JPS60188474A - 厚膜に塗装可能な熱硬化性被覆組成物 - Google Patents

厚膜に塗装可能な熱硬化性被覆組成物

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JPS60188474A
JPS60188474A JP59042845A JP4284584A JPS60188474A JP S60188474 A JPS60188474 A JP S60188474A JP 59042845 A JP59042845 A JP 59042845A JP 4284584 A JP4284584 A JP 4284584A JP S60188474 A JPS60188474 A JP S60188474A
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JP
Japan
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coating composition
resin
film
control agent
ethylene glycol
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JP59042845A
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Osamu Nagura
修 名倉
Masayuki Takemoto
正幸 武本
Takashi Uetake
植竹 隆
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Original Assignee
NOF Corp
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、皮膜形成成分とタレ制御剤とを含有する揺変
性被覆組成物、とくに厚膜に塗装可能な熱硬化性被覆組
成物に関する。
〔従来技術〕
従来、塗料に使用して該塗料に揺変性を与え、立面部に
厚く塗装した際に過度の流動を起して「タレ」を生じる
事を防ぐタレ制御剤として、炭酸カルシウム、有機ベン
トナイト、疎水性シリカ、有機ポリアミドワックス等が
用いられている。しかし、例えば炭酸カルシウム、有機
ベントナイト、疎水性シリカは、これの使用により硬化
後の塗膜の光沢が低下する欠点を有しており、自動車用
上塗り塗料など高い光沢が必要とされる塗料には使用で
きなかった。捷た有機ポリアミドワックスは硬化後の塗
膜の光沢が低下する問題は無いものの、例えばアルコー
ル系溶剤等の極性の高い溶剤を含有する塗料では十分な
揺変性が発現しなかったり、ワックス粒子が凝集して「
ブッ」を生じたりするほか、熱硬化性塗料に用いると温
度上昇時にワックス粒子が溶解して効果を失なうため、
厚膜に塗装する目的を達成できない欠点を有している。
これに対して、1〜5個の脂肪族炭素原子をもつモノア
ミンまたはヒドロキシモノアミンとジイソシアネートと
の反応生成物を、タレ制御剤として含む揺変性樹脂組成
物が「特開昭53−67733号」に開示されている。
しかしながら、この揺変性樹脂組成物も、比較的低い温
度、すなわち90〜120℃の温度で加熱化した場合に
は、タレ制御剤が有機バインダーヒ完全に融合せず、塗
膜が白濁し、また耐水性が著しく低下して温水に長時間
浸漬すると、さらに白濁して失透したり光沢が低下する
欠点を有している。
〔発明の目的〕
この発明は、以上のような従来品の欠点を改善するだめ
のもので、ヒドロキシ翳基を含有する樹脂とこれと反応
し得る反応性基を有する樹脂からなる皮膜形成成分に、
環構造を有する1級モノアミンと脂肪族ポリイソシアネ
ートとの反応によって得られたタレ制御剤と共にエチレ
ングリコールおよび/またはジエチレングリコールを併
用することによシ、揺変性に優れ、かつ比較的低い温度
することを目的としている。
〔発明の構成〕
この発明は、皮膜形成成分およびタレ制御剤を反応性基
を有する樹脂とからなり、タレ制御剤が分子内に環構造
を有する1級モノアミンと脂肪族ポリイソシアネートと
の反応生成物であって、被覆組成物全量中0.05〜5
重量係含食上、エチレングリコールおよび/またはジエ
チレングリコールをタレ制御剤1に対し重量比で0.5
〜5の割合で含むことを特徴とする厚膜に塗装可能な熱
硬化性被覆組成物である。
本発明において、ヒドロキシ基を含有する樹脂 5− としでは、エチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリットなどのポリオールと、アジピン酸、アゼライン
酸、フタル識、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメッ
ト酸などの多価カルボン酸と要すればペラルゴン酸、イ
ソノナン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、大豆油脂肪酸
、脱水ヒマシ油脂肪酸、安息香酸などの一価カルボン酸
との混合物とを、160〜250℃の温度で脱水縮合せ
