JPS60193424A - 肛門周辺部清浄清拭材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は肛門周辺部清浄清拭材、更に詳しくは、例えば
排便後、通常のトイレットペー、Ｑ−等で排泄物を拭き
取ったのちに、肛門周辺部に残存する排泄物を容易に除
去でき、また排便前に使用して予め肛門周辺部の皮膚に
油を塗布しておくことによシ次回の排便時に排泄物が皮
膚につきに＜＜シたシ拭き取シ易くすることによ多、肛
門周辺部を清潔に保持せしめ、ひいては痔疾等の悪化を
防止するのに有用な清浄清拭材に関する。

排便後の肛門の清拭・清浄処理には　一般にトイレット
ペーノＱ−が用いられているが、温水洗浄器や清浄綿も
ごく一部に利用されでいる。皮膚への刺激や汚れの除去
という点からは、温水洗浄が最も望ましいが、温水洗浄
器は価格も高く使用がめんどうなため普及するに至って
いない。清浄綿は、１回当りのコストが高く、使用感が
冷たく、シかも水洗トイレに流せないなどの欠点がある
。このような仁とから、排便後の肛門の清拭には、トイ
レットペー、ｅ−とちり紙が最も一般的に使用されてい
るのが実状である。

肛門の周辺部の皮膚には、細かいひだ、しわ、毛が必シ
、糞便がこれらの微細部分に、入シこみ、きれいに拭き
とるのを困難にしている。さらに、付着した残存糞便は
固化し、除去することが難しくなる。

一方、一般に用いられているトイレットペ、Ｑ−やちシ
紙は、その約７０％が故紙再生によるもので、これは物
理的に硬いもので、使用時に柔らかくするためによく揉
んで使われることもあるが、それでも皮膚に微細な擦過
傷を与えることになる。また、皮膚上に付着残存した糞
便は、細菌の繁殖源となシ、その生成分解物などによυ
、損傷皮膚の悪化を助長したシ、肛門の周辺部のかゆみ
、かぶれ、ただれの原因となる。肛門周辺部を清浄にす
ることは、公衆衛生上、一般の人々にとっても極めて大
切なことである。特に、皮膚の弱い赤ちゃんおよび寝た
きシ老人や、痔疾ガど肛門の挟病に苦しんでいる人々に
とって重大なことで、これら肛門周辺部の皮Ｉ＾に伺ら
かの傷害がるる人は、肛門周辺部の皮膚が刺激に敏感で
痛みを感じやすくなっている。そのため１．拭きとる力
を弱くすることから拭きとｐが不十分となυ、残存便量
がふえるという悪い結果を繰り返すことになる。

また、内痔核や軽度の脱肛などの痔疾者のなかには、下
着と患部との摩擦による痛みを防ぐため、排便後に肛門
の外に出た内痔核や脱肛を肛門の内に押しこまなけ・れ
ばならない人がいる。この場合、痛りを我慢して、手指
で何とか押しこんでいるのが現状で、物理的に、押しこ
みを容易にするものか望１れている。

本発明省は、斯かる現状に鑑み、排便後の使用が簡便か
つ容易で必シ、またトイレットペー、Ｑ−拭き取如後に
残存する排泄物全十分に除去することができ肛門周辺部
を清潔に保て、しかも使用後すべすべ感、さつば多感を
与える清浄清拭材を開発すべく鋭意研死した結果、特定
の油を使用すれば上記目的を達成しうることを見出し、
本発明を児成した。

すなわち、本発明はホホバ油、スクワラン及びグリセリ
ン−２−エテルヘキサノエートよル成る群から選ばれる
油の１種または２種以上を支持体に含有せしめた肛門周
辺部清浄清拭材を提供するものである。

本発明に用いられる油としては、感触的にさらつとして
おシ、肛門周辺部という特殊な部位の皮膚と良好な相和
性を有し、皮膚刺激性がなく、しかもすべすべ、さつば
シとした使用感を与えるもａ）Ｃらることが必要であり
、ホホバ油　スクワラン、グリセリントリー２−エチル
ヘキサノエートがこの目的に使用できる。従来よシベビ
ーオイル、化粧用油として汎用されている流動ノＱラフ
イン、オリーブ油、ラノリンは肛門周辺部に用いた場合
、べたつき感が残シ好ましくない。

本発明に用いられる油は単独で用いても、まｆＣ２種以
上を混合して用いてもよい。

本発明の清浄清拭材には上記油のはかに、所望によ）、
殺菌剤、消炎剤等の薬効剤、香料等を配合することがで
きる。

また本発明に用いる支持体は、紙、不織布、布、亮分子
フィルム、海綿、スボンゾなどが挙げられるが、使い易
さ、使用後の処理を考えると特に紙、不織布が好ましい
。

油性基剤の支持体への含浸方法は、含浸率が高い場合に
は、支持体を直接上配油に含浸し、その後加圧叫で過剰
の油を除去する方法：あるいは、上記油を直接支持体に
噴霧する方法等で行なうことができる。また、含浸率が
低い場合は、上記油にＤ−へキサン等の有機溶媒を混合
し、上記と同様に操作した後、有機溶媒を除去する方法
等で行なうことができるが、これらに限定されるもので
はない。

