JPS6019482Y2 - 多導体スペ−サ - Google Patents

多導体スペ−サ

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Publication number
JPS6019482Y2
JPS6019482Y2 JP1979043990U JP4399079U JPS6019482Y2 JP S6019482 Y2 JPS6019482 Y2 JP S6019482Y2 JP 1979043990 U JP1979043990 U JP 1979043990U JP 4399079 U JP4399079 U JP 4399079U JP S6019482 Y2 JPS6019482 Y2 JP S6019482Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
bolt
coil spring
rubber
frame
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979043990U
Other languages
English (en)
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JPS55145833U (ja
Inventor
武男 宗像
Original Assignee
古河電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 古河電気工業株式会社 filed Critical 古河電気工業株式会社
Priority to JP1979043990U priority Critical patent/JPS6019482Y2/ja
Publication of JPS55145833U publication Critical patent/JPS55145833U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はダンパー効果をもった多導体スペーサに関する
ものである。
従来円形の環状フレームに放射状に多数のクランプを取
付けた多導体スペーサが用いられている。
しかしてフレームに取付けられたクランプはそれぞれ可
動的にすなわち第4図に示すように方形フレーム1′の
クランプ取付部にテーパーをもったボルト孔2′を設け
、このボルト孔2′にクランプ本体3′を連結したボル
ト4′を挿通し、これにコイルばね5′を介しナツト6
′を締付けている。
したがってクランプはフレーム1′に設けたテーパーを
もったボルト孔2′と圧着したコイルばね5′により可
動的に取付けられているがスペーサのダンパー効果は、
コイルばね5′の弾性変形に基づく弾性ヒステリシス損
による振動エネルギーの消費量に左右され、上記弾性ヒ
ステリシス損が大きければそれだけダンパー効果が大き
くなる。
しかし、上記スペーサのコイルばね5′は、その弾性変
形量は少く、充分なダンパー効果を期待出来なかった。
そこで第5図に示すようにフレーム1′に設けたテーパ
ーを有するボルト孔2′の部分にゴムブッシング7′を
挿入し、クランプ本体3′を連結したボルト4′をゴム
ブッシング7′ヲ介しナツト6′を締付けてクランプを
フレーム1′に取付けたものが開発された。
これによると電線を把持したクランプ、したがってクラ
ンプ本体3′が振動するとクランプ取付部のゴムブッシ
ング7′が弾性変形し、振動エネルギを吸収するカ1、
コムブッシング7′には取付けによる荷重が加わり、ゴ
ムブッシング7′の取付お初期には弾性変形するが、使
用中に次第に弾性を失ない、永久変形してダンパー効果
を喪失する。
本考案はこれに鑑み長期間の使用にも弾性変形を維持す
るようにしたもので、クランプ本体を連結したボルトに
、半径方向へ互いに隣接して配置されている円筒状のゴ
ム様弾性体とコイルばねとを嵌挿し、ボルトの露出端に
ナツトを締付けたことを特徴としている。
次にこれを図面に基づいてさらに詳細に説明する。
第1図は本考案になる四導体スペーサの一例を示したも
ので、各クランプは円形の環状フレーム1に放射状に取
付けられ、環状フレーム1のクランプ取付部にはテーパ
をもったボルト孔2が穿設され、この部分にクランプ本
体3を連結したボルト4を挿通し、ボルト4の露出端に
ナツト6を締付けて固着した点は従来のものと同じであ
るが本考案においてはテーパをもったボルト孔2に挿通
したボルト4に、半径方向へ互いに隣接して配置されて
いる円筒状のゴム様弾性体7とコイルばね5を嵌挿し、
ナツト6を締付けたのである。
すなわちクランプ本体3を連結したボルト4を円筒状の
ゴム様弾性体7とコイルばね5の三者を介し締付けたの
で(第2図参照)、電線の変動によりクランプに加わる
荷重はこの三者に加わり、ゴム様弾性体7はコイルばね
5の助けにより永久変形することなく、長期に亘り弾性
変形し、スペーサのダンパー効果を発揮するのである。
また、ボルト4をゴム様弾性体7を嵌挿させたことによ
りゴム様弾性体7はその軸線方向に弾性変形し、弾性ヒ
ステリシス損に加え、ボルト4とゴム様弾性体7内面と
の間で摩擦損が生じ振動エネルギーを効率よく消費する
第6図は第2図の実施例の弾性変形部、すなわちコイル
ばね5とゴム様弾性体7との総体の弾性変形量と荷重と
の関係を、第4図のスペーサにおけるコイルばね5′の
ものと対比して示している。
本考案では従来のものに比してヒステリシス損が著しく
増大していることが分かる。
ゴム様弾性体7としてはクロロプレン、シリコンゴム、