しめて得られるポリエステル樹脂ヤ、スチレン、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ラウ
リル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸、メタクリル酸、メ
タクリル酸グリシジル、アクリルアミド、アクリロニト
リルなどのヒドロキシ基を含有しないビニルモノマーと
メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル
、メチロール化アクリルアミドなどのヒドロキシ基を含
有するビニルモノマーとを、過酸化ペン 6− ジイル、ターシャリ−ブチルペルベンゾエート、ターシ
ャリ−ブチルペルオクトエート、クメンヒ◇ ドロキシペルオキ≠哨ド、アゾビスイソブチロニトリル
などのラジカル重合開始剤を用いて有機溶剤中でラジカ
ル共重合せしめたアクリル樹脂などがある。
本発明において、ヒドロキシ基と反応し得る反応性基を
有する樹脂としては、メタノール、エタノール、n−ブ
タノール、イソブタノールなどのアルコールで変性され
たメラミン樹脂または尿素樹脂などのアミン樹脂;トル
エンジイソシアネート、ヘキサメチレンジインシアネー
ト、イソホロンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシ
アネートまたは脂肪族ジイソシアネートとジオール、ト
ネートおよびポリイソシアネートに含まれるイソシアネ
ート基の全部または一部を低級アルコール、イプシロン
カプロラクタム、メチルエチルケトンオキシム、ジエチ
ルマロネートなどのブロック剤で封鎖した形のブロック
化イソシアネートなどがあげられる。
ヒドロキシ基を含有する樹脂に対するヒドロキシ基と反
応し得る反応性基を有する樹脂の重量比は1:0.05
〜1.0の範囲にあることが好ましい。
ヒドロキシ基と反応し得る反応性基を有する樹脂の割合
が0.05よシ少ないと、塗膜の硬化が不十分で耐溶剤
性などが劣り、10を越えると、多くの場合塗膜が硬く
なり過ぎて付着性などが低下する。
次に本発明において、タレ制御剤に用いる分子内に環構
造を有する1級モノアミンとしては、側光ばアニリン、
ベンジルアミン、1−フェニルエチルアミン、2−フェ
ニルエチルアミン、■−フェニルー2−アミノプロパン
、ンクロヘキシルアミン、フルフリルアミンなどが使用
し得るが、特にベンジルアミン、フルフリルアミンの使
用が好適である。
本発明において、タレ制御剤に用いる脂肪族ポリイソシ
アネートとしては、脂肪族ジイソシアネートおよび脂肪
族ジインシアネートから誘導される狭義のポリイソシア
ネートが含まれ、例えばヘキサメチレンジイソシアネー
ト、インホロンジイソシアネート、2,2.4−トリメ
チルへキサメチレンジイソシアネート、2,4.4−1
リメチルへキサメチレンジイソシアネート、およびこれ
−などが使用でき、特にヘキサメチレンジインシアネー
トおよびこれの環状トリマーが好適である。
本発明のタレ制御剤は、前記の分子内に環構造を有する
1級モノアミンと脂肪族ポリイソシアネートとの反応生
成物であり、1級アミン基数に対する脂肪族ポリイソシ
アネートに含まれるインシアネート基の割合は0.8〜
1.5、特に1.0〜1.2の範囲とするのが好ましい
本発明におけるタレ制御剤は、分子内に環構造を有する
1級モノアミンと脂肪族ポリイソシアネートを通常の方
法で、必要に応じて昇温下で反応させることにより製造
される。好ましい反応方法9− としでは、0〜60℃の温度で、不活性ガス雰囲気下で
攪拌し々から、分子内に環構造を有する1級モノアミン
に脂肪族ポリインシアネートをゆっくり添加して反応さ
せる方法である。この反応は不活性溶剤、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢
酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレンなどの溶剤
中で行なっても良く、マた皮膜形成成分中で行なっても
良い。
ここで皮膜形成成分とは一般に有機バインダーとよばれ
る樹脂であって、前にあげたヒドロキシ基を含有する樹
脂であるポリエステル樹脂、アクリル樹脂を用いるのが
好適である。タレ制御剤を皮膜形成成分中で製造する場
合、分子内に環構造を有する1級モノアミンまたはポリ
イソシアネートのいづれか一方を予じめ皮膜形成成分に
混合しておき、攪拌しながら他方を徐々に加えて反応さ
せるか、また各成分を別々に皮膜形成成分に混合してお
き、それらの皮膜形成成分を混合して反応させる。
=10− 本発明の被覆組成物は、皮膜形成成分としてヒドロキシ
基を含有する樹脂とヒドロキシ基と反応し得る反応性基
を有する樹脂とを必須成分として含む組成物である。タ
レ制御剤が不活性溶剤中で製造された場合は、タレ制御
剤はヒドロキシ基を含有する樹脂およびヒドロキシ基と
反応し得る反応性基を有する樹脂と混合され、タレ制御
剤をヒドロキシ基を含有する樹脂中で製造した場合は、
ヒドロキシ基と反応し得る反応性基を有する樹脂と混合
する。
タレ制御剤の配合割合は、被覆組成物全量に対して0.
