JPS60202769A - 厚膜塗膜の形成方法 - Google Patents

厚膜塗膜の形成方法

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JPS60202769A
JPS60202769A JP59057277A JP5727784A JPS60202769A JP S60202769 A JPS60202769 A JP S60202769A JP 59057277 A JP59057277 A JP 59057277A JP 5727784 A JP5727784 A JP 5727784A JP S60202769 A JPS60202769 A JP S60202769A
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slurry
resin
powder
primer
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Susumu Takeda
進 武田
Shigeru Kobayashi
繁 小林
Kenji Kunimitsu
国光 健治
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D7/00Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
    • B05D7/22Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to internal surfaces, e.g. of tubes
    • B05D7/222Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to internal surfaces, e.g. of tubes of pipes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05D7/00Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
    • B05D7/50Multilayers
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    • B05D7/22Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to internal surfaces, e.g. of tubes
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は厚膜塗膜の形成方法に係り、特に金属溶接部の
溶接継目部に厚膜塗膜を形成する方法に関する。
例えは清涼飲料水を収容する金属熾は、ブリキ板、ニッ
ケル鋼板やティンフリースチール板を溶接した溶接部が
多く用いられている。この溶接部は第1図に示すように
こ扛らの板を丸めてその端部を重合し、この重合部をシ
ーム爆接して鎖網としこれに図示省略した天地の蓋板を
取り付け7’C%のである。ところで、ブリキ板、ニッ
ケル鋼板やティンフリースチール板は内容物を充填する
と錆びるので、その内面は第1図及び第2図に示す如く
内面ニスaでマージン被覆(溶接する端部は素地の11
残す方法)されるが、上記重合部は上記ブリキ板、ニッ
ケル鋼板の素地又はティンフリースチール板のクロメー
ト層を剥離し鋼鉄面を露出させた鋼板が溶接さnl こ
の溶接後に第2図に示すようにスラリー塗ibで被覆さ
牡て補修される。この際、この溶接さfL′fc接合部
では上下の板の間にエツジ部Cど板端端面を有する段部
dが生じるとともに、溶接待に電極が離反する際突起e
が生じるので、これらを被榎しなければならない。この
突起は高さが20〜30μにもなることがあるので、こ
れを反覆するために厚膜塗装が施される。この為の塗料
