JPH0679912U - 防湿パネル - Google Patents
防湿パネルInfo
- Publication number
- JPH0679912U JPH0679912U JP2221793U JP2221793U JPH0679912U JP H0679912 U JPH0679912 U JP H0679912U JP 2221793 U JP2221793 U JP 2221793U JP 2221793 U JP2221793 U JP 2221793U JP H0679912 U JPH0679912 U JP H0679912U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- frame
- moisture
- waterproof sheet
- proof
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 パネルとパネルの接合部やパネルと柱との接
合部において発生する結露や湿気による水分が枠木等へ
しみこむのを防止してカビや腐れの発生を防ぎ、これに
よって木造家屋の耐久性向上を図ることができる防湿パ
ネルを提供する。 【構成】 この防湿パネル100は、板材11と、板材
11の一面に適宜間隔をおいて取付固定した枠木12
と、枠木12と枠木12の間に充填した断熱材13とを
一体的に形成し、パネル100の端部に位置する枠木1
2の端面12aを防水シート14により被覆して成るこ
とを特徴とする。
合部において発生する結露や湿気による水分が枠木等へ
しみこむのを防止してカビや腐れの発生を防ぎ、これに
よって木造家屋の耐久性向上を図ることができる防湿パ
ネルを提供する。 【構成】 この防湿パネル100は、板材11と、板材
11の一面に適宜間隔をおいて取付固定した枠木12
と、枠木12と枠木12の間に充填した断熱材13とを
一体的に形成し、パネル100の端部に位置する枠木1
2の端面12aを防水シート14により被覆して成るこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、防湿性を備えたパネルに関し、詳しくは木造家屋の屋根材となる野 地パネルや壁材となる壁パネルに使用される防湿パネルに関する。
【0002】
従来、例えば、木造家屋の壁施工においては、図4に示すように、板材211 と、枠木212と、断熱材213とを一体的に形成して成る壁パネル210が使 用され、この壁パネル210を内壁220と外壁230の間に配置して木造家屋 の断熱性を保つ施工がなされていた。
【0003】
しかしながら、断熱材が張られたパネルの内側面においては外気と室内空気と の温度差による結露は生じないものの、パネルとパネルの接合部やパネルと柱と の接合部においては、隙間が生じて結露が生じたり湿気がたまりやすく、結露水 等の水分がパネルを構成する枠木等にしみこんでカビや腐れを発生させやすいと いう問題があった。
【0004】 そこで案出されたのが本考案であり、その目的とするところは、野地パネルや 壁パネル等のパネルについて、隙間に結露や湿気による水分が発生しても枠木等 へのしみこみを防止してカビや腐れの発生を防ぎ、これによって木造家屋の耐久 性向上を図ることができる防湿パネルを提供することにある。
【0005】
上記の目的を達成するために、本考案の採った手段について実施例に対応する 図面に用いた符号を付して以下に説明すると、本考案は、「板材11と、板材1 1の一面に適宜間隔をおいて取付固定した枠木12と、枠木12と枠木12の間 に充填した断熱材13とを一体的に形成し、少なくともパネル100の端部に位 置する枠木12の端面12aを防水シート14により被覆して成ることを特徴と する防湿パネル100」を、その内容としている。
【0006】
上記本考案に係る防湿パネル100あっては、パネル100の端部に位置する 枠木12の端面12aを防水シート14で被覆した構成により、図2に示すよう に、パネル100とパネル100の接合部において、結露や湿気による水分が発 生しても、その水分が枠木12にしみこむことはなく、カビや腐れの発生を防止 することができるようになっている。
【0007】
以下、図面について、実施例を詳細に説明するが、これは代表的なものを示し たものであり、本実施例により本考案が限定されるものではない。
【0008】 図1は本考案に係る防湿パネル100の一実施例を示す斜視図であり、図1に 示すように、このパネル100は、合板(例えばハードボード、パーチクルボー ド、シングルボード等)からなる板材11と、松、杉、栂等の天然木からなる枠 木12と、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、スチロール樹脂、シリコーン樹脂、 ユリア樹脂等の発泡性樹脂により形成した断熱材13とを一体的に形成して成り 、枠木12の端面12aを巻き込むようにして断熱材13及び枠木12の上面に 防水シート14が貼着されている。
【0009】 防水シート14には、表面が溌水処理されたハトロン紙、あるいはポリエチレ ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂シート等を使用することができる 。この例では、ハトロン紙を使用しており、発泡性樹脂による断熱材13の発泡 成形時の添着紙としても使用されている。すなわち、パネル100は、板材11 と枠木12とを組み付け、内側に発泡性樹脂の原液を流し込み発泡成形させるこ とにより断熱材13を一体化して作成するようになっている。この場合、ハトロ ン紙は発泡性樹脂の発泡成形時の型押し成形に使用されており、ハトロン紙はそ のまま断熱材13に接着される。そして、ハトロン紙からなる防水シート14は 枠材12の端面12aを被覆して接着剤により接着される。
【0010】 なお、防水シート14には片面に予め接着剤が塗布されたものを使用してもよ く、このような防水シート14を、板材11と、枠木12と、断熱材13とを一 体的に形成した後に接着し、パネル100を作成するものであってもよい。又、 本考案にあっては、防水シート14は少なくともパネル100の端部に位置する 枠木12の端面12aを被覆するものであればよい。
【0011】 このようなパネル100を使用して、例えば、パネル100どうしを接合した 場合には、図2に示すように、接合部分の枠木12の端面12aは防水シート1 4によって覆われ、結露や湿気による水分が枠木12にしみこむのを防止するこ とができる。本考案に係るパネル100は、図3に示すように、木造家屋の壁材 となる壁パネル110や、屋根材となる野地パネル120に使用することができ る。
【0012】
以上説明したように、本考案にあっては、パネルの端部に位置する枠木の端面 を防水シートで被覆した構成により、パネルとパネルの接合部やパネルと柱との 接合部において、結露や湿気による水分が発生しても、その水分がパネルを構成 する枠木にしみこむことはなく、カビや腐れの発生を防止することができ、これ によって木造家屋の耐久性向上を図ることができる、という効果を奏する。
【図1】 本考案に係る防湿パネルの一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】 図1に示す防湿パネルどうしの接合部分を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図3】 本考案に係る防湿パネルを適用した木造家屋
の概要の一例を示す正面図である。
の概要の一例を示す正面図である。
【図4】 従来のパネルを使用した木造家屋の壁部分を
示す切欠斜視図である。
示す切欠斜視図である。
11 板材 12 枠木 13 断熱材 14 防水シート 100 防湿パネル
Claims (1)
- 【請求項1】 板材と、板材の一面に適宜間隔をおいて
取付固定した枠木と、枠木と枠木の間に充填した断熱材
とを一体的に形成し、少なくともパネルの端部に位置す
る枠木の端面を防水シートにより被覆して成ることを特
徴とする防湿パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2221793U JPH0679912U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 防湿パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2221793U JPH0679912U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 防湿パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679912U true JPH0679912U (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=12076642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2221793U Pending JPH0679912U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 防湿パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679912U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08135033A (ja) * | 1994-11-15 | 1996-05-28 | Tiger Sangyo:Kk | 木造住宅の気密化工法、及びこの工法に用いる気密シート |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP2221793U patent/JPH0679912U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08135033A (ja) * | 1994-11-15 | 1996-05-28 | Tiger Sangyo:Kk | 木造住宅の気密化工法、及びこの工法に用いる気密シート |
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