JPS6020812B2

JPS6020812B2 - 磁気記録装置

Info

Publication number: JPS6020812B2
Application number: JP51087519A
Authority: JP
Inventors: 寿純安藤
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1976-07-22
Filing date: 1976-07-22
Publication date: 1985-05-23
Also published as: JPS5312607A

Description

【発明の詳細な説明】例えばへりカルスキヤン形のＶＴＲでは、１フィールド
分の映像信号が、磁気テープ上に斜めの１本のトラック
として記録され、このトラックがテープの走行方向に沿
って所定の間隔で配列される。

このようなＶＴＲにおいて、テープの走行速度を例えば
１／２にすることにより、テープの消費量を１／２にし
、記録時間を２倍にすることができる。

ところが、このようにテープ速度を遅くした場合には、
一本のトラックが形成される間のテープの移動量が少な
くなるので、形成されるトラックの懐きが変化する。こ
のため、通常速度で記録したテープを低速で再生したり
、低速で記録したテープを通常速度で再生した場合には
、正しいトラックのトレース（トラツキング）ができな
くなり、映像信号をとり出すことができなくなる。従っ
て、再生時には必らず記録時と同じテープ速度で再生を
行う必要がある。そこで、再生時には、記録時のテープ
速度を検知し、自動的に記録時と同じテープ速度とする
ように装置を制御することが考えられる。

本発明は、このような点にかんがみ、上述のように通常
及び長時間の２通りの記録が行える装置において、記録
時のテープ速度を容易に検知できるような信号の記録を
行うものである。

以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明するに、この例においては、ＣＴＬ信号を変形し、通
常記録では再生時に双極性のパルスが再生されるＣＴＬ
信号が記録され、長時間記録では再生時に単極性のパル
スが再生されるＣＴＬ信号が記録されるようにしたもの
である。

図中、１は映像信号の入力端子であって、この５映像信
号が記録回路２、記録再生切襖スイッチ３の記録側接点
Ｒを通じて回転ヘッド装置４に供給されると共に、この
装贋４がフレーム周期で回転されて１フィールド分の映
像信号が１本の斜めのトラックとして磁気テープ６に記
録される。０また、記録スイッチ７がオンされること
によって、直流電源８からの電圧が通常記録と長時間記
録との切換スイッチ９に供給され、このスイッチ９から
の電圧信号がテープスピードの制御信号発生回路１０に
供Ｖ給される。

そして、この回路１０５から、スイッチ９が通常記録側
の接点Ｎに切換えられているとき低電位のコントロール
信号が取り出され、スイッチ９が長時間記録側接点Ｌに
切り換えられているとき高電位のコントロ−ル信号が取
り出される。このコントロール信号がテープ駆動回路１
１に供Ｖ給されてテープ６が通常速度または低速度で
移送されるようにキャプスタン１２の回転が制御される
。さらに、装置４の回転軸にパルス発生器１３が設けら
れ、この発生器１３からのフレーム周期のパルス信号が
矩形波信号形成回路１４及び鋸歯状波信号形成回路１５
に供Ｖ給される。

そして、この回路１４からの信号が通常記録と長時間記
録との切換スイッチ１６の通常側接点Ｎに供給され、回
路１５からの信号がスイッチ１６の長時間側接点Ｌに供
給され、このスイッチ１６からの信号が記録アンプ１７
、記録再生切換スイッチ１８の記録側接点Ｒを通じてＣ
ＴＬヘッド１９に供給されてテープ６に記録される。
こうして、この装置によれよ、通常の記録時は第２図Ａ
のような矩形波のＣＴＬ信号が記録され、長時間記録時
は第３図Ａのような鍵歯状波のＣＴＬ信号が記録される
。

このため再生時、ヘッド１９からはＣＴＬ信号が微分波
形で再生されるので通常記録されたテープ６を再生した
場合には、第２図Ｂのような正負の双極性のパルス信号
が再生され、長時間記録されたテ−プ６を再生した場合
には、第３図Ｂのような正の単極性のパルス信号が再生
される。従って、ヘッド１９で再生された信号をスイッ
チ１８の再生側接点Ｐ、再生アンプ２０を通じて負極性
パルスの検出回路２１に供聯合することにより、通常記
録されたテープ６を再生しているときは負極性のパルス
を検出して高電位の検出信号が取り出され、また、長時
間記録されたテープ６を再生しているときは負極性のパ
ルスがなくなるので、検出信号は低電位となり、この検
出信号を回路１０に供給して、再生時のテープ６の速度
を記録時のそれと一致させることができる。そして、記
録時と一致した速度でテープ６が移送されることにより
、正しいトラッキングが行われて映像信号が取り出され
、この再生された映像信号がスイッチ３の再生側接点Ｐ
、再生アンプ２２を通じて出力端子２３に取り出される
。 ′以上述べたように
、本発明によれば記録時のテープ速度に応じて、記録さ
れる例えばＣＴＬ信号の波形を変形して通常記録時は矩
形波を記録し、長時間記録時は鏡歯状波を記録するよう
にしたので、このテープを再生した場合に、矩形波のＣ
ＴＬ信号からは正負の双極性パルスが再生され、鋸歯状
波のＣＴＬ信号からは正の単極性パルスが再生され、こ
の再生信号中の負極性パルスを検出することにより、容
易に記録時のテープ速度を検出することができる。

