JPS60207206A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は照明器具に係り、照明器具本体の照射開口に配
設して配光を制御する制光カバーに関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

一般に天井面に配置される照明器具において、照射開口
に配設されるこの種の調光カバーは、例えば特開昭５２
−１３２５６号公報に記載された構成が採られている。

その構成は、制光カバーの上面を平面形状に形成し、下
面を螢光灯などの直管形光源の長手方向に対して直交す
る方向に凹凸形状のプリズムパターンが連続したプリズ
ム面に形成しており、光源中心から出た光線を制光カバ
ーのプリズム面によって拡散するようにしたものである
。しかしながら、直管形光源の長手方向に対して直交す
る方向には光線が拡散されるが、直管形光源の長手方向
には光線が拡散されないため、その方向の照度は水平面
照度のみで鉛直面に対する鉛直面照度が悪く、従って、
室内などにおいて室の各部分における照度の差を表わす
均斉度が悪く、照明の配光特性が悪かった。

また、直管形光源の長手方向からは制光カバーの輝きに
むらが生じるとともに、制光カバーは透明或いは透光性
を有するため照明器具の内ｆｉＳ構造が見えてしまい照
明器具の美観を損なう欠点を有していた。

〔発明の目的〕

本発明は上述のような同題点に鑑みなされたもので、制
光カバーによって直管形光源の長手方向および長手方向
と直交する方向への光源からの光線を制光することによ
り、配光を広げて鉛直面照度および均斉度を良くし、ま
た、制光カバー面の輝きむらを減少させるとともに器具
本体の内部構造を隠蔽することができる照明器具を提供
するこ本発明の照明器具は、直管形光源と、この光源を
内包し照射開口を下面に開口した器具本体と、この器具
本体の照射間口に設置される制光カバーとからなり、こ
の制光カバーの外面に上記光源の長手方向に対して直交
する方向に光の屈折方向が上記光源の中心線上を境とし
て略同一方向になるプリズムパターンを連続させた外側
プリズム面を形成するとともに、制光カバーの内面に上
記光源の長手方向に同一断面形状のプリズムパターンを
連続させた内側プリズム面を形成したことを特徴とし、
制光カバーの外側プリズム面によつＣ光源の長手方向に
対して直交する方向への光線を制光するとともに、内側
プリズム面によって光源の長機に本発明の一実施例の構
成を説明する。

第１図ないし第３図において、１は天井用埋込型照明器
具本体で、例えば螢光灯などの直管形光源２を内包して
いる。この器具本体１は長方形枠状に形成され、この器
具本体１の下面に間口した長方形の照射開口３には制光
カバー４が取着されている。

この制光カバー４の外面には直管形光源２の長手方向に
平行でその長手方向に対して直交する方向にプリズムパ
ターンを運勢させた異形断面形状の外側プリズム面５が
形成されている。この外側プリズム面５の形状は光ｗＡ
２からこの制光カバー４に入射した光線の出射角が、θ
　＝６２＝θ３と略同一方向に屈曲するように、光！！
１２の中心線上から外方へ行くに従って傾斜面６の傾斜
度つまり頂角αが小さくなって形成されているとともに
、ある個所から傾斜面６の傾斜方向が反転して形成され
ている。また、外側プリズム面５のプリズムパターンは
光源２の中心線を境にして左右対称に形成亡れ、光源２
の光線の出射角がθ１中−〇１′となるように屈曲され
る。なお、上記傾斜面６の頂角αは、−３５”　＜α〈
３５°の範囲で構成され、この範囲に構成することによ
って各傾斜面６間の配光に機能しない非有効面７を最小
限にすることができる。

次に制光カバー４の内面には直管形光源２の長手方向に
対して直交する方向に長く、そして長手方向にプリズム
パターンを連続させた同一断面形状の内側プリズム面１
０が形成されている。この内側プリズム面１０の形状は
開き角βの角変をもった同一断面形状で連続的に形成さ
れ、その開き角βは、１２０”＜β〈１４０°の範囲に
設定されている。

