JPH0238567B2 - - Google Patents

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JPH0238567B2
JPH0238567B2 JP60276240A JP27624085A JPH0238567B2 JP H0238567 B2 JPH0238567 B2 JP H0238567B2 JP 60276240 A JP60276240 A JP 60276240A JP 27624085 A JP27624085 A JP 27624085A JP H0238567 B2 JPH0238567 B2 JP H0238567B2
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JP
Japan
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oil
wiping
cleaning
present
skin
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JP60276240A
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Kenji Hara
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Kao Corp
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  • Cosmetics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、皮膚の清浄・清拭剤、特に肛門周辺
部、陰部周辺部、腋窩周辺部等の日常生活で清
浄・清拭しずらい部位の清浄・清拭剤に関する。
更に詳しくは例えば肛門周辺部において、排便
後、通常のトイレツトペーパー等で排泄物を拭き
取つたのちに肛門周辺部に残存する排泄物を除去
し易くし、また排便前に予め肛門周辺部の皮膚に
塗布しておくことにより次回の排便時に排泄物が
皮膚につきにくくしたり拭き取り易くすることに
より、肛門周辺部を清潔に保持せしめ、痔疾、か
ぶれ、かゆみ、その他の肛門周辺部の諸症状の悪
化を防止する清浄・清拭剤組成物に関する。 また例えば女性陰部周辺部においては、月経時
の経血、分泌物を通常の方法で清拭したのちに女
性陰部周辺部に残存する経血、分泌物を除去し易
くし、また完全清拭後女性陰部周辺部の皮膚に塗
布しておくことにより、次回の月経時に経血、分
泌物が皮膚につきにくくしたり拭き取り易くする
ことにより、女性陰部周辺部を清潔に保持せし
め、かぶれ、かゆみ、その他の女性陰部周辺部の
諸症状の悪化を防止する清浄・清拭剤に関する。 〔従来技術〕 排便後の肛門の清浄・清拭処理には、一般にト
イレツトペーパーが用いられているが、温水洗浄
器や清浄綿もごく一部利用されている。皮膚への
刺激や汚れの除去という点からは、温水洗浄が最
も望ましいが、温水洗浄器は価格も高く使用がめ
んどうなため普及するに至つていない。清浄綿
は、1回当りのコストが高く、使用感が冷たく、
しかも水洗トイレに流せないなどの欠点がある。
このようなことから、排便後の肛門の清拭には、
トイレツトペーパーとちり紙が最も一般的に使用
されているのが実状である。 肛門の周辺部の皮膚には、細かいひだ、しわ、
毛があり、糞便がこれらの微細部分に入りこみ、
きれいに拭きとるのを困難にしている。さらに、
付着した残存糞便は固化し、除去することが難し
くなる。 また、月経時の経血、分泌物の処理には一般に
は生理用ナプキン、トイレツトペーパー、テイツ
シユペーパーが用いられているのが実状である。 一方、一般に用いられているトイレツトペーパ
ーやちり紙は、その約90%が故紙再生によるもの
で、これは物理的に硬いもので、使用時に柔らか
くするためによく揉んで使われることもあるが、
それでも皮膚に微細な擦過傷を与えることにな
る。また、皮膚上に付着残存した糞便、経血、分
泌物は、細菌の繁殖源となり、その生成分解物な
どにより、損傷皮膚の悪化を助長したり、肛門の
周辺部、陰部周辺部、腋窩周辺部のかゆみ、かぶ
れ、ただれの原因となる。これらの部位を清浄に
することは、公衆衛生上、一般の人々のとつても
極めて大切なことである。特に、皮膚の弱い赤ち
やんおよび寝たきり老人、痔疾など肛門の疾病や
陰部、腋窩の疾病に苦しんでいる人々にとつて重
大なことで、これら肛門周辺部、陰部周辺部の皮
膚に何らかの傷害がある人は、肛門周辺部、陰部
周辺部、腋窩周辺部の皮膚が刺激に敏感で痛みを
感じやすくなている。そのため、拭きとる力を弱
くすることから拭きとりが不十分となり、残存便
量、残存経血量、残存分泌物量がふえるという悪
