JPS6197375A - 厚膜に塗装可能な熱硬化性被覆組成物 - Google Patents

厚膜に塗装可能な熱硬化性被覆組成物

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JPS6197375A
JPS6197375A JP59216431A JP21643184A JPS6197375A JP S6197375 A JPS6197375 A JP S6197375A JP 59216431 A JP59216431 A JP 59216431A JP 21643184 A JP21643184 A JP 21643184A JP S6197375 A JPS6197375 A JP S6197375A
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film
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修 名倉
Masayuki Takemoto
正幸 武本
Norikazu Takizuka
滝塚 典和
Yukio Nomura
野村 幸雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は皮膜形成成分とタレ制御剤とを含有する厚膜に
塗装可能な熱硬化性被覆組成物に関する。
〔従来の技術〕
自動車などの形状が複雑で、しかも美観を高度に必要と
する物体の塗装に使用する塗料は、立面部においても水
平部と同様に厚く塗装できる性質をもっているものが好
ましいが、そのためには適切なタレ制御剤を選ぶ必要が
ある。
従来、塗料用のタレ制御剤としては、炭酸カルシラ11
、有機ベントナイト、疎水性シリカ、有機ポリアミドワ
ックス、ポリエチレンワックス等が用いられてきた。近
年、これらの既存のタレ制御剤の類に、尿素結合を有す
る化合物が加わった。
たとえば特開昭49−99131号公報には、有機ジイ
ソシアネートと1級ポリアミンおよび/ま′たは2級ポ
リアミンとを反応させて得られるタレ制御剤が開示され
、特開昭49−99132号公報には、1級ポリアミン
および/または2級ポリアミンとモノイソンアネー1−
とを反応させて得られるタレ制御剤が開示されている。
また特開昭53−67733号公報には、別の形で製造
する尿素結合を有するタレ制御剤が開示されており、そ
こでは分子内に1〜5個の脂肪族炭素原子をもつモノア
ミンまたはヒドロキシモノアミンとジイソシアネートと
を反応させている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような尿素結合を有するタレ制御剤は、一般的に尿
素結合間に作用する分子ffi’7カが強大なため、ア
ルコールやケトン等の極性の高い溶剤を含有する塗料に
おいてもタレ防止効果があり、しがも焼付は時の温度上
昇時においても、その効果が失なわれ着く、尿素化合物
の融点よりも十分高い温度で焼付けるならば、塗膜のつ
やが損なわれない特性を有している。しかしながら、従
来の尿素結合を有するタレ制御剤においては、焼付は時
に高いタレ防止効果を有するものは、比較的高い温度、
少なくとも140℃以上の焼付は温度でなければ、十分
高い塗膜のつやが得られず、通に100〜140℃の範
囲の焼付は温度で塗膜のつやになんら悪影響を与えない
ものは、焼付は時や塗料の貯蔵時にタレ防止効果が失な
われてしまうという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以上のような問題点を解消するもので。
皮膜形成成分がヒドロキシル基を含有する樹脂とアルコ
ールによって変性されたアミノ樹脂とからなる被覆組成
物において、タレ制御剤としてアニリンと脂肪族ジイソ
シアネートとの反応物、および含酸素1級モノアミンと
脂肪族ジイソシアネ−1・どの反応物を特定の割合で含
有させることにより、 l’filい揺変性が得られ、
焼付は時にもタレ防止効果が失なわれず、かつ90〜1
80℃の広い焼付は温度の範囲で十分高いつやが得られ
る、厚膜に塗装可能な熱硬化性被覆組成物を提供するも
のである。
本発明は、皮膜形成成分およびタレ制御剤を含む被覆組
成物において゛、皮膜形成成分が(A)ヒドロキシル基
を含有する樹脂および(B)アルコールによって変性さ
れたアミノ樹脂からなり、タレ制御剤が(C)アニリン
と脂肪族ジイソシアネートとの反応物および(D)含酸
素1級モノアミンと脂’IJJ族ジイソシアネートとの
反応物をC:D(重量比)=: 1 : 0.05−1
 :1.3ノ割合テ含ミ、カつ被m r、11成物全量
中に前記タレ制御剤が合計叶で0.05〜5屯量%含ま
れることを特徴とする厚膜に塗装可能な熱硬化性被覆組
成物である。
