JPS60197248A

JPS60197248A - 竪型ロ−ラミルのロ−ラ装置

Info

Publication number: JPS60197248A
Application number: JP5488384A
Authority: JP
Inventors: 勲橋本; 木下　統右; 正博内田; 進内山
Original assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Jukogyo KK
Current assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Motors Ltd
Priority date: 1984-03-21
Filing date: 1984-03-21
Publication date: 1985-10-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は被粉砕物をテーブルとローラ間で粉砕する竪
型ローラミルの改良、特にそのローラ装置に関するもの
である。

（従来技術）竪型ローラミルは、詳しくはその頂部より被粉砕物をテ
ーブル中央に落下供給し、この落下した被粉砕物はテー
ブルの回転による遠心力で外周方向へ移動し、ローラと
テーブル間に噛込まれて粉砕された後、テーブル外周縁
部から噴出する上昇気流によって上部のセパレーターに
導かれて分級され、微粉は排気と共に製品として排出さ
れる一方、粗粉はテーブル中央に落下して再粉砕される
構造になっている。

ところで、竪型ローラミルのＯ−ラ装置は、基端が固定
部材に枢着され、圧加装置により先端のローラがテーブ
ル面に一定圧で附勢され、異物等を噛込んだ際、ローラ
が加圧力に抗して上方に逃げるように構成されているが
、従来、ローラ装置のＯ−ラは、先端部の所定位置に回
動自在に固定されており、またその位置は石炭、コーク
ス、焼鉱石等の比較的広範囲の種類に亙る被粉砕物並び
に種々の粒度に適応できるように、平均的に設計段階で
決定されていた。しかし、テーブルに対するローラの最
適位置は、本来、被粉砕物の種類や粉砕粒度等の粉砕条
件によって変わるものであり、ローラの位置が悪い場合
には粉砕層の形成に悪影響を与えて粉砕効率を低下させ
、また粉砕層の不安定による振動発生の原因になってい
た。

また、従来よりローラの位置をその軸方向に対し直角方
向へ移動できるようにしてテーブルとローラの間隙を調
整するようにした装置（特公昭３０−９５４８号参照）
が提案されているが、この装置はテーブルの粉砕面に対
しローラの粉砕面が平行になる円錐ローラが使用されて
おり、両者の接触面が摩耗した際、両者の間隙を元の間
隙に調整するためのもので、粉砕条件に合わせてローラ
の位置を調整しようとするものではなく、また、このよ
うな粉砕面の摩耗による間隙の調整は、従来より基端を
枢着しだローラ装置において先端のローラ位置をストッ
パーを介して下降させることよりある程度行なうことが
できた。

（発明の目的）この発明は上述の点に鑑みなされたもので、粉砕条件に
合わせてローラを軸方向に移動させてテーブルに対する
位置を調整することによりローラを最適位置にセットし
て、粉砕効率を向上し、かつ粉砕作業を安定させて振動
の発生を防止できる竪型ローラミルのローラ装置を提供
しようとするものである。

（発明の構成）上述の目的を達成せんとするこの発明は、テーブルの上
の適所にローラを被粉砕物層を介して圧下し、テーブル
の回転により０−ラを追動回転させて粉砕する竪型ロー
ラミルにおいて、前記各ローラを軸方向に移動可能に構
成してその位置を変更できるようにしたことを特徴とす
るローラ装置を要旨とするものである。

（実施例）以下、この発明の実施例を、図面を参照して説明する。

第１図は竪型ローラミルの全体概要断面図で、１は周縁
部に環状の粉砕溝２を形成した回転テーブル、３はテー
ブル１の周縁部適所に配備されるローラ装置で、このロ
ーラ装置３の基端がハウジングＡに枢着されて先端のタ
イヤ型ローラ４部分が上下方向に揺動自在になっており
、ハウジングＡに一端部を固設した圧加装置５により断
面を型部材６を介してローラ４を前記テーブルの粉砕溝
２面に向けて圧下している。そして、ローラ４はケーシ
ング７に内装された支軸８の先端部に軸受９を介して回
動自在に装着され、また、ケーシング７に配備され油圧
モータ（図示せず）により駆動されるビニオン１０によ
りラック１１を介して支軸８はローラ４と共に軸方向に
移動できるようにしである。

なお、１２はローラ４と粉砕溝２との最小間隙を調整す
るためのねじストッパーである。１３はテーブル１の駆
動装置、１４は被粉砕物の供給管、１５はセパレーター
（分級器）、１６は粉砕物上昇用のノズルリングである
。