その他ヒスティシス損の大きいゴムプラスチックを主体
とした弾性体を使用し、コイルばね5は円筒状のゴム様
弾性体7の補強のために用いるのでばね常数が3−30
kg/Trr11にと比較的小さいものでよく、圧縮変
形時の両者の摩擦損を大きくするため、第3図に示すよ
うにゴム様弾性体7の外周にコイルばね5のピッチに合
った螺旋溝8を設け、この螺旋溝8にコイルばね5が嵌
合するよう設けるのを可とする。
さらにクランプ本体3を連結したボルト4に円筒状のゴ
ム様弾性体7とコイルはね5を嵌挿してナツト6を締付
けるが、第3図に示すように円筒状のゴム様弾性体7と
コイルばね5を部分しフレーム1の内外側のボルト4の
部分に嵌挿するようにしてもよく、このようにすればク
ランプの位置はそのままで環状フレーム1の径を小さく
することができ、スペーサの小型軽量化にも有効である
図中9はボルト4に螺着したナツト6の脱落防止用の止
ピンを示す。
なお上述の実施例においては円筒状のゴム様弾性体7の
外側にコイルばね5を露出させて設けた場合を示したが
、コイルばね5の内外側にゴム様弾性体7を設は両者の
接触摩擦を大きくすることもできる。
また環状フレームとして円形のものを示したがこれに限
定されず例えば方形のものでもよく、取付けるクランプ
数を増すことにより六導体用へ導体用拾導体用のスペー
サとすることもできる。
以上説明したように本考案によれば環状フレームに設け
たボルト孔に挿通したクランプ本体を連結したボルトに
、半径方向へ互いに隣接して配置されている円筒状のゴ
ム様弾性体とコイルばねとを嵌挿し、ボルトの露出端に
ナツトを締付け、フレームにクランプを取付けたのでク
ランプの振動により円筒状のゴム様弾性体とコイルばね
が軸線方向へ弾性変形し、さらにこれらに摩擦損を生じ
、従来品例えば第4図に図示したコイルばねの弾性ヒス
テリシス損により振動エネルギーを消費するものに比し
、長期に亘り、クランプの振動エネルギを吸収し得る寿
命の長い多導体のダンパースペーサとして効果が顕著で
ありさらにコイルばねの小径比とフレームの縮小化によ
りスペーサの小型軽量化が可能になる等実用的効果が大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる多導体スペーサの一例を示す正面
図、第2図お、よび第3図はそれぞれ本考案の要部を拡
大して示した正面図、第4図および第5図はそれぞれ従
来の多導体スペーサのクランプ取付部を拡大して示した
正面図、第6図はスペーサの弾性変形部の変形量と荷重
との関係を示すグラフである。 1・・・・・・環状フレーム、2・・・・・・フレーム
1に設けたテーバを有するボルト孔、3・・・・・・ク
ランプ本体、4・・・・・・ボルト、5・・・・・・コ
イルばね、6・・・・・・ナツト、7・・・・・・円筒
状のゴム様弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状フレームに、該フレームに設けたボルト孔を介し放
    射状に多数のクランプを可動的に取付けた多導体スペー
    サにおいて、クランプ本体を連結したボルトに、半径方
    向へ互いに隣接して配置されている円筒状のゴム様弾性
    体とコイルばねとを嵌挿し、ボルトの露出端にナツトを
    締付けてフレームにクランプを取付けたことを特徴とす
    る多導体スペーサ。
JP1979043990U 1979-04-05 1979-04-05 多導体スペ−サ Expired JPS6019482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979043990U JPS6019482Y2 (ja) 1979-04-05 1979-04-05 多導体スペ−サ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979043990U JPS6019482Y2 (ja) 1979-04-05 1979-04-05 多導体スペ−サ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55145833U JPS55145833U (ja) 1980-10-20
JPS6019482Y2 true JPS6019482Y2 (ja) 1985-06-12

Family

ID=28919455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979043990U Expired JPS6019482Y2 (ja) 1979-04-05 1979-04-05 多導体スペ−サ

Country Status (1)

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JP (1) JPS6019482Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254787U (ja) * 1975-10-20 1977-04-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254787U (ja) * 1975-10-20 1977-04-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55145833U (ja) 1980-10-20

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