JPS6019046Y2 - 丸鋼の無加速転送装置 - Google Patents

丸鋼の無加速転送装置

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JPS6019046Y2
JPS6019046Y2 JP8706680U JP8706680U JPS6019046Y2 JP S6019046 Y2 JPS6019046 Y2 JP S6019046Y2 JP 8706680 U JP8706680 U JP 8706680U JP 8706680 U JP8706680 U JP 8706680U JP S6019046 Y2 JPS6019046 Y2 JP S6019046Y2
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JP
Japan
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skid
round steel
truck
support roller
arm
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JP8706680U
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JPS5711105U (ja
Inventor
修 藤井
一吉 上村
舜一郎 仙田
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
太平工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、丸鋼を連続して搬送するラインにおいて、傾
斜スキッド上を転動して降下する丸鋼の衝撃や摩擦によ
る騒音や疵の発生及びスケールの脱落等を回避する装置
に関する。
従来製鉄所などで、多量に製造される棒鋼、鋼管等の丸
鋼を搬送するラインにおいて、距離の短い中継搬送等に
は、傾斜スキッドを配設して、丸鋼をスキッド斜面で転
勤降下させ、下方のストッパーに衝合当接させて停止さ
せる方式を採用することが多い。
このスキッド方式は動力を要せず、設備費が安価であり
、横向きに並列させるので、搬送の単位長さ当りの積載
効率が高く、次工程が詰っているときには、後続する丸
鋼を斜面上に並列停止し、多量に待機させることのでき
る利点がある。
しかし、一方丸鋼はスキッド斜面を転動し遂次加速され
て降下するため、ストッパーへの衝撃や、丸鋼相互の衝
合摩擦等で騒音を発し、疵を生じて品質の低下を招き、
その他スケールの脱落などの欠点を有し、これらの欠点
を排除して、容易に安全に、かつ安価に搬送する装置の
開発が要望されていた。
本考案は緩勾配に設置されたスキッド1と、該スキッド
1の下方に配設された軌条3を往復走行する台車4と、
該台車4を往路は緩に、帰路は急に駆動する電動機20
と、該台車4の後部に枢支され、発条の作用によりスキ
ッド1面上へ突起し又は没入する山形状の蹴出金具13
と、該台車4の前部に枢支され重錘8の作用によりスキ
ッド1上へ隆起する丸鋼2の支承ローラ9と、該台車4
が搬出側へ到達して、先行丸鋼2′、2″・・・・・・
に押し下げられて下方へ潜入したとき、支承ローラ9の
隆起を契止する止鉤17を含む施錠装置と、該台車4が
搬入側へ復帰したとき止鉤17を外し支承ローラ9を隆
起させる掛金16を含む解錠装置とを具備することを特
徴とする丸鋼の無加速転送装置を提供し、前記欠点の解
決をはかる目的を有する。
以下本考案の実施例につき、図面によって詳細に説明す
る。
第1図は本考案の構成の概略を示す側面図で、第2図は
その平面図である。
スキッド1を並列として、緩勾配に配置し、該スキッド
1と平行し下方に設けた溝形の軌条3を前後2対の車輪
5(第4及び第5図に図示)で走行する台車4を配設す
る。
台車4の駆動には、前進は低速、後退は高速として往復
させるために、極数変換電動機20を用い、減速機21
を介し、駆動軸22に伝達して、該軸に軸支するローラ
チェンホイール23を回転させ、該ホイールに契合して
走行するローラチェン24を台車4に結合して往復運動
を行わせる。
符号26はトルクリミッタ−で、台車4や駆動部に高い