皮膜形成成分は有機バインダと呼ばれる樹脂で、本発明
ではA成分であるヒドロキシル」、1.を含(1する樹
脂、およびB成分であるアルコールによって変性された
アミノ樹脂を含む。
A成分のヒドロキシル基を含有する樹脂としては、たと
えばスチレン、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸エチル、′アク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸グリシジル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ルアミド、アクリロニトリルなどのヒドロキシル基を含
有しないビニル七ツマ−と、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリ
ル酸2−ヒドロキシプロピル、メチロール化アクリルア
ミドなどのヒドロキシル基を含有するビニルモノマーと
を、過酸化ベンゾイル、ターシャリ−ブチルペルオキシ
ベンゾエート、ターシャリ−ブチルペルオキシオクトエ
ート、クメンヒドロペルオキシド、アゾビスイソブチロ
ニトリルなどのラジカル重合開始剤を用いて有機溶剤中
でラジカル共重合させたアクリル樹脂、ならびにエチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリトリットなどのポ
リオールと、アジピン酸、アゼライン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸などの多価
カルボン酸と、要すればペラルゴン酸、イソノナン酸、
ラウリン酸、ステアリン酸、大豆油脂肪酸、脱水ひまし
油脂肪酸、安息香酸などの一価カルボン酸との混合物を
160〜250℃の温度で脱水縮合させて得られるポリ
エステル樹脂などがある。
n−ブタノール、イソブタノールなどのアルコールで変
性されたメラミン樹脂、尿素4ff+脂、グアナミン樹
脂などがあげられ、特にメラミン樹脂がりrましい。
皮膜形成成分におけるヒドロキシル基を含有する樹脂と
アルコールによって変性されたアミノ樹脂との重量比は
、95:5〜50 : 50の範囲にあることが好まし
い。ヒドロキシル基を含イfする樹脂95重量部に対し
て、アルコールによって変性されたアミノ樹脂が5重量
部未満の場合は、塗膜の硬化が不十分で耐溶剤性などが
劣り、ヒドロキシル基を含有する樹脂50重量部に対し
て、アルコールによって変性された樹脂が50重足部を
越える場合は、多くの場合、塗膜が硬くなりすぎて付着
性が低下する。
次に、タレ制御剤のうちC成分はアニリンと脂肪族ジイ
ソシアネートとめ反応物、D成分は含酸素1級モノアミ
ンと脂肪族ジイソシアネ−1〜との反応物である。これ
らのC成分およびD成分はアニリンまたは含酸素1級モ
ノアミンと脂肪族シイソシアネ−1〜とを通常の方法で
、必要な応して低、昔下で反応させることにより製造さ
れる。
含酸素[級モノアミンとしては、たとえば3−エトキシ
プロピルアミン、2−エチルへキシルオキシプロピルア
ミン、モノエタノールアミン、2−アミノプロパノール
、3−アミノプロパツール。
1−アミノ−2−プロパツール、2−アミノ−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチ
ル−1,3−プロパンジオール、フルフリルアミンなど
が使用でき、特にモノエタノールアミンおよびフルフリ
ルアミンが好適である。
脂肪族ジイソシアネートとしては、たとえばヘキサメチ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー1−
52,2.4−トリメチルへキサメチレンジイソシアネ
ート、2,4.4−トリメチルへキサメチレンジイソシ
アネートなどが使用でき、特にヘキサメチレンジイソシ
アネー1へが好適である。
C成分およびD成分の製造方法としては、たとえば40
℃以下、好ましくは5〜20℃の温度範囲で不活性ガス
雰囲気下でかくはんしながら、アニリンまたは含酸素−
級モノアミンに脂肪族ジイソシアネートをゆっくり添加
して反応させる方法がある。この反応は不活性溶剤、た
とえばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、1−ルエン、キシ
レンなどの溶剤中で行ってもよく、また必要により少量
のアルコール、たとえばメタノール、エタノール、n−
ブタノール、イソブタノール、2−エチルヘキサノール
などを混合してもよい!また上記反応は皮膜形成成分中
で行うこともてきる。ここで、皮膜形成成分としては、
A成分のヒドロキシル基を含有する樹脂であるアクリル
樹脂またはポリエステル樹脂を用いるのか好適である。
