JPS60199621A

JPS60199621A - 樹脂のプレス成形装置

Info

Publication number: JPS60199621A
Application number: JP5666584A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Inatani; 正敏稲谷
Original assignee: Matsushita Refrigeration Co
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1984-03-23
Filing date: 1984-03-23
Publication date: 1985-10-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は熱可塑性合成樹脂を成形するのに使用される樹
脂のプレス成形装置に関する。

従来例の構成を第１図〜第２図に従って説明する。１は
樹脂のプレス成形装置で得られる、例えば冷蔵庫に使用
する蒸発皿等の容器である。２はこの容器１を形成する
上金型３と下金型４とからなるプレス成形装置である。

下金型４はほぼ中央部に、ポリプロピレン等の溶融樹脂
６を供給するノズル６と垂直面７をもつ外周部８とを有
している。上金型３は下金型４に沿った押圧部９と下金
型４の外周部８よりひとまわり大きく、垂直面７に対面
する金型封止面１０とを有している。また上下金型３，
４は油圧プレスのプレー）１１．１１’に固定されてい
る。

この様な従来の構成における樹脂のプレス成形の加工工
程について第３図〜第５図に従って説明する。すなわち
開放状態にある上下金型３．４間に溶融樹脂５を下金型
４の中央部にあるノズル６よシ供給し、その後油圧プレ
スを稼動させプレー）１１．１１’に固定された上下金
型３．４を閉じて溶融樹脂５を圧縮していく。（第３図
）そしてＬ　ＴＡ−’１日Ｉ　う　ｉＪは七仁岳市　夏
　４／　白〒　Ａ　ｌ団　）　弦　シ　に八型４の外周
部８に位置する垂直面７が、上金型４の金型封止面１ｏ
よりもひとまわり小さいので、垂直面７と金型封止面１
ｏとはすベシながらさらに溶融樹脂６を圧縮し、上下金
型３，４の空間内に溶融樹脂５を押し拡げることになる
。そして冷却後上下金型３．４より離型することによシ
容器１が得られる。この下金型４の外周部８の垂直面７
と上金型３の金型封止面１ｏとのクリヤランスは約０．
１＋ｎ＋ｎ以下であれば溶融樹脂の壁面抵抗が大きくな
り、パリの発生は防止できる。

しかしこの様な構成による樹脂のプレス成形であれば、
垂直面７と金型封止面のクリヤランスを小さくすること
によりパリの発生が防止できても容器１の端面１２に生
じる鋭いエツジを無くすことができない。この様な容器
１の端面１２に生じる鋭いエツジは、容器１の取扱い上
において危険であわ、商品価値を低下させる問題がある
０これらの従来の対策としては容器１の端面１２の鋭い
エツジを刃物や紙ヤスリ等で削りとるなどの２次加工を
必要とし、または第６図の様に下金型４の外周部８に鋭
角な凸部１３を設けることによる対策が考えられるが、
垂直面７と金型封止面１ｏとのクリヤランスが全周にお
いて約０．１朝の精度が要求されており、この様な鋭角
な凸部１３の形状は損傷の原因となり金型の寿命を低下
させるＯさらにこの従来の構成では前記鋭角な凸部１３が無くと
も垂直面７と金型封止面１０とを全周にわたりクリヤラ
ンスを約０．１叫以下にセットすることは非常に困難で
あり、金型の取付位置や油圧プレスのシリンダーのガタ
つきによって金型を損傷させる可能性があり、まだ部分
的にノ（すの発生を見ることにもなり得る。

発明の目的本発明は、冷蔵庫に使用される蒸発皿等の容器類を樹脂
のプレス成形で成形する際、容器の端興に位置する部分
に可動金型部を設け、可動金型面と金型との円滑なる動
きにより、端面エツジを無くし目的の成形品を得ること
のできる樹脂のプレス成形装置を提供することを目的と
する。

発明の構成この目的を達成するために、本発明は上下金型を閉じて
溶融樹脂を上下金型空間内に押し拡げて加工する際、一
方の金型の被形成品の端面に位置する部分に伸縮する可
動金型部を設け、押１７拡げられた前記溶融樹脂が上下
金型接触面に到達する前に上下金型が前記可動金型を介
在し閉じ、さらに圧力を加えることにより上下金型空間
内に前記溶融樹脂を押し拡げるようにしたことにより全
周端面部に位置する上下金型のクリヤランスの精度が向
上し、鋭いエツジがなくなるようにしたものである。

