JPS602038B2 - グルコシルモラノリン誘導体の製法 - Google Patents

グルコシルモラノリン誘導体の製法

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JPS602038B2
JPS602038B2 JP55131949A JP13194980A JPS602038B2 JP S602038 B2 JPS602038 B2 JP S602038B2 JP 55131949 A JP55131949 A JP 55131949A JP 13194980 A JP13194980 A JP 13194980A JP S602038 B2 JPS602038 B2 JP S602038B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H17/00Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H17/02Heterocyclic radicals containing only nitrogen as ring hetero atoms

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下記の一般式(0) (但し(0)式中Rは水素または低級アルキル基を表わ
す。
)で表わされる4−(Q−Dーグルコシル)ーモラノリ
ンおよび4一(Q一○ーグルコシル)一N−低級アルキ
ルモラノリンの製造法に関するものである。本発明者等
は安全且つ有効な糖尿病治療薬の開発を目的として鋭意
研究を進め、一般式(0)で表わされる4一(Q−Dー
グルコシル)ーモラノリンおよび4一(Q−D−グルコ
シル)−N−低級アルキルモラノリンが、糠負荷時にお
いて、すぐれた皿糖上昇抑制作用を有し、医薬たとえば
糖尿病治療薬として極めて有用な物質であることを発明
するに至り、特許出願した。
(袴顔昭54一159417号、及び特願昭55一76
838号)則ち、下記一般式(m)(Rは前記と同じ。
)にて表わされるモラ/リンまたはN−低級アルキルモ
ラノリンとサイクロデキストリンまたは可溶澱粉を含む
水溶液にサィクロデキストリングリコシルトランスフヱ
ラーゼ( E.C.2.4.1.19 ,
cycIMextringlycosylt的nsf
e紅se)を作用させると、下記の一般式(1)(Rは
前記と同じ。
nは0〜20までの整数をわす。)にて表わされる化合
物の混合物が生成る。通常この反応は未反応のモラノリ
ンまたはN−低級アルキルモラノリン、n=0の4−(
Q−D−グルコシル)ーモラノリンまたは4−(Q−D
−グルコシル)一N−低級アルキルモラノリン、nニ1
の4一(Q−D−マルトシル)−モラノリンまたは4−
(Q−D−マルトシル)−N−低級アルキルモラノリン
、ni2の4−(Q−○ーマルトトリオシル)−モラノ
リンまたは4一(Q−D−マルトトリオシル)一N一低
級アルキルモラノリン、n=3の4一(Q一D−マルト
テトラオシル)ーモラノリンまたは4一(Q一D−マル
トテトラオシル)一N−低級アルキルモラノリン、n=
4の4一(Q一D−マルトベンタオシル)ーモラノリン
または4一(Q一Dーマルトベンタオシル)−N−低級
アルキルモラノリン、n=5以上のオリゴグルコシルモ
ラノリンまたはN−低級アルキルオリゴグルコシルモラ
ノリンの混合物として得られる。各成分の生成する割合
は反応条件によって変化するが、一般にn=0,1,2
,3が多く、nが更に大きくなるに従って少なくなる。
