JPS6020686Y2 - 水槽組立用単位板 - Google Patents

水槽組立用単位板

Info

Publication number
JPS6020686Y2
JPS6020686Y2 JP11811881U JP11811881U JPS6020686Y2 JP S6020686 Y2 JPS6020686 Y2 JP S6020686Y2 JP 11811881 U JP11811881 U JP 11811881U JP 11811881 U JP11811881 U JP 11811881U JP S6020686 Y2 JPS6020686 Y2 JP S6020686Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aquarium
unit plate
edge
skin
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11811881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5825371U (ja
Inventor
貞純 細江
健治 太田
恵三 福山
正信 山本
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP11811881U priority Critical patent/JPS6020686Y2/ja
Publication of JPS5825371U publication Critical patent/JPS5825371U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6020686Y2 publication Critical patent/JPS6020686Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は組立式水槽の構築に用いる単位板に関するもの
である。
大型の水槽を形成するためには、輸送上の問題などから
、はじめからこれを一体に作るよりは一定モジュールの
単位板を用い、立縁同士をボルトで結合して、大型の水
槽を構築する方法がとられる。
ところでこのようないわゆる組立式水槽においても従来
の最初から一体に形成される水槽の如く、保温性を有す
ることが要求される。
即ち(1)水槽内部に水等を貯蔵すると、貯蔵液温度と
外気温との温度差から水槽外表面に結露してしまう。
(2)冬季において温度低下に伴い、貯蔵液が冷却され
、さらには凍結してしまう。
(3)夏季には逆に外気温によって必要以上に貯蔵液が
加熱されてしまう等々の状況になったしまう。
これらを防止するためには水槽表面を断熱材によってカ
バーすることが求められる。
ところが組立式水槽においては水槽構築後断熱材によっ
て水槽表面をカバーするよりは、むしろあらかじめ単位
板に断熱材を取付け、構築後水槽全体として保温性を有
するようにする方法がその構築法の特性上便利である。
この方法としては従来第5図に示すように単位板の外表
面になる部分に例えば発泡ウレタンのような断熱材を貼
付し、さらにその外部より、FRP等からなる薄い表皮
によって覆い、貼付固定することがおこなわれた。
ところが組立式水槽を構築するためには立縁同士をボル
ト締めする必要があるが、この種の単位板の立縁はせい
ぜい70〜100rIrIn程度の低さであり、しかも
組立後の水漏れを防ぐためにはなるべく立縁の矩形板に
近い部分でのボルト締めが要求される。
そのため、立縁近接部分において、ボルト締めに支障が
ないようにするには、立縁部近くの矩形板に貼付する断
熱材の層を厚くすることができないため、せっかくの保
温効果が矩形板中央部分のみとなり充分な効果を得るこ
とができなかった。
又、保温性を要求される場合、されない場合のいずれの
ユーザーの要求にも応じられるようにするためには断熱
材を貼付した単位板、しない単位板の2種の在庫を余儀
なくされ在庫面での不利をまぬがれないという問題があ
った。
このため、第6図の分解図、第7図の断面図に示すよう
に断熱材を別途用意し、断熱材をボルト止めする方法が
とられた。
しかしこのような方法においては(1)断熱材と単位板
間に雨水等が浸入し断熱材が劣化し断熱効果の低下をき
たす。
(2)断熱材を取付けるのは、単位板の矩形板であり、
矩形板は貯蔵液に浸されるためボルト止め部分からの漏
水がおきやすい。
(3)また水槽構築後ボルトを増し締めする必要がある
場合には、断熱材層は効果相応の厚みを有するため、ボ
ルト締め出来ないので断熱材をとりはずしておこなわな
ければならない等の問題が生ずる。
本願考案はこのような状況を勘案し断熱効果が単位板全
体をカバーし、しかもボルト締めにも支障のない単位板
を提供するものであり、これによって従来の如く断熱材
を貼付したパネルを別途用意する必要がないので在庫量
を削減できる単位板を提供するものである。
以下実施例を図によって説明する。
第1図は本願考案になる単位板1の組立分解図、第2図
は組立後の平面図、第3図は要部を示す一部拡大断面図
である。
水槽を構築する単位板1は矩形板2とその四周に立縁3
を設ける。
矩形板2には補強のため、任意の形状を有する膨出部4
を設ける。
該単位板1を用いて水槽を構築した場合水槽外側となる
矩形板2の外表面5側に、膨出部4の形状にあわせ矩形
板全体を覆う断熱材6を当接する。
断熱材6は発泡スチロール発泡ウレタン、発泡ゴム等の
発泡プラスチック、石綿、マット状のガラス繊維その他
の断熱効果を持ち、膨出部4の形状にあうように成形で
きるものであればよい。
またその厚みは5rIvn程度以上とし、望ましくはI
Dvm程度以上になるようにするのがよい。
さらに矩形板2の表面を覆う断熱材6の外側から該断熱
材6の表面を覆い、かつ立縁3の矩形板2に面した側面
7を覆い、矩形板部8と立縁部9とから一体に形成され
た略々箱状の表皮10当接する。
表皮10はFRP、 AAS樹脂、ABS樹脂やスチー
ル、ステンレス、アルミ等の金属類から威し比較的肉厚
の薄いものとする。
このようにして猛威した単位板1の立縁3及び表皮10
の立縁部9には水槽構築時に固定用ボルトを挿通する貫
通孔11を設けるが、表皮10の断熱材6当接部分のう
ち、立縁部9の貫通孔11に対応する位置に凹部12を
設ける。
凹部12は表皮10の立縁部9に一部を接し、貫通孔位
置が立縁部9の横方向において立縁部9に接する部分の
範囲に含むことの出来るように設け、はぼ半円形状をと
る。
凹部12はボルト貫通孔11の中心から略々20〜4o
TrrIn程度低くなるようにし、形状は半円形のほか
