JPS6019946B2 - 起泡性成形物 - Google Patents

起泡性成形物

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JPS6019946B2
JPS6019946B2 JP13930082A JP13930082A JPS6019946B2 JP S6019946 B2 JPS6019946 B2 JP S6019946B2 JP 13930082 A JP13930082 A JP 13930082A JP 13930082 A JP13930082 A JP 13930082A JP S6019946 B2 JPS6019946 B2 JP S6019946B2
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hydrogen peroxide
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正典 太田
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Nissan Chemical Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水中に投入した際気泡を発生する錠剤の改良
、特に、保存中に変質が生起しない安定な起泡性成形物
に関する。
起泡性錠剤は、工業用及び家庭用の先浄剤、入れ歯の先
浄等各種の分野で実用されている。
従来より、超泡性錠剤としては、アルカリ金属炭酸塩、
アルカリ金属重炭酸塩に固体の有機酸又は無機酸を配合
し成形したものが知られているが、この錠剤は、水中で
発生する分解ガスが炭酸ガスであるために酸化性或いは
殺菌性を示さない。酸化性或いは殺菌性を示す起泡性錠
剤としては、過酸化水素付加化合物に塩素化ィソシアヌ
ール酸、パーオキシ硫酸塩、パーオキシ硫酸水素塩等を
配合し加圧成形したものが知られているがこの錠剤は吸
湿性が強く、保存中に変質し易い。この錠剤の吸湿性及
びそれによる変質性は強く、通常の包装容器、例えば、
ポリエチレン製の袋に密封保存するときは、徐々に吸湿
と分解が起こり、甚だしき場合には、分解発生ガズによ
って袋が破損することも起こっている。また、完全に吸
湿を抑えるべ〈、防湿包装にて保存しても、原料中の及
び加工時の微童の水分により同様な問題が生起し、市場
流通商品としての性能に欠ける。しかし、か〉る問題点
の解消を意図した提案も幾つか見られるが、未だ充分な
ものが得られていない。
例えば、特公昭57一20984号に示されているメタ
棚酸を過酸化水素付加物と塩素化ィソシアヌール酸、パ
ーオキシ硫酸塩、パーオキシ硫酸水素塩等との配合物に
加えて加圧成形しても、得られた錠剤は吸湿による変質
を起こし、実用し難い。また、別の例として、タルク、
ゼオラィト、シリカ等の粉末を添加することにより吸湿
性を抑制する方法では、起泡剤を水中に投入した際、水
が濁る。更に別の例として、超泡剤成分の過酸化水素付
加化合物の表面をポリビニルアルコールでコーティング
する方法も知られているが、か)る処理を施した成分か
らなる起泡剤を水中に投入すると、充分な起泡効果が得
られないことが多い。更に別の例としては、起泡剤成分
を積層構造となるように成形した錠剤も知られているが
、か)る錠剤の製造は容易でないのみならず、やはり水
中に投入した際の超泡効果も尚充分ではない。本発明の
目的は、長期間の保存中に変質が起らず、水中に投入し
た際酸素ガスの放出による起泡性を示し、水に完全に溶
解し水の汚濁を生起せしめない改良された起泡性成形物
を提供することにある。本発明の起泡性成形物は、過酸
化水素付加化合物10の重量部と塩素化ィソシアヌール
酸、パーオキシ硫酸塩若しくはパーオキシ硫酸水素塩4
〜50の重量部を含む粉状混合物に、これに対し0.1
〜1の重量%量の酸化棚素を混合し加圧成形してなるこ
とを特徴とする。
本発明に用いられる過酸化水素付加化合物としては、例
えば、過炭酸ナトリウム、過棚酸ナトリウム、過リン酸
ナトリウム等が挙げられる。
本発明に用いられる塩素化イソシアヌール酸としては、
トリクロロイソシアヌール酸、ジクロロイソシァヌール
酸、ジクロロイソシアヌール酸のナトリウム若しくはカ
リウムの無水塩又は含水塩等が挙げられる。好ましい塩
素化ィソシアヌール酸は、ジクロロィソシアヌール酸カ
リウム、ジクロロィソシアヌール酸ナトリウムの無水塩