医薬品として実用に供するためには、n=0の4一(Q
一D−グルコシル)ーモラノリン又は4−(Q−D−グ
ルコシル)−N−低級アルキルモラノリンが、その活性
および調整の容易である点から見て最も有利であるが、
これらを医薬として供するには単一品でなければならな
いので、混合物より4一(〇一○ーグルコシル)−モラ
ノリンまたは4一(Q−Dーグルコシル)一N−低級ア
ルキルモラノリンをセフアデックス等を用いて分子量分
画し、単離しなければならない。従って混合物を簡単な
反応によって4‐(Q−Dーグルコシル)ーモラノリン
または4一(Q一Dーグルコシル)−N−低級アルキル
モラノリンにすることができれば、単離操作工程を非常
に有利にすることができると同時に他の生成物を4一(
Q−Dーグルコシル)−モラノリンまたは4一(Q−D
ーグルコシル)一N−低級アルキルモラノリンに変化さ
せ得るのであれば、収量も著しく増大し、生産上非常に
有利となる。本発明者等はこの点に注目し、鋭意研究を
した結果、混合溶液にQ−1.4ーグルカングルコハイ
ドロラーゼ(E.C,3,2.1.3,Q−1.4‐G
IucangIMohydmlase)を作用させると
いう非常に簡単な処理で、n=1以上のオリゴグルコシ
ルモラノリンまたはN一低級アルキルオリゴグルコシル
モラノリンをそれぞれn=0の4一(Q−Dーグルコシ
ル)ーモラノリンまたは4一(Q−D−グルコシル)−
N−低級アルキルモラノリンに、極めて好収量で変える
ことができることをつきとめ、本発明を完成するに至っ
た。本発明に使用されるQ−1.4−グルカングルコハ
イドロラーゼは、リゾブス・ニベウス(Rhizopu
s nlve船)、リゾプス・デレマール(RhiZo
p瓜戊lem肌)、アスベルギルス・ニガ−(Aspe
rgill瓜ni袋r)、アスベルギルス・アワモリ(
Aspeてgill瓜awamo【i)等の糸状菌によ
って主として産生され、別名グルコアミラーゼ(GI比
oamylase)、アミログルコシダーゼ(Amyl
ogl比osidase)、yーアミラーゼ(Q‐Am
ylase)、タ力・アミラ−ゼB(Taka−amy
laseB)等と呼ばれる。
本発明を実施するためには結晶酵素、粗酵素リゾープス
・ニベウス等の本酵素を含む培養液等が使用でき、Qー
アミラーゼ(Q−Amylase)、8ーアミラーゼ(
8−Amylase)等の他の炭水化物分解酵素が共存
していても良い。
Q−1.4ーグルカングルコ/・ィドロラーゼの作用は
、澱粉の非還元性末端からグルコース単位で分解するも
のである。勿論、マルトース、マルトトリオース、マル
トテトラオース、およびそれ以上のQ−1.4で結合し
たオリゴ糖も同様にグルコースまで分解する。即ち、澱
粉(starch)十n比○→n・グルコースG−G−
……−G+mH20→mG (但し上式にてn,mは整数、Gはグルコース、G−G
はは−1.仏溝合を意味する)と書くことができる。
なお、本発明に使用される酵素の起源が糸状菌に限定さ
れるものでないのは明白である。本発明の第1の特徴は
、構造式(W)で表わされるマルトースはQ−1.4ー
グルカノグルコハイドロラーゼによってすみやかに分割
されグルコースとなるが、構造式(ロ)にて表わされる
4一(Q一Dーグルコシル)ーモラノリンおよび4−(
Q−○ーグルコシル)−N−低級アルキルモラノリンは
Q−1.4グルカノグルコハイドロラーゼによって殆ど
分解されず、構造式(1)の化合物中n=0をのぞくオ
リゴグルコシルモラノリンおよびN−低級アルキルオリ
ゴグルコシルモラノリンがマルトースほど遠くはないが