馬蹄形、三角形等のいずれにしろボルトの挿入、冶具に
よる締着に支障がない程度の大きさとする。
又凹部12は立縁部9に沿って設けるが必ずしも立縁部
全周に設ける必要はなく、断熱効果を確保するためには
所要の面積を極力少くしたほうが有利であるので、ボル
ト締着に必要な位置のみに設けるようにする。
なお凹部12に当接する断熱材6は押圧もしくは切り欠
いて凹部12に形状を適合させるとよい。
水槽構築時には、以上のように構成した単位板1に断熱
材6及び表皮10を当接しボルトを挿入して立縁同士を
締結する。
第4図は他の実施例の要部を示す一部断面図である。
単位板1に当接させる表皮10の矩形板部8と立縁部9
との間に溝部13を設ける。
この場合該表皮10を当接させる単位板1の立縁3と表
皮10の立縁部9をほぼ同じ高さとし、矩形板部8の溝
部底からの高さは約5〜10mm程度とし、幅は3〜8
rran程度とする。
このような表皮10は立縁同士のボルト結合の際補強用
として用いるアングル14やフラット・バーを嵌入させ
ることができるようにしたものであり、断熱材6の効果
を削ぐことなく、かつアングル14等を嵌入して補強す
るのに便利である。
次に単位板の立縁と表皮の立縁部間に封止用バッキング
15を挾着する。
第7図に示す如〈従来の単位板においては単位板と表皮
間には何ら挾着することなく単に単位板に表皮を取付け
たにすぎないため単位板と表皮間に雨水等が容易に浸入
し断熱材を劣化させていたが、単位板と表皮間にゴム、
軟質発泡プラスチックス、スポンジゴム等からなる封止
用バッキング15を挾着することにより、単位板と表皮
間における雨水等の浸入がバッキングによって阻止され
、断熱材が劣化することを防止するこてができ、単位板
、断熱材及び表皮をボルトで結合して組立る場合の従来
からの問題点を解消することができる。
又表皮10の立縁部9の先端を外側へ折曲して設けるこ
ともできる。
単位板1の立縁3の側面7及び先端面16全体を覆うた
めに、表皮10の立縁部9を矩形板部8と反対方向に折
曲し、表皮10で単位板全体をカバーする。
このように威した単位板1を用いて水槽を構築すれば、
水槽全体として断熱材6及び表皮10によって覆うこと
ができ、又封止用バッキングを同様に折曲して取付けて
もよく、立縁3における断熱性を良くすることができ水
槽全体の断熱効果を強化することができる。
以上、本願考案によれば、単位板1に断熱材6を当接し
表皮10にてその外部より覆い、しかも凹部12を設け
たことにより水槽構築時にボルトによる締着が極めて容
易であり、又表皮10に溝部13を設けたことにより、
断熱効果を損うことなく補強アングル15の取付けが可
能となり水槽の強度を高めることができる。
又立縁3の先端面16を覆うべく表皮10の先端を折曲
することにより、水槽全体をカバーすることができ、全
体としての断熱効果を高めることができる。
さらにあらかじめ断熱材つきの単位板を別途用意する必
要がなく、単位板全体と断熱材及び表皮をそれぞれ用意
しておけば組立時に組合せてボルト結合により水槽が構
築でき、在庫量を減少させることができる。
又単位板と表皮間に封止用バッキングを挾着するので雨
水等の浸入を阻止し断熱材の効果を長期に維持できる。
さらに表皮の固定は単位板矩形板に止着するのではなく
水槽組立の極く普通の方法としてのボルト締着時に同時
に施工できかつ水槽内部の貯蔵液には浸されない位置に
固定するので漏水の恐れがないなど数多い利点を有する
考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案に係る単位板の組立分解図、第2図は
組立後の平面図、第3図は要部を示す一部拡大断面図、
第4図は他の実施例である。 第5図は従来の単位板の実施例の断面図、第6図は他の
実施例の組立分解図、第7図はその断面図である。 1・・・・・・単位板、2・・・・・・矩形板、3・・
・・・・立縁、6・・・・・・断熱材、8・・・・・・
矩形板部、9・・・・・・立縁部、10・・・・・・表
皮、11・・・・・・ボルト貫通孔、12・・・・・・
凹部、13・・・・・・溝部、15・・・・・・封止用
バッキング、16・・・・・・先端面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 組立式水槽を構築つるために用いる矩形板とその四
    周に立縁を設けた単位板において、水槽組立後水槽外側
    の面となる単位板の矩形板と立縁の外表面のうち矩形板
    を断熱材で覆い、その外側より該断熱材と立縁外表面を
    覆う矩形板部と立縁部からなる略々箱状の表皮を当接し
    、単位板の立縁と表皮の立縁部にボルト貫通孔を穿設し
    、該ボルト貫通孔に対応した表皮の断熱材当接部分に、
    立縁部と一部が接する凹部を設けたことを特徴とする水
    槽組立用単位板。 2 表皮の立縁部のうち凹部を接して設けた立縁部に沿
    って矩形板部と立縁部間に溝部を設けたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲lに記載の水槽組立用単位板
    。 3 単位板の立縁と表皮の立縁部の間に封止用バッキン
    グを挟着したこをを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    1に記載の水槽組立用単位板。 4 表皮の立縁部の先端を矩形板部と逆方向に折曲し、
    単位板立縁の先端面を覆うようにしたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲1に記載の水槽組立用単位板。
JP11811881U 1981-08-09 1981-08-09 水槽組立用単位板 Expired JPS6020686Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11811881U JPS6020686Y2 (ja) 1981-08-09 1981-08-09 水槽組立用単位板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11811881U JPS6020686Y2 (ja) 1981-08-09 1981-08-09 水槽組立用単位板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5825371U JPS5825371U (ja) 1983-02-17
JPS6020686Y2 true JPS6020686Y2 (ja) 1985-06-20