、ジクロロィソシアヌール酸ナトリウムの2水塩等であ
る。本発明に用いられるパーオキシ硫酸塩又はパーオキ
シ硫酸水素塩としては、例えば、パーオキシ硫酸ナトリ
ウム、パーオキシ硫酸カリウム、パーオキシ硫酸水素ナ
トリウム、パーオキシ硫酸水素カリウム等が挙げられる
。本発明に用いられる酸化棚素は、化学式馬03で示さ
れる化合物である。この酸化棚素としては市販工業製品
で充分であるが、純度の高い粉状品が好ましい。また、
過酸化水素付加化合物、塩素化ィソシアヌール酸、パ−
オキシ硫酸塩、パーオキシ硫酸水素塩等も市販工業製品
で充分であるが、特に含水率が約3%以下の粉状品が好
ましい。上記パーオキシ硫酸塩又はパーオキシ硫酸水素
塩と過酸化水素付加化合物とは、固体の混合状態では反
応しないが、水中で反応して酸素ガスを放出し、気泡を
生起させる。
塩素化ィソシアヌ−ル酸は、水と反応して水中に次亜塩
素酸イオンを放出し、この次亜塩素酸イオンは水中で過
酸化水素付加化合物と反応してやはり酸素ガスを放出し
気泡を生起させる。上記水の存在下における反応は極め
て起り易く、特に上記反応成分の粉状混合物は吸湿によ
っても上記反応が進行する。従って上記反応成分の粉状
混合物にこれよりも吸湿性能の低い物質を混合共存させ
ても上記反応の進行を防ぐことができない。しかし上記
酸化棚素は、これを上記反応成分と共に混合して共存さ
せると、吸湿しても上記反応成分と水との反応に優先し
て水と反応し、上記反応成分と水との反応を防ぐ作用を
する。上記反応成分である過酸化水素付加化合物と塩素
化イソシアヌール酸、パーオキシ硫酸塩、パーオキシ硫
酸水素塩等との混合物を加圧成形してなる粒剤、丸剤又
は錠剤においてもやはり吸湿により上記反応が起るが、
上記成分に更に酸化棚素を加えた混合物から加圧成形し
てなる粒剤、丸剤又は錠剤は、上記酸化棚素の作用によ
って、長期保存中にも変質が起らない。
上記酸化棚素が混合含有された成形物は、吸湿した際酸
化棚素と水との反応が起り、成形物中にメタ側酸又は棚
酸が生成するが、これらの生成物は起泡性成形物の性能
に変化をもらさない。好ましい起泡性成形物は、過酸化
水素付加化合物を10の重量部と塩素化ィソシアヌール
酸、パーオキシ硫酸塩、パーオキシ硫酸水素塩等を4〜
50雄重量部の割合に含有させることによって得られる
。上記割合が4重量部以下では、成形物を水に投入した
際の起泡が遅く、また50匹重量部以上では蓬泡が遠す
ぎて混合成分の分散、溶解等が不均一となり好ましくな
い。本発明の超泡‘性成形物は、上記過酸化水素付加化
合物を100重量部と塩素化ィソシアヌール酸、パーオ
キシ硫酸塩又はパーオキシ硫酸水素塩を4〜50低重量
部との合計量に対し、上記酸化側素を0.1〜1の重量
%量含有する。
酸化棚素の含有率が上記0.1重量%以下では、前記吸
湿による成形物の変質を防ぐのに不充分であり、また、
酸化棚素の含有率が高い程上記変質防止は良好となるが
、特に3の重量%以上では成形物中の起泡有効成分の濃
度が低下し、成形物に充分な起泡性を付与できない。
特に好ましい範囲は0.5〜8重量%である。本発明の
超泡性成形物としては、本発明の目的が達成される限り
、上記配合成分の他に更に任意の成分、例えば、着色剤
、香料、界面活性剤、増量剤、炭酸ガス発生剤等を配合
したものも差支えない。
通常、着色料、香料、等は少量の添加で充分であるが、
洗浄効果を付与させる場合、必要に応じて界面活性剤を
増加させてもよい。また増量剤は、水綾性、非変質性、
起泡性を損なわない成分を適量選んで使用する必要があ
る。本発明の起泡性成形物を得るには、成形前に上記比
率に過酸化水素付加物と塩素化ィソシアヌール酸、パー
オキシ硫酸塩又はパーオキシ硫酸水素塩、酸化棚素及び
適量の任意成分が均一に混合されていることが好ましい
。従って、通常粒度60〜3000仏程度のこれら混合
成分は、V型ブレンダー等通常の混合機を使用して均一
に混合される。特に、過酸化水素付加化合物と塩素化イ
ソシアヌール酸、パーオキシ硫酸塩又はパーオキシ硫酸
水素塩とは均一に混合されていることが好ましく、通常
これらの混合物又は任意成分が配合された混合物に、更
に酸化棚素を配合して混合が行われる。本発明の起泡性
成形物は、上記混合物を加圧成形することにより得られ
る。
この加圧成形の方法としては、通常の乾式の造粒法が採
用できる。例えば、打錠機、プリケッティングマシン、
コンパクティングマシン等を用いる方法が挙げられる。