負荷が生じるときのスリップさせる保護具である。
台車本体6には、昇降腕10と、蹴出腕11及びスキッ
ド1下方で押し下げられた昇降腕10の隆起を契止する
施錠装置をそれぞれ具備しており、また、台車4が丸鋼
2の供給側へ後退したとき、前記施錠装置に当接して施
錠を解いて昇降腕10を元位置へ隆起させる解錠部材1
8をスキッド供給側の下方に配置している。
第3図は台車4の拡大側面図、第4図はその右方よりの
正面図であるが、前記昇降腕10は、その中央部を台車
本体6の前部に支軸30により、回動自在に枢支され、
前端部に重錘8を付設して前傾で尻上りに形成させた該
腕10の後端部には支承ローラ9を枢支させ、該ローラ
9は、スキッド1の上面より上方へ隆起するように配位
して設ける。
次いて蹴出腕11は、該腕の下端部を台車4の車輪軸7
に枢支させ、上端部には、後斜面を緩勾配とし、前斜面
を急勾配として山形を形成させた蹴出金具13を冠着さ
せ、かつ、該金具13が、スキッド1面上より突起して
配位するように、台車本体6の上部の吊金31に一端を
固結して懸吊した蹴出用ばね12の他端を蹴出腕11の
支持ピン32に係支して上下に伸縮自在に配設している
さらに施錠装置は中央部が固定ピン14て回動自在に台
車本体6に枢支され、一端を台車本体6下方の止金25
に固結した施錠用ばね15の他端で立設するように係止
させた掛金16と、上昇腕10の側面に固設した生駒1
7とからなり、掛金16には、その上方部に形成する鍵
部29を設けて、第6図に示すように昇降腕10が押し
下げられて支承ローラ9の頂部がスキツド1上面より下
方へ潜入した位置で、施錠用ばね15を圧縮し鍵部29
と生駒17とが嵌合して昇降腕10の隆起を契止し施錠
するよう構成している。
解錠部材18は第8図に示すように、長子厚板の前部に
鋭角の斜面19を形成させてなり、台車4が丸鋼2の搬
入側へ後退したとき、前記掛金16の下端28を解錠部
材18の前記斜面19で補足して上昇させ、施錠用ばね
15を伸長させて、鍵部29と生駒17との嵌合を解く
ように、スキッド1の搬入側の下方に配置して解錠装置
を構成している。
次にこの考案による無加速転送装置の操作方法について
第5図から第8図に示す各作動順序に従って次に説明す
る。
第5図において、スキッド1の搬入側に供給されてきた
丸鋼2は、緩斜面のスキッド1上を自重によって転動し
て、先す蹴出腕11頂部に冠着する山形の蹴出金具13
に衝合するが、該金具13の山形後斜面は、緩勾配に形
成され、蹴出はね12により伸縮自在に係支されている
ので、丸鋼2は該後斜面に乗って、蹴出ばね12を伸延
して、蹴出金具13を越えて転動し、昇降腕10の上部
で枢支する支承ローラ9に衝合して停止する。
この際、スキッド1の勾配は緩く、転動初期であって丸
鋼の転勤速度が遅いので、衝合による発生音はない。
丸鋼2が支承ローラ9に衝合すると、回路が閉じ、電動
機20は低速に回転を開始するので台車4は緩速度で駆
動し、丸!f12は前方をローラ9に支承されローラ9
と互に反対廻りに回転し、後方を蹴出金具13に押され
て自重によりスキッド上に転動し、台車4の一定の緩速
度で誘導され、無加速状態となって転送されるが、この
時支承ローラ9も丸#42に従動して回転しながら丸鋼
2を支承しているので、丸鋼2とローラ9間には摩擦や
スリップの発生が殆んどなく、またスキッドの緩勾配に
対して転がりの悪い形状の丸鋼があった場合には背後か
ら蹴出金具13の急勾配を形成する山形の前斜面に押さ
れて、一定速度で転勤を継続して搬送される。
次に第6図に示すように台車4がスキッド1の搬出側ま
で前進すると端末のストッパー27に衝合して停止して
いる先行丸鋼2′、2″等の下部が、昇降腕10の上端
部の突出腕背面10′に当接して乗り上げ、重錘8の重
量に打勝って昇降腕10と共に支承ローラ9をスキツド
1上面の高さまで押し下げる。
これに伴ない該腕10に固設している生駒17が、掛金
16を係止する施錠ばね15を圧縮して鍵部29と嵌合
施錠して、昇降腕10と支承ローラ9との上昇を契止す
る。
ローラ9が下降して前方の支承を失った丸鋼2は既に停
止している先行丸鋼2′に衝合し停止するが、転勤距離
が短く、緩速度のため衝撃や摩擦も非常に小さいので騒