05〜5重量係と食上のが好ましい。
本発明の被覆組成物は、皮膜形成成分およびタレ制御剤
と共にエチレングリコールおよび/またはジエチレング
リコールを必須成分として含む組成物である。エチレン
グリコールおよび/捷たけジエチレングリコールの配合
割合は、タレ制御剤1に対する重量比率が05〜5の範
囲であることが好ましい。エチレングリコールおよび/
捷たけジエチレングリコールのタレ制御剤に対する重量
比率が0.5より少ない場合には、本発明の効果である
低温での加熱硬化後の塗膜の透明性、耐水性の改善が十
分でない。逆建タレ制御剤に対する重量比率が5を越え
る場合は、樹脂成分の溶解性が減じたり、あるいは硬化
後の塗膜の硬さが低下する場合があシ、この場合には皮
膜形成成分中のヒドロキシ基と反応し得る反応性基を有
する樹脂の割合を増やさなくてはならず、付着性の低下
などをもたらす場合がある。
本発明の被覆組成物は、これらの成分のほかに顔料、染
料、溶剤社中ガ、分散剤、硬化促進剤等の助剤または添
加剤を配合してもよい。クリヤ塗料の場合は顔料、染料
等の添加は省略される。
かくして得られる被覆組成物は、その1ま、または必妾
により有機溶剤を用いて適当な粘度に希釈し、スプレー
、ハケ塗り等の一般の塗装方法により塗装に供されるが
、本発明の被覆組成物は揺変性を有し、垂直な被塗面に
おいても「タレ」を生じることはなく、厚膜塗装が可能
である。被覆組成物の揺変性の程度はタレ制御剤の量と
、タレ制御剤および皮膜形成成分の性質に依存し、所望
の揺変性は、前記範囲内でタレ制御剤の配合割合を選択
することにより達成される。
本発明の揺変性被覆組成物は、90〜120℃の比較的
低い温度で加熱硬化しても塗膜が白濁せず、また温水に
長時間浸漬しても塗膜がさら如白濁して失透したり光沢
が減じたりする事がない。
〔発明の効果〕
以上のとおり、この発明によれば、皮膜形成成分として
ヒドロキシ基を含有する樹脂とヒドロキシ基と反応1−
得る反応性基を有する樹脂とを含有する熱硬化性被覆組
成物において1.タレ制御剤として分子内VC項構造を
有する1級モノアミンと脂肪族ポリインシアネートとの
反応生成物およびこれと共にエチレングリコールおよび
/またはジエチレングリコールを含有するようにしたの
で、厚膜に塗装が可能であり、しかも低温で加熱硬化し
たときの塗膜の透明性、光沢、耐水性が優れた揺変性被
覆組成物を得る事ができる。
〔発明の実施例〕
一13= 以下、本発明について、実施例および比較例について説
明する。各例中、「部」は特にことわらない限り重量部
を示す。
実施例−1 A:ヒドロキシ基を含有するアクリル樹脂の製造 攪拌装置、温度計、還流冷却管およびビニルモノマー滴
下槽を備えた反応器に、以下の成分を入れた。
キシレン 105部 ツルペッツ100(エクソン化 105部学■製高沸点
溶剤、登録商標) これらを攪拌しながら140℃まで加熱して、内容物を
緩やかに還流させた。そしてビニルモノマー滴下槽に以
下のビニルモノマー混合物を入れ、約2時間かけて等速
度で供給した。
スチレン 20.0部 ブチルメタクリレート 80部 2−エチルへキシルアクリレ−110部ト 14− 2−ヒドロキシエチルメタクリ 80部レート シェード ビニルモノマー供給完了後、還流状態下でさらに2時間
反応を続け、冷却後、以下の溶剤で希釈した。
キシレン 285部 こうして不揮発分50%のヒドロキシ基を含有するアク
リル樹脂を得た。
B:タレ制御剤およびエチレングリコールを含有するア
クリル樹脂の製造 攪拌装置、温度計、滴下槽を備えた反応器に1以下の成
分を装入し混合した。
Aで製造したアクリル樹脂 94.0部ベンジルアミン
 16部 これらの混合物の温度を50℃以下に保ちながら、次の
成分を滴下槽からゆっくり供給した。
ヘキサメチレンジイソシアネート1.4部ジイソシアネ
ート供給後、さらに1時間温度を20〜50℃に保って