、実質的に十分な速度で分解されるという従前は全く知
られていなかった新規な事実を明らかにしたことにある
以下この点について更に詳しく説明する。
今、グルコースをG、モラノリンまたはN−低級アルキ
ルモラノリンをMR,mを整数、Q−1.4グルカング
ルコハイドロラーゼをG・A、結合をQ−1.4km,
km‐,,・・・・・・,k2,k.を各段階の反応速
度定数とすると、本発明の反応は一般的にと書くことが
できる。
実際の反応はグルコースmの異なる混合物として上式の
各段階の反応が同時に進行する訳である。従って本発明
の目的とするG−MRが反応液中に蓄積するためにはk
m, k・・・・・・k2は十分大きく、それに対して
k,は十分小さくなければならない。図1はこの点を明
らかにするものである。図1について以下に説明する。
125叫の三角フラスコに一定量のNーメチルオリゴグ
ルコシルモラノリンをダウエツクス50W×2(H+)
1汎こ吸着させ、これを50の‘の蒸留水に懸濁して、
Q−1.4−グルカングルコハイド口ラーゼ10の夕を
加え、4000でインキユベートして、経時的に500
一Zをサンプリングしてゲルコースを定量する。
基質がマルトースの場合は、ダウェックス50W×2(
日十)を1タ混合した状態で4000でインキユベート
する。グルコ−スの定量:反応液500A夕に0.洲舷
(OH)21の‘、5%ZnS041の【を加え、20
00夕で10分間遠心分離する。上蒲30山〆を取り、
市販のグルコース発色液(ベーリンガー・マンハィム会
社製、新ブラッド・シュガー・テスト)3私を加え、よ
く鷹梓後、室温に35分放置後42加mで吸光度を測定
する。別にグルコース標準試薬(9.1雌/dl)を同
様に処理して、42皿mで吸光度を測定し、これより反
応液中に生成したグルコース量を定量する。酵素:生化
学工業■製、リゾープス・ニベウス由来のQ−1.4ー
グルカングルコノ・ィドロラーゼ(結晶)約22ユニッ
ト/敬酵素活性:1の‘の酵素溶液を1.0%澱粉溶液
5奴、0.09M酢酸バッファー(pH4.5)4のZ
と混じ、40午0でインキュベートして生成する還元糖
(グルコース)をフエーリング・レーマン・スクールの
方法(Fehling−Lehman−Sch肌riM
ethod)で定量する。
酵素1ユニットは3び分間に10の9のグルコースを生
成する活性。
基質および樹脂に吸着させた基質量: 実験結果を図1に示した。
横軸は反応時間であり、縦軸は生成したグルコースを完
全に分解した時に対する割合で示している。但し、Nー
メチルグルコシルモラノリンの分解は図1で示されるよ
うに甚だ少ないので、Nーメチルオリゴグルコシルモラ
ノリンの場合はマルトースの分解速度と比較する意味で
、それぞれグルコシルモラノリン、Nーメチルグルコシ
ルモラノリンまで分解した時を100として%で示した
。なお、グルコース定量後、反応液を炉過してイオン交
換樹脂(ダゥヱックス50Wx2)を集め、十分に水洗
後、0.州アンモニア水で溶出し、減圧下で濃縮乾固後
、蒸留水に溶かし、高速液体クロマトグラフィーにかけ
、(ウオーターズ社製ALC/GPC−24g型、M−
ボンダパックーN比カラム、ァセトニトリル:水=70
:30,1.5cc/分)、島津■製クロマトパックC
−RI〜型で分析し、反応生成物を確認した。この結果
Nーメチルモラノリンの生成は4−(Q−Dーグルコシ
ル)一Nーメチルモラノリン、4一(Q一Dーマルトシ
ル)一Nーメチルモラノリン、4一(Q−D−マルトト
リオシル)一N−メチルモラノリン、4一(Q一D−マ
ルトテトラオシル)−Nーメチルモラノリンの場合にそ
