JPS60198223A - 多層フイルムの製造方法 - Google Patents
多層フイルムの製造方法Info
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- JPS60198223A JPS60198223A JP5347684A JP5347684A JPS60198223A JP S60198223 A JPS60198223 A JP S60198223A JP 5347684 A JP5347684 A JP 5347684A JP 5347684 A JP5347684 A JP 5347684A JP S60198223 A JPS60198223 A JP S60198223A
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- JP
- Japan
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- film
- polypropylene
- ethylene
- copolymer
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- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリプロピレン系多層フィルムに関する。更に
詳しくは低温ヒートシール性、ヒートシール強度、ホッ
トタック性、剛性及び透明性に優れたポリプロピレン系
多層フィルムに関する。
詳しくは低温ヒートシール性、ヒートシール強度、ホッ
トタック性、剛性及び透明性に優れたポリプロピレン系
多層フィルムに関する。
ポリプロピレンフィルム、就中、二軸延伸フィルムはそ
の透明性、光沢性などの光学的性質や、剛性率、引張り
強さなどの機能的性質あるいは無臭性、無毒性等に優れ
ているため、特に食品包装材料として広く使用されてい
る。しかしながら、ポリプロピレンフィルム単体では、
ヒートシールが可能な温度が高いうえ十分なシール強度
が得られないといった欠点を有して″いる。このような
欠点を改良するため、融点の低い低温ヒートシール性に
優れた樹脂と複合化する方法が用いられる。
の透明性、光沢性などの光学的性質や、剛性率、引張り
強さなどの機能的性質あるいは無臭性、無毒性等に優れ
ているため、特に食品包装材料として広く使用されてい
る。しかしながら、ポリプロピレンフィルム単体では、
ヒートシールが可能な温度が高いうえ十分なシール強度
が得られないといった欠点を有して″いる。このような
欠点を改良するため、融点の低い低温ヒートシール性に
優れた樹脂と複合化する方法が用いられる。
例えば(1)ポリプロピレンと共押し出しにより多層フ
ィルムを製造する。(2)(1)を更−に二軸延伸する
。(3)易ヒートシール性を有する樹脂を溶液あるいは
エマルジョンにして二軸延伸ポリプロピレンフィルムの
片面又は両面にコーティングする方法、(4)ポリプロ
ピレンを一軸延伸した後に、易ヒートシール性樹脂を接
合し、それを更に延伸して二軸延伸フィルムとする方法
等が知られている。これらのうちでは、(3)の方法に
よると、塗布、乾燥、溶剤回収装置を必要とし、コスト
が高く、また、シール強度も比較的低いため、(1)(
2)(4)の方法が採用されている例が多い。これらの
方法で用いられるピー1〜シール性改良のための樹脂と
しては、低温ヒートシール性、透明体、耐スクラッチ性
のような主要な性質のバランスがすぐれていることが必
要であり、このような用途に対し多くの樹脂が提案され
ている。例えば、特開昭52−11281N公報や同5
2−11282号公報に見られるように、プロピレンー
エチレンーブデン三元共重合体のみならず、プロピレン
−エチレンランダムの共重合体又はプロピレンーブデン
共重合体にポリブデンー1を混合してかかる組成物を得
ようとする試みも多い。
ィルムを製造する。(2)(1)を更−に二軸延伸する
。(3)易ヒートシール性を有する樹脂を溶液あるいは
エマルジョンにして二軸延伸ポリプロピレンフィルムの
片面又は両面にコーティングする方法、(4)ポリプロ
ピレンを一軸延伸した後に、易ヒートシール性樹脂を接
合し、それを更に延伸して二軸延伸フィルムとする方法