攪拌を続けた。次いで混合物に次の成分を加え混合した
エチレングリコール 3.0部 エチレングリコール混合後、さらに3時間温度を10〜
50℃に保って攪拌を続けた。得られたタレ制御剤とエ
チレングリコールを含有するアクリル樹脂は、乳白濁し
ており、かつ揺変性を有していた。
C:厚膜塗装可能な熱硬化性被覆組成物の製造と塗装 以下の成分を混合して、厚膜塗装可能な熱硬化性被覆組
成物を製造した。
Bで製造したタレ制御剤とエチレ 77.2部ンクリコ
ールを含有するアクリル 樹脂 スーパーベッカミンL−116−22,8部70(犬日
本インキ化学工業■ 裂イソブチル化メラミン樹脂、 登録商標、不揮発分68%) 得られた被覆組成物を、ツルペッツ150(エクソン化
学■製高沸点溶剤登録商標)と酢酸ブチルの重合割合が
1:1である混合溶剤を用いて、フォードカップNil
 4で計った粘度が20℃で30秒になるように希釈し
、垂直に置いた鋼板にエアスプレー塗装した。塗装後、
鋼板を垂直に置いたまま10分間室温でセツティングし
、次いで熱風循還式乾燥器に同じく垂直に置いたまま入
れ、120℃の温度で30分間加熱硬化させたところ、
塗膜は完全に透明で光沢があり、60μの膜厚のところ
でもタレを示してい々かった。また、この塗装板を40
℃の温水に48時間浸漬したが塗膜は白濁を生じ々かっ
た。
実施例−2 A:タレ制御剤とエチレングリコールを含有するアクリ
ル樹脂の製造 実施例−1のAで製造したヒドロキシ基を含有するアク
リル樹脂を用いて、タレ制御剤とエチレングリコールヲ
含有するアクリル樹脂を以下のようKして製造した。ま
ず攪拌装置、温度計および17− 滴下槽を備えだ反応器に、次の成分を装入した。
実施例−1のAで製造したアク 92.0部すル樹脂 フルフリルアミン 2.7部 これらの混合物の温度を50℃以下に保ちなから、次の
成分を滴下槽から、ゆっくり供給した。
ヘキサメチレンジイソシアネー 2−3115ト ジイソシアネート供給後、さらに1時間温度を20〜5
0℃に保って攪拌を続けた。次いで混合物に次の成分を
加えた。
エチレングリコール 3部部 エチレングリコール混合後、さらに3時間温度を10〜
50℃に保って攪拌を続けた。得られたタレ制御剤とエ
チレングリコールを含有するアクリル樹脂は乳白濁して
おシ、揺変性を有していた。
B:厚膜塗装可能な熱硬化性被覆組成物の製造と塗装 以下の成分を混合して、厚膜塗装可能な熱硬化性被覆組
成物を製造した。
=18− Aで製造したタレ制御剤と 77.5部エチレンクリコ
ールヲ含有 するアクリル樹脂 スーパーベッカミンL−22,3部 16−70 パラトルエンスルホン[0,2部 得られた被覆組成物を実施例−1と同様にして希釈し、
画直に置かれた鋼板にエアースプレー塗装した。垂直に
置いたまま10分間室温でセツティングし、次いで熱風
循環式乾燥器で垂直に置いたまま、90℃の温度で60
分間加熱硬化させたところ、塗膜は完全に透明で光沢が
あり、60μの膜厚のところでも「タレ」を生じなかっ
た。また、この塗装板を40℃の温水に48時間浸漬し
たが、塗膜は白濁を生じなかった。
実施例−3 A ヒドロキシ基を含有するポリエステル樹脂の製造 攪拌装置、留出水分離器の付属した還流冷却管、温度計
および不活性ガス導入管を備えた反応器に、以下の成分
を装入した。
ネオベンチレフリコール 354部 トリメチロールプロパン 84部 アジピン酸 36.2部 イソフタル酸 20.0部 これらの内容物を加熱し、温度が120℃に達してから
攪拌し、さらに加熱して20部℃の温度で反応を続けた
。時々内容物を少量とって酸価を測定し、酸価が15に
なったところで冷却し、冷却後、以下の成分で希釈した
キシレン 40.0部 ツルペッツ150(前出) 342部 酢酸イソブチル 8.2部 こうして不揮発分50%の粘稠で透明なポリエステル樹
脂溶液を得た。
B゛タレ制御剤とジエチレングリコールを含有するポリ