れぞれ約3%、2%、2%、1%、2%であった。同様
のことがオリゴグルコシルモラノリンの場合についても
認められた。オリゴグルコシルモラノリンの場合はN−
メチルオリゴグルコシルモラノリンの場合より、酵素反
応は速かで、Nーメチルオリゴグルコシルモラノリンと
同じ反応条件下で反応時間1時間で、マルトースはほぼ
完全に分解されたが、4一(Q−D−グルコシル)ーモ
ラノリンの分解は約3%、4一(Q−D−マルトシル)
ーモラノリンで53%、4一(o−○ーマルトトリオシ
ル)ーモラノリンで50%であった。(分解%の意味は
Nーメチルオリゴグルコシルモラノリンの場合と同じで
ある。)なお、以上の実験にて強酸性イオン交換樹脂ダ
ウェツクス50W×2に吸着(マルトースの時は混合)
させているが、この理由は後に更に詳しく説明する。
また、過剰の強酸性イオン交換樹脂の共存は酵素反応を
阻害するが、反応液100必中に4タ程度までは実質的
に問題はない。更にモラノリン、N−低級アルキルモラ
ノリン、オリゴグルコシルモラノリン、N−低級アルキ
ルオリゴグルコシルモラノリンで樹脂が飽和されると、
更に多くの樹脂を加えても反応は阻害されなくなる。通
常Q−1.4ーグルカングルコ/・ィドロラーゼはバッ
ファー溶液中で実施されるが、蒸留水中で反応しても若
干活性が減少する程度で問題はない。本発明の第2の特
徴は、混合物を酸カチオンィオン交換体に吸着して、Q
−1.4−グルカングルコ/・ィドロラーゼを反応させ
ると、反応液混合物の濃度を著しく高められると同時に
、反応が混合物の状態によって影響されなく、且つ徴量
生成するモラノリンまたはN−低級アルキルモラノリン
による生成物阻害(productinnibitio
n)を受けなくなり、生産上非常に有利をもたらすこと
を可能とした点である。
以下この点について更に詳しく説明する。
モラノリン、N−低級アルキルモラノリン、オリゴグル
コシルモラノリン、N−低級アルキルオリゴグルコシル
モラノリンはQ−1.4ーグルカングルコハイドロラー
ゼを阻害する。
その阻害の強さを第1表にまとめた。
阻害の測定方法は次のとおりである。
酵素:生化学工業■製、リゾープス・ニベウス由来のグ
ルコアミラーゼ(結晶)を蒸留水に50ムタ/の‘とな
るように溶かして使用する。
基質こ可溶性澱粉を1.4%となるように熱時バッファ
ー溶液に溶かし、自然冷却後使用する。
バッファー溶液:0.1Mリン酸バッファー(PH5.
7)反応液: 方法:反応液を40℃、10分インキュベート後、0.
刈Ba(OH)2 水溶液1舷、5%ZnS04水溶液
1の‘を加え2000夕で10分遠心後、上清30山夕
をとりグルコース発色試薬(ベーリンガー・マンハィム
社製、新ブラッド・シュガ−・テスト)3の‘を加え、
3筋ご室温に放置後、42瓜mで吸光度を測定する。
阻害%=(C−B)−び−B′)XI。
〇C−B 但し C:コントロールの吸光度 T:テストの吸光度 B′:ブランク(1)の吸光度 B:プランク(0)の吸光度 希釈系列の阻害%を求め、50%阻害する濃度(IC5
o)を求める。
第1表にて阻害の弱い場合は( )内に示した濃度での
阻害%で示した。第1表第1表に見られるように、モラ
ノリン、N−低級アルキルモラノリンの阻害は非常に強
く、グルコシル化されると一般に阻害は弱くなる。
従って低濃度で反応を実施する時、反応は進行するが、
通常数十〜数百(ムタ/の‘)の濃度にて反応は実質的
に阻害される。この濃度は第1表より明らかなように混
合物中各成分の混合比、低級アルキル基の種類によって
