JPH0515795A - 竪型粉砕機 - Google Patents
竪型粉砕機Info
- Publication number
- JPH0515795A JPH0515795A JP26680691A JP26680691A JPH0515795A JP H0515795 A JPH0515795 A JP H0515795A JP 26680691 A JP26680691 A JP 26680691A JP 26680691 A JP26680691 A JP 26680691A JP H0515795 A JPH0515795 A JP H0515795A
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- JP
- Japan
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- raw material
- rotary table
- crushing
- crushing roller
- vertical crusher
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 竪型粉砕機の回転テーブルに供給した原料が
すべて粉砕ローラに当接して噛込まれ粉砕されることに
より粉砕効率を向上させる。 【構成】 竪型粉砕機１の中心線上に垂下した原料投入
シュート１７に，円筒の下端に開口３０ａを設け，該開
口３０ａの両外側に平面視において回転テーブル３Ａ上
に落下した粒子の軌跡に沿って屈曲した曲面板３０ｂを
接続した案内管３０を接続した構成とした。
すべて粉砕ローラに当接して噛込まれ粉砕されることに
より粉砕効率を向上させる。 【構成】 竪型粉砕機１の中心線上に垂下した原料投入
シュート１７に，円筒の下端に開口３０ａを設け，該開
口３０ａの両外側に平面視において回転テーブル３Ａ上
に落下した粒子の軌跡に沿って屈曲した曲面板３０ｂを
接続した案内管３０を接続した構成とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の竪型粉砕機は回転テーブ
ルと粉砕ローラとの協働により，セメント原料，石炭，
セメントクリンカ，スラグ，セラミックス等各種の化学
品などの原料を粉砕する竪型粉砕機に関し，特に粉砕効
率の向上を企図した竪型粉砕機に関するものである。
ルと粉砕ローラとの協働により，セメント原料，石炭，
セメントクリンカ，スラグ，セラミックス等各種の化学
品などの原料を粉砕する竪型粉砕機に関し，特に粉砕効
率の向上を企図した竪型粉砕機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】石灰石やスラグ，セメント原料などの原
料を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として，図４
に示すように，回転テーブルと粉砕ローラとを備えた竪
型粉砕機１が広く用いられている。この種の粉砕機は，
円筒状ケーシング１５の下部においてモータ２Ａにより
減速機２で駆動されて低速回転する円盤状の回転テーブ
ル３Ａと，その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に
油圧などで圧接されて従動回転する複数個の粉砕ローラ
４とを備えている。
料を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として，図４
に示すように，回転テーブルと粉砕ローラとを備えた竪
型粉砕機１が広く用いられている。この種の粉砕機は，
円筒状ケーシング１５の下部においてモータ２Ａにより
減速機２で駆動されて低速回転する円盤状の回転テーブ
ル３Ａと，その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に
油圧などで圧接されて従動回転する複数個の粉砕ローラ
４とを備えている。
【０００３】粉砕ローラ４はケーシング１５に軸６によ
って揺動自在に軸支されたアーム５とアーム７を介して
油圧シリンダ９のピストンロッド１０に連結されてお
り，油圧シリンダ９を作動させることにより，粉砕ロー
ラ４を回転テーブル３Ａ上に押圧して原料への粉砕圧力
を与えている。３Ｂは回転テーブル３Ａの外周縁に設け
られ原料層圧を調整するダムリング，１４は回転テーブ
ル３Ａ周囲のガス吹上用環状空間通路，１３は羽根１３
Ａにより粉砕された原料を分級する回転セパレータ，１
６はガスと共に製品を取出すガス排出口，１７は原料投
入シュートである。
って揺動自在に軸支されたアーム５とアーム７を介して
油圧シリンダ９のピストンロッド１０に連結されてお
り，油圧シリンダ９を作動させることにより，粉砕ロー
