JPS6020379Y2 - 浮出し模様縫製ミシン - Google Patents
浮出し模様縫製ミシンInfo
- Publication number
- JPS6020379Y2 JPS6020379Y2 JP12419082U JP12419082U JPS6020379Y2 JP S6020379 Y2 JPS6020379 Y2 JP S6020379Y2 JP 12419082 U JP12419082 U JP 12419082U JP 12419082 U JP12419082 U JP 12419082U JP S6020379 Y2 JPS6020379 Y2 JP S6020379Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing machine
- feed
- embossed pattern
- leather
- presser foot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、皮革、擬革、合成樹脂レザー、布等からなる
被縫威材の表面に浮出し模様を好適に形成する縫製ミシ
ンに関し、例えば新規な袋物、相等用の生地あるいは服
飾用生地としてそこに浮出し模様を曲線形状あるいは重
合せ形状を問わず簡便、容易に製造することができる浮
出し模様縫製ミシンを提供することを目的とする。
被縫威材の表面に浮出し模様を好適に形成する縫製ミシ
ンに関し、例えば新規な袋物、相等用の生地あるいは服
飾用生地としてそこに浮出し模様を曲線形状あるいは重
合せ形状を問わず簡便、容易に製造することができる浮
出し模様縫製ミシンを提供することを目的とする。
以下、本考案における一実施例を図面に基づき説明する
。
。
第１図に示される如く、１は従来からの二本針３本糸縫
いの機能を有するミシン頭部にして２はへラドカバーで
あって、該ミシン頭部１から下方には昇降自在に動作す
る押え３が設けられている。
いの機能を有するミシン頭部にして２はへラドカバーで
あって、該ミシン頭部１から下方には昇降自在に動作す
る押え３が設けられている。
そしてこの押え３と、押え３の直下にあってこれと係合
する形で針板４上に配設された平行一対の送り歯５，５
とで皮革、擬革、合成樹脂レザー、布等の柔軟材料から
なる被縫皮材を前進あるいは後退させる送り部を形成し
、さらに加えてミシン頭部１から垂下してくる二本針６
とで縫着部を形設している。
する形で針板４上に配設された平行一対の送り歯５，５
とで皮革、擬革、合成樹脂レザー、布等の柔軟材料から
なる被縫皮材を前進あるいは後退させる送り部を形成し
、さらに加えてミシン頭部１から垂下してくる二本針６
とで縫着部を形設している。
ここで、この二本針６にはそれぞれ上糸７及び７′が糸
ガイド８を介して掛けられており、縫着の際にはこの二
本針６は、後述する下糸１０にこれら上糸７及び７′を
係合させるべく、針板４の送り歯５，５間に穿設された
針穴９に挿通される。
ガイド８を介して掛けられており、縫着の際にはこの二
本針６は、後述する下糸１０にこれら上糸７及び７′を
係合させるべく、針板４の送り歯５，５間に穿設された
針穴９に挿通される。
この時、上記押え３は第２図に示される如く、その裏面
３ａに二条の凹溝１１ａ及びｌｌｂが上記送り歯５，５
の送り方向と同一方向に平行に刻設されており、そのう
ちの一条の凹溝１１ａ（即ち、最左側に設けられる凹溝
）はこの送り歯５，５間に挿通されてくる二本針６の間
に位置するべく調整されている。
３ａに二条の凹溝１１ａ及びｌｌｂが上記送り歯５，５
の送り方向と同一方向に平行に刻設されており、そのう
ちの一条の凹溝１１ａ（即ち、最左側に設けられる凹溝
）はこの送り歯５，５間に挿通されてくる二本針６の間
に位置するべく調整されている。
尚、本考案での押え３の凹溝はｌｌａ、ｌｌｂの複数の
凹溝を設けているが、実施に当って一条の浮出し模様を
形成するだけで良い時には上記凹溝１１ａのみが刻設さ
れた押えでよい。
凹溝を設けているが、実施に当って一条の浮出し模様を
形成するだけで良い時には上記凹溝１１ａのみが刻設さ
れた押えでよい。
一方、前記送り歯５．５間に設けられた針穴９の手前に
は、浮出し模様の芯材となる太糸あるいは紐等を針板４
の下方から針板４の表面に繰り出すための任意径の通孔
１２が適宜穿設されており、この通孔１２はできれば前
述の凹Ｒ１１ａの延長方向に設けるのが好適である。
は、浮出し模様の芯材となる太糸あるいは紐等を針板４
の下方から針板４の表面に繰り出すための任意径の通孔
１２が適宜穿設されており、この通孔１２はできれば前
述の凹Ｒ１１ａの延長方向に設けるのが好適である。
次に、本考案に係る一実施例の使用方法、使用状態を説
明する。
明する。
先ず、第３図及び第４図に示される如く、針板４上に皮
革、擬革、合成樹脂レザー、布等の柔軟材料１３を置き
、その柔軟材料１３の裏面１３ａに順次通孔１２から任
意太さの芯材１４を繰り出して手前から後方に向って配
設する。
革、擬革、合成樹脂レザー、布等の柔軟材料１３を置き
、その柔軟材料１３の裏面１３ａに順次通孔１２から任
意太さの芯材１４を繰り出して手前から後方に向って配
設する。
尚、芯材１４には綿糸あるいはナイロン糸等を材質とす
る太糸又は細紐が用いられる。
る太糸又は細紐が用いられる。
この時、上記芯材１４は針板４の上方にある二本針６の
間に置かれ、二本針６が降下した際にこの間を通過して
行ける様その太さが合わされる。