本発明の肛門周辺部の清浄清拭材の使用方法としては、
例えば排便後トイレツ）　ｄ　−／Ｑ−等で通常の拭き
取シをしたのち、またはおむつ取換え時に、本発明品を
用い拭き取りの仕上げをする方法が好ましい。更に入浴
後または排便前に本発明品を用いて肛門周辺部をぬぐう
ことに↓シその効果をｌｐ高めることができる。清拭方
法については限定されないが、本発明品はそのままある
いはトイレットペーノ９−等の上にのせ用いることがで
きる。

以下に実施例を挙げて更に詳細に脱明づ−る。

実施例１゜ 下記第１表に示す組成の油性基剤を２０×２００７１の
やわらかいトイレットペー、Ｑ−状の紙に１００％含浸
させ、痔疾に悩む人１０人に、排便後トイレットペーノ
９−で通常９清拭を打力ったのち使用してもらい、その
使用感を調べた。結果を第１表に示す。

評価基準 評価　ふきとシ時の痛み　さつばシ感すべすべ感升　痛
みを感じずに容　非常にさつ　非常にすべす易にふき取
れた　ばシして気　ペして軽快に持ちよい　動ける ＋　やや痛みを感じ　さつばシし　すべすべしたたが容
易にふき　た 増力、た −　あまり変わらな　あまり変わら　めま！ｌｌ変わら
いまたは嚇榔じる　ない　ない −一　激しい痛み　気持ち悪い　べとついて気持ちを感
じた　悪い 結果 第１表 − イ ダ 頃 卦 柘 を使用感は１０人の平均で示した。

実施例２ 現在痔疾薬を使用していない下記のような痔の症状のめ
る１５名の人にホホバ油及びグリセリントリー２−エチ
ルヘキサノエートの等佃−混合物を５Ｘ５Ｘ０．２ｃＩ
ｎの不織布に１００％會浸させたもので、排便後の清拭
を２週間にわたシ行ってもらい、その使用感ＦｉｌＦｉ
ｌべた。

結果を第２．３表に示す。

使用者の症状 排便時よくいぼがでる　５名 排便時、時々いはが出て痛み出血がある　７名排便時、
↓く桶み出血がある　３名 結果 以下余白 第２表 第３表 実施例３゜ 坪量約５０２７ｍ２、破裂強度約１．５に９／ｃｒｒ？
の２０　Ｘ　２０　ｃｍ２のノ？ルゾ紙に、ホホバＹ山
、スクワラン、及びグリセリントリー２−エチルヘキサ
ノエートの等食混合物に等量のｎ−ヘキサンを混合した
ものを、ノリル１紙と同重量含浸させた後、温風下ｎ−
ヘキサンを除去し、５０％の油を含浸させた本発明品を
作成した。

以上 出願人　花王石鹸株式会社 　１１ 代理人　弁理士有　賀　三　幸　１　ニー！ 弁理士　高　野　登志雄 弁理士小野信夫 、−２ｊ 手続抽止出（自発） 昭和５９　年１１　月　１［）　ｌＩ ′１４許庁長官志賀　学）、１１り １　事件の表示 昭和５９年特　許　１１’ｊ第５０５４６　”Ｊ２　発
明の名称 肛門周辺部清浄清拭材 ３　補正をする渚 事件との関係　出１９ｆ１人 住　ｉすｊ　東京都中央区日本橋茅場町１丁目１４番１
０号名　称　（０９１）花王石鹸株式会社 代表者丸田芳部 ６、　補正の対象 明ＩＩ！ＩＩ書の「発明の詳細な説明」の欄７、　補正
の内容 （１）明細書中、第７頁、第８行 「−二不織布が好ましい。」とある次に次文を挿入する
。

［支持体の坪量としては、特に限定はされないが、例え
ば紙では２０〜２００９／Ｃｍ２、不織布では３０〜３
００Ｆ／３”程度が好ましい。

」 （２）同、第８頁、第２行 「−ｍ−限定されるものではない。」とある次に行を換
えて次文を挿入する。

［含浸量は支持体の材質又は含浸液の組成等によって異
なるが、例えば支持体が紙の場合には４０〜２００％、
不織布の場合には５０〜４００％程度が好ましい。」 手続補正書（自発） ＋１ｔイ和５９年１１　月ン“イＥ 摘許庁長官志賀　学　殿 昭和５９年特　許　願第５０５４６号 ２　発明の名称 肛門周辺部清浄清拭材 ；３　補止をする者 小作との１シ］係　出願人 住　所　東京都中央区日本橋茅場町１丁目１４番１ｏ号
名　イ４、　（０９１）花王石鹸株式会社代表者丸田芳
部 ６、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ７、補正の内容 （１ン　明ａ畳中、第５頁、最下行 「グリセリン−２−エチルヘキサノエート」とあるを 「グリセリントリー２−エチルヘキサノエート」と訂正
する。

（２）　昭和５９年１１月１６日付提出の手続補正書中
、第２頁、第８行ないし第９行 「例えば紙では２０〜２ｏｏり／ｃＩｎ２、不織布では
３０〜３０Ｑｆ／α２程度」とあるを［例えば紙では２
０−２００　ｆ　／　ｍ”、不織布では３０〜３ＱＯ９
／ｒｎ”程度」と訂正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　ホホノ之油、スクワランおよびグリセリントリー
   ２−エチルヘキサノエートよ〕なる群から選ばれる油の
   １種または２種以上を支持体に含有せしめたことを特徴
   とする肛門周辺部清浄清拭材。