ラ４を回転テーブル３Ａ上に押圧して原料への粉砕圧力
を与えている。３Ｂは回転テーブル３Ａの外周縁に設け
られ原料層圧を調整するダムリング，１４は回転テーブ
ル３Ａ周囲のガス吹上用環状空間通路，１３は羽根１３
Ａにより粉砕された原料を分級する回転セパレータ，１
６はガスと共に製品を取出すガス排出口，１７は原料投
入シュートである。
【０００４】このような竪型粉砕機において，回転テー
ブルの中央部へ原料投入シュート１７で供給された原料
は，回転テーブル３Ａの回転によりテーブル半径方向の
遠心力を受けて回転テーブル３Ａ上を滑るときに回転テ
ーブル３Ａにより回転方向の力を受け，回転テーブル３
Ａとの間で滑って回転テーブル３Ａの回転数よりいくら
か遅い回転を行なう。以上２つの力，すなわち，半径方
向と回転方向の力とが合成され，原料は回転テーブル３
Ａ上を渦巻状の軌跡を描いて回転テーブル３Ａの外周部
へ移動する。この外周部には，ローラが圧接されて回転
しているので，渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ４と回
転テーブル３Ａとの間へローラ軸方向とある角度をなす
方向から進入して噛込まれて粉砕される。図３は回転テ
ーブル３Ａの中央部に供給された原料粒子が回転テーブ
ル上を移動する軌跡を実際の竪型粉砕機の寸法や回転
数，摩擦係数等を用いてシミュレーションした結果を示
し，粉砕ローラ４の位置Ｂに対して，粉砕ローラに当接
する軌跡Ａ１と粉砕ローラに当接しないでオーバフロー
する軌跡Ａ２とがあるのがわかる。計算の結果，４ロー
ラの場合全粒子のうち約３８％の粒子が粉砕ローラへ当
接し，残りの６２％は当接しないでオーバフローするこ
とがわかった。
ブルの中央部へ原料投入シュート１７で供給された原料
は，回転テーブル３Ａの回転によりテーブル半径方向の
遠心力を受けて回転テーブル３Ａ上を滑るときに回転テ
ーブル３Ａにより回転方向の力を受け，回転テーブル３
Ａとの間で滑って回転テーブル３Ａの回転数よりいくら
か遅い回転を行なう。以上２つの力，すなわち，半径方
向と回転方向の力とが合成され，原料は回転テーブル３
Ａ上を渦巻状の軌跡を描いて回転テーブル３Ａの外周部
へ移動する。この外周部には，ローラが圧接されて回転
しているので，渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ４と回
転テーブル３Ａとの間へローラ軸方向とある角度をなす
方向から進入して噛込まれて粉砕される。図３は回転テ
ーブル３Ａの中央部に供給された原料粒子が回転テーブ
ル上を移動する軌跡を実際の竪型粉砕機の寸法や回転
数，摩擦係数等を用いてシミュレーションした結果を示
し，粉砕ローラ４の位置Ｂに対して，粉砕ローラに当接
する軌跡Ａ１と粉砕ローラに当接しないでオーバフロー
する軌跡Ａ２とがあるのがわかる。計算の結果，４ロー
ラの場合全粒子のうち約３８％の粒子が粉砕ローラへ当
接し，残りの６２％は当接しないでオーバフローするこ
とがわかった。
【０００５】一方，ケーシング１５の基部にはダクト１
４Ａによって空気，あるいは熱風などのガスが導かれて
おり，このガスが回転テーブル３Ａの外周面とケーシン
グ１５の内周面との間の環状空間部１４から吹き上がる
ことにより，粉砕された微粉体はガスに同伴されてケー
シング１５内を上昇し，上部に位置するセパレータ１３
の羽根１３Ａにより分級作用を受け，所定粒度の製品は
ガスと共に排出口１６から排出され次の工程へ送られ
る。
４Ａによって空気，あるいは熱風などのガスが導かれて
おり，このガスが回転テーブル３Ａの外周面とケーシン
グ１５の内周面との間の環状空間部１４から吹き上がる
ことにより，粉砕された微粉体はガスに同伴されてケー
シング１５内を上昇し，上部に位置するセパレータ１３
の羽根１３Ａにより分級作用を受け，所定粒度の製品は
ガスと共に排出口１６から排出され次の工程へ送られ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき従来の竪
型粉砕機においては，テーブル上において，粉砕ローラ
の噛込み側に到達した被粉砕物のうちかなりの量のもの
（約６割）が粉砕ローラに噛込まれずに環状空間部へ押
し流されていくのが普通である。このように，大部分の
原料は回転テーブル３Ａへ供給されても粉砕ローラに当
接することなく回転テーブル３Ａを溢流するので，これ
らの粒子を回転テーブル３Ａの外周に設けた環状空間部
に流速２０〜５０ｍ／ｓｅｃ程度の高速の上昇気流を流
すことにより吹き上げて再び回転テーブル３Ａ上へ戻し
てやる必要がある。また，折角回転テーブル３Ａに戻さ
れた粒子もその落下位置は必ず軌跡Ａ１上へ落ちるとは
限らず，徒らに回転テーブルとオーバフローとを繰り返
す粒子が多くファン動力を浪費させる結果となってい