異なるが、特にモラノリン、N−低級アルキルモラノリ
ンはグルコシル化された物質に比較して数百〜数千倍阻
害が強いので、モラノリン、N−低級アルキルモラノリ
ンの含まれる量によって著しく異なる。然るに実際の生
産にては可能な限り高濃度で実施することが生産コスト
の面で非常に有利であり、また混合物の状態によって反
応が影響されないことが必要である。本発明者等はこの
点に注目し、鋭意に研究した結果、混合物を酸カチオン
ィオン交換体に吸着した状態で酵素を作用させると、数
千(山夕/の‘)以上の濃度で反応が進み、且つ混合物
の状態によっても反応が影響されないという驚くべき新
規な事実を発見し、本発明を完成した。なお、実施例1
,2,3,5の反応は強酸性イオン交換樹脂に吸着しな
いで酵素を反応させても、反応は全く進行しなかった。
以下に実施例によってより具体的に説明する。
実施例 1バチルス・マセランスの培養:500の‘の
三角フラスコにコーンステイープリカー1%、可溶性澱
粉1%、(NH)2S040.5%、CaC030.5
%、靴7の培養液150凧【を加え、120℃18分加
熱滅菌する。
べプトン1%、イースト0.5%、グルコース0.3%
、グリセロール1.5%、NaCIO.3%、レバー粉
末(OXOIDOR neutralizedlive
rdigest)0.1%、寒天1.5%の斜面培地上
で充分生育しているバチルス・マセランス『0349の
珠を3白金耳接種し、370で3日間培養する。この培
養液300の‘を同じ培地組成9そのジャー・ファーメ
ンタ−(内容量15〆)に接種し、3703日間十分に
通気燈拝しながら培養すると遠心上燈液として約130
〜15山単位(単位の定義は次に示す)の酵素液を得る
。イクロデキストリングリコシルトランスフエラゼの活
性の単位:0.09M酢酸緩衝液剤5.5に可溶性澱粉
(半井化学、生化学研究用)0.7%を溶解し、基質溶
液とする。
基質溶液950ムクに酵素液50ム〆を加え、40午C
IO分反応させ、0.州酢酸0.5の‘を加え反応を止
める。反応液100山そをとり、0.29MKI水溶液
に0.01Mになるようにヨードを溶解したヨード溶液
0.8の【と水3の‘を加え、鰻梓後66仇mで吸光度
を測定する。(AT)同様に基質溶液950山そ、に水
50仏夕、0.州酢酸0.5の‘加えた溶液100山そ
をとり、ヨード溶液を加え66皿mで吸光度を測定する
。(AR)この時・単位=A今三三XI。
〇×2で、これは酵素溶液1の‘が40℃、1分間に1
%の吸光度の減少を生じせしめる活性である。
粗酵素液の調製:バチルス・マセランスIFO乳90の
培養液を遠0分離して、上燈液を得る。
これを凍結乾燥して少量の水に溶かし、酵素の濃縮液を
得る。5℃にて外液に蒸留水を用いて十分透析し、低分
子を除いた内液を粗酵素液として用いる。
次に、モラノリン6.5夕を少量の水に溶かし、洲塩酸
でPHを5.7に調整する。(調整後32.5凧【)4
60ユニット/の‘のサィクロデキストIJングリコシ
ルトランスフェラーゼの粗酵素液1300泌にQ−サィ
クロデキストリン26夕を溶かし、これにモラノリン水
溶液を加え、pHを5.67に再調整する。39℃で3
日間振蟹して反応させる。
反応液を遠D分離して、上燈液をダウェックス50W×
2(日十)のカラム(樹脂量50の‘)に通過させ、塩
基性物質を吸着させる。十分水洗後樹脂の一部(約2の
‘)をとり、0.州アンモニア水で溶出し、溶出液を減
圧下に濃縮乾固する。得られた粉末を少量の水に溶かし
、ウオーターズ社製高速液体ク。マトグラフィー(AL
C/GPC−24隻塾、ムーポンダパツク−NH2カラ
