JPH02144160A - 竪型ローラミル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に粉砕テーブルと粉砕ローラの間の隙間を
容易に調整できるようにした竪型ローラミルに関する。

（従来の技術） 近年、セラミックスや金属の粉末を圧縮、成形して高温
で焼き固める粉末冶金法が益々多用される（川向にあり
、そして粉末冶金法に用いられるわ）末はミルによって
製造されるのが−・船釣である。

ミルには各種形式のミルがあるが、その中でボールミル
よりもわ）砕効率が良く経済的であるという理由で、機
台に支承された粉砕テーブル（以下、テーブルという）
と粉砕ローラ（以下、ローラという）の間の原料を両者
の挟圧力によってわ）砕する、いわゆる竪型ローラミル
が用いられるようになってきている。しかしながら、上
記したようにテーブルとローラとの７ｊ７に噛込んだ原
料を両者の挟圧力によって積極的にむｌ砕するものであ
るから、ローラ等から大きい振動が発生するという問題
があり、またドラムミルに比較して粉砕効率が優れては
いるものの、必ずしも満足し得るほど優れているとはい
えなかった。故に、上記したような粉砕効率の向上や振
動を減少させる改善がなされつつあり、その中から特開
昭６０−１２１５１号公報にて開示された竪型ローラミ
ルを、その要部構成説明図の第３図を参照しながら紹介
する。

即ち、この竪型ローラミルは、テーブルとローラとの間
の隙間を外方に向かって狭くなるようにこのローラを支
持して粉砕効率の向上と振動の減少を図ったものである
。詳しくは、第３図に示すように、ローラ軸０７）はフ
レーム０９の上面にブラケットを介して取り付けられた
支軸（２４）を中心として１ヱ勤可能なアーム（２１）
に固着され、このローラ軸（１７）の先端にはローラ（
！ωが軸受（２９）を介して回転自在に支承されている
。そして、このローラ０ωの断面中心線（Ｙ）と粉砕テ
ーブル（１）の外周付近の上面に設けられた環状溝（３
）の断面中心線（３０）とを−敗させず、垂直Ｌ’Ａ　
（Ｘ）に対する前中心線とのなす角度α６、α、との関
係が、α１〉α、となるようにローラ軸０′Ｉ）の取り
付は位置が決められでいる。

つまり、ローラ０ωの外周面とテーブル（１）の環状溝
（３）との間の原料を挟圧する隙間のローラ軸０ηを含
む垂直面で切断した断面形状は、テーブル（１）の半径
方向外側はどその面積が小さくなるように、換言すれば
このテーブル（１）の外側寄りの隙間り。

（以下、出口部り、という）が中心側寄りの隙間り、よ
り小さくなるように設定されている。

次に、上記構成になる竪型ローラミルの作用態様を説明
すると、テーブル（１）の中央部に供給された原料は、
上記テーブル（１）の回転によって生じる遠心力により
その半径方向、つまり環状溝（３）内に移動する。さす
れば、環状溝（３）内に移動した原料は、この環状溝（
３）の上の押圧されるローラ０ωとの間の隙間に噛込ま
れて挟圧粉砕される。上記したようにこの隙間は、テー
ブル（１）の径方向の外方に向かう程その断面稍が縮小
する、いわゆる模状に形成されているので、粉砕が不充
分な所定粒径より大径の粉粒体は出口部Ｄ１で詰まり、
この出口部り、からの排出が阻止されるので、充分に粉
砕された所定粒径以下のむ１粒体のみが出口部り、から
排出される。このように出口部り、の隙間を一定の間隔
に維持することにより、粉砕効率を向上させ、かつ振動
の発生を減少させている。