た。したがって，投入した原料粒子はなるべく粉砕ロー
ラへ当接するように何らかの対策が望まれていた。
型粉砕機においては，テーブル上において，粉砕ローラ
の噛込み側に到達した被粉砕物のうちかなりの量のもの
（約６割）が粉砕ローラに噛込まれずに環状空間部へ押
し流されていくのが普通である。このように，大部分の
原料は回転テーブル３Ａへ供給されても粉砕ローラに当
接することなく回転テーブル３Ａを溢流するので，これ
らの粒子を回転テーブル３Ａの外周に設けた環状空間部
に流速２０〜５０ｍ／ｓｅｃ程度の高速の上昇気流を流
すことにより吹き上げて再び回転テーブル３Ａ上へ戻し
てやる必要がある。また，折角回転テーブル３Ａに戻さ
れた粒子もその落下位置は必ず軌跡Ａ１上へ落ちるとは
限らず，徒らに回転テーブルとオーバフローとを繰り返
す粒子が多くファン動力を浪費させる結果となってい
た。したがって，投入した原料粒子はなるべく粉砕ロー
ラへ当接するように何らかの対策が望まれていた。
【０００７】このように，竪型粉砕機１内で未だ粉砕さ
れずに所望の粒度に至らない粒子が多く存在すると，ミ
ル内濃度が大きくなり粉砕部やセパレータ１３へ加えら
れる負荷が大きくなり，分級効率の低下をもたらし易
い。さらに，環状空間部へ多量の被粉砕物が押し流され
ることにより，該環状空間部の通気圧損が増大し，これ
によってファン動力が増大する。特に比較的被粉砕性の
悪い物性を有する原料を超微粉砕する場合には，ミル振
動が頻発することが多く，振動値（振幅）が特に大きい
場合には機器の損傷や運転不能に陥って止むなく運転休
止に追い込まれることがあった。
れずに所望の粒度に至らない粒子が多く存在すると，ミ
ル内濃度が大きくなり粉砕部やセパレータ１３へ加えら
れる負荷が大きくなり，分級効率の低下をもたらし易
い。さらに，環状空間部へ多量の被粉砕物が押し流され
ることにより，該環状空間部の通気圧損が増大し，これ
によってファン動力が増大する。特に比較的被粉砕性の
悪い物性を有する原料を超微粉砕する場合には，ミル振
動が頻発することが多く，振動値（振幅）が特に大きい
場合には機器の損傷や運転不能に陥って止むなく運転休
止に追い込まれることがあった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め，本発明の竪型粉砕機は，回転テーブル外周部上面に
複数個の回転自在な粉砕ローラを配置し，粉砕機の上部
に配設したセパレータの中心軸を上下に貫通して設けた
原料投入シュートから供給した原料を，粉砕ローラに所
定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ローラ周
面との間で粉砕する竪型粉砕機において，円筒の下端に
円周複数個の開口を設け，かつ，該開口を挾んで該回転
テーブル上の落下粒子の移動軌跡に沿って屈曲した曲面
板を該開口の外側に接続してなる原料の案内管を，前記
原料投入シュートに接続した構成とした。
め，本発明の竪型粉砕機は，回転テーブル外周部上面に
複数個の回転自在な粉砕ローラを配置し，粉砕機の上部
に配設したセパレータの中心軸を上下に貫通して設けた
原料投入シュートから供給した原料を，粉砕ローラに所
定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ローラ周
面との間で粉砕する竪型粉砕機において，円筒の下端に
円周複数個の開口を設け，かつ，該開口を挾んで該回転
テーブル上の落下粒子の移動軌跡に沿って屈曲した曲面
板を該開口の外側に接続してなる原料の案内管を，前記
原料投入シュートに接続した構成とした。
【０００９】
【作用】本発明の竪型粉砕機においては，原料投入シュ
ートに案内管を接続し，案内管に設けた開口から出た粒
子は粉砕ローラに当接するような軌跡に沿って設けられ
た曲面板によって強制的に移動するので粉砕ローラに当
接し，粉砕ローラに当接しないでそのまま回転テーブル
を溢流することが防止される。したがって，粉砕効率が
向上するとともに，ミル内圧力損失が減少する結果処理
能力が増え生産性が向上する。また，振動値の小さな安
定連続運転が可能となってメインテナンス性および運転
操作性が改善される。
ートに案内管を接続し，案内管に設けた開口から出た粒
子は粉砕ローラに当接するような軌跡に沿って設けられ
た曲面板によって強制的に移動するので粉砕ローラに当
接し，粉砕ローラに当接しないでそのまま回転テーブル
を溢流することが防止される。したがって，粉砕効率が
向上するとともに，ミル内圧力損失が減少する結果処理
能力が増え生産性が向上する。また，振動値の小さな安
定連続運転が可能となってメインテナンス性および運転
操作性が改善される。
【００１０】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