には樹脂官有量の多いものが好丑しいが、これに例えば
熱硬化性樹脂溶液塗料を用いて、15μ以上の厚膜とす
ると、後述するような急速加熱によ!Ill加熱すると
き著しく発泡し、平滑な塗膜が得られないのみならず、
塗布したときのチキントロピー性が少ないので段部Cの
エツジカバー性が良くない。そのため硬化の必要がなく
、溶融し、ついで冷却して塗膜を形成できるポリアミド
樹脂のような熱可塑性樹脂からなる粉体塗料を静電塗装
することが行われている。しかし、この粉体塗料は、版
端端面を有する段部dの工うな凹部に塗着しにくい欠点
からり、’E7m、樹脂粉末が塗装の際飛散するので空
気を汚染するとともに、鎖側の必要な被塗面にだけ塗布
されるものではなく、周辺の不必要な部分にも付着する
。このため、特公昭4B−4428号にも記載されてい
るように粉末を回収する回収装置が設けられfc九所足
の被塗面たけVC粉床が塗布されるように空気−スクレ
ーバ線が用いられている。この粉末回収装置は特開昭5
7−167761号にも記載され、これにはさらに粉末
が不必要個所に飛散しないようにスカートを用いること
が記載されている。しかしこのような回収装置は粉末を
吸引し、上記スクレーパは空気で飛散した粉末をかき取
り、上記スカートは防壁ケ設けて外部への飛散を防止す
るものであるので、そのための装置が必要であり、シか
もこれらによっても粉末が不必要個所にほとんど付着し
ないようにすることはできない。
このように粉末が例えば鎖側の内面の不必要な部分に付
着した1箇罐が成形され、この罐に内容物がそのままで
詰められると食品衛生上問題がある。
ポリアミド樹脂を含むスラリー塗料を用いれば上記の問
題点を避けることができるが、ポリアミド樹脂を溶剤に
分散させたスラリー塗料を直接罐継目部に塗布するので
は塗膜は該継目に全く付着しない。
そのため、ポリアミド樹脂を熱硬化性樹脂m液に分散さ
せてスラリーにした塗料を例えば第3図に示す装置によ
り塗布することが行われている。すなわち、タンク1に
収容された塗料が、圧縮空気源2がら除湿・除油装置6
を経て送出された空気で作動されるポンプ4にょクヒー
タ5、フィルタ6を経由してレギュレータ7に送出サレ
、このレギュレータ7により塗布′rLを調整されて巻
芯9の開口部にのぞませたノズル8がら噴射される。一
方、金属板10aが中空の上記巻芯9に沿って屈曲され
、屈曲板10b、さらに屈曲されて屈曲板10cとなり
、それから端部がN合溶接されて第1図に示すような鎖
側10dとなる。そして上記開口部にm接部が順次のぞ
1せられてここにJl:記噴射された塗料が線状に塗布
され、第2図に示すスラリー塗膜b′省略したガス直火
、赤外線又は高周波などの加熱装置により加熱される。
12はノズル8がら塗料が塗布されないときタンク1に
塗料を帰還させる循環弁である。ところで、このような
塗料は、ポリアミド樹脂が高濃度に分散されているので
、スラリーの安定性が悪いうえに、細いパイプの中を圧
送されてノズル8から噴射されるので、長い間作業が継
続されると、異径パイプの継目の隅部や循環弁に使用さ
る電磁弁あるいはノズルのような流れが狭隘になった部
分、フィルタ等に樹脂粉末が析出して結l九連続運転が
できなくなる。このようにスラリー〇安定性が悪く、円
滑な運転ができなくなると、塗布された塗膜の膜厚は変
動し。
これが例えば40μ〜200μの広い範囲でぶれること
がちり、均一の塗膜が得られない。これらのことを回避
しようとすると、熱可塑性樹脂粉末の官有比率を増加さ
せなければならないが、これは相対的に液状塗料の割合
が多くなるので、厚膜塗膜を得られないだけでなく、塗
膜の加熱の除泡の発生が多くなる。とくに上記食料用罐
の場合には塗装の製造ラインは自動化された流れ作業に
なっているので、塗膜の加熱も上記装置によジ常瀧から
約250℃丑で5秒ないし60秒の高速でなされるため
発泡も起こり易く、熱硬化性樹脂浴gによる乾燥塗膜が
15μ以上になるものであると発泡により凹凸を生じ、