等が知られている。これらのうちでは、(3)の方法に
よると、塗布、乾燥、溶剤回収装置を必要とし、コスト
が高く、また、シール強度も比較的低いため、(1)(
2)(4)の方法が採用されている例が多い。これらの
方法で用いられるピー1〜シール性改良のための樹脂と
しては、低温ヒートシール性、透明体、耐スクラッチ性
のような主要な性質のバランスがすぐれていることが必
要であり、このような用途に対し多くの樹脂が提案され
ている。例えば、特開昭52−11281N公報や同5
2−11282号公報に見られるように、プロピレンー
エチレンーブデン三元共重合体のみならず、プロピレン
−エチレンランダムの共重合体又はプロピレンーブデン
共重合体にポリブデンー1を混合してかかる組成物を得
ようとする試みも多い。
しかし、これらの樹脂の融点は低くても130℃以上で
あり、更に低いヒートシール温度を要求する複合フィル
ムの場合には、高圧方法低密度ポリエチレン(以下LD
EPという)アイオノマー、エチレン酢ビ共重合体など
が用いられるが、これらの樹脂はポリプロピレンと融着
しないため上記方法では満足な複合フィルムはえられず
、接着剤を用いる等の方法によりポリプロピレンフィル
ムに貼り合わせて、低温ヒートシール性を有する複合フ
ィルムを製造している。ポリプロピレンとヒートシール
性樹脂を共押し出し、二軸延伸する方法として例えば特
開昭54−99182号では、共押し出しシートを加熱
延伸するときヒートシール層としてのエチレン系樹脂が
延伸ロールに付着することを防ぐため、コア層としてラ
シダムコポリマーやブレンド物を用いて縦延伸温度を9
3−116゜(好ましくは102〜113°)に低下さ
せている。
あり、更に低いヒートシール温度を要求する複合フィル
ムの場合には、高圧方法低密度ポリエチレン(以下LD
EPという)アイオノマー、エチレン酢ビ共重合体など
が用いられるが、これらの樹脂はポリプロピレンと融着
しないため上記方法では満足な複合フィルムはえられず
、接着剤を用いる等の方法によりポリプロピレンフィル
ムに貼り合わせて、低温ヒートシール性を有する複合フ
ィルムを製造している。ポリプロピレンとヒートシール
性樹脂を共押し出し、二軸延伸する方法として例えば特
開昭54−99182号では、共押し出しシートを加熱
延伸するときヒートシール層としてのエチレン系樹脂が
延伸ロールに付着することを防ぐため、コア層としてラ
シダムコポリマーやブレンド物を用いて縦延伸温度を9
3−116゜(好ましくは102〜113°)に低下さ
せている。
従ってヒートシール性樹脂のポリエチレンやエチレンコ
ポリマーとしてはこの縦延伸温度で延伸ロールに融着し
ないものである必要があり組成(融点)やMlにも制限
がある。
ポリマーとしてはこの縦延伸温度で延伸ロールに融着し
ないものである必要があり組成(融点)やMlにも制限
がある。
しかし、より低温ヒートシール性に優れた多層フィルム
を得るためにはヒートシール性樹脂の融点は低いほど好
ましく、100℃以下であることが好ましい。またコア
層としても剛性の高い高融点のプロピレンホモポリマー
を用いることが望まれている。
を得るためにはヒートシール性樹脂の融点は低いほど好
ましく、100℃以下であることが好ましい。またコア
層としても剛性の高い高融点のプロピレンホモポリマー
を用いることが望まれている。
本発明者は、ポリプロピレンと融着し、透明で安価なピ
ー1〜シール性樹脂を開発すべく鋭意検討した結果、特
定の共重合組成を有するエチレンとアクリル酸エステル
又はメタクリル酸エステルとの共重合体が、アイオノマ
ー樹脂と同等又はそれ以上の低温ヒートシール性及びヒ
ートシール強度を示し、かつポリプロピレンと融着し、
層間剥離しない多層フィルムを与えること及びこのよう
なポリプロピレンとの良好な融着性を利用すれば、縦延
伸した後のポリプロピレン層に前記のエチレンコポリマ
ー層又はエチレンコポリマーとポリプロピレンとの共押
出し層をラミネートし、次に横延伸することにより、従
来の方法では達しぇなかった高い剛性と優れた低温ヒー
トシール性を併せもった多層フィルムを製造出来ること
を見い出し、本発明に到達した。
ー1〜シール性樹脂を開発すべく鋭意検討した結果、特
定の共重合組成を有するエチレンとアクリル酸エステル
又はメタクリル酸エステルとの共重合体が、アイオノマ