間に置かれ、二本針６が降下した際にこの間を通過して
行ける様その太さが合わされる。
逆に、芯材１４の太さに合わせて二本針６の間を調整す
る事もある。
る事もある。
従って、押え３の降下によってこの芯材１４を福覆した
柔軟材料１３は上から該芯材１４の配設位置のみが適宜
圧力で押圧され、この位置で針板４と柔軟材料１３とで
挟まれる芯材１４が柔軟材料１３を盛り上げ、柔軟材料
１３表面にその芯材１４の形状を膨出させる。
柔軟材料１３は上から該芯材１４の配設位置のみが適宜
圧力で押圧され、この位置で針板４と柔軟材料１３とで
挟まれる芯材１４が柔軟材料１３を盛り上げ、柔軟材料
１３表面にその芯材１４の形状を膨出させる。
次に、このミシンを作動させ、上記の如き状態で芯材１
４と柔軟材料１３を順次後方へ移送させてゆく、この時
、二本針６の間隔は芯材１°４の両側（即ち、柔軟材料
１３表面上に膨出する一条の浮出し模様１５の両側５の
幅と同じに合わされており、これらの針６が芯材１４に
挿通されない様にする。
４と柔軟材料１３を順次後方へ移送させてゆく、この時
、二本針６の間隔は芯材１°４の両側（即ち、柔軟材料
１３表面上に膨出する一条の浮出し模様１５の両側５の
幅と同じに合わされており、これらの針６が芯材１４に
挿通されない様にする。
よって、二本の上糸７及び７′は第５図に示される如く
芯材１４の両側に沿う形で縫い込まれてゆく。
芯材１４の両側に沿う形で縫い込まれてゆく。
一方、針板４の下方に配備されるボビンケース（図示省
略）内の下糸１０は第６図々示の如く柔軟材料１３の裏
面１３ａで、上記芯材１４の下側を越えて各上糸７及び
７′にジグザグ状に掛は渡され、且つ上糸７及び７′を
互いに引き寄せるべくミシン掛けされる。
略）内の下糸１０は第６図々示の如く柔軟材料１３の裏
面１３ａで、上記芯材１４の下側を越えて各上糸７及び
７′にジグザグ状に掛は渡され、且つ上糸７及び７′を
互いに引き寄せるべくミシン掛けされる。
以上の使用工程を経ることによって一条に膨出した浮出
し模様１５が柔軟材料表面に形設されることになるが、
順次これを増加し、並べて複数条の浮出し模様を作りた
い時には、第４図に示す如く、既に膨出させた一条の浮
出し模様１５′が柔軟材料１３表面に形成されてあれば
、この浮出し模様１５′を右側の基準としてガイドに利
用し、この浮出し模様１５′に押え３の凹溝１１ｂを合
せて従前の如く浮出し模様１５を形成してゆく。
し模様１５が柔軟材料表面に形設されることになるが、
順次これを増加し、並べて複数条の浮出し模様を作りた
い時には、第４図に示す如く、既に膨出させた一条の浮
出し模様１５′が柔軟材料１３表面に形成されてあれば
、この浮出し模様１５′を右側の基準としてガイドに利
用し、この浮出し模様１５′に押え３の凹溝１１ｂを合
せて従前の如く浮出し模様１５を形成してゆく。
これによって、浮出し模様１５と１５′の間隔は凹溝１
１ａとｌｌａの間隔に定められ、第７図の如く均−且つ
所定間隔に並べられた複数条の浮出し模様が形成される
。
１ａとｌｌａの間隔に定められ、第７図の如く均−且つ
所定間隔に並べられた複数条の浮出し模様が形成される
。
以上の如き構成からなる本考案は、生地裏面に一般的に
屈曲自在及び重合せ自在な性質を有する太糸あるいは紐
を均−且つ所望の所定間隔に配し、且つこれらが浮出し
模様の芯材となるべく太糸あるいは紐の形状そのままで
生地表面に膨出させることができ、しかも上糸二本下糸
一本の各糸を芯材に縫込むことなく生地表面及び裏面に
ミシン掛けするので、これによって確定される浮出し模
様が一条の直線的なものでなく、曲線状であれ重合せ形
状であれ生地に無理なく創出することができる。
屈曲自在及び重合せ自在な性質を有する太糸あるいは紐
を均−且つ所望の所定間隔に配し、且つこれらが浮出し
模様の芯材となるべく太糸あるいは紐の形状そのままで
生地表面に膨出させることができ、しかも上糸二本下糸
一本の各糸を芯材に縫込むことなく生地表面及び裏面に
ミシン掛けするので、これによって確定される浮出し模
様が一条の直線的なものでなく、曲線状であれ重合せ形
状であれ生地に無理なく創出することができる。
また、本考案は従来のミシン装置にその押えの改良と芯
材の通孔を設けることで簡便に構成することができるな
ど、実際上の効果は画期的なものである。
材の通孔を設けることで簡便に構成することができるな
ど、実際上の効果は画期的なものである。
図は本考案の浮出し模様縫製ミシンの一実施例を示すも
ので、第１図はミシン頭部の要部斜視図、第２図は第１
図の押え３の斜視図、第３図乃至第７図は本実施例の使
用状態及び使用方法の説明図である。 図面の符号：１・・・・・・ミシン頭部、２・・・・・
・ヘッドカバー、３・・・・・・押え、４・・・・・・
針板、５・・・・・・送り歯、６・・・・・・二本針、
７・・・・・・上糸、８・・・・・・糸ガイド、９・・
・・・・針穴、１１＠、ｌｌｂ・・・・・・凹溝、１２
・・・・・・通孔。
ので、第１図はミシン頭部の要部斜視図、第２図は第１
図の押え３の斜視図、第３図乃至第７図は本実施例の使
用状態及び使用方法の説明図である。 図面の符号：１・・・・・・ミシン頭部、２・・・・・
・ヘッドカバー、３・・・・・・押え、４・・・・・・
針板、５・・・・・・送り歯、６・・・・・・二本針、
７・・・・・・上糸、８・・・・・・糸ガイド、９・・
・・・・針穴、１１＠、ｌｌｂ・・・・・・凹溝、１２
・・・・・・通孔。
Claims (1)