均一で平坦な塗膜を得られなくなる。
以上のように、従来の溶剤型塗料はエツジカバーが悪く
厚膜塗装をできないという問題がちり、粉体塗料には粉
末の飛散に伴う粉末の回収や粉末の不必要個所に対する
付着、金属面に対する接漸性に開票かあり、ポリアミド
樹脂の如き熱可塑性樹脂i熱硬化性樹脂溶液中に分散さ
せたスラリー塗料は樹脂粒子が狭隘な流通路で析出して
流通路を詰まらせて作業の安定性全欠くとともに均一な
塗膜が得られないという開票があった。本発明は、これ
らの問題を解決する厚膜塗膜の形成方法を提供するもの
である。
本発明は、金属爆接罐の爆接継目部に熱硬化性樹脂を有
機溶剤に俗解して成るプライマー塗料を塗布乾燥する第
一工程と、熱可塑性樹脂粉末を貧醪剤に分散させて成り
、該粉末と該貧溶剤の比重の怪が0.2以下であるスラ
リー塗料を塗布乾燥する第二工程から成ることを特徴と
する厚膜塗膜の形成方法に関する。
本発明で使用するプライマー塗料としては、例えばエボ
ギシーアミン樹脂系、エポキシ−フェノール樹脂系、エ
ポキシエステル−7ミノ樹脂系、ポリエステル−アミノ
樹脂系、アルキッド−アミノ樹脂系、アクリル−アミノ
樹脂系、自己硬化型アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系な
どの各種塗料が挙げられる。スラリー塗料の樹脂粉末に
ポリアミド樹脂を用いるときは、エポキシ−フェノール
系塗料が接層性の点で優れている。エポキシ樹脂にはビ
スフェノールAMエポキZ樹脂であって、数平均分子量
800〜5000のものを使用することが好ましい。ア
ミン樹脂にはメラミン、尿素、ベンゾグアナミンのよう
なトリアジン化合物とフォルムアルデヒドを反応させた
ものや、これらを低級アルコールでエーテル化した変性
物が使用される。フェノール樹脂にはフェノール類とホ
ルマリンをアルカリ触媒下に反応させたレゾール型のも
のが使用される。エポキシ樹脂とアミン樹脂若しくはフ
ェノール樹脂の比率は、95:5ないし50 :50が
適当である。硬化促進のためりん酸、りん酸エステルM
bpl”ルエンスルフオン酸のような酸性物質や例えば
アルミニウムアルコラードやアルキルチタネートのよう
な有機金属化合物を添加することができる。
スラリー塗料に使用する熱可塑性樹脂粉末としては、例
えばポリアミド樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、スチレン−アク
リロニトリル共重合樹脂またはこれらの混合物が挙げら
れる。熱可塑性樹脂粉末は平均粒径10〜70μ好1し
くは10〜60μのものが適当である。
この樹脂粉末は必要に応じて体質顔料、着色顔料の如き
顔料および滑剤、可塑剤の如き各釉助剤金宮んでもよい
スラリー塗料に使用する酸剤は、該塗料に含葦れる上記
粉末を俗解しない貧溶剤であり、且つ該粉末との比重の
差が0.2以下のものでおる。このような溶剤は、塗料
の溶剤として一般的に使用されている芳香族炭化水素系
、脂肪族炭化水素系、エヌテル糸、ケトン系、アルコー
ル系、エーテル系などの溶剤から適宜選択し、これらに
ハロゲン化炭化水素系溶剤を適当量混合することに、C
り調製できる。この目的に使用できるハロゲン化炭化水
素として5例えば1゜1.1−)リクロルエチレン、エ
チレンテトラクロライド、四塩化炭素の如き塩aヒ炭化
水素:「フロン11」、「フロン112J、l’−フロ
ン113」などの商標のもとに市販されている弗素化炭
化水素が挙けられる。
上記スラリー塗料の使用により、動的条件下にある塗料
循環経路内における樹脂粉末の析出およびこの析出によ
って惹起される該経路の閉塞を実用上支障ない程度筐で
に防止できるが、塗料循環経路のパイプ内径か細すぎる
とき、あるいはポンプ、レギュレーター、フィルター、
スプレーガン、リターンバイブ、スプレーノズルなどの
連結部に異径部が多数存在し、圧力損失が大きいときな
どには、上記スラリー塗料を使用するにも拘らず、時と
して、塗料循環径路内における樹脂粉末の析出およびこ
