JPS6019961Y2 - 燃料噴射時期調整装置 - Google Patents

燃料噴射時期調整装置

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JPS6019961Y2
JPS6019961Y2 JP13615180U JP13615180U JPS6019961Y2 JP S6019961 Y2 JPS6019961 Y2 JP S6019961Y2 JP 13615180 U JP13615180 U JP 13615180U JP 13615180 U JP13615180 U JP 13615180U JP S6019961 Y2 JPS6019961 Y2 JP S6019961Y2
Authority
JP
Japan
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spring
weights
weight
injection timing
adjustment device
Prior art date
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Expired
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JP13615180U
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English (en)
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JPS5758737U (ja
Inventor
正幸 中村
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関燃料噴射時期調整装置に関する。
従来の燃料噴射時期調整装置は第6図にその部分断面構
成図を示すようにロッド16にはロッド16の軸方向に
摺動自在にはめれたスペーサ100が設けられているの
みであり、一方のウェイト15a付勢するスプリング2
1aと他方のウェイト15bを付勢するスプリング22
aの初期セット荷重をスプリング21aとスプリング2
2aとで各々独自に設定することはできず、スプリング
21aとスプリング22aの各々の初期セット荷重は互
いに等しい大きさしか設定できなかった。
このため、第6図においてスプリング21a。
22aのみで21b、22bがない場合に得られる第1
図の実線で示されるような特性を変更して、第1図の破
線を示すようなウェイト15a。
15bが段階的に拡開する制御特性を得ようとすれば、
第6図に示すようにスプリング21b、22bを隙間を
持たせたガタのある自由状態でスプリング21a、22
aに対して並列に付加しなければならなかった。
従って、部品点数が増加して構造が複雑になると共に、
重量が増加するという問題があった。
また、近年ではNOxの生成率の高い中速領域ではNO
x低減のために第5図に示すように回転上昇に伴う噴射
時期の進角度合を緩やかにし、NOxの生成率の低い高
速領域では出力性能の維持およびスモークの悪化防止の
ために急激のために急激に進角させるような特性が一部
で要求されてきており、第6図に示すような従来の装置
ではこのような要求を満足することができないという問
題も生じてきている。
そこで本考案は、スプリングのセット荷重やばね係数を
適宜選定するのみで第1図の破線のような特性や上述し
た近年要求されている特性のいずれも得られるような噴
射時期調整装置を提供することを目的とするもので、以
下本考案を図示実施例について説明する。
第2図において、図示しないディーゼルエンジンと同期
して回転する有底円筒状のハウジング10内には円盤状
のバブ11が設置され、このバブ11の中心部には、図
示しない燃料噴射ポンプのカムシャフトと連結される中
空状の結合部材12が固着されている。
バブ11には、対称的に2つの孔が形成され、その各孔
内に回動自在に第1の偏心カム13が嵌合され、また第
1の偏心カム13に僕心的に形成した孔内に回転自在に
第2の偏心カム14が嵌合されている。
さらに、結合部材12囲むようにして一対のウェイト1
5a、15bが設置され、このウェイト15a、15b
は2本のロッド16に摺動自在に取付けられている。
このロッド16は中央部に小径の段付部16aを有し、
これを嵌められたサークリップ16bが一対のウェイト
15a、15bのストッパになっている。
またこのロッド16には、ロッド16を境にして、一方
のウェイト15aの方に第1のストッパ17.18が摺
動自在に挿入され、他方のウェイト15bの方に第2の
ストッパ19.20が摺動自在に挿入されている。
して、ウェイト15aの遠心力に対抗する第1のスプリ
ング21は第1のストッパ17.18間に設置され、ウ
ェイト15bの遠心力に対抗する第2のスプリング22
が第2のストッパ19.20間に設置されている。
一方、第1の偏心カム13はウェイト15a、15bに
設けたピン23により支承され、2の偏心カム14はハ
ウジング10に設けたピン24により支承されており、
従ってハウジング10の駆動力は、ピン24.2の偏心
カム14及び第1の偏心カム13を介してバブ11に伝
達される。
また、ウェイト15a、15bもハウジング10やバブ
11と共に回転する。
なお、図中の矢印Aはハウジング10の回転方向を示す
前記構成において、エンジン回転上昇に伴ってウェイト
15a、15bはスプリング21.22に抗して拡開し
、ピン23を介してウェイト15a、15bと連結され
ている第1の偏心カム13はその中心点02を中心に時
計方向に回動し、また第2の偏心カム14の中心点03
も第1の偏心カム13の中心点02を中心に時計方向に
移動する。
