JPS601878B2 - 抗腫瘍剤 - Google Patents
抗腫瘍剤Info
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- JPS601878B2 JPS601878B2 JP304081A JP304081A JPS601878B2 JP S601878 B2 JPS601878 B2 JP S601878B2 JP 304081 A JP304081 A JP 304081A JP 304081 A JP304081 A JP 304081A JP S601878 B2 JPS601878 B2 JP S601878B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な高分子多糖類物質MPS−80を有効
成分としてする抗腫傷剤に関するものである。
成分としてする抗腫傷剤に関するものである。
本発明の有効成分である高分子多糖類物質MPS−80
はラクトバチルス属及びストレプトコッカス属に属する
高分子多糖類物質MPS−8山モ産菌を培養することに
よって製造することができる。
はラクトバチルス属及びストレプトコッカス属に属する
高分子多糖類物質MPS−8山モ産菌を培養することに
よって製造することができる。
高分子多糖類物質M円S−82生産菌の具体例としては
、徴工研に寄託された菌として、ラクトノゞチルス・ユ
ーグルテイNo.851、FERMBP−66(FER
M−P No.5851)〔Lacto舷cm雌iu
籾niNo.851、FERMBP−66(FERM−
PNo.5851)〕及びストレプトコッカス・サーモ
フイラスNo.127、FERMBP一65(FERM
−PNo,5850 ) 〔 StreptoCoCC
uS thennophjl聡No.127、FERM
BP−65(FERM−PNo.5850)〕が示さ
れ、有効に使用される。本発明は、高分子多糖類物質M
世S−80を有効成分として含有する抗腫場剤に関する
ものである。高分子多糖類物質MPS−80は、高分子
多糖類物質MPS−8山王産菌を培養した後、培養物の
液体区分および菌体区分から分離採取することによって
得ることができる。
、徴工研に寄託された菌として、ラクトノゞチルス・ユ
ーグルテイNo.851、FERMBP−66(FER
M−P No.5851)〔Lacto舷cm雌iu
籾niNo.851、FERMBP−66(FERM−
PNo.5851)〕及びストレプトコッカス・サーモ
フイラスNo.127、FERMBP一65(FERM
−PNo,5850 ) 〔 StreptoCoCC
uS thennophjl聡No.127、FERM
BP−65(FERM−PNo.5850)〕が示さ
れ、有効に使用される。本発明は、高分子多糖類物質M
世S−80を有効成分として含有する抗腫場剤に関する
ものである。高分子多糖類物質MPS−80は、高分子
多糖類物質MPS−8山王産菌を培養した後、培養物の
液体区分および菌体区分から分離採取することによって
得ることができる。
培養培地としては、いかなる組成の培地でもよいか、脱
脂乳、ホェー等を含有する乳酸菌培養塔地が好ましい。
脂乳、ホェー等を含有する乳酸菌培養塔地が好ましい。
培養条件としては、例えば20q○〜45o0の静暦培
養で十分であり、また、高分子多糖類物質MPS−80
生産菌の生育が可能で高分子多糖類物質MPS−80を
生産する条件であればいかなる条件でもよい。高分子多
糖類物質MPS−80生産菌の培養物から遠心分離によ
り液体区分および菌体区分を得、次いで、これらから抗
腫場作用を有する高分子多糖類物質MPS−80を採取
する。
養で十分であり、また、高分子多糖類物質MPS−80
生産菌の生育が可能で高分子多糖類物質MPS−80を
生産する条件であればいかなる条件でもよい。高分子多
糖類物質MPS−80生産菌の培養物から遠心分離によ
り液体区分および菌体区分を得、次いで、これらから抗
腫場作用を有する高分子多糖類物質MPS−80を採取
する。
