JPS6020673Y2 - 人孔鉄蓋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 近時道路事情の変化は車輌通行が増えて騒音発生の問題
、本来からの目的でない積雪の下水路えの不法投棄、地
中構造物えのいたすら防止対策等鉄蓋に対する要望事項
は多岐に渉ってきた。

本考案は以上の点に鑑み改良を試みた下水道、地下電線
配管路の開孔部に敷設する人孔鉄蓋に係る。

図面について本案構成を説明すると、１は蓋受面２を有
する円形受枠、３は円形鉄蓋、４は后述する開閉吊具の
装通孔、５は該装通孔４の下面に形成した斜板状のカム
面、６は前記蓋受面２の下面に構成した段部で次に説明
するロックアーム８の受は面を構成し、該ロックアーム
８は蓋３に植設したピン７で揺動自在に支承され、ガイ
ドピン１０及びバネ１１によりロック部９が前記受は面
６を押圧する構成であり、１２は前記蓋受面２に構成し
た切欠部１３は該切欠部１２と受は面６の中間に形成し
たストッパー、１４は前記装通孔４に遊嵌する鍵１５及
びバンドル１６を１体的に有する開閉吊具を示すもので
ある。

次に本案の取扱いについて説明すると、蓋３を閉じる時
は第７図ａ−１．２参照の如く開閉吊具１４の鍵１５を
装通孔４に装入し、次にバンドル１６をｂ−１，２図参
照の如く矢印ｒに廻す。

この時鍵１５の上縁はカム面５を滑って矢印Ｕに変位し
１、ロックアーム８を押下げる。

しかしてこの状態で第３図参照の切欠部１２にロックア
ーム８のロック部９を対設して矢印ｎの反対方向に通過
（すなはちＭ３を降ろし）させ、次に蓋３全体を第２図
矢印ｍに廻す。

次にバンドル１６を矢印Ｓに戻すと開閉吊具１４はカム
５に縁って上昇し、抜くと共にロックアーム８はバネ１
１の附勢により矢印ｖ１すなはち第３図矢印ｍの如く受
は面６とロック部９が保合状態となる。

次に開蓋作業は今の開蓋作業のまったく逆の手順を行え
ばよいものである。

以上の如くで記述では複雑に見えるが実際は開閉吊具１
４を装通孔４に入れて廻し、そのま）蓋３を若干廻すだ
けの簡単な操作で済むものであり、鉄蓋本来の機能向上
の効果をみると、第１にロックアーム８及びバネ１１で
強制的に蓋３を押え込むため蓋３を軽量化しても騒音の
発生を防止し、次に受は面６がストッパー１３で制限さ
れるために蓋３自体が廻り止め構造となり蓋枠同志での
摩耗を防止し、更に専用の開閉吊具１４を使用しないと
絶対に蓋３を操作することが出来なく、このため積雪の
不法投棄、地下機器えのいたすら等防止出来るものであ
り、その実用的価値は高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案を実施せる全体正面断面図、第２図は受枠
要部の上面図、第３図は第２図のＡ矢視図、第４図は第
１図のＣ部拡大図、第５図は第４図のＢ矢視図、第６図
は開閉吊具の斜視図、第７図は動作状態を表す要部でａ
Ｌｂｌｙｃ−１は上面図ａ−２，ｂ−２，ｃ−２は正面
断面図を示すものである。 １・・・・・・円形受枠、 孔、５・・・・・・カム面、 −ム、１０・・・・・・ガイ ・・・・・・開閉吊具。 ３・・・・・・円形鉄蓋、４・・・・・・装通７・・・
・・・ピン、８・・・・・田ツクアトピン、１１・・・
・・・バネ、１４

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 円形の受枠、及びこれに着脱自在且つ廻動し得る円形蓋
   からなり、該受枠の蓋受面の下部を顎状の段部とし、該
   蓋受面の１部を切欠き、蓋側に於てはピンを支点として
   揺動し、且つバネで附勢されるロックアームを構成し、
   且つ該ロックアームと重なり合う部位の蓋側の開閉吊具
   の装通孔を穿設し、且つ該装通孔の下面を斜板状のカム
   面に形成したことを特徴とする人孔鉄蓋の構造。