タレ制御剤を皮膜形成成分中で製造する場合。
アニリンまたは含酸素1級モノアミンと脂肪族ンイソシ
アネートのいずれか一方をあらかじめ皮膜形成成分に混
合しておき、他の成分をそれに徐々に加えて反応させる
本発明におけるタレ制御剤は、C成分とD成分とを重量
比で1 : 0.05〜1 : 1.3の割合で含むも
のであり、特にl:0.1〜1:1の範囲とするのが好
ましい。C成分に対するD成分の割合がO,OS未満と
なると、低温で焼付けた場合硬化した後の塗膜が白層し
、つやの良い塗膜が得られない。上記割合が1.3を越
えると温度上昇時にタレ制御剤が溶解しやすくなり、厚
膜に塗装する目的を達成できない場合がある。
またC成分、D成分ともに1級アミノ基数に対する脂肪
族ジイソシアネートに含まれるイソシアネート基の割合
は、0.8〜1.5、特に1.0〜1.2の範囲とする
のが好ましい。1級アミノ基数に対するインシアネート
基数の割合が0.8未満であると、アミノ基が残留して
硬化不良を起こしたり、焼付は後の塗膜が変色したりす
る場合がある。上記インシアネート基数の割合が1.5
を越える場合には、残留したインシアネート基と樹脂中
のヒドロキシル基とが反応して、十分な揺変性が得られ
なくな1       つたり、粘度が増大するため適
当でない6本発明の被覆組成物は、皮膜形成成分として
、A成分のヒドロキシル基を含有する樹脂、およびB成
分のアルコールで変性されたアミノ樹脂、ならびにタレ
制御剤として、C成分のアニリンと脂肪族ジイソシアネ
ートとの反応物、およびD成分の含酸素1級モノアミン
と脂肪族ジイソシアネートとの反応物を必須成分として
前記割芥て含む組成物である。C成分およびD成分のタ
レ制御剤を不活性溶剤中でWl造した場合は、それぞれ
のタレ制御剤はA成分およびB成分の皮膜形成成分であ
る樹脂と混合され、またタレ制御剤をA成分中で製造し
た場合は、これらのタレ防1ト剤を含むA成分の樹脂お
よびB成分の樹脂ならびに必要により追加のA成分の樹
脂を混合して、熱硬化性被覆組成物を得る。
本発明の被覆組成物におけるタレ制御剤の配合割合は被
覆組成物全量に対して0.05〜5重量%足部る。この
割合が0.05重量%未満の場合には、厚膜に塗装する
ことが不可能となり、またこの割合が5重量%を越える
と、立面部にエアスプレー塗装し、加熱硬化した後の塗
膜の平滑性が低下し、優れた鮮映性が得られない。
本発明の被覆組成物は、以上の成分のほかに、他の皮膜
形成成分およびタレ防止剤、ならびに顔料、染料、溶剤
、分散剤、硬化促進剤等の助剤または添加剤を配合して
もよい。クリヤー塗料の場合は顔料、染料等の添加は省
略される。
〔作 用〕
こ、のようにして得られる被覆組成物は、そのまま、ま
たは必要により有機溶剤を用いて適当な粘度に希釈し、
スプレー等の一般の塗装方法により塗装に供される。
本発明の被覆組成物は高い揺変性を有し、垂直の被塗面
においても「タレ」を生じることなく、厚膜塗装が可能
である。被覆組成物の揺変性の程度はタレ制御剤の量と
、タレ制御剤および皮膜形成成分の性質に依存し、所望
の揺変性は、前記範囲内でタレ制御剤の配合割合を選択
することにより達成される。   ・ 従来のタレ制御剤を含む被覆組成物、特にクリヤー塗料
など透明な皮膜を形成する塗料では、塗膜に「濁り」や
「ツヤピケ」を生ずることが多がったが、本発明の被覆
組成物を用いろことにより、90〜180℃の温度範囲
で焼付けして高いつやを有する平滑な塗膜が得られる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特定のタレ制御剤を使用したので、高
い揺変性を有し、立面部においても「タレ」を生じるこ
となく厚膜塗装が可能であり。
90〜180℃の広い温度範囲で焼付けすることにより
高いつやを有し、かつ平滑性の優れた塗膜を得ることが
できる。
〔実施例〕
以下1本発明の製造例、実施例および比較例について説
明する。各例中、「部」は特に言及しない限り重量部を
示す。
製造例1 (1):ヒドロキシル基を含有するアクリル樹脂(A1
)の製造 かくはん装置、温度計、還流冷却管およびビニルモノマ
ー滴下槽を備えた反応器に、以下の成分を入れた。
キシレン                10.5部
ツルペッツ100(エクソン化学(株)堰高沸点溶剤、
1ffi録商標)              to、
5部これらをかくはんしながら140℃まで加熱して、
内容物を緩やかに還流させた。そして、ビニルモノマー
滴下槽に以下のビニルモノマー混合物を入れ、約2時間
かけて等速度で供給した。
スチμ7                 20.0
部ブチルメタクリレート8.0部 2−エチルへキシルアクリレート      11.0
部2−ヒドロキシエチルメタクリレート     8.