次に本実施例の作用について説明する。

まず、制光カバー４の外側プリズム面５による作用は、
光源２から出射されて制光カッ＼−４に入射した光線は
光源２の長手方向と直交覆る方１〕ｌこ光源２の中心線
を境に左右２方向に制光されて出射され、この光線の出
射角は各傾斜面６によって、θ１＝θ２出θ３およびθ
１モーθ１′と略同一方向に屈曲される。その結果外側
プリズム面５による配光特性は、第４図に示すように、
光＋！ｉｉ２の長手方向と直交する方向のＡ−Ａ配光曲
線が１ｑられる。

次に、制光カバー４の内側プリズム面１０４こよる作用
は、光ｖＡ２から出射されて制光カッ＜−４に入射した
光線を光源２の長手方向に屈折させて拡散し、光線の直
下方向の出射を抑えで斜め方位ｊに多く出射させる。そ
の結果第４図に示すＢ−Ｂ配光曲線が得られる。なお、
光源２から制光ｈ　ｔ＜　−４に入射する光線が入射角
ψ−６０°以上の場合【、ｉ、その光線は制光カバー４
を通過せず全反射ＪるようにＩ１３光するため、人がま
ぶしく感じるグレｊ′ゾ−ン（ψ＝６０″以上）へ光線
が直接出射されることはない。

このように制光カバー４の内外側プリズム面１０゜５に
よって光ｍ２の光線を四方に拡散し配光を広げることが
でき、従来の制光カバーによる照明器具と比較した場合
、鉛直面照度が約２０〜３０％高くなり、そのため、室
内空間の明るさ感が向上し、物や人の顔などの鉛直面の
見え方が良くなり、さらに、配光が広がることによって
室の各部分における照度の差が減少して均斉度が良くな
る。

なお、制光カバー４の内面に内側プリズムＦＩＢ１．０
を形成したことによって、制光カバー４の下方から見た
場合、制光カバー４の面の輝きむらが減少するとともに
、器具本体１の内部構造の見え方が拡散されて内部が隠
蔽されるので美観が良い。またミ内側プリズム面１０の
開き角βの範囲を１２０゜〈β＜　１５０＠とじたのは
、例えば開き角βが１５０°以上にした場合は、光線の
拡散効果が減少して配光が狭くなるとともに器具本体１
の内部が隠蔽されず、また、開き角βが１２０°以下に
した場合には光線の透過効率が悪くなり配光に悪影響を
及すことになるためである。

なお、器具本体１内に内包される光源２は１個もしくは
複数の場合であっても配光特性は同一である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、直管形光源を用いた照明器具の照射開
口に配置される制光カバーの外面に光源の長手方向に対
して直交する方向にプリズムパターンを連続させた外側
プリズム面を形成するとともに、制光カバーの内面に光
源の長手方向にプリズムパターンを連続させた内側プリ
ズム面を形成したので、この両プリズム面によって光源
からの光線を四方に拡散して配光を広げることができ、
そのため鉛直面照度が高くなって室内空間の明るさ感お
よび鉛直面の見え方が向上するとともに、均斉度が良く
なって照度の差を減少させることができるものである。

また、制光カバーの内外面に直交させて内外側プリズム
面を形成したので、制光カバー面の輝きむらを減少する
ことができるとともに、内外側プリズム面によって器具
本体の内部ｔＲ’ｌｌａが隠蔽されるので照明器具の美
観を向上させることができるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の照明器具の一実施例を示し、第１図は照明
器具の斜視図、第２図は光源の長手方向に対して直交す
る方向の光線の制光を示す説明図、第３図は光源の長手
方向の光線の制光を示す説明　。 図、第４図は配光特性図である。 １・・器具本体、２・・直管形光源、３・・照射間口、
４・・制光カバー、５・・外側プリズム面、１０・・内
側プリズム面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　直管形光源と、この光源を内包し照射開口を下
   面に開口した器具本体と、この器具本体の照射開口に設
   置される制光カバーとからなり、この制光カバーの外面
   に上記光源の長手方向に対して直交する方向に光の屈折
   方向が上記光源の中心線上を境として略同一方向になる
   プリズムパターンを連続させた外側プリズム面を形成す
   るとともに、制光カバーの内面に上記光源の長手方向に
   同一断面形状のプリズムパターンを連続させた内側プリ
   ズム面を形成したことを特徴とする照明器具。