ー樹脂と同等又はそれ以上の低温ヒートシール性及びヒ
ートシール強度を示し、かつポリプロピレンと融着し、
層間剥離しない多層フィルムを与えること及びこのよう
なポリプロピレンとの良好な融着性を利用すれば、縦延
伸した後のポリプロピレン層に前記のエチレンコポリマ
ー層又はエチレンコポリマーとポリプロピレンとの共押
出し層をラミネートし、次に横延伸することにより、従
来の方法では達しぇなかった高い剛性と優れた低温ヒー
トシール性を併せもった多層フィルムを製造出来ること
を見い出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は少なくとも(A)ポリプロピレン層と
(B)エチレン(メタ)とアクリル酸エステルより成る
多層フィルムを製造するに当り、少なくとも(B)の共
重合層が溶融状態で(A)の樹脂層に融着する工程を含
む多層フィルムの製造方法にある。
(B)エチレン(メタ)とアクリル酸エステルより成る
多層フィルムを製造するに当り、少なくとも(B)の共
重合層が溶融状態で(A)の樹脂層に融着する工程を含
む多層フィルムの製造方法にある。
本発明において使用されるポリプロピレンとはプロピレ
ン単独重合体もしくは、プロピレンと10重量%以下の
仙の一種又は二IIjJ:lトのα−f1ノフィンたと
えばエチレン、ブデンー1、ヘキセン−1,4−メチル
・ペンテン−1などの共重合体を主成分とするもので特
にプロピレンホモポリマーが好ましい。又、フィルムの
透明性を損なわない程度に少量の異種ポリマーを混合す
ることもできる。そのようなポリマーとしては、例えば
、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン
プロピレン共重合ゴム、ポリブテン、石油樹脂などをあ
げることができ、これらのポリマーは、例えば1〜10
重量%の割合でポリプロピレンを含む層に組み入れるこ
とができる。
ン単独重合体もしくは、プロピレンと10重量%以下の
仙の一種又は二IIjJ:lトのα−f1ノフィンたと
えばエチレン、ブデンー1、ヘキセン−1,4−メチル
・ペンテン−1などの共重合体を主成分とするもので特
にプロピレンホモポリマーが好ましい。又、フィルムの
透明性を損なわない程度に少量の異種ポリマーを混合す
ることもできる。そのようなポリマーとしては、例えば
、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン
プロピレン共重合ゴム、ポリブテン、石油樹脂などをあ
げることができ、これらのポリマーは、例えば1〜10
重量%の割合でポリプロピレンを含む層に組み入れるこ
とができる。
更に、フィルムとしての性能を向上させるために、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、アンチブロツング剤、スリップ
剤、帯電防止剤等を必要に応じて添加してもよい。
防止剤、紫外線吸収剤、アンチブロツング剤、スリップ
剤、帯電防止剤等を必要に応じて添加してもよい。
ポリプロピレンのメルトフローインデックス(以下MH
Iと略す)は(230℃2.16鮪荷重下0.1〜50
9/10分であるが好ましくは0.5〜20g/10分
である。
Iと略す)は(230℃2.16鮪荷重下0.1〜50
9/10分であるが好ましくは0.5〜20g/10分
である。
エチレンとアクリル酸エステル又はエチレンとメタクリ
ル酸エステル共重合体とは通常高圧下、遊離ラジカルで
重合されるエチレンとアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸プロピル等のアク
リル酸エステル類やメタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチルな
どのメタクリル酸エステル類の一種又は二種以上との共
重合体であり、これらエステル類の他に無水ヌレイン酸
や酢酸ビニルなど他のラジカル共重合性を有するコモノ
マーが5重量%未満共重合されていても良い。共重合体
中のエステル含量は5〜50重量%であるが好ましくは
7〜35重量%重量%法しくは10〜30重量%である
。
ル酸エステル共重合体とは通常高圧下、遊離ラジカルで