〔発明が解決しようとする課題〕

近年益々？Ｍ雑な形状の部品や、特性の優れた材料を必
要とする分野では多種多様の材質、かつ異なった粒度の
粉粒製品が要求され、多品種少量の粉粒製品の生産を可
能ならしめる竪型ローラミルが要求されるようになって
きた。ところが、上記従来の竪型ローラミルは、例えば
セメントクリンカや高炉スラグ等の単一品質の原料で、
その性状に若干の差はあっても常に一定粒度の粉粒製品
を得る、いわゆる単一品種の製品を大型生産するのに適
するように作られている関係上、特定の原料を特定の粒
度に粉砕する場合には粉砕効率が良く、また振動の防止
効果は大きかったが、テーブルの環状溝とローラとの間
の隙間を原料の性状や製品粒度に合うような最適隙間に
１Ｊｉｌ整できず、多種多様の製品を得るのに一台のロ
ーラミルで対応することができないという問題点があっ
た。

従って、本発明は粉砕部の隙間を容易に調整することが
でき、多種多様の性状の異なった原料でも要求される粒
度にわ）砕することができる竪型ローラミルの提供を目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記した問題点を解決する為になされたもので
あって、従って第一発明に係る竪型ローラミルの構成は
、垂直軸心上りに回転自在に支持されるわ）砕テーブル
の上面と、ローラ軸に回転自在に支承されると共に粉砕
テーブルの上面に押圧される粉砕ローラとの間で、該テ
ーブル上に供給された原料を挟圧、粉砕する竪型ローラ
ミルにおいて、前記粉砕テーブルを昇降装置により昇降
自在に支持したことを特徴とする。

また、第二発明に係る竪型ローラミルの構成は、垂直軸
心上りに回転自在に支持される粉砕テーブルの上面と、
ローラ軸に回転自在に支承されると共にわ）砕テーブル
の上面に押圧される粉砕ローラとの間で、該テーブル上
に供給された原料を挟圧、粉砕する竪型ローラミルにお
いて、前記ローラを支持するローラ軸をその長手方向の
軸線方向に移動自在に支持したことを特徴とする。

〔作用〕

本発明では竪型ローラミルを以上のような構成にしたの
で、テーブルを昇降装置により昇降させ、あるいはロー
ラ軸をその軸線方向に移動させると、このテーブシレの
環状溝とローラ外周面の間のｆＬ’ｆＦａが変化するの
で、その隙間を容易に調整することができる。

（実施例） 本発明の実施例を、第１図と第２図とを参照しながら以
下に説明する。

１二１重貫 この第一実施例を、その一部切欠側面断面図の第１図に
基づいて説明する。

即ち、図に示す符号（１）は電動ａ（７）により継手（
８）を介して駆動される減速機（９）により垂直軸心円
りに回転自在に支持されるテーブルであり、このテーブ
ル（１）は本出願人の出願になる特開昭６０−１２１５
１号公報に記載されているテーブルと回構成で、このテ
ーブル〔１）の上面にこれの回転中心を中心とすると共
に、下方に湾曲した凹曲面を有する環状溝（２）が設け
られている。そして、前記テーブル（＋）、電動機（７
）、減速機（９）を囲繞する状態で配置されているフレ
ーム（６）の上面には支持体（５）が１．ｉｌ勤可能に
支持され、この支持体（５）によりローラ軸（４）が支
持されると共に、このローラ軸（４）の先端で、かつ前
記ｆｆ１ｆ溝（２）に外周が対応する位置にローラ（３
）が回転自在に支持されている。また、前記電動１（７
）、減速機（９）は昇降台板００）の上面に固設される
と共に、この昇降台板０■は２Ｓ台０′Ｄの上部に配設
された軌道Ｑ４）上を転勤する車輪０２）を介して移動
自在に支持された走行台０１）の上に設けられた昇降リ
ンク機構Ｑｌによって支持されている。この昇降リンク
機構ＱＯの構成の詳細は、周知の機構になる構成であっ
て、四つのリンク（２１）をピン連結して、いわゆる菱
形に構成したものをニセソト並設し、それら各セットの
上側折曲部（２２）を前記昇降台板００の底面側に、ま
た下側折曲部（２３）を走行台（１１）の上面側に固着
すると共に、図における左右の折曲部（２４）の各々に
設けたボス（２５）に螺刻した雌螺子に、螺子棒（２６
）を螺合して、この螺子棒（２６）の−端側にハンドル
θωを取付けた。そして、前記左右の折曲部（２４）の
各々に設けたボス（２５）に螺刻した雌螺子は、一方を
右螺子とし、他方を左螺子としており、ハンドル０５１
を回転することによりこのハンドル０９の回転方向と回
転程度に対応して、このリンク機構ＱＩの上側折曲部（
２２）が黒矢印で示すように上下移動する構造とした。