液体区分から高分子多糖類物質MPS−80を採取する
には常法によればよく、例として、ゲル炉過、イオン交
換水クロマトグラフィー、塩祈、溶媒分画、透析などの
操作を単独あるいは適宜併用すればよい。菌体区分から
高分子多糖類物質MPS一80を採取するには、菌体区
分から、例えば水抽出を行ない、その後は液体区分から
の採取法に準ずればよい。一般的には、ホェー塔地で高
分子多綾類物質MPS−80生産菌を培養し、培養終了
後、遠心分離にて培養上燈液を得る。次いで、この培養
上燈液に有機溶媒を添加し、沈澱物を得る。
には常法によればよく、例として、ゲル炉過、イオン交
換水クロマトグラフィー、塩祈、溶媒分画、透析などの
操作を単独あるいは適宜併用すればよい。菌体区分から
高分子多糖類物質MPS一80を採取するには、菌体区
分から、例えば水抽出を行ない、その後は液体区分から
の採取法に準ずればよい。一般的には、ホェー塔地で高
分子多綾類物質MPS−80生産菌を培養し、培養終了
後、遠心分離にて培養上燈液を得る。次いで、この培養
上燈液に有機溶媒を添加し、沈澱物を得る。
一方、遠心分離にて得られた菌体区分につき、水抽出を
行ない、次いで、遠心分離を行ない抽出上燈液を得る。
行ない、次いで、遠心分離を行ない抽出上燈液を得る。
この上燈液に有機溶媒を添加し、沈澱物を得る。このよ
うにして得られた両沈澱物を水に溶解した後、同様に有
機溶媒を添加し、再沈澱させる。
うにして得られた両沈澱物を水に溶解した後、同様に有
機溶媒を添加し、再沈澱させる。
この沈澱物質を適当な緩衝液に溶解した後、同種の緩衝
液で十分緩衝化したイオン交換体に負荷する。次いで、
同種の緩衝液を流し、イオン交換体に吸着されない高分
子多糖類物質を含む通過液を回収し、イオン交換水に対
して透析する。透析内液を凍結乾燥し、高分子多糖類物
質MPS−80を得る。ここに得られた高分子多糖類物
質MPS−80は優れた抗腫場作用を有し、本発明の抗
腫場剤の有効成分とされる。
液で十分緩衝化したイオン交換体に負荷する。次いで、
同種の緩衝液を流し、イオン交換体に吸着されない高分
子多糖類物質を含む通過液を回収し、イオン交換水に対
して透析する。透析内液を凍結乾燥し、高分子多糖類物
質MPS−80を得る。ここに得られた高分子多糖類物
質MPS−80は優れた抗腫場作用を有し、本発明の抗
腫場剤の有効成分とされる。
次に、高分子多糖類物質MPS一80の理化学的性質を
示す。
示す。
‘1’元素分析
C:42.2%
H:6.9%
○:50.4%
‘2} 分子量
(i)限外炉過法による場合。
Sepharose波による限外炉過を行なった結果を
第1図に示した。
第1図に示した。
力ラムサイズ2.5×40.5肌;1フラクシヨン5夕
;試料2.5の9(1私)を負荷:展開剤0.08Mり
ん酸緩衝液(pH6.0);の条件により、本物質はほ
ぼVo幻Volume付近に分画される。
;試料2.5の9(1私)を負荷:展開剤0.08Mり
ん酸緩衝液(pH6.0);の条件により、本物質はほ
ぼVo幻Volume付近に分画される。
(ii) 超遠心法による場合。
0.2けりん酸緩衝液(pH7.3)に0.1%濃度で
溶解した試料について超遠心法(設定回転数51200
RPM)により沈降定数を求めたところ7.災S(S:
Svedにrg単位)であった。
溶解した試料について超遠心法(設定回転数51200
RPM)により沈降定数を求めたところ7.災S(S:
Svedにrg単位)であった。
(沈降は単一状態を示した。)■ 融点(分解点)
本物質は262℃付近で変色が始まり、263〜2鼠℃
で黒変する。
で黒変する。
■ 比旋光度
〔Q〕蟹=十33‐2(C=○‐5%)
{51 紫外部吸収スペクトル
第2図に示す通りである。
【61 赤外部吸収スペクトル
第3図に示す通りである。
(71 溶剤に対する溶解性
水に可溶、メタノール、エタノール、アセトン・エーテ
ルに不溶。
ルに不溶。
‘8} 呈色反応
(i)モーリッシュ反応 +
(ii) アンスロン反応 +側 システ