0部アクリル酸                2.
0部ターシャリ−ブチルペルオキシベンゾエート 1.
5部ビニルモノマー供給完了後、還流状態下でさらに2
時間反応を続け、冷却後、以下の溶剤で希釈した。
キシレン                 28.5
部こうして、不揮発分50%のヒドロキシル基を含有す
るアクリル樹脂を得た。
(ロ)ニアニリンから誘導されるタレ制御剤(C1)を
含有するアクリル樹脂(CT)の製造かくはん装置、温
度計、滴下槽を備えた反応器に、以下の成分を入れて混
合した。
(1)で製造したアクリル樹脂(A+)       
94.4部アニリン                
  1.4部これらの混合物の温度を氷冷して20°C
以下に保ちながら、次の成分を滴下槽からゆっくり供給
した。
ヘキサメチレンジイソシアネート      1.4部
ツルペッツ100                1
.4部ジイソシアネート供給後、さらに1時間温度を1
0〜20℃に保ってかくはんを続け、次いで混合物に次
の成分を加えた。
ツルペッツ100              ’  
 1.4部上記成分を混合後、さらに1時間温度を10
〜20℃に保ってかくはんを続けた。得られたタレ制御
剤(C+)を全景中2.8重足%含有するア・グリル樹
脂(CI)は乳白濁しており、かつ揺変性を有していた
(■):モノエタノールアミンから誘導されるタレ制御
剤(Dl)を含有するアクリル樹脂(Dl)の製造 上記(11)と同様の反応器に以下の成分を入れて混合
した。
(1)で製造したアクリル樹脂(A+)       
94.4部モノエタノールアミン          
  1.1部これらの混合物の温度を水冷して20℃以
下に保ちながら1次の成分を滴下槽からゆっくり供給し
た。
ヘキサメチレンジイソシアネート1.7部ツルペッツ1
oo    ’             1.7部ジ
イソシアネート供給後、さらに1時間温度を10〜20
℃に保ってかくはんを続けた。次いで混合物に次の成分
を加えた。
ツルペッツ100                1
.1部上記成分を混合後、さらに1時間温度を10〜2
0℃に保ってかくはんを続けた。得られたタレ制御剤(
Dl)を全量中に2.8重量%含有するアクリル樹脂(
D I )は乳白濁しており、かつ揺変性を有していた
製造例2 フルフリルアミンから誘導されるタレ制御剤(Dl)を
含有するアクリル樹脂(on)の製造製造例1の(1)
で製造したヒドロキシル基を含有するアクリル樹脂(A
l)を用いて、フルフリルアミンから誘導されるタレ制
御剤(Dl)を含有するアクリル樹脂(D II )を
以下のようにして習潰した。
まず、かくはん装置、温度別およびiNド槽を備えた反
応器に1次の成分を入れた。
製造例1の(1)で12造したアクリル樹脂(A+) 
 94.4部フルフリルアミン           
    1.0部これらの混合物の温度を水冷して20
°C以下に保ちながら1次の成分を滴下槽からゆっくり
供給した。
ヘキサメチレンジイソシアネート      1.8部
ツルペッツ100                1
.8部ジイソシアネート供給後、さらに1時間温度を1
0〜20℃に保ってかくはんを続けた。次いで混合物に
次の成分を加えた。
ツルペッツ100                1
.0部上記成分を混合後、さらに1時間温度を10〜2
0°Cに保ってかくはんを続けた。得られたタレ制御剤
(D2)を2.8重量%含有するアクリル樹脂(D I
I )は乳白濁しており、かつ揺変性を有していた。
製造例3 (■):ヒドロキシル基を含有するポリエステル樹脂(
1〜2)の製造 かくはん装置、留出水分離器の付属した還流冷却管、温
度a1および不活性ガス心入管を備えた反応器に、以ド
の成分を入れた。
ネオペンチルグリコール          35.4
部トリメチロールプロパン           8.