実施例の説明以下本発明の一実施例について第７図〜第９図を参考に
説明するが、従来と同一部分については同一符号を付け
て説明を省略する。

１４は下金型４の外周部８、すなわち被形成品である容
器１の端面１２に位置する部分に、スプリング等の弾性
体１６を介して、上金型３の外周である。上金型３の外
周押圧部１６の下面１７の内周１８と、下金型４の可動
金型１４の内周１９とは同一寸法となり段差無く嵌合す
る様、外周押圧部１６の下面１７に凸部２０、それに対
応する可動金型１４の上面２１に凹部２２を形成しであ
る。また可動金型１４の内面に接する下金型４にはなめ
らかなアールのついた突起部２３を設けである。

次にかかる樹脂のプレス成形装置で、冷蔵庫に使用され
る蒸発皿等の容器１を成形する加工工程について説明す
る。

開放状態にある上下金型３，４間にポリプロピレン等の
溶融樹脂６を供給し、その後、上下金型３．４を閉じて
溶融樹脂５を圧縮していく。（第７図）そして、押し拡
げられた前記溶融樹脂６が上下金型３，４の接触面に到
達する前に、上下金型３，４が上金型３の外周押圧部１
６の下面１７と下金型４の可動金型１４の上面２１とが
接触する。（第８図）その後、上金型３の下降とともに
、グ等の弾性体１５を圧縮しながら下降する。そして溶
融樹脂５が完全に上下金型３，４の空間に充填されると
下降は完了する。（第９図）そして、冷却後、上下金型
３，４を開き、金型より形成品を離型すると容器１が得
られる。

この装置によシ得られた容器１の端面１２は、下金型４
の可動金型１４と接するなめらかなアールを持つ突起部
２３に沿って形成されるため、なめらかな端面を有し、
また、可動金型１４と下金型４とは常に接した状態で可
動するだめ、従来の様に上下金型の取シ付けや、油圧プ
レスのガタつきで変化することなく、容器１の端面１２
に相対する金型間のクリヤランスを精度よく管理するこ
とができるので、パリの発生を最小限におさえることが
できる。また外周押圧部１６の下面１７と、可動金型１
４の上面２１とのクリヤランスは、溶融樹脂がそこに到
達する前に閉ざされ、圧力を加えられるため、パリの生
じる恐れはなく、外周押圧部１６の内面１８と、可動金
型１４の内面１９との段差も、外周押圧部１６の下面１
７に凸部２０と、それに対応した位置の可動金型１４の
上面に四部２２を形成し、２つの嵌合により位置決めす
ることにより無くすことができる。

したがって、従来例の様に、形成された容器１の端面に
エツジが生じることなく、金型の損傷や、２次加工の必
要性もない、目的とする製品が得ることができるもので
ある。

発明の効果以上の説明からも明らかな様に、本発明は、開放状態に
ある上下金型間に、溶融樹脂を供給し、その後、上下金
型を閉じ前記溶融樹脂を上下金型空間内に押し拡げて成
形する際に、一方の型の被形成品の端面に位置する部分
に、弾性体を介して他方の屋の上下移動とともに伸縮す
る可動金型部を有し、押し拡げられた前記溶融樹脂が上
下金型接触面に到達する前に、上下金型が前記可動金型
を介在し閉じ、前記可動金型部の移動とともに、さらに
前記溶融樹脂に圧力を加え、上下金型空間内に前記溶融
樹脂を押し拡げるようにしたので、上下金型間に介在す
る可動金型の円滑な動きにより、容器の端面に対応する
金型のクリヤランスの精度を向上させることができ、形
成品の端面がなめらかにすることができ、二次加工の必
要もなく、容器の取扱いが安全となシ、さらに、金型の
損傷も少なくなる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来法により成形された容器の一部切欠した斜
視図、第２図〜第６図は従来例の樹脂のプレス成形方法
を示す工程断面図、第７図〜第９図は本発明の一実施例
の樹脂のプレス成形装置を示す工程断面図である。１・・・・・・容器、３・・・・・・上金型、４・・・
・・・・下金型、６・・・・・・溶融樹脂、１４・・・
・・・可動金型、１６・・・・・・弾性体、１６・・・
・・・外周押圧部。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図第２図２第４図第６ｒ！！Ａ第９図

Claims

【特許請求の範囲】

開放状態にある上金型と下金型間に溶融樹脂を供給し、
その後、上下金型を閉じて前記溶融樹脂を上下金型空間
内に押し拡げて成形する際に、一方の型の被形成品の端
面に位置する部分に、弾性体を介して他方の型の上下移
動とともに伸縮する可動金型部を有し、押し拡げられた
前記溶融樹脂が上下金型接触面に到達する前に上下金型
が前記可動金型を介在し閉じ、前記可動金型部の移動と
ともにさらに前記溶融樹脂に圧力を加え上下金型空間内
に前記溶融樹脂を押し拡げてなる樹脂のプレス成形装置
。