ィンー硫酸反応 十M アニリンー塩酸反応 M カルバゾールー硫酸反応 側 ェルソンーモルガン反応 〜ii)ビュレット反応 ■ 塩基性、酸性、中性の別 本物質の0.1%〜0.5%水溶液のpHは中性である
。
ィンー硫酸反応 十M アニリンー塩酸反応 M カルバゾールー硫酸反応 側 ェルソンーモルガン反応 〜ii)ビュレット反応 ■ 塩基性、酸性、中性の別 本物質の0.1%〜0.5%水溶液のpHは中性である
。
【IQ 物質の色
本物質の凍結乾燥物は白色繊維状である。
OU 構成糖の種類
5%SE−52(2机カラム)を使用し、GLCによる
構成糖の種類を調べた。
構成糖の種類を調べた。
条件:昇温150午○〜230qo(3℃/min)試
料を洲−KS04で沸とう水中4時間加水分解し、炭酸
バリウムで中和後、炉過した。
料を洲−KS04で沸とう水中4時間加水分解し、炭酸
バリウムで中和後、炉過した。
炉液についてアンバーライトIRA−410およびアン
バーライトIR−12船で脱塩後、濃縮乾園し、TMS
化してGLCにかけた。その結果、本物質の構成糖とし
てグルコース、ガラクトースが認められた。02 構成
糖の組成比 試料を洲−QS04で沸とう水中4時間加水分解し、炭
酸バリウムで中和後炉過し、その炉液について酵素法に
より構成糖の組成比を調べた。
バーライトIR−12船で脱塩後、濃縮乾園し、TMS
化してGLCにかけた。その結果、本物質の構成糖とし
てグルコース、ガラクトースが認められた。02 構成
糖の組成比 試料を洲−QS04で沸とう水中4時間加水分解し、炭
酸バリウムで中和後炉過し、その炉液について酵素法に
より構成糖の組成比を調べた。
その結果、グルコース:ガラクトース=2.2〜1.9
:1であった。
:1であった。
03) C431−NMRスペクトル(D20中、TM
S基準)(ppm)第4図に結果を示した。
S基準)(ppm)第4図に結果を示した。
風 酵素による分解性
0.09M酢酸緩衝液に溶解した本物質について各種酵
素を作用させた。
素を作用させた。
酵素による分解性はソモギー・ネルソン法による還元糖
量の増加で判定した。使用した酵素と反応条件。
量の増加で判定した。使用した酵素と反応条件。
a Q−Amylase(べ−リンガ一社)pH5.9
、370、4時間b 8−Amylase(ベーリンガ
一社)pH4.&3000、4時間c 8一Gala
cのsidaes(ベーリンガー社)pH4.& 30
oo、4時間d Amyloglucos幻ase(ベ
ーリンガー社)pH4.&30℃、4時間e Q−Ga
lacPsidase(ベーリンガー社)pH4.8、
3000、4時間上記条件下ではa〜eすべてにおいて
、還元糖量の増加は全く認められなかった。
、370、4時間b 8−Amylase(ベーリンガ
一社)pH4.&3000、4時間c 8一Gala
cのsidaes(ベーリンガー社)pH4.& 30
oo、4時間d Amyloglucos幻ase(ベ
ーリンガー社)pH4.&30℃、4時間e Q−Ga
lacPsidase(ベーリンガー社)pH4.8、
3000、4時間上記条件下ではa〜eすべてにおいて
、還元糖量の増加は全く認められなかった。
08 LD5。
ddY5w予マウス(平均体重21.3夕、1群7匹)
を用い、生理食塩水に溶解した試料を各種没与量で腹腔
内に1回投与して10日間観察しLD5oを求めた。
を用い、生理食塩水に溶解した試料を各種没与量で腹腔
内に1回投与して10日間観察しLD5oを求めた。
その結果、LD5oは200の9/k9体重以上であっ
た。高分子多糖類物質h仲S−80はすぐれた抗腫場作
用を有しており、単独又は他の抗腫傷剤と併用して、す
ぐれた抗腫場剤とすることができる。
た。高分子多糖類物質h仲S−80はすぐれた抗腫場作
用を有しており、単独又は他の抗腫傷剤と併用して、す
ぐれた抗腫場剤とすることができる。
次に本発明の製造例及び実施例を示す。
製造例 1
ホェー培地(10%wノvホェー粉+0.5%w′vビ
ール酵母エキス)10〆にLac■bacUI船 ju
則niNo.851、FERM BP一66(FERM