詳細に説明する。図１〜図３は本発明に係る竪型粉砕機
の実施例を示し，図１は竪型粉砕機の全体縦断面図，図
２は粉砕部の概略平面図，図３は回転テーブル上の落下
軌跡の平面説明図である。
詳細に説明する。図１〜図３は本発明に係る竪型粉砕機
の実施例を示し，図１は竪型粉砕機の全体縦断面図，図
２は粉砕部の概略平面図，図３は回転テーブル上の落下
軌跡の平面説明図である。
【００１１】図において，セパレータ１３の回転軸１３
ｂの中に回転軸１３ｂと同心に原料投入シュート１７が
配設され，その下端にはフランジを介して案内管３０が
接続される。案内管３０は円筒の下部に粉砕ローラ４の
個数（本実施例では４個）と同数の矩形の開口３０ａが
等間隔で設けられ，開口３０ａの外側の両側には各々，
図３に示した回転テーブル３Ａの中央に落下した粒子の
軌跡Ａのうち，粉砕ローラ４に当接する軌跡Ａ１に沿っ
て屈曲された曲面板３０ｂ，３０ｂが取り付けられる。
円筒および曲面板３０ｂの下端と回転テーブル３Ａの上
面は約１０〜２０ｍｍとし，投入した原料の大塊直径よ
り小さい間隙に保持される。
ｂの中に回転軸１３ｂと同心に原料投入シュート１７が
配設され，その下端にはフランジを介して案内管３０が
接続される。案内管３０は円筒の下部に粉砕ローラ４の
個数（本実施例では４個）と同数の矩形の開口３０ａが
等間隔で設けられ，開口３０ａの外側の両側には各々，
図３に示した回転テーブル３Ａの中央に落下した粒子の
軌跡Ａのうち，粉砕ローラ４に当接する軌跡Ａ１に沿っ
て屈曲された曲面板３０ｂ，３０ｂが取り付けられる。
円筒および曲面板３０ｂの下端と回転テーブル３Ａの上
面は約１０〜２０ｍｍとし，投入した原料の大塊直径よ
り小さい間隙に保持される。
【００１２】以上のように構成された案内管３０を原料
投入シュート１７に接続することによって，原料投入シ
ュート１７へ供給され回転テーブル３Ａ上へ落下した原
料粒子は，図３に示した軌跡Ａ２（粉砕ローラに当接し
ない）の運動は案内管３０に阻止されて実施されず，軌
跡Ａ１（粉砕ローラに当接する）の運動のみ開口３０ａ
によって許容されて回転テーブル３Ａ上を移動し，粉砕
ローラ４に当接することになる。
投入シュート１７に接続することによって，原料投入シ
ュート１７へ供給され回転テーブル３Ａ上へ落下した原
料粒子は，図３に示した軌跡Ａ２（粉砕ローラに当接し
ない）の運動は案内管３０に阻止されて実施されず，軌
跡Ａ１（粉砕ローラに当接する）の運動のみ開口３０ａ
によって許容されて回転テーブル３Ａ上を移動し，粉砕
ローラ４に当接することになる。
【００１３】この結果，落下原料粒子は強制的にほとん
どすべてが粉砕ローラ４へ当接するので粉砕効率が大幅
に向上するとともに，環状空間部を上昇させる気流も回
転テーブル３Ａを溢流する粒子径が粉砕によって小径化
している分だけ小さくすることができるのでファン動力
は低減される。また，粉砕効率の上昇に伴って必然的に
ミル内圧力損失は減少するから，ミル負荷は減少しその
分処理量をアップすることができるほか，振動の小さい
安定した運転を継続できる。
どすべてが粉砕ローラ４へ当接するので粉砕効率が大幅
に向上するとともに，環状空間部を上昇させる気流も回
転テーブル３Ａを溢流する粒子径が粉砕によって小径化
している分だけ小さくすることができるのでファン動力
は低減される。また，粉砕効率の上昇に伴って必然的に
ミル内圧力損失は減少するから，ミル負荷は減少しその
分処理量をアップすることができるほか，振動の小さい
安定した運転を継続できる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように，本発明の竪型粉砕
機は案内管を設けることによって，投入した原料が確実
に粉砕ローラに当接するから，ワンパス粉砕が可能とな
り，粉砕効率が大幅に向上する。また，竪型粉砕機内に
供給する空気量や圧力を滅らすことが可能であるためフ
ァン動力が低減できるほか，粉砕能力が増加し振動値の
小さい静かな安定した運転が継続できる。このほか，セ
メントクリンカの予備粉砕用に用いる場合には，仕上粉
砕に供する前の振動篩による粗大粒子の再循環が不要と
なるので振動篩を省略し得る。また，従来技術の竪型粉
砕機と仕上粉砕用ボールミルとを直接接続して粉砕する
セメントクリンカの粉砕設備にくらべて，ボールミルヘ
フィードされる粒径が相対的に小さくなっているので，
ボールミルの第１室の最大ボール径が小さくできるか
ら，本発明の竪型粉砕機を予備粉砕に使用することによ
って仕上粉砕の粉砕能力が増加するとともに電力原単位
が低滅される。
機は案内管を設けることによって，投入した原料が確実
に粉砕ローラに当接するから，ワンパス粉砕が可能とな
り，粉砕効率が大幅に向上する。また，竪型粉砕機内に
供給する空気量や圧力を滅らすことが可能であるためフ