重合されるエチレンとアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸プロピル等のアク
リル酸エステル類やメタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチルな
どのメタクリル酸エステル類の一種又は二種以上との共
重合体であり、これらエステル類の他に無水ヌレイン酸
や酢酸ビニルなど他のラジカル共重合性を有するコモノ
マーが5重量%未満共重合されていても良い。共重合体
中のエステル含量は5〜50重量%であるが好ましくは
7〜35重量%重量%法しくは10〜30重量%である
。
エステル含量5%未満ではポリプロピレンとの融着強度
が低くかつ、樹脂自体の融点が高いため低温ヒートシー
ル性に乏しい。50%以上では柔軟に過ぎフィルムのブ
ロッキングが回避できない。
が低くかつ、樹脂自体の融点が高いため低温ヒートシー
ル性に乏しい。50%以上では柔軟に過ぎフィルムのブ
ロッキングが回避できない。
又、低温ヒートシール性やポリプロピレンとの融着強度
を大巾に損わない程度に60重量%未満の高圧法ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酸ビ共重
合体、アイオノマー樹脂、エチレン−αオレフイン共重
合ゴム、エチレン・プロピレンランダムコポリマーなど
をブレンドしても良い。
を大巾に損わない程度に60重量%未満の高圧法ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酸ビ共重
合体、アイオノマー樹脂、エチレン−αオレフイン共重
合ゴム、エチレン・プロピレンランダムコポリマーなど
をブレンドしても良い。
本発明のフィルムの製造方法は、エチレン共重合体が溶
融状態でポリプロピレンと融着することを利用したもの
であり、少なくともこの融着する工程を含むことにより
製造される。
融状態でポリプロピレンと融着することを利用したもの
であり、少なくともこの融着する工程を含むことにより
製造される。
すなわち、(1)ポリプロピレンとエチレン共重合体を
別々の押し出し機を通して溶融し共押し出しダイに供給
し共押し出しフィルムを成形する。
別々の押し出し機を通して溶融し共押し出しダイに供給
し共押し出しフィルムを成形する。
(2)更にこれを一軸もしくは二軸に延伸する。
(3)無延伸ポリプロピレンフィルムにエチレン共重合
体を押し出しラミする。(4)更にこれを一軸ないし二
軸に延伸する。(5)ポリプロピレンフィルムを一軸延
伸しこれにエチレン共重合体を押し出しラミし更に延伸
して二輪延伸フィルムを形成する。(6)ポリプロピレ
ンフィルムを一軸延伸し、これに2・台の押し出し機に
ポリプロピレンとエチレン共重合体を供給し、共押し出
しダイより一軸延伸ポリプロピレンフィルムにポリプロ
ピレン層側よりラミし、更に延伸して二軸延伸フィルム
を形成する。
体を押し出しラミする。(4)更にこれを一軸ないし二
軸に延伸する。(5)ポリプロピレンフィルムを一軸延
伸しこれにエチレン共重合体を押し出しラミし更に延伸
して二輪延伸フィルムを形成する。(6)ポリプロピレ
ンフィルムを一軸延伸し、これに2・台の押し出し機に
ポリプロピレンとエチレン共重合体を供給し、共押し出
しダイより一軸延伸ポリプロピレンフィルムにポリプロ
ピレン層側よりラミし、更に延伸して二軸延伸フィルム
を形成する。
などポリプロピレンとエチレン共重合体が融着すること
を利用して種々の展開が可能である。得られた多層フィ
ルムはPETナイロン紙、アルミ、塩ビ、塩化ビニリデ
ン、エバールなど種々の材料と複合化することにより、
低温ヒートシール性に優れた包材として利用することが
出来る。
を利用して種々の展開が可能である。得られた多層フィ
ルムはPETナイロン紙、アルミ、塩ビ、塩化ビニリデ
ン、エバールなど種々の材料と複合化することにより、
低温ヒートシール性に優れた包材として利用することが
出来る。
以下、本発明の内容を実施例により説明する。
下記の実施例及び比較例中のヒートシール性、テープ剥
離テスト、並びにIVLF I及びMIは下記の方法で
測定したものである。
離テスト、並びにIVLF I及びMIは下記の方法で
測定したものである。
(a) ヒートシール性
巾5咽のヒートシールバーを用いて各設定温度において