なお、再生時に単極性のパルスが得られる信号としては
、完全な鋸歯状波である必要はなく、例０えば単安定マ
ルチパイプレータのコンデンサが接続された側の出力信
号を用いることができる。

従って、単安定マルチパイプレータを構成する一対のト
ランジスタのそれぞれから矩形波と鏡歯状波とを共に得
ることができ、これによって回路１４及び１５を一つの
回路とすることができる。また、回路１０は例えば第４
図のように構成される。図において、トランジスタ３１
，３２はそれぞれインバータを構成し、トランジスタ３
３，３４はフリツブフロツプ回路を構成し、トランジス
タ３１のコレクタがトランジスタ３２のベースに接続さ
れると共に、トランジスタ３３のベースに接続され、ト
ランジスタ３２のコレクタがトランジスタ３４のベース
に接続され、トランジスタ３４のコレクタから出力端子
３５が導出される。

そして、スイッチ９の通常側接点Ｎがトランジスタ３１
のベースに接続され、長時間側接点Ｌがトランジスタ３
２及び３３のベースに接続される。さらに回路２１がト
ランジスタ３１のベースに接続される。この構成によれ
ば、記録時にスイッチ７がオンとされ、スイッチ９が通
常記録側接点Ｎに切り換えられると、トランジスタ３１
のコレクタ電位が低電位、トランジスタ３２のコレクタ
電位が高電位になるので、トランジスタ３３がオフ、ト
ランジスタ３４がオンになって、出力端子３５に低電位
のコントロール信号が取り出される。

また、スイッチ９が長時間記録側接点Ｌに切り換えられ
ると、トランジスタ３２のコレクタ電位が低電位になる
と共に、トランジスタ３３のベースに電源８からの高電
位が供給されるので、トランジスタ３３がオン、トラン
ジスタ３４がオフになって、出力端子３５に高電位のコ
ントロール信号が取り出される。さらに、通常記録され
たテープを再生して、回路２１から高電位の信号が供給
されると、トランジスタ３１のコレクタ電位が低電位、
トランジスタ３２のコレクタ電位が高電位になるので、
トランジスタ３３がオフ、トランジスタ３４がオンにな
って、出力端子３５に低電位のコントロール信号が取り
出される。

また、長時間記録されたテープを再生して、回路２１か
ら低電位の信号が供給されると、トランジスタ３１のの
コレクタ電位が高電位、トランジスタ３２のコレクタ電
位が低電位になるので、トランジスタ３３がオン、トラ
ンジスタ３４がオフになって、出力端子３５に高電位の
コントロール信号が取り出される。従って、スイッチ９
を接点Ｎに切り換えた場合には低電位のコントロール信
号が取り出されると共に、こうして記録されたテープを
再生すると、回路２１からの信号が高電位になって出力
端子３５には低電位のコントロール信号が取り出され、
また、、スイッチ９を接点Ｌに切り換えた場合には高電
位のコントロール信号が取り出されると共に、こうして
記録されたテープを再生すると、回路２１からの信号が
低電位になって出力端子３５には高電位のコントロール
信号が取り出されて、記録時と再生時とで常に同じコン
トロール信号が取り出される。

なお、このコントロール信号を用いて、映像信号系の記
録、再生特性の切り換えや、音声信号系のィコラィザ特
性の切り換えを行うようにしてもよい。

さらに、第５図は回蝋２１の一例を示し、アンンプ２０
からの第６図Ａのような再生ＣＴＬ信号が、ゲート回路
４１に供給されると共にコンデンサ４２を通じてトラン
ジスタ４３のベースに供給されて第６図Ｂのような正極
性パルスの成分が取り出される。

そしてこの信号が単安定マルチパイプレータ４４に供ｖ
給されて第６図Ｃのようなパルス信号が形成され、この
パルス信号が単安定マルチパイプレータ４５に供給され
て第６図Ｄのような負極性パルスの位置に対応するゲー
ト信号が形成され、このゲート信号がゲート回路４１に
供聯合されてＣＴＬ信号の負極性パルスの成分が取り出
される。従って、このゲート回路４１からはＣＴＬ信号
が双極性パルスのときは第６図Ｅのような信号が取り出
され、ＣＴＬ信号が第６図Ｆのように単極性パルスのと
きは信号が取り出されなくなる。この信号を積分及び反
転増幅回路４６を通じて回路１０に供給する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例の系統図、第２図、第３図はその
説明のための波形図、第４図はテープスピードの制御信
号形成回路１０の一例の接続図、第５図は負樋性パルス
の検出回路２１の一例の接続図、第６図はその説明のた
めの波形図である。７は記録スイッチ、９，１６は通常記録及び長時間記録
の切換スイッチ、１０はテープスピードの制御信号の形
成回路、１１はテープ駆動回路、１４は矩形波信号形成
回路、１５は鋸歯状波信号形成回路、１９はＣＴＬヘッ
ドである。第１図第２図第４図第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

１磁気記録媒体を通常の速度で走行させて信号を記録
する時、双極性のパルスを用いて所定の繰返し周期を有
する制御信号を記録するようになし、上記記録媒体を上
記通常の速度より遅い長時間モードでの速度で走行させ
て信号を記録する時、単極性のパルスを用いて上記の制
御信号を記録するようになした磁気記録装置。