一PNO.5851)を接種し、37C0で2岬時間静
置培養し、培養終了後、遠心分離(1000仇pm、1
5min)にて培養上燈液9.2〆を得る。
ール酵母エキス)10〆にLac■bacUI船 ju
則niNo.851、FERM BP一66(FERM
一PNO.5851)を接種し、37C0で2岬時間静
置培養し、培養終了後、遠心分離(1000仇pm、1
5min)にて培養上燈液9.2〆を得る。
この上燈液に99.5%エチルアルコールを最終濃度と
して35%(v/v)となるように添加する。本操作に
より沈澱物質が認められるようになり、この沈澱物質を
遠心分離(1000比pm、5min)し、沈澱物質1
.2夕を得る。
して35%(v/v)となるように添加する。本操作に
より沈澱物質が認められるようになり、この沈澱物質を
遠心分離(1000比pm、5min)し、沈澱物質1
.2夕を得る。
この沈澱物質にイオン交換水を加え溶解後、不溶性物質
を遠0分離(looo仇pm、1跡in)にて除去する
。
を遠0分離(looo仇pm、1跡in)にて除去する
。
本操作を計3回繰り返すことにより800の9の粗精製
物が得られる。ここに得られた粗精製物を0.09Mり
ん酸緩衝液(pH6.0)に溶解し、同緩衝液で十分に
緩衝化したジエチルアミノエチルセルロース(DEAE
−セルロース)を充填したカラムに負荷する。
物が得られる。ここに得られた粗精製物を0.09Mり
ん酸緩衝液(pH6.0)に溶解し、同緩衝液で十分に
緩衝化したジエチルアミノエチルセルロース(DEAE
−セルロース)を充填したカラムに負荷する。
同緩衝液を流し、DEAE−セルロースに非吸着性物質
を含む通過液を採取する。
を含む通過液を採取する。
非吸着性物質を含む溶液を凍結乾燥した後、イオン交換
水に溶解し、イオン交換水に対して10℃で4日間、透
析チューブにて透析を行なう。透析終了後、透析内液を
凍結乾燥し、高分子多糖類物質MPS−80の凍結乾燥
品500の9を得る。製造例 2 10%w′vのホェー粉溶液10そにビール酵母エキス
を0.5%w/v添加して堵地とした。
水に溶解し、イオン交換水に対して10℃で4日間、透
析チューブにて透析を行なう。透析終了後、透析内液を
凍結乾燥し、高分子多糖類物質MPS−80の凍結乾燥
品500の9を得る。製造例 2 10%w′vのホェー粉溶液10そにビール酵母エキス
を0.5%w/v添加して堵地とした。
この培地にStrepのcoccus thermop
h;lusNo.127、FERM BP−65(FE
RM−PNo.5850)を接種し、370で20時間
静贋培養する。
h;lusNo.127、FERM BP−65(FE
RM−PNo.5850)を接種し、370で20時間
静贋培養する。
培養終了後、遠心分離(1000仇pm、15min)
にて培養上燈液を9ク得る。
にて培養上燈液を9ク得る。
この上燈液に99.5%エチルアルコールを最終濃度と
して50%(v/v)となるように添加する。遠心分離
(1000仇pm、5min)により生じた沈澱物質1
.7夕を得る。この沈澱物質にイオン交換水を加えて溶
解し、遠心分離(1000仇pm、15mh)にて不溶
性物質を除去する。本操作を3回繰り返すことにより1
.2夕の粗精製物が得られる。
して50%(v/v)となるように添加する。遠心分離
(1000仇pm、5min)により生じた沈澱物質1
.7夕を得る。この沈澱物質にイオン交換水を加えて溶
解し、遠心分離(1000仇pm、15mh)にて不溶
性物質を除去する。本操作を3回繰り返すことにより1
.2夕の粗精製物が得られる。
ここに得られた粗精製物を0.09けりん酸緩衝液(p
H6.0)に溶解し、同緩衝液で十分に緩衝化したジヱ
チルアミノエチルセルロース(DEAEーセルロース)
を充填したカラムに負荷する。
H6.0)に溶解し、同緩衝液で十分に緩衝化したジヱ
チルアミノエチルセルロース(DEAEーセルロース)
を充填したカラムに負荷する。
同緩衝液を流し、DEAE−セルロースに非吸着性物質
を含む通過液を採取する。
を含む通過液を採取する。