- 針板に配設された一対の送り歯と、この上方に設けられ
る昇降自在の押え等によって皮革、擬革、合成樹脂レザ
ー、布等の柔軟材料からなる被縫製材を前進あるいは後
退せしめる二本針三本縫いミシンにおいて、該押えの裏
面に上記送り歯の送り向と同方向に一条あるいは複数条
の凹溝を刻設し、これら凹溝のうち少なくとも一条の凹
溝を上記一対の送り歯間に挿通されてくる二本針の間に
位置すべく調整すると共に、上記送り歯間に設けられる
針穴より手前に任意径の穴を適宜穿設したことを特徴と
する浮出し模様縫製ミシン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12419082U JPS6020379Y2 (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 浮出し模様縫製ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12419082U JPS6020379Y2 (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 浮出し模様縫製ミシン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5927783U JPS5927783U (ja) | 1984-02-21 |
| JPS6020379Y2 true JPS6020379Y2 (ja) | 1985-06-18 |
Family
ID=30283198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12419082U Expired JPS6020379Y2 (ja) | 1982-08-16 | 1982-08-16 | 浮出し模様縫製ミシン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6020379Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6195327U (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-19 | ||
| CN105926180A (zh) * | 2016-05-31 | 2016-09-07 | 开平科联织带发展有限公司 | 一种适用于缝制内衣钢圈套的缝纫机压脚 |
-
1982
- 1982-08-16 JP JP12419082U patent/JPS6020379Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5927783U (ja) | 1984-02-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07505068A (ja) | ストッキングをその爪先部分を綴じるために準備するための方法および装置 | |
| JPS6020379Y2 (ja) | 浮出し模様縫製ミシン | |
| US1623075A (en) | Presser foot | |
| US3547059A (en) | Pressure foot for sewing a coil-type zipper stringer | |
| JPH024568U (ja) | ||
| US3922980A (en) | Chain stitch sewing machine | |
| US3070052A (en) | Yarn handling apparatus | |
| US2003665A (en) | Presser-foot for sewing machines | |
| US2346637A (en) | Sewing machine | |
| JP2887183B2 (ja) | 珠数状に連結したビーズ等の縫付け方法並びにその押え金 | |
| US2360747A (en) | Edge-finishing seam for pile-fabric articles and method of making the same | |
| US708480A (en) | Fabric-sewing machine. | |
| JPS5913971Y2 (ja) | 糸通し孔等を同時に形成可能なミシンの針部構造 | |
| JP2571036Y2 (ja) | 複数針偏平縫いミシン | |
| JPS58143793A (ja) | 模様キルト生地の製造方法、模様キルト生地製造装置及び模様キルト生地 | |
| US1516259A (en) | Sewed buttonhole | |
| JPH0344547B2 (ja) | ||
| JPS6243498Y2 (ja) | ||
| US2097074A (en) | Method of finishing fabrics | |
| JPS6228294Y2 (ja) | ||
| JPS6022936Y2 (ja) | ロツクミシン用糸通し器 | |
| JPH0128770Y2 (ja) | ||
| JPS60176789U (ja) | 縁かがり縫いミシンの針板 | |
| JPS62204578U (ja) | ||
| US2737135A (en) | Adjustable presser foot for blind stitch sewing machines |