い結果を繰り返すことになる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 これらの問題を解決する為に、特許出願公開59
−225111号では、植物油、動物油および合成油か
らなる群から選ばれた油の1種または2種以上、
並びにシリコーンオイルを含有した清浄・清拭剤
組成物でその効果を認めているが、上記組成物で
は、糞便に対する清浄・清拭効果及び使用時、使
用後の感触は優れているが、蛋白質、多糖類等を
含む粘液物質等の水溶性生体高分子に対しての清
浄・清拭効果については十分ではない。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は、斯る現状に鑑み、排便後、月経時
の使用が簡便かつ容易であり、またトイレツトペ
ーパー、テイツシユペーパー等による拭き取り後
に残存する排泄物を十分に除去することができ肛
門周辺部、陰部周辺部、腋窩周辺部を清潔に保
て、痔疾、かぶれ、かゆみ等の諸症状の悪化を防
止し得る清浄・清拭剤を開発すべく鋭意研究した
結果、油、シリコーンオイル及び低級アルコール
を配合した特定の粘度をもつ組成物を使用すれば
上記目的が達成しうることを見出し本発明を完成
した。 すなわち、本発明は植物油、動物油および合成
油からなる群から選ばれた油の1種または2種以
上、シリコーンオイル及び低級アルコールを含有
し、かつ5℃での組成物全体の粘度が30cs以下で
あることを特徴とする皮膚の清浄・清拭剤組成物
を提供するものである。 本発明に用いる植物油、動物油または合成油
は、例えば植物油としては、オリーブ油、部分水
添オリーブ油、アーモンド油、ホホバ油、落下生
油、ひまし油、やし油、パーム油、サフラワー
油、ひまわり油、綿実油、硬化やし油、硬化パー
ム油等が挙げられ、動物油としては、ラノリン、
タートル油、ミツロウ、スクワレン、スクワラ
ン、プリスタン等が挙げられる。更に合成油とし
ては、流動パラフイン、イソパラフイン、グリセ
リントリ−2−エチルヘキサノエート等の脂肪酸
トリグリセライド、ミリスチン酸イソプロピル、
ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イ
ソプロピル等のエステル類等が挙げられる。この
中で、ホホバ油、スクワラン、グリセリントリ−
2−エチルヘキサノエート、ミリスチン酸オクチ
ルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、イソパ
ラフインが特に好ましい。 上記油のうち、従来よりベビーオイル、化粧用
油として汎用されている流動パラフイン、オリー
ブ油、ラノリンは、これを肛門周辺部、陰部周辺
部、腋窩周辺部の皮膚に用いた場合、べたつき感
が残り、単独で使用するときは好ましくないが、
本発明の如く、シリコーンオイル及び低級アルコ
ールを配合することにより、かかるべたつき感が
なくなり、更にすべすべ感、さつぱり感が相乗的
に加味され、実用上非常に好ましいものとなつて
いる。 本発明に用いるシリコーンオイルとしては、5
℃の粘度が30cs以下である直鎖ジメチルシリコー
ン、環状ジメチルシリコーンが好ましい。 また本発明に用いる低級アルコールとしては、
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、ブタノール等が挙げられるが、この
中で、エタノール、イソプロパノールが好まし
い。 本発明に用いられる油は単独で用いても、また
2種以上を混合して用いてもよい。またシリコー
ンオイルおよび低級アルコールは、5℃での組成
物全体の粘度が30cs以下になるように配合するの
が良く、それぞれ全組成の10〜80重量%(以下単
に%で示す)を添加配合するのが好ましい。 本発明の清浄・清拭剤組成物には上記必須3成
分のほかに、所望により、殺菌剤、消炎剤等の薬
効剤、香料、清浄・清拭効果を高める目的の界面
活性剤、ビタミンEなどの安定化剤等を配合する
ことができる。 本発明の清浄・清拭剤組成物は適当な容器に充
填して使用に供されるが、特にスプレーとして用
いると簡便である。スプレーの形式は噴射ガスに
よるものでも蓄圧式ポンプボトルによるものでも
よい。 〔作用〕 本発明の清浄・清拭剤組成物は、油、シリコー
ンオイル及び低級アルコールを含み、これらの有
効成分の組合せが、皮膚に付着している糞便、分
泌物、その他の汚染物質の除去に有効な作用を示
している。 〔発明の効果〕 本発明の清浄・清拭剤組成物の使用方法として
は、たとえば、排便後あるいは、生理用ナプキン
取替時にトイレツトペーパー等で通常の拭き取り
をしたのち、またはおむつ取換時に、本発明品を
数回スプレーしたトイレツトペーパーまたはテイ
ツシユペーパーで拭き取りの仕上げをする方法が
あり、この方法は更に入浴後または排便前に本発
明品を数回スプレーしたテイツシユペーパーまた
はトイレツトペーパーで肛門周辺部、陰部周辺