の析出によって惹起される該経路の閉塞を防止し得ない
場合がある。この↓りな場合には、前記スラリー塗料中
に更に貧済剤に可溶性の樹脂をスラリー塗料中の熱可塑
性樹脂粉末100部に対し5部以下好筐しくに1部以下
添加溶解して成るスラリー塗膜を使用することにより、
上記の如き事態を回避できる。
貧溶剤に可溶性の樹脂の添加蓄が5部を超えると塗膜を
急速に加熱して乾燥硬化させる際に発泡が生ずる。この
ようにスラリー塗料の動的安定性を改善するために添加
する貧醪剤に可溶性の樹脂としては熱硬化性樹脂、熱可
塑性樹脂の別を問わないが、スラリー塗料の貧溶剤に溶
解するものであって、且つ造膜後に塗膜の耐薬品性、耐
熱性等に悪影響を及はさないものが使用される。最も好
適に使用できるものとしては、例えば石油系俗剤に溶解
可能なフェノール樹脂、石油樹脂、ロジン変性マレイン
酸樹脂などが挙げられる。
第4図に示す装置は本発明方法を実施するための一例で
ある。すなわちタンク1′に収容されたプライマー塗料
が圧縮空気源2から除湿、除油装置3を経て送出された
空気で作動されるポンプ4′によりヒーター5′、フィ
ルター6′ヲ経由してレギュレータ7′に送出され、こ
のレギュレータ7′により塗布量を調整されて巻芯9の
開口部にのぞませたノズル8′から噴射される。またタ
ンク1に収容されたスラリー塗料はプライマー塗料同様
にポンプ4により圧送されヒーター5.フィルター6を
経由してレギュレータ7に送出され、このレギュレータ
7により塗布量を調整されて巻芯9の開口部にのぞ筐せ
たノズル8′の先に設置させたノズル8から噴射される
。一方、金属板10mが5図示省略したコンベアーによ
って搬送されクク、中空の上記巻芯9に沿って湾曲され
、湾曲板10b、さらに湾曲されて湾曲板10cとなり
、次いで図示省略した溶接装置によって端部が重合溶接
されて鎖網10dとなる。そして、この鎖網の爆接継目
部に高圧エアーノズル13からエアーを吹きつけてプラ
イマー塗料が突沸しない程度の適度の温度まで冷却した
後。
ノズル8′からプライマー塗料を噴射する。次いで、熱
風ノズル14から出る熱風によって塗布されたプライマ
ー塗料のセツティングが行なわれた後、ノズル8からス
ラリー塗料が上記プライマー上に噴射される。その後、
鎖網10dはコンベアー11によって搬送されながら、
直火(熱風または高周波でもよい)を用いた加熱装[1
5によって加熱乾燥されて第5図に示す如く、プライマ
ー塗膜fとスラリー塗膜すが形成される。12′及び1
2はノズル8′及び8で吐出しきれずに圧送されたプラ
イマー塗料とスラリー塗料をタンク1′及び1に帰還さ
せる循環弁である。
第一工程のプライマーの塗膜厚は15μ以下、好藍しく
に5μ以下が適当である。プライマー塗料の塗膜をその
塗料に含有される酸剤の沸点以上葦で急激に加熱すると
塗膜が厚いほど発泡しやすくなる傾向がある。通常15
μを超えると著しい発泡や突沸が生じるから、プライマ
ー塗料を急速加熱するためには15μ以下で、更にこれ
より薄いほど発泡や突沸のない平清な塗膜を得ることが
できる。
プライマー塗料を施す目的は 1)下地金属に対する熱可塑性樹脂粉末の酌融塗膜の接
着性の付与、 2)板端端面を有する段部dの凹部の完全被覆、3)下
地金属への耐食性、耐サルファー性の付与、が挙げられ
る。%に6)に関しては制用内面ニスと同様な効果全期
待する時は6乃至5ミクロンの膜厚を必要とする。
本発明による厚膜塗膜の構造はプライマー塗料の塗膜と
スラリー塗料の塗膜を重ね合せた二重構造からなるもの
で、それぞれの塗膜は実質的に相互に入p混じることな
く面として接合していることを特徴としている。スラリ
ー塗料の熱可塑性樹脂とプライマー塗料の熱硬化性樹脂
が相互に混合した場合、特にそれらに相溶性がない場合
には塗膜の接着性、加工性、耐食性等に悪影響が出る。
このように相互に混合しない二重構造を得るためには次
に述べる方法が有効である。
1)第二工程のスラリー塗料の塗布時には、第一工程の