非吸着性物質を含む溶液を凍結乾燥した後、イオン交換
水に溶解し、イオン交換水に対して1oo0で4日間透
析チューブにて透析を行なう。透析終了後、透析内液を
凍結乾燥し、高分子多糖類物質MPS−8の東結乾燥品
800の夕を得る。ここに得られた標品は、セファロー
ス波によるカラムクロマトグラフィーの結果および超遠
心分析の結果、いずれも単一物質であることが明らかに
なり、標品を水に溶解した場合には無色透明を呈した。
水に溶解し、イオン交換水に対して1oo0で4日間透
析チューブにて透析を行なう。透析終了後、透析内液を
凍結乾燥し、高分子多糖類物質MPS−8の東結乾燥品
800の夕を得る。ここに得られた標品は、セファロー
ス波によるカラムクロマトグラフィーの結果および超遠
心分析の結果、いずれも単一物質であることが明らかに
なり、標品を水に溶解した場合には無色透明を呈した。
実施例 1
Ehr比h腹水爆に対する効果
ddY系8週令の雌性マウスを用い、1群7匹とし、予
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhrlにh
腹水癌細胞を1×1ぴ個腹腔内に移植し、翌日より連続
9日間、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩
水に溶解した実施例1で得た、高分子多糖類物質M円S
−80を腹腔内投与した。
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhrlにh
腹水癌細胞を1×1ぴ個腹腔内に移植し、翌日より連続
9日間、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩
水に溶解した実施例1で得た、高分子多糖類物質M円S
−80を腹腔内投与した。
投与量は15の9′kg/dayおよび60雌′k9′
舷yの2段階とした。高分子多糖類物質MPS一80の
Ehmch腹水癌に対する効果は、対照群に対して試験
群でどの程度延命したかで判定した。
舷yの2段階とした。高分子多糖類物質MPS一80の
Ehmch腹水癌に対する効果は、対照群に対して試験
群でどの程度延命したかで判定した。
結果を第1表に示した。
第1表
第1表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80はE
hrlich腹水癌に対して強い抗癌性を示すことが分
る。
hrlich腹水癌に対して強い抗癌性を示すことが分
る。
実施例 2
Ehr比h腹水癌に対する効果
ddY系8週令の雌性マウスを用い、1群7匹とし、予
め1週間ddY系マウスに総代増殖させたEhr比h腹
水癌細砲を1×1び個腹腔内に移植し、移植日を含め連
続3日間、対照群には生理食塩水を試験群には生理食塩
水に溶解した、実施例2で得た高分子多糖類物質MPS
−80を腹腔内投与した。
め1週間ddY系マウスに総代増殖させたEhr比h腹
水癌細砲を1×1び個腹腔内に移植し、移植日を含め連
続3日間、対照群には生理食塩水を試験群には生理食塩
水に溶解した、実施例2で得た高分子多糖類物質MPS
−80を腹腔内投与した。
投与量は12.5の9′k9/day、25.0雌/k
9/day、および50他′k9/dayの3段階とし
た。結果を第2表に示した。第2表第2表の結果から、
高分子多糠類物質MPS−80は、延命率では顕著な効
果は認められないが60日生存マウスの匹数において有
効性が認められる。
9/day、および50他′k9/dayの3段階とし
た。結果を第2表に示した。第2表第2表の結果から、
高分子多糠類物質MPS−80は、延命率では顕著な効
果は認められないが60日生存マウスの匹数において有
効性が認められる。
実施例 3
Ehr比h固型癌に対する効果
ddY系8週令の雌性マウスを用い、1群8匹とし、予
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhr比h腹
水癌細砲を1×1ぴ個皮下移植し、翌日より連続8日間