部、腋窩周辺部をぬぐうことによりその効果をよ
り高めることができる。また本発明品を直接肛門
周辺部、陰部周辺部、腋窩周辺部に塗布し、次い
でトイレツトペーパーまたはテイツシユペーパー
等で拭き取る方法もある。 そして、その清浄効果は、従来の低級アルコー
ルを含まれないものに比べて更に優れていると共
に、今までにない優れた使用時・使用後の感触を
も有するものである。 〔実施例〕 次に実施例を挙げ、本発明を説明する。 実施例 1 ヒトの新鮮大便0.5mgをヒトの前腕屈側皮膚の
約1cm2に塗布し、ドライヤーで完全に乾燥した。
次いでこれを本発明品(スクワラン40%、グリセ
リントリ−2−エチルヘキサノエート30%、シリ
コーンオイル20%、エタノール10%の混合組成
物)を噴霧したトイレツトペーパー、水を噴霧し
たトイレツトペーパー、または未処理のトイレツ
トペーパー(コントロール)により約100g/cm2
の力で拭き取り、その清浄効果を測定した。 第1図に拭き取り回数毎の便の残存量の変化を
示したが、コントロールに比べて本発明品あるい
は水を噴霧した場合の方がよく拭き取れているこ
とがわかる。また本発明品と水を噴霧した場合の
清浄効果にはほとんど差がないが、水を噴霧した
トイレツトペーパーは破れやすく使用しにくいも
のであつた。なお便の残存量は便中のウロビリン
を螢光法により測定することにより定量した。 実施例 2 馬血((株)日本バイオテスト研究所)0.5mgをヒ
トの前腕屈側皮膚の約1cm2に塗布し、ドライヤー
で完全に乾燥した。次いでこれを本発明品(スク
ワラン30%、ミリスチン酸オクチルドデシル30
%、シリコーンオイル20%、エタノール10%の混
合組成物)を噴霧したトイレツトペーパー、水を
噴霧したトイレツトペーパー、または未処理のト
イレツトペーパー(コントロール)により約100
g/cm2の力で拭き取り、その清浄効果を測定し
た。 第2図に拭き取り回数毎の血液の残存量の変化
を示したが、コントロールに比べて本発明品ある
いは水を噴霧した場合の方がよく拭き取れている
ことがわかる。また本発明品と水を噴霧した場合
の清浄効果にはほとんど差がないが、水を噴霧し
たトイレツトペーパーは破れやすく使用しにくい
ものであつた。 なお、血液の残存量は蛋白量を発色法により測
定することにより定量した。 実施例 3 パネラー16名により、本発明品(スクワラン40
重量部、グリセリントリ−2−エチルヘキサノエ
ート30重量部、シリコーンオイル20重量部及びエ
タノール10重量部の混合組成物)及び比較品(ス
クワラン40重量部、グリセリントリ−2−エチル
ヘキサノエート40重量及びシリコーンオイル20重
量部の混合組成物)について、官能評価を行なつ
た。 すなわち、排便後、通常の方法でトイレツトペ
ーパーを用いて肛門周辺部を清拭し、次いで本発
明品または比較品を噴霧したトイレツトペーパー
を用いて再度清拭した。このときの使用時及び使
用後の感触並びに使用後のサラツト感について両
者を比較し、どちらが優れているか5段階評価を
行なつた。この結果を第1表に示す。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1における拭き取り回数と皮
膚上の便の残存量との関係を示す図面である。第
2図は、実施例2における拭き取り回数と皮膚上
の血液の残存量との関係を示す図面である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 植物油、動物油および合成油からなる群から
    選ばれた油の1種または2種以上、シリコーンオ
    イル、および低級アルコールを含有し、かつ5℃
    での組成物全体の粘度が30cs以下であることを特
    徴とする皮膚の清浄・清拭剤組成物。 2 シリコーンオイルが、5℃での粘度が30cs以
    下である直鎖ジメチルシリコーンまたは環状ジメ
    チルシリコーンである特許請求の範囲第1項記載
    の清浄・清拭剤組成物。 3 油がホホバ油、スクワラン、グリセリントリ
    −2−エチルヘキサノエート、ミリスチン酸オク
    チルドデシル、ミリスチン酸イソプロピルまたは
    イソパラフインである特許請求の範囲第1項記載
    の清浄・清拭剤組成物。
JP60276240A 1985-12-09 1985-12-09 皮膚の清浄・清拭剤組成物 Granted JPS62135414A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49118828A (ja) * 1973-03-22 1974-11-13
JPS59225111A (ja) * 1983-06-07 1984-12-18 Kao Corp 肛門周辺部の清浄・清拭剤組成物

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