なお、上側に開口部（１６ａ）を存し、かつローラ（３
）を覆・）状態で設けられているものはミルケース０ω
であり、また走行台（１１）の下面に下方に向かって突
出すると共に、その下端側が軌道０４に設けた孔に嵌合
されているビシはこの走行台（１１）の位置決めビン側
であり、また符号００を付したものは粉砕された粉粒製
品を」下方に吹あげて前記開口部（１６ａ）からこの粉
粒製品を排出させる圧縮空気を噴射する噴射ノズルであ
り、符号０つ付したものは噴射ノズル０８）に圧縮空気
を供給する為の風箱である。

以下に、上記竪型ローラミルの作用態様を説明すると、
テーブル（１１とローラ（３）とによって所定の粉粒径
以下に粉砕された粉粒製品は、従来の基型ローラミルと
全く同様に、風箱０つを介して供給され、そして噴射ノ
ズル０■から噴射される噴出空気によって上方に運び上
げられ、次いでミルケース０ωの上方の開口部（１６ａ
）から排出されると共に回収されるが、原料の材質の変
更や製品の粒度変更に際してはテーブル（１）とローラ
（３）の間の隙間変更が以下のように行われる。つまり
、ハンドル０５）を１’１転するとリンク機構１２［有
］の上側折曲部（２２）が昇降移動するので、この上側
折曲部（２２）によって支持されている昇降台板０ωは
ハンドルθ９の回転量と回転方向に応じて昇降する。故
に、テーブル（＋）も昇降するから、テーブル（＋）と
ローラ（３）外周面との間の隙間を自由自在に変更、調
整することができるノテ、この−白の竪型ローラミルで
原１１の材質が異なり、かつ粒径が相違する各種粒径の
粉粒製品を容易に製造することが可能になった。しかも
、この実施例では、走行台（１０を軌道Ｃ４の長手方向
に移動自在に支持した構成とした為、ハンドル０５）の
回転操作によりリンク機構ＱΦの上側折曲部（２２）を
下降させてテーブル（１）を降下させ、位置決めビン０
３）を軌道側に設置Ｊた孔から取外ゼぼ、容易に走行台
（１０をフレーム（６）の外方に搬出できるので、テー
ブル（１）上面の環状溝（２）面の摩耗状況の点検や、
減速機（り）、電動機（７）の保守点検整備を容易に行
い得るというメインテナンス上の効果もある。

第二尖施貫 この第二実施例を、その主要部構成説明図の第２図に基
づいて説明する。なお、本実施例と第一実施例との相違
点は電動機、減速機を支持する白板が固定されているこ
とと、ローラの支持方法にあるから、それらの相違点だ
けの説明に止める。

即ち、ローラ（３）を回転自在に支持するローラ軸（４
）の他端側に雄螺子（４ａ）を螺刻し、かつこのＵ？螺
子（４ａ）にナツト（４ｂ）を螺着すると共に、このナ
ラ）　（４ｂ）よりもこのｔ、’ｔｔ　ｄｓ子（４ａ）
の先端側を、テーブル（１）の中心側よりに傾いた状態
で、フレーム（６）の上面に固着されている支持体（５
）のｎ通孔に嵌挿し、さらにこの支持体（５）から突出
した部位の雄螺子（４ａ）にナツト（４ｅ）を螺着して
、ローラ軸（４）を固定してなる構成とした。故に、ナ
ンド（４ｂ）、（４ｃ）を弛めることにより、ローラ軸
（７１）を、黒矢印で示すようにその長平方向に移動さ
せれば、支持体（５）の（頃斜によりローラ軸（４）も
傾斜している関係上、このローラ（３）の高さ位置が変
化するから、テーブル（１）とローラ（３）の間の隙間
を容易に！ｌ！整することが可能になるので、この第二
実施例になる竪型ローラミルの作用、効果は第一実施例
と同効である。