ァン動力が低減できるほか，粉砕能力が増加し振動値の
小さい静かな安定した運転が継続できる。このほか，セ
メントクリンカの予備粉砕用に用いる場合には，仕上粉
砕に供する前の振動篩による粗大粒子の再循環が不要と
なるので振動篩を省略し得る。また，従来技術の竪型粉
砕機と仕上粉砕用ボールミルとを直接接続して粉砕する
セメントクリンカの粉砕設備にくらべて，ボールミルヘ
フィードされる粒径が相対的に小さくなっているので，
ボールミルの第１室の最大ボール径が小さくできるか
ら，本発明の竪型粉砕機を予備粉砕に使用することによ
って仕上粉砕の粉砕能力が増加するとともに電力原単位
が低滅される。
【図１】本発明の竪型粉砕機の実施例を示す全体縦断面
図である。
図である。
【図２】本発明の竪型粉砕機の実施例を示す粉砕部の概
略平面図である。
略平面図である。
【図３】本発明の竪型粉砕機に係る回転テーブル上の原
料粒子の落下軌跡の平面説明図である。
料粒子の落下軌跡の平面説明図である。
【図４】従来の竪型粉砕機の全体縦断面図である。
１ 竪型粉砕機 ３Ａ 回転テーブル ４ 粉砕ローラ １７ 原料投入シュート ３０ 案内管 ３０ａ 開口 ３０ｂ 曲面板 Ａ 原料粒子の軌跡 Ａ１ 軌跡（粉砕ローラに当接） Ａ２ 軌跡（粉砕ローラに当接しない） Ｂ 粉砕ローラの位置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 回転テーブル外周部上面に複数個の回転
自在な粉砕ローラを配置し，粉砕機の上部に配設したセ
パレータの中心軸を上下に貫通して設けた原料投入シュ
ートから供給した原料を，粉砕ローラに所定の粉砕圧力
を与えて回転テーブル上面と粉砕ローラ周面との間で粉
砕する竪型粉砕機において， 円筒の下端に円周複数個の開口を設け，かつ，該開口を
挾んで該回転テーブル上の落下粒子の移動軌跡に沿って
屈曲した曲面板を該開口の外側に接続してなる原料の案
内管を，前記原料投入シュートに接続したことを特徴と
する竪型粉砕機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26680691A JPH0515795A (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 竪型粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26680691A JPH0515795A (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 竪型粉砕機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515795A true JPH0515795A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=17435938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26680691A Pending JPH0515795A (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 竪型粉砕機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515795A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160105096A (ko) * | 2015-02-27 | 2016-09-06 | 두산중공업 주식회사 | 미분기 운동 진동 저감을 위한 연료 투입구 연장관 및 미분장치 |
| JP2020059523A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | 日東精工株式会社 | 包装機 |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP26680691A patent/JPH0515795A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160105096A (ko) * | 2015-02-27 | 2016-09-06 | 두산중공업 주식회사 | 미분기 운동 진동 저감을 위한 연료 투입구 연장관 및 미분장치 |
| JP2020059523A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | 日東精工株式会社 | 包装機 |
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