、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩水に溶
解した、実施例1で得た高分子多糖類物質MPS−80
を腹腔内投与した。
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhr比h腹
水癌細砲を1×1ぴ個皮下移植し、翌日より連続8日間
、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩水に溶
解した、実施例1で得た高分子多糖類物質MPS−80
を腹腔内投与した。
投与量は12.5の9/k9/舷yおよび25.0爪9
/k9/船yの2段階とした。高分子多糖類物質のEh
rlich固型癌に対する効果は、試験群において、E
hr比h固型癌が消失した動物が何匹認められるかによ
り判定した。
/k9/船yの2段階とした。高分子多糖類物質のEh
rlich固型癌に対する効果は、試験群において、E
hr比h固型癌が消失した動物が何匹認められるかによ
り判定した。
結果を第3表に示した。第3表
第3表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80は、
Ehrlにh団型癌に対して顕著な効果が認められる。
Ehrlにh団型癌に対して顕著な効果が認められる。
実施例 4Sarcoma180腹水腫湯に対する効果
ddY系8週令雌性マウスを用い、1群5匹とし、予め
1週間ddY系マウスに総代増殖させたSarcoma
180腹水腫場細胞を1×1び個腹腔内に移植し、翌日
より連続9日間、対照群には生理食塩水を、試験群には
生理食塩水に溶解した、実施例1で得た高分子多糖類物
質M円S−80を腹腔内投与した。
ddY系8週令雌性マウスを用い、1群5匹とし、予め
1週間ddY系マウスに総代増殖させたSarcoma
180腹水腫場細胞を1×1び個腹腔内に移植し、翌日
より連続9日間、対照群には生理食塩水を、試験群には
生理食塩水に溶解した、実施例1で得た高分子多糖類物
質M円S−80を腹腔内投与した。
投与量は12.5の9/k9′協y、25.0雌/k9
/舷y、50雌/X9/dayの3段階とした。高分子
多糖類物質M肉‐80のSarcoma180腹水腫湯
に対する効果は、対照群に対して試験群でどの程度延命
したかで判定した。結果を第4表に示した。
/舷y、50雌/X9/dayの3段階とした。高分子
多糖類物質M肉‐80のSarcoma180腹水腫湯
に対する効果は、対照群に対して試験群でどの程度延命
したかで判定した。結果を第4表に示した。
第4表
第4表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80はS
arcoma180腹水腫湯に対して強い抗腫場性を示
すのが分る。
arcoma180腹水腫湯に対して強い抗腫場性を示
すのが分る。
実施例 5
リンホサィティック・リュケミアP−38期庫湯に対す
る効果CDF,、6週令の雄性マウスを用い、1群8匹
とし、予め1週間DBAマウスに継代増殖させたP−3
88細胞を5×1ぴ個腹腔内に移植し、マィトマィシン
Cと実施例1で得た高分子多糖類物質MPS−80との
併用実験を行なった。
る効果CDF,、6週令の雄性マウスを用い、1群8匹
とし、予め1週間DBAマウスに継代増殖させたP−3
88細胞を5×1ぴ個腹腔内に移植し、マィトマィシン
Cと実施例1で得た高分子多糖類物質MPS−80との
併用実験を行なった。
対照群には移植翌日より生理食塩水のみを連続10日間
、マイトマィシンC単独投与群には移植翌日にマイトマ
イシンC(1奴9/k9)を1回のみ、マィトマィシン
Cと高分子多糖類物質MPS−80との併用実験群には
、移植翌日にマィトマィシンC(1柵/k9)を1回、
移植後2日目から高分子多糖類物質MPS−80を連続
9日間、それぞれ腹腔内に投与した。高分子多糖類物質
MPS−80の投与量は12.5の9/k9/舷y、2
5.0の9/kg/day、50.0肌9/kg′da
y、および77.5のc/Z9′dayの4段階とした