ム、アセトニトリル:水=70:30,1.5の【/分
)にかけ、島津■クロマトパツク(C−R山型)で分析
した。(Q−1.4−グルカノグルコハイドロラーゼを
反応させる前の混合物の組成)残りの樹脂約48の【を
水1200の‘に懸濁し、リゾープス・ニベウス由来の
Q−1.4−グルカングルコハイドロラーゼ(約22ユ
ニット/雌)120のpを加え、4ぴ0でインキューべ
−トして、経時的にサンプリングして反応液中に生じた
グルコースを定量して、反応進行状態員を追跡した。グ
ルコースは反応後急速に増加し、反応5時間で反応終点
の89%に達した。更に反応を続け、2弦rで反応を止
めた。反応後樹脂を炉別し、十分に水洗後0.州アンモ
ニア水で溶出し、溶出液を減圧下に濃縮乾固し、得られ
た粉末を同様に高速液体クロマトグラフィーにかけ、ク
ロマトバツクで反応後の混合物の状態を分析した。この
結果を以下に示した。実施例 2図2で表わされる混合
物2夕をダウェックス50W×2(日十)10Mに吸着
させ、500泌の水に懸濁させ、Q−1.4−グルカン
グルコノ・ィドロラーゼ(約22ユニット/地)50雌
を加える。
4000で17時間反応後、反応液を炉遇して樹脂を集
め、0.州アンモニア水で溶出し、溶出液を減圧下に濃
縮乾固して、ウオーターズ社製高速液体クロマトグラフ
ィー(ALC/GPC−24塁塾)にかけ、島津製クロ
マトパック(C−RIA型)で分析した。
それを図3に示した。図2、図3における各成分の混合
比は以下に示した。
実施例 3 実施例2の条件下で、40午0で26時間反応させた。
この結果、モラノリン5.8%、4一(Q−○−グルコ
シル)−モラノリン93.2%で、他の成分は認めなか
った。実施例 4 図2で表わされる混合物200雌を4その水に溶かし、
PHを0.即日CIで5.7を調整して、Q−1.4‐
グルカングルコハイドロラーゼ(約22ユニット/池)
200雌を加える。
4030で41時間反応させた後、反応液をダウェック
ス50W×2(日1)10の‘の力ラムにかけ、十分に
水洗後、0.印アンモニア水で熔出する。
溶出液を減圧下に濃縮乾固し、少量の水に溶かし、実施
例1と同じ条件下で高速液体クロマトグラフィーにかけ
る。この結果、モラノリン6%、4−(Q−○ーグルコ
シル)ーモラノリン93.4%で他の成分は認めなかっ
た。実施例 5Nーメチルモラノリン1夕を少量の水に
溶かし、INの塩酸でpHを5.7に調整する。
(調整後10肌)別に336ユニット/の【のサイクロ
デキストリングリコシルトランスフェラーゼ粗酵素液7
90の‘にQ−サィクロデキストリン16夕を溶解する
。両液を混じ、pHを5.6に再調整後、3900で2
日振蓬し反応させる。反応液を遠心分離して、上澄液を
ダゥェックス50W×2(H+)のカラム(樹脂量8机
)に通過させ、塩基性物質を吸着させる。十分水洗後、
樹脂の一部(約2の上)をとり、0.州アンモニア水で
漆出し、減圧下に濃縮乾固し、実施例1と同じ条件で液
体クロマトグラフィーにかけ、クロマトパックで分析す
る。(Q−1.4−グルカングルコ/・ィドロラーゼを
反応させる前の混合物の組成)残りの樹脂約6の‘を水
150の‘に懸濁して、Q−1.4ーグルカングルコハ
イドロラーゼ(約22ユニット/雌)90の9を加え4
000で48時間反応させ、反応液を炉過して樹脂を集
め、十分水洗後0.州アンモニア水で溶出し、溶出液を
減圧下に濃縮乾固し、液体クロマトグラフィーにかけ、
クロマトパックで分析する。この結果を以下に示した。
反応前 反応後 N−メチルーモラノリン 19‐0% 21.