ヒートシール圧力2 K’J / c#i及びヒートシ
ール時間2秒のヒートシール条件でヒートシールした試
料から15grl]の試験片を切り取り、インストロン
試験機にて引張速度50#/分で室温において剥離する
強度を測定した。各温度におけるその強度をプロットし
、(A)曲線上500gとなる温度及び(B) ’3o
ogとなる温度により表示した。
ヒートシール圧力2 K’J / c#i及びヒートシ
ール時間2秒のヒートシール条件でヒートシールした試
料から15grl]の試験片を切り取り、インストロン
試験機にて引張速度50#/分で室温において剥離する
強度を測定した。各温度におけるその強度をプロットし
、(A)曲線上500gとなる温度及び(B) ’3o
ogとなる温度により表示した。
(b) セロハンテープ剥離テスト
フィルムのヒートシール層側に巾12Mのセロハンテー
プを手でこすって貼りつけひきはがす。10ケ所につい
ておこない全く剥離しないもの011ケ所のみはがれる
ものΔ、2ケ所以上はがされるもの×として判定した。
プを手でこすって貼りつけひきはがす。10ケ所につい
ておこない全く剥離しないもの011ケ所のみはがれる
ものΔ、2ケ所以上はがされるもの×として判定した。
(C) メルトインデックス(M I )及びメルトフ
ローインデックス(Mll) いづれもJIS K−6758の方法で測定した。
ローインデックス(Mll) いづれもJIS K−6758の方法で測定した。
メルトインデックスは190℃2.16に9荷重下の値
。
。
メルトフローインデックスは230℃2.16Kg荷重
で測定した。
で測定した。
実施例1
高圧下、遊離ラジカル触媒を用いて重合したエチレン−
メタクリル酸メチル共重合体(メタクリル酸メチル含量
20.5重量%M1 6.3g/10分)とポリプロピ
レン(M F I 7.2g/10分)を各々別の押し
出し機で溶融し共押し出しダイ(ダイ温250℃)に供
給し、二層フィルムを形成した。各層の厚みは、エチレ
ン共重合体層20μポリプロピレン層50μであり、二
層フィルムの層間の接着強度は1200g/ 15m巾
であった。次にエチレン共重合体層をヒートシール層と
して重ね合わせヒートシール性をテストした。接着強度
soog/ 15m巾を示す、ヒートシール湿度は10
4℃であった。
メタクリル酸メチル共重合体(メタクリル酸メチル含量
20.5重量%M1 6.3g/10分)とポリプロピ
レン(M F I 7.2g/10分)を各々別の押し
出し機で溶融し共押し出しダイ(ダイ温250℃)に供
給し、二層フィルムを形成した。各層の厚みは、エチレ
ン共重合体層20μポリプロピレン層50μであり、二
層フィルムの層間の接着強度は1200g/ 15m巾
であった。次にエチレン共重合体層をヒートシール層と
して重ね合わせヒートシール性をテストした。接着強度
soog/ 15m巾を示す、ヒートシール湿度は10
4℃であった。
実施例2〜8
実施例1において用いたポリプロピレンの種類及びエチ
レン共重合体の種類を表1のごとく変えて同様に二層フ
ィルムを形成した。結果を表1に示す。
レン共重合体の種類を表1のごとく変えて同様に二層フ
ィルムを形成した。結果を表1に示す。
(以下余白)
比較例1〜2
実施例1でもちいたエチレン共重合体を表1に示すごと
く、エチレン−酢酸ビニル(比較例1)高圧法ポリエチ
レン(比較例2)にかえて実施した。結果は表1゜ いづれもポリプロピレン層との融着が不充分なためポリ
プロピレンとエチレン系樹脂が接着していないことを示
す。
く、エチレン−酢酸ビニル(比較例1)高圧法ポリエチ
レン(比較例2)にかえて実施した。結果は表1゜ いづれもポリプロピレン層との融着が不充分なためポリ
プロピレンとエチレン系樹脂が接着していないことを示
す。
実施例9
MFI 2.39/10分のボリプOピレンシー、トを
周速の異なる二組のニップ、ロール間で140℃の温度
で実質的に5倍の短区間延伸を行なった。次いで、小型
押出機で実施例1で用いたエチレン−メタクリル酸樹脂
を前記の一軸延伸アイソタクティックポリプロピレンシ
ートに250℃の樹脂温度でラミネートした。このよう
にして得られた二層シートをテンタ一温度160℃でヨ
コ方向に実行倍率が8倍になるように延伸し、120℃