。高分子多糖類物質MPS−80の併用効果は、延命率
および70日生存マウスの匹数によって判定した。
、マイトマィシンC単独投与群には移植翌日にマイトマ
イシンC(1奴9/k9)を1回のみ、マィトマィシン
Cと高分子多糖類物質MPS−80との併用実験群には
、移植翌日にマィトマィシンC(1柵/k9)を1回、
移植後2日目から高分子多糖類物質MPS−80を連続
9日間、それぞれ腹腔内に投与した。高分子多糖類物質
MPS−80の投与量は12.5の9/k9/舷y、2
5.0の9/kg/day、50.0肌9/kg′da
y、および77.5のc/Z9′dayの4段階とした
。高分子多糖類物質MPS−80の併用効果は、延命率
および70日生存マウスの匹数によって判定した。
結果を第5表に示した。
第5表
第5表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80をマ
ィトマィシンCと併用することにより延命率および70
日生存マウス数を見ると併用効果が認められる。
ィトマィシンCと併用することにより延命率および70
日生存マウス数を見ると併用効果が認められる。
第1図は高分子多糖類物質MPS−80の限外炉過によ
る展開図である。 a・・・・・・高分子多糖類物質MPS−80、b・・
・・・・Blue De幻ran。 第2図は高分子多糖類物質MPS−80の紫外部吸収ス
ペクトルを、第3図は同じく赤外部吸収スペクトルを、
第4図は同じくCI3−NMRスペクトルを示す図であ
る。 第1図 第2図 図 の 船 第4図
る展開図である。 a・・・・・・高分子多糖類物質MPS−80、b・・
・・・・Blue De幻ran。 第2図は高分子多糖類物質MPS−80の紫外部吸収ス
ペクトルを、第3図は同じく赤外部吸収スペクトルを、
第4図は同じくCI3−NMRスペクトルを示す図であ
る。 第1図 第2図 図 の 船 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の理化学的性質を有する高分子多糖類物質MPS
−80を有効成分とする抗腫瘍剤。 (1)元素分析 C:42.2% H:6.9% O:50.4% (2)分子量 (i)限外濾過法による場合。 Sepharose2Bによる限外濾過を行なつた結果
を第1図に示した。 カラムサイズ2.2×40.5cm;1フラクシヨン5
g;試料2.5mg(1ml)を負荷;展開剤0.05
Mりん酸緩衝液(pH6.0);の条件により、本物質
はほぼVoid Volume付近に分画される。 (ii)超遠心法による場合。 0.2Mりん酸緩衝液(pH7.3)に0.1%濃度で
溶解した試料について超遠心法(設定回転数51200
RPM)により沈降定数を求めたところ7.98(S:
Svedberg単位)であつた。 (沈降は単一状態を示した。)(3)融点(分解点) 本物質は262℃付近で変色が始まり、263〜264
℃で黒変する。 (4)比旋光度 〔α〕■=+33.2(C=0.5%) (5)紫外部吸収スペクトル 第2図に示す通りである。 (6)紫外部吸収スペクトル 第3図に示す通りである。 (7)溶剤に対する溶解性 水に可溶、メタノール、エタノール、アセトン、エーテ
ルに不溶。 (8)呈色反応 (i)モーリツシユ反応+ (ii)アンスロン反応+ (iii)システイン−硫酸反応+ (iv)アニリン−塩酸反応− (v)カルバゾール−硫酸反応− (vi)エルソン−モルガン反応− (vii)ビユレツト反応− (9)塩基性、酸性、中性の別 本物質の0.1%〜0.5%水溶液のpHは中性である
。 (10)物質の色 本物質の凍結乾燥物は白色繊維状である。 (11)構成糖の種類 5%SE−52(2mカラム)を使用し、GLCによる
構成糖の種類を調べた。 条件:昇温150℃〜230℃(3℃/min)試料を
2N−H_2SO_4で沸とう水中4時間加水分解し、
炭素バリウムで中和後濾過した。 濾液についてアンバーライトIRA−410およびアン
バーライトIR−120Bで脱塩後、濃縮乾固し、TM
