JPH0214446Y2 - - Google Patents

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JPH0214446Y2
JPH0214446Y2 JP6270183U JP6270183U JPH0214446Y2 JP H0214446 Y2 JPH0214446 Y2 JP H0214446Y2 JP 6270183 U JP6270183 U JP 6270183U JP 6270183 U JP6270183 U JP 6270183U JP H0214446 Y2 JPH0214446 Y2 JP H0214446Y2
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JP
Japan
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adhesive layer
polypropylene
transfer sheet
toner
sheet
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JP6270183U
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JPS59166961U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はポリプロピレン成型物への転写シート
に関し、更に詳しくは静電印刷を利用することに
よつて製造できる。小ロツト印刷向きのポリプロ
ピレン成型物への転写シートに関する。
従来からポリプロピレン樹脂から成る成型物に
は、ボールペン、シヤープペンシル、マジツクペ
ン等筆記用具の胴部、化粧品容器、使い捨てライ
ターの胴部等がある。これらの成型品は、例えば
筆記用具や使い捨てライターなどは特にその価格
が手項なことから、記念品、贈答品としてしばし
ば用いられている。こうした記念品贈答品には、
団体名や贈り主の名前等、記念となる文字を印字
することが望まれることが多い。
こうした要望に対処するため、ベースシート上
に文字を印刷し、熱圧によりポリプロピレン成型
物へ転写する転写方法は簡便であり、また有利で
ある。しかるに、周知のように、ポリプロピレン
樹脂は他の樹脂や接着剤との接着性が極めて悪
く、これにに接着する樹脂や接着剤との接着性が
極めて悪く、これに接着する樹脂や接着性はごと
わずかにしか知られていない。ポリプロピレン樹
脂に接着する樹脂には、例えば塩素化ポリプロピ
レンがあり、これを接着剤層に用いた転写シート
としては特開昭54−62009号公報が知られている。
しかし、特開昭54−62009号公報の転写シートは、
この接着剤層が転写シートの最表面にあるため
に、工場内で画像の印刷及び接着剤層を形成して
おく必要があり、このため、比較的少ロツトの上
記贈答品、記念品用の印字手段としては適当では
なく、少ロツトの印字手段としては極めてコスト
の高いものとなる。
そこで、例えば図面の第1図に示すように、剥
離性のシート1上に塩素化ポリプロピレンから成
る接着剤層2を設け、この接着剤層2上に例えば
電子写真法によるトナー画像3を設けて成る転写
シートを使用すれば、トナー画像3はロツトの量
に係わらず一定のコストで形成することができる
ので、上記小ロツトの製品の印字手段として極め
て有用なものとなる。
しかるに、トナー画像3は、接着剤層2と同じ
くポリプロピレン成型物に対して十分な接着性を
持たなくてはならない。そこで本考案者はトナー
として十分な品質を持つて、かつポリプロピレン
成型物に対する接着性も優れているトナーについ
て鋭意検討の結果、ポリスチレンに対し5〜15%
のエチレン−酢酸ビニル共重合体又はナイロンを
混合した樹脂成分をバインダーとするトナーはこ
の要求を満たしていることを発見して、本考案を
完成した。
すなわち、本考案は剥離性シート1上接着剤層
2を形成し、この接着剤層2上に、ポリスチレン
に対し5〜15%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
又はナイロンを混合した樹脂成分をバインダーと
するトナーよる画像3を形成して成ることを特徴
とするポリプロピレン成型物への転写シートであ
る。
以下、図面を参照して本考案を説明する。図面
は本考案の実施例を示し、第1図は転写シートの
断面図である。
第1図において剥離性シート1は加熱転写時に
接着剤層2から剥離するものなら任意であり、単
層のシートでも良いが、第1図に示すように、ポ
リエステルフイルム等の熱可塑性のベースシート
11の表面に剥離層12を塗布したものでも良
い。剥離層12としては、アクリル系樹脂、ニト
ロセルロース、エチルセルロース、メラミン樹脂
等が使用できる。また接着剤層2としては塩素化
ポリプロピレンが望ましいが、他の樹脂、例えば
ポリスチレン、ポリアミド等から成つていても良
い。