また、竪型ローラミルを上記した第一・実施例になる構
成と、第二実施例になる構成とを合わせた構成にするこ
とも可能である。

なお、以上説明した実施例は本発明の具体例に１ぎす、
従ってこの実施例によってこの発明の技術的思想の範囲
が限定されるものではない。

〔発明の効果〕

本発明では、テーブルを昇降自在に支持し、あるいはロ
ーラ軸をその長平方向の軸心方向に移動自在に支持して
、このテーブルとローラとの間の隙間を容易にｍ整でき
る構成とした。

故に、テーブルの環状溝とローラの外周面との間の隙間
を自由自在に調整することができる為、−台の竪型ロー
ラミルで、多種多様の性状を持った原料に対しても、要
求される広範囲な製品粒度に対しても通用することがで
きるようになった。

また、テーブルの摩耗が進行しても、新しくテーブルを
取り替えずに隙間を調整するだけで要求される製品粒度
を維持できるのに加えて、隙間の拡大によるＵＡ勤の発
生に基づく生産能力の低下も容易に抑制できるようにな
った。

さらに、テーブルを昇降自在に支持する昇降装置は、移
動自在である為、テーブルを降下させ位置決めピンを抜
けば、このテーブルを所定の位置に移（１でき、テーブ
ルの環状溝の摩耗状況、減速機、電動機の点検等のメン
テナンスを極めて容易に行うことができるようにもなっ
た。

従って、本発明によって粉砕部の隙間を容易にｉＪ！Ｊ
整することができ、多種多様の性状の異なった原料でも
要求される粒度に粉砕することができる極めて優れ、か
つ有用な竪型ローラミルを実現することができたのであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例になる竪型ローラミルの一
部切欠側面断面図、第２図は本発明の第二実施例になる
竪型ローラミルの要部構成説明図、第３図は従来の竪型
ローラミルの要部構造説明図である。 （１）−わ）砕テーブル、（３）−郭）砕ローラ、（４
）−ローラ軸、＜４ａＬ−ｊｊｔ螺子、（４ｂ）、（４
ｃ）−ナツト、（５）−支持体、（６）−フレーム、０
（Ｄ−昇降台板、ａｌ）−走行台、０り一車輪、側−軌
道、ＱＩ−リンク機構、（２２）−一上側折曲部、（２
３Ｌ−下側折曲部、（２４Ｌ−左右の折曲部、（２５）
−ボス、（２Ｇ）−螺子棒。 特許出願人　株式会社神戸製鋼所

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）垂直軸心廻りに回転自在に支持される粉砕テーブ
   ルの上面と、ローラ軸に回転自在に支承されると共に粉
   砕テーブルの上面に押圧される粉砕ローラとの間で、該
   テーブル上に供給された原料を挟圧、粉砕する竪型ロー
   ラミルにおいて、前記粉砕テーブルを昇降装置により昇
   降自在に支持したことを特徴とする竪型ローラミル。
2. （２）垂直軸心廻りに回転自在に支持される粉砕テーブ
   ルの上面と、ローラ軸に回転自在に支承されると共に粉
   砕テーブルの上面に押圧される粉砕ローラとの間で、該
   テーブル上に供給された原料を挟圧、粉砕する竪型ロー
   ラミルにおいて、前記ローラを支持するローラ軸をその
   長手方向の軸線方向に移動自在に支持したことを特徴と
   する竪型ローラミル。