第２図はローラ４の軸方向移動機構が異なる他の実施例
で、ローラ装Ｍ３の基端枢着軸を支持するサポート部材
１７を、ガイド部材１８に沿って油圧シリンダ１９等の
駆動装置により移動させローラ４の軸方向位置を調整す
るようにしている。

次に第３図はローラ位置の自動制御装置を備えたローラ
装置とテーブルの一部拡大図で、テーブル１の回転速度
センサー２０およびローラ４の回転速度センサー２１を
介してそれぞれの回転速度をカウンター２２．２３によ
り計測し、比較器２４によりテーブル１とローラ４の回
転速度比αをめ、この速度比を次の比較器２５により予
め設定した速度比βと比較させ、コントロール装置２Ｇ
によってローラ４を軸方向に移動させて位置を調整し、
前記設定速度比βにテーブル１とローラ４の回転速度比
αが一致した位置でローラ４が固定される。このように
してローラ４の軸方向位置を変化させれば、テーブル１
との粉砕物層Ｂを介したローラ４の接触点が変わりテー
ブル１とローラ４との回転速度比が変化するが、この回
転速度比は粉砕性状（例えば、微粉化度や粉粒度分布）
と密接な関係があるので、粉砕条件に合わせて予め設定
した回転速度比を前記比較器２５に入力することにより
最適なローラ位置が得られる。

なお、第３図において、Ｘは粗粉砕領域で、この領域Ｘ
では比較的大きな粒度の粉砕物が圧縮粉砕され、またＹ
は微粉砕領域で、この領域Ｙでは比較的小さな粒度の被
粉砕物が摺りつぶされるようにして粉砕される。

更に第４図は他のローラ位置自動制御装置を備えた実施
例の全体概要図で、集塵機２７から製品の一部をサンプ
リングして分析器２８により微粉末度や粉粒度分布等の
粉砕性状を分析し、比較器２９で予め設定した粉砕性状
と比較して両数値が一致するようにコントロール装置３
０によりローラ４の軸方向位置を調整するようにしてい
る。

なお、ローラ４を軸方向に移動した際、圧加装置５によ
り付与されるローラ４の圧下刃が変化するが、この圧下
刃を一定にするために圧加装置に制御装置を組込んでお
くことが望ましい。

（発明の効果）然して、この発明のローラ装置はローラを軸方向に移動
自在に構成してその位置を変更できるようにしたから、
被粉砕物の種類やその粒度に合わせてローラの最適位置
を選択でき、また粉砕作業における粉砕量の変動等に伴
う粉砕層の形成状態の変化に対してもローラの位置を調
整することにより最適条件での運転が可能となり、従っ
て粉砕効率を向上し得てエネルギー（電力量）の省力化
が図られ、また最適で安定した粉砕層下で粉砕作業が行
なわれるため、粉砕層の異常厚さ又は異常薄さ等に起因
する振動の発生がない。更に、ローラおよびテーブルの
摩耗による粉砕能力の低下に対してもローラの位置を変
更することによりある程度カバーできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す竪型ローラミルの全体断
面図、第２図は他の実施例を示す要部側面図、第３図は
自動制御装置を具備した実施例の要部断面図、第４図は
他の自動制御装置を具備した実施例の全体概要図である
。１・・・テーブル、２・・・粉砕溝、３・・・ローラ装
置、４・・・ローラ、５・・・圧加装置、６・・・を型
部材、７・・・ケーシング、８・・・支軸、９・・・軸
受、１０・・・ビニオン、　１１・・・ラック、１２・
・・ストッパー、１３・・・駆動装置、１４・・・供給
管、１５・・・セパレーター、１６・・・ノズルリング
、１７・・・サポート部材、１８・・・ガイド部材、１
９・・・油圧シリンダ。募１　図記２　図

Claims

【特許請求の範囲】（＋）　テーブルの上の適所にローラを被粉砕物層を介
して圧下し、テーブルの回転によりローラを追動回転さ
せて粉砕する竪型ローラミルにおいて、前記各ローラを軸方向に移動可能に構成してその位置を
変更できるようにしたことを特徴とする竪型ローラミル
のローラ装置。（２）　前記ローラの位置変更を、前記テーブルとロー
ラの回転速度比に基づいて自動制即するようにした特許
請求の範囲第１項に記載の竪型ローラミルのローラ装置
。（３）　前記ローラの位置変更を、粉砕物の微粉末度や
粉粒度分布等の粉砕性状に基づいて自動制御するように
した特許請求の範囲第１項に記載のローラ装置。