4部アジピン酸                36
.2部イソフタル酸              20
.0部これらの内容物を加熱し、温度が120℃に達し
てからかくはんし、さらに加熱して200°Cの温度て
反応を続けた。時々内容物を少量とって酸価を測定し、
酸価が15になったところで冷却し、冷却後以下の成分
で希釈した。
キシレン                 40.0
部ツルペッツ150               3
4.2部酢酸イソブチル              
8.2部こうして不揮発分50%の粘稠て透明なポリエ
ステル樹脂溶液を得た。
(■)ニアニリンから誘導されるタレ制御剤(C1)を
含有するポリエステル樹脂(CO)の製造かくはん装置
および滴下槽を備えた反応器に以下の成分を入れた。
(1)で製造したポリエステル樹脂(A2)     
8!J、6部アニリン               
  3.0部これらの混合物の温度を水冷して20℃以
下に保ちながら、次の成分を滴下槽からゆっくりと供給
した。
ヘキサメチレンジイソシアネート       3.0
部ツルペッツ100               3
.0部ジイソシアネート供給後、さらに1時間温度を1
0〜20℃に保ってかくはんを続けた。次いで混合物に
次の成分を加えた。
ツルペッツtoo                1
.4部混合物をさらに1時間温度を10〜20℃に保っ
てかくはんを続けた。得られたタレ制御剤(C2)を含
イエするポリエステル樹脂(CI)は乳白1蜀しており
かつ揺変性を有していた。
(■):モノエタノールアミンから誘導されるタレ制御
剤(Dl)を含有するポリエステル樹脂(am)の製造 上記(■)と同様の反応器に以下の成分を入れて混合し
た。
(1)で製造したポリエステル酸脂(A2)     
8!3.6部モノエタノールアミン         
   2.4部これらの混合物の温度を水冷して20°
C以下に保ちなから、次の成分を滴下槽からゆっくり供
給した。
ヘキサメチレンジイソシアネート      3.6部
ソルヘツソ100                3
.6部ジイソシアネート供給後、さらに1時間温度を1
0〜20℃に保ってかくはんを続けた。次いで混合物に
次の成分を加えた。
ツルペッツ100                0
.8部上記成分を混合後、さらに1時間温度を10〜2
0℃に保ってかくはんを続けた。得られたタレ制御剤(
Dl)を含有するポリエステル樹脂(0■)は乳白濁し
ており、かつ揺変性を有していた。
実施例1〜5および比較例1〜2 製造例1の(1)、(■)、(III)で製造したヒド
ロキシル基を含有するアクリル樹脂(A1)、タレ制御
剤(CI)を含有するアクリル樹脂(CI )、および
タレ制御剤(Dl)を含有するアクリル樹脂(D I 
)を用いて、表1に掲げた処方により熱硬化性被覆組成
物を製造した。
これらを、ツルペッツ150と酢酸ブチルとの50 :
 50の重量割合で混合された希釈シンナーを用いて、
フォードカップNα4で計った粘度が20°Cて30秒
になるように希釈し、垂直につり下げられた鋼板上に、
エアースプレー塗装した。塗装後、fp板を垂直に首い
たまま10分間室温でセノチングし。
次いで熱風循環式乾燥器に同じく垂直に置いたまま入れ
て、30分間、100℃、140℃、170℃の各々の
温度で加熱硬化させ、30°の反射光沢値、平滑性およ
びタレ発生膜厚を調べた結果を表2に示す。
表2の結果より、実施例のものはどの温度でもつやがあ
り、平滑な塗膜が得られ、かつタレ限界膜厚も偏れてい
た。これに対して、比較例1のタレ制御剤を含まない熱
硬化性被覆組成物は、25μのところでタレを生じてい
た。また、アニリンから誘導されるタレ制御剤に対して
モノエタノールアミンから誘導されるタレ制御剤を多く
含有する比較例2の被覆組成物についても、タレ制御剤
の効果は不十分であった。
実施例6〜9および比較例3〜4゜ 製造例1の(1)および(■)で製造したヒドロキシル
基を含有するアクリル樹脂(A1)およびアニリンから
誘導されるタレ制御剤(C1)を含有するアクリル樹脂
(CI)と、製造例2で製造したフルフリルアミンから