音や疵の発生はなく、スケールの脱落も起らない、最終
的には蹴出腕11も、先行の丸鋼2′に抑えられた第7
図の状態で台車4は搬送の終点に達する。
搬送の終点からの台車4の戻りは、台車リターン回路が
閉じ、電動機の極数を変換腰高速度となって、第7図の
施錠状態で後退する。
台車4が搬入側付近に達すると、第8図に示すように、
下方に配置した解錠部材18の斜面19に掛金16の下
端28が当接し、掛金16を押し上げ、施錠ばね15を
伸延して施錠を解き、昇降腕10を上昇させる。
蹴出腕11も先行丸鋼がないので、上昇し定位置に戻り
、台車4は元位置に復帰して、次の丸鋼を待機する。
以上述べたように、本考案は、緩勾配としたスキッド上
を降下する丸鋼の転勤を初期に補足して支承しつつ加速
を抑制して転送するように構成されているので、騒音や
丸鋼の疵の発生及びスケールの脱落などは回避され、ま
た、ばねの伸縮、丸鋼自身の重力などを利用して、動力
の使用を軽減すると共に従来のスキッドに本考案の台車
を付設するだけの簡略な構造として設備費、保全費の増
加を少なくし、容易に安全に搬送できる優れた装置であ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は本考案の構成の
概略を示す側面図、第2図は、第1図の平面図、第3図
は、台車4の拡大側面図、第4図は第3図の正面図、第
5図から第8図までか本装置の操作方法における各作動
順序の説明図で、第5図は供給された丸鋼の転勤を初期
に補足した状態を示す側面図、第6図は、台車が走行し
て、先行丸鋼に昇降腕が当接し降下し施錠した状態を示
す側面図、第7図は台車が第6図より更に前進したとき
の状態を示す側面図、第8図は、台車が後退して、施錠
部を解錠した状態を示す側面図である。 1・・・・・・スキッド、2,2′、2“・・・・・・
丸鋼、3・・・・・・軌条、4・・・・・・台車、5・
・・・・・車輪、6・・・・・・台車本体、7・・・・
・・車輪軸、8・・・・・・重錘、9・・・・・・支承
ローラ、10・・・・・・昇降腕、10′・・・・・・
昇降腕突出部背面、11・・・・・・蹴出腕、12・・
・・・・蹴出用ばね、13・・・・・・蹴出金具、14
・・・・・・固定ピン、15・・・・・・施錠用ばね、
16・・・・・・掛金、17・・・・・・生駒、18・
・・・・・解錠部材、19・・・・・・鋭角の斜面、2
0・・・・・・電動機、21・・・・・・減速機、22
・・・・・・駆動軸、23・・・・・・ローラチェンホ
イール、24・・・・・・ローラチェン、25・・・・
・・止金、26・・・・・・トルクリミッタ−27・・
・・・・ストッパー、28・・・・・・掛金下端、29
・・・・・・鍵部、30・・・・・・支軸、31・・・
・・・吊金、32・・・・・・支持ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緩勾配に設置されたスキッド1と、該スキッド1の下方
    に配設された軌条3を往復走行する台車4と、該台車4
    を往路は緩に、帰路は急に駆動する電動機20と、該台
    車4の後部に枢支され、発条の作用によりスキッド1面
    上へ突起し又は没入する山形状の蹴出金具13と(該台
    車4の前部に枢支され重錘8の作用によりスキッド1上
    へ隆起する丸鋼2の支承ローラ9と、該台車4が搬出側
    へ到達して、先行丸鋼2 /、 2#、・・・・・に押
    し下げられて下方へ潜入したとき、支承ローラ9の隆起
    を契止する止鉤17を含む施錠装置と、該台車4が搬入
    側へ復帰したとき止鉤17を外し支承ローラ9を隆起さ
    せる掛金16を含む解錠装置とを具備することを特徴と
    する丸鋼の無加速転送装置。
JP8706680U 1980-06-21 1980-06-21 丸鋼の無加速転送装置 Expired JPS6019046Y2 (ja)

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JPS5711105U JPS5711105U (ja) 1982-01-20
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