エステル樹脂の製造 撹拌装置および滴下槽を備えた反応器に以下の成分を装
入した。
Aで製造したポリエステル樹脂 96,0部ベンジルア
ミン 0.56部 これらの混合物の温度を50℃以下に保ちながら、次の
成分を滴下槽からゆっくりと供給した。
ヘキサメチレンジイソシアネ 0.44部−ト ジイソシアネート供給後、さらに1時間温度を20〜5
0℃に保って攪拌を続けた。次いで混合物に次の成分を
混合した。
ジエチレングリコール 3.0部 混合物をさらに3時間温度を10〜50℃に保って攪拌
を続けた。得られたタレ制御剤とジエチレングリコール
を含有するポリエステル樹脂ハ、乳白濁しており、かつ
揺変性を有していた。
C:厚膜塗装可能な熱硬化性被覆組成物の製造と塗装 以下の成分を混合して厚膜塗装可能な被覆組成物を製造
した。
Bで製造したポリエステル樹脂 77.0部21− アネートの譲状トリマー50% 溶液、登録商標) 得られた被覆組成物を酢酸ブチルを用いて、フォードカ
ップf4α4で計った時の粘度が20℃で30秒になる
ように希釈し、垂直においた鋼板にエアースプレー塗装
した。塗装後、実施例−2と同様にして90℃の温度で
60分間加熱硬化せしめたところ、塗膜は完全に透明で
光沢があり、60μの膜厚のところでも「タレ」を生じ
なかった。
またこの塗板を40℃の温水に48時間浸漬したが、塗
膜は白濁を生じなかった。
実施例−4 A:タレ制御剤の製造 攪拌装置、温度計、滴下槽を備えた反応器に以下の成分
を装入した。
キシレン 83.5部 ベンジルアミン 3.5部 この混合物の温度を50℃以下に保ちながら、以下の成
分を滴下槽から、ゆっくり供給した。
コロネートEH(前出) 13.0部 22− 脂肪族ポリイソノアネート供給後、さらに1時間10〜
50℃の温度に保って攪拌を続けた。得られた生成物は
、タレ制御剤を全量中10重量%含有する白濁したタレ
制御剤の分散液であった。
B:タレ制御剤とエチレングリコールを含有するポリエ
ステル樹脂の製造 サンドグラインドミルを用いて以下の成分を、1時間混
合し、タレ制御剤を分散せしめた。
実施例−3のAで製造した 780部 ポリエステル樹脂 Aで製造したタレ制御剤の 20.0部10重食上分散
液 エチレングリコール 20部 得られたタレ制御剤とエチレングリコールヲ含有するポ
リエステル樹脂は、乳白濁しておシ、かつ揺変性を有し
ていた。
C:厚膜塗装可能な熱硬化性被覆組成物の製造と塗装 以下の成分を混合して厚膜塗装可能な熱硬化性被覆組成
物を製造した。
Bで製造したタレ制御剤とエチ 80.3部レンゲリコ
ールを含有するポリ エステル樹脂 スーパーベッカミンL−11619,7部−70(前出
) 得られた被覆組成物を実施例−1と同様にして垂直に置
いた鋼板に塗装し、120℃の温度で30分間加熱硬化
せしめたところ、塗膜は完全に透明で光沢があυ、60
μの膜厚のところでも「タレ」を生じなかった。また、
この塗板を40℃の温水に48時間浸漬したが、塗膜は
白濁を生じなかった。
比較例−1 実施例−1において、エチレングリコールの配合を除い
たほかは同一の方法で被覆組成物を製造した。この被覆
組成物を実施例−1と同様にして垂直に置いた鋼板に塗
装し、120℃の温度で30分間加熱硬化せしめたとこ
ろ、塗膜は60μの膜・厚のところでも「タレ」を生じ
なかったが、塗膜は濁っており、透明性は完全ではなか
った。この塗板を40℃の温水に48時間浸漬したとこ
ろ、塗膜はさらに白濁し、透明性を失なった。
比較例−2 実施例−1において、タレ制御剤を含有しない以外は同
一の方法により被覆組成物を製造した。この被覆組成物
を実施例−1と同様にして垂直に置かれた鋼板に塗装し
、120℃の温度で30分間加熱せしめた。得られた塗
膜は完全に透明で光沢があったが、35μの膜厚のとこ
ろで「タレ」を生じた。この塗板を40℃の温水に48
時間浸漬しだが、塗膜は白濁を生じていなかった。