3%4一(q−Dーグルコシル)−N−メチルモラノリ
ン 11.9 61.74一(d一Dーマルト
シル)一N−メチルモラノリン 13.3 1
5.44−(q−D−マルトトリオンノり13.1
1.6−N−メチルモラノリン4一(q−D−マルト
テトラオシ 11.9 0ル)−N−メチルモラノ
リン4−(q一Dーマルトベンタオン ル)−Nーメチルモラノリン 10.9 o4
一(q−D−マルトヘキサオシル)−N−メチルモラノ
リン 10.4 o4−(Q−D−マルトヘプタ
オシル)−N−メチルモラノリン 8.1 0
実施例 6N−プロピルモラノリン1夕を少量の水に溶
かし、IN塩酸でpHを5.7に調整する。
(調整後20のと)別に260山/泌の粗酵素液760
の“こ16夕のQ−サィクロデキストリンを溶解する。
画液を混じ、斑を5.7に再調整後39℃で3日間振鑑
し反応させる。反応液を遠心分離して上燈液をダゥェッ
クス50W×2(H+)のカラム(樹脂量8の‘)に通
過させ塩基性物質を吸着させる。十分水洗後、樹脂の一
部(約2の‘)をとり、0.州アンモニア水で溶出し、
減圧下に濃縮乾固し実施例1と同じ条件で、液体クロマ
トグラフィーにかけ、クロマトパツクで分析する。(Q
−1.4−グルカングルコノ・ィドロラーゼを反応させ
る前の混合物の組成)残りの樹脂約6のヱを水150磯
に懸濁して、Q−1.4−グルカングルコハイドロラー
ゼ(約22ユニット/机9)15の9を加え40こ0で
2錨時間反応させる。反応液を炉遇して樹脂を集め、十
分水洗後0.州アンモニア水で溶出し、溶出液を減圧下
に濃縮乾園し、液体クロマトグラフィーにかけクロマト
パックで分析する。この結果を以下に示した。
【図面の簡単な説明】
図1はNーメチルオリゴグルコシルモラノリンにQ−1
.4ーグルカングルコハイドロラーゼを作用した時の各
化合物の分解%を表わす。 図中1はマルトースを、一×一は4−(Q−Dーグルコ
シル)一N−メチルモラノリンを、★は4−(Q−○ー
マルトシル)−Nーメチルモラノリンを、一△一は4−
(Q一Dーマルトトリオシル)−N−メチルモラノリン
を、一〇一は4一(Q−D−マルトテトラオシル)‐N
−メチルモラノリンを表わす。図2、図3は実施例2に
おけるQ−1.4ーグルカングルコハイドロラーゼを反
応させる前後の高速液体クロマトグラフィー(ウオータ
ーズ社製ALC/GPC−244型)の結果である。 Mーボンダパツク−NH2カラムを用い、アセトニトリ
ル:水70:30,1.5の‘/分で展開し、島津製ク
ロマトバツクC−RIA型で分析した。縦軸は示差屈折
率、横軸は展開時間、図中の数字はリテンションタィム
(分)、Sはソルベント、A,B,C,D,E,F,G
,日,1はオリゴグルコシルモラノリンを示す。第1図 第3図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ (Rは水素又は低級アルキル基を表わし、nは整数を
    表わす。 )で表わされるもののうちnが0〜20の化合物及び次
    の一般式(III)▲数式、化学式、表等があります▼ (Rは前記と同じ。 )で表わされる化合物を含有する混合物(但し(I)に
    おいてn=0の化合物のみを含む場合を除く。)を含む
    溶液に、直接、又は必要に応じて酸カチオン交換体を加
    えた後、α−1.4−グルカングルコハイドロラーゼを
    作用させることを特徴とする次の一般式(II)▲数式、
    化学式、表等があります▼(Rは前記と同じ。 )で表わされるグルコシルモラノリン誘導体の製法。2
    酸カチオン交換体を加えないことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の製法。 3 混合物を酸カチオン交換体に予め吸着させて後α−
    1.4−グルカングルコハイドロラーゼを作用させるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製法。 4 酸カチオン交換体の共存下にα−1.4−グルカン
    グルコハイドロラーゼを作用させることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の製法。
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