で3秒間緊張熱処理して二層の二輪延伸フィルムを得た
。得られた複合フィルムのポリプロピレン層の厚さは3
0μであり、エチレン共重合体層の厚さは2μであった
。このサンプルについてのヒートシール温度、セロハン
テープ剥離を前記の方法で測定した。
周速の異なる二組のニップ、ロール間で140℃の温度
で実質的に5倍の短区間延伸を行なった。次いで、小型
押出機で実施例1で用いたエチレン−メタクリル酸樹脂
を前記の一軸延伸アイソタクティックポリプロピレンシ
ートに250℃の樹脂温度でラミネートした。このよう
にして得られた二層シートをテンタ一温度160℃でヨ
コ方向に実行倍率が8倍になるように延伸し、120℃
で3秒間緊張熱処理して二層の二輪延伸フィルムを得た
。得られた複合フィルムのポリプロピレン層の厚さは3
0μであり、エチレン共重合体層の厚さは2μであった
。このサンプルについてのヒートシール温度、セロハン
テープ剥離を前記の方法で測定した。
結果は表2に示す。
実施例10〜12 比較例3〜4
実施例9Kにおいて一軸延伸ポリプロピレンシートにラ
ミネートするエチレン共重合体樹脂を変えたときの結果
を表2に示す。
ミネートするエチレン共重合体樹脂を変えたときの結果
を表2に示す。
実施例−13
実施例9において一軸延伸ポリプロピレンシートにラミ
ネートする樹脂として実施例1の二層共押し出しフィル
ムをラミネートした。
ネートする樹脂として実施例1の二層共押し出しフィル
ムをラミネートした。
すなわち、ポリプロピレンとエチレン−メタクリル酸共
重合体を別々の2台の押出機で溶融し、共押し出しダイ
に供給し、ポリプロピレン層側から一軸延伸ポリプロピ
レンシートにラミネートした後、更に横延伸し、実質的
に三層の複合フィルムを得た。複合フィルムの層構成は
基材層のポリプロピレン30μラミネートしたポリプロ
ピレン2μ、エチレン共重合体層2μであった。
重合体を別々の2台の押出機で溶融し、共押し出しダイ
に供給し、ポリプロピレン層側から一軸延伸ポリプロピ
レンシートにラミネートした後、更に横延伸し、実質的
に三層の複合フィルムを得た。複合フィルムの層構成は
基材層のポリプロピレン30μラミネートしたポリプロ
ピレン2μ、エチレン共重合体層2μであった。
Claims (1)
- 1、 少なくとも(A)ポリプロピレン層と(B)エチ
レン(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体層より成
る多層フィルムを製造するに当り、少なくとも(B)の
共重合層が溶融状態で(A)の樹脂層に融着する工程を
含む多層フィルムの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5347684A JPS60198223A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | 多層フイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5347684A JPS60198223A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | 多層フイルムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60198223A true JPS60198223A (ja) | 1985-10-07 |
JPH0470140B2 JPH0470140B2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=12943903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5347684A Granted JPS60198223A (ja) | 1984-03-22 | 1984-03-22 | 多層フイルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60198223A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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