プライマー塗料は少なくともセツティングを終了してい
なければならない。さもなければプライマー塗料とスラ
リー塗料が入り混じり、上記欠陥を生ずる。プライマー
塗料のセツティングのために、前述の如く罐に残ってい
る溶接部を利用するか、第1工程と第2工程の間に送風
手段筐たは加熱手段を設けることが有効である。
2)第二工程のスラリー塗料の塗布時に第一工程のグラ
イマ二塗料のセツティングを終了していたとしても、ス
ラリ・−塗料の溶剤がプライマーを再溶解すれは1)と
同様に前記欠陥を生ずる。これを防ぐためにはスラリー
塗料中の溶剤が、セツティングを終了したプライマーを
再m解しないか、あるいは再溶解しにくいようなm剤組
成にすることが有効である。
ろ)第一工程のプライマー塗料の乾燥をセツティング状
態にとど1らず、更に硬化の程度を進めると塗膜は耐溶
剤性が向上し、スラリー塗料の溶剤におかされなくなる
。従って、設備的に余裕があれは、プライマー塗料の硬
化を進めたのちスラリー塗料を塗布することが有効であ
る。
上記説明では、溶接部の内外面補修塗膜の形成方法であ
つたが、罐とじては食罐、飲料鑵の工つなブリキ、ティ
ン7リースチールのような素材を用いたものの外、ドラ
ム罐、ベール罐のような鋼板を加工して作られた罐も上
記と同様に溶接部を補修できる。1だ、ブリキ、ティン
フリースチールのような薄鉄板を素材とした罐にはレト
ルト処理を行なうバキューム罐、炭酸飲料金入れる内圧
罐、各種耐薬品性、耐溶剤性を必要とするエアーゾール
罐、5ガロン愉のような各株制もあるが、これらの罐の
溶接部の補修用にも用いられる。なお、鎖網は板端を重
ねるほか突き合わせることもあハこれらいずれも爆接、
接着、はんだ継ぎ合わせが行われるが、これらの継き目
にも上記厚膜塗膜を形成できる。さらに、金属罐の部材
の接合部の片面又は両面に上記方法による厚膜塗膜を形
成し、これを接着剤としても使用できる。例えば偏胴に
天地の蓋板全接着する3ピース罐の鎖網あるいは天地蓋
根と鎖網の接合部にこの塗膜全形成し、加熱加圧して両
者を接合できる。
次に本実施例に基づいた実験例を比較例とともに示す。
各例中の部は重量部を意味する。
1)プライマー塗料A 醋酸エチル66部、メチルエチルケトン36部およびイ
ンプロビルアルコール18部の混合酸剤中にエビコー)
1009(シェル化学社製エポキシ樹脂)7部およびプ
ライオーフェンTD447(犬日本インキ化学工業社製
、フェノール樹脂)3部を加えて完全に溶解したものを
プライマー塗料Aとして使用した。
2)プライマー塗料B アロンメル) PPET−1!1018(束亜合成化学
社゛ お、□−U) 30i1C)xzy35お2.−
へやケア65部の混合溶剤を加えて均一溶液としたもの
をプライマー塗料Bとして使用した。
2、スラリー塗料の調製 (1)スラリー塗料A l5OPERG(エッソ化学社製、インパラフィン)7
8部の中にダイアミドX1891(ダイセル、ヒュルス
化学社製、ナイロン12粉宋)22部を均一に分散させ
た分散液全スラリー塗料Aとして使用した。
(2) スラリー塗料B ISOPER070部と前記プライマー八8部の均一溶
液中にダイアミドX1891 22部を均一に分散させ
た分散液をスラリー塗料Bとして使用した。
(3)スラリー塗料C l5OPERG 30部の中にバイロン200(東洋紡
社製、ポリエステル樹脂粉末)30部を均一に分散させ
た分散液をスラリー塗料Cとして使用した。
(4)スラリー塗料D ・ l5OPERG 75部の中[7o−’−に:y UF
 −20(製鉄化学製ポリエチレン粉床)25部を均一
に分散させた分散液をスラリー塗料りとして使用した。
(5)スラリー塗料E ISOPERG 80部の中にレバジント(バイエル社
製エチレン醋酸ビニル共重合樹脂粉末)20部を均一に
分散させた分散液をスラリー塗料Eとして使用した。
溶接継目に対するプライマー塗料およびスラリー塗料の
塗布、乾燥は第4図に示した装置を用いて行った。板厚