誘導されるタレ制御剤(D2)を含有するアクリル樹脂
(on)とから表3に掲げた処方の被覆組成物を製造し
た。
これらの被覆組成物を実施例1〜5および比較例1〜2
の場合と同様にして、垂直に置いた鋼板にエアースプレ
ー塗装して焼付けた。得られた結果を表4に示゛す。
表4の結果より、実施例6〜9の被覆組成物は、いずれ
も100℃の焼付は温度でも高いつやが得られたが、ア
ニリンから誘導されるタレ制御剤だけを含有する比較例
3.およびフルフリルアミンから誘導されるタレ制御剤
だけを含有する比較例4の場合には、焼付は温度の低い
ところではつやが低く、平滑性も不良であった。
実施例10〜14 製造例3の(1)、 (II)および([)で製造した
ヒドロキシル基を含有するポリエステル胡脂(A2)。
アニリンから誘導されるタレ制御剤(C+)を含有する
ポリエステル樹脂(cm)、およびモノエタノールアミ
ンから誘導されるタレ制御剤(Dl)を含有するポリエ
ステル樹脂(Dm’)咎用いて、表5−の処方で熱硬化
性被覆組成物を製造した。
得られた被覆組成物を実施例1〜5および比較例1〜2
の場合と同様にして、垂直に置いた鋼板にエアースプレ
ー塗装して焼付けた。得られた結果を表6に示す。
表6の結果より、実施例10〜14の被覆組成物は、い
ずれも低い焼付は温度の場合でも良好なつやと平滑性を
示し、かつきわめてタレにくかった。
以上の結果から明らかなように、実施例1〜14の熱硬
化性被覆組成物は、いずれも厚膜に塗装が可能で、しか
も低温で焼付けた場合も高いつやが得られる。これに対
して比較例1.2の被覆組成物は、タレが生じ易いので
厚く塗装できず。
平滑性が劣っており、また比較例3.4においては、高
温で焼付けなければタレ制御剤が融解せず、したがって
比較的低温での焼付ではつやが低く、平滑な塗膜が得ら
れないことがわかる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)皮膜形成成分およびタレ制御剤を含む被覆組成物
    において、皮膜形成成分が(A)ヒドロキシル基を含有
    する樹脂および(B)アルコールによって変性されたア
    ミノ樹脂からなり、タレ制御剤が(C)アニリンと脂肪
    族ジイソシアネートとの反応物および(D)含酸素1級
    モノアミンと脂肪族ジイソシアネートとの反応物をC:
    D(重量比)=1:0.05〜1:1.3の割合で含み
    、かつ被覆組成物全量中に前記タレ制御剤が合計量で0
    .05〜5重量%含まれることを特徴とする厚膜に塗装
    可能な熱硬化性被覆組成物。
  2. (2)ヒドロキシル基を含有する樹脂がアクリル樹脂ま
    たはポリエステル樹脂である特許請求の範囲第1項記載
    の被覆組成物。
  3. (3)アルコールによって変性されたアミノ樹脂がアル
    コールによって変性されたメラミン樹脂、尿素樹脂また
    はグアナミン樹脂である特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の被覆組成物。
  4. (4)ヒドロキシル基を含有する樹脂とアルコールによ
    って変性されたアミノ樹脂との重量比が95:5〜50
    :50の範囲である特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれかに記載の被覆組成物。
  5. (5)含酸素1級モノアミンがモノエタノールアミンま
    たはフルフリルアミンである特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれかに記載の被覆組成物。
  6. (6)脂肪族ジイソシアネートがヘキサメチレンジイソ
    シアネートである特許請求の範囲第1項ないし第5項の
    いずれかに記載の被覆組成物。
  7. (7)アニリンまたは含酸素1級モノアミンのアミノ基
    数に対する脂肪族ジイソシアネートのイソシアネート基
    数の割合が0.8〜1.5である特許請求の範囲第1項
    ないし第6項のいずれかに記載の被覆組成物。
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