画像3はトナーから成るもので、このトナーは
ポリスチレン樹脂と、このポリスチレン樹脂に対
して5〜15%のエチレン−酢酸ビニル共重合体又
はナイロンを混合した樹脂成分より成るバインダ
ーと、カーボンブラツク等の着色剤及び必要な添
加剤を混合して成るものである。
本考案は以上のようなもので、ポリプロピレン
成型物に密着して加熱加圧して、画像3及び接着
剤層2を転写することができる。そして、ベース
シート11上に剥離層12、接着剤層2を予め形
成しておけば、店頭でトナー画像3は簡便に形成
することができるので、短時間でボールペン、シ
ヤープペンシル、マジツクペン等の筆記用具、化
粧品容器、使い捨てライターの胴部に簡単に印字
することができるものである。
<実施例> 厚み100μのポリエステルフイルムに対して剥
離剤としてアクリル樹脂系剥離ニス(東洋インキ
製造(株)製Z709剥離ワニス)を、深度30μのグ
ラビアベタ版でコートした。更にその上に接着剤
として塩素化ポリプロピレンから成る接着ワニス
(東洋インキ製造(株)製Z708HP)を深度30μの
グラビアベタ版でコートした。
一方、バインダーとしてポリスチレンを使用し
た市販の熱可塑性トナー墨色リオフアツクスN−
2特(東洋インキ製造(株)製)にエチレン−酢
酸ビニル共重合体を10%添加して改良トナーを作
成し、この改良トナーを用いて、電子写真機(日
本IBMシリーズ)により、上述した接着ワニ
ス上「1」という数字より成る画像を形成して転
写シートとした。
次に外径10mmのポリプロピレン製サインペン胴
部にこの転写シートを重ね、190℃、3秒、
500g/cm2の条件で転写したところ、サインペン
胴部の表面鮮明に「1」の文字が絵付できた。
比較のため、エチレン−酢酸ビニル共重合体を
混合せずに、リオフアツクスN−2特をそのまま
用いて同様に転写したところ、同様に「1」の文
字が鮮明に転写できた。
そこで、この文字の部分を綿布(金巾3号)に
て300回摩擦したところ、リオフアツクスN−2
特にエチレン−酢酸ビニル共重合体を添加した改
良トナーを用いたものは剥離が発生せず、転写時
の鮮明な絵柄を保つていたが、リオフアツクスN
−2特をそのま用いたものは、絵柄(文字)部分
が剥離して、その周囲の接着剤部分のみがサイン
ペン胴部に残つていた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は転写シ
ートの断面図である。 1……剥離シート、11……ベースシート、1
2……剥離層、2……接着剤層、3……画像。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 剥離性シート上接着剤層を形成し、この接着
    剤層上に、ポリスチレンに対し515%のエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体又はナイロンを混合し
    た樹脂成分をバインダーとするトナーによる画
    像を形成して成ることを特徴とするポリプロピ
    レン成型物への転写シート。 2 接着剤層が塩素化ポリプロピレンから成るこ
    とを特徴とする前記第1項記載のポリプロピレ
    ン成型物への転写シート。
JP6270183U 1983-04-26 1983-04-26 ポリプロピレン成型物への転写シ−ト Granted JPS59166961U (ja)

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JP6270183U JPS59166961U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 ポリプロピレン成型物への転写シ−ト

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JPS59166961U JPS59166961U (ja) 1984-11-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013125129A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Dainippon Printing Co Ltd 擬似カラーホログラムの製造方法

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JPH0749282B2 (ja) * 1985-04-12 1995-05-31 東洋アルミニウム株式会社 密封包装体の製造方法
JPH0635204B2 (ja) * 1985-05-10 1994-05-11 キヤノン株式会社 転写用シ−トの製造方法

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JPS59166961U (ja) 1984-11-08

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