成形圧力は1000k9/均以下、通常50〜600k
9/仇が用いられる。か)る圧力で成形することにより
、密度1.4〜1.9程度の起泡性成形物が得られる。
本発明の起泡性成形物の形状は任意でよく、特に制限は
ない。通常、円板状、円筒状或いは、圧密板を砕いて得
られるフレーク状、粒子状等でよい。錠剤の場合は1箇
当りの重さについても特に制限はないが、通常0.5〜
200餅屋度でよい。かくして、本発明の起泡性成形物
は簡易に得られるが、その成形物の保存安定性は格別顕
著に優れ、例えば、通常の厚さ100ム程度のポリエチ
レン製袋中常温の室内に密封保存するときは24ケ月以
上も変質が起らず、袋が分解発生ガスによって膨らむこ
ともない。しかも長期保存後に水中に投入しても良好な
起泡性を示し、完全に水に溶解し、水が濁ることもない
。以下、比較例と共に実施例を挙げて更に詳しく説明す
るが、本発明の技術的範囲はこれに限定されない。
実施例 1〜4 粒径0.2〜1.1肋、含水率1.4以下の配合成分と
、粒蓬0.04〜0.3肋、含水率0.2%以下の酸化
欄素を第1表記敷の組成に配合し、V型ブレンダーを使
用して均一に混合した後、打錠機を使用して2000k
9/塊の圧力で打錠し、直径2仇奴厚さ1比奴の錠剤を
成形した。
この錠剤は1錠が酸である。次いで、この得られた錠剤
1箇を、縦・横5仇舷×6比舷の4層ラミネぜト袋(ポ
リエステル層15#、ポリエチレン層12ム、アルミニ
ウム層10仏、タボリェチレン層30〃が順次外側から
内側へラミネ−トされている。
)に充填し、脱気後熱シールにより密封包装した。引き
つづき、この包装物を恒温槽内45℃の空気中に40日
間静贋保存した後、取り出して袋の外観、特に膨脹度合
いを観察したところ第1表記載の結果が得られた。いず
れも実用上充分な安定性を示すことが認められる。更に
、上記保存後の錠剤を袋内から取り出し、水中に投入し
たところ、良好な起泡性を示した。比較例 1〜5 酸化棚素を加えないで、第1表記敷の組成で配合した他
は実施例1と同様にして錠剤を成形し、更に保存試験を
行なったところ、第1表記戦の結果が得られた。
いずれも分解ガス発生による袋の膨脹、或いは袋の破裂
が起こり、到底実用に供し得ないことが認められる。第
1 表 (注)失−IDCC−Naはジクロロイソシアヌル酸ナ
トリウムを表わす。
x‐2PSKはパ−オキン硫酸水素カリウムを表わす。
夫‐3袋の保存状態 ○;保存の前後で不変□;わずか
に膨脹*;袋の破裂 実施例 5〜6 粒径、含水率共に前記実施例に記載のものと同じである
配合成分を第2表記教の組成とし、前記実施例と同様に
して1錠滋の錠剤を成形した。
次いで、この錠剤1箇を、縦、横4仇奴×5物舷の厚さ
120山の高密度ポリエチレン製袋に充填し、脱気後熱
シールにより密封包装した。引きつつき、この包装物を
390相対湿度70%の恒温陣湿槽内に15日間静暦保
存した後取り出し袋の外観を観察したところ、第2表記
載の結果を得た。いずれ*も充分な安定性を示すことが
認められる。更に、上記保存後の錠剤は、水中でも良好
な起泡性を示した。比較例 6〜9 第2表記数の配合組成とした他は、実施例5と同機にし
て錠剤を成形し、更に保存性を試験したところ第2表記
議の結果を得た。
酸化欄素による安定化効果を欠如していることが明らか
に認められる。同表中の符号は第1表脚注記載に同じで
ある。第 2 表 比較例 9〜11 実施例5と同様にして、酸化棚素の代りにメタ側酸を使
用して第3表記数の組成の錠剤を成形×し、保存安定性
を試験したところ第3表記戦の結果を得た。
同表中の符号は第1表脚注記載に同じである。第 3
表 第3表に示す通り、メタ棚酸の添加によっては、錠剤は
保存中にガスを発生し、安定性不良であることが認めら
れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 過酸化水素付加化合物100重量部と塩素化イソシ
    アヌール酸、パーオキシ硫酸塩若しくはパーオキシ硫酸
    水素塩4〜500重量部を含む粉状混合物にこれに対し
    0.1〜10重量%量の酸化硼素を混合し加圧成形して
    なることを特徴とする起泡性成形物。
JP13930082A 1982-08-11 1982-08-11 起泡性成形物 Expired JPS6019946B2 (ja)

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