Fragrance releasing sheet article and method of making same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15978882U JPS6021083Y2 (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 模様付き芳香剤シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5964134U JPS5964134U (ja) | 1984-04-27 |
JPS6021083Y2 true JPS6021083Y2 (ja) | 1985-06-24 |
Family
ID=30351634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15978882U Expired JPS6021083Y2 (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 模様付き芳香剤シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021083Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-10-21 JP JP15978882U patent/JPS6021083Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5964134U (ja) | 1984-04-27 |
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