Family

ID=29912259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11811881U Expired JPS6020686Y2 (ja) 1981-08-09 1981-08-09 水槽組立用単位板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6020686Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6142307A (ja) * 1984-08-02 1986-02-28 Sumitomo Bakelite Co Ltd 中空糸状半透膜の製造方法
JPH0339799Y2 (ja) * 1984-10-22 1991-08-21
JPS62124538A (ja) * 1985-11-26 1987-06-05 Suraidetsukusu Kk 情報記録担体用保持枠
JPS62125339A (ja) * 1985-11-27 1987-06-06 Suraidetsukusu Kk 情報記録担体用保持シ−ト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5825371U (ja) 1983-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6020686Y2 (ja) 水槽組立用単位板
JPS629275Y2 (ja)
JPH0136669Y2 (ja)
JPS6211826Y2 (ja)
JPS5919067Y2 (ja) サイデイングボ−ト
JPH0142550Y2 (ja)
JPS6015829Y2 (ja) 厨房家具
JPH0628477Y2 (ja) 保温形単位体パネル
JPS5927432Y2 (ja) 恒音貯液槽
JP3027979U (ja) アルミ屋根材用裏打材
JPS6013011Y2 (ja) ホ−ス配管用ケ−ス
JPH0738225Y2 (ja) 保温形タンク
JPS5853349Y2 (ja) 流し台及び洗面台の甲板
JPS6137678Y2 (ja)
JPS6014870Y2 (ja) 水槽と天板の水密取付構造
JP3050554U (ja) ベランダにおける床面構造
JPH0510225Y2 (ja)
JPS635864Y2 (ja)
JPS62109789A (ja) 組立式貯槽における断熱材の取付方法
JPS60188134U (ja) 給湯タンクユニツト
JPS59136488U (ja) 組立水槽
JPH0679912U (ja) 防湿パネル
JPS59136489U (ja) 組立水槽
JPH01116199U (ja)
JPS5852907B2 (ja) 組立容器の底保温方法