S化してGLCにかけた。 その結果、本物質の構成糖としてグルコース、ガラクト
ースが認められた。(12)構成糖の組成比 試料を2N−H_2SO_4で沸とう水中4時間加水分
解し、炭酸バリウムで中和後濾過し、その濾液についで
酵素法により構成糖の組成比を調べた。 その結果、グルコース:ガラクトース=2.2〜1.9
:1であつた。(13)C^1^3−NMRスペクトル
(D_2O中、TMS基準)(ppm)第4図に結果を
示した。(14)酵素による分解性 0.05M酢酸緩衝液に溶解した本物質について、各種
酵素を作用させた。 酵素による分解性はソモギー・ネルソン法による還元糖
量の増加で判定した。使用した酵素と反応条件。 a α−Amylase(ベーリンガー社)pH5.9
、37℃、4時間b β−Amylase(ベーリンガ
ー社)pH4.8、30℃、4時間c β−Galac
tosidase(ベーリンガー社)pH4.8、30
℃、4時間d Amyloglucosidase(ベ
ーリンガー社)pH4.8、30℃、4時間e α−G
alactosidase(ベーリンガー社)pH4.
8、30℃、4時間上記条件下ではa〜eすべてにおい
て、還元糖量の増加は全く認められなかつた。 (15)LD_5_0 ddY5w♀マウス(平均体重21.3g、1群7匹)
を用い、生理食塩水に溶解した試料を各種投与量で腹腔
内に1回投与した10日間観察しLD_5_0を求めた
。 その結果、LD_5_0は200mg/kg体重以上で
あつた。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP304081A JPS601878B2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 抗腫瘍剤 |
US06/322,183 US4396763A (en) | 1981-01-14 | 1981-11-17 | High molecular polysaccharide MPS-80 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP304081A JPS601878B2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 抗腫瘍剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57117504A JPS57117504A (en) | 1982-07-22 |
JPS601878B2 true JPS601878B2 (ja) | 1985-01-17 |
Family
ID=11546191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP304081A Expired JPS601878B2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601878B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2627779B1 (fr) * | 1988-02-26 | 1991-03-15 | Sodima Union Coop Agricoles | Procede d'epaississement d'un produit du type lait fermente, notamment de yaourt et nouveau polysaccharide utile pour la mise en oeuvre de ce procede |
-
1981
- 1981-01-14 JP JP304081A patent/JPS601878B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57117504A (en) | 1982-07-22 |
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