0.17jlll、錫の目付量25 Jb/B、B、の
ブリキ板の継目の重ね合せ部分を除く残り全面にエポキ
シ−フェノール系塗料全塗布、乾燥した201号罐0ボ
デーブランクを用い、このボデーブランクを塗装面を内
側にして円筒状にし、両端縁を重ね合せた後窒素ガス存
在下で製罐用爆接機を用いて溶接することにエム爆接鎖
網が作製され、この鎖網が上記の塗装装置に供給された
。プライマー塗料の塗布量は、乾燥膜厚で2μスラリー
塗料の塗布量は、乾燥膜厚で40μとした。
スラリー塗料の塗布された鎖網は乾燥装置を10秒で通
過し、その際、鎖網溶接部の温度が第6図に示した温度
カーブを描いて10秒間で250℃に達するよう乾燥装
置の火力が調節された。
塗装された溶接端を切り開き、継目塗装部が中央部に位
置するエラに切り取った30関X10811mの長方形
の切片を試験サンプルとして以下の評価を行った。
1)エツジカバー性 試験サンプル金硫酸銅の水浴液に塩酸會5%加えて調製
した溶液に6分間浸漬し、溶接継目周辺に析出する銅の
点をルーペで数えた。析出した銅の点を観察し、全く銅
が析出しないものを○、銅の点が1〜10個観察される
ものを×として評価した。
2)耐加工性 試験サンプルの爆接継目部の塗膜にナイフでX印を入れ
、その中心の裏側から撃心%インチを当てて、この撃心
V乙500&X50儂の衝撃金加えた後、塗膜をセロフ
ァンテープで剥離試験し、塗膜の割れおよび剥れを観察
する。塗膜の割れ、剥れの全くないもの全○、×印の中
心部だけ剥れの認められるもの全Δ、塗膜に割れか認め
られるか、あるいは剥れが中心部以外にも認められるも
のをXとして評価した。
3)耐レトルト性 試験片を125℃で60分間蒸気殺菌した後、溶接継目
周辺の@膜の透明度を観察し、レトルト前と差がなく透
明なもの全○、僅かに白化が認められるが、下地のフ゛
リキ板の光沢が認められるもの全△、白化が著しく下地
のブリキ板の光沢が認められないものを×として評価し
た。
り耐発泡性 塗膜を観察し、塗膜が平滑に仕上っているもの奮○。
凹凸のみられるものをム、クレータ−状の発泡か観察さ
れるものを×として評価した。
各種の用途罐の爆接継目部に前記のプライマー塗料とス
ラリー塗料全塗布、乾燥して形成した塗膜の評価結果を
【図面の簡単な説明】
第1図は偏胴の斜視図、第2図はその爆接継目部の拡大
断面図、第3図は従来の塗装装置の概略図、第4図は本
発明の方法を実施するための塗装装置の概略図、第5図
は本発明の方法の実施に工p得られる爆接継目部の塗膜
の拡大断面図、第6図は本発明の実施例において塗膜を
加熱乾燥させる際の罐の爆接継目部における昇温カーブ
を示す図表である。 図中の記号は下記の意味を有する。 a・・・・・・内面ニス b・・・・・・スラリー塗膜
C・・・・・・エツジ部 d・・・・・・段 部e・・
・・・・突 起 f・・・・・・プライマー塗膜10d
・・・・・・溶接端の鎖網 11・・・・・・コンベア
ー16・・・・・・高圧エアーノズル 14・・・・・
・熱風ノズル15・・・・・・加熱装置 代理人 弁理士高 橋勝オU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属溶接部の溶接継目部に熱硬化性塗料を有機溶剤
    に溶解して成るプライマー塗料を塗布乾燥する第一工程
    と、熱可塑性樹脂粉末を貧溶剤に分散させて成り、該粉
    末と該m剤の比重の差が0.2以下であるスラリー塗料
    を塗布乾燥する第二工程から成ることを特徴とする厚膜
    塗膜の形成方法。 2 貧溶剤にmwl可能な樹脂を熱可塑性樹脂粉末10
    0部に対して5部以下m解せしめて成るスラリー塗料を
    使用する特許請求の範囲第1項の方法。
JP59057277A 1984-03-27 1984-03-27 厚膜塗膜の形成方法 Pending JPS60202769A (ja)

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