以上の実施例、比較例から得られた塗装試験々らびに塗
膜性能試験の結果を表−1に示す。
(以下余白) 25− −26− 表−1の結果から明らかなように1実施例−1ないし実
施例−4の被覆組成物は、厚膜に塗装可能で90〜12
0℃の温度で加熱硬化しても塗膜は完全に透明で光沢が
あり、耐水性も良好である。
これに対して、エチレングリコールを含1ない比較例−
1は、厚膜に塗装が可能なものの、90〜120℃で加
熱硬化したとき塗膜が濁っており、耐水性も不良である
。比較例−2はタレ制御剤を含まない被覆組成物であり
、35μでタレを生じ厚膜に塗装が可能でないことがわ
かる。
特許出願人 日本油脂株式会社 27一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)皮膜形成成分およびタレ制御剤を含む被覆組成物
    において、皮膜形成成分がヒドロキシ基を含有する樹脂
    とヒドロキシ基と反応し得る反応性基を有する樹脂とか
    らなり、タレ制御剤が分子内に環構造を有する1級モノ
    アミンと脂肪族ポリイソシアネートとの反応生成物であ
    って、被覆組成物全量中0.05〜5重量楚含まれ、エ
    チレングリコールおよび/またはジエチレングリコール
    をタレ制御剤1に対し重量比で05〜5の割合で含むこ
    とを特徴とする厚膜に塗装可能な熱硬化性被覆組成物。 (2) ヒドロキシ基を含有する樹脂と、ヒドロキシ基
    と反応し得る樹脂との重量比が1:0.05〜1.0の
    範囲である特許請求の範囲第1項記載の被覆組成物。 (3)分子内に環構造を有する1級モノアミンの1級ア
    ミノ基数に対する脂肪族ポリインシアネー組成物。 (4) ヒドロキシ基を含有する樹脂が、ポリニス(5
    ) ヒドロキシ基と反応し得る反応性基を有する樹脂が
    、アルコールで変性されたアミン樹脂、ポリインシアネ
    ートまたはポリインシアネートに含まれるイソシアネー
    ト基の一部または全部がプの被覆組成物。 (6)分子内に環構造を有する1級アミンが、ぺ(7)
    脂肪族ポリイソシアネートが、ヘキサメチレンジイソシ
    アネートまたはへキサメチレンジイソシアネートの環状
    トリマーである特許請求の範
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JP (1) JPS60188474A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62184070A (ja) * 1986-02-07 1987-08-12 Dainippon Ink & Chem Inc 揺変性被覆組成物
JPS62212478A (ja) * 1986-03-13 1987-09-18 Dainippon Ink & Chem Inc 揺変性被覆組成物
JPH08503736A (ja) * 1993-03-31 1996-04-23 ビーエーエスエフ ラッケ ウント ファルベン アクチエンゲゼルシャフト 非水性チキソトロープ化ラッカー及び該ラッカーを使用した多層塗膜の製法
US5962955A (en) * 1996-03-19 1999-10-05 Fujitsu Limited Piezoelectric device and method for fabricating the same, and ink jet printer head and method for fabricating the same
JP2005325369A (ja) * 1998-11-24 2005-11-24 Ppg Ind Ohio Inc 官能基含有ポリマーを有するレオロジー改変剤を含有する組成物

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