一方、バブ11の回転中心点01とピン24の中心点0
4との距離が一定であるので、ピン24はバブ11の回
転中心点O□を中心とする円弧B上をウェイト15の拡
開に伴って矢印Oの方向に移動する。
これにより回転上昇に伴って進角する噴射時期特性が得
られる。
ところで、第1のスプリング21のばね係数をに1、第
2のスプリング22のばね係数に2、第1のスプリング
21の最終荷重(ストッパ17がストッパ18に当接し
た状態での荷重)をF、max1第2のスプリング22
の初期セット荷重をF2m1nとする。
そして、ki<k2. F1rnax=F2minとな
るように各スプリング21.22の条件を設定した場合
には、第3図にすように2つのウェイト15a、15b
は同量ずつ拡開するもののFlmaxまでは第1のスプ
リング21のみがウェイト15a、15bの遠心力に対
抗し、その後されに回転が上昇すると第2のスプリング
22が対抗することになり、従って第4図に実線で示す
ように高速域で進角度合が緩やかになる特性が得られ、
一方、k□)k2. F、max=F2minとすれば
第5図に実線で示すように高速域で進角度合が急になる
特性が得られる。
また、k□<k2、或いはkA)k2の場合で、Flm
ax(F2minとすると、第3ヅに示すように2つの
ウェイト15a。
15bが拡開することは前記のF 1max= F2m
1nの場合と変わらないが、F、maxまでは第1のス
プリング21のみがウェイト15a、15bの遠心力に
対抗し、FlmaXからF2m1nまでの間は、Flm
axを越えた分の力を、互いに当接したストッパ17と
ストッパ18とが負担してウェイト15a、15bの遠
心力に対抗し、しの後さらに上昇してF2m1nを越え
ると第2のスプリング22が対抗することになり、従っ
て第4図および第5図に夫々破線で示すように、中間域
にフラット部を有する特性が得られる。
なお、サークリップ16bを用いる代わりに、ロッド1
6に同機能のつば状ストッパを形成してもよい。
以上述べたように本考案の燃料噴射時期調整装置は、中
間部にストッパ16bを有るロッド16に一対のウェイ
ト15a、15bを対向させて挿入すると共に該一対の
ウェイト15a、15bの一方のウェイ)15aを他方
のウェイト15b側に付勢する第1のスプリング21と
、前記一対のウェイト15a、15bの他方のウェイト
15bと一方のウェイト15a側に付勢する2のスプリ
ング22とを配設し、前記第1のスプリング21と前記
第2のスプリング22との各々の初期セット塊重を互い
に異なるように設定しているので、一方のスプリングが
変位した後にはじめて他方のスプリングが変位し始める
ため、従来のようにスプリングを数並列にして組み合わ
せなくてもウェイトの拡開を段階的に制御することが可
能となり、各スプリングのばね係数およびセット荷重を
変更するのみて種々の進角特性を得ることができ、また
スプリングペースも大きく確保できる。
従って、1つの型式の噴射時期調整装置によって種々の
要求に対応できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の進角特性図、第2図および第3図は
本考案の一実施例の異なる作動状態を示す部分断面図、
第4図および第5図はその進角特性図、第6図は従来装
置の構成を示す部分断面図である。 15a、15b・・・・・・ウェイト、16・・・・・
・ロッド、16b・・・・・・ストッパをなすサークリ
ップ、21.22・・・・・・スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中間部にストッパ16bを有するロッド16に一対のウ
    ェイト15a、15bを対向させて挿入すると共に、該
    一対のウェイト15a、15bの一方のウェイト15a
    を他方のウェイト15b側に付勢する第1のスプリング
    21と、前記一対のウェイト15a、15bの他方のウ
    ェイト15bを一方のウェイト15a側に付勢する第2
    のスプリング22とを配設し、前記第1のスプリング2
    1と前記第2のスプリング22との各々の初期セット荷
    重を互いに異なぬように設定したことを特徴とする料噴
    射時期調整装置。
JP13615180U 1980-09-24 1980-09-24 燃料噴射時期調整装置 Expired JPS6019961Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13615180U JPS6019961Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24 燃料噴射時期調整装置

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JP13615180U JPS6019961Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24 燃料噴射時期調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5758737U JPS5758737U (ja) 1982-04-07
JPS6019961Y2 true JPS6019961Y2 (ja) 1985-06-15

Family

ID=29496273

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JP13615180U Expired JPS6019961Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24 燃料噴射時期調整装置

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