JPS6020237Y2 - 磁気バブルドメイン転送装置 - Google Patents

磁気バブルドメイン転送装置

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Publication number
JPS6020237Y2
JPS6020237Y2 JP16049679U JP16049679U JPS6020237Y2 JP S6020237 Y2 JPS6020237 Y2 JP S6020237Y2 JP 16049679 U JP16049679 U JP 16049679U JP 16049679 U JP16049679 U JP 16049679U JP S6020237 Y2 JPS6020237 Y2 JP S6020237Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
bubble domain
magnetic bubble
domain transfer
inductance
Prior art date
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Expired
Application number
JP16049679U
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English (en)
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JPS5567592U (ja
Inventor
哲哉 安藤
進 日比
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立製作所 filed Critical 株式会社日立製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁気バブルドメインを転送する装置に関し、
特に、磁気バブルドメイン転送用回転磁界を発生せしめ
るソレノイドコイルの構成に関するものである。
磁気バブルドメインとは希土類のオルソフェライトや鉄
ガーネットなどの均質薄膜に形成される円形単一磁区で
ある。
この薄膜は平面に垂直な方向に磁化容易軸をもつ1軸異
方性であり、平面垂直方向のバイアス磁界を制御するこ
とにより、バイアス磁界方向に磁化した薄膜の中にバイ
アス磁界と逆方向に磁化した円形単一磁区すなわち磁気
バブルドメインを形成させることが可能である。
この円形単一磁区の半径は、この薄膜の磁気的な特性、
膜の厚さ、バイアス磁界の強さなどによって規定される
この磁気バブルドメインは平面方向の磁界強度傾斜によ
り平面内を移動させることが可能である。
たとえば、第1図に示すように膜面1にT形パターン2
、■形パターンの強磁性薄膜(たとえばパーマロイ薄膜
)を近接させ、膜面内で回転する磁界5,6,7.8を
与えると、強磁性のT、 I形パターン2,3は第1
図〜第4図に示すように磁極を形成し、この磁極に吸引
されて磁気バブルドメイン4は第1図〜第4図に示すよ
うに移動する。
一般にバイアス磁界は永久磁石により供給され、平面内
の回転磁界は直交する2組のソレノイドコイルに90°
位相を違えた一定周波数の交番電流を供給することによ
り生じさせることが知られている。
このように、磁気バブルドメインを転送することにより
このディバイスは記憶素子をはじめ種々の情報処理機能
素子として使用し得ることは衆知のことである。
バブルドメインを駆動する平面内回転磁界を付与するソ
レノイドコイルとしては、第5図に示す構成が一般に知
られている。
第6図は、その上面図である。
バブルドメイン素子を搭載した基板9にコイル10.1
1が直交して巻かれており、このコイル10.11に位
相差90°の一定周波数の交番電流を流すことにより、
基板9の面内に回転磁界が発生する。
基板9の4隅にはバブルドメイン素子と外部回路を接続
するための接続端子12が設けられており、この部分に
はコイル10.11は巻線されていないので、そこより
外部回路への引出線の接続が可能である。
ソレノイドコイルを駆動する駆動回路の設計においてコ
イルのインダクタンスは重要な要因であり、当然そのイ
ンダクタンスは小さい方が望ましい。
第6図に示す従来のコイル構成において、コイル11の
インダクタンスはコイル10のインダクタンスに比べ大
きく、このため、駆動回路の設計を2通り行なう必要が
あり、複雑、高価の傾向を引きおこし、さらに接続端子
12の配列により、特にコイル11のインダクタンスが
大きくなる傾向にあった。
本考案は、構成する2つのコイルのインダクタンスを等
しくするコイル形状の採用と、接続端子配列の工夫によ
り、バランスの取れた、よりインダクタンスを小さくで
きるコイル構成を提供し、従来構成の欠点を改良するも
のである。
以下本考案を第8図に示す実施例に従って具体的に説明
する。
単層短形コイルのインダクタンスLは、第7図に示す各
部位の寸法を与えると、次式で与えれる。
L =42・F ・・・・・・(1)ここ
でμは、透磁率、Nはコイル全巻数、Fはa、b、lの
値によって決まる形状係数である。
ここで、μ、l、N、Fを二定と仮定すれば、コイルイ
ンダクタンスはコイル厚さaとコイル巾すの積に比例す
る。
言いかえればaとbの積が一定であればインダクタンス
も一定となる。
第8図は本考案に係る磁気バブルドメイン転送装置の一
実施例で、そのコイル構成は、コイル13とコイル14
は、インダクタンスを等しくするため、直交する2つの
コイルの内厚さの薄い内側に巻かれるコイル14のコイ
ル巾へ、を外側に巻かれる、コイル13のコイル巾b□
8より大きくしたものである。
その結果基板15の露出部は長方形となり、接続端子1
6の配列とすることができる。
このためコイル13のコイル巾b□8は、第6図におけ
るコイル11のコイル巾へ、に比へ小さくすることが可
能となり、(1)式より、当然インダクタンスを小さく
することが可能である。
以上述べたように本考案は、内側側に巻かれるコイルの
コイル巻出を外側に巻かれるコイルのコイル巻出より大
きくすることにより、両コイルのインダクタンスを等し
くし、さらに基板から外部回路への引出線接続用端子配
列を1列とすることにより、そのインダクタンスをより
小さくすることができるバランスの取れた駆動効率の高
いバブルドメイン転送用のソレノイドコイル構成を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は磁気バブルドメインを転送する方
法の説明図、第5図および第6図は従来の磁気バブルド
メイン転送装置の斜視図および平面図、第7図はソレノ
イドコイルの斜視図、第8図は本考案に係る磁気バブル
ドメイン転送装置に用いられるソレノイドコイルの平面
図を示す。 1・・・・・・一軸異方性を持った磁気バブルドメイン
を発生しうる磁性薄膜、2・・・・・・T形強磁性薄膜
、3・・・・・・I形強磁性薄膜、4・・・・・・磁気
バブルドメイン、5〜8・・・・・・駆動磁界方向、9
,15・・・・・・基板、10,11,13,14・・
・・・・コイル、12゜16・・・・・・外部引出用端
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気バブルドメインデバイスを実装した基板に直交する
    2つの磁気バブルドメイン転送用ソレノイドコイルを巻
    いて構成した磁気バブルドメイン転送装置において、内
    側に巻かれる第1のコイルのコイル巻出を外側に巻かれ
    る第2のコイルのコイル巻出に比べ大きくすることによ
    り両コイルのインダクタンスを等しくし、かつ基板の形
    状を第1のコイルの巻出に合せて巾広の長方形となし、
    第1のコイルの巻出を大きくした部分より露出した基板
    部分に外部回路への引出線接続用端子を一方向、一列に
    設けたことを特徴とする磁気バブルドメイン転送装置。
JP16049679U 1979-11-21 1979-11-21 磁気バブルドメイン転送装置 Expired JPS6020237Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16049679U JPS6020237Y2 (ja) 1979-11-21 1979-11-21 磁気バブルドメイン転送装置

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Publication Number Publication Date
JPS5567592U JPS5567592U (ja) 1980-05-09
JPS6020237Y2 true JPS6020237Y2 (ja